10: 2010/12/24(金) 21:36:23.67
梓「なんてねー」
梓「はぁ……もうそんなこんなで24日だよ」
梓「メールでも送ってみようかな」
梓「いまごろ唯先輩、憂と仲良くやってるのかな」
梓「……」
梓「いくじなし」
梓「いいもん! この際どうなったってしらない」
pipipipi
梓「直接電話してみよう」
prrrrr
梓(聖夜か……奇跡ってあるのかな)
梓「はぁ……もうそんなこんなで24日だよ」
梓「メールでも送ってみようかな」
梓「いまごろ唯先輩、憂と仲良くやってるのかな」
梓「……」
梓「いくじなし」
梓「いいもん! この際どうなったってしらない」
pipipipi
梓「直接電話してみよう」
prrrrr
梓(聖夜か……奇跡ってあるのかな)
12: 2010/12/24(金) 21:41:14.32
唯「もしもしあずにゃん?」
梓「あ、唯先輩」
唯「どしたのー」
梓「あの……今日」
唯「あ! そうだね。 メリークリスマス!」
梓「ふふ、クリスマスは明日ですよ」
唯「ごめんねー今年は受験のせいでパーティできなくて」
梓「いえいいんです。勉強はかどってますか?」
唯「まぁねー」
梓「なんかテレビの音きこえますけど」
唯「あちゃーバレちゃったか」
梓「だめじゃないですか。しっかり勉強しなきゃ!」
梓「唯先輩にとってはかなりランクの高い大学なんですから!」
唯「イブにまであずにゃんさんにお説教されちゃった……」
梓「あ、その……すいませんそういうつもりじゃ」
梓「あ、唯先輩」
唯「どしたのー」
梓「あの……今日」
唯「あ! そうだね。 メリークリスマス!」
梓「ふふ、クリスマスは明日ですよ」
唯「ごめんねー今年は受験のせいでパーティできなくて」
梓「いえいいんです。勉強はかどってますか?」
唯「まぁねー」
梓「なんかテレビの音きこえますけど」
唯「あちゃーバレちゃったか」
梓「だめじゃないですか。しっかり勉強しなきゃ!」
梓「唯先輩にとってはかなりランクの高い大学なんですから!」
唯「イブにまであずにゃんさんにお説教されちゃった……」
梓「あ、その……すいませんそういうつもりじゃ」
14: 2010/12/24(金) 21:45:04.82
唯「なんだかあずにゃんに会いたくなったなー」
梓「えっ」
唯「声だけじゃ今日のあずにゃん分補給できないよー」
梓「そ、そうですか……」
唯「ん? どったの?」
梓「あの、忙しいのはわかってますけど……・」
唯「うん」
梓「これから会えませんか?」
唯「おぉ!?」
梓「あ、やっぱり忘れてください……無理言ってすいません」
唯「やったー! あずにゃん一緒におでかけしようよ!」
梓「でも勉強が……」
唯「どうせそわそわして集中できないしいいよー」
梓「すいませんすいません! ほんと邪魔しちゃって」
唯「ふふ、ういヤツういヤツ」
梓「えっ」
唯「声だけじゃ今日のあずにゃん分補給できないよー」
梓「そ、そうですか……」
唯「ん? どったの?」
梓「あの、忙しいのはわかってますけど……・」
唯「うん」
梓「これから会えませんか?」
唯「おぉ!?」
梓「あ、やっぱり忘れてください……無理言ってすいません」
唯「やったー! あずにゃん一緒におでかけしようよ!」
梓「でも勉強が……」
唯「どうせそわそわして集中できないしいいよー」
梓「すいませんすいません! ほんと邪魔しちゃって」
唯「ふふ、ういヤツういヤツ」
16: 2010/12/24(金) 21:48:12.21
唯「じゃあ早速迎えにいくねー」
梓「は、はい。待ってます……」
唯「マッハでいくよー! トンちゃんより疾いよー!」
梓「全然早くないですね」
唯「じゃあまた後でねー」
梓「はい!」
唯「……」
梓「どうしたんですか?」
唯「電話、あずにゃんから切ってよ」
梓「えっと……」
梓「それじゃあ……」
唯「……ふんす!」
梓「ふふ、やっぱり唯先輩から切ってください」
唯「えぇ~」
梓「すぐ会えますから」
梓「は、はい。待ってます……」
唯「マッハでいくよー! トンちゃんより疾いよー!」
梓「全然早くないですね」
唯「じゃあまた後でねー」
梓「はい!」
唯「……」
梓「どうしたんですか?」
唯「電話、あずにゃんから切ってよ」
梓「えっと……」
梓「それじゃあ……」
唯「……ふんす!」
梓「ふふ、やっぱり唯先輩から切ってください」
唯「えぇ~」
梓「すぐ会えますから」
17: 2010/12/24(金) 21:52:17.07
唯「じゃあね~」
ガチャ ツーツー
梓「……」
梓「……やったぁ」
梓「唯先輩……」
梓「憂ごめん。私唯先輩の邪魔しちゃった……」
梓「……でも嬉しい……かも」
梓「あ! 急いで準備しなきゃ!」
梓「なに来ていこう」
梓「うわっこんな日に限ってオキニの服洗濯中だ!」
梓「もう、唯先輩じゃあるまいしこんなに計画性がないなんて」
梓「どこに行こうかな」
梓「お昼どうしよう」
梓「唯先輩どんな格好でくるのかな」
梓「……クス」
ガチャ ツーツー
梓「……」
梓「……やったぁ」
梓「唯先輩……」
梓「憂ごめん。私唯先輩の邪魔しちゃった……」
梓「……でも嬉しい……かも」
梓「あ! 急いで準備しなきゃ!」
梓「なに来ていこう」
梓「うわっこんな日に限ってオキニの服洗濯中だ!」
梓「もう、唯先輩じゃあるまいしこんなに計画性がないなんて」
梓「どこに行こうかな」
梓「お昼どうしよう」
梓「唯先輩どんな格好でくるのかな」
梓「……クス」
20: 2010/12/24(金) 21:56:08.20
唯「やっほー! あずにゃーん!」
梓「ど、どうもです。結構早かったですね」
唯「うん。実はすでに出かける準備してたんだー」
唯「憂の目を盗んで」
梓「どこへ逃げ出すっていうんですか」
唯「そりゃあ愛すべき後輩のもとさ!」
梓「うっ……」
梓「(平気でそういうこと言うんだから……)
唯「あずにゃんの服はいつも可愛いねぇ」
梓「唯先輩はいつもおかしなもの着てますよね」
唯「そうかなー澪ちゃんよりマシかと!」
梓「アハハ。それすごく失礼ですよ」
唯「じゃあまずはどこ行く?」
梓「そうですね……近場のほうがいいですよね」
唯「うん。商店街とか?」
梓「ど、どうもです。結構早かったですね」
唯「うん。実はすでに出かける準備してたんだー」
唯「憂の目を盗んで」
梓「どこへ逃げ出すっていうんですか」
唯「そりゃあ愛すべき後輩のもとさ!」
梓「うっ……」
梓「(平気でそういうこと言うんだから……)
唯「あずにゃんの服はいつも可愛いねぇ」
梓「唯先輩はいつもおかしなもの着てますよね」
唯「そうかなー澪ちゃんよりマシかと!」
梓「アハハ。それすごく失礼ですよ」
唯「じゃあまずはどこ行く?」
梓「そうですね……近場のほうがいいですよね」
唯「うん。商店街とか?」
21: 2010/12/24(金) 21:59:40.94
梓「さすがにクリスマスに商店街はちょっと……」
唯「んぅ~じゃあモールとか?」
梓「いいですね! 去年できたガーデンズいってみません?」
唯「おっけー。電車ですぐだねー」
梓(これってデートなのかな)
梓(デート……だよね?)
梓(うん。デートに違いない)
梓「だってクリスマスだもん……」
唯「ん?なんか言った?」
梓「あ、いえ」
唯「あずにゃんと二人でお出かけするの久しぶりだね~」
梓「そうですね。最近はなかなか時間もなくて」
唯「受験なんてなくなっちゃえばいいのに」
梓「ちゃんと明日から勉強してくださいね?」
唯「ほいほーい」
唯「んぅ~じゃあモールとか?」
梓「いいですね! 去年できたガーデンズいってみません?」
唯「おっけー。電車ですぐだねー」
梓(これってデートなのかな)
梓(デート……だよね?)
梓(うん。デートに違いない)
梓「だってクリスマスだもん……」
唯「ん?なんか言った?」
梓「あ、いえ」
唯「あずにゃんと二人でお出かけするの久しぶりだね~」
梓「そうですね。最近はなかなか時間もなくて」
唯「受験なんてなくなっちゃえばいいのに」
梓「ちゃんと明日から勉強してくださいね?」
唯「ほいほーい」
22: 2010/12/24(金) 22:03:54.81
唯「着いた!」
梓「予想はしてましたけど、やっぱり人だらけですね」
唯「おぉ~アベックばっかりだよあずにゃん!」
梓「う……そうですね」
唯「よーしカップル狩りしようよ」
梓「さわ子先生みたいなこと言わないでください」
唯「私たちってどんな風にみえるのかなー」
梓「え、それって……」
唯「モテナイ女、ふたり旅!」
梓「はぁ……そうですか」
唯「みんな呼んだらよかった?」
梓「だめ! あ、いえなんでもないです」
唯「? いまさらだけどちょっと電話してみようかな」
梓(唯先輩の馬鹿……)
唯「もしもし澪ちゃん? んー今ね、あずにゃんとね~」
梓「予想はしてましたけど、やっぱり人だらけですね」
唯「おぉ~アベックばっかりだよあずにゃん!」
梓「う……そうですね」
唯「よーしカップル狩りしようよ」
梓「さわ子先生みたいなこと言わないでください」
唯「私たちってどんな風にみえるのかなー」
梓「え、それって……」
唯「モテナイ女、ふたり旅!」
梓「はぁ……そうですか」
唯「みんな呼んだらよかった?」
梓「だめ! あ、いえなんでもないです」
唯「? いまさらだけどちょっと電話してみようかな」
梓(唯先輩の馬鹿……)
唯「もしもし澪ちゃん? んー今ね、あずにゃんとね~」
23: 2010/12/24(金) 22:08:19.03
唯「えぇ~クリスマスだよ? 一人は寂しいよ~」
唯「うん。はい。わかってます! 一緒に合格するよ?」
唯「息抜きは必要だって~」
唯「澪ちゃんつめたーい!」
唯「クールビューティー澪ちゃん」
唯「そこをなんとか」
唯「うぅ~」
唯「そっかぁ。じゃあね」
梓「ど、どうなりました?」
唯「澪ちゃんは勉強にとりつかれたんだよ!」
唯「何を聞いてもy=2しか答えなかった!」
梓「嘘付かないでください。それで」
唯「断られちゃった~。これじゃありっちゃんもムギちゃんも無理かなー」
梓「まぁみなさん忙しいですし。ふたりきりでも……」
唯「うん。はい。わかってます! 一緒に合格するよ?」
唯「息抜きは必要だって~」
唯「澪ちゃんつめたーい!」
唯「クールビューティー澪ちゃん」
唯「そこをなんとか」
唯「うぅ~」
唯「そっかぁ。じゃあね」
梓「ど、どうなりました?」
唯「澪ちゃんは勉強にとりつかれたんだよ!」
唯「何を聞いてもy=2しか答えなかった!」
梓「嘘付かないでください。それで」
唯「断られちゃった~。これじゃありっちゃんもムギちゃんも無理かなー」
梓「まぁみなさん忙しいですし。ふたりきりでも……」
24: 2010/12/24(金) 22:12:56.52
唯「あずにゃんとふたりぼっち~」
梓「嫌ですか?」
唯「そんなことないよ~」
唯「ほら行こうよ。手をつなごう」
梓「け、結構です」
唯「あったかいよ?」
梓「しってますけど……恥ずかしいので」
唯「周りはみんなやってるよ? ほれ見てみ」
梓「カップルですもんね……」
唯「しどいあずにゃん!私のことは遊びだったのね!」
梓「あ、ちょ、ちょっとわかりましたから恥ずかしい事しないでください」
唯「あずにゃんのお手手ちっさいねー」
梓「嫌ですか?」
唯「そんなことないよ~」
唯「ほら行こうよ。手をつなごう」
梓「け、結構です」
唯「あったかいよ?」
梓「しってますけど……恥ずかしいので」
唯「周りはみんなやってるよ? ほれ見てみ」
梓「カップルですもんね……」
唯「しどいあずにゃん!私のことは遊びだったのね!」
梓「あ、ちょ、ちょっとわかりましたから恥ずかしい事しないでください」
唯「あずにゃんのお手手ちっさいねー」
31: 2010/12/24(金) 22:32:29.22
梓「唯先輩の手ってすごくあったかいですけど」
唯「けど?」
梓「やっぱり指固いですね」
唯「あずにゃんもね」
梓「いい傾向じゃないですか」
唯「ふんす! ほれほれ」
梓「手のひらくすぐるのやめてください」
唯「腕もからましてみる?」
梓「それだとカップルみたいに見えますけど」
唯「そっかー。それは恥ずかしいかなー」
梓(やっちゃった……)
唯「でもまぁこんな日だしいいよね?」
ガシ
梓「えっ、ぇ?」
唯「けど?」
梓「やっぱり指固いですね」
唯「あずにゃんもね」
梓「いい傾向じゃないですか」
唯「ふんす! ほれほれ」
梓「手のひらくすぐるのやめてください」
唯「腕もからましてみる?」
梓「それだとカップルみたいに見えますけど」
唯「そっかー。それは恥ずかしいかなー」
梓(やっちゃった……)
唯「でもまぁこんな日だしいいよね?」
ガシ
梓「えっ、ぇ?」
33: 2010/12/24(金) 22:36:12.34
唯「ほらあずにゃんのほうがちびっこいんだから寄りかかっていいんだよ?」
梓「う……」
唯「遠慮しないで!」
梓「そうですか? じゃあ……」
スス
唯「おぉ! なんだかほんとに恋人さんみたいだよ!」
梓「果たしてそう見えますかね」
唯「どっちかっていうよ仲良し姉妹だよねー」
梓「はい……まぁいっか」
唯「今日は何みよっかー」
梓「服たりてます?」
唯「んーあんまり最近外でないからねー寒いし」
梓「だろうと思いました」
唯「それに服ってシャツ以外何買えばいいかわからないし」
梓「なら私が見繕ってあげます!」
梓「う……」
唯「遠慮しないで!」
梓「そうですか? じゃあ……」
スス
唯「おぉ! なんだかほんとに恋人さんみたいだよ!」
梓「果たしてそう見えますかね」
唯「どっちかっていうよ仲良し姉妹だよねー」
梓「はい……まぁいっか」
唯「今日は何みよっかー」
梓「服たりてます?」
唯「んーあんまり最近外でないからねー寒いし」
梓「だろうと思いました」
唯「それに服ってシャツ以外何買えばいいかわからないし」
梓「なら私が見繕ってあげます!」
36: 2010/12/24(金) 22:40:11.43
唯「まずはこの辺から」
梓「ちょ、そこ高いですよ!」
唯「そっかなー」
梓「そういえばお金あります?」
唯「あ……」
梓「……」
唯「あずにゃんさーん……」
梓「私も文無しです。年の瀬ですし」
唯「えぇ~じゃあ何しにこんなとこまできたのー?」
梓「ま、街行くカップル観察的な……」
唯「ますます惨めになるよ」
梓「い、いいじゃないですかこうやってぶらぶらしてるだけでも」
梓「結構楽しかったり……」モニョモニョ
唯「ちゃんとしゃべってよあずにゃーん」
梓「先にお昼にします!」
梓「ちょ、そこ高いですよ!」
唯「そっかなー」
梓「そういえばお金あります?」
唯「あ……」
梓「……」
唯「あずにゃんさーん……」
梓「私も文無しです。年の瀬ですし」
唯「えぇ~じゃあ何しにこんなとこまできたのー?」
梓「ま、街行くカップル観察的な……」
唯「ますます惨めになるよ」
梓「い、いいじゃないですかこうやってぶらぶらしてるだけでも」
梓「結構楽しかったり……」モニョモニョ
唯「ちゃんとしゃべってよあずにゃーん」
梓「先にお昼にします!」
37: 2010/12/24(金) 22:44:21.02
唯「フードコートがいいかな?」
梓「席いっぱいじゃないですか?」
唯「うん。カップルでいっぱい」
梓「それことさら強調されましても……」
唯「5階に食べるお店いっぱいあるみたいだよー」
梓「さすがにすごく混んでますね」
唯「じゃあそこのスーパーで適当に買う?」
梓「う、イズミヤ……あんまりその、ムードというか」
唯「あちゃーあずにゃんはそういうの気にするタイプかー」
梓「クリスマスですし……」
唯「私はあずにゃんと一緒ならどこでもいいよ?」
梓「そりゃあ本音いうと私もそうですけど」
梓「せっかくここまできたんですから……」
唯「じゃあちょっと並ぼ!」
梓「はい!」
梓「席いっぱいじゃないですか?」
唯「うん。カップルでいっぱい」
梓「それことさら強調されましても……」
唯「5階に食べるお店いっぱいあるみたいだよー」
梓「さすがにすごく混んでますね」
唯「じゃあそこのスーパーで適当に買う?」
梓「う、イズミヤ……あんまりその、ムードというか」
唯「あちゃーあずにゃんはそういうの気にするタイプかー」
梓「クリスマスですし……」
唯「私はあずにゃんと一緒ならどこでもいいよ?」
梓「そりゃあ本音いうと私もそうですけど」
梓「せっかくここまできたんですから……」
唯「じゃあちょっと並ぼ!」
梓「はい!」
39: 2010/12/24(金) 22:49:27.82
梓「ふぅ。おいしかったですね」
唯「うわーんもう今月お金ないよー」
梓「よくばって無駄にデザートたのむからです」
唯「あずにゃんも食べたくせにー」
梓「次はどこへいきます」
唯「雑貨屋さんとかかなー」
梓「部室に合いそうなインテリア探しましょうか」
唯「うん!」
ギュ
憂「また腕組んでますね……」
律「いやーお暑いですなー」
澪「クリスマスなのにな! 真冬なのになんでだろうな!」
紬「うふふふふふふ」
律「お、雑貨屋に入るみたいだぞ」
澪「追跡だ」
唯「うわーんもう今月お金ないよー」
梓「よくばって無駄にデザートたのむからです」
唯「あずにゃんも食べたくせにー」
梓「次はどこへいきます」
唯「雑貨屋さんとかかなー」
梓「部室に合いそうなインテリア探しましょうか」
唯「うん!」
ギュ
憂「また腕組んでますね……」
律「いやーお暑いですなー」
澪「クリスマスなのにな! 真冬なのになんでだろうな!」
紬「うふふふふふふ」
律「お、雑貨屋に入るみたいだぞ」
澪「追跡だ」
42: 2010/12/24(金) 22:53:58.56
律「あーあ。私たちクリスマスイブだってのになにしてんだろうな」
澪「え?尾行だろ?」
律「いやいやそういう意味じゃなくてさ」
憂「みなさん勉強はいいんですか?」
紬「これとどっちが大事だと思ってるの?」
律「ムギはなんでそんなにイキイキしてるんだよ」
澪「あーむしゃくしゃする。カップルだらけじゃないかココ」
律「我がけいおん部のほこる最強のカップルも来てることだしな」
紬「あ、いま出てきました!」
憂「なんか買ってるよー」
澪「どーせペアカップとかそんなんだろ!」
律「ムギに対して澪はどうしてそんなイライラしてるんだよ」
澪「勉強のストレス発散のつもりだったんだ!」
憂「お姉ちゃんも梓ちゃんも楽しそう……」
紬「二人のあの笑顔は最高のクリスマスプレゼントね」
澪「え?尾行だろ?」
律「いやいやそういう意味じゃなくてさ」
憂「みなさん勉強はいいんですか?」
紬「これとどっちが大事だと思ってるの?」
律「ムギはなんでそんなにイキイキしてるんだよ」
澪「あーむしゃくしゃする。カップルだらけじゃないかココ」
律「我がけいおん部のほこる最強のカップルも来てることだしな」
紬「あ、いま出てきました!」
憂「なんか買ってるよー」
澪「どーせペアカップとかそんなんだろ!」
律「ムギに対して澪はどうしてそんなイライラしてるんだよ」
澪「勉強のストレス発散のつもりだったんだ!」
憂「お姉ちゃんも梓ちゃんも楽しそう……」
紬「二人のあの笑顔は最高のクリスマスプレゼントね」
45: 2010/12/24(金) 22:57:28.86
梓「唯先輩」
唯「なんじゃい?」
梓「さっきから視線を感じるというか……」
唯「そっかな」
梓「やっぱりいくらクリスマスといえど私たち浮いてるんですかね」
唯「大注目だね!」
梓「ちょっといまさらながら恥ずかしくなってきました……」
唯「お店の中暖房きいてるし結構暑いねコレ」
梓「いったんいいですか?」
唯「うん」
律「お、腕組むのやめたぞ」
澪「亀裂はっせーい!!」
紬「そんな……ありえないわ!」
憂「みなさんのほうが楽しそうですね」
律「おいおいこれハプニング発生か!?」
唯「なんじゃい?」
梓「さっきから視線を感じるというか……」
唯「そっかな」
梓「やっぱりいくらクリスマスといえど私たち浮いてるんですかね」
唯「大注目だね!」
梓「ちょっといまさらながら恥ずかしくなってきました……」
唯「お店の中暖房きいてるし結構暑いねコレ」
梓「いったんいいですか?」
唯「うん」
律「お、腕組むのやめたぞ」
澪「亀裂はっせーい!!」
紬「そんな……ありえないわ!」
憂「みなさんのほうが楽しそうですね」
律「おいおいこれハプニング発生か!?」
47: 2010/12/24(金) 23:01:16.70
梓(ずっとくっついてたから体火照ってる……)
唯「ほげー」
梓(唯先輩はあっけらかんとしてるなー)
唯「ん? 何か顔についてる? はっ、まさかお昼のチョコパフェ!?」
梓「いえいえ」
梓「唯先輩はあんまり緊張とかしないのかなーって思って」
唯「緊張?なんで?」
唯「ライブ前とかは緊張するよ?」
梓「あーそうじゃなくて……その」
唯「?」
律「なんか梓気まずそうだぞ」
澪「唯がなんかしたのかな」
紬「……むぎぎ」
憂「皆さんもうちょっと顔引っ込めてください。見つかりますよ!」
唯「ほげー」
梓(唯先輩はあっけらかんとしてるなー)
唯「ん? 何か顔についてる? はっ、まさかお昼のチョコパフェ!?」
梓「いえいえ」
梓「唯先輩はあんまり緊張とかしないのかなーって思って」
唯「緊張?なんで?」
唯「ライブ前とかは緊張するよ?」
梓「あーそうじゃなくて……その」
唯「?」
律「なんか梓気まずそうだぞ」
澪「唯がなんかしたのかな」
紬「……むぎぎ」
憂「皆さんもうちょっと顔引っ込めてください。見つかりますよ!」
50: 2010/12/24(金) 23:05:43.21
梓「例えばですけど、誰かと一緒にいて緊張するとかありませんか?」
唯「んー」
唯「んー?」
梓「二人っきりだとドキドキするとか」
梓(しまったちょっとストレートすぎた……)
唯「そうだねー。さわちゃんや和ちゃんといるとドキドキすることはあるよ?」
梓「えっ!?」
唯「身構えちゃうかな」
梓「……うそ……」
唯「あずにゃんもそうなの?」
梓「……どうしてですか」
梓「私は唯先輩といるとこんなに……」
梓「……」
唯「ん?」
唯「よく聞こえなかったよあずにゃん」
唯「んー」
唯「んー?」
梓「二人っきりだとドキドキするとか」
梓(しまったちょっとストレートすぎた……)
唯「そうだねー。さわちゃんや和ちゃんといるとドキドキすることはあるよ?」
梓「えっ!?」
唯「身構えちゃうかな」
梓「……うそ……」
唯「あずにゃんもそうなの?」
梓「……どうしてですか」
梓「私は唯先輩といるとこんなに……」
梓「……」
唯「ん?」
唯「よく聞こえなかったよあずにゃん」
51: 2010/12/24(金) 23:08:56.93
澪「やばい……なんかますます空気が」
憂「お姉ちゃん馬鹿あああ」
紬「声が聞こえないから状況がわからないわ!」
律「まーたやっちまったか唯の奴」
澪「これ、どうしたらいい」
律「もうちょっと見守るか」
紬「唯ちゃんあとでお仕置きしなきゃ……」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃん頑張って!」
律「てかお腹すいたな」
澪「私メロンパン」
紬「私焼きそばパン~」
憂「私はランチパックのたまごがいいです」
律「あたしがいくんかいっ!!」
澪「イズミヤそこだぞ」
律「へいへい、進展があったらおしえろよー?」
憂「お姉ちゃん馬鹿あああ」
紬「声が聞こえないから状況がわからないわ!」
律「まーたやっちまったか唯の奴」
澪「これ、どうしたらいい」
律「もうちょっと見守るか」
紬「唯ちゃんあとでお仕置きしなきゃ……」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃん頑張って!」
律「てかお腹すいたな」
澪「私メロンパン」
紬「私焼きそばパン~」
憂「私はランチパックのたまごがいいです」
律「あたしがいくんかいっ!!」
澪「イズミヤそこだぞ」
律「へいへい、進展があったらおしえろよー?」
53: 2010/12/24(金) 23:13:44.29
梓「……」
唯「どうしたの? お腹いたいの?」
梓「……唯先輩はずるいですね」
梓「手つないだり、腕組んだり、いっしょにパフェつついたり」
唯「?」
梓「おもわせぶりな事しておいて……」
唯「あずにゃん?」
梓「あっ、雨」
唯「うそー降ってきちゃった」
梓「もう今日は帰りましょう」
唯「えぇーまだもうちょっといたいよー」
梓「……帰りましょ?」
唯「あずにゃんがそういうなら……」
梓(唯先輩の馬鹿……)
梓(でも私は……もっと馬鹿)
唯「どうしたの? お腹いたいの?」
梓「……唯先輩はずるいですね」
梓「手つないだり、腕組んだり、いっしょにパフェつついたり」
唯「?」
梓「おもわせぶりな事しておいて……」
唯「あずにゃん?」
梓「あっ、雨」
唯「うそー降ってきちゃった」
梓「もう今日は帰りましょう」
唯「えぇーまだもうちょっといたいよー」
梓「……帰りましょ?」
唯「あずにゃんがそういうなら……」
梓(唯先輩の馬鹿……)
梓(でも私は……もっと馬鹿)
56: 2010/12/24(金) 23:17:25.80
律「おーっす。ただいま!」
律「いやーすまんすまんイズミヤ広くってどこになにがあるのやら」
紬「……」
律「ってあれ? どした?」
澪「……はぁーあ」
律「まさか……」
憂「うぅ……」
紬「二人とも帰るみたいよ」
律「なんだってーっ!!?」
澪「しかもこの雨」モグモグ
憂「最悪ですね」ムシャムシャ
紬「梓ちゃん可哀想」バクバク
律「なんだよそれ! 唯のやつ~!!」
憂「待ってください。まだどうなるかわかりません」
紬「そうね普通に雨のせいでしらけちゃっただけかもしれないし!」
律「いやーすまんすまんイズミヤ広くってどこになにがあるのやら」
紬「……」
律「ってあれ? どした?」
澪「……はぁーあ」
律「まさか……」
憂「うぅ……」
紬「二人とも帰るみたいよ」
律「なんだってーっ!!?」
澪「しかもこの雨」モグモグ
憂「最悪ですね」ムシャムシャ
紬「梓ちゃん可哀想」バクバク
律「なんだよそれ! 唯のやつ~!!」
憂「待ってください。まだどうなるかわかりません」
紬「そうね普通に雨のせいでしらけちゃっただけかもしれないし!」
59: 2010/12/24(金) 23:22:01.12
梓(最初はいい感じだったのになー)
梓(やっぱり私たちには早かったのかなー)
梓「唯先輩……今日はすいませんでした」
唯「あ、あやまらないでよぅ」
梓「こんなことなら……」
唯「だめ! だめだよあずにゃんそんなこと言っちゃ」
梓「でも……だって私……グス」
唯「あ、あ、あずにゃん? 泣かないで」
梓「ウック ごめんなさい。私先かえっていいですか」
唯「どうしたの? あずにゃんらしくないよ」
梓「私らしさってなんですか。私のことどこまでわかるっていうんですか!」
唯「……一緒に帰ろ?」
梓「……はい。取り乱してすいませんでした」
唯「なんだか今日はあずにゃん謝ってばかりだね」
唯「あずにゃんは何も悪いことしてないよ?」
梓(やっぱり私たちには早かったのかなー)
梓「唯先輩……今日はすいませんでした」
唯「あ、あやまらないでよぅ」
梓「こんなことなら……」
唯「だめ! だめだよあずにゃんそんなこと言っちゃ」
梓「でも……だって私……グス」
唯「あ、あ、あずにゃん? 泣かないで」
梓「ウック ごめんなさい。私先かえっていいですか」
唯「どうしたの? あずにゃんらしくないよ」
梓「私らしさってなんですか。私のことどこまでわかるっていうんですか!」
唯「……一緒に帰ろ?」
梓「……はい。取り乱してすいませんでした」
唯「なんだか今日はあずにゃん謝ってばかりだね」
唯「あずにゃんは何も悪いことしてないよ?」
61: 2010/12/24(金) 23:25:40.74
唯「ほら、ね?」
唯「手つなご?」
梓「……はい」
ギュ
唯「ふふ、仲良し仲良し」
梓(……唯先輩嬉しそう。でも……)
和「あら唯じゃない。奇遇ね。二人で買い物?」
唯「あ! 和ちゃん! ハッピーメリークリスマース!」
バッ
梓「ッ!!」
律「あー」
澪「唯……お前」
紬「馬鹿……ほんと馬鹿よ……」
憂「梓ちゃんの気持ちを考えると居ても立ってもいられないよ……」
唯「手つなご?」
梓「……はい」
ギュ
唯「ふふ、仲良し仲良し」
梓(……唯先輩嬉しそう。でも……)
和「あら唯じゃない。奇遇ね。二人で買い物?」
唯「あ! 和ちゃん! ハッピーメリークリスマース!」
バッ
梓「ッ!!」
律「あー」
澪「唯……お前」
紬「馬鹿……ほんと馬鹿よ……」
憂「梓ちゃんの気持ちを考えると居ても立ってもいられないよ……」
63: 2010/12/24(金) 23:29:50.74
梓「……」
和「あら? もしかしてお邪魔しちゃった?」
唯「んえ? 和ちゃんこれから暇ー?」
和「えぇ暇だけど。雨降ってるけどどこか行くの?」
梓「……」
唯「あ! あずにゃんごめんごめん。ほらもっかい手」
梓「……しりません」
唯「あずにゃん? 怒ってる?」
梓「しりませんっ!!」ダッ
唯「あずにゃん!!? 待って!どこいくの!?」
和「あ……私のせいだったり?」
唯「いやいや和ちゃんは悪くないよホント」
唯「あずにゃんどうしたんだろう」
唯「お腹いたいなら言ってくれればトイレくらい待ってあげたのに」
和「唯……」
和「あら? もしかしてお邪魔しちゃった?」
唯「んえ? 和ちゃんこれから暇ー?」
和「えぇ暇だけど。雨降ってるけどどこか行くの?」
梓「……」
唯「あ! あずにゃんごめんごめん。ほらもっかい手」
梓「……しりません」
唯「あずにゃん? 怒ってる?」
梓「しりませんっ!!」ダッ
唯「あずにゃん!!? 待って!どこいくの!?」
和「あ……私のせいだったり?」
唯「いやいや和ちゃんは悪くないよホント」
唯「あずにゃんどうしたんだろう」
唯「お腹いたいなら言ってくれればトイレくらい待ってあげたのに」
和「唯……」
64: 2010/12/24(金) 23:35:05.23
梓(唯先輩は和先輩といたほうが楽しいんだ)
梓(そりゃそうだよね。一体何年の付き合いだっていうの)
梓(私なんてたかだか数年)
梓(唯先輩……和先輩と会ったときすごく手がビクってしてた)
梓(私といるときはカケラもドキドキしてないくせに……)
梓(もうしらない! クリスマスなんて滅びてしまえ!)
梓(唯先輩も和先輩もけいおんもギターも、もうしらない!)
唯「どうしよう、あずにゃんがどこか行っちゃったよ」オロオロ
和「落ち着きなさいよ唯。まだ近くにいるわ」
唯「一体どうして!? さっきまで楽しそうだったのに」
律「は~い唯選手レッドカードで~す」
唯「りっちゃん!!?」
澪「ばっかだなぁほんとに」
唯「澪ちゃん!? ムギちゃんも! 憂まで!?」
梓(そりゃそうだよね。一体何年の付き合いだっていうの)
梓(私なんてたかだか数年)
梓(唯先輩……和先輩と会ったときすごく手がビクってしてた)
梓(私といるときはカケラもドキドキしてないくせに……)
梓(もうしらない! クリスマスなんて滅びてしまえ!)
梓(唯先輩も和先輩もけいおんもギターも、もうしらない!)
唯「どうしよう、あずにゃんがどこか行っちゃったよ」オロオロ
和「落ち着きなさいよ唯。まだ近くにいるわ」
唯「一体どうして!? さっきまで楽しそうだったのに」
律「は~い唯選手レッドカードで~す」
唯「りっちゃん!!?」
澪「ばっかだなぁほんとに」
唯「澪ちゃん!? ムギちゃんも! 憂まで!?」
65: 2010/12/24(金) 23:40:33.45
憂「お姉ちゃん。今度ばかりは擁護できないよ」
紬「……あなたには素質があると思ったのに残念ね」
唯「なんのこと……? てかみんなどうしてここに……」
澪「とりあえず何があった」
律「きかせてもらうぞー後輩泣かせの唯さん」
唯「えぇ!? 私泣かせてないよー」
澪「これだから天然は……」
紬「鈍感さんね」
和「ごめんなさい。私のせいかも」
澪「いや、和は悪くないよ」
憂「お姉ちゃん。とりあえず梓ちゃんを探そ? 雨強くなってきてるし」
唯「うん……わかった」
律「急げ! けど転ぶなよ?」
唯「うん。とりあえずあずにゃん探して謝るよ」
澪「その間ちゃーんと自分の発言おもいかえすこと!」
紬「……あなたには素質があると思ったのに残念ね」
唯「なんのこと……? てかみんなどうしてここに……」
澪「とりあえず何があった」
律「きかせてもらうぞー後輩泣かせの唯さん」
唯「えぇ!? 私泣かせてないよー」
澪「これだから天然は……」
紬「鈍感さんね」
和「ごめんなさい。私のせいかも」
澪「いや、和は悪くないよ」
憂「お姉ちゃん。とりあえず梓ちゃんを探そ? 雨強くなってきてるし」
唯「うん……わかった」
律「急げ! けど転ぶなよ?」
唯「うん。とりあえずあずにゃん探して謝るよ」
澪「その間ちゃーんと自分の発言おもいかえすこと!」
66: 2010/12/24(金) 23:46:16.77
梓「雨、強くなってきたな……」
梓「……今思えば唯先輩じゃなくって、私が調子良かったんだ」
梓「あずにゃんなんて言われて喜んで」
梓「抱きついてくるのだって唯先輩にとったらただのありふれたスキンシップ」
梓「勝手に期待して勝手に裏切られた気になって勝手に怒って」
梓「最低だ私って…・…」
梓「……早く謝らないと」
梓「口きいてくれるかな……グス」
梓「だめだぁ……なんだか涙がとまらないよ」
梓「雨降っててよかった……こんなとこ見られたくないもんね」
梓「寒い……」
梓「唯先輩はきっとこの先も変わらない」
梓「大学生になっても、大人になってもいつまでもあんな調子だろうな……」
梓「だったら私が変わる。唯先輩に振り向いてもらえる私に」
梓「戻ろう……唯先輩のもとに……」
梓「……今思えば唯先輩じゃなくって、私が調子良かったんだ」
梓「あずにゃんなんて言われて喜んで」
梓「抱きついてくるのだって唯先輩にとったらただのありふれたスキンシップ」
梓「勝手に期待して勝手に裏切られた気になって勝手に怒って」
梓「最低だ私って…・…」
梓「……早く謝らないと」
梓「口きいてくれるかな……グス」
梓「だめだぁ……なんだか涙がとまらないよ」
梓「雨降っててよかった……こんなとこ見られたくないもんね」
梓「寒い……」
梓「唯先輩はきっとこの先も変わらない」
梓「大学生になっても、大人になってもいつまでもあんな調子だろうな……」
梓「だったら私が変わる。唯先輩に振り向いてもらえる私に」
梓「戻ろう……唯先輩のもとに……」
69: 2010/12/24(金) 23:51:35.07
唯(どこ……あずにゃん……どこ行ったの)
唯「あずにゃん……」
唯(初めての後輩……とっても嬉しかった)
唯(可愛いからって勝手な理由で抱きついても許してくれて)
唯(ちゃんと私のこと理解してくれて、笑ってくれて、怒ってくれて)
唯(なのに私はあずにゃんのことが全然わかってなかった……)
唯(ごめんねあずにゃん……ちゃんと謝るからお願い)
唯「ハァ……ハァ」
唯「どこにいるのあずにゃん!」
唯「あずにゃん……」
唯(初めての後輩……とっても嬉しかった)
唯(可愛いからって勝手な理由で抱きついても許してくれて)
唯(ちゃんと私のこと理解してくれて、笑ってくれて、怒ってくれて)
唯(なのに私はあずにゃんのことが全然わかってなかった……)
唯(ごめんねあずにゃん……ちゃんと謝るからお願い)
唯「ハァ……ハァ」
唯「どこにいるのあずにゃん!」
72: 2010/12/24(金) 23:56:02.47
梓(唯先輩に釣り合うのはやっぱり天才な人なのかもしれない)
梓(私なんて凡人の凡人)
梓(それでも傍にいたい……だって)
梓(私は唯先輩が大好きだから……)
梓(そんなのおかしいって言われてもいい)
梓(ちゃんと伝えなきゃ)
梓(言わないとわかってもらえないよ。なんでそんな簡単なことが理解できなかったんだろう)
梓(がんばれ私! 今は走るんだ! どしゃぶりでも! 明日が見えなくっても!)
梓「あっ!」
唯「あっ!」
梓(私なんて凡人の凡人)
梓(それでも傍にいたい……だって)
梓(私は唯先輩が大好きだから……)
梓(そんなのおかしいって言われてもいい)
梓(ちゃんと伝えなきゃ)
梓(言わないとわかってもらえないよ。なんでそんな簡単なことが理解できなかったんだろう)
梓(がんばれ私! 今は走るんだ! どしゃぶりでも! 明日が見えなくっても!)
梓「あっ!」
唯「あっ!」
80: 2010/12/25(土) 00:01:13.62
梓「唯先輩……」
唯「あずにゃん……」
梓「びしょびしょですね」
唯「あずにゃんもね」
梓「ゼイゼイいってますね」
唯「あずにゃんこそ!」
梓「……あの」
唯「ごめんなさい!」
梓「あっ、え」
梓「違います! 私が謝るんです!」
梓「本当にすいませんでした!」
唯「どうして?」
唯「私が悪かったんだよ?」
梓「いえ唯先輩は唯先輩でしたから。いいんです」
唯「なにそれ!?」
唯「あずにゃん……」
梓「びしょびしょですね」
唯「あずにゃんもね」
梓「ゼイゼイいってますね」
唯「あずにゃんこそ!」
梓「……あの」
唯「ごめんなさい!」
梓「あっ、え」
梓「違います! 私が謝るんです!」
梓「本当にすいませんでした!」
唯「どうして?」
唯「私が悪かったんだよ?」
梓「いえ唯先輩は唯先輩でしたから。いいんです」
唯「なにそれ!?」
82: 2010/12/25(土) 00:05:25.94
梓「唯先輩」
唯「はいっ!」
梓「その……実は言いたいことが」
唯「な、なんでしょうか!」
梓「あの……」モゴモゴ
唯「……」
梓「あー、あー。あ、雨やみませんね」
唯「そ、そだねーもうびしょびしょー」
梓「とりあえずどこか屋根あるところに……」
唯「うん」
唯「……ほら。手」
梓「え」
唯「さっき繋ぎそびれたから」
梓「あ……はい、いいですよ」
ギュ
唯「はいっ!」
梓「その……実は言いたいことが」
唯「な、なんでしょうか!」
梓「あの……」モゴモゴ
唯「……」
梓「あー、あー。あ、雨やみませんね」
唯「そ、そだねーもうびしょびしょー」
梓「とりあえずどこか屋根あるところに……」
唯「うん」
唯「……ほら。手」
梓「え」
唯「さっき繋ぎそびれたから」
梓「あ……はい、いいですよ」
ギュ
84: 2010/12/25(土) 00:09:47.93
梓「雨の音すごいですね……」
唯「まさかこんなに振るなんてねー」
梓「神様もクリスマスが嫌いなんでしょうか」
唯「それであずにゃん……言いたいことって?」
梓「あ、その……」
唯「もじもじしちゃって」
梓(言わなきゃ。自分の言葉で。考えなきゃ)
梓(告白の仕方なんて学校じゃ習ってない……)
梓(それでもやらなきゃ!)
梓「スゥ」
唯「……」
梓「唯先輩。実は前前から私」
唯「……」
唯「まさかこんなに振るなんてねー」
梓「神様もクリスマスが嫌いなんでしょうか」
唯「それであずにゃん……言いたいことって?」
梓「あ、その……」
唯「もじもじしちゃって」
梓(言わなきゃ。自分の言葉で。考えなきゃ)
梓(告白の仕方なんて学校じゃ習ってない……)
梓(それでもやらなきゃ!)
梓「スゥ」
唯「……」
梓「唯先輩。実は前前から私」
唯「……」
87: 2010/12/25(土) 00:13:36.16
梓「唯先輩のことが好きでした」
梓「だから今日も唯先輩と買い物にいけてすごく嬉しかったです。楽しかったです」
梓「嘘じゃありません。はじめて会って、抱きつかれて、あだ名をつけられて」
唯「……」
梓「そのときからずっとずっと好きでした」
梓「大好きです」
梓「唯先輩みたいないい匂いの人、生まれて初めて出会いました」
梓「だから唯先輩。こんな私でよければお付き合いしてください」
唯「……そっかぁ」
唯「むむむ」
梓「……」
唯「きれいな目だねあずにゃん」
梓「……あいがとうございます」
唯「突き刺さっちゃうようなまなざしだよ」
唯「……ごめんね」
梓「だから今日も唯先輩と買い物にいけてすごく嬉しかったです。楽しかったです」
梓「嘘じゃありません。はじめて会って、抱きつかれて、あだ名をつけられて」
唯「……」
梓「そのときからずっとずっと好きでした」
梓「大好きです」
梓「唯先輩みたいないい匂いの人、生まれて初めて出会いました」
梓「だから唯先輩。こんな私でよければお付き合いしてください」
唯「……そっかぁ」
唯「むむむ」
梓「……」
唯「きれいな目だねあずにゃん」
梓「……あいがとうございます」
唯「突き刺さっちゃうようなまなざしだよ」
唯「……ごめんね」
90: 2010/12/25(土) 00:19:43.10
梓「……ぁ」
梓「……はい、謝らないでください」
唯「ううんまだ。聞いて」
梓「今は……キツイです」
唯「違うの!」
唯「あずにゃんに告白させちゃってごめんね?」
唯「私もね、ずっと変わらなきゃって思ってたんだ」
唯「いつまでもこのままじゃいけないなって!」
唯「妄想だけじゃなくてね?」
唯「ありがとうあずにゃんのおかげだよ」
唯「私一歩ふみだせるよ。あずにゃんには先越されちゃったけどね」
唯「だから……ほんとにありがとう。大好き」
唯「大好きだよあずにゃん」
梓「唯先輩……」
梓「あっ……ぁ……う」
梓「……はい、謝らないでください」
唯「ううんまだ。聞いて」
梓「今は……キツイです」
唯「違うの!」
唯「あずにゃんに告白させちゃってごめんね?」
唯「私もね、ずっと変わらなきゃって思ってたんだ」
唯「いつまでもこのままじゃいけないなって!」
唯「妄想だけじゃなくてね?」
唯「ありがとうあずにゃんのおかげだよ」
唯「私一歩ふみだせるよ。あずにゃんには先越されちゃったけどね」
唯「だから……ほんとにありがとう。大好き」
唯「大好きだよあずにゃん」
梓「唯先輩……」
梓「あっ……ぁ……う」
91: 2010/12/25(土) 00:24:37.87
梓「どうして……」
唯「え?」
梓「唯先輩は和先輩といるとドキドキするって言ってたじゃないですか」
梓「なのにどうして……もしかして同情ですか」
唯「アハハ」
梓「笑わないでくださいよぉ……」
唯「あずにゃん焼きもちやいてたんだね。可愛い」
梓「ち、ちがいます! ……ちがいます」
唯「和ちゃんやさわちゃんといるとね、いつ怒られるかわからないからハラハラするって意味だったんだよ」
梓「え……?」
唯「勘違いさん」コツン
梓「ぁ……そ、そうなんだ……」
梓「うわああ」ダッ
唯「ちょっと! あずにゃんどこいくの!? また!?」
梓「は、恥ずかしいです。今きっと顔が真っ赤です! 見られたくないんです!」
唯「え?」
梓「唯先輩は和先輩といるとドキドキするって言ってたじゃないですか」
梓「なのにどうして……もしかして同情ですか」
唯「アハハ」
梓「笑わないでくださいよぉ……」
唯「あずにゃん焼きもちやいてたんだね。可愛い」
梓「ち、ちがいます! ……ちがいます」
唯「和ちゃんやさわちゃんといるとね、いつ怒られるかわからないからハラハラするって意味だったんだよ」
梓「え……?」
唯「勘違いさん」コツン
梓「ぁ……そ、そうなんだ……」
梓「うわああ」ダッ
唯「ちょっと! あずにゃんどこいくの!? また!?」
梓「は、恥ずかしいです。今きっと顔が真っ赤です! 見られたくないんです!」
96: 2010/12/25(土) 00:29:18.37
ギュ
唯「だめだよ今度は逃さない」
梓「離してください! 嫌です!」
唯「嘘ばっかり」
唯「あずにゃん今さっき私のこと大好きーって言ったじゃん」
梓「そ、それは」
唯「矛盾だらけだね?」
梓「私は素直じゃないんです……」
唯「そっか、それはそれはよく頑張ったね」
梓「唯先輩のくせに馬鹿にしないでください……」
唯「濡れててもあずにゃん暖かいね」
唯「あったかあったか」
梓「そりゃああんだけ走って、あんだけ緊張して……」
唯「ふふ。私のために走ってくれたんだよね」
梓「はい……」
100: 2010/12/25(土) 00:34:25.78
唯「私もあずにゃんの為に走ったよ」
梓「唯先輩のために走りました……」
唯「私、あずにゃんのためならなんでもできるよ?」
唯「あずにゃんも私のためになんでもできる?」
梓「はい……唯先輩がいてくれたら……どうにでもなるような気がしました」
唯「ありがとう」
唯「こんな後輩に出会えて幸せだよ」
唯「ううん。これからは後輩じゃなくて恋人だね?」
梓「う……そうなりますかね」
唯「こっちみて? ほら顔」
梓「……恥ずかしいです」
唯「だーめ」グイッ
梓「唯しぇんぱい……」
唯「あずにゃん泣き虫ー」
梓「雨のせいです! いい年して泣いてなんか……グス」
梓「唯先輩のために走りました……」
唯「私、あずにゃんのためならなんでもできるよ?」
唯「あずにゃんも私のためになんでもできる?」
梓「はい……唯先輩がいてくれたら……どうにでもなるような気がしました」
唯「ありがとう」
唯「こんな後輩に出会えて幸せだよ」
唯「ううん。これからは後輩じゃなくて恋人だね?」
梓「う……そうなりますかね」
唯「こっちみて? ほら顔」
梓「……恥ずかしいです」
唯「だーめ」グイッ
梓「唯しぇんぱい……」
唯「あずにゃん泣き虫ー」
梓「雨のせいです! いい年して泣いてなんか……グス」
101: 2010/12/25(土) 00:37:52.25
梓「うわあああああん」
唯「よしよし」
梓「唯先輩ぃ唯先輩ぃい」
唯「いい子いい子」
梓「私、嬉しいです」
唯「うん」
梓「幸せです」
唯「うん」
梓「ずっとこのまま抱きしめていてほしいです」
唯「それはだめ!」
梓「えっ」
唯「風邪引いちゃうよ?」
唯「さ、今度こそ帰ろ?」
唯「まだまだクリスマスは終わらないよ?」
梓「……! うぅ……ヒグ」
唯「よしよし」
梓「唯先輩ぃ唯先輩ぃい」
唯「いい子いい子」
梓「私、嬉しいです」
唯「うん」
梓「幸せです」
唯「うん」
梓「ずっとこのまま抱きしめていてほしいです」
唯「それはだめ!」
梓「えっ」
唯「風邪引いちゃうよ?」
唯「さ、今度こそ帰ろ?」
唯「まだまだクリスマスは終わらないよ?」
梓「……! うぅ……ヒグ」
102: 2010/12/25(土) 00:43:45.72
律「はぁ。やっと見つけたぞ」
澪「なんだぁアイツらみせつけてくれちゃって」
憂「ハァ……ハァどうして泣きながら抱き合ってるの」
紬「恋に定まった道なんてないのよ」
紬「そう、女の子同士でもいいの」
紬「この先二人にはいろいろ試練があるでしょう」
紬「だけど雑草をふみしめてでも進まなきゃならないの」
紬「これはただのスタートラインでしかないのだから」
紬「がんばってね」
律「何いってんだムギ」
澪「なんだかいい歌がつくれそうだなぁ」
『うええええんあずにゃーん!』
『唯先輩ぃいいい うえええん』
澪「でも…・…これ以上は歌詞にできないな」
澪「なんだぁアイツらみせつけてくれちゃって」
憂「ハァ……ハァどうして泣きながら抱き合ってるの」
紬「恋に定まった道なんてないのよ」
紬「そう、女の子同士でもいいの」
紬「この先二人にはいろいろ試練があるでしょう」
紬「だけど雑草をふみしめてでも進まなきゃならないの」
紬「これはただのスタートラインでしかないのだから」
紬「がんばってね」
律「何いってんだムギ」
澪「なんだかいい歌がつくれそうだなぁ」
『うええええんあずにゃーん!』
『唯先輩ぃいいい うえええん』
澪「でも…・…これ以上は歌詞にできないな」
103: 2010/12/25(土) 00:47:11.37
梓「あれ、先輩方」
律「あちゃー見つかったかー」
澪「よ! 梓」
紬「これ、タオル。使ってね」
憂「お姉ちゃん風邪ひくまえに早く!」
和「ほらもたもたしない」
唯「みんなー私ね!」
律「あぁわかってるって」
澪「おめでとう」
憂「梓ちゃん。こんなお姉ちゃんだけどよろしくね?」
梓「う……うん///」
紬「がんばってね唯ちゃん、梓ちゃん」
唯「ありがとう!」
和「ほんとにあんたってば……」
律「あちゃー見つかったかー」
澪「よ! 梓」
紬「これ、タオル。使ってね」
憂「お姉ちゃん風邪ひくまえに早く!」
和「ほらもたもたしない」
唯「みんなー私ね!」
律「あぁわかってるって」
澪「おめでとう」
憂「梓ちゃん。こんなお姉ちゃんだけどよろしくね?」
梓「う……うん///」
紬「がんばってね唯ちゃん、梓ちゃん」
唯「ありがとう!」
和「ほんとにあんたってば……」
107: 2010/12/25(土) 00:54:46.79
唯「よし! いまから精一杯クリスマスをたのしもう!」
梓「はい!」
律「お、いいな!」
澪「ばーか、律」
憂「パーティしないんですか? 一応ケーキ買ってますけど」
紬「ふふ、そうね。じゃあ私はお呼ばれしちゃおうかな」
和「私もいいかしら暇だし」
澪「お、おいお前ら…………じゃ、じゃあ私も!」
梓「え、なら私も……」
憂「梓ちゃん」
唯「ぶー。あずにゃーん」
梓「あっ、ごっごめんなさい。つい」
唯「ふふふー。いいよ、クリスマスは内でパーティね。その代わり」
唯「イヴはあずにゃんと二人きりで過ごしたいな」
梓「はい!」
律「お、いいな!」
澪「ばーか、律」
憂「パーティしないんですか? 一応ケーキ買ってますけど」
紬「ふふ、そうね。じゃあ私はお呼ばれしちゃおうかな」
和「私もいいかしら暇だし」
澪「お、おいお前ら…………じゃ、じゃあ私も!」
梓「え、なら私も……」
憂「梓ちゃん」
唯「ぶー。あずにゃーん」
梓「あっ、ごっごめんなさい。つい」
唯「ふふふー。いいよ、クリスマスは内でパーティね。その代わり」
唯「イヴはあずにゃんと二人きりで過ごしたいな」
109: 2010/12/25(土) 00:58:07.11
おしまいです
やっつけですいませんでした
見てくれてありがとう
いつの間にかイブ終わってるし氏んでくる
やっつけですいませんでした
見てくれてありがとう
いつの間にかイブ終わってるし氏んでくる
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