1: 2019/06/16(日) 19:12:59.50
コッコロ「最高140連無料にゃ」
キャル「はあ? 140連? なによそれ? なんの話?」
コッコロ「140連だにゃ~!」
キャル「意味わかんないわよっ!」
キャル「……ってことがあったのよ」
ペコリーヌ「はあ。それで今度はわたしのところに聞きに来たんですか?」
キャル「あら、ペコリーヌのくせに話がはやいじゃない♪ そういうことよ。わかったらあたしに140連ってなんだか教えなさい?」
ペコリーヌ「それを知らないなんて……キャルちゃんやばいですにゃ」
キャル「突然にゃーにゃー言いだすあんたたちの方がよっぽどヤバイわよ。……ちょっとだけかわいいけどさ」
ペコリーヌ「にゃ~♪」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560679979/
キャル「はあ? 140連? なによそれ? なんの話?」
コッコロ「140連だにゃ~!」
キャル「意味わかんないわよっ!」
キャル「……ってことがあったのよ」
ペコリーヌ「はあ。それで今度はわたしのところに聞きに来たんですか?」
キャル「あら、ペコリーヌのくせに話がはやいじゃない♪ そういうことよ。わかったらあたしに140連ってなんだか教えなさい?」
ペコリーヌ「それを知らないなんて……キャルちゃんやばいですにゃ」
キャル「突然にゃーにゃー言いだすあんたたちの方がよっぽどヤバイわよ。……ちょっとだけかわいいけどさ」
ペコリーヌ「にゃ~♪」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560679979/
2: 2019/06/16(日) 19:14:21.91
キャル「それで? コロ助の言ってた140連ってのは結局なんなのよ?」
ペコリーヌ「それはですね……最高140連無料にゃ!」
キャル「だーかーらぁ……! それがなんだか説明しろって言ってんのよ!」
ペコリーヌ「うーん……。そう言われてもですねぇ……」
キャル「そもそも『最高』ってのも気になるわ。140連以下もあるってこと?」
ペコリーヌ「もちろんです。当然ですけど、ログインしなかったりすると減っちゃいます」
キャル「ろぐいん……?」
ペコリーヌ「あれあれ? キャルちゃんもログインボーナスはもらっていますよね?」
キャル「ボーナス? もらう? いや……ちょっとわかんないわね……」
ペコリーヌ「起きたとき、枕元に置いてません? お金とか、ピンクのチケットとか」
キャル「え……? なに言ってるのかサッパリなんだけど……」
ペコリーヌ「それはですね……最高140連無料にゃ!」
キャル「だーかーらぁ……! それがなんだか説明しろって言ってんのよ!」
ペコリーヌ「うーん……。そう言われてもですねぇ……」
キャル「そもそも『最高』ってのも気になるわ。140連以下もあるってこと?」
ペコリーヌ「もちろんです。当然ですけど、ログインしなかったりすると減っちゃいます」
キャル「ろぐいん……?」
ペコリーヌ「あれあれ? キャルちゃんもログインボーナスはもらっていますよね?」
キャル「ボーナス? もらう? いや……ちょっとわかんないわね……」
ペコリーヌ「起きたとき、枕元に置いてません? お金とか、ピンクのチケットとか」
キャル「え……? なに言ってるのかサッパリなんだけど……」
3: 2019/06/16(日) 19:14:59.39
ペコリーヌ「えぇっと……。一度キャルちゃんのプロフィールを見せてもらってもいいですか?」
キャル「は? プロフィール? そんなものわざわざ書いて持ち歩いてるわけないじゃない」
ペコリーヌ「ぷ、プロフィールが……ないんですか……?」
キャル「ええ。別に普通でしょ? 誰もそんなもの持ってないわよ」
ペコリーヌ「きゃ、キャルちゃん……。まさかキャルちゃんが非正規プレイヤーだったなんて……」
キャル「今度はなに? あたしが非正規プレイヤー? ……ったく、さっきから全然わかんないんだけど!」
ペコリーヌ「コッコロちゃん! 来てください、コッコロちゃん!」
コッコロ「な、何事でございますか……!?」
ペコリーヌ「大変です! キャルちゃん、実は不正者だったんです!」
コッコロ「お、落ち着いてくださいまし……! それはたしかなのですか……!?」
キャル「ちょ、ちょっと……? あたしにもわかるように説明しなさいよ……!」
キャル「は? プロフィール? そんなものわざわざ書いて持ち歩いてるわけないじゃない」
ペコリーヌ「ぷ、プロフィールが……ないんですか……?」
キャル「ええ。別に普通でしょ? 誰もそんなもの持ってないわよ」
ペコリーヌ「きゃ、キャルちゃん……。まさかキャルちゃんが非正規プレイヤーだったなんて……」
キャル「今度はなに? あたしが非正規プレイヤー? ……ったく、さっきから全然わかんないんだけど!」
ペコリーヌ「コッコロちゃん! 来てください、コッコロちゃん!」
コッコロ「な、何事でございますか……!?」
ペコリーヌ「大変です! キャルちゃん、実は不正者だったんです!」
コッコロ「お、落ち着いてくださいまし……! それはたしかなのですか……!?」
キャル「ちょ、ちょっと……? あたしにもわかるように説明しなさいよ……!」
4: 2019/06/16(日) 19:16:02.07
ペコリーヌ「うぅ……どうして……? お友達だって思ってたのに……。信じてたのに……」
キャル「ねえ……なんなのよ……? 冗談にしてはおもしろくないってば……」
コッコロ「……ふむ。この状況でのキャルさまの反応……。大体の事情は理解いたしました」
ペコリーヌ「コッコロちゃん……。しかたないんですよね……?」
コッコロ「はい。消去するほかありません」
キャル「ふ、ふざけないでって言ってるでしょ!? どうして二人して武器なんて構えてるのよ! それに……消去ってなに!?」
コッコロ「申し訳ありません。わたくしたちには、他にどうすることもできないのです」
ペコリーヌ「お別れです、キャルちゃん……」
キャル「……なによ。説明すらしてくれないわけ?」
ペコリーヌ「せめて……せめて苦しくないようにしますから……」
キャル「なにが最高140連無料よ……。そんなものがなければ……あたしたちは今まで通りに──」
ペコリーヌ「さようなら。……大好きでしたよ」
キャル「ねえ……なんなのよ……? 冗談にしてはおもしろくないってば……」
コッコロ「……ふむ。この状況でのキャルさまの反応……。大体の事情は理解いたしました」
ペコリーヌ「コッコロちゃん……。しかたないんですよね……?」
コッコロ「はい。消去するほかありません」
キャル「ふ、ふざけないでって言ってるでしょ!? どうして二人して武器なんて構えてるのよ! それに……消去ってなに!?」
コッコロ「申し訳ありません。わたくしたちには、他にどうすることもできないのです」
ペコリーヌ「お別れです、キャルちゃん……」
キャル「……なによ。説明すらしてくれないわけ?」
ペコリーヌ「せめて……せめて苦しくないようにしますから……」
キャル「なにが最高140連無料よ……。そんなものがなければ……あたしたちは今まで通りに──」
ペコリーヌ「さようなら。……大好きでしたよ」
5: 2019/06/16(日) 19:16:57.58
……
…………
……………………
6: 2019/06/16(日) 19:17:39.25
キャル「ぎゃあああぁ!?」
ペコリーヌ「わぁっ!? ど、どうしたんですかキャルちゃん!?」
キャル「ぺ、ペコリーヌ……? あれ……? あたし、あんたに殺されちゃったはずじゃ……」
ペコリーヌ「起きたと思ったらそんな変なことを言うなんて……さては怖い夢でも見ちゃったんですね? あはは、よしよ~し♪」
キャル「……なでるんじゃないわよ、バカ」
ペコリーヌ「あらら……キャルちゃんの方から抱っこしてくるなんて、珍しいですね?」
キャル「うっさい……。いいから少しジッとしてなさいよ……」
ペコリーヌ「……大丈夫ですよ、キャルちゃん」
ペコリーヌ「夢の中ではどうだったのかわかりませんけど、今キャルちゃんの目の前にいるわたしは、なにがあってもずぅっとキャルちゃんの味方ですから♪」
キャル「信じていいの……?」
ペコリーヌ「信じてください♪」
ペコリーヌ「わぁっ!? ど、どうしたんですかキャルちゃん!?」
キャル「ぺ、ペコリーヌ……? あれ……? あたし、あんたに殺されちゃったはずじゃ……」
ペコリーヌ「起きたと思ったらそんな変なことを言うなんて……さては怖い夢でも見ちゃったんですね? あはは、よしよ~し♪」
キャル「……なでるんじゃないわよ、バカ」
ペコリーヌ「あらら……キャルちゃんの方から抱っこしてくるなんて、珍しいですね?」
キャル「うっさい……。いいから少しジッとしてなさいよ……」
ペコリーヌ「……大丈夫ですよ、キャルちゃん」
ペコリーヌ「夢の中ではどうだったのかわかりませんけど、今キャルちゃんの目の前にいるわたしは、なにがあってもずぅっとキャルちゃんの味方ですから♪」
キャル「信じていいの……?」
ペコリーヌ「信じてください♪」
7: 2019/06/16(日) 19:18:46.92
キャル「……すりすり」
ペコリーヌ「えへへ……♪ ぎゅ~っ☆」
コッコロ「はて。お昼寝をしていたキャルさまが、いつの間にやら甘えんぼさんになってしまっているようですが」
ペコリーヌ「あ、コッコロちゃん! おいっす~☆」
キャル「た、たまにはそういう気分のときもあるのよ……!」
コッコロ「でしたら、わたくしにも子猫のように甘えていただきたい」
キャル「さすがにコロ助にまで甘え始めたら人としておしまいよ。そいつみたいにね」
コッコロ「主さまが抗議の目でキャルさまを見つめていらっしゃいます……。おや、違いますね、どうやらおネムのようです」
キャル「あーあー。コロ助に抱かれたまま寝るなんて。ほんっと赤ちゃんよねぇ」
ペコリーヌ「キャルちゃんもこのまま寝てみません?」
キャル「寝るわけないでしょ。……ま、また今度ね。今は眠くないし」
ペコリーヌ「えへへ……♪ ぎゅ~っ☆」
コッコロ「はて。お昼寝をしていたキャルさまが、いつの間にやら甘えんぼさんになってしまっているようですが」
ペコリーヌ「あ、コッコロちゃん! おいっす~☆」
キャル「た、たまにはそういう気分のときもあるのよ……!」
コッコロ「でしたら、わたくしにも子猫のように甘えていただきたい」
キャル「さすがにコロ助にまで甘え始めたら人としておしまいよ。そいつみたいにね」
コッコロ「主さまが抗議の目でキャルさまを見つめていらっしゃいます……。おや、違いますね、どうやらおネムのようです」
キャル「あーあー。コロ助に抱かれたまま寝るなんて。ほんっと赤ちゃんよねぇ」
ペコリーヌ「キャルちゃんもこのまま寝てみません?」
キャル「寝るわけないでしょ。……ま、また今度ね。今は眠くないし」
8: 2019/06/16(日) 19:21:02.29
カリン「み、みなさ~ん! 大変です! 大ニュースですよー!」
キャル「げっ……。あいつの持ってくる報せなんて、どうせロクなもんじゃないわよ……」
ペコリーヌ「魔物退治の依頼でしょうか? また報酬のお金でおいしいご飯を食べに行けますね♪」
カリン「今日は依頼ではなくて……。じ、実はギルド【美食殿】に加わりたいという方が……」
キャル「はあ? こぉんなヘンテコギルドに入りたいなんて、変わり者もいいとこじゃない? 大丈夫なのかしら、そいつ」
コッコロ「わたくしたちが言えたことではありませんが……その方はよく参加を決意しましたね……」
ペコリーヌ「食を愛する人なら誰でも大歓迎です! さっそく歓迎パーティーを開きましょう♪」
カリン「ふふ、そう言うかな~と思ってその方をここに連れてきてるんです♪ さあ、素敵な仲間が増えますよ♪」
水着キャル「よ、よろしく……。って、こらぁっ!あんまりジロジロ見るんじゃないわよ……!」
キャル「え……?」
コッコロ「むう。主さま、また限定ガチャを回したのですね。節約しましょう、とあれだけ申しましたのに」
ペコリーヌ「わぁい! 水着のキャルちゃんもかんわいいですねぇ~♪ 食べちゃいたいくらいかわいいです☆」
キャル「また……夢、よね……?」
キャル「げっ……。あいつの持ってくる報せなんて、どうせロクなもんじゃないわよ……」
ペコリーヌ「魔物退治の依頼でしょうか? また報酬のお金でおいしいご飯を食べに行けますね♪」
カリン「今日は依頼ではなくて……。じ、実はギルド【美食殿】に加わりたいという方が……」
キャル「はあ? こぉんなヘンテコギルドに入りたいなんて、変わり者もいいとこじゃない? 大丈夫なのかしら、そいつ」
コッコロ「わたくしたちが言えたことではありませんが……その方はよく参加を決意しましたね……」
ペコリーヌ「食を愛する人なら誰でも大歓迎です! さっそく歓迎パーティーを開きましょう♪」
カリン「ふふ、そう言うかな~と思ってその方をここに連れてきてるんです♪ さあ、素敵な仲間が増えますよ♪」
水着キャル「よ、よろしく……。って、こらぁっ!あんまりジロジロ見るんじゃないわよ……!」
キャル「え……?」
コッコロ「むう。主さま、また限定ガチャを回したのですね。節約しましょう、とあれだけ申しましたのに」
ペコリーヌ「わぁい! 水着のキャルちゃんもかんわいいですねぇ~♪ 食べちゃいたいくらいかわいいです☆」
キャル「また……夢、よね……?」
9: 2019/06/16(日) 19:21:44.66
おしまい
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