2: 2014/04/06(日) 19:45:10.18
男「もう高2だってのに、転校生?」

女友「そう、しかも女の子、かつ留学生!」ハキハキ!!

男「めずらしいなぁ」ポケー

女友「?? 反応薄いわね?」

男「だって留学生だからいつかは帰るんだろ?」

女友「そりゃあそうだけど…でも、最低でも半年はいるって聞いたよ?」

男「そう…」



男(留学生か…どんなに仲良くなっても、別れなきゃいけない…)

男(……俺の初恋………)

3: 2014/04/06(日) 19:47:01.73
(小学5年のころ)

母「男、実は来週から家にホームステイで外国の子がくるのよ」

男「え!? そんなの初めて聞いたよ!?」アセアセ

母「だって今はじめて伝えたんだもん」ハハハ

妹「ねぇ、どんな子? 男の子? 女の子?」キョウミシンシン

母「う~んと、……ウクライナからの女の子だってよ」


男「女の子……」テレ


妹「おにぃ、何照れてんの?」ニヤニヤ


男「照れてなんかねーよ!!」


母「年は男と同じみたいだから、仲良くなさいよ」ハハ

4: 2014/04/06(日) 19:49:48.41
(女の子が来る日)

男(父さんに言われて、空港に着いて来たけど、どうしよう…)


男(仲良くできるかな?てか、ウクライナってどこ?)




母「男、あの一団の中にいるみたいよ?」ユビサシ


男「うあぁ、外人さんがいっぱいいる」


母「男!早くプレートあげて!」


男「あぁ、うん」アセッ


男(昨日、母さんと妹が作ってたけど、何語なのかな?)


男(女の子が一人こっちに来てる!)


男(あの子がウクライナからのホームステイ?)

11: 2014/04/06(日) 20:11:43.62
女の子「こん二ちハ!私ハ女の子デス!」ハキハキ


母「こんにちわ、ホームステイ先の母よ。よろしく女の子ちゃん」


男(………………)


母「男!あんたも挨拶なさい。同い年でしょ?」


男「あっ、ははじめまして、お男です……よろしく」アセアセ


母「焦り過ぎよ」ハハハ


男(ヤバイ………どうしよう……)







男(……マジ天使ぃ………)

12: 2014/04/06(日) 20:13:06.19
男(なんでこんな肌白いの?髪すごくきれいだし……)


母「女の子ちゃん、日本語上手だねぇ~」ナデナデ


女の子「……エへへ」ニコニコ


男(母さんの行動力ぇぇ、驚くべき美少女でしょうよ…)


女の子「…」クルッ


男(女の子がこっち見た!)


女の子「……」ニコッ!ピース!


男「…………」



男(すごい、破壊力っっ!!)

15: 2014/04/06(日) 22:26:59.78
投下します

16: 2014/04/06(日) 22:27:58.38
(帰宅)

女の子「あラたメテ、女の子デス!よろしくデス!」


妹「わぁ!!お人形さんみたい!!」ニパァ!


父「よろしく、女の子ちゃん。よい思い出を」


女の子「あリガとうデス!」


男(…かわいいなぁ)ポー

17: 2014/04/06(日) 22:29:34.01
(学校にて)

先生「今日から1ヶ月間、みなさんと一緒に勉強をする女の子ちゃんです!」


女の子「女の子デス!よろシくデス!」


うぁあ、かわいいーー!
すげーー!
髪きれい!


ガヤガヤ……


先生「はいはい、静かに!女の子ちゃんは男くんの家にホームステイしてるんだよね?」



女の子「ハイ!男の家にいるデスよ!」

18: 2014/04/06(日) 22:30:43.57
先生「じゃあ、男くんのとなりに席をつくったから、そこにどうぞ」ユビサシ


女の子「ハイ!」


男(朝、色々あって話してないから、緊張する…)


男(女の子は妹の部屋で寝てたし…)


男(………………)


男(………)



女の子「男!どうしたノ?」


男「ふぇ!?なな、なんでもないよ」アセアセ


男友「男あせりすぎだろー」ハハハ!!


ハハハハハ!!
ハハハ!!





???「……??…」

19: 2014/04/06(日) 22:32:12.97
(昼食)

男友「女の子さん、給食おいしい?」


女の子「おいシいデス!」


男「女の子ちゃん、き、給食食べたら、みんなと学校まわろ、うよ?」ドウカナ?


モブ女「いいね!そうしよう、女の子ちゃんどう?」


女の子「もちろんデス!」





???「……誰だろう?」

21: 2014/04/06(日) 22:35:00.59
(放課後)

男(クラスのみんなに絡まれたり、色々大変だった…)


男(何か、いつもより長く感じた……)


女の子「男!一緒に帰るデスよ!」


男「う、うん。あ、妹待たなくちゃ」


女の子「お、そうデスね」


男(何話そう…学校ではみんな助けてくれたけど…)


女の子「男!は、好きナ…ことあるデスか?」


男「へぇ!?う、うん。色々好きなことあるよ。」


男「絵を描いたりとか、本を読んだりとか、音楽を聴いたり…」


男「ごめんね、よくわかんない、よね?」


女の子「ううん、そんなことないデスよ」クビフリフリ


女の子「私ハ、歌うこと好きデスよ、歌うと、心がスッキリするデスよ」


女の子「男ニモ聴かせたい!いつか、ゼッタイ!」ユビキリ


男「へぇ!?」

22: 2014/04/06(日) 22:36:08.99

女の子「ジャパンでは、ヤクソクするとき、こうするっテ、ママが言ってたヨ?」キョトン?


男「あ、うん。あってるよ」


女の子「じゃあ、シマショウ!」





『ゆ~びき~りげんまん、うそついたら、ハリ千本の~ます♪』


『ゆ~びきった!!』


女の子「春千本ってナにデスか?」


男「針だよ」ハハ





???「……っ」

28: 2014/04/07(月) 17:07:31.12
(高2に戻る)

男(あの子は元気だろうか?最近、ウクライナって物騒だし…)


女友「ねぇ、男、その子ってロシアから来るらしいよ?」


女友「何かすごく日本に興味があって、日本語もペラペラなんだって!」


男「へぇ、てか、やけに詳しいな」


女友「…い、いつも情報は集めてるのよ!私、新聞部だから」


男「職権乱用だろ」ハハ  

ガララ…


男友「よぉ、何盛り上がってんだ?」ヨッ


女友「ロシアから留学生が来るんだって!」ヨッ


男友「それはそれは、小学校以来かなこういうの」

29: 2014/04/07(月) 17:09:22.24
男「そうだね、女友は同じクラスじゃなかったもんな」ヨッ


女友「そ、そうだね、うちには東南アジアの子が来てたわ」


男「…あの子どうしてるかな?」ボソッ


女友「……」


男友(…素直になればいいのに…)


男友(でも…男があれじゃ…)

30: 2014/04/07(月) 17:10:06.69

キーンコーンカーンコーン…


先生「皆さん、今日からクラスに加わる方がいます!」


おお!
まじで!!
男!?女!?



先生「入ってきてくださーい!」







留学生「はい!」ガララ

31: 2014/04/07(月) 17:11:07.03

おおお外人だぁー!
かわいいー!
髪キンピカだぁー!!


先生「静かに、留学生さん自己紹介を」



留学生「皆さん、留学生の女の子です!よろしくお願いします!」


おおおお!!
パチパチパチパチ!!!

32: 2014/04/07(月) 17:12:09.71

男(女の子、!? 留学生が…女の子だって!)




男友(マジかよ…女の子と男ってあの時すでに…)


男友(女は知ってるのか?…下手すりゃしゅらb…)










女友(……………)


女友(ウソ…でしょ…)アオザメ

36: 2014/04/07(月) 21:20:42.04
(遡って家にて)

母「今日の夕飯はお好み焼きよ!」


妹「ひゃっほい!」


女の子「お好み焼き?」クビカシゲ


妹「っとってもおいしいんだよっ!!」


男「そうそう、家では定番料理なんだ!」

37: 2014/04/07(月) 21:21:59.95
女の子「すごいデス!食べ物が生きてるデス!」


男「それは鰹を干して、削った食べ物だよ」


女の子「へぇ~。不思議な食べ物デス…」


母「さぁ、熱いうちに食べましょう」


父「女の子ちゃん、食べる前に何をするか知ってる?」


女の子「もちろん、『いただきます』デスよネ?」


妹「せーかい!」


父「それじゃあ、手を合わせて…」



『いたただきます!!!』

38: 2014/04/07(月) 21:25:03.18
女の子「これ、スゴクおいしいデス!!」


妹「でしょ?そうでしょー!」


母「あんたが作ったみたいに言うわね」ハハ


妹「トッピングしたのは私だもん!」

ハハハッ


父「にしても、男は昨日と比べてずいぶんと女の子ちゃんと仲良くなったな」


男「え、うん。実は女の子が…」ポロッ


女の子「男!それは二人ダケの秘密デスよ!」


男「え、そうなの?」キョトン


母「あら、なに~秘密って」ニヤニヤ


男・女の子『何でもないヨ!』

39: 2014/04/07(月) 21:26:34.45
女の子「おいしかったデス!」


妹「女の子ちゃん、口に青海苔ついてるよ?」


女の子「へ?アオノリ?」キョトン?


男「お好み焼きにかかってた緑のやつだよ」


男「はい、ティッシュ」サッ


女の子「ありがとデス!」フキフキ…


女の子「とれたデスか?」


妹「大丈夫!」


男「おまえ、歯に付いてるぞ」ハハ


妹「ホント? ちょっと鏡みてくる」ダッシュ


女の子「男、ヤクソク…ちゃんとおぼえてイテね!」ミミウチ


男「うん、ゼッタイに忘れない!」ハッキリ


母・妹『だから、な~に~が!』


男・女の子『なんでも、ない!』

41: 2014/04/07(月) 22:11:39.70
(別の日)

母「女の子ちゃん、どこか行きたいとこある?」


妹「どこでもいいよ!」


女の子「そう、デスね~、神社に行ってみたいデス!」


男「神社?どうして?」


女の子「日本の神様に私のことを知ってもらうためデス!」


父「いいじゃないか、いってきなさい」


母「ここらで神社なら…天神様のとこいくか」


妹「お正月以来だね」


男「あそこって何の神様だったけ?」


父「学問の神様だよ、勉強熱心な女の子ちゃんにピッタリじゃないか」


母「よし、じゃあ行きましょうか」

42: 2014/04/07(月) 22:12:30.50
(神社着)

女の子「スゴクおごそかデス」


妹「おごそか?」


男「なんで日本人が知らないんだよ」ハハ


妹「知ってるの?」


男「知らないけど、母さんは?」


母「とりあえず、すごいってことよ」


男・妹「わからんのかい」ハハハ

43: 2014/04/07(月) 22:13:32.16
母「おみくじど~だった?」シンシン


妹「やった!大吉!」ダブルピース!


女の子「中吉…どうイウこと?」


男「そこそこ良いってことじゃない?」


女の子「お~!よしヨシデス!!」


妹「おにぃは?」


男「……凶」グスッ


母「あら~、そう、落ち込みさんな」ハハ


女の子「そ、そうデス!私の幸運ハンブンあげますカラ!」アセアセ


男「…ありがと」

44: 2014/04/07(月) 22:14:37.59
母「何か食べ物買って来るね」


妹「あ!私もいく~」ダッシュ


母「はいはい、二人はそこで待っててね」


スタスタ……


女の子「男!!」


男「な、何!?」アセアセ


女の子「今、二人ダケデスね!」ニコニコ


男「…そうだね」テレテレ


女の子「男はどんなウタがスキ?」


男「う~んと、やさしいウタかな?」


女の子「そう!じゃあ、ガンバル!」キリッ


男「う、うん?」

45: 2014/04/07(月) 22:16:48.69
母・妹『ただいま~』


女の子「オカエリ!ナンカいいニオイがするデス」クンカクンカ


男「何買ってきたの?」


母「お饅頭。日本の伝統的な菓子でしょう?」ドヤァ…


男「あ…うん」


妹「あそこに座れるとこあるから行こ!」



(ベンチに座り)


女の子「おいしいデス!!」


母「でしょう!これこそ日本の菓子よ」


男「そうだね」

46: 2014/04/07(月) 22:17:43.65
(その日の夜)

女の子「妹!スコシいいデスか?」


妹「どうしたの?女の子ちゃん?」キョトン


女の子「ジャパンで、やさしいウタってどんなウタデスか?」


妹「やさしいウタ?」


妹「簡単なのなら…でも、どうして?」クビカシゲ?


女の子「最後の日までに男にウタをプレゼントしたいデス!」


妹「わぁ!素敵ね!」


妹「もしかして、それがこの前の秘密?」


女の子「…………」セキメン

47: 2014/04/07(月) 22:18:46.28
妹「よーし、私が一肌脱ぎますか!!」


女の子「脱ぐデスか?お風呂入ったノニ?」クビカシゲ


妹「手伝ってあげるってこと」ハハ


妹「お母さんには私から言っとくから、がんばろ?」


女の子「ハイ!」



妹「それにしても、女の子ちゃん」


女の子「ハイ?」





妹「なんでそんなにおにぃのこと気に入ってるの?」

48: 2014/04/07(月) 22:19:31.43
女の子「さぁ?よくワカラないデス…」テレテレ


女の子「でも、男はいい人デス!」キッパリ!


妹「そうだね」ハハハ



女の子「それで、どんなウタデスか?」


妹「うん、この前、学校の授業で歌ったウタでね……」






母「…ふふっ」ニコ

54: 2014/04/08(火) 22:17:07.88
(数週間後)

男(もうすぐ女の子ともお別れか…別れたくないなぁ)


男(いや、別れなくちゃいけないんだ、だから…)


男(最後の日の前に…)


男(女の子に『スキ』て言うんだ!)



コンコン




父「男、今女の子ちゃんのお母さんから電話があって…」


男「え!?」

55: 2014/04/08(火) 22:18:02.76
女の子(もうすぐ…オワカレ…)


女の子(さびしい…男と離れたくないデス…)


女の子(でも、きっちりお別れするタメに…)


女の子(…ヤクソクを!…)


コンコン



女の子「ハイ!」


母「女の子ちゃん、ちょっといい?」


女の子「え?ええ…」

56: 2014/04/08(火) 22:19:49.97
母「妹は寝てるわね」ピトッ


母「今、女の子ちゃんのお母さんから伝言があってね…」


女の子「はい?」








母「…女の子ちゃんのおじいさんが倒れたそうなの」



57: 2014/04/08(火) 22:20:20.98
女の子「え!?お、おじいちゃんハ大丈夫なんデスか?」


母「ごめんなさい、よくわからないの…それでね」


母「急だけど、日程を早めて明後日に帰ってきてほしいそうよ」


女の子「…そうデスか…」


母「ごめんね、急にこんなこと言って…」


女の子「母さんは悪くナイデス…仕方…ないデス」ポロッ

58: 2014/04/08(火) 22:21:16.51
(次の日の放課後)

男(クラスのみんなでお別れ会したけど…)


男(…なかなか切り換えれないよ…)



女の子「男!!帰ろう!」


男「わぁ!い、妹は来た?」


女の子「妹は先に帰ったよ、用事があるって」


男「そう…」


男(妹のやつ…こんなときに何の用事があるってんだよ)


女の子「…男、スコシ付き合っテ」


男「え、うん…」

59: 2014/04/08(火) 22:22:47.14
(河川敷にて)


男(女の子どうしたんだろう?…今日で最後なんだから父さんや母さんにも)


女の子「男!ヤクソク!覚えてる?」


男「ウタのこと?」



女の子「そう…今カラ、ヤクソク、果たす!」


男「え」


女の子「みんなで~♪うたお~おう♪」


男(声もこんなにきれいだったんだ…)


女の子「かなし~いと~きも~、……」グスッ


男(女の子…泣いてる)


女の子「つらい~と…きも~♪」


男(女の子は最後まで歌い切った)

60: 2014/04/08(火) 22:23:56.27
女の子「ごめんナサいデス…ナカナイってきめたノニ、泣いちゃった」グスッ


女の子「これで、ヤクソク…果たせたヨネ?」


男(女の子も勇気を振り絞ってくれたんだ!俺も…」


男「うん…女の子!俺さ」
女の子「マッテ!それはイワナイデ!」


男「え!?」


女の子「男はオワカレいわないデ、イツカ…」


女の子「イツカマタ会いにクル!から…」


男「そ、そうじゃなくt…!」
女の子「男のそのカオがミレタ、十分ヨ」クビフリ












女の子「でも、最後に…」チュッ

男「え…」

61: 2014/04/08(火) 22:24:58.98
(次の日…空港)

男(結局、『スキ』って言えなかった、お別れも)


母「女の子ちゃん、元気でね」


妹「……」グスグスッ


母「ほら、いつまでも泣いてないの」


妹「…元気…でね?」グス


女の子「ハイ!またね、妹」


男「女の子、元気で…」
女の子「男、ソレはヤクソクと違うデス」シー



男「…」













女の子「さよなら、男」

65: 2014/04/08(火) 22:57:57.23
先生「女の子さんは一度小学生のときに日本に来たのよね?」


留学生「はい!この町に3週間ほどホームステイしてました!」

へぇ~
女の子ちゃん、どうして日本語ペラペラなの?
それ気になる~


留学生「それは…秘密デス!」セキメン

何で赤くなってんの~?
もしかして誰かのためとか?

いや~、かわいいい!













男(どうしよう、タイミング逃した…)アオザメ

66: 2014/04/08(火) 22:59:14.62
女の子「……!!」


男(女の子が俺のこと気づいた?)




女の子「……」グスッ


男(待って、そこで泣いたら大変なことに…)


女の子「男!ヤクソク守ったよ!」






一同『え!?』

男?
なんであいつ?あいつ浮気症?
うそ?あんな人畜無害な顔してて?

ガヤガヤ







男(先生、どうにか納めて!…って、いねぇ!!)

67: 2014/04/08(火) 23:01:04.62
男(女の子がこっちにダッシュで来てる!!)


女の子「男!会いたかったヨ!」ギュッ


男「っう…」セキメン


男(やばい、野郎どもの顔がヤバイ、やられる!)


男(男友一人じゃどうにもならなそうだし、女友は…ずっと外見てるんだけど!)


男(ここは逃げるしかない!)




男「女の子、ついて来い!」ミミウチ

女の子「え!?」


男(とりあえず、屋上まで逃げよう!)ダッシュ!

73: 2014/04/09(水) 23:21:25.63
(屋上)

男(何とかたどり着いた…はぁ)


女の子「もう、急にどうしたの?こんなところまで…」


男「みんな俺と女の子の関係性を知らないの!」


男「あのままいたら野郎どもから袋叩きだったよ」


男「女の子は他の人よりきれいで目立つんだからさ」


女の子「……」セキメン


男(あれ、なんで黙る?何か変なこと言った?俺?)


女の子「再会してすぐにきれいだなんて…」


女の子「いきなり言うから…」アカラメ


女の子「それに…まず言うことがあるんじゃない?」


男「あ、えと、おかえり…」テレテレ


女の子「ただいま」ニコッ

74: 2014/04/09(水) 23:22:50.92
(一方教室)

ガヤガヤ…
ガヤガヤ…

モブ男「あいつ追いかけようぜ!」

モブ女2「そうそう、留学生も気になるし!」

ガヤガヤ…


男友「おーい、まぁまぁ、落ち着けって、実はな…」


男友「って聞いてない、おい女友どうにかして…」ハッ…


女友「……」グス


男友「お、おい?大丈夫か…?」









女友「みんな静かにしろ!つらいのは私じゃ~!」

75: 2014/04/09(水) 23:24:02.77
男友(収まったけど、どうすんの?この空気)


女友「……」プイ


男友(無言で外見てるし…)


女友「……」パカッ


男友(携帯出した、ん?俺にメール?)







女友『明日、男に告白する、先手打たないと!…』






男友(………えええぇぇぇ…)

76: 2014/04/09(水) 23:25:25.62
(一方屋上にて)

男(今日、あの日言えなかったことを言おう)


男「女の子、帰り少しいいかな?」


女の子「男のほうから誘うとは…やはり5年って長いものデス…」


男「そうだね、さ、そろそろほとぼりも冷めただろう、戻ろうか?」


女の子「はい!あ、男こっち向いて」


男「へ?」


女の子「…」ホッペニ、チュッ


女の子「二回目!」ニコッ


男「も、もう…」テレテレ










後輩(どうしよ~、女友先輩このこと知ってるのかなぁ)アワワ…

77: 2014/04/09(水) 23:27:34.19
後輩(ここはばれないように…ゆっくりこの場を…)クルッコツ!

ドテッ!

男「わ!後輩?何やってんだ?」



後輩(誰よ!こんなとこに空き缶置いたの!って私か)ハァ…


女の子「…もしかして、見てました?」


後輩(…ヤバイヤバイヤバイ)ドウスル?ニゲルシカ!

後輩「すいませんでした~~!!」

タッタッタッタ…

78: 2014/04/09(水) 23:28:32.30
女の子「男、どうして青ざめてるの?恥ずかしいならわかるけど…」


男「懸念材料が増えたんだよ」ハァ…


女の子「こんどこそ、もどりますか」


男「…うん」



男(後輩は女友の新聞部の直属の部下…ゼッタイ言われる…)


男(俺だって馬鹿じゃない…女友はもしかしたらもしかする)


男(でもやっぱり俺は…!)


女の子「男?ぼーっとしてどうしたデスか?」


男「あ、いやなんでも」


79: 2014/04/09(水) 23:30:14.98
男(なぜかあの後教室に戻っても誰からも絡まれなかった)


男(男友と女友が手を回してくれたのか…ありがたい)


男(でもなぜさっきまで前のほうだった女の子の席が…)


男(俺の横なんだ?)



   女友  男  女の子
   男友  



男(考えないでおこう…)

80: 2014/04/09(水) 23:31:20.19

(放課後)

女の子「男!行くデスよ!」


男「えと、あの…その」


女の子「不透明な返事ですね、男から誘ったくせに」プクー

行く?どこに行くんだ?
男から『誘った』?

ヒソヒソ…


男(ずっとそのことしか考えてなかったけど…)


男(教室は勘弁してくれないかな)トホホ


男「ああそうだね!は、早くいこう」キリカエ


女の子「はい!」ニパァ

81: 2014/04/09(水) 23:32:36.75
(河川敷)

男(色々と大変だったけど…)


男(あの日言えなかった事を今日ついに!)


女の子「男どうしたですか?も、もしかしてまたキスを…」アセアセ


男「5年前、言えなかった事を言おうと思うんだ」


女の子「5年前言えなかった事?さよならの件なら朝済んだのでは?」?


男「5年前、俺は『さよなら』を言いたかったんじゃないんだ」



女の子「え!?」




男「本当はこう言いたかったんだ…」

男(ああ、やっとやっと!!…)






男「俺は女の子に一目惚れしていました。」
男「そして、大好きです、今でも」




男(やっと言えた)

82: 2014/04/09(水) 23:35:31.83
男(下向いて黙ってる…もしかして振られるんじゃ…)アセアセ





女の子「男、少し話してもいいデスか?」


男「う、うん」


女の子「私は小学生のころこの町に来ました」


女の子「理由は日本が好きだったからです」


女の子「なぜ好きなのかというのはおじいちゃんの影響だと思うデス」


女の子「大好きナおじいちゃんは昔日本へ行ったことがあったそうで…」


女の子「日本の郷土をとても好いていたみたいデス」


女の子「そんなおじいちゃんに日本語は習って、いつしか私は…」


女の子「日本へ行きたいと思うようになりました。」

83: 2014/04/09(水) 23:36:50.75
女の子「そして私は日本へ行く機会をもらいました」


女の子「それはとてもうれしいことデス…ただ」


女の子「ただひとつ気がかりだったのが、おじいちゃんの体デス」


女の子「病院を出たばかりのおじいちゃんをおいていけないと」


女の子「断ろうとする前に、『行きなさい』と本人に言われました」


女の子「おじいちゃんは


おじいさん『日本にあなたが触れるべきこと、会うべき人が必ずいる』


女の子「って、冗談のように返してました」フフッ


女の子「でも、冗談なんかじゃなかったデス。」キリッ


男「…」





女の子「男返事をします」








女の子「私も男のことが大好きでした、もちろん、今も」ニパァ

89: 2014/04/10(木) 23:00:32.35

女の子「あのとき妹ちゃんに言われたデス」


女の子「『おにぃのどこが気に入ったの?』って」


女の子「そのころの私にはわかりませんでした」


女の子「この心のよくわからないモヤモヤが」


女の子「でも、今の私にはよくわかります」


女の子「これが恋だって」


男「女の子…」





女の子「男、やっぱりあの日それ言わなくてよかったデスよ」


男「え、なんで?」


女の子「言えなかったあの日のおかげで」


女の子「今日、私たちは結ばれたのですから」ニコッ

90: 2014/04/10(木) 23:06:03.49
男「そうだね」


女の子「そうなんデス」


女の子「日が暮れてきましたね」


男「そろそろ帰ろうか?」


女の子「はい!」


男「そういえば、女の子はどこに住むの?」


女の子「男の家の近くのアパートデス、残念?」


男「そういうわけじゃ…」ハハハ


女の子「帰りましょ」


男「ああ」
女の子「あ、ちょっと待って」


女の子「男、手、繋ぐデス!」


男「もちろん」ギュッ

91: 2014/04/10(木) 23:07:05.07
(アパート前)

女の子「送ってくれてありがとうデス」ペコリ


男「本当に近かったね、いつでも行ける距離だよ」ハハ


女の子「男は5年の間にスケベになったですか?」


男「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて…」


女の子「ふふ、冗談デスよ、またね、男」チュッ


男「あ、ああ」テレテレクルッ












妹「………」ジーーー


男(今日はまだまだ長くなりそうだ)

92: 2014/04/10(木) 23:09:30.07
妹「女の子さんがきてるのは知ってたけど…」


妹「展開速すぎない?」


妹「しかも実家の近くでキスしてんじゃねーよ」


男「妹が見に着たんじゃ…」


妹「誰が身内のキス好んで見るよ?ああ?」


男「そんなはずないですね、申し訳ございません」


妹「まぁ、いいけど、女の子さん泣かすなよ」


妹「泣かしたら、氏刑だから」


男「はい、承知しております…」

93: 2014/04/10(木) 23:10:24.11
(家に戻って)

妹「でも、女友さんどうするのよ、ゼッタイおにぃのこと好きでしょ」


男「そこが怖いところです…」


母「あら、二人そろって帰宅?そう!男大ニュースよ」
妹「女の子さんならさっきおにぃとキスしてたよ」サッ


男「……」チーン




母「…お赤飯ね」

94: 2014/04/10(木) 23:11:19.03
(夜になって)

男「ん?女友からメール?」


女友『あんた、明日提出の課題、教室においてたわよ』


女友『救出してあげたから、公園まで取りに来て』


男「ありがてぇ、女の子のことで頭いっぱいで忘れてた」





男「取りに行くか…」

98: 2014/04/14(月) 23:32:54.42
女友(もう、どうしようもないんだ)


女友(素直にならなきゃいけない)


女友(5年言えなかったのに、言えるかしら…)


女友(こんな小道具まで用意して何しんのか…)


女友(男がきた!)

99: 2014/04/14(月) 23:33:30.79
男「ごめん、女友助けてもらって」


女友「いいよ、かわりに少し聞いてくれる?」


男「え~、いやな予感が…」
女友「きいて!!!」


男「……どうしたの?」


女友「わ、わわたし…」







女友「実は!男のことが好きだったの!」

100: 2014/04/14(月) 23:34:12.14
男(マジか…一生で一番内容の濃い一日だ)


男(てか、後輩から聞いてなかったのか?)


男「あ~、女友、実は俺女の子と付き合ってるんだ」


女友「へぇ!?あんたら再会してすぐでしょ!?」キョウガク


男「そうなんだけど…てなんで女の子のこと知ってるの?」


女友「それは…」イイヨドミ





女の子「やっぱり女友ちゃんでしたか」ニコッ

101: 2014/04/14(月) 23:35:25.01
男「女の子!?でなんで女の子が女友を知ってるの?」


女の子「女友は男と別だったときによく遊びました」


女の子「友達です」


男「でも、そんなこと一度も…」


女友「言うことじゃないでしょ?」


男「そうかもしれないけど…」


女の子「それに国にかえって、恋を認識して」


女の子「そしてわかったんです、あの時すでに女友は


女の子「男のことが好きだったでしょう?」

102: 2014/04/14(月) 23:36:11.67
女の子「それがわかった瞬間から私は焦ってました」


女の子「女友に負けてしまうと…」





女友「まだ、負けてない」


女友「まだ負けてない!女の子勝負よ」ピリピリ


女の子「それでこそ女の子です、そうしましょう」ピリピリ


女友「男、また明日ね」ダッシュ


女の子「男、私もさきかえるデス」ダッシュ




男(マジかよ、修羅場じゃん…明日からどうしよう)


男(あと、課題もらえなかった、女友忘れやがった…)

103: 2014/04/14(月) 23:36:59.06
(翌朝)

女友「え!?後輩知ってたの?」


後輩「すいません!!言っていいかわかんなくて…」


女友「…」


後輩「あ…あの、女友先輩?」アセアセ


女友「じゃあ私は男にそのことを知ってると思われてたの?」


後輩「はい…!」


女友「もちろん、女の子も知っていたのよね?」


後輩「はい…」


女友「最悪じゃない、先手どころか後手後手よ」グスッ


後輩「先輩、きっと大丈夫ですよ」


女友「うう」

104: 2014/04/14(月) 23:38:03.08
男「じゃあ、女友と俺の知らない間に仲良くなってたのか」


女の子「はい!」


男「そのときすでにあいつは俺に…マジかよ」


女の子「えへ、でも私が一歩リードですから」ギュッ


男「…」テレテレ




男友「朝から見せつけるな、しばくぞ」

105: 2014/04/14(月) 23:38:51.25
女の子「男友!おはよです」


男友「おはよう、ねぇ密着したまま挨拶しないで?」


女の子「あ、ごめんなさい」パッ


男友「男もおはよう」


男「あ、ああ、おはよう」


男友「その様子だとうまくくっついたのか?」


男「そうならよかったがな…」


男友(もしかして女友本当に)


男「えと、…」


女の子「修羅場です!」エヘン


男友「がんばれよ」






男友(…くそっ)

106: 2014/04/14(月) 23:40:22.50
女友「男、昼飯食べ行こうよ」
女の子「ご飯食べ行くデス」ニコ


男「え、と」アセアセ


モブ男「あいつめ…」
モブ女「女友ガンバ」
モブ女3「女の子かわいい…」

ガヤガヤ


女友「早く行こ?」バチバチ
女の子「行きますよ?」バチバチ



男友「よし、じゃあ行こうぜ」


女友「あんたも来んの?」


男友「だめなのか?」


女の子「いいに決まってるデス」ニコニコ


男「男友、恩に着る」ミミウチ


男友「おう、かまわねぇよ」






男友(俺にも利点はあるしな…)

107: 2014/04/14(月) 23:41:11.27
(放課後、新聞部部室)

女友「後輩私だめかも…」


後輩「どうしたんですか!先輩!?」


女友「一日、一緒にいて思い知ったわ」


女友「あの子、可愛いしいいヤツ過ぎる」


後輩「……」


女友「ごめん、少し気分切り替えてくる」


バタンッ



後輩「先輩…」

108: 2014/04/14(月) 23:41:57.46
(屋上)
ガチャ…


女友「なんで今まで素直になれなかったのか…」


女友「本当に自分が哀れ…」グスッ


女友「あの子が可愛いことは知っていたのに」


女友「私みたいに可愛げないヤツ男もいやよね」


男友「そういうなよ…」

109: 2014/04/14(月) 23:43:06.91
女友「なに?盗み聞き?」


男友「後輩に居場所聞いたんだよ」


女友「ふ~ん、で茶化しにでもきたの?」


男友「今から最低のこと言うぞ」


女友「?」






男友「俺は昔からお前のことが好きだった」


男友「今もな…」

110: 2014/04/14(月) 23:44:08.77
女友「本当、最低ね」


男友「…」


女友「友達が振られたようなもんなのよ」


女友「何漬け込もうとしてんのよ」


男友「俺は昔から友達じゃなく『好きな子』としてみてるぞ」


女友「…っ」


男友「お前と同じで素直になれなかったんだ」


男友「これぐらい許してくれよ…」


女友「ふんっ…」クルッ


女友「答えはまだ言わない、私もケリつける」ケイタイ、ダシ


男友「わかった…」

111: 2014/04/14(月) 23:45:11.28
プルル…


男「女友から電話?」

ピッ

男「はい、もしもし」


女友「男今少しいいかな?」


男「うん」


女友「私やっぱり男が好き」


男「…」


女友「でも、男の答えはわかってる、女の子ちゃんは友達だし」


女友「だからもう一度聞いたの」


男「女友、やっぱり俺は女の子が好きだ、それは変わらない」


女友「そう、じゃあ、私と友達でいてくれる?」


男「当たり前だろ」


女友「ありがとう、それじゃあね」

112: 2014/04/14(月) 23:46:22.48
男友「どうだった?」


女友「振られちゃった」グスッ


男友「そうか…」


女友「でも、すぐにアンタに答えはださないから」


男友「え?」


女友「私はそこまで安くないわよ」ハハ


男友「女友…」


女友「まぁ、いつか答えるから許して?」

113: 2014/04/14(月) 23:47:17.63
(女の子宅)

女の子「女友ちゃんとは話終わったんですね」


男「ああ、やっぱ俺にはお前のことしか頭にないんだろ」


女の子「ハハハ、そうですか」テレテレ






……次のニュースです…クリミア半島のロシア編入に関する住民投票…







女の子「え!?」

120: 2014/04/29(火) 23:31:46.53
男「どうしたの?」


女の子「ママとおじいちゃんがクリミアにいるんです」


男「へ?ロシアに住んでるんじゃ?」


女の子「私のお父さんはウクライナの人で、


女の子「私が中学生のころ、亡くなったデス…」


男「そう…だったんだ」


女の子「それでママの故郷に移ることになったノデスが


女の子「おじいちゃんが嫌がりまして…」


男「じゃあおじいさんは今あそこに?」


女の子「はい、私が出発するころは何もなかったノデスが


女の子「ママもおじいちゃんのところに行ってるので


女の子「心配です…」

121: 2014/04/29(火) 23:33:05.86
(女の子のアパートから帰った後)


男(いったいどうするべきなんだろうか)


妹「どうしたの?」


男「妹…実は」カクカクシカジカ


妹「そんな!」

122: 2014/04/29(火) 23:33:39.56
妹「じゃあ女さん帰っちゃうの?」


男「わからない、今そっちに行くほうが危ないかもだし」


妹「おにぃ的にはどっちなの?」


男「そりゃ帰って欲しくないけど…」


男「おじいさんの体調も気になるし」


妹「じゃあさ!…」

123: 2014/04/29(火) 23:34:21.24
女の子(どうしましょう…)


女の子(ママに聞くにもクリミアの家の番号知らない…)


女の子(不安だなぁ…)



ヴヴッブブッ


女の子「男からメール?」


男『明日家にこないかい?妹も会いたがってるし』


女の子(男らしいデスね…)


女の子『了解デス、明日そっち行くね』

124: 2014/04/29(火) 23:35:06.45
(翌日)

女の子「おはようございます」


男「やぁ、おはよう」


妹「女の子さん!久しぶり!」


女の子「妹~!久しぶりデス!」


女の子「大きくなったね!?」


妹「ありがとう、でもなんで驚いてるの?」


男「それはまぁね…」

125: 2014/04/29(火) 23:35:49.06
女の子「今日は何するデスか?」


男「前に言った神社に行こうと思ってね」


女の子「あのおいしい饅頭があるところですか!」


妹「そう覚えてるんだ」ハハ


男「今日は母さんはいないけど三人で行こうよ」


妹「あーえと、私用事あるんだよな~」ワザトラシク


妹「だから二人で楽しんできて」

126: 2014/04/29(火) 23:36:27.09
(神社)

女の子「久しぶりデス!きれいな梅の木ですね!」


男「そうだね、ちょうど咲いてる時期でよかったよ」


男「さっき買ったお饅頭食べよ?」


女の子「はい!さっそくどこか…」キョロキョロ


男「あそこで食べようよ」ユビサシ


女の子「観覧車ですか?」

127: 2014/04/29(火) 23:37:09.79
(観覧車)

女の子「お饅頭おいしいデス!」アムアム


男「うん、俺も久しぶりに食べたよ」


男「女の子、少し話していいかい?」



女の子「…はい?」


男「俺は女の子と一緒にいれてうれしいよ」


女の子「何でそんな急に」テレテレ


男「ずっと一緒にいたいと思ってるよ」


男「でもね…」

128: 2014/04/29(火) 23:37:53.06
男「俺がこう思ってることで君が悩んでるなら」


男「そのことは忘れてくれてかまわないよ」


女の子「そ、そんな何も悩んでなんか…」


男「今日も道中ずっとニュース気にしてたし」


男「おじいちゃんとママのこと心配なんだろ?」


女の子「心配ない分けないデス…」


女の子「でも、せっかく男と一緒にいれるのに」


男「俺は大丈夫、6年待ってたんだ」


男「何年でも待ってられるよ」

129: 2014/04/29(火) 23:38:39.71
女の子「男…ありがとうデス」グス


女の子「またゼッタイ帰ってくるデス」


女の子「ソレまで待っていてくれますか?」


男「もちろんだろ?」


男「だから安心しろよ?」


女の子「うん」

130: 2014/04/29(火) 23:39:16.76
(自宅)

男・女の子「ただいま」


母「おかえり」


男「帰ってたの?」


母「うん、あ女の子ちゃん久しぶり」


女の子「久しぶりデス」


母「何か泣いた後て雰囲気だけど」


母「女の子ちゃんロシアに帰らないよ?」


男・女の子「へ?」

131: 2014/04/29(火) 23:40:05.63
母「おじいちゃんとお母さん、事が起きる前に


母「ロシアへ退去してたそうよ」


女の子「よ、よかった~」


男「なんだ、心配し損か」ハハ


母「もうひとつ伝言で今年の休暇にロシアに


母「遊びに来たらって」


男「ロシアに?危ないんじゃ」


女の子「ママと私が住んでるシベリアは危なくないデスよ」


男「よかった、けどそこって」


母「すごく寒いところね」


女の子「楽しみです」

132: 2014/04/29(火) 23:40:49.47
(夕食)

妹「じゃあ、女の子さん帰らないの?」ヨカッタ


男「そう、よかったよ」


女の子「はい!夕食食べていいんですか?」


母「最初から人数に入れてるから大丈夫」


男「今日の夕飯は?」


母「お好み焼きよ」


女の子「お好み焼き!大好きデス!」


妹「そういえば女の子さん好きだったね」

133: 2014/04/29(火) 23:45:49.80
(しばらくして)

男「ロシア…バイトしなきゃ」


女の子「頑張ってください!応援してます」


男「ありがとう、それだけで頑張れそう」


女の子「ママとおじいちゃんにも紹介したデスし」


男「うまくいくかな」


女の子「大丈夫!」ニコニコ


女の子「男」


男「ん?」


女の子「これからもよろしく!そして…」






女の子「男!これからもずっと一緒ネ!」

134: 2014/04/29(火) 23:48:05.72
おわり

最初クリミアのことで書きたかったけどgdgdになりましたね

続きは書けそうだったら書こうと思います

呼んでくれた人ありがとうデス

139: 2014/05/03(土) 16:30:16.34
乙乙

引用元: 女友「留学生が来るんだって!」 男「…へぇ」