1: 2011/01/15(土) 20:44:36.44
それは中野梓が入部して二日目のことだった。
律「中野? 聞こえなかったのか?」
梓「な、なんで私がそんなことしなくちゃいけなんですか?」
律「おまえ後輩だろ? 後輩は先輩の命令には従うべきだ」
梓「そんなのめちゃくちゃです!! 運動部じゃないんですから…。
それに先輩達練習するつもりないじゃないですか。
何しに音楽室に来てるんですか? 氏んだ方がいいと思います」
律「…」
唯「…」
紬「…」
律「中野? 聞こえなかったのか?」
梓「な、なんで私がそんなことしなくちゃいけなんですか?」
律「おまえ後輩だろ? 後輩は先輩の命令には従うべきだ」
梓「そんなのめちゃくちゃです!! 運動部じゃないんですから…。
それに先輩達練習するつもりないじゃないですか。
何しに音楽室に来てるんですか? 氏んだ方がいいと思います」
律「…」
唯「…」
紬「…」
7: 2011/01/15(土) 20:48:30.12
梓「だいたい偉そうな顔して音楽室占拠しちゃって。
目標は武道館wwとかそこの黒板に書いてありますけど
練習はちゃんとしてるんですか?」
律「…」
唯「…」
紬「…」
紬は梓から見えない角度で拳を握り締めていた。
それでもアクションは起こすつもりはなく、黙って
梓の演説に耳を傾けていた。
梓「何ていうか、負け組みですよ先輩達は。停滞してるんです。
努力を放棄してお茶やお菓子に逃げる。たしかに最近は努力や
根性は流行しませんからね。そうなるのも分かります。でも…」
紬「…」
11: 2011/01/15(土) 20:52:15.59
梓「私には…先輩達が将来ニートになりそうで見てられません。
特に唯先輩がです。その年で妹に衣食住の面倒見てもらってるって
異常です。何により気持ち悪い」
唯「てめえ…」
梓「ブサイクな顔で睨まないでください。で、律先輩と唯先輩がこの怠惰で
堕落した部活を作り上げた張本人達であるのはすでに周知の事実です。
あなたたちは知的障害ですからね。しかし、諸悪の根源は…」
紬「梓ちゃん? それ以上は…」
梓「マユ…紬先輩です。学校に無断で高級菓子を持ち込み、部員に無償で与える。
そう。それはまさに、動物をエサ付けするかのように!! そして出来上がったのが
このやる気のかけらもない部活ですよ!!」
梓の拳が机に叩きつけられた。
特に唯先輩がです。その年で妹に衣食住の面倒見てもらってるって
異常です。何により気持ち悪い」
唯「てめえ…」
梓「ブサイクな顔で睨まないでください。で、律先輩と唯先輩がこの怠惰で
堕落した部活を作り上げた張本人達であるのはすでに周知の事実です。
あなたたちは知的障害ですからね。しかし、諸悪の根源は…」
紬「梓ちゃん? それ以上は…」
梓「マユ…紬先輩です。学校に無断で高級菓子を持ち込み、部員に無償で与える。
そう。それはまさに、動物をエサ付けするかのように!! そして出来上がったのが
このやる気のかけらもない部活ですよ!!」
梓の拳が机に叩きつけられた。
13: 2011/01/15(土) 20:53:21.43
>唯「てめえ…」
くそっwwwwwwwwwwwwwwwww
くそっwwwwwwwwwwwwwwwww
16: 2011/01/15(土) 20:56:28.48
いつもの席に着席している律ら一同は、それにひるむことなく眉を
釣り上げていた。皆生意気な後輩に対し、いかなる制裁を加えるべきか
考えていたのだ。やがて怒りで血管が浮かび上がってしまった紬が
静かに立ち上がろうとするが、対面にいる唯に静止させられる。
唯「中野さん? ずいぶん言いたい放題言ってくれたね。
さすがの私もキレちゃったんだけど。殺される前に
何か言い残したいこととかある?」
梓「唯先輩は憂より胸がありません」
唯「…」
梓「…」
唯「氏のうか。中野さん」
梓「はぁ? 何その顔? 調子乗るなよカス」
先攻は中野梓。短い助走をつけて唯に飛び掛った。
二人は転倒し、激しくも見合いながら互いの髪の毛を引っ張り合う。
キャッツファイトである。対格差があるにもかかわらず、
劣勢になった唯がカナギリ声をあげていた。
22: 2011/01/15(土) 21:00:20.72
紬「紅茶のおかわりよ」
澪「いつもありがとなムギ。この香りは…」
紬「ダージリンよ。もう飲み飽きたかしら?」
澪「いや。そんなことはないよ。今はそれより、あの二人の
女の子達の決闘を温かく見守っていたい」
紬「そうね。女の私から見ても惚れ惚れするくらいの戦いっぷりだわ。
唯ちゃんの乱れた髪の毛と胸元が刺激的ね」
唯は怒りで我を忘れていた。必氏になって腕を振り上げ、中野の顔面に
叩き込もうとするが当たらない。逆に梓から強力なカウンターを喰らい、
次第に思考能力を奪われていった。
これを勝機と見た梓は、マウントポジションで唯の首を絞め始めた。
唯は梓を親の敵のように睨みつつ罵詈雑言を並べ、身の不幸を呪っていたそのとき…
和「何してるのクズたち?」
34: 2011/01/15(土) 21:03:59.85
紬「見てのとおり喧嘩よ。入部二日目にして謀反した後輩にたいして
制裁を加えていいるところなの」
和「なるほど。さすがは我が高のガン、けいおん部ね。程度が
低いとは思っていたけどここまで最低だとは思わなかったわ」
紬「…? 何を言ってるのか理解できないけど、少なくとも最低なのは
唯ちゃんと梓ちゃんでしょ。キチOイとキチOイが互いを潰しあう。実に滑稽ね」
和「唯が気絶したわ」
紬「ふ…。眠っている顔もブサイクね。後の処理はこちらに任せて頂戴。
あんたはうざいから生徒会の仕事に戻りなさいよ。
あんたの顔見てると胸焼けがしてくるわ」
和「そういうわけにもいかないのよクズ。この部、もう廃部だから」
紬「…?」
和「意味が分からないって顔してるわね。私は生徒会役員よ。現生徒会長は
澪の盗撮写真で買収済み。すでに私が生徒会を掌握しているといっても
過言ではない」
40: 2011/01/15(土) 21:06:39.65
紬「…待って」
和「なに?」
紬「けいおん部は私のオアシスよ。潰されるのは困るわ」
和「だから?」
紬「取引しましょう」
紬は和に着席するよう進めた。
和は紅茶とミルクレープの誘惑に負けてしぶしぶ座る。
二人はテーブルを挟んで睨み合う形となった。
紬「冷静に話し合いましょう? あなたは聡明な女の子よ。
交渉の余地はあると思う」
和「そんなバナナ」
紬「…」
和「ふん…。しらけちゃったわね。とにかく、あんた達は私のことを
何度も馬鹿にした。いままで私のことを生徒会の犬だの脇役だの
眼鏡だの罵倒してくれたじゃない? ついさっきはうざいって…」
紬「一切記憶にございません」
和「…帰るわ」
紬「すみません。調子に乗りました!!」
和「なに?」
紬「けいおん部は私のオアシスよ。潰されるのは困るわ」
和「だから?」
紬「取引しましょう」
紬は和に着席するよう進めた。
和は紅茶とミルクレープの誘惑に負けてしぶしぶ座る。
二人はテーブルを挟んで睨み合う形となった。
紬「冷静に話し合いましょう? あなたは聡明な女の子よ。
交渉の余地はあると思う」
和「そんなバナナ」
紬「…」
和「ふん…。しらけちゃったわね。とにかく、あんた達は私のことを
何度も馬鹿にした。いままで私のことを生徒会の犬だの脇役だの
眼鏡だの罵倒してくれたじゃない? ついさっきはうざいって…」
紬「一切記憶にございません」
和「…帰るわ」
紬「すみません。調子に乗りました!!」
49: 2011/01/15(土) 21:10:26.17
和「…次はもうないわよ? まず、交渉するつもりなら私に対して謝罪するべきなのよ!!
ひざまづいて!! 誠意を込めて!! まるで犬のように!!」
紬「…」
和「…」
紬「きゃああああああああああああああああああ!!」
和「え? な、なに!?」
紬「いや、叫んでみただけ」
和「…」
紬「ねえ和ちゃん。私のオッパイ見せてあげるから許して」
和「…ふざけてるの?」
紬「ゲヘヘ…ジョーダンだよぉ~マジ受けるんですけどぉ?」
55: 2011/01/15(土) 21:14:53.78
和「…」(ふぅ…)
和は怒りで震える右手で眼鏡に触れた。
そしてゆっくりと眼鏡を外しながら溜息をついた。
和「…澪の裸が見たいわ。それを撮影して会長閣下への手土産にしようと思う。
今すぐ彼女を呼びなさい。厳命するわ」
紬「無理です」
和「なぜ?」
紬「中野梓と交戦中だからです」
それは事実だった。
平沢を沈めることに成功した中野は、次の獲物を澪に選定した。
先程と同じように澪に突撃し、押し倒し、胸を触りながら髪の毛を引っ張っていた。
澪が暴れ始めたのでマウントを取り、おっOいを揉みながら顔を殴っていた。
梓は、澪がクズのくせに無駄に美人なのが許せなかった。
64: 2011/01/15(土) 21:19:19.18
梓「うらあああああああああああああああ!!」
澪「ば…馬鹿…胸を触りすぎだ…!! そ、そんなに…あっ...」
梓「なんでてめえばっかり、胸がでけえんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!」
澪「ふぁあ…やめへえ…あ、あれ…なんだか変な気持ちに…」
澪はアヘ顔で殴られ続けていた。
梓がここまで怒りを露にするのは、澪に対する嫉妬だった。
小柄で貧乳な梓は、澪を一目見た瞬間から殴りたいと思っていた。
澪の慎重に嫉妬し、太ももに嫉妬し、ブラジャーのサイズと柄に嫉妬し、
大人っぽい声に嫉妬した。
もはや中野は小姑のような存在と化していた。
73: 2011/01/15(土) 21:22:54.61
和「うらああああああああああああああああああ!!」
律「ば、馬鹿…デコを触りすぎだ…!! そ、そんなに…あっ」
一方、和はストレス解消に律をいじめていた。
馬乗りになって律のデコを触りまくっている。
和がここまで怒りを露にするのは、律にたいする怒りからだった。
けいおん部設立以来、生徒会にやっかりになっておきながら、
和に対して菓子折りの一つも用意しない彼女に苛立っていた。
82: 2011/01/15(土) 21:28:29.04
和「あばばばばばばばwwww」
急に調子の乗りだした和。
律のおでこをドラムスティックで叩き始める。
律「あ……そ、そんなに強くしたら……駄目え…」
和「あばばばばばばばばwwww」
律「の、のどかしゃああん」
律は気持ちよさのあまり、遂に気絶してしまった。
和はようやく満足したのか、コホンと咳を吐いた後持ち場に戻った。
再び紬の前に着席し、冷たいジュースを要求したが、そんなものは
ないと断られたのでぶん殴ることにした。
紬「あはぁあああん!!」
殴られた紬はオーバーだった。
与えられた反動の倍以上の大きさで吹き飛び、
ドヤ顔でよだれを垂らしながら転倒した。
85: 2011/01/15(土) 21:32:56.33
梓「おい秋山。私の足の裏を舐めろよな」
澪「はぁ…はぁ…」
澪は梓に顔を踏まれていた。すでに体中ボロボロになっており、
なぜか上半身だけ裸にされていた。
澪「だ、だれか助けて」
梓「うぜえよ。助けなんてくると思ってるのか? いいからてめえは今日から
私の手下だ。服従の証として私の足をペロペロしてよ」
澪「…」
梓「きいてんのか。秋山」
澪「…はぁ? ゴキブリが私に命令するとか何それ? 意味わかんないし」
梓「…あぁ!?」
澪「もう手加減する必要ないか」
澪は梓の足を払いのけ、何事もなかったかのように立ち上がった。
93: 2011/01/15(土) 21:37:34.42
澪「これなーんだ?」
梓「そ、それは…!! 私の…」
澪「ご名答。梓ちゃんのパンツでーす」
澪が得意げに見せびらかした代物。
それはピンク色のショーツだった。
しかもシマパンである!!
澪「さらに…こんなものまで」
梓「そ…それは…!!」
澪が得意げに見せびらかした代物。
それは梓のブラジャーだった。
しかもAカップ用である!!(そもそもブラをする必要があるのか不明である)
澪「ちなみに、これらはおまえと揉みあっている最中に奪ったものだ。
他にも色々あるぞ」
梓「このクズ女…どこまで腐ってるの…」
梓はスカートの裾を押さえながら澪を睨みつけた。
99: 2011/01/15(土) 21:42:07.45
澪「梓の下着ってとっても可愛いんだね。感動しちゃった」
梓「ひ、人の下着をまじまじと見つめないでよ変態!!」
澪「ちなみに私はレズです」
梓「…え?」
澪「レズビアンだと言いました」
梓「うわああああああああああ!」
梓は腰を抜かしてしまった。
澪は気にせず、梓の小さめのブラを何と身に着けようとしたが、
やはりサイズが小さすぎる。こんな子供用のブラがなぜ
この世界に存在するのか。澪はそう憤慨しながら梓を
哀れみながら、痛烈な一言を放つのだった。
澪「梓。君。ブラする必要ないよね」
梓「…!!」 (ぐあああああああああああああ!!)
103: 2011/01/15(土) 21:51:02.01
梓「うぐぐぐぐぐぐぐぐ…ちくしょう…秋山てめえ…」
澪「やはり物語の主役には私のような美人がふさわしいと思わないか?
楽器の演奏はうまく、気立てがいい美人の私こそが。君のような
ちんちくりんのゴキブリもどきは、もう下がりたまえ(作品から)」
梓「ち、違う!! 私のような口リも需要があるはずだ!!」
澪「そんのごく一部の人間だけだ。
てか貧乳な時点で女としての魅力に欠けているのだよ君は」
梓「ち…ちくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!」
梓は四つんばいで吼え始めた。
どう言い訳しようにも澪の胸には勝てない。
世の男どもは皆胸ばかり見てる。尻の大きさでも身長でも澪には及ばない。
なんという世の理不尽。自分には色気の欠片もない。
あの幼稚でクルクルパーの唯よりも。怒りのボルテージは絶好調で上昇中だった。
108: 2011/01/15(土) 21:55:43.72
阿鼻驚嘆の地獄と化したけいおん部。
そこへ事態を収めるべく、ある人物が召集されていた。
和が極秘に手配していた同校の二年生の生徒である。
その人物はさわやかに微笑みながら音楽室の扉を開ける。
そして開口一番にこう挨拶した。
憂「こんにちわ。クズ集団。
どいつもこつも馬鹿そうな顔だから吐き気がしてきそう」
梓「よおシスコン」
澪「よおシスコン」
紬「シスコンさん。ちーーっす」
憂「てめえら…」
113: 2011/01/15(土) 22:02:03.92
憂「今すぐ全員の顔を殴りたいのを我慢しながら話すね。
とりあえずさ、今回の騒動の原因って中野さんなんでしょ?
なら中野をどうにかすれば終わりなんじゃないの?」
紬「ウホ?」
憂「ちょうどいいから全員でボコろうよ。
中野の奴さ、昨日他校の男子にナンパされたって自慢げに話すのよ。
…ちょっと顔が良いからって完全に調子こいてない?」
紬「たしかに。それは調子の乗ってるわね」
唯「え? 私しょっちゅうナンパされるんですけど。それって普通じゃね?」
澪「わ、私もたまにあるかも…」
紬「なんですって…!! てか平沢姉! 生きてたの?」
唯「うん。まあねクソ眉毛」
115: 2011/01/15(土) 22:06:42.69
憂「自慢じゃないけど、私も昨年海に言ったときそれなりにナンパされた。
うざいんだけどすこしうれしかった…かな」
紬「おいおい…ちょっと待って…待ちなさい…?」
唯「もしかしてナンパされたことないのって…」
澪「ムギだけ…?」
紬「いやああああああああああああああああああ!!」
憂「ふん。惨めなブルジョワね。まあその眉毛じゃ無理もないか」
澪「全くだな。こいつのせいでけいおん部の顔面偏差値が下がってる」
唯「あと田井中もじゃね? あいつも男か女か分かんないような顔しているし、
ぶっちゃけデコ以外にどこか魅力あんの?」
122: 2011/01/15(土) 22:11:18.77
憂「おい買女ども。それより中野はどこへ行った?」
澪「そういえば…」
唯「いない…?」
紬「いつもまに…」
けいおん部の可憐なる魔女達が紬いじめに勤しんでいる間、
ゴキブリあずにゃんに逃げる時間を与えてしまったのだ。
今回、中野は先輩達に大々的に喧嘩を売ったものの、いつでも
逃げる準備はしていた。将来のニート候補の先輩達を散在困らせた上で
退部届けを突きつけるつもりだったのだが、憂が出てきてしまっては
すでに手遅れ。梓とて平沢憂を敵に回すほどの馬鹿ではなかった。
124: 2011/01/15(土) 22:14:56.89
唯「いつもまに…」
澪「いつもまに…」
憂「いつもまに…」
三人はドヤ顔で紬を見ながら言った。
紬「…心から…あなたたちをぶっ飛ばしたいです。心から」
紬は微笑みながらキレていた。微笑み眉毛である。
唯「それより中野を捕まえるぞ!!」
澪「そうだな。ムギのジョークに付き合っている暇はない」
憂「中野oooooo!!! 勝手に逃げやがってよおおおおおおおおおおお!!」
132: 2011/01/15(土) 22:21:44.29
和「なんなんすかこれ」
134: 2011/01/15(土) 22:22:12.60
あずにゃん「はぁはぁ……ここまでくれば…もう大丈夫かな…」
梓は全力疾走していた。
ここは私鉄の駅構内。ホーム内にいる人たちから奇異の視線を浴びるが、
ゴキブリなので気にしない。喉がかわいたので売店でコーヒー牛乳を買うことにした。
あずにゃん「おいババア!! コーヒー牛乳だ!! 代金はあとで紬につけて…」
店員(見た目十台) 「誰につけるのですか?」
あずにゃん「うちの部の財布女にだよ!! いいからさっさとよこせ」
店員「いい加減にしなさい」
あずにゃん「え?」
店員は顔に張り付いたタイガーマスク(メス)をはがし始めた。
その中から現れたのは、梓がよく知っているデコビXチだった。
律「おまえはもうやりすぎた。これから音楽室へ連行させてもらうぞ」
あずにゃん「こいつ…。変装していたのか…。ただのトラだと思っていたのに」
138: 2011/01/15(土) 22:35:27.82
梓「名だけのクサレ部長の指示に従う私だと思ったか?」
律「な、なにぃ!!」
梓「これでも喰らえ!!」
なんと、梓は忍者のような動きで律に忍び寄り、
十七回ほどセクハラした後、やってきた電車に乗って
まんまと逃げおおせてしまった。
梓「ぎゃはははははwww どいつもこいつも馬鹿ばっかり!!
ざまみろってんだよ! ばーーーーーーか!!」
梓は電車内で下品に笑い続ける。数分ほど優越感に浸り続けていたが、
やがて眠くなってきた。
梓「あー。クソ女達と関わると本当に疲れるわ。お肌にも悪影響だし…。
ったく。そろそろ転向しようかな…ふぁあ眠い」
眠ろうにも車内は満席だ。お菓子を食べている男の子を見つけたので、
因縁をつけて無理矢理席を強奪した後、ついでにお菓子も奪ってやった。
しかし、その菓子が『たけのこの里』だったのを確認し、激怒する梓。
なぜ『キノコの山』派の梓には、人前でたけのこの里を食べる男の子が許せなかった。
近くにいた彼の母親を十五分説教した後、目の前でお菓子を
踏みつけてグシャグシャにした
145: 2011/01/15(土) 22:49:08.48
続き期待
146: 2011/01/15(土) 22:50:15.63
梓の霊圧が…消えた…!?
151: 2011/01/15(土) 23:14:04.97
自宅にて。
梓「たっだいまぁ。つっても返事してくれる人なんていないんだけどね」
すたすたと食堂まで歩き、テーブル上の一枚の書置きを手に取る。
『ゴキブリ梓へ。帰りが遅くなるので夕飯は適当にすませておきなさい。母より』
梓「あのクソ親。どうせどっかの男と不倫でもしてるんでしょ」
梓はテーブルを盛大にひっくり返してから自室へ向かった。
六畳程度の背ない部屋だが、ゴキブリにはちょうどいいサイズだ。
コンポの電源を入れ、大音量で音楽を流し始める。
そしてベッドで横になって静かに目を閉じた。
梓「ふぁあ。このまま寝ちゃおうかな」
梓「たっだいまぁ。つっても返事してくれる人なんていないんだけどね」
すたすたと食堂まで歩き、テーブル上の一枚の書置きを手に取る。
『ゴキブリ梓へ。帰りが遅くなるので夕飯は適当にすませておきなさい。母より』
梓「あのクソ親。どうせどっかの男と不倫でもしてるんでしょ」
梓はテーブルを盛大にひっくり返してから自室へ向かった。
六畳程度の背ない部屋だが、ゴキブリにはちょうどいいサイズだ。
コンポの電源を入れ、大音量で音楽を流し始める。
そしてベッドで横になって静かに目を閉じた。
梓「ふぁあ。このまま寝ちゃおうかな」
154: 2011/01/15(土) 23:26:14.98
梓「結局退部届け、出せなかったな…。まあいいや。明日出せば…」
澪「よくないよ」
梓「な…」
澪「退部しちゃだめだよ」
梓「このビXチ…どうやってここに!?」
澪「梓の後をつけてきたの。梓の外見って虫にそっくりだったから分かりやすかったよ」
梓「ストーカーかよ!! 警察に通報するぞ!!」
澪「その前にパンツを返すよ。はい」
澪は使用済みパンツを手にしていた。
さらにブラジャーや靴下、上履きなども持っている。
158: 2011/01/15(土) 23:31:13.89
澪「そっかぁ。梓ってけいおん部やめるつもりだったんだぁ」
梓「だからなんだっての!? あんな掃き溜め場、私に会うわけないじゃん!!
平沢とかあのぶりっ子声聞いてるだけで殴りたくなるんですけど?」
唯「へぇ。私のこと殴りたいって?」
梓「のわああ!!? いたのかよ池沼」
唯はベッドの下からヌッと出てきた。
あらかじめ忍び込んでいたらしい。
唯「あずにゃん。昨日入部届けだしたばっかりだったのに…もうやめるんだぁ。へぇ」
梓「てめえら見たいな売女と一緒に部活やるのが嫌なだけなんだよ!!
学際の時だけ真面目に演奏しやがるからすっかり騙されちまったじゃない!!」
唯「澪ちゃん。こいつそろそろ締めようよ? ひき肉にしてやりたい」
澪「まあ待てよ唯。後輩はこのくらい生意気な方がかえって可愛いさ」
162: 2011/01/15(土) 23:45:30.20
澪「梓。仲直りしないか。私とおまえなら漫才カップルになれる。
好きだよ梓。心から愛してる」
梓「気持ち悪いこというなよ!! 同性と付き合うつもりなんてないよ」
澪「ふ。冗談だよ。それよりさ。詐欺師・真鍋和がうちの部活をつぶしに
かかってるんだ。部の存続のピンチなんだ」
梓「だからなに? まさか私に協力しろっての?」
澪「そのまさかだ。ただし、これは脅迫だ。逆らったらおまえの
ケツの穴の潰させてもらう」
梓「な…なんですって…?」
167: 2011/01/15(土) 23:51:28.35
梓「まったく…本当にあんた達は狂ってるわ…」
澪「それは最高の褒め言葉だね。ちなみに、私はいつでも梓の処Oを
奪いたいと思っているよ。始めてあった時(昨日)から梓のことは気になってたのさ」
梓「そ、そう。え、笑顔で言わないでよ…」
澪「少しは私の恐ろしさが分かってくれたようでうれしいよ。さて、そういうことだから、
また明日学校で会おうじゃないか」
唯「あくまで一時的な同盟だからね。あずにゃんのことはいずれ頃すから」
澪達はそれだけ言って去っていった。
168: 2011/01/15(土) 23:57:19.49
翌日。梓は生徒会室に出向いていた。
梓「お、おはようございます」
和「あら…けいおん部の新入部員さんじゃない。
基本的にここは頭の悪い生徒は出入り禁止なんだけど、何のよう?」
梓「せ、生徒会長さんに話があってきました」
会長「あら、私に用なの?」
会長は大人びた印象の人だった。
茶髪のロングヘアーを肩に垂らして凛としている。
優しくもキリッとした目つきから一定の知性を感じさせた。
梓「か、会長さんの尻を開発しにきました!!」
会長「…!!」
和「…!!」
172: 2011/01/16(日) 00:03:22.00
梓「すみません。嘘です。そんなに脅えないで下さい。キモイです。
で、本題なんですけど、けいおん部をつぶすのはよくないと思います」
会長「けいおん部…?」
梓「あ、会長はご存知ありませんか。そこにる鬼畜眼鏡が
水面下でけいおん部を廃部に追い込もうとしてるんです」
会長「真鍋さんが…そんなことを?」
梓「そうです。どうか助けてください。私たちけいおん部は善良な部活です。
真鍋さんの魔の手に落ちる前に、どうか会長さんの力で私たちにご加護を…」
会長「…」
和「…」(このクソチビ…)
梓「…」
176: 2011/01/16(日) 00:10:13.19
会長さんはしとやかな人物だった。女子高の中といえど、彼女は
知的で品位に満ちた人物として定評があった。そんな彼女は、
人の頼みごとを断れない性格でもあった。お人よしなのである。
どんな人のささいな悩みでも親身に聞いてくれる彼女を、周りの人は
リーダーとして慕ったのだった。そんな会長さんが、朝一で悩み相談に
来てくれた一年生を励ますため、優雅に微笑みながらこう言ったのだった。
会長「いいわよ。ただし、あなたのアナルを開拓させてくれたらね」
梓「…は?」
会長「私ね。ずっと澪ちゃんファンだったの。この私がなぜけいおん部の
存在を認めていたと思う? 澪ちゃんがいるからよ。彼女の演奏が見たいから
生かしておいてあげたの。あのニート集団をね」
梓「な…? そ、そんな…ことが…」
会長「でもね。私、今はあなたのことが好きになっちゃったかも。だって中野さんって…」
会長は梓の頬を触りながら話していた。
知的で品位に満ちた人物として定評があった。そんな彼女は、
人の頼みごとを断れない性格でもあった。お人よしなのである。
どんな人のささいな悩みでも親身に聞いてくれる彼女を、周りの人は
リーダーとして慕ったのだった。そんな会長さんが、朝一で悩み相談に
来てくれた一年生を励ますため、優雅に微笑みながらこう言ったのだった。
会長「いいわよ。ただし、あなたのアナルを開拓させてくれたらね」
梓「…は?」
会長「私ね。ずっと澪ちゃんファンだったの。この私がなぜけいおん部の
存在を認めていたと思う? 澪ちゃんがいるからよ。彼女の演奏が見たいから
生かしておいてあげたの。あのニート集団をね」
梓「な…? そ、そんな…ことが…」
会長「でもね。私、今はあなたのことが好きになっちゃったかも。だって中野さんって…」
会長は梓の頬を触りながら話していた。
186: 2011/01/16(日) 00:15:28.78
梓「ぴぎいいいい!!」
貞操の危機を感じた梓は、ペンギンのような叫び声を上げてしまった。
会長の指は冷たくて、人間の血が通っているように思えなかった。
会長「可愛いわねえ…。いいわぁ。一年生にこんな可愛い女の子がいたなんて…」
梓「あうあう……」
会長「見なさい。この白魚のような美しい肌を。あなたは澪ちゃん以上の器だわ。
だから、私が開発してあげる。怖がらなくても大丈夫よ? ゆっくり時間を
かけて開発してあげるから…ゆっくり…ゆーっくりね」
梓「う、、、うわあああああああああ!!」
会長「…!?」
梓は奇声を上げて暴れ始め、会長を押し倒した。
187: 2011/01/16(日) 00:22:40.94
梓「や、やられる前にやってやるです!!!」
会長「あらまあ。元気な子は嫌いじゃないわ。でも、ちょっとお痛がすぎたんじゃいのかしら?
真鍋さん。中野さんを抑えなさい」
和「は、はい会長!!」
和は急いで梓を押さえつけ、その辺に落ちていた警防でこらしめてやった。
二度三度と殴られると梓は抵抗をやめて大人しくなった。
会長「中野さん。覚悟は出来てる? 生徒会の人間を敵に回した以上、
あなたはタダでは済まないわよ?」
梓「ひぃぃ…怖いよぉおお…誰か助けてええええ!!」
会長「あらあら。お漏らししちゃったの? 本当に可愛い子猫さんね」
会長は微笑みながら梓の頭を掴み、思い切り床へ叩きつけた。
嫌がる梓の抵抗を押さえながら、さらに話を続けた。
会長「人の上に立つのって大変なのよ? 色々と責任が重くて…ストレスがたまるのよ。
だから、あなたみたいな愚かな生徒を相手にウサばらししないとやってけないのよ」
192: 2011/01/16(日) 00:33:20.00
会長「中野梓さん。今すぐ私の前で裸になりなさい。
あなたの生まれたままの姿が見てみたいわ」
梓「…」
梓は大人しく従った。
会長の好機な視線に耐えながら、下着まで全て脱いだ。
会長は梓の肌を触ったり舐めたりしながら、身体の隅々まで調べ上げた。
梓はうつむいて下唇を噛みながらじっと耐えていた。
たまに会長の指がくすぐったくて声を発してしまった。
早くこの苦痛が終って欲しい。それだけを願っていた。
会長「きれいな身体ね…。穢れを知らない処Oの身体だわ…」
梓「…もう許してください…もう二度と逆らいませんから…」
会長「うふふふ。いまさら遅いよ。
次は四つんばいになって。犬のような体勢で私にお尻を突き出して頂戴」
梓「…」
会長「うふふ。ここからだと中野さんのお尻が丸見えよ?」
あなたの生まれたままの姿が見てみたいわ」
梓「…」
梓は大人しく従った。
会長の好機な視線に耐えながら、下着まで全て脱いだ。
会長は梓の肌を触ったり舐めたりしながら、身体の隅々まで調べ上げた。
梓はうつむいて下唇を噛みながらじっと耐えていた。
たまに会長の指がくすぐったくて声を発してしまった。
早くこの苦痛が終って欲しい。それだけを願っていた。
会長「きれいな身体ね…。穢れを知らない処Oの身体だわ…」
梓「…もう許してください…もう二度と逆らいませんから…」
会長「うふふふ。いまさら遅いよ。
次は四つんばいになって。犬のような体勢で私にお尻を突き出して頂戴」
梓「…」
会長「うふふ。ここからだと中野さんのお尻が丸見えよ?」
199: 2011/01/16(日) 01:03:19.86
梓はその後も会長に蹂躙され続けた。
永遠と続く苦痛に涙を流すと、会長をさらに喜ばせるのだった。
行為が終った後は、次の日から毎日生徒会室に来るよう
命じられ、会長専用のペットと化してしまったのだった。
廃部寸前のけいおん部だったが、梓のおかげで存続することが出来た。
唯達はというと…中野梓という生贄も知らず、
今日ものんきにお茶を飲んでいたのだった。
ただ一人を除いては…
紬「うふふ。けいおん部が廃部にならなくて本当によかったわ」
終わり。
永遠と続く苦痛に涙を流すと、会長をさらに喜ばせるのだった。
行為が終った後は、次の日から毎日生徒会室に来るよう
命じられ、会長専用のペットと化してしまったのだった。
廃部寸前のけいおん部だったが、梓のおかげで存続することが出来た。
唯達はというと…中野梓という生贄も知らず、
今日ものんきにお茶を飲んでいたのだった。
ただ一人を除いては…
紬「うふふ。けいおん部が廃部にならなくて本当によかったわ」
終わり。
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