2: 2014/04/06(日) 19:45:10.18
男「もう高2だってのに、転校生?」
女友「そう、しかも女の子、かつ留学生!」ハキハキ!!
男「めずらしいなぁ」ポケー
女友「?? 反応薄いわね?」
男「だって留学生だからいつかは帰るんだろ?」
女友「そりゃあそうだけど…でも、最低でも半年はいるって聞いたよ?」
男「そう…」
男(留学生か…どんなに仲良くなっても、別れなきゃいけない…)
男(……俺の初恋………)
女友「そう、しかも女の子、かつ留学生!」ハキハキ!!
男「めずらしいなぁ」ポケー
女友「?? 反応薄いわね?」
男「だって留学生だからいつかは帰るんだろ?」
女友「そりゃあそうだけど…でも、最低でも半年はいるって聞いたよ?」
男「そう…」
男(留学生か…どんなに仲良くなっても、別れなきゃいけない…)
男(……俺の初恋………)
3: 2014/04/06(日) 19:47:01.73
(小学5年のころ)
母「男、実は来週から家にホームステイで外国の子がくるのよ」
男「え!? そんなの初めて聞いたよ!?」アセアセ
母「だって今はじめて伝えたんだもん」ハハハ
妹「ねぇ、どんな子? 男の子? 女の子?」キョウミシンシン
母「う~んと、……ウクライナからの女の子だってよ」
男「女の子……」テレ
妹「おにぃ、何照れてんの?」ニヤニヤ
男「照れてなんかねーよ!!」
母「年は男と同じみたいだから、仲良くなさいよ」ハハ
母「男、実は来週から家にホームステイで外国の子がくるのよ」
男「え!? そんなの初めて聞いたよ!?」アセアセ
母「だって今はじめて伝えたんだもん」ハハハ
妹「ねぇ、どんな子? 男の子? 女の子?」キョウミシンシン
母「う~んと、……ウクライナからの女の子だってよ」
男「女の子……」テレ
妹「おにぃ、何照れてんの?」ニヤニヤ
男「照れてなんかねーよ!!」
母「年は男と同じみたいだから、仲良くなさいよ」ハハ
4: 2014/04/06(日) 19:49:48.41
(女の子が来る日)
男(父さんに言われて、空港に着いて来たけど、どうしよう…)
男(仲良くできるかな?てか、ウクライナってどこ?)
母「男、あの一団の中にいるみたいよ?」ユビサシ
男「うあぁ、外人さんがいっぱいいる」
母「男!早くプレートあげて!」
男「あぁ、うん」アセッ
男(昨日、母さんと妹が作ってたけど、何語なのかな?)
男(女の子が一人こっちに来てる!)
男(あの子がウクライナからのホームステイ?)
男(父さんに言われて、空港に着いて来たけど、どうしよう…)
男(仲良くできるかな?てか、ウクライナってどこ?)
母「男、あの一団の中にいるみたいよ?」ユビサシ
男「うあぁ、外人さんがいっぱいいる」
母「男!早くプレートあげて!」
男「あぁ、うん」アセッ
男(昨日、母さんと妹が作ってたけど、何語なのかな?)
男(女の子が一人こっちに来てる!)
男(あの子がウクライナからのホームステイ?)
11: 2014/04/06(日) 20:11:43.62
女の子「こん二ちハ!私ハ女の子デス!」ハキハキ
母「こんにちわ、ホームステイ先の母よ。よろしく女の子ちゃん」
男(………………)
母「男!あんたも挨拶なさい。同い年でしょ?」
男「あっ、ははじめまして、お男です……よろしく」アセアセ
母「焦り過ぎよ」ハハハ
男(ヤバイ………どうしよう……)
男(……マジ天使ぃ………)
母「こんにちわ、ホームステイ先の母よ。よろしく女の子ちゃん」
男(………………)
母「男!あんたも挨拶なさい。同い年でしょ?」
男「あっ、ははじめまして、お男です……よろしく」アセアセ
母「焦り過ぎよ」ハハハ
男(ヤバイ………どうしよう……)
男(……マジ天使ぃ………)
12: 2014/04/06(日) 20:13:06.19
男(なんでこんな肌白いの?髪すごくきれいだし……)
母「女の子ちゃん、日本語上手だねぇ~」ナデナデ
女の子「……エへへ」ニコニコ
男(母さんの行動力ぇぇ、驚くべき美少女でしょうよ…)
女の子「…」クルッ
男(女の子がこっち見た!)
女の子「……」ニコッ!ピース!
男「…………」
男(すごい、破壊力っっ!!)
母「女の子ちゃん、日本語上手だねぇ~」ナデナデ
女の子「……エへへ」ニコニコ
男(母さんの行動力ぇぇ、驚くべき美少女でしょうよ…)
女の子「…」クルッ
男(女の子がこっち見た!)
女の子「……」ニコッ!ピース!
男「…………」
男(すごい、破壊力っっ!!)
15: 2014/04/06(日) 22:26:59.78
投下します
16: 2014/04/06(日) 22:27:58.38
(帰宅)
女の子「あラたメテ、女の子デス!よろしくデス!」
妹「わぁ!!お人形さんみたい!!」ニパァ!
父「よろしく、女の子ちゃん。よい思い出を」
女の子「あリガとうデス!」
男(…かわいいなぁ)ポー
女の子「あラたメテ、女の子デス!よろしくデス!」
妹「わぁ!!お人形さんみたい!!」ニパァ!
父「よろしく、女の子ちゃん。よい思い出を」
女の子「あリガとうデス!」
男(…かわいいなぁ)ポー
17: 2014/04/06(日) 22:29:34.01
(学校にて)
先生「今日から1ヶ月間、みなさんと一緒に勉強をする女の子ちゃんです!」
女の子「女の子デス!よろシくデス!」
うぁあ、かわいいーー!
すげーー!
髪きれい!
ガヤガヤ……
先生「はいはい、静かに!女の子ちゃんは男くんの家にホームステイしてるんだよね?」
女の子「ハイ!男の家にいるデスよ!」
先生「今日から1ヶ月間、みなさんと一緒に勉強をする女の子ちゃんです!」
女の子「女の子デス!よろシくデス!」
うぁあ、かわいいーー!
すげーー!
髪きれい!
ガヤガヤ……
先生「はいはい、静かに!女の子ちゃんは男くんの家にホームステイしてるんだよね?」
女の子「ハイ!男の家にいるデスよ!」
18: 2014/04/06(日) 22:30:43.57
先生「じゃあ、男くんのとなりに席をつくったから、そこにどうぞ」ユビサシ
女の子「ハイ!」
男(朝、色々あって話してないから、緊張する…)
男(女の子は妹の部屋で寝てたし…)
男(………………)
男(………)
女の子「男!どうしたノ?」
男「ふぇ!?なな、なんでもないよ」アセアセ
男友「男あせりすぎだろー」ハハハ!!
ハハハハハ!!
ハハハ!!
???「……??…」
女の子「ハイ!」
男(朝、色々あって話してないから、緊張する…)
男(女の子は妹の部屋で寝てたし…)
男(………………)
男(………)
女の子「男!どうしたノ?」
男「ふぇ!?なな、なんでもないよ」アセアセ
男友「男あせりすぎだろー」ハハハ!!
ハハハハハ!!
ハハハ!!
???「……??…」
19: 2014/04/06(日) 22:32:12.97
(昼食)
男友「女の子さん、給食おいしい?」
女の子「おいシいデス!」
男「女の子ちゃん、き、給食食べたら、みんなと学校まわろ、うよ?」ドウカナ?
モブ女「いいね!そうしよう、女の子ちゃんどう?」
女の子「もちろんデス!」
???「……誰だろう?」
男友「女の子さん、給食おいしい?」
女の子「おいシいデス!」
男「女の子ちゃん、き、給食食べたら、みんなと学校まわろ、うよ?」ドウカナ?
モブ女「いいね!そうしよう、女の子ちゃんどう?」
女の子「もちろんデス!」
???「……誰だろう?」
21: 2014/04/06(日) 22:35:00.59
(放課後)
男(クラスのみんなに絡まれたり、色々大変だった…)
男(何か、いつもより長く感じた……)
女の子「男!一緒に帰るデスよ!」
男「う、うん。あ、妹待たなくちゃ」
女の子「お、そうデスね」
男(何話そう…学校ではみんな助けてくれたけど…)
女の子「男!は、好きナ…ことあるデスか?」
男「へぇ!?う、うん。色々好きなことあるよ。」
男「絵を描いたりとか、本を読んだりとか、音楽を聴いたり…」
男「ごめんね、よくわかんない、よね?」
女の子「ううん、そんなことないデスよ」クビフリフリ
女の子「私ハ、歌うこと好きデスよ、歌うと、心がスッキリするデスよ」
女の子「男ニモ聴かせたい!いつか、ゼッタイ!」ユビキリ
男「へぇ!?」
男(クラスのみんなに絡まれたり、色々大変だった…)
男(何か、いつもより長く感じた……)
女の子「男!一緒に帰るデスよ!」
男「う、うん。あ、妹待たなくちゃ」
女の子「お、そうデスね」
男(何話そう…学校ではみんな助けてくれたけど…)
女の子「男!は、好きナ…ことあるデスか?」
男「へぇ!?う、うん。色々好きなことあるよ。」
男「絵を描いたりとか、本を読んだりとか、音楽を聴いたり…」
男「ごめんね、よくわかんない、よね?」
女の子「ううん、そんなことないデスよ」クビフリフリ
女の子「私ハ、歌うこと好きデスよ、歌うと、心がスッキリするデスよ」
女の子「男ニモ聴かせたい!いつか、ゼッタイ!」ユビキリ
男「へぇ!?」
22: 2014/04/06(日) 22:36:08.99
女の子「ジャパンでは、ヤクソクするとき、こうするっテ、ママが言ってたヨ?」キョトン?
男「あ、うん。あってるよ」
女の子「じゃあ、シマショウ!」
『ゆ~びき~りげんまん、うそついたら、ハリ千本の~ます♪』
『ゆ~びきった!!』
女の子「春千本ってナにデスか?」
男「針だよ」ハハ
???「……っ」
28: 2014/04/07(月) 17:07:31.12
(高2に戻る)
男(あの子は元気だろうか?最近、ウクライナって物騒だし…)
女友「ねぇ、男、その子ってロシアから来るらしいよ?」
女友「何かすごく日本に興味があって、日本語もペラペラなんだって!」
男「へぇ、てか、やけに詳しいな」
女友「…い、いつも情報は集めてるのよ!私、新聞部だから」
男「職権乱用だろ」ハハ
ガララ…
男友「よぉ、何盛り上がってんだ?」ヨッ
女友「ロシアから留学生が来るんだって!」ヨッ
男友「それはそれは、小学校以来かなこういうの」
男(あの子は元気だろうか?最近、ウクライナって物騒だし…)
女友「ねぇ、男、その子ってロシアから来るらしいよ?」
女友「何かすごく日本に興味があって、日本語もペラペラなんだって!」
男「へぇ、てか、やけに詳しいな」
女友「…い、いつも情報は集めてるのよ!私、新聞部だから」
男「職権乱用だろ」ハハ
ガララ…
男友「よぉ、何盛り上がってんだ?」ヨッ
女友「ロシアから留学生が来るんだって!」ヨッ
男友「それはそれは、小学校以来かなこういうの」
29: 2014/04/07(月) 17:09:22.24
男「そうだね、女友は同じクラスじゃなかったもんな」ヨッ
女友「そ、そうだね、うちには東南アジアの子が来てたわ」
男「…あの子どうしてるかな?」ボソッ
女友「……」
男友(…素直になればいいのに…)
男友(でも…男があれじゃ…)
女友「そ、そうだね、うちには東南アジアの子が来てたわ」
男「…あの子どうしてるかな?」ボソッ
女友「……」
男友(…素直になればいいのに…)
男友(でも…男があれじゃ…)
30: 2014/04/07(月) 17:10:06.69
キーンコーンカーンコーン…
先生「皆さん、今日からクラスに加わる方がいます!」
おお!
まじで!!
男!?女!?
先生「入ってきてくださーい!」
留学生「はい!」ガララ
31: 2014/04/07(月) 17:11:07.03
おおお外人だぁー!
かわいいー!
髪キンピカだぁー!!
先生「静かに、留学生さん自己紹介を」
留学生「皆さん、留学生の女の子です!よろしくお願いします!」
おおおお!!
パチパチパチパチ!!!
32: 2014/04/07(月) 17:12:09.71
男(女の子、!? 留学生が…女の子だって!)
男友(マジかよ…女の子と男ってあの時すでに…)
男友(女は知ってるのか?…下手すりゃしゅらb…)
女友(……………)
女友(ウソ…でしょ…)アオザメ
36: 2014/04/07(月) 21:20:42.04
(遡って家にて)
母「今日の夕飯はお好み焼きよ!」
妹「ひゃっほい!」
女の子「お好み焼き?」クビカシゲ
妹「っとってもおいしいんだよっ!!」
男「そうそう、家では定番料理なんだ!」
母「今日の夕飯はお好み焼きよ!」
妹「ひゃっほい!」
女の子「お好み焼き?」クビカシゲ
妹「っとってもおいしいんだよっ!!」
男「そうそう、家では定番料理なんだ!」
37: 2014/04/07(月) 21:21:59.95
女の子「すごいデス!食べ物が生きてるデス!」
男「それは鰹を干して、削った食べ物だよ」
女の子「へぇ~。不思議な食べ物デス…」
母「さぁ、熱いうちに食べましょう」
父「女の子ちゃん、食べる前に何をするか知ってる?」
女の子「もちろん、『いただきます』デスよネ?」
妹「せーかい!」
父「それじゃあ、手を合わせて…」
『いたただきます!!!』
男「それは鰹を干して、削った食べ物だよ」
女の子「へぇ~。不思議な食べ物デス…」
母「さぁ、熱いうちに食べましょう」
父「女の子ちゃん、食べる前に何をするか知ってる?」
女の子「もちろん、『いただきます』デスよネ?」
妹「せーかい!」
父「それじゃあ、手を合わせて…」
『いたただきます!!!』
38: 2014/04/07(月) 21:25:03.18
女の子「これ、スゴクおいしいデス!!」
妹「でしょ?そうでしょー!」
母「あんたが作ったみたいに言うわね」ハハ
妹「トッピングしたのは私だもん!」
ハハハッ
父「にしても、男は昨日と比べてずいぶんと女の子ちゃんと仲良くなったな」
男「え、うん。実は女の子が…」ポロッ
女の子「男!それは二人ダケの秘密デスよ!」
男「え、そうなの?」キョトン
母「あら、なに~秘密って」ニヤニヤ
男・女の子『何でもないヨ!』
妹「でしょ?そうでしょー!」
母「あんたが作ったみたいに言うわね」ハハ
妹「トッピングしたのは私だもん!」
ハハハッ
父「にしても、男は昨日と比べてずいぶんと女の子ちゃんと仲良くなったな」
男「え、うん。実は女の子が…」ポロッ
女の子「男!それは二人ダケの秘密デスよ!」
男「え、そうなの?」キョトン
母「あら、なに~秘密って」ニヤニヤ
男・女の子『何でもないヨ!』
39: 2014/04/07(月) 21:26:34.45
女の子「おいしかったデス!」
妹「女の子ちゃん、口に青海苔ついてるよ?」
女の子「へ?アオノリ?」キョトン?
男「お好み焼きにかかってた緑のやつだよ」
男「はい、ティッシュ」サッ
女の子「ありがとデス!」フキフキ…
女の子「とれたデスか?」
妹「大丈夫!」
男「おまえ、歯に付いてるぞ」ハハ
妹「ホント? ちょっと鏡みてくる」ダッシュ
女の子「男、ヤクソク…ちゃんとおぼえてイテね!」ミミウチ
男「うん、ゼッタイに忘れない!」ハッキリ
母・妹『だから、な~に~が!』
男・女の子『なんでも、ない!』
妹「女の子ちゃん、口に青海苔ついてるよ?」
女の子「へ?アオノリ?」キョトン?
男「お好み焼きにかかってた緑のやつだよ」
男「はい、ティッシュ」サッ
女の子「ありがとデス!」フキフキ…
女の子「とれたデスか?」
妹「大丈夫!」
男「おまえ、歯に付いてるぞ」ハハ
妹「ホント? ちょっと鏡みてくる」ダッシュ
女の子「男、ヤクソク…ちゃんとおぼえてイテね!」ミミウチ
男「うん、ゼッタイに忘れない!」ハッキリ
母・妹『だから、な~に~が!』
男・女の子『なんでも、ない!』
41: 2014/04/07(月) 22:11:39.70
(別の日)
母「女の子ちゃん、どこか行きたいとこある?」
妹「どこでもいいよ!」
女の子「そう、デスね~、神社に行ってみたいデス!」
男「神社?どうして?」
女の子「日本の神様に私のことを知ってもらうためデス!」
父「いいじゃないか、いってきなさい」
母「ここらで神社なら…天神様のとこいくか」
妹「お正月以来だね」
男「あそこって何の神様だったけ?」
父「学問の神様だよ、勉強熱心な女の子ちゃんにピッタリじゃないか」
母「よし、じゃあ行きましょうか」
母「女の子ちゃん、どこか行きたいとこある?」
妹「どこでもいいよ!」
女の子「そう、デスね~、神社に行ってみたいデス!」
男「神社?どうして?」
女の子「日本の神様に私のことを知ってもらうためデス!」
父「いいじゃないか、いってきなさい」
母「ここらで神社なら…天神様のとこいくか」
妹「お正月以来だね」
男「あそこって何の神様だったけ?」
父「学問の神様だよ、勉強熱心な女の子ちゃんにピッタリじゃないか」
母「よし、じゃあ行きましょうか」
42: 2014/04/07(月) 22:12:30.50
(神社着)
女の子「スゴクおごそかデス」
妹「おごそか?」
男「なんで日本人が知らないんだよ」ハハ
妹「知ってるの?」
男「知らないけど、母さんは?」
母「とりあえず、すごいってことよ」
男・妹「わからんのかい」ハハハ
女の子「スゴクおごそかデス」
妹「おごそか?」
男「なんで日本人が知らないんだよ」ハハ
妹「知ってるの?」
男「知らないけど、母さんは?」
母「とりあえず、すごいってことよ」
男・妹「わからんのかい」ハハハ
43: 2014/04/07(月) 22:13:32.16
母「おみくじど~だった?」シンシン
妹「やった!大吉!」ダブルピース!
女の子「中吉…どうイウこと?」
男「そこそこ良いってことじゃない?」
女の子「お~!よしヨシデス!!」
妹「おにぃは?」
男「……凶」グスッ
母「あら~、そう、落ち込みさんな」ハハ
女の子「そ、そうデス!私の幸運ハンブンあげますカラ!」アセアセ
男「…ありがと」
妹「やった!大吉!」ダブルピース!
女の子「中吉…どうイウこと?」
男「そこそこ良いってことじゃない?」
女の子「お~!よしヨシデス!!」
妹「おにぃは?」
男「……凶」グスッ
母「あら~、そう、落ち込みさんな」ハハ
女の子「そ、そうデス!私の幸運ハンブンあげますカラ!」アセアセ
男「…ありがと」
44: 2014/04/07(月) 22:14:37.59
母「何か食べ物買って来るね」
妹「あ!私もいく~」ダッシュ
母「はいはい、二人はそこで待っててね」
スタスタ……
女の子「男!!」
男「な、何!?」アセアセ
女の子「今、二人ダケデスね!」ニコニコ
男「…そうだね」テレテレ
女の子「男はどんなウタがスキ?」
男「う~んと、やさしいウタかな?」
女の子「そう!じゃあ、ガンバル!」キリッ
男「う、うん?」
妹「あ!私もいく~」ダッシュ
母「はいはい、二人はそこで待っててね」
スタスタ……
女の子「男!!」
男「な、何!?」アセアセ
女の子「今、二人ダケデスね!」ニコニコ
男「…そうだね」テレテレ
女の子「男はどんなウタがスキ?」
男「う~んと、やさしいウタかな?」
女の子「そう!じゃあ、ガンバル!」キリッ
男「う、うん?」
45: 2014/04/07(月) 22:16:48.69
母・妹『ただいま~』
女の子「オカエリ!ナンカいいニオイがするデス」クンカクンカ
男「何買ってきたの?」
母「お饅頭。日本の伝統的な菓子でしょう?」ドヤァ…
男「あ…うん」
妹「あそこに座れるとこあるから行こ!」
(ベンチに座り)
女の子「おいしいデス!!」
母「でしょう!これこそ日本の菓子よ」
男「そうだね」
女の子「オカエリ!ナンカいいニオイがするデス」クンカクンカ
男「何買ってきたの?」
母「お饅頭。日本の伝統的な菓子でしょう?」ドヤァ…
男「あ…うん」
妹「あそこに座れるとこあるから行こ!」
(ベンチに座り)
女の子「おいしいデス!!」
母「でしょう!これこそ日本の菓子よ」
男「そうだね」
46: 2014/04/07(月) 22:17:43.65
(その日の夜)
女の子「妹!スコシいいデスか?」
妹「どうしたの?女の子ちゃん?」キョトン
女の子「ジャパンで、やさしいウタってどんなウタデスか?」
妹「やさしいウタ?」
妹「簡単なのなら…でも、どうして?」クビカシゲ?
女の子「最後の日までに男にウタをプレゼントしたいデス!」
妹「わぁ!素敵ね!」
妹「もしかして、それがこの前の秘密?」
女の子「…………」セキメン
女の子「妹!スコシいいデスか?」
妹「どうしたの?女の子ちゃん?」キョトン
女の子「ジャパンで、やさしいウタってどんなウタデスか?」
妹「やさしいウタ?」
妹「簡単なのなら…でも、どうして?」クビカシゲ?
女の子「最後の日までに男にウタをプレゼントしたいデス!」
妹「わぁ!素敵ね!」
妹「もしかして、それがこの前の秘密?」
女の子「…………」セキメン
47: 2014/04/07(月) 22:18:46.28
妹「よーし、私が一肌脱ぎますか!!」
女の子「脱ぐデスか?お風呂入ったノニ?」クビカシゲ
妹「手伝ってあげるってこと」ハハ
妹「お母さんには私から言っとくから、がんばろ?」
女の子「ハイ!」
妹「それにしても、女の子ちゃん」
女の子「ハイ?」
妹「なんでそんなにおにぃのこと気に入ってるの?」
女の子「脱ぐデスか?お風呂入ったノニ?」クビカシゲ
妹「手伝ってあげるってこと」ハハ
妹「お母さんには私から言っとくから、がんばろ?」
女の子「ハイ!」
妹「それにしても、女の子ちゃん」
女の子「ハイ?」
妹「なんでそんなにおにぃのこと気に入ってるの?」
48: 2014/04/07(月) 22:19:31.43
女の子「さぁ?よくワカラないデス…」テレテレ
女の子「でも、男はいい人デス!」キッパリ!
妹「そうだね」ハハハ
女の子「それで、どんなウタデスか?」
妹「うん、この前、学校の授業で歌ったウタでね……」
母「…ふふっ」ニコ
女の子「でも、男はいい人デス!」キッパリ!
妹「そうだね」ハハハ
女の子「それで、どんなウタデスか?」
妹「うん、この前、学校の授業で歌ったウタでね……」
母「…ふふっ」ニコ
54: 2014/04/08(火) 22:17:07.88
(数週間後)
男(もうすぐ女の子ともお別れか…別れたくないなぁ)
男(いや、別れなくちゃいけないんだ、だから…)
男(最後の日の前に…)
男(女の子に『スキ』て言うんだ!)
コンコン
父「男、今女の子ちゃんのお母さんから電話があって…」
男「え!?」
男(もうすぐ女の子ともお別れか…別れたくないなぁ)
男(いや、別れなくちゃいけないんだ、だから…)
男(最後の日の前に…)
男(女の子に『スキ』て言うんだ!)
コンコン
父「男、今女の子ちゃんのお母さんから電話があって…」
男「え!?」
55: 2014/04/08(火) 22:18:02.76
女の子(もうすぐ…オワカレ…)
女の子(さびしい…男と離れたくないデス…)
女の子(でも、きっちりお別れするタメに…)
女の子(…ヤクソクを!…)
コンコン
女の子「ハイ!」
母「女の子ちゃん、ちょっといい?」
女の子「え?ええ…」
女の子(さびしい…男と離れたくないデス…)
女の子(でも、きっちりお別れするタメに…)
女の子(…ヤクソクを!…)
コンコン
女の子「ハイ!」
母「女の子ちゃん、ちょっといい?」
女の子「え?ええ…」
56: 2014/04/08(火) 22:19:49.97
母「妹は寝てるわね」ピトッ
母「今、女の子ちゃんのお母さんから伝言があってね…」
女の子「はい?」
母「…女の子ちゃんのおじいさんが倒れたそうなの」
母「今、女の子ちゃんのお母さんから伝言があってね…」
女の子「はい?」
母「…女の子ちゃんのおじいさんが倒れたそうなの」
57: 2014/04/08(火) 22:20:20.98
女の子「え!?お、おじいちゃんハ大丈夫なんデスか?」
母「ごめんなさい、よくわからないの…それでね」
母「急だけど、日程を早めて明後日に帰ってきてほしいそうよ」
女の子「…そうデスか…」
母「ごめんね、急にこんなこと言って…」
女の子「母さんは悪くナイデス…仕方…ないデス」ポロッ
母「ごめんなさい、よくわからないの…それでね」
母「急だけど、日程を早めて明後日に帰ってきてほしいそうよ」
女の子「…そうデスか…」
母「ごめんね、急にこんなこと言って…」
女の子「母さんは悪くナイデス…仕方…ないデス」ポロッ
58: 2014/04/08(火) 22:21:16.51
(次の日の放課後)
男(クラスのみんなでお別れ会したけど…)
男(…なかなか切り換えれないよ…)
女の子「男!!帰ろう!」
男「わぁ!い、妹は来た?」
女の子「妹は先に帰ったよ、用事があるって」
男「そう…」
男(妹のやつ…こんなときに何の用事があるってんだよ)
女の子「…男、スコシ付き合っテ」
男「え、うん…」
男(クラスのみんなでお別れ会したけど…)
男(…なかなか切り換えれないよ…)
女の子「男!!帰ろう!」
男「わぁ!い、妹は来た?」
女の子「妹は先に帰ったよ、用事があるって」
男「そう…」
男(妹のやつ…こんなときに何の用事があるってんだよ)
女の子「…男、スコシ付き合っテ」
男「え、うん…」
59: 2014/04/08(火) 22:22:47.14
(河川敷にて)
男(女の子どうしたんだろう?…今日で最後なんだから父さんや母さんにも)
女の子「男!ヤクソク!覚えてる?」
男「ウタのこと?」
女の子「そう…今カラ、ヤクソク、果たす!」
男「え」
女の子「みんなで~♪うたお~おう♪」
男(声もこんなにきれいだったんだ…)
女の子「かなし~いと~きも~、……」グスッ
男(女の子…泣いてる)
女の子「つらい~と…きも~♪」
男(女の子は最後まで歌い切った)
男(女の子どうしたんだろう?…今日で最後なんだから父さんや母さんにも)
女の子「男!ヤクソク!覚えてる?」
男「ウタのこと?」
女の子「そう…今カラ、ヤクソク、果たす!」
男「え」
女の子「みんなで~♪うたお~おう♪」
男(声もこんなにきれいだったんだ…)
女の子「かなし~いと~きも~、……」グスッ
男(女の子…泣いてる)
女の子「つらい~と…きも~♪」
男(女の子は最後まで歌い切った)
60: 2014/04/08(火) 22:23:56.27
女の子「ごめんナサいデス…ナカナイってきめたノニ、泣いちゃった」グスッ
女の子「これで、ヤクソク…果たせたヨネ?」
男(女の子も勇気を振り絞ってくれたんだ!俺も…」
男「うん…女の子!俺さ」
女の子「マッテ!それはイワナイデ!」
男「え!?」
女の子「男はオワカレいわないデ、イツカ…」
女の子「イツカマタ会いにクル!から…」
男「そ、そうじゃなくt…!」
女の子「男のそのカオがミレタ、十分ヨ」クビフリ
女の子「でも、最後に…」チュッ
男「え…」
女の子「これで、ヤクソク…果たせたヨネ?」
男(女の子も勇気を振り絞ってくれたんだ!俺も…」
男「うん…女の子!俺さ」
女の子「マッテ!それはイワナイデ!」
男「え!?」
女の子「男はオワカレいわないデ、イツカ…」
女の子「イツカマタ会いにクル!から…」
男「そ、そうじゃなくt…!」
女の子「男のそのカオがミレタ、十分ヨ」クビフリ
女の子「でも、最後に…」チュッ
男「え…」
61: 2014/04/08(火) 22:24:58.98
(次の日…空港)
男(結局、『スキ』って言えなかった、お別れも)
母「女の子ちゃん、元気でね」
妹「……」グスグスッ
母「ほら、いつまでも泣いてないの」
妹「…元気…でね?」グス
女の子「ハイ!またね、妹」
男「女の子、元気で…」
女の子「男、ソレはヤクソクと違うデス」シー
男「…」
女の子「さよなら、男」
男(結局、『スキ』って言えなかった、お別れも)
母「女の子ちゃん、元気でね」
妹「……」グスグスッ
母「ほら、いつまでも泣いてないの」
妹「…元気…でね?」グス
女の子「ハイ!またね、妹」
男「女の子、元気で…」
女の子「男、ソレはヤクソクと違うデス」シー
男「…」
女の子「さよなら、男」
65: 2014/04/08(火) 22:57:57.23
先生「女の子さんは一度小学生のときに日本に来たのよね?」
留学生「はい!この町に3週間ほどホームステイしてました!」
へぇ~
女の子ちゃん、どうして日本語ペラペラなの?
それ気になる~
留学生「それは…秘密デス!」セキメン
何で赤くなってんの~?
もしかして誰かのためとか?
いや~、かわいいい!
男(どうしよう、タイミング逃した…)アオザメ
留学生「はい!この町に3週間ほどホームステイしてました!」
へぇ~
女の子ちゃん、どうして日本語ペラペラなの?
それ気になる~
留学生「それは…秘密デス!」セキメン
何で赤くなってんの~?
もしかして誰かのためとか?
いや~、かわいいい!
男(どうしよう、タイミング逃した…)アオザメ
66: 2014/04/08(火) 22:59:14.62
女の子「……!!」
男(女の子が俺のこと気づいた?)
女の子「……」グスッ
男(待って、そこで泣いたら大変なことに…)
女の子「男!ヤクソク守ったよ!」
一同『え!?』
男?
なんであいつ?あいつ浮気症?
うそ?あんな人畜無害な顔してて?
ガヤガヤ
男(先生、どうにか納めて!…って、いねぇ!!)
男(女の子が俺のこと気づいた?)
女の子「……」グスッ
男(待って、そこで泣いたら大変なことに…)
女の子「男!ヤクソク守ったよ!」
一同『え!?』
男?
なんであいつ?あいつ浮気症?
うそ?あんな人畜無害な顔してて?
ガヤガヤ
男(先生、どうにか納めて!…って、いねぇ!!)
67: 2014/04/08(火) 23:01:04.62
男(女の子がこっちにダッシュで来てる!!)
女の子「男!会いたかったヨ!」ギュッ
男「っう…」セキメン
男(やばい、野郎どもの顔がヤバイ、やられる!)
男(男友一人じゃどうにもならなそうだし、女友は…ずっと外見てるんだけど!)
男(ここは逃げるしかない!)
男「女の子、ついて来い!」ミミウチ
女の子「え!?」
男(とりあえず、屋上まで逃げよう!)ダッシュ!
女の子「男!会いたかったヨ!」ギュッ
男「っう…」セキメン
男(やばい、野郎どもの顔がヤバイ、やられる!)
男(男友一人じゃどうにもならなそうだし、女友は…ずっと外見てるんだけど!)
男(ここは逃げるしかない!)
男「女の子、ついて来い!」ミミウチ
女の子「え!?」
男(とりあえず、屋上まで逃げよう!)ダッシュ!
73: 2014/04/09(水) 23:21:25.63
(屋上)
男(何とかたどり着いた…はぁ)
女の子「もう、急にどうしたの?こんなところまで…」
男「みんな俺と女の子の関係性を知らないの!」
男「あのままいたら野郎どもから袋叩きだったよ」
男「女の子は他の人よりきれいで目立つんだからさ」
女の子「……」セキメン
男(あれ、なんで黙る?何か変なこと言った?俺?)
女の子「再会してすぐにきれいだなんて…」
女の子「いきなり言うから…」アカラメ
女の子「それに…まず言うことがあるんじゃない?」
男「あ、えと、おかえり…」テレテレ
女の子「ただいま」ニコッ
男(何とかたどり着いた…はぁ)
女の子「もう、急にどうしたの?こんなところまで…」
男「みんな俺と女の子の関係性を知らないの!」
男「あのままいたら野郎どもから袋叩きだったよ」
男「女の子は他の人よりきれいで目立つんだからさ」
女の子「……」セキメン
男(あれ、なんで黙る?何か変なこと言った?俺?)
女の子「再会してすぐにきれいだなんて…」
女の子「いきなり言うから…」アカラメ
女の子「それに…まず言うことがあるんじゃない?」
男「あ、えと、おかえり…」テレテレ
女の子「ただいま」ニコッ
74: 2014/04/09(水) 23:22:50.92
(一方教室)
ガヤガヤ…
ガヤガヤ…
モブ男「あいつ追いかけようぜ!」
モブ女2「そうそう、留学生も気になるし!」
ガヤガヤ…
男友「おーい、まぁまぁ、落ち着けって、実はな…」
男友「って聞いてない、おい女友どうにかして…」ハッ…
女友「……」グス
男友「お、おい?大丈夫か…?」
女友「みんな静かにしろ!つらいのは私じゃ~!」
ガヤガヤ…
ガヤガヤ…
モブ男「あいつ追いかけようぜ!」
モブ女2「そうそう、留学生も気になるし!」
ガヤガヤ…
男友「おーい、まぁまぁ、落ち着けって、実はな…」
男友「って聞いてない、おい女友どうにかして…」ハッ…
女友「……」グス
男友「お、おい?大丈夫か…?」
女友「みんな静かにしろ!つらいのは私じゃ~!」
75: 2014/04/09(水) 23:24:02.77
男友(収まったけど、どうすんの?この空気)
女友「……」プイ
男友(無言で外見てるし…)
女友「……」パカッ
男友(携帯出した、ん?俺にメール?)
女友『明日、男に告白する、先手打たないと!…』
男友(………えええぇぇぇ…)
女友「……」プイ
男友(無言で外見てるし…)
女友「……」パカッ
男友(携帯出した、ん?俺にメール?)
女友『明日、男に告白する、先手打たないと!…』
男友(………えええぇぇぇ…)
76: 2014/04/09(水) 23:25:25.62
(一方屋上にて)
男(今日、あの日言えなかったことを言おう)
男「女の子、帰り少しいいかな?」
女の子「男のほうから誘うとは…やはり5年って長いものデス…」
男「そうだね、さ、そろそろほとぼりも冷めただろう、戻ろうか?」
女の子「はい!あ、男こっち向いて」
男「へ?」
女の子「…」ホッペニ、チュッ
女の子「二回目!」ニコッ
男「も、もう…」テレテレ
後輩(どうしよ~、女友先輩このこと知ってるのかなぁ)アワワ…
男(今日、あの日言えなかったことを言おう)
男「女の子、帰り少しいいかな?」
女の子「男のほうから誘うとは…やはり5年って長いものデス…」
男「そうだね、さ、そろそろほとぼりも冷めただろう、戻ろうか?」
女の子「はい!あ、男こっち向いて」
男「へ?」
女の子「…」ホッペニ、チュッ
女の子「二回目!」ニコッ
男「も、もう…」テレテレ
後輩(どうしよ~、女友先輩このこと知ってるのかなぁ)アワワ…
77: 2014/04/09(水) 23:27:34.19
後輩(ここはばれないように…ゆっくりこの場を…)クルッコツ!
ドテッ!
男「わ!後輩?何やってんだ?」
後輩(誰よ!こんなとこに空き缶置いたの!って私か)ハァ…
女の子「…もしかして、見てました?」
後輩(…ヤバイヤバイヤバイ)ドウスル?ニゲルシカ!
後輩「すいませんでした~~!!」
タッタッタッタ…
ドテッ!
男「わ!後輩?何やってんだ?」
後輩(誰よ!こんなとこに空き缶置いたの!って私か)ハァ…
女の子「…もしかして、見てました?」
後輩(…ヤバイヤバイヤバイ)ドウスル?ニゲルシカ!
後輩「すいませんでした~~!!」
タッタッタッタ…
78: 2014/04/09(水) 23:28:32.30
女の子「男、どうして青ざめてるの?恥ずかしいならわかるけど…」
男「懸念材料が増えたんだよ」ハァ…
女の子「こんどこそ、もどりますか」
男「…うん」
男(後輩は女友の新聞部の直属の部下…ゼッタイ言われる…)
男(俺だって馬鹿じゃない…女友はもしかしたらもしかする)
男(でもやっぱり俺は…!)
女の子「男?ぼーっとしてどうしたデスか?」
男「あ、いやなんでも」
男「懸念材料が増えたんだよ」ハァ…
女の子「こんどこそ、もどりますか」
男「…うん」
男(後輩は女友の新聞部の直属の部下…ゼッタイ言われる…)
男(俺だって馬鹿じゃない…女友はもしかしたらもしかする)
男(でもやっぱり俺は…!)
女の子「男?ぼーっとしてどうしたデスか?」
男「あ、いやなんでも」
79: 2014/04/09(水) 23:30:14.98
男(なぜかあの後教室に戻っても誰からも絡まれなかった)
男(男友と女友が手を回してくれたのか…ありがたい)
男(でもなぜさっきまで前のほうだった女の子の席が…)
男(俺の横なんだ?)
女友 男 女の子
男友
男(考えないでおこう…)
男(男友と女友が手を回してくれたのか…ありがたい)
男(でもなぜさっきまで前のほうだった女の子の席が…)
男(俺の横なんだ?)
女友 男 女の子
男友
男(考えないでおこう…)
80: 2014/04/09(水) 23:31:20.19
(放課後)
女の子「男!行くデスよ!」
男「えと、あの…その」
女の子「不透明な返事ですね、男から誘ったくせに」プクー
行く?どこに行くんだ?
男から『誘った』?
ヒソヒソ…
男(ずっとそのことしか考えてなかったけど…)
男(教室は勘弁してくれないかな)トホホ
男「ああそうだね!は、早くいこう」キリカエ
女の子「はい!」ニパァ
81: 2014/04/09(水) 23:32:36.75
(河川敷)
男(色々と大変だったけど…)
男(あの日言えなかった事を今日ついに!)
女の子「男どうしたですか?も、もしかしてまたキスを…」アセアセ
男「5年前、言えなかった事を言おうと思うんだ」
女の子「5年前言えなかった事?さよならの件なら朝済んだのでは?」?
男「5年前、俺は『さよなら』を言いたかったんじゃないんだ」
女の子「え!?」
男「本当はこう言いたかったんだ…」
男(ああ、やっとやっと!!…)
男「俺は女の子に一目惚れしていました。」
男「そして、大好きです、今でも」
男(やっと言えた)
男(色々と大変だったけど…)
男(あの日言えなかった事を今日ついに!)
女の子「男どうしたですか?も、もしかしてまたキスを…」アセアセ
男「5年前、言えなかった事を言おうと思うんだ」
女の子「5年前言えなかった事?さよならの件なら朝済んだのでは?」?
男「5年前、俺は『さよなら』を言いたかったんじゃないんだ」
女の子「え!?」
男「本当はこう言いたかったんだ…」
男(ああ、やっとやっと!!…)
男「俺は女の子に一目惚れしていました。」
男「そして、大好きです、今でも」
男(やっと言えた)
82: 2014/04/09(水) 23:35:31.83
男(下向いて黙ってる…もしかして振られるんじゃ…)アセアセ
女の子「男、少し話してもいいデスか?」
男「う、うん」
女の子「私は小学生のころこの町に来ました」
女の子「理由は日本が好きだったからです」
女の子「なぜ好きなのかというのはおじいちゃんの影響だと思うデス」
女の子「大好きナおじいちゃんは昔日本へ行ったことがあったそうで…」
女の子「日本の郷土をとても好いていたみたいデス」
女の子「そんなおじいちゃんに日本語は習って、いつしか私は…」
女の子「日本へ行きたいと思うようになりました。」
女の子「男、少し話してもいいデスか?」
男「う、うん」
女の子「私は小学生のころこの町に来ました」
女の子「理由は日本が好きだったからです」
女の子「なぜ好きなのかというのはおじいちゃんの影響だと思うデス」
女の子「大好きナおじいちゃんは昔日本へ行ったことがあったそうで…」
女の子「日本の郷土をとても好いていたみたいデス」
女の子「そんなおじいちゃんに日本語は習って、いつしか私は…」
女の子「日本へ行きたいと思うようになりました。」
83: 2014/04/09(水) 23:36:50.75
女の子「そして私は日本へ行く機会をもらいました」
女の子「それはとてもうれしいことデス…ただ」
女の子「ただひとつ気がかりだったのが、おじいちゃんの体デス」
女の子「病院を出たばかりのおじいちゃんをおいていけないと」
女の子「断ろうとする前に、『行きなさい』と本人に言われました」
女の子「おじいちゃんは
おじいさん『日本にあなたが触れるべきこと、会うべき人が必ずいる』
女の子「って、冗談のように返してました」フフッ
女の子「でも、冗談なんかじゃなかったデス。」キリッ
男「…」
女の子「男返事をします」
女の子「私も男のことが大好きでした、もちろん、今も」ニパァ
女の子「それはとてもうれしいことデス…ただ」
女の子「ただひとつ気がかりだったのが、おじいちゃんの体デス」
女の子「病院を出たばかりのおじいちゃんをおいていけないと」
女の子「断ろうとする前に、『行きなさい』と本人に言われました」
女の子「おじいちゃんは
おじいさん『日本にあなたが触れるべきこと、会うべき人が必ずいる』
女の子「って、冗談のように返してました」フフッ
女の子「でも、冗談なんかじゃなかったデス。」キリッ
男「…」
女の子「男返事をします」
女の子「私も男のことが大好きでした、もちろん、今も」ニパァ
89: 2014/04/10(木) 23:00:32.35
女の子「あのとき妹ちゃんに言われたデス」
女の子「『おにぃのどこが気に入ったの?』って」
女の子「そのころの私にはわかりませんでした」
女の子「この心のよくわからないモヤモヤが」
女の子「でも、今の私にはよくわかります」
女の子「これが恋だって」
男「女の子…」
女の子「男、やっぱりあの日それ言わなくてよかったデスよ」
男「え、なんで?」
女の子「言えなかったあの日のおかげで」
女の子「今日、私たちは結ばれたのですから」ニコッ
90: 2014/04/10(木) 23:06:03.49
男「そうだね」
女の子「そうなんデス」
女の子「日が暮れてきましたね」
男「そろそろ帰ろうか?」
女の子「はい!」
男「そういえば、女の子はどこに住むの?」
女の子「男の家の近くのアパートデス、残念?」
男「そういうわけじゃ…」ハハハ
女の子「帰りましょ」
男「ああ」
女の子「あ、ちょっと待って」
女の子「男、手、繋ぐデス!」
男「もちろん」ギュッ
女の子「そうなんデス」
女の子「日が暮れてきましたね」
男「そろそろ帰ろうか?」
女の子「はい!」
男「そういえば、女の子はどこに住むの?」
女の子「男の家の近くのアパートデス、残念?」
男「そういうわけじゃ…」ハハハ
女の子「帰りましょ」
男「ああ」
女の子「あ、ちょっと待って」
女の子「男、手、繋ぐデス!」
男「もちろん」ギュッ
91: 2014/04/10(木) 23:07:05.07
(アパート前)
女の子「送ってくれてありがとうデス」ペコリ
男「本当に近かったね、いつでも行ける距離だよ」ハハ
女の子「男は5年の間にスケベになったですか?」
男「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて…」
女の子「ふふ、冗談デスよ、またね、男」チュッ
男「あ、ああ」テレテレクルッ
妹「………」ジーーー
男(今日はまだまだ長くなりそうだ)
女の子「送ってくれてありがとうデス」ペコリ
男「本当に近かったね、いつでも行ける距離だよ」ハハ
女の子「男は5年の間にスケベになったですか?」
男「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて…」
女の子「ふふ、冗談デスよ、またね、男」チュッ
男「あ、ああ」テレテレクルッ
妹「………」ジーーー
男(今日はまだまだ長くなりそうだ)
92: 2014/04/10(木) 23:09:30.07
妹「女の子さんがきてるのは知ってたけど…」
妹「展開速すぎない?」
妹「しかも実家の近くでキスしてんじゃねーよ」
男「妹が見に着たんじゃ…」
妹「誰が身内のキス好んで見るよ?ああ?」
男「そんなはずないですね、申し訳ございません」
妹「まぁ、いいけど、女の子さん泣かすなよ」
妹「泣かしたら、氏刑だから」
男「はい、承知しております…」
妹「展開速すぎない?」
妹「しかも実家の近くでキスしてんじゃねーよ」
男「妹が見に着たんじゃ…」
妹「誰が身内のキス好んで見るよ?ああ?」
男「そんなはずないですね、申し訳ございません」
妹「まぁ、いいけど、女の子さん泣かすなよ」
妹「泣かしたら、氏刑だから」
男「はい、承知しております…」
93: 2014/04/10(木) 23:10:24.11
(家に戻って)
妹「でも、女友さんどうするのよ、ゼッタイおにぃのこと好きでしょ」
男「そこが怖いところです…」
母「あら、二人そろって帰宅?そう!男大ニュースよ」
妹「女の子さんならさっきおにぃとキスしてたよ」サッ
男「……」チーン
母「…お赤飯ね」
妹「でも、女友さんどうするのよ、ゼッタイおにぃのこと好きでしょ」
男「そこが怖いところです…」
母「あら、二人そろって帰宅?そう!男大ニュースよ」
妹「女の子さんならさっきおにぃとキスしてたよ」サッ
男「……」チーン
母「…お赤飯ね」
94: 2014/04/10(木) 23:11:19.03
(夜になって)
男「ん?女友からメール?」
女友『あんた、明日提出の課題、教室においてたわよ』
女友『救出してあげたから、公園まで取りに来て』
男「ありがてぇ、女の子のことで頭いっぱいで忘れてた」
男「取りに行くか…」
男「ん?女友からメール?」
女友『あんた、明日提出の課題、教室においてたわよ』
女友『救出してあげたから、公園まで取りに来て』
男「ありがてぇ、女の子のことで頭いっぱいで忘れてた」
男「取りに行くか…」
98: 2014/04/14(月) 23:32:54.42
女友(もう、どうしようもないんだ)
女友(素直にならなきゃいけない)
女友(5年言えなかったのに、言えるかしら…)
女友(こんな小道具まで用意して何しんのか…)
女友(男がきた!)
女友(素直にならなきゃいけない)
女友(5年言えなかったのに、言えるかしら…)
女友(こんな小道具まで用意して何しんのか…)
女友(男がきた!)
99: 2014/04/14(月) 23:33:30.79
男「ごめん、女友助けてもらって」
女友「いいよ、かわりに少し聞いてくれる?」
男「え~、いやな予感が…」
女友「きいて!!!」
男「……どうしたの?」
女友「わ、わわたし…」
女友「実は!男のことが好きだったの!」
女友「いいよ、かわりに少し聞いてくれる?」
男「え~、いやな予感が…」
女友「きいて!!!」
男「……どうしたの?」
女友「わ、わわたし…」
女友「実は!男のことが好きだったの!」
100: 2014/04/14(月) 23:34:12.14
男(マジか…一生で一番内容の濃い一日だ)
男(てか、後輩から聞いてなかったのか?)
男「あ~、女友、実は俺女の子と付き合ってるんだ」
女友「へぇ!?あんたら再会してすぐでしょ!?」キョウガク
男「そうなんだけど…てなんで女の子のこと知ってるの?」
女友「それは…」イイヨドミ
女の子「やっぱり女友ちゃんでしたか」ニコッ
男(てか、後輩から聞いてなかったのか?)
男「あ~、女友、実は俺女の子と付き合ってるんだ」
女友「へぇ!?あんたら再会してすぐでしょ!?」キョウガク
男「そうなんだけど…てなんで女の子のこと知ってるの?」
女友「それは…」イイヨドミ
女の子「やっぱり女友ちゃんでしたか」ニコッ
101: 2014/04/14(月) 23:35:25.01
男「女の子!?でなんで女の子が女友を知ってるの?」
女の子「女友は男と別だったときによく遊びました」
女の子「友達です」
男「でも、そんなこと一度も…」
女友「言うことじゃないでしょ?」
男「そうかもしれないけど…」
女の子「それに国にかえって、恋を認識して」
女の子「そしてわかったんです、あの時すでに女友は
女の子「男のことが好きだったでしょう?」
女の子「女友は男と別だったときによく遊びました」
女の子「友達です」
男「でも、そんなこと一度も…」
女友「言うことじゃないでしょ?」
男「そうかもしれないけど…」
女の子「それに国にかえって、恋を認識して」
女の子「そしてわかったんです、あの時すでに女友は
女の子「男のことが好きだったでしょう?」
102: 2014/04/14(月) 23:36:11.67
女の子「それがわかった瞬間から私は焦ってました」
女の子「女友に負けてしまうと…」
女友「まだ、負けてない」
女友「まだ負けてない!女の子勝負よ」ピリピリ
女の子「それでこそ女の子です、そうしましょう」ピリピリ
女友「男、また明日ね」ダッシュ
女の子「男、私もさきかえるデス」ダッシュ
男(マジかよ、修羅場じゃん…明日からどうしよう)
男(あと、課題もらえなかった、女友忘れやがった…)
女の子「女友に負けてしまうと…」
女友「まだ、負けてない」
女友「まだ負けてない!女の子勝負よ」ピリピリ
女の子「それでこそ女の子です、そうしましょう」ピリピリ
女友「男、また明日ね」ダッシュ
女の子「男、私もさきかえるデス」ダッシュ
男(マジかよ、修羅場じゃん…明日からどうしよう)
男(あと、課題もらえなかった、女友忘れやがった…)
103: 2014/04/14(月) 23:36:59.06
(翌朝)
女友「え!?後輩知ってたの?」
後輩「すいません!!言っていいかわかんなくて…」
女友「…」
後輩「あ…あの、女友先輩?」アセアセ
女友「じゃあ私は男にそのことを知ってると思われてたの?」
後輩「はい…!」
女友「もちろん、女の子も知っていたのよね?」
後輩「はい…」
女友「最悪じゃない、先手どころか後手後手よ」グスッ
後輩「先輩、きっと大丈夫ですよ」
女友「うう」
女友「え!?後輩知ってたの?」
後輩「すいません!!言っていいかわかんなくて…」
女友「…」
後輩「あ…あの、女友先輩?」アセアセ
女友「じゃあ私は男にそのことを知ってると思われてたの?」
後輩「はい…!」
女友「もちろん、女の子も知っていたのよね?」
後輩「はい…」
女友「最悪じゃない、先手どころか後手後手よ」グスッ
後輩「先輩、きっと大丈夫ですよ」
女友「うう」
104: 2014/04/14(月) 23:38:03.08
男「じゃあ、女友と俺の知らない間に仲良くなってたのか」
女の子「はい!」
男「そのときすでにあいつは俺に…マジかよ」
女の子「えへ、でも私が一歩リードですから」ギュッ
男「…」テレテレ
男友「朝から見せつけるな、しばくぞ」
女の子「はい!」
男「そのときすでにあいつは俺に…マジかよ」
女の子「えへ、でも私が一歩リードですから」ギュッ
男「…」テレテレ
男友「朝から見せつけるな、しばくぞ」
105: 2014/04/14(月) 23:38:51.25
女の子「男友!おはよです」
男友「おはよう、ねぇ密着したまま挨拶しないで?」
女の子「あ、ごめんなさい」パッ
男友「男もおはよう」
男「あ、ああ、おはよう」
男友「その様子だとうまくくっついたのか?」
男「そうならよかったがな…」
男友(もしかして女友本当に)
男「えと、…」
女の子「修羅場です!」エヘン
男友「がんばれよ」
男友(…くそっ)
男友「おはよう、ねぇ密着したまま挨拶しないで?」
女の子「あ、ごめんなさい」パッ
男友「男もおはよう」
男「あ、ああ、おはよう」
男友「その様子だとうまくくっついたのか?」
男「そうならよかったがな…」
男友(もしかして女友本当に)
男「えと、…」
女の子「修羅場です!」エヘン
男友「がんばれよ」
男友(…くそっ)
106: 2014/04/14(月) 23:40:22.50
女友「男、昼飯食べ行こうよ」
女の子「ご飯食べ行くデス」ニコ
男「え、と」アセアセ
モブ男「あいつめ…」
モブ女「女友ガンバ」
モブ女3「女の子かわいい…」
ガヤガヤ
女友「早く行こ?」バチバチ
女の子「行きますよ?」バチバチ
男友「よし、じゃあ行こうぜ」
女友「あんたも来んの?」
男友「だめなのか?」
女の子「いいに決まってるデス」ニコニコ
男「男友、恩に着る」ミミウチ
男友「おう、かまわねぇよ」
男友(俺にも利点はあるしな…)
女の子「ご飯食べ行くデス」ニコ
男「え、と」アセアセ
モブ男「あいつめ…」
モブ女「女友ガンバ」
モブ女3「女の子かわいい…」
ガヤガヤ
女友「早く行こ?」バチバチ
女の子「行きますよ?」バチバチ
男友「よし、じゃあ行こうぜ」
女友「あんたも来んの?」
男友「だめなのか?」
女の子「いいに決まってるデス」ニコニコ
男「男友、恩に着る」ミミウチ
男友「おう、かまわねぇよ」
男友(俺にも利点はあるしな…)
107: 2014/04/14(月) 23:41:11.27
(放課後、新聞部部室)
女友「後輩私だめかも…」
後輩「どうしたんですか!先輩!?」
女友「一日、一緒にいて思い知ったわ」
女友「あの子、可愛いしいいヤツ過ぎる」
後輩「……」
女友「ごめん、少し気分切り替えてくる」
バタンッ
後輩「先輩…」
女友「後輩私だめかも…」
後輩「どうしたんですか!先輩!?」
女友「一日、一緒にいて思い知ったわ」
女友「あの子、可愛いしいいヤツ過ぎる」
後輩「……」
女友「ごめん、少し気分切り替えてくる」
バタンッ
後輩「先輩…」
108: 2014/04/14(月) 23:41:57.46
(屋上)
ガチャ…
女友「なんで今まで素直になれなかったのか…」
女友「本当に自分が哀れ…」グスッ
女友「あの子が可愛いことは知っていたのに」
女友「私みたいに可愛げないヤツ男もいやよね」
男友「そういうなよ…」
ガチャ…
女友「なんで今まで素直になれなかったのか…」
女友「本当に自分が哀れ…」グスッ
女友「あの子が可愛いことは知っていたのに」
女友「私みたいに可愛げないヤツ男もいやよね」
男友「そういうなよ…」
109: 2014/04/14(月) 23:43:06.91
女友「なに?盗み聞き?」
男友「後輩に居場所聞いたんだよ」
女友「ふ~ん、で茶化しにでもきたの?」
男友「今から最低のこと言うぞ」
女友「?」
男友「俺は昔からお前のことが好きだった」
男友「今もな…」
男友「後輩に居場所聞いたんだよ」
女友「ふ~ん、で茶化しにでもきたの?」
男友「今から最低のこと言うぞ」
女友「?」
男友「俺は昔からお前のことが好きだった」
男友「今もな…」
110: 2014/04/14(月) 23:44:08.77
女友「本当、最低ね」
男友「…」
女友「友達が振られたようなもんなのよ」
女友「何漬け込もうとしてんのよ」
男友「俺は昔から友達じゃなく『好きな子』としてみてるぞ」
女友「…っ」
男友「お前と同じで素直になれなかったんだ」
男友「これぐらい許してくれよ…」
女友「ふんっ…」クルッ
女友「答えはまだ言わない、私もケリつける」ケイタイ、ダシ
男友「わかった…」
男友「…」
女友「友達が振られたようなもんなのよ」
女友「何漬け込もうとしてんのよ」
男友「俺は昔から友達じゃなく『好きな子』としてみてるぞ」
女友「…っ」
男友「お前と同じで素直になれなかったんだ」
男友「これぐらい許してくれよ…」
女友「ふんっ…」クルッ
女友「答えはまだ言わない、私もケリつける」ケイタイ、ダシ
男友「わかった…」
111: 2014/04/14(月) 23:45:11.28
プルル…
男「女友から電話?」
ピッ
男「はい、もしもし」
女友「男今少しいいかな?」
男「うん」
女友「私やっぱり男が好き」
男「…」
女友「でも、男の答えはわかってる、女の子ちゃんは友達だし」
女友「だからもう一度聞いたの」
男「女友、やっぱり俺は女の子が好きだ、それは変わらない」
女友「そう、じゃあ、私と友達でいてくれる?」
男「当たり前だろ」
女友「ありがとう、それじゃあね」
男「女友から電話?」
ピッ
男「はい、もしもし」
女友「男今少しいいかな?」
男「うん」
女友「私やっぱり男が好き」
男「…」
女友「でも、男の答えはわかってる、女の子ちゃんは友達だし」
女友「だからもう一度聞いたの」
男「女友、やっぱり俺は女の子が好きだ、それは変わらない」
女友「そう、じゃあ、私と友達でいてくれる?」
男「当たり前だろ」
女友「ありがとう、それじゃあね」
112: 2014/04/14(月) 23:46:22.48
男友「どうだった?」
女友「振られちゃった」グスッ
男友「そうか…」
女友「でも、すぐにアンタに答えはださないから」
男友「え?」
女友「私はそこまで安くないわよ」ハハ
男友「女友…」
女友「まぁ、いつか答えるから許して?」
女友「振られちゃった」グスッ
男友「そうか…」
女友「でも、すぐにアンタに答えはださないから」
男友「え?」
女友「私はそこまで安くないわよ」ハハ
男友「女友…」
女友「まぁ、いつか答えるから許して?」
113: 2014/04/14(月) 23:47:17.63
(女の子宅)
女の子「女友ちゃんとは話終わったんですね」
男「ああ、やっぱ俺にはお前のことしか頭にないんだろ」
女の子「ハハハ、そうですか」テレテレ
……次のニュースです…クリミア半島のロシア編入に関する住民投票…
女の子「え!?」
女の子「女友ちゃんとは話終わったんですね」
男「ああ、やっぱ俺にはお前のことしか頭にないんだろ」
女の子「ハハハ、そうですか」テレテレ
……次のニュースです…クリミア半島のロシア編入に関する住民投票…
女の子「え!?」
120: 2014/04/29(火) 23:31:46.53
男「どうしたの?」
女の子「ママとおじいちゃんがクリミアにいるんです」
男「へ?ロシアに住んでるんじゃ?」
女の子「私のお父さんはウクライナの人で、
女の子「私が中学生のころ、亡くなったデス…」
男「そう…だったんだ」
女の子「それでママの故郷に移ることになったノデスが
女の子「おじいちゃんが嫌がりまして…」
男「じゃあおじいさんは今あそこに?」
女の子「はい、私が出発するころは何もなかったノデスが
女の子「ママもおじいちゃんのところに行ってるので
女の子「心配です…」
女の子「ママとおじいちゃんがクリミアにいるんです」
男「へ?ロシアに住んでるんじゃ?」
女の子「私のお父さんはウクライナの人で、
女の子「私が中学生のころ、亡くなったデス…」
男「そう…だったんだ」
女の子「それでママの故郷に移ることになったノデスが
女の子「おじいちゃんが嫌がりまして…」
男「じゃあおじいさんは今あそこに?」
女の子「はい、私が出発するころは何もなかったノデスが
女の子「ママもおじいちゃんのところに行ってるので
女の子「心配です…」
121: 2014/04/29(火) 23:33:05.86
(女の子のアパートから帰った後)
男(いったいどうするべきなんだろうか)
妹「どうしたの?」
男「妹…実は」カクカクシカジカ
妹「そんな!」
男(いったいどうするべきなんだろうか)
妹「どうしたの?」
男「妹…実は」カクカクシカジカ
妹「そんな!」
122: 2014/04/29(火) 23:33:39.56
妹「じゃあ女さん帰っちゃうの?」
男「わからない、今そっちに行くほうが危ないかもだし」
妹「おにぃ的にはどっちなの?」
男「そりゃ帰って欲しくないけど…」
男「おじいさんの体調も気になるし」
妹「じゃあさ!…」
男「わからない、今そっちに行くほうが危ないかもだし」
妹「おにぃ的にはどっちなの?」
男「そりゃ帰って欲しくないけど…」
男「おじいさんの体調も気になるし」
妹「じゃあさ!…」
123: 2014/04/29(火) 23:34:21.24
女の子(どうしましょう…)
女の子(ママに聞くにもクリミアの家の番号知らない…)
女の子(不安だなぁ…)
ヴヴッブブッ
女の子「男からメール?」
男『明日家にこないかい?妹も会いたがってるし』
女の子(男らしいデスね…)
女の子『了解デス、明日そっち行くね』
女の子(ママに聞くにもクリミアの家の番号知らない…)
女の子(不安だなぁ…)
ヴヴッブブッ
女の子「男からメール?」
男『明日家にこないかい?妹も会いたがってるし』
女の子(男らしいデスね…)
女の子『了解デス、明日そっち行くね』
124: 2014/04/29(火) 23:35:06.45
(翌日)
女の子「おはようございます」
男「やぁ、おはよう」
妹「女の子さん!久しぶり!」
女の子「妹~!久しぶりデス!」
女の子「大きくなったね!?」
妹「ありがとう、でもなんで驚いてるの?」
男「それはまぁね…」
女の子「おはようございます」
男「やぁ、おはよう」
妹「女の子さん!久しぶり!」
女の子「妹~!久しぶりデス!」
女の子「大きくなったね!?」
妹「ありがとう、でもなんで驚いてるの?」
男「それはまぁね…」
125: 2014/04/29(火) 23:35:49.06
女の子「今日は何するデスか?」
男「前に言った神社に行こうと思ってね」
女の子「あのおいしい饅頭があるところですか!」
妹「そう覚えてるんだ」ハハ
男「今日は母さんはいないけど三人で行こうよ」
妹「あーえと、私用事あるんだよな~」ワザトラシク
妹「だから二人で楽しんできて」
男「前に言った神社に行こうと思ってね」
女の子「あのおいしい饅頭があるところですか!」
妹「そう覚えてるんだ」ハハ
男「今日は母さんはいないけど三人で行こうよ」
妹「あーえと、私用事あるんだよな~」ワザトラシク
妹「だから二人で楽しんできて」
126: 2014/04/29(火) 23:36:27.09
(神社)
女の子「久しぶりデス!きれいな梅の木ですね!」
男「そうだね、ちょうど咲いてる時期でよかったよ」
男「さっき買ったお饅頭食べよ?」
女の子「はい!さっそくどこか…」キョロキョロ
男「あそこで食べようよ」ユビサシ
女の子「観覧車ですか?」
女の子「久しぶりデス!きれいな梅の木ですね!」
男「そうだね、ちょうど咲いてる時期でよかったよ」
男「さっき買ったお饅頭食べよ?」
女の子「はい!さっそくどこか…」キョロキョロ
男「あそこで食べようよ」ユビサシ
女の子「観覧車ですか?」
127: 2014/04/29(火) 23:37:09.79
(観覧車)
女の子「お饅頭おいしいデス!」アムアム
男「うん、俺も久しぶりに食べたよ」
男「女の子、少し話していいかい?」
女の子「…はい?」
男「俺は女の子と一緒にいれてうれしいよ」
女の子「何でそんな急に」テレテレ
男「ずっと一緒にいたいと思ってるよ」
男「でもね…」
女の子「お饅頭おいしいデス!」アムアム
男「うん、俺も久しぶりに食べたよ」
男「女の子、少し話していいかい?」
女の子「…はい?」
男「俺は女の子と一緒にいれてうれしいよ」
女の子「何でそんな急に」テレテレ
男「ずっと一緒にいたいと思ってるよ」
男「でもね…」
128: 2014/04/29(火) 23:37:53.06
男「俺がこう思ってることで君が悩んでるなら」
男「そのことは忘れてくれてかまわないよ」
女の子「そ、そんな何も悩んでなんか…」
男「今日も道中ずっとニュース気にしてたし」
男「おじいちゃんとママのこと心配なんだろ?」
女の子「心配ない分けないデス…」
女の子「でも、せっかく男と一緒にいれるのに」
男「俺は大丈夫、6年待ってたんだ」
男「何年でも待ってられるよ」
男「そのことは忘れてくれてかまわないよ」
女の子「そ、そんな何も悩んでなんか…」
男「今日も道中ずっとニュース気にしてたし」
男「おじいちゃんとママのこと心配なんだろ?」
女の子「心配ない分けないデス…」
女の子「でも、せっかく男と一緒にいれるのに」
男「俺は大丈夫、6年待ってたんだ」
男「何年でも待ってられるよ」
129: 2014/04/29(火) 23:38:39.71
女の子「男…ありがとうデス」グス
女の子「またゼッタイ帰ってくるデス」
女の子「ソレまで待っていてくれますか?」
男「もちろんだろ?」
男「だから安心しろよ?」
女の子「うん」
女の子「またゼッタイ帰ってくるデス」
女の子「ソレまで待っていてくれますか?」
男「もちろんだろ?」
男「だから安心しろよ?」
女の子「うん」
130: 2014/04/29(火) 23:39:16.76
(自宅)
男・女の子「ただいま」
母「おかえり」
男「帰ってたの?」
母「うん、あ女の子ちゃん久しぶり」
女の子「久しぶりデス」
母「何か泣いた後て雰囲気だけど」
母「女の子ちゃんロシアに帰らないよ?」
男・女の子「へ?」
男・女の子「ただいま」
母「おかえり」
男「帰ってたの?」
母「うん、あ女の子ちゃん久しぶり」
女の子「久しぶりデス」
母「何か泣いた後て雰囲気だけど」
母「女の子ちゃんロシアに帰らないよ?」
男・女の子「へ?」
131: 2014/04/29(火) 23:40:05.63
母「おじいちゃんとお母さん、事が起きる前に
母「ロシアへ退去してたそうよ」
女の子「よ、よかった~」
男「なんだ、心配し損か」ハハ
母「もうひとつ伝言で今年の休暇にロシアに
母「遊びに来たらって」
男「ロシアに?危ないんじゃ」
女の子「ママと私が住んでるシベリアは危なくないデスよ」
男「よかった、けどそこって」
母「すごく寒いところね」
女の子「楽しみです」
母「ロシアへ退去してたそうよ」
女の子「よ、よかった~」
男「なんだ、心配し損か」ハハ
母「もうひとつ伝言で今年の休暇にロシアに
母「遊びに来たらって」
男「ロシアに?危ないんじゃ」
女の子「ママと私が住んでるシベリアは危なくないデスよ」
男「よかった、けどそこって」
母「すごく寒いところね」
女の子「楽しみです」
132: 2014/04/29(火) 23:40:49.47
(夕食)
妹「じゃあ、女の子さん帰らないの?」ヨカッタ
男「そう、よかったよ」
女の子「はい!夕食食べていいんですか?」
母「最初から人数に入れてるから大丈夫」
男「今日の夕飯は?」
母「お好み焼きよ」
女の子「お好み焼き!大好きデス!」
妹「そういえば女の子さん好きだったね」
妹「じゃあ、女の子さん帰らないの?」ヨカッタ
男「そう、よかったよ」
女の子「はい!夕食食べていいんですか?」
母「最初から人数に入れてるから大丈夫」
男「今日の夕飯は?」
母「お好み焼きよ」
女の子「お好み焼き!大好きデス!」
妹「そういえば女の子さん好きだったね」
133: 2014/04/29(火) 23:45:49.80
(しばらくして)
男「ロシア…バイトしなきゃ」
女の子「頑張ってください!応援してます」
男「ありがとう、それだけで頑張れそう」
女の子「ママとおじいちゃんにも紹介したデスし」
男「うまくいくかな」
女の子「大丈夫!」ニコニコ
女の子「男」
男「ん?」
女の子「これからもよろしく!そして…」
女の子「男!これからもずっと一緒ネ!」
男「ロシア…バイトしなきゃ」
女の子「頑張ってください!応援してます」
男「ありがとう、それだけで頑張れそう」
女の子「ママとおじいちゃんにも紹介したデスし」
男「うまくいくかな」
女の子「大丈夫!」ニコニコ
女の子「男」
男「ん?」
女の子「これからもよろしく!そして…」
女の子「男!これからもずっと一緒ネ!」
134: 2014/04/29(火) 23:48:05.72
おわり
最初クリミアのことで書きたかったけどgdgdになりましたね
続きは書けそうだったら書こうと思います
呼んでくれた人ありがとうデス
最初クリミアのことで書きたかったけどgdgdになりましたね
続きは書けそうだったら書こうと思います
呼んでくれた人ありがとうデス
139: 2014/05/03(土) 16:30:16.34
乙乙
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