俺はいつものように特売を求めスーパーに足を運んでいた。すると,視界に見覚えのある奴が路地裏に入っていく姿が見えたんだ。

上条「まあ、白井は風紀委員だからな」

どうせパトロールだと思った俺は普通にそこを通り過ぎようとしたが、「ガッ」っという金属で殴られたような鈍い音が耳に届いた。その方向はまさしく白井が入っていった路地裏からだ。嫌な予感がした俺は急いでその路地裏に入ると……

頭から血を流した白井が黒ずくめの男の足元倒れている。その途端、何かが切れる音がすると俺はその男たちに向かって走
り出していた。




□□□□□□□□□□

白井「　じゃないのか

黒子です

俺が目覚めたのはいつものベッドの上だった。周りを見渡すが点滴の機材以外は誰もいない。

しかし、静まり返っていたこの空間の扉が開く。

黒子「あの、入ってもいいですか？」

上条「ん？　白井か？」

黒子「はい……」

上条「ああ。入っていいぞ」

扉を閉める音が聞こえ足音が近づく。

上条「その様子だと大事には至らなかったんだな」

上条「よかった」

黒子「ごめんなさい！！」

上条「突然どうした白井？」

黒子「私は事件に一般人を巻き込んでしまいました」

黒子「これは風紀委員としてあるまじき事……」

上条「なんだそんなことか」

黒子「そんなことって……下手すれば氏んでたかもしれませんのよ」

上条「確かに氏んでたかもしれねえ」

黒子「なら！！」

上条「だけど、それじゃお前を救えなかった」

黒子「」

上条「まあ上条さんからすると日常茶飯事なことですよ」

黒子「あの、上条さん」

上条「ん？」

黒子「その……ありがとうございます///」

上条「お前にしてはやけに素直だな」

黒子「それは、助けていただいた方にお礼を言うのは淑女として当たり前ですわ///」

上条「そうか、白井もお嬢様だもんな」

黒子「はい」






この事件がきっかけで上条当麻と白井黒子は急接近する。

※ちなみに黒の組織は上条さんの主人公補正により刑務所送りにされました。
　コナン君の活躍はもうありません。

病院内では

上条「よう白井！調子はどうだ？」

黒子「あっ上条さん。私はいいのですけど、まだ入院してなさいって……」

上条「医者がか？」

黒子「いいえ、お姉さまが」

上条「あー」

上条「まあ、心配して言ってるんだろ？」

黒子「それはそうですが、私が復帰しないと初春が」

上条「あの花の子が？」

黒子「過労で氏にますの」

上条「そんなに忙しいのかよ風紀委員」ザワザワ

黒子「ええ。ブラック企業驚愕のブラック体制ですわ……」

上条「俺も退院したらブラック学校だけどな」はあ

黒子「上条さんはそんなに勉強が苦手ですの？」

上条「いや、ちゃんとやれば人並みには勉強できるんだが」

上条「この不幸体質だと学校を休むことが多くて」

上条「授業についていけないんだよ」

黒子「それだったら……」

黒子「この黒子めが上条さんに勉強を教えてあげましょうか？」

上条「えっ、でもお前中一だし高校生の勉強習ってｎ」

黒子「常盤台の中一はもう高校卒業レベルまでの学習を終えてますわよ」

上条「まぢかよ……でも中一に勉強教えてもらうなんて俺のプライドが」

黒子「あなたに選り好みできるほど勉強に余裕があるならいいですけど」シレ

上条「すいませんでした！！　黒子先生どうか私に勉強教えてくれませんか！！」

黒子「うむ！よろしいですわ///」

上条当麻の病室

上条「ここの公式がどうも理解できないんだ」

黒子「どれですか？」ぴとっ

上条「(うっ、近い近い！！)」

黒子「どうかされました？」

上条「いや、白井良い匂いするな～って……なに言ってるんだ俺！？」

黒子「///」テレテレ

上条「ふう、だいぶわかってきた」

黒子「お疲れ様ですわ」

上条「黒子先生のおかげですよ」

黒子「///」

上条「ほんと教え方上手かったぞ」

黒子「本当ですか？」

上条「ああ！　今なら志望校を東大だって狙える気がする(誇張)」

黒子「大げさですわよ。でも、また黒子に教えられることがあれば……」

上条「是非、教えてください！」

黒子「しょうがないですわね///」





そして月日が経ち上条当麻と白井黒子は私生活でも一緒のことが多くなった。

上条宅



上条「なあ、黒子？」

黒子「どうされました当麻さん？」

上条「勉強も大事だけどさ、たまにはパァっと遊ばないか？」

黒子「そうですわね、この頃当麻さん補修も無くなりましたし」

黒子「息抜きしても問題はないですね」

上条「それじゃ、映画いこうぜ」

黒子「いいですわね」




上条「って幸せな時間を過ごしていたわけなんですが……」

御坂「な、なによ！！」

上条「見事に捕まったわけです……はい」

御坂「てか、なんであんたと黒子が一緒にいるわけ？」

黒子「それはですね、お姉さま……」

上条「黒子には勉強を教えてもらってるんだよ」

御坂「勉強を教えてもらってるって、中一に！？」

上条「ああ！　そうだ！」

黒子「そんなに威張れることじゃないと思いますが」

御坂「でも、それだったら……あたしが」ごにょごにょ

上条「ん？　何か言ったか？」

御坂「な、なにもないわよ！」ビリビリ

上条「うわっと！」パキュン

御坂「てか、あんたたち勉強するとか言っといて外にでてるじゃない！」

上条「いや、これは学業も一段落したから息抜きを」

黒子「そうですわ！　息抜きに映画に」

御坂「映画！？」

上条「そんなに驚かんでも」

御坂「(なにそれ、まるでデートじゃないの！？)」

御坂「……しも……いく」

上条「へ？」

御坂「私も行く！！」

上黒「へっ？」

上条「(というわけでこんなことになってしまいました)」

御坂「……」ギュ

黒子「……」ギュ

上条「(両手に花だけど痛い)」

上条「(そしてなぜホラー映画を見てるんだ俺)」

上条「(不幸だ)」はあ

御坂「ふっ、あんな作りもの全然怖くなかったわ！」ぶるぶる

黒子「お姉さま、また意地張って」

上条「その割には、漏電してあわやセットを壊すところだったけどな」

御坂「そ、そんなことより次は何処行くのよ///」

上条「そういえば、このあと何も決めてなかった」

黒子「そうですわね、衝動的なもので家を飛び出してきましたから」

御坂「なんて無計画な…………って家！？」

上条「うん？　だから黒子とさっきまで俺の家で勉強してたって」

御坂「わたしだって入ったことないのに///」ごにょごにょ

黒子「(そういえば、お姉さま当麻さんのこと好きでしたわね)」

上条「まあいいや。お前ら他に行きたいところないのか？」

黒子「ん～急に言われましても」

上条「そうだよなあ」

上条「あっ、そうだ！」

黒子「どうされました？」

上条「肌寒くなってきたことだし、知り合いよんですき焼きパーティやらないか？」

黒子「いいですわね！」

上条「お～い御坂。お前も来るだろ？」

御坂「えっ、何が？」

上条「聞いてなかったのか」はあ

黒子「当麻さんがすき焼きやるそうなのでお姉さまも一緒にと」

御坂「すき焼き……しょ、しょうがないわね///」

上条「あと、食材は割り勘で頼みます！！」

黒子「まあ言うと思ってましたわ」

御坂「そうね、わかっていたけどなんかガッカリするわね」

午後五時　上条宅

上条「まあ、常盤台組が門限あるから早目のスタートだが……」

御坂「なんであんたがいるのよ！！」

一方「あァ？　こっちは松阪牛持ってきてやってンだぞ」

打ち止め「ミサカはミサカは～」ドタバタ

黒子「小さなお姉さまがいますわ……」

佐天「初春パンツはいてるかあ！！！？」

初春「はいてますよ佐天さん！！」

青髪「うひょーこんなところで中学生のパンツが見られるとは最高やで！！」

土御門「俺は舞夏のパンツ毎日見てるからにゃ～興味ないぜよ」

アックア「すき焼きというのはスピード勝負なのである」

オティヌス「酷い状況だな」

上条「ああ、どっかから湧き出た奴もいて混沌だ」はあ

なんだかんだで常盤台組の門限なので女子寮に送っていく上条

上条「結局、肉ほとんど食えなかった」ズーン

御坂「くっ、あのもやし！　能力使って肉を自分の口へと」イライラ

黒子「でも、楽しかったですわ」

御坂「まあ……」

上条「いいじゃねえか二人とも、帰ったら俺はあの悪酔いした男共に付き合わないといけないんでせうよ」ガックリ

御坂「まあ、アックアさんがうーにゃうーにゃ言い出したときには引いたわ」

黒子「確かにあのガタイでニャル子さんは強烈でしたわね」

上条「俺にあれを止められる自信はねえ」はあ

常盤台寮前

上条「それじゃあ着いたことだし、じゃあな」ふりふり

黒子「あっ、当麻さん！」

上条「ん？」

黒子「また勉強を……///」

上条「ああ、頼む！」

御坂「ちょっと黒子ずるいわよ！　私も……」

上条「えっ？　御坂も教えてくれるんでせうか？」

御坂「うっ、あ……しょうがないわね！　教えてあげるわよ///」

上条「なんて俺は人に恵まれているんだ」ポロポロ

黒子「泣くほどですか！？」

御坂「いつもの不幸の反動ね……」はあ

上条「それじゃ！　よろしくな！」ふりふり

御坂「ねえ、黒子」

黒子「はい？」

御坂「あんたはあいつのこと好きなの？」

黒子「……」

御坂「いつもならあいつのこと真っ先に蔑むのに答えないってことは」

黒子「はい、好きになってしまいましたわ」

御坂「そう」

黒子「お姉さま……」

御坂「はあ、またライバル増えちゃったなあ～」

御坂「でも……」

御坂「負けないからね！」

黒子「はい！受けてたちますわ！」

本文は終わりです。いつもは上琴ばかり書いてるのでそこに白井黒子を入れてみました。

ちなみに私がこの頃特に好きな組み合わせは　上条×ヴェント　です！！！！！

他の人の作品ですが上条×ヴェントのSSは素晴らしかった。

それに素ヴェントがボーイシュで可愛すぎますね！！　どストライクです！！

おまけ

アックア「這いよりますか? 生のうねり!」フリフリ

一方「破ァ！！」

青髪　土御門「SAN値ピンチ SAN値ピンチSAN値ピンチ SAN値ピンチ SAN値ピンチ SAN値ピンチSAN値ピンチ SAN値ピンSAN

値ピンチ SAN値ピンチSAN値ピンチ SAN値ピンチSAN値ピンチ SAN値ピンチSAN値ピンチ SAN 値 破ッ！！！」＼(・ω・＼)(／・ω・)／

アックア「誰だ? 邪魔するな my my LOVE」

一方「浅き深きものどもよ 破ア！！」

アックア「誰だ? 守り抜け my my LOVE」フリフリ

一方「馬が蹴りしものどもよ 破ア！」

上条「帰ってきてみればとんでもないことになってるな……」

打ち止め「すー」スピー

上条「よくこんな状況で打ち止めも寝れるよな」

上条「まあ、とりあえずこいつら一人ひとりにそげぶしとくか」

アックア「そうはさせないのである！！」ブンッ

上条「あっ、てめえ！！　狭い室内でそんな大剣ふりまわすんじゃねえ！！」

アックア「イギリス王室第二子の誕生に万歳である！！」

上条「そういうのはイギリスでやれよ！！」

アックア「なので無礼講だ！！」

一青御門「おおおおおおお！！！！！！！」

上条「話聞けよ！！」


こうして、上条の住む男子寮は聖人ともやしにより瓦礫と化したのだった。


終わり
+

乙です