1: 2014/03/30(日) 14:00:31.32

小鞠 夏海 蛍 れんげ 「イタチですよ♪なのん」

の続きです

今回はのんのんびよりの世界観を中心に書きました

2: 2014/03/30(日) 14:02:22.65


大蛇丸アジト


大蛇丸「・・・」

カブト「・・・」

白蛇「・・・」

兄貴「・・・」



















大蛇丸 カブト「!?」


兄貴「・・・」


3: 2014/03/30(日) 14:03:35.32

カブト「お前・・・一体どこから・・・」

兄貴「・・・」

カブト(結界に感知されずにここまで来ただと・・・コイツ・・・やばい・・・) ゴクリ

兄貴「・・・」

大蛇丸「・・・・・」

カブト(ヤツから戦意は感じられない・・・頃すなら今か) ブウン


ダッ


兄貴「・・・」

大蛇丸「待ちなさいカブト」

カブト「!」 ピタ

兄貴「・・・」


4: 2014/03/30(日) 14:04:29.43

大蛇丸「あなた・・・もしかしてこの子たちの知り合いかしら」 写真ペロ

兄貴「・・・」ウン

大蛇丸「ふふふ・・・そう」

カブト(・・・ということはこの子も異世界から・・・)

兄貴「・・・」

大蛇丸「あなた、いったいどうやってここまで来たの?」

兄貴「・・・」 スッ

カブト「・・・白蛇?」

大蛇丸(・・・・・・なんとなくだけど掴めたわよ)

兄貴「・・・」

大蛇丸「どうしてここに?」

兄貴「・・・」

大蛇丸「・・・まあいいわ」

兄貴「・・・」

カブト(この子・・・まだ一言もしゃべってない・・・) ゴクリ


5: 2014/03/30(日) 14:05:46.68

大蛇丸「・・・あなたに頼みたいことがあるんだけどいいかしら?」

兄貴「・・・」ウン

大蛇丸「・・・・・私をあなたの世界に連れて行ってくれない?」

カブト「!」

兄貴「・・・」ウン

大蛇丸「ふふふふふ・・・・ずいぶん物分かりがいいのね。気に入ったわ」

カブト「大蛇丸様・・・いいんですか?」

大蛇丸「ええ。百聞は一見に如かずよカブト。それにこの子はどうしても口を割りたくないようだしね」

兄貴「・・・」


6: 2014/03/30(日) 14:06:39.71

大蛇丸「カブト、あなたがサスケ君の手引きを準備しなさい。それと転生のストックも」

カブト「わ、わかりました」

兄貴「・・・」

大蛇丸「ふふふふ・・・ではさっそく行きましょうか」

兄貴「・・・」ウン



白蛇「・・・」


ボンッ



7: 2014/03/30(日) 14:08:16.16

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


夏海「・・・」

蛍「・・・」       スコー

れんげ「・・・」

夏海「・・・アルマゲドンじゃなかった」

蛍「・・・すごい泣いてましたね」

れんげ「気絶してるこまちゃん見たときはすごかったのんな・・・」

夏海「まさかあんなに泣かれるなんて・・・怒られる方が全然マシだよ」

蛍「・・・私もあの状況になったら耐えられるかな」

れんげ「今のうちに謝罪の言葉を用意しとくん。後からじゃ遅いん」

夏海「まだ忍界に残りたいなんて考えてたウチがバカだったよ・・・本当に白カラスが見つかってくれてよかった」
















兄貴「・・・」



夏海「あ、兄ちゃんだ・・・ごめんね兄ちゃんいろいろ心配かけて!話すと長くなるんだけどさ―」


8: 2014/03/30(日) 14:09:22.61





兄貴「・・・」
大蛇丸「・・・」






9: 2014/03/30(日) 14:10:43.18

夏海「え・・・」

蛍「ウソ・・・」

れんげ「どういうことなん・・・」

大蛇丸「ふふふふ・・・また会ったわね、あなたたち」

兄貴「・・・」

夏海「な、なんでお前がここにいるんだよ・・・」

大蛇丸「あなたたちにできて私にできないはずがないでしょ?」

兄貴「・・・」


10: 2014/03/30(日) 14:11:53.00

夏海「! 兄ちゃんソイツから離れて! ソイツはマジでやばいやつだから!」

兄貴「・・・」

夏海「兄ちゃん!」

大蛇丸「ふふふふ・・・心配しなくてもあなたのお兄さんには手を出さないわ。この子はいろいろと使えそうだから」

兄貴「・・・」

大蛇丸「でも、あなたたちとはさっきのお遊びの続きをしてあげないとね」


三人「!?」 ビクッ


蛍「は、早く逃げましょう!」

夏海「兄ちゃんを置いていけるわけないじゃん!」

れんげ「じゃあどうするん!?」


大蛇丸「ふふふふふふ」 スタ スタ スタ スタ


三人 ビクビク


11: 2014/03/30(日) 14:12:40.96





ブロロロロロロロロロロロロロロ






12: 2014/03/30(日) 14:13:52.29

大蛇丸「?」 ピタ

三人「?」




楓「おいお前ら!今までどこ行ってたんだよ!!」




れんげ 夏海「駄菓子屋!」

蛍「駄菓子屋さん!」

大蛇丸(・・・初めて見る顔ね)

楓「私やお前たちの家族はずっとお前らのことを探してたんだぞ!心配させるなよ!」

夏海「駄菓子屋!説教は後でいいから早く兄ちゃんを連れて逃げないと!」

れんげ「みんなやられちゃうん!」

楓「は?」

大蛇丸「初めまして」


13: 2014/03/30(日) 14:15:04.42

楓(・・・知らない顔だな)「あのー、こいつら怖がってるみたいなんで、どこかに行ってもらえませんか?」

大蛇丸「ふふふふ・・・・怖がらせてるのよ」

楓「・・・・あ?」

夏海「だから関わっちゃダメなんだって!」

れんげ「早く逃げるん!」

楓「・・・・まさか、お前がこいつらを拉致してたのか?」

大蛇丸「そうだとしたらどうするの?」

楓「・・・・てめぇ・・・覚悟はできてんだろうな」 パキ ポキ

大蛇丸「ふふふ・・・あなたこそできてるのかしら」


14: 2014/03/30(日) 14:16:01.71

夏海「駄菓子屋!言うこと聞いてよ!」

蛍「駄菓子屋さん!早く行きましょう!」

れんげ「駄菓子屋氏んじゃうん!」

楓「・・・安心しろれんげ。私がこんなオカマみたいな奴にやられるわけないだろ?」

れんげ「・・・駄菓子屋」 ぐす


楓 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸(こんな安い挑発に乗るなんてね・・・頃すつもりはなかったんだけどまあいいわ)

大蛇丸「氏になさい」


大蛇丸  潜影蛇手



15: 2014/03/30(日) 14:17:32.96





・・・・・・・・・・・・・・・ シーン





大蛇丸「・・・」


楓 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸「・・・」


大蛇丸  潜影蛇手!



・・・・・・・・・・・・・・・



大蛇丸「・・・」


楓 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸「・・・」


大蛇丸  潜影――


楓  ブンッ



16: 2014/03/30(日) 14:18:15.30





   ドカッ  ボコッ  バキッ






17: 2014/03/30(日) 14:19:26.42

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

駄菓子屋


楓「・・・」

大蛇丸「・・・」

三人「・・・」

楓「・・・あのー、さっきは少しやりすぎました。すいません」(おいおい弱すぎるだろ・・・)

大蛇丸「・・・いや、あれは私が挑発をしたのがいけなかったの。気にしないでちょうだい」(どういうこと・・・術が発動しない・・・)

夏海「・・・そういえばこっちでは術が使えないんだった」 ヒソヒソ

蛍「私は忍界から来た人は使えると思ってました」 ヒソヒソ

れんげ「何はともあれ駄菓子屋が無事でよかったのんな」 ヒソヒソ

楓「・・・で、あなたはこいつらに何をしたんですか?」(コイツに拉致られても蛍がいればなんとかなるよな)

大蛇丸「強いて言えば拉致未遂かしら」(両腕が使えない上に蛇を口寄せすることもできないと明らかに私が不利ね。早くここを脱出して忍界に戻らなければ―)


18: 2014/03/30(日) 14:20:28.95





ガラガラガラガラ






19: 2014/03/30(日) 14:22:00.15



一穂「・・・」



れんげ「ねぇねぇ・・・」

一穂「・・・」

れんげ「姉ねぇ・・・あのなー・・・ウチ―」


抱き


一穂「れんちょん、おかえり」

れんげ「・・・姉ねぇ」 ぐす

一穂「夏海もほたるんもおかえりー。心配したんだぞー」

夏海「ごめん・・・」

蛍「すみませんでした・・・」

一穂「うん。まあ謝らなくていいんだけどねえ。いろいろ訳ありみたいだし」

大蛇丸「・・・」

一穂「楓、連絡くれてありがと。このちゃんはこまちゃんのところに行くってさ。兄ちゃんもここに来る途中に帰って行ったよー」

楓「そうっすか」

一穂「・・・で、この人がさっき言ってた?」

楓「そうです。私が連れてきました」

一穂「・・・」

大蛇丸「・・・何かしら?」


20: 2014/03/30(日) 14:23:05.15







一穂「あなた、覚悟はできてるん?」








22: 2014/03/30(日) 14:25:35.51


全員 「!?」 ぞわっ


大蛇丸(何・・・今の悪寒は・・・) ゴクリ

楓「セ、センパイ・・・いつもとキャラが違いますよ・・・」

一穂「え?そうだったー?いつもと同じ口調で言ってみたんだけど」

楓(・・・言ってみたって)

大蛇丸(・・・まさかこの私が一般人に恐怖を覚えるなんて・・・この人の前で下手な行動をとらないほうがいいわね・・・)

一穂「よし、じゃあみんなー、この人に何をされたか言ってみてー」



・・・・・・・・・・ シーン



一穂「・・・・どうしたん?みんな遠慮せずに―」


23: 2014/03/30(日) 14:27:26.15




夏海「」

蛍「」    チーン

れんげ「」




一穂「・・・え」







24: 2014/03/30(日) 14:30:17.61

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大蛇丸「私が話せるのはこれくらいかしら」

一穂「へ~。そんなことがねぇ」

楓「まったく信じられん」

一穂「まあ世の中広いから何が起きても不思議ではないんだけど。ひかげもたまに変なこと言ってるし」

楓「あいつはただ構ってほしいだけだと思いますよ」

大蛇丸「・・・」

一穂「ところで、大蛇丸さんはなぜこちらの世界に?」

大蛇丸「・・・私は忍界の道理をあらまし解き明かしてしまったのよ」

楓(とんだナルシストだな)

大蛇丸「そこであの子たちと出会い、まだ私の知らない世界が広がっていることを知ったの」

一穂「で、私たちの世界について知りたくなったと?」

大蛇丸「ええ、そうよ」

一穂「なるほどねぇ」


25: 2014/03/30(日) 14:32:39.01

楓「・・・センパイ、信用していいんですか?」

一穂「う~ん。確かに拉致しようとしたことは許せないけど、先に手を出したのはあの子たちみたいだしねー」

楓(完全に信用しちゃってるな)

大蛇丸(この人・・・一瞬だけ恐ろしかったけど、案外使えるかもね)

一穂「それに忍術?を使えず両腕もうまく動かせないなら、笹中さんちのおじいさんとさほど変わらないんじゃない?」

楓「あ、それは私も同感です」

大蛇丸(・・・・私は三忍の一人なのよ・・・そこらへんの一般人と一緒にしないでちょうだい) ピキピキ

一穂「んー・・・ あ! じゃあ学校で寝泊まりするのはいかがですか?けっこう食糧はあるし、参考書とかもたくさん置いてあるので目的を達成できるかと」

大蛇丸「あら、じゃあお言葉に甘えてそうさせていただくわ」(ふふふふ・・・・この人、やっぱり使える人だったみたいね)

楓「センパイ・・・いくらなんでもそこまでするのは・・・」

一穂「うん。但し、少々私の仕事の手伝いをしていただきますが」

大蛇丸「?」



26: 2014/03/30(日) 14:43:29.50

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

月曜日

学校


一穂「はい。ここで突然ですが教育実習生の方を紹介しまーす!」

5人「・・・」

一穂「大蛇丸先生でーす!」

大蛇丸「・・・」

一穂「何かわからないことがあったら大蛇丸先生に聞いてくださーい。では私は職員室で寝・・・仕事をしているので、あとはよろしくお願いしますね」

大蛇丸「・・・」

一穂「それでは~」



バタン



大蛇丸「・・・」

5人「・・・」


27: 2014/03/30(日) 14:44:34.90

大蛇丸(・・・・どうしてこうなってしまったのかしら)

小鞠「れ、れんげ!なんであいつがいるのよ!」 ヒソヒソ

れんげ「ウ、ウチにもわからないん・・・なんで先生になってるん!?」 ヒソヒソ

夏海「昨日ウチらが気絶してる間にいったい何があったんだ・・・」 ヒソヒソ

蛍「と、とりあえずみなさん静かに勉強を始めましょう・・・」 ヒソヒソ

兄貴「・・・」


28: 2014/03/30(日) 14:45:57.90

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大蛇丸「・・・」

5人「・・・」 カキカキカキカキ



チク タク チク タク チク タク チク タク



大蛇丸(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・暇ね)


大蛇丸 ガタッ


4人(立ち上がった!) ビクッ


大蛇丸 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸 ピタ



29: 2014/03/30(日) 14:47:54.42




大蛇丸「・・・」

夏海「・・・」




夏海(・・・ウチの前で止まっちゃったんですけど)

大蛇丸「・・・」

夏海「・・・」 ビクビク

大蛇丸「あなた、どこがわからないの?」

夏海「ひっ ごめんなさい!・・・・・えっ?」


30: 2014/03/30(日) 14:48:55.14

大蛇丸「さっきから手が止まってるわよ。わからないところがあるんじゃないの?」

夏海「・・・わからないところと言われましても・・・すべてがわからないというか・・・」

大蛇丸「・・・書くものを貸しなさい」 ベ口リ

夏海「えっ・・・できれば教職員用の鉛筆を使ってほしいなー、と」

大蛇丸「・・・それもそうね。悪かったわ」(さすがに女の子の私物を私の舌で扱うのはマズイわね)


大蛇丸 カキカキカキカキ


大蛇丸「これでわかったかしら」

夏海「・・・あ!そっか!」

大蛇丸「・・・いま私が書いたことは前ページに書いてあることそのままなのよ。問題を解きはじめる前に読んでおきなさい」

夏海「わ、わかりました・・・」


31: 2014/03/30(日) 14:49:53.52


大蛇丸 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸 ピタ


大蛇丸「・・・」

蛍「・・・」 ビクビク


大蛇丸「・・・」

蛍「え、えっと、何でしょうか?」

大蛇丸「(2)と(14)のやり直し」

蛍「? はい・・・」(・・・・・あ! 間違ってた・・・)


32: 2014/03/30(日) 14:51:09.21


大蛇丸 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸 ピタ


大蛇丸「・・・」

小鞠「・・・」 ビクビク


大蛇丸「・・・」

小鞠「ど、どこか間違ってますか?」

大蛇丸「あなた、なんでこんな回りくどい解き方をしているの?」

小鞠「えっ?解き方どおりに解いたんですけど・・・」


大蛇丸 カキカキカキカキ


大蛇丸「こうすればすぐに答えを導けるでしょ?」

小鞠「・・・確かに」

大蛇丸「少しは頭を使いなさい」

小鞠「は、はい・・・」


33: 2014/03/30(日) 14:55:53.86


大蛇丸 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸 ピタ


大蛇丸「・・・」

兄貴「・・・」

大蛇丸「・・・」

兄貴「・・・」

大蛇丸「・・・少しは異文化の言葉ができるようだけど、元来言葉は発するものなのよ。声に出す努力をしなさい」

兄貴「・・・」ウン


34: 2014/03/30(日) 14:57:01.57


大蛇丸 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸 ピタ


大蛇丸「・・・」

れんげ「・・・」 ビクビク


大蛇丸「・・・・・・・・・・・・・」

れんげ「・・・な、なんなのん?」

大蛇丸「ふふふ・・・あなた、いいセンスしてるのね」

れんげ「・・・ありがとなん」


35: 2014/03/30(日) 14:58:04.90


大蛇丸 スタ スタ スタ スタ


大蛇丸「あなたたち、わからないことがあったら私に聞きなさい。退屈で仕方ないから」

蛍「あの・・・ちょっといいですか?」

大蛇丸「? 何かしら」

蛍「私たちのしていることがわかるんですか?」

大蛇丸「・・・昨日、一穂さんに最近まで使っていた参考書とやらを見せてもらったのよ。それに比べればあなたたちのしていることはゴミね」

5人「・・・」

大蛇丸「まあその参考書もざっと目を通すだけで理解できてしまったけど」

5人「・・・」

大蛇丸「ほかに質問が無いなら早く勉強を再開しなさい。時間の無駄よ」


36: 2014/03/30(日) 14:59:17.04

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏海「なんだよあの態度は」

小鞠「うん・・・でもかず姉より教師してた気がする」

蛍「東京の学校の先生より親身になってくれたような・・・」

れんげ「ウチは褒められてしまいましたん・・・」

夏海「みんな騙されちゃだめだって。アイツはウチらを誘拐しようとした人間なんだから。何されるかわかんないよー」

小鞠「・・・そうだよね」

蛍「それもそうですね・・・」

れんげ「・・・・・・・・・・」







37: 2014/03/30(日) 15:03:18.35

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

火曜日







れんげ「次! 次これ何に見えるん!?」

大蛇丸「・・・宇宙かしら。真ん中あたりが」

れんげ「! すごい!! こんなにウチの感性を理解してくれる人初めてなん!」 キラキラ

大蛇丸「そう。あなた、天才ゆえの孤独を経験してきたのね。幼少の頃の私と同じだわ」





夏海「・・・スゲー・・・れんちょんあやとりクイズに全問正解してる・・・」

小鞠「あの二人ってどこか似てるところがあるのかもね・・・」

蛍「れんちゃん、大人になったらどうなっちゃうんだろう・・・」

夏海「・・・れんちょんは完全に信用しちゃったみたいだけど、ウチは絶対アイツのことを信用しないからね!」







38: 2014/03/30(日) 15:05:20.13

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

水曜日







夏海「せんせー、ここわかんないんだけど」

大蛇丸「どこかしら」

夏海「~~~~~」

大蛇丸「~~~~~」

夏海「~~~~~」

大蛇丸「~~~~~」

夏海「おー! なるほど!」

大蛇丸「・・・やればできるじゃない」

夏海「!・・・・へへ」

大蛇丸「?」

夏海「やっぱりウチってやればできる子なんだ・・・」

大蛇丸「そんなこと当たり前じゃない。何もしない人が何も得られないのと同じことよ」

夏海「・・・よし! 夏海ちゃん、これから勉強がんばっちゃいます!」





小鞠「夏海ならこうなるってわかってた」

蛍「まあ誰とでも打ち解けることができるのが夏海先輩の長所ですしね・・・」

れんげ「・・・こまちゃんとほたるんは先生に質問とかしないのん?暇そうにしてるときなら何でも聞いていいって言ってたんよ」 アヤトリ


小鞠 蛍 「!?」







39: 2014/03/30(日) 15:07:34.19

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

木曜日 放課後


大蛇丸「何かしら?勉強以外の質問って」

小鞠「えっと・・・その・・・イタチさんのことで」

大蛇丸「・・・」

小鞠「いや・・・ほらあの・・・先生は師匠(イタチ)と顔見知りっぽかったし・・・」

大蛇丸「ええ、知ってるわよ。むかし私とイタチはコンビを組んでたことがあるから」

小鞠「えっ そうだったんですか!?」

大蛇丸「そうよ。・・・・・イタチは私以上に強かった。お世辞抜きでね」

小鞠「へえ~ やっぱり師匠って強いんだ///」

大蛇丸「でも、ある事件をきっかけにコンビを解消することになったの」

小鞠「・・・いったいどんな事件だったんですか?」 ゴクリ

大蛇丸「・・・イタチが私の左腕をクナイで切り落としたのよ」

小鞠「え・・・・・師匠がそんなことを・・・」

大蛇丸「・・・まあ私が先に襲いかかったのが原因なんだけど」

小鞠「!? 何よそれ! やっぱり先生が悪いんじゃん!!」

大蛇丸「・・・あなた、イタチにほの字なのね」

小鞠「んに? ほの字?」

大蛇丸「ふふふふ・・・好きっていう意味よ」

小鞠「す・・・・」





小鞠「」 チーン

大蛇丸「・・・・・あら」







40: 2014/03/30(日) 15:09:20.15

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

金曜日 放課後


蛍「あの・・・少しお時間よろしいですか?」

大蛇丸「どうしたの?」

蛍「えーと、相談したいことが・・・」

大蛇丸「何の相談かしら」

蛍「・・・・・恋愛相談というか」

大蛇丸「・・・そんなこと一穂さんにでも聞けばいいじゃない」

蛍「いや・・・ただの恋愛相談ではなくて・・・少し変わった・・・」

大蛇丸「・・・・・小鞠ちゃんのことかしら」

蛍「!? ど、どうしてわかったんですか!?」

大蛇丸「普通なら気づくのよ。ここの人たちはかなり鈍感なようだけど。・・・でも、なぜ私に相談を持ちかけたの?」

蛍「・・・・・先生はそういう特殊な恋愛事情に詳しそうなので・・・」

大蛇丸「・・・・・それはどういう意味かしら」 ギロッ

蛍「す、すみません!!」 ビクッ

大蛇丸「・・・まあいいわ。そうね・・・一つだけ質問しとく。あなた、小鞠ちゃんがイタチの話をするときどう思う?」

蛍「どうって・・・・・・・・・・・・・・えへへへ///」

大蛇丸「? どうしたの?」

蛍「いや・・・センパイが幸せそうに語ってるのを想像したらつい///」

大蛇丸「そう・・・なら今のままでいいんじゃない?」

蛍「え?」

大蛇丸「こんなくだらないことで悩むのは時間の無駄よ。早く行きなさい。あの子たちが待ってるんでしょ?」

蛍「わ、わかりました。失礼します・・・」


41: 2014/03/30(日) 15:10:18.10

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

蛍「みなさんお待たせしてすみません!」

夏海「いいっていいって。悩みは解決できた?」

蛍「はい!えへへ///」

小鞠「?」

れんげ(緩んでるんなー)

夏海「なんかさ、なんだかんだ言ってみんな先生に慣れちゃったよね~」

小鞠「確かにね。なんか教師の鏡って感じ」

蛍「ちょっと恐いですけどね」

れんげ「かず姉も見習ってほしいん」

夏海「ほんとだよ・・・・・・・・・って、そういえば明日って休みじゃん! みんな何するー?」

れんげ「なっつんなっつん、ウチにはすでにいい考えがあります!」






43: 2014/03/30(日) 15:17:22.83

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

土曜日


ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン


大蛇丸「・・・いま私が乗ってる物はなんていうのかしら?」

蛍「はい。これは電車といって電気で動く乗り物なんです」

大蛇丸「そう・・・電気ね。それなら忍界でも・・・ふふふふふふふふ」


ウワ・・・ナニアノヒト・・・

ミナイホウガイイワヨ・・・


大蛇丸「ふふふふふふ・・・・ガタンゴトンしてるわよ・・・ふふふふふふ」

夏海(ぷっ くくくくくくく) プルプル

小鞠(フフフッ なんか子どもみたい)

蛍(楽しそうで何よりです)

れんげ(ウチの作戦成功しましたん!)






44: 2014/03/30(日) 15:18:27.21

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大蛇丸「・・・」 フーフー

蛍「だ、大丈夫ですか?」

大蛇丸「ええ・・・大丈夫よ・・・少しはしゃぎすぎただけだから・・・」(私は三忍・大蛇丸なのよ・・・この程度で口からゲロゲロ吐くわけにはいかないわ・・・) フーフー






45: 2014/03/30(日) 15:19:30.58

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

桜の木の下


大蛇丸「・・・・・」

4人「・・・」 ゴクリ

大蛇丸「・・・・・素晴らしい」

4人「・・・」 ホッ

夏海「いや~、よかったー 気に入ってくれて!」

小鞠「うん! 先生は景色とか興味なさそうだったし」

れんげ「のんのん。ウチと先生は感性が似てるんよ。気に入らないわけがないん!」

蛍「私も初めてここに来たときは息をのみました」

大蛇丸「・・・・・あなたたち、いいところに住んでるのね」

れんげ「のん! ここがウチらの自慢の村です!」

「~~~~~」

「~~~~~」

「~~~~~」







46: 2014/03/30(日) 15:21:01.48

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

宮内家


れんげ「ただいまなのーん!」

4人「お邪魔しまーす」


一穂「はい、おかえりー」

このみ「お邪魔してまーす」


大蛇丸「!」(この子と会うのは初めてかしら)

このみ「あ、初めまして!富士宮このみです」

大蛇丸「初めまして。私の名前は大蛇丸」

このみ「・・・・・」

大蛇丸「? 何かしら」

このみ「・・・大蛇丸さんって歌舞伎をやってらっしゃるんですか?」

大蛇丸「? どうしてそう思うの?」

このみ「え? だってすごい厚化粧だし、名前も芸名だと思ったので」

大蛇丸「・・・・・悪いわね・・・名前も色白なのも元からなのよ・・・」 ムスッ

このみ「あっ・・・そうだったんですか・・・すみませーん」

大蛇丸(この子・・・センスあるわね・・・いろんな意味で)


47: 2014/03/30(日) 15:23:02.14

れんげ「? そういえば、どうしてこのみ姉はウチにいるん?」

このみ「今日ひかげちゃんが帰ってくるんだってー。だから久しぶりに会おうかなって思ったの」

れんげ「帰ってくるん?」

このみ「休日だしねー」


ひかげ「たでーまー」


このみ「あ! やっぱり噂をすれば!」

ひかげ「!」

大蛇丸「?」


ひかげ「・・・姉ちゃん、アイツが例の?」 ヒソヒソ

一穂「そうだよー。まあみんな打ち解けてるみたいだし、もういいんじゃない?」 ヒソヒソ

ひかげ「いやいや甘いって。4人を拉致しようとしたヤツなんでしょ? 信用しちゃダメでしょ・・・・・仕方ねえ、こうなったら私がビシッと言ってやらぁ!」 ヒソヒソ


48: 2014/03/30(日) 15:24:11.44


このみ「あ、そういえばひかげちゃんは今日どうやって来たの?」

ひかげ「え? 新幹線だけど」

一穂「ひかげー・・・もう飛行機に慣れたら?」

ひかげ「い、いいじゃんか新幹線で!もう飛行機はこりごりなんだよ!」

大蛇丸「? 新幹線? 飛行機? 何かしら」

蛍「えーと、新幹線というのは私たちが乗った電車よりも速くて長い乗り物で、飛行機は新幹線より速い、空を飛ぶ乗り物です」

大蛇丸「へえ・・・・・いいじゃない、新幹線」

ひかげ「・・・え?」

大蛇丸「ふふふふ・・・私は地を這う長いものが好きなのよ。どう? 私に新幹線とやらの話を聞かせてくれないかしら」






49: 2014/03/30(日) 15:26:03.63

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひかげ「~~~~~」

大蛇丸「~~~~~」

ひかげ「~~~~~」

大蛇丸「~~~~~」





このみ「ひかげちゃん、すごく嬉しそうだね~」

一穂「そーだね~」


大蛇丸「ふふふふ・・・とても参考になったわ。ありがとう」

ひかげ「いえいえ、こちらこそ~! へへへへ!」

大蛇丸「・・・少ししゃべりすぎたわ。何か飲み物をくれないかしら」

ひかげ「へい!今すぐ持ってきます!」

一穂「ひかげー、大蛇丸さんはあんまり腕動かせないからストローつけてあげてー」

ひかげ「わかってるってー!  はい、どうぞ!」 スッ

大蛇丸「どうも。じゃあいただくわ」


50: 2014/03/30(日) 15:28:25.68



ズズズズズズ



大蛇丸「!? ゲホッ ゴホッ ゴホッ ケホッ」

ひかげ「え? ど、どうしたんですか?」

大蛇丸「いや・・・飲んだことのない味だったからつい・・・この飲み物の名前はなんていうのかしら・・・」

ひかげ「えっと、これは八ツ矢サイダーといいます・・・」

大蛇丸「そう・・・変わった味ね・・・・・・・・・・!?」

ひかげ「? 今度はいったい・・・」

大蛇丸「・・・いや、なんでもないのよ・・・気にしないでちょうだい」(どういうこと・・・腕が・・・)

ひかげ「あの・・・味が合わないならお下げしますか?」

大蛇丸「・・・大丈夫よ。もうこの味には慣れたから・・・ありがたく全部いただくわ」


51: 2014/03/30(日) 15:30:12.97

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






大蛇丸「・・・」 ゼーゼー

ひかげ「・・・大丈夫ですか?」

大蛇丸「ええ・・・とてもおいしかったわ・・・ありがとう」 ゼーゼー

夏海「ちょっとひか姉、あんまり先生をいじめないでよー。こう見えて先生デリケートなんだから」

ひかげ「いじめてねーよ!」

大蛇丸「・・・・・・・・」

れんげ「? 先生どうしたん?」

大蛇丸「・・・・・・・・」

小鞠「・・・先生?」

大蛇丸「・・・・・ふふふふふふふふふふふ」


全員「?」


大蛇丸「・・・・・一穂さん、急だけど今日を以て仕事を辞めさせていただくわ」


52: 2014/03/30(日) 15:32:18.49

夏海「えっ!? 何で・・・」

蛍「そんな・・・・・ほんとうに急ですよ・・・」

大蛇丸「・・・悪いわね。今すぐにやらなければいけないことができたのよ」

一穂「う~ん・・・まあいいんですけど、もう少し続けて欲しかったかなー」

大蛇丸「ごめんなさい。でも、この子たちよりも諭してあげなきゃいけない子が忍界にいるのよ」

一穂「んー・・・・・そういうことならしかたないかー。では、今までありがとうございました」

大蛇丸「ええ。こちらこそいろいろ経験できてよかったわ。・・・・・それと小鞠ちゃん、何か書くものを」

小鞠「え? はい、どうぞ」 スッ

大蛇丸「どうも」


カキカキカキカキ


小鞠「? あれ? 先生、手で書けるようになったんですか?」

大蛇丸「ふふふ・・・どうしてかしらね・・・・・はい、これ」 スッ

小鞠「ん? お札?」

大蛇丸「あなたが代表してこれを持っていなさい。きっといいことがあるわよ」

小鞠「? わかりました」


53: 2014/03/30(日) 15:34:50.44

大蛇丸「・・・それじゃあもう行くわ。あなたたちも今までありがとね」

夏海「う、うん・・・ありがと」 ショボーン

蛍「ありがとうございました・・・」 ショボーン

れんげ「先生先生!」

大蛇丸「? どうしたのれんげちゃん」

れんげ「またこっちの世界に来てもいいんよ!」

大蛇丸「・・・悪いけど、私は二度とこの世界には来ないわ」

れんげ「・・・どうしてなん?」

大蛇丸「はっきり言うとね・・・私からしてみれば、術の使えないこの世界は不快でしかないのよ」

れんげ「え・・・・・」

大蛇丸「でもね、あなたたちからしてみれば、ここは本当に素晴らしい世界だと思うわよ。違わない?」

れんげ「!!! ありがとなん!」

大蛇丸「ふふふ・・・じゃあね」






バタン


54: 2014/03/30(日) 15:36:33.21

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





白蛇「・・・」

大蛇丸「・・・・・! あら、お見送りかしら」







兄貴「・・・」ウン

大蛇丸「卓君、あなたに会えたおかげで今まで無かった新しい道を見つけることができたわ。ありがとう」

兄貴「・・・」ウン

大蛇丸「ふふふふ・・・じゃああの子たちを頼むわね。さようなら」

兄貴「・・・」ウン



白蛇「・・・」


ボンッ



55: 2014/03/30(日) 15:37:51.68

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大蛇丸アジト


白蛇「・・・」


ボンッ


大蛇丸「・・・・・」

カブト「! お戻りになられましたか」

大蛇丸「ええ・・・サスケ君は?」

カブト「昨日無事に到着しました」

大蛇丸「そう・・・」

カブト「・・・!? 大蛇丸様・・・両腕が・・・」

大蛇丸「ふふふ・・・三代目の封印術もたいしたことなかったみたいね。さあ、サスケ君のところへ行きましょう」






56: 2014/03/30(日) 15:40:19.53

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大蛇丸「・・・」

カブト「・・・」



サスケ「遅いぞ、大蛇丸」



大蛇丸「ついさっき一人旅から帰ってきたのよ。遅れて申し訳ないわ」

サスケ「御託はいい。さっさと俺に力をよこせ」 ギロッ

大蛇丸「ふふふふ・・・あんまり焦らないでちょうだい。じゃあ今すぐ始めるわ。呪印を見せなさい」


サスケ スッ


大蛇丸「・・・」

カブト(・・・ついに転生の儀式が始まる) ゴクリ

大蛇丸「・・・」


57: 2014/03/30(日) 15:41:23.67




スウー




サスケ「・・・・・!」

カブト(!?  呪印を吸収した?)

大蛇丸「・・・」

サスケ「・・・・どういうことだ?」

カブト「大蛇丸様・・・これはいったい?」

大蛇丸「サスケ君・・・・・今すぐ木の葉の里に戻りなさい」

サスケ「はぁ!?」

カブト「えぇ!? お、大蛇丸様!?」


58: 2014/03/30(日) 15:42:35.67

大蛇丸「ふふふふ・・・悪いけど、もうあなたになんて興味はないのよ」

サスケ「あァ!!? ふざけるな!! 俺はすべてを捨ててここに来たんだぞ! 今更帰れるわけないだろ! それに俺は復讐者だ! イタチを頃すための力が必要なんだ!」

大蛇丸「・・・・・」

サスケ「・・・」 ハアハア ハアハア

大蛇丸「サスケ君、今ならまだ捨てたものを拾い返すことができるのよ。それに、あなたは自分を復讐者だと言ったけど・・・・・この話を聞いたらどう変わるかしら」

サスケ「・・・何の話だ?」 ハアハア

大蛇丸「・・・・・イタチの真実よ」






59: 2014/03/30(日) 15:43:26.51

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大蛇丸「・・・」

サスケ「・・・・・・・・・・そうだったのか」

大蛇丸「私から伝えられることは全て伝えたわ。で、サスケ君・・・これからどうするの?」

サスケ「・・・・・そんなの決まってるだろ」

大蛇丸「・・・」

サスケ「俺が・・・」

大蛇丸「・・・・・」







60: 2014/03/30(日) 15:44:26.73

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ITACHI岬


キー!


大蛇丸「ずいぶん待たせるじゃない」

イタチ「・・・何の用だ」

大蛇丸「サスケ君のことでね」

イタチ「・・・・・」

大蛇丸「怒らないで最後まで聞いてほしいんだけど、サスケ君にあなたのことを全て話してあげたわ。それに木の葉のこともね」

イタチ「!? 大蛇丸・・・貴様」 ギロッ

大蛇丸「話はまだ終わってないのよ。それでサスケ君、全てを聞き終わった後になんて言ったと思う?」

イタチ「・・・」


61: 2014/03/30(日) 15:45:41.18


大蛇丸「 「俺が火影になって木の葉を変えてやる」ですって」

イタチ「!」

大蛇丸「ふふふふ・・・どうやら私たちはあの子の器を測り違えてたみたいね」

イタチ「大蛇丸・・・お前はいったい何を考えている?」

大蛇丸「イタチ・・・あなたが私のとった行動をどう思っているかはわからないけど、私は正しい選択をしたと思っているわ」

イタチ「・・・」

大蛇丸「・・・だって今のあなたはもう弟だけじゃないでしょ?」

イタチ「?」


62: 2014/03/30(日) 15:47:55.46

大蛇丸「はい、これ」 ヒュン

イタチ  パシッ (・・・術式のクナイ?)

大蛇丸「行ってきなさい。あなたの弟子たちが待ってるわよ」

イタチ「!?」

大蛇丸「それと、行ったら八ツ矢サイダーとかいう飲み物を飲むことね。味は保障できないけど」

イタチ「?」

大蛇丸「ふふふふ・・・じゃあ私はこれで失礼するわ」



どろどろどろどろ



イタチ「・・・・・」






63: 2014/03/30(日) 15:48:54.95

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠の部屋


小鞠(いったいこのお札って何なんだろう・・・きっといいことがあるって言ってたけど)


小鞠(・・・お守りみたいな感じかな?)


小鞠(・・・)



64: 2014/03/30(日) 15:51:49.13




小鞠(身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように 身長が伸びますように!!!!!)




65: 2014/03/30(日) 15:53:19.20



小鞠(・・・) ハアハア


小鞠(・・・声に出してないけど疲れちゃった) ハアハア


小鞠(・・・・・・・・・・・・)



66: 2014/03/30(日) 15:54:20.33





    身長なんて伸びなくていいから もう一度師匠に会えますように






67: 2014/03/30(日) 15:56:10.65


小鞠(・・・なんてね! それに、もし師匠にまた会えるなら、なおさら身長伸びてもらわないと困―)


ボンッ


小鞠「んに?」

イタチ「・・・」

小鞠「!? ぴゃーーーーーーーーーーー!!」

夏海「姉ちゃんうるさい・・・どうしたの?って師匠!!」

雪子「あんたたちうるさいよ! いったい何があったの?ってあなたどなた!!?」

イタチ「・・・イタチです」

小鞠「」 チーン

「~~~~~」

「~~~~~」

「~~~~~」

「~~~~~」




















兄貴の部屋


兄貴「・・・」ウンウン







68: 2014/03/30(日) 15:57:22.50

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大蛇丸アジト


白蛇「」





カブト「大蛇丸様・・・本当によかったんですか?」

大蛇丸「ええ。私はもう「うちはの力」になんて興味はないのよ。今興味があるのはもっと別のこと」

カブト「? 何です?」

大蛇丸「ふふふふ・・・そうね。例えば、しぃんかぁんせぇんってやつかしら」









69: 2014/03/30(日) 15:58:44.75

意外にもおもしろい
結構合うんだなw

引用元: 夏海 蛍 れんげ「あ、あれって・・・」  大蛇丸「オロチマル」