1: 2014/04/21(月) 19:26:54.14
夏海「ロボトミーってんだっけ?」
夏海「確かに兄ちゃんロボットみたいになっちゃったわ!」アハハ
卓「……」
夏海「ねぇ、兄ちゃんはもう笑ってくんないの?」
夏海「ずっとこのままなん?」
夏海「ウチは…──」ジワリ
夏海「ウチは大好きだった兄ちゃんの笑顔がもう一度見たいよ!!」ギュッ
卓「……」
夏海「お願いだからあの頃の兄ちゃんに戻ってよ! 兄ちゃん!」グリグリ
夏海「兄ちゃん!!」
───────
──────
─────
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398076014/
夏海「確かに兄ちゃんロボットみたいになっちゃったわ!」アハハ
卓「……」
夏海「ねぇ、兄ちゃんはもう笑ってくんないの?」
夏海「ずっとこのままなん?」
夏海「ウチは…──」ジワリ
夏海「ウチは大好きだった兄ちゃんの笑顔がもう一度見たいよ!!」ギュッ
卓「……」
夏海「お願いだからあの頃の兄ちゃんに戻ってよ! 兄ちゃん!」グリグリ
夏海「兄ちゃん!!」
───────
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2: 2014/04/21(月) 19:31:04.51
~ 回想 ~
すぐる「夏海、蝶々そっち行ったぞ!」
なつみ「え? え? わわっ!!」ステン
すぐる「大丈夫か、夏海!?」
なつみ「いたた…──えへへ、転んじった♪」
すぐる「何が転んじった、だ! 血出てるじゃないか!」
なつみ「大丈夫だもん! こんなの唾つけとけば治るもん!」
すぐる「そんなんで膝に傷が残ったらどうすんだよ!」
なつみ「いいじゃん! 古傷とか格好いいし──…」
すぐる「馬鹿、お前は女の子なんだぞ!!」
なつみ「」ムッ
なつみ「ちんちんついてるからって偉そうにしないでよ! アホあにきー!」ダッ
すぐる「あ、こらっ!」
すぐる「──…ったく、女の子がちんちんなんて口にすんなっての」ポリポリ
すぐる「夏海、蝶々そっち行ったぞ!」
なつみ「え? え? わわっ!!」ステン
すぐる「大丈夫か、夏海!?」
なつみ「いたた…──えへへ、転んじった♪」
すぐる「何が転んじった、だ! 血出てるじゃないか!」
なつみ「大丈夫だもん! こんなの唾つけとけば治るもん!」
すぐる「そんなんで膝に傷が残ったらどうすんだよ!」
なつみ「いいじゃん! 古傷とか格好いいし──…」
すぐる「馬鹿、お前は女の子なんだぞ!!」
なつみ「」ムッ
なつみ「ちんちんついてるからって偉そうにしないでよ! アホあにきー!」ダッ
すぐる「あ、こらっ!」
すぐる「──…ったく、女の子がちんちんなんて口にすんなっての」ポリポリ
3: 2014/04/21(月) 19:34:59.43
なつみ「はぁ…はぁ……」
なつみ「兄ちゃんってば、ウチが何かする度に女の子らしくしろって──…」
なつみ「ウチは好きで女の子になったんじゃないっつーの!」
なつみ「はぁ…」
なつみ「なんでウチ女の子なんかに生まれてきちゃったんだろ?」
なつみ「お人形より虫の方が好きだし、可愛いのより格好いい方が全然いいのに」
なつみ「女の子なんかつまらないって! ウチを男の子にさせろー!!」ジタバタ
ズキッ
なつみ「くぅ…」
なつみ「…──こんなの痛くないもん」ジワリ
──…つみ
お~い、なつみ~…
なつみ「げっ、兄ちゃんだ! 隠れなきゃ!」ササッ
なつみ「兄ちゃんってば、ウチが何かする度に女の子らしくしろって──…」
なつみ「ウチは好きで女の子になったんじゃないっつーの!」
なつみ「はぁ…」
なつみ「なんでウチ女の子なんかに生まれてきちゃったんだろ?」
なつみ「お人形より虫の方が好きだし、可愛いのより格好いい方が全然いいのに」
なつみ「女の子なんかつまらないって! ウチを男の子にさせろー!!」ジタバタ
ズキッ
なつみ「くぅ…」
なつみ「…──こんなの痛くないもん」ジワリ
──…つみ
お~い、なつみ~…
なつみ「げっ、兄ちゃんだ! 隠れなきゃ!」ササッ
4: 2014/04/21(月) 19:39:58.69
すぐる「夏海ー! 居るなら返事しろー! 夏海ー!」
なつみ(べ~、だっ! だ~れが返事するもんか!)
すぐる「夏海ー! 膝痛いんだろー? 手当てしてやるから出て来いってー!」
なつみ「」ツーン
すぐる「仕方ない、こうなったら母さんを呼んで来るしか──…」
なつみ「!」ビクゥ
ガサッ
なつみ「母ちゃんだけは! 母ちゃんだけは呼ばないでったら!」
すぐる「フッ、夏海はホント母さんのことが恐いんだな」
なつみ「こ、恐くないし! あんなのただうっさいだけだもん!」
すぐる「だってさ、母さん?」クルッ
なつみ「えっ、うそうそ!? や~、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
すぐる「あはは! 居る訳ないだろ?」
すぐる「母さんは小鞠と買い物に行くって夏海も聞いてたじゃないか?」
なつみ「……………………!」ハッ
なつみ「~~~っ!!///」フルフルフル
なつみ「もう! 兄ちゃんの嘘つき! 馬鹿、氏んじゃえ!」ゲシッ
すぐる「痛゛っ! こら、スカートでキックすんなっていつも言ってるだろ!?」
なつみ(べ~、だっ! だ~れが返事するもんか!)
すぐる「夏海ー! 膝痛いんだろー? 手当てしてやるから出て来いってー!」
なつみ「」ツーン
すぐる「仕方ない、こうなったら母さんを呼んで来るしか──…」
なつみ「!」ビクゥ
ガサッ
なつみ「母ちゃんだけは! 母ちゃんだけは呼ばないでったら!」
すぐる「フッ、夏海はホント母さんのことが恐いんだな」
なつみ「こ、恐くないし! あんなのただうっさいだけだもん!」
すぐる「だってさ、母さん?」クルッ
なつみ「えっ、うそうそ!? や~、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
すぐる「あはは! 居る訳ないだろ?」
すぐる「母さんは小鞠と買い物に行くって夏海も聞いてたじゃないか?」
なつみ「……………………!」ハッ
なつみ「~~~っ!!///」フルフルフル
なつみ「もう! 兄ちゃんの嘘つき! 馬鹿、氏んじゃえ!」ゲシッ
すぐる「痛゛っ! こら、スカートでキックすんなっていつも言ってるだろ!?」
5: 2014/04/21(月) 19:45:34.76
なつみ「あー! またウチのこと女の子扱いしてー!!」ムッカー
なつみ「いいもん! スカートが駄目ならパンツで蹴ってやるー!!」スッ
すぐる「だからすぐスカート脱ごうとするの止めろって!!」グイ
なつみ「もー! なんで姉ちゃんのお下がり履かせんの! 兄ちゃんのが履きたいのに」
すぐる「仕方ないだろ、母さんが履けって言うんだから……」
すぐる「それに僕も夏海にはスカートの方が似合ってると思うし」
なつみ「……」
すぐる「…夏海?」
なつみ「──…兄ちゃんだけでもウチのこと弟扱いしてくれてもいいじゃんか」
すぐる「はぁ…」
すぐる「もう散々暴れて気がすんだろ? ほら、膝見せろって」
なつみ「……」
スッ
なつみ「兄ちゃん、絆創膏持ってんの?」
すぐる「絆創膏は持ってないけど……ほら」クシャ
なつみ「あっ、それ!」
すぐる「夏海が教えてくれた怪我によく効く薬草だよ。これで合ってるだろ?」
なつみ「うん、合ってるよ、兄ちゃん!」
なつみ「──…えへへ、兄ちゃんウチの話ちゃんと覚えててくれたんだぁ///」ポワー
なつみ「いいもん! スカートが駄目ならパンツで蹴ってやるー!!」スッ
すぐる「だからすぐスカート脱ごうとするの止めろって!!」グイ
なつみ「もー! なんで姉ちゃんのお下がり履かせんの! 兄ちゃんのが履きたいのに」
すぐる「仕方ないだろ、母さんが履けって言うんだから……」
すぐる「それに僕も夏海にはスカートの方が似合ってると思うし」
なつみ「……」
すぐる「…夏海?」
なつみ「──…兄ちゃんだけでもウチのこと弟扱いしてくれてもいいじゃんか」
すぐる「はぁ…」
すぐる「もう散々暴れて気がすんだろ? ほら、膝見せろって」
なつみ「……」
スッ
なつみ「兄ちゃん、絆創膏持ってんの?」
すぐる「絆創膏は持ってないけど……ほら」クシャ
なつみ「あっ、それ!」
すぐる「夏海が教えてくれた怪我によく効く薬草だよ。これで合ってるだろ?」
なつみ「うん、合ってるよ、兄ちゃん!」
なつみ「──…えへへ、兄ちゃんウチの話ちゃんと覚えててくれたんだぁ///」ポワー
6: 2014/04/21(月) 19:50:26.21
すぐる「これでよし」
なつみ「兄ちゃん、ありがとう!」ニコー
なつみ「あと、えっと、その……ごめん……」シュン
すぐる「気にすんなよ、いつものことだろ?」
すぐる「…──あのさ、夏海は自分が思ってるほど男っぽく無いぞ?」
なつみ「へっ?」キョトン
すぐる「男は普通、その辺に生えてる草になんか興味無いって」
すぐる「増してや、花のことなんか目にも止まらないからな」
すぐる「その点、夏海は草の知識は豊富だし、花の冠なんかも作れるじゃないか」
すぐる「ハッキリ言って、夏海は僕の知る女の子の中で一番女の子らしいよ」
なつみ「そ、そんなこと…!///」カァァ
なつみ「──…それって、姉ちゃんよりも?」ジトッ
すぐる「ああ」
なつみ「じゃあ、ひか姉よりも!? このみちゃんよりも女の子らしいかなぁ!?」
すぐる「当然、夏海は大きくなったら素敵なお嫁さんになると思うな」ニコッ
なつみ「兄ちゃん……///」キュン
なつみ「兄ちゃん、ありがとう!」ニコー
なつみ「あと、えっと、その……ごめん……」シュン
すぐる「気にすんなよ、いつものことだろ?」
すぐる「…──あのさ、夏海は自分が思ってるほど男っぽく無いぞ?」
なつみ「へっ?」キョトン
すぐる「男は普通、その辺に生えてる草になんか興味無いって」
すぐる「増してや、花のことなんか目にも止まらないからな」
すぐる「その点、夏海は草の知識は豊富だし、花の冠なんかも作れるじゃないか」
すぐる「ハッキリ言って、夏海は僕の知る女の子の中で一番女の子らしいよ」
なつみ「そ、そんなこと…!///」カァァ
なつみ「──…それって、姉ちゃんよりも?」ジトッ
すぐる「ああ」
なつみ「じゃあ、ひか姉よりも!? このみちゃんよりも女の子らしいかなぁ!?」
すぐる「当然、夏海は大きくなったら素敵なお嫁さんになると思うな」ニコッ
なつみ「兄ちゃん……///」キュン
7: 2014/04/21(月) 19:55:39.95
なつみ「いいよ、そんなに言うならウチがなってあげるから……」
すぐる「えっ、今なんて…?」
なつみ「だ~か~ら、ウチが兄ちゃんのお嫁さんになるって言ってるの!」ギュッ
すぐる「な゛っ!!?」
なつみ「えへへ、ウチねー、兄ちゃんのこと……だ~~~い好きぃ♡///」ニコパァ
~ そして、時は流れて ~
ガシャーン!!!
雪子「きゃあああぁぁ~~!!!」
小鞠「お母さん!!」
卓「俺の部屋に勝手に入りやがって……ふっざけんなよ、糞ババァ!!」ドスッ
雪子「がふっ!!」ビクン
小鞠「やめて、お兄ちゃん!! お母さん氏んじゃうよ!!」
卓「うっせぇ、引っ込んでろチビ!! それとも一緒に殴られてーかぁ!? ああ!?」
雪子「ごめ…んね、お兄ちゃんの部屋…掃除…したくて…ギターはワザとじゃ…」
雪子「」ガクン
小鞠「お母さん? …ねぇ、しっかりしてよ、お母さん!! お母さん!!」
卓「言い訳なんか聞きたかねぇんだよ!! 見ろよ、この傷……ああ、見えねぇか?」
卓「そんなら目ん玉に突っ込んで直接見せてやるよぉぉぉおお!!!」ゴオゥ
すぐる「えっ、今なんて…?」
なつみ「だ~か~ら、ウチが兄ちゃんのお嫁さんになるって言ってるの!」ギュッ
すぐる「な゛っ!!?」
なつみ「えへへ、ウチねー、兄ちゃんのこと……だ~~~い好きぃ♡///」ニコパァ
~ そして、時は流れて ~
ガシャーン!!!
雪子「きゃあああぁぁ~~!!!」
小鞠「お母さん!!」
卓「俺の部屋に勝手に入りやがって……ふっざけんなよ、糞ババァ!!」ドスッ
雪子「がふっ!!」ビクン
小鞠「やめて、お兄ちゃん!! お母さん氏んじゃうよ!!」
卓「うっせぇ、引っ込んでろチビ!! それとも一緒に殴られてーかぁ!? ああ!?」
雪子「ごめ…んね、お兄ちゃんの部屋…掃除…したくて…ギターはワザとじゃ…」
雪子「」ガクン
小鞠「お母さん? …ねぇ、しっかりしてよ、お母さん!! お母さん!!」
卓「言い訳なんか聞きたかねぇんだよ!! 見ろよ、この傷……ああ、見えねぇか?」
卓「そんなら目ん玉に突っ込んで直接見せてやるよぉぉぉおお!!!」ゴオゥ
8: 2014/04/21(月) 20:00:08.89
夏海「兄ちゃん!!!」バッ
ゴッ
卓「!!?」
ドサッ
夏海「う…うぅ……」ダクダク
小鞠「夏海!? あんた、どうして…──」
卓「夏…海……あっ」
夏海「へへっ…兄ちゃん…ウチ…また怪我しちゃって…だから薬草…取って来て…」
クテン
小鞠「夏海!! 夏海!! 氏んじゃ駄目だよ!! 夏海!! 夏海~~~!!!」
卓「あ…ぁぁ……」フルフル
卓「うわあああぁぁぁあああああ!!!!!」
───────
──────
─────
夏海「──…んぅ? ここ…は……」
小鞠「夏海!! お母さん、夏海が目を覚ましたよ!!」
雪子「夏海…! アンタって子はホントに無茶して、馬鹿なんだからもう!!」ボロボロ
ゴッ
卓「!!?」
ドサッ
夏海「う…うぅ……」ダクダク
小鞠「夏海!? あんた、どうして…──」
卓「夏…海……あっ」
夏海「へへっ…兄ちゃん…ウチ…また怪我しちゃって…だから薬草…取って来て…」
クテン
小鞠「夏海!! 夏海!! 氏んじゃ駄目だよ!! 夏海!! 夏海~~~!!!」
卓「あ…ぁぁ……」フルフル
卓「うわあああぁぁぁあああああ!!!!!」
───────
──────
─────
夏海「──…んぅ? ここ…は……」
小鞠「夏海!! お母さん、夏海が目を覚ましたよ!!」
雪子「夏海…! アンタって子はホントに無茶して、馬鹿なんだからもう!!」ボロボロ
9: 2014/04/21(月) 20:06:01.73
夏海「えっと…──あっ、そっか!」
夏海「ウチ、兄ちゃんが偶っ然! 落としたギターに頭ぶっつけちゃったんだっけ?」
夏海「ウチってば、相変わらずお間抜けさんだな~」アハハ
小鞠&雪子「……」
夏海「で、兄ちゃんは?」
夏海「兄ちゃん、大切にしてたギター落としちゃって相当ヘコんでるっしょ?」
夏海「なら、ウチがちょっくら元気付けてやらんとね…──」スッ
小鞠「駄目よ、あんたは怪我人なんだから大人しく寝てなきゃ!」
夏海「え~、こんくらい平気だってー」
夏海「つーか、ここ病院? じゃあ兄ちゃんここには居ないのか……」
雪子「…──お兄ちゃんなら病室の外に居るんだけどねぇ」
夏海「へっ? なら、入って来てもらいなよ」
雪子「小鞠……」
小鞠「……」スタスタ
ガチャ
卓「……」
夏海「おっ、兄ちゃん! 良かった、ほらこっち来て来て!」
夏海「ウチ、兄ちゃんが偶っ然! 落としたギターに頭ぶっつけちゃったんだっけ?」
夏海「ウチってば、相変わらずお間抜けさんだな~」アハハ
小鞠&雪子「……」
夏海「で、兄ちゃんは?」
夏海「兄ちゃん、大切にしてたギター落としちゃって相当ヘコんでるっしょ?」
夏海「なら、ウチがちょっくら元気付けてやらんとね…──」スッ
小鞠「駄目よ、あんたは怪我人なんだから大人しく寝てなきゃ!」
夏海「え~、こんくらい平気だってー」
夏海「つーか、ここ病院? じゃあ兄ちゃんここには居ないのか……」
雪子「…──お兄ちゃんなら病室の外に居るんだけどねぇ」
夏海「へっ? なら、入って来てもらいなよ」
雪子「小鞠……」
小鞠「……」スタスタ
ガチャ
卓「……」
夏海「おっ、兄ちゃん! 良かった、ほらこっち来て来て!」
10: 2014/04/21(月) 20:10:33.00
卓「……」
夏海「あれ? 返事は? お~~い」
卓「……」
夏海「ありゃりゃ、こりゃ相当落ち込んどるなぁ~」ポリポリ
ツー
夏海「あっ、血」
卓「!」ピクン
ササッ
夏海「ちょっ、兄ちゃん包帯巻くの速っ!!」
夏海「今超人みたいだったよ! さっきから喋らないし、ホントどうしちゃったの?」
卓「……」
小鞠「夏海、お兄ちゃんは…──」
雪子「お兄ちゃんはね、自らの意志でロボトミー手術を受けたんよ」
夏海「ロボットme? 何それ?」
小鞠「私も詳しくは分からないんだけど、簡単に言うと脳の一部を……ね」
小鞠「取っちゃったんだって」
夏海「……………………は?」
夏海「どういうことなの、兄ちゃん? ねぇ、兄ちゃん? …──兄……ちゃん?」
卓「……」
~ 回想終わり ~
夏海「あれ? 返事は? お~~い」
卓「……」
夏海「ありゃりゃ、こりゃ相当落ち込んどるなぁ~」ポリポリ
ツー
夏海「あっ、血」
卓「!」ピクン
ササッ
夏海「ちょっ、兄ちゃん包帯巻くの速っ!!」
夏海「今超人みたいだったよ! さっきから喋らないし、ホントどうしちゃったの?」
卓「……」
小鞠「夏海、お兄ちゃんは…──」
雪子「お兄ちゃんはね、自らの意志でロボトミー手術を受けたんよ」
夏海「ロボットme? 何それ?」
小鞠「私も詳しくは分からないんだけど、簡単に言うと脳の一部を……ね」
小鞠「取っちゃったんだって」
夏海「……………………は?」
夏海「どういうことなの、兄ちゃん? ねぇ、兄ちゃん? …──兄……ちゃん?」
卓「……」
~ 回想終わり ~
13: 2014/04/21(月) 20:17:44.42
夏海「…──と言うことがあり、兄ちゃんは喋らなくなったのでした」
小鞠「はぁ…」
小鞠「いきなり小芝居始めて何話すのかと思えば、くっだらなー」
小鞠「何がロボトミーよ、お兄ちゃん普段から普通に喋ってるじゃない!」
夏海「ちょっ!? 姉ちゃん、ネタばらしすんの早すぎだって~!!」
れんげ「今の話で一体誰が騙されたん?」
蛍「さぁ? そもそもロボトミーって時点で作り話だってこと誰でも分かりますよね」
夏海「う~ん、ロボトミーは古すぎたかー。ここは思い切ってサイボーグにすべきだったか?」
小鞠「ないない、サイボーグなんても~っと有り得ないから!」
小鞠「ていうかアンタ、いつまでお兄ちゃんにくっついてるつもり?」
夏海「へっ? …──あっ!!」バッ
小鞠「夏海ってば、ホントはお兄ちゃんにくっつきたかっただけなんじゃないの~?」クスッ
夏海「ウウウウチに限ってそんなことある訳ないじゃないですか~~!!?」ワタワタ
夏海「すーぐ色恋沙汰に結び付けて、これだから思春期ってやつは……」ヤレヤレ
小鞠「はいはい、散々喋って気が済んだでしょ? もう帰るよ、夏海」スタスタ
夏海「へいへい」
夏海「あっ、兄ちゃんはウチの話どうだった? 結構面白かったっしょ?」ニヤニヤ
卓「」フン
スタスタ
夏海「……………………………」
夏海「…──あー、うん。帰ろっか」
お わ り !
小鞠「はぁ…」
小鞠「いきなり小芝居始めて何話すのかと思えば、くっだらなー」
小鞠「何がロボトミーよ、お兄ちゃん普段から普通に喋ってるじゃない!」
夏海「ちょっ!? 姉ちゃん、ネタばらしすんの早すぎだって~!!」
れんげ「今の話で一体誰が騙されたん?」
蛍「さぁ? そもそもロボトミーって時点で作り話だってこと誰でも分かりますよね」
夏海「う~ん、ロボトミーは古すぎたかー。ここは思い切ってサイボーグにすべきだったか?」
小鞠「ないない、サイボーグなんても~っと有り得ないから!」
小鞠「ていうかアンタ、いつまでお兄ちゃんにくっついてるつもり?」
夏海「へっ? …──あっ!!」バッ
小鞠「夏海ってば、ホントはお兄ちゃんにくっつきたかっただけなんじゃないの~?」クスッ
夏海「ウウウウチに限ってそんなことある訳ないじゃないですか~~!!?」ワタワタ
夏海「すーぐ色恋沙汰に結び付けて、これだから思春期ってやつは……」ヤレヤレ
小鞠「はいはい、散々喋って気が済んだでしょ? もう帰るよ、夏海」スタスタ
夏海「へいへい」
夏海「あっ、兄ちゃんはウチの話どうだった? 結構面白かったっしょ?」ニヤニヤ
卓「」フン
スタスタ
夏海「……………………………」
夏海「…──あー、うん。帰ろっか」
お わ り !
16: 2014/04/21(月) 20:22:14.06
わろたん 乙乙
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