1: 2019/04/01(月) 00:11:08.91
~ある朝、白銀家~
圭「ふああ・・・おはよ」
圭「って、誰もいないし」
圭「そういやお兄朝早いって言ってたような・・・」
圭「ま、どうでもいいけど」
圭「ふああ・・・おはよ」
圭「って、誰もいないし」
圭「そういやお兄朝早いって言ってたような・・・」
圭「ま、どうでもいいけど」
2: 2019/04/01(月) 00:13:19.06
圭「でもちゃんと朝ご飯はあるし」
圭「私もとっとと食べて学校に・・・」
圭「って、あれ?」
圭「この椅子にかかってるのって・・・」
圭「お兄の学ランじゃね?」
圭「私もとっとと食べて学校に・・・」
圭「って、あれ?」
圭「この椅子にかかってるのって・・・」
圭「お兄の学ランじゃね?」
4: 2019/04/01(月) 00:49:33.42
この時、白銀圭は察した
圭「多分、慌ててメシ食って外出たから忘れちゃったんだね・・・」
圭「まったく・・・」
圭「勉強はできるくせに、こういうとこ抜けてるんだから」
圭「ホント、バカな兄貴だよ・・・」
圭「多分、慌ててメシ食って外出たから忘れちゃったんだね・・・」
圭「まったく・・・」
圭「勉強はできるくせに、こういうとこ抜けてるんだから」
圭「ホント、バカな兄貴だよ・・・」
5: 2019/04/01(月) 07:17:14.43
圭「さて、これからどうするか・・・」
圭「普通に届けてもいいんだけど・・・」
圭「お兄の学ランかぁ・・・」
圭「・・・・・」ゴクリ
圭「普通に届けてもいいんだけど・・・」
圭「お兄の学ランかぁ・・・」
圭「・・・・・」ゴクリ
6: 2019/04/01(月) 10:27:56.40
圭「お兄が毎日着てる学ラン・・・」
この時、家に1人きり、兄の学ランを手にしているいう特異な状況で、白銀圭のテンションはおかしくなっていた
圭「あ、生徒会長の証(金ピカのアレ)まで忘れてるじゃん、まったく・・・」
圭「・・・・・」
圭「そういや、お兄って生徒会長なんだよね・・・」
圭は混乱のあまり当たり前のことを口走ってしまった
この時、家に1人きり、兄の学ランを手にしているいう特異な状況で、白銀圭のテンションはおかしくなっていた
圭「あ、生徒会長の証(金ピカのアレ)まで忘れてるじゃん、まったく・・・」
圭「・・・・・」
圭「そういや、お兄って生徒会長なんだよね・・・」
圭は混乱のあまり当たり前のことを口走ってしまった
7: 2019/04/01(月) 12:33:45.26
圭「ウチ貧乏で勉強しかできないお兄なのに頑張って生徒会長になって・・・」
圭「私が普通に学校生活遅れてるのもある意味お兄のお陰だし・・・」
圭「・・・まぁ、駄目な所も結構あるけど」
圭「お兄・・・」ギュッ
日頃散々毒づいてても、家族である!
反抗期とはいえ心の底から嫌っているわけではないのだ!
圭「私が普通に学校生活遅れてるのもある意味お兄のお陰だし・・・」
圭「・・・まぁ、駄目な所も結構あるけど」
圭「お兄・・・」ギュッ
日頃散々毒づいてても、家族である!
反抗期とはいえ心の底から嫌っているわけではないのだ!
8: 2019/04/01(月) 13:03:25.22
圭「そんなお兄の汗が染みこんだ学ラン・・・」
圭「・・・・・」ドキドキ
圭「ちょ、ちょっとくらい着てみても・・・いいよね?」
圭「って、誰に確認してんの私!」
この背徳感が、彼女の思考をおかしくしていた!
圭「・・・・・」ドキドキ
圭「ちょ、ちょっとくらい着てみても・・・いいよね?」
圭「って、誰に確認してんの私!」
この背徳感が、彼女の思考をおかしくしていた!
9: 2019/04/01(月) 15:04:07.09
圭「では・・・」バサッ
圭「うっ、学ランって結構重いんだ・・・」
圭「お兄、こんなの毎日着て・・・」
圭「暑かったんだろうなぁ・・・」
圭「・・・祭りの日にも着て行ったのはちょっと引いたけど」
圭「うっ、学ランって結構重いんだ・・・」
圭「お兄、こんなの毎日着て・・・」
圭「暑かったんだろうなぁ・・・」
圭「・・・祭りの日にも着て行ったのはちょっと引いたけど」
10: 2019/04/01(月) 16:06:36.88
圭「・・・んっ」スンスン
圭「これがお兄の臭い・・・汗臭っ!」
圭「ああ、でも・・・」
圭「何だかお兄に抱かれてるみたい・・・」ビクン
彼女の理性は崩壊しかけていた!
圭「これがお兄の臭い・・・汗臭っ!」
圭「ああ、でも・・・」
圭「何だかお兄に抱かれてるみたい・・・」ビクン
彼女の理性は崩壊しかけていた!
11: 2019/04/01(月) 18:10:06.42
圭「そう考えると、何だか変な気持ちに・・・」ドキドキ
圭「体の中からこう・・・熱くなるような・・・」ビクンビクン
圭「お兄のことなのに!お兄のことなのに!!」
圭「こんな気持ちに、なるわけが・・・」
圭「ううっ・・・」ビクンビクン
圭「体の中からこう・・・熱くなるような・・・」ビクンビクン
圭「お兄のことなのに!お兄のことなのに!!」
圭「こんな気持ちに、なるわけが・・・」
圭「ううっ・・・」ビクンビクン
12: 2019/04/01(月) 19:04:34.11
圭「お兄、生徒会でいつも女の人に囲まれてるんだよね・・・」
圭「チカ姉おっOい大きいし・・・」
圭「かぐやさん美人だし・・・」
圭「だから何?」
圭「お兄と一番付き合い長いのは私なんだから・・・・!!!」
その差、実に14倍である
圭「チカ姉おっOい大きいし・・・」
圭「かぐやさん美人だし・・・」
圭「だから何?」
圭「お兄と一番付き合い長いのは私なんだから・・・・!!!」
その差、実に14倍である
13: 2019/04/01(月) 20:05:23.19
ブラコンをこじらせてしまったか…………
14: 2019/04/01(月) 21:08:41.76
圭「お兄・・・お兄は私の・・・」
白銀圭のテンションは完全に振り切れてしまった!
圭「ん・・・」ススッ
ムニュ
圭「んあっ・・・」ビクン
その手はあられもない所に・・・
白銀圭のテンションは完全に振り切れてしまった!
圭「ん・・・」ススッ
ムニュ
圭「んあっ・・・」ビクン
その手はあられもない所に・・・
15: 2019/04/01(月) 21:13:33.53
圭「お、お兄・・・だいす・・・」
ガチャ
御行「俺が何だって?」
圭「!!!!!!???????」ビクッ
16: 2019/04/01(月) 21:27:13.54
圭「お、おおおおおおおおおおおおお兄!?何でいるの!?」
御行「何でって、途中学ランを着てないことに気づいてな、大急ぎで戻ってきた」
圭「そ、そう・・・」
御行「で、圭ちゃんはなんで俺の学ランを着ているんだ」
圭「そ、それは・・・」
御行「何でって、途中学ランを着てないことに気づいてな、大急ぎで戻ってきた」
圭「そ、そう・・・」
御行「で、圭ちゃんはなんで俺の学ランを着ているんだ」
圭「そ、それは・・・」
17: 2019/04/01(月) 21:31:43.79
御行「それは?」
圭「ちょ、ちょっと肌寒かったから着てただけ!」
御行「あ、そう・・・」
圭「そんぐらい察してよバカ兄貴!」ポカッ
御行「いてっ!」
圭「ちょ、ちょっと肌寒かったから着てただけ!」
御行「あ、そう・・・」
圭「そんぐらい察してよバカ兄貴!」ポカッ
御行「いてっ!」
18: 2019/04/01(月) 21:36:46.64
圭「ほら返す!私先出るからお兄も遅刻しないでよね!」バサッ
御行「お、おう・・・」
バタン
御行「・・・何で俺怒られてんの?」
御行「それに今日そんなに寒いか?暑いくらいだろ」
~トイレの中~
父(出るタイミング失った・・・)
御行「お、おう・・・」
バタン
御行「・・・何で俺怒られてんの?」
御行「それに今日そんなに寒いか?暑いくらいだろ」
~トイレの中~
父(出るタイミング失った・・・)
19: 2019/04/01(月) 21:39:40.43
圭「もう・・・なんであのタイミングで入ってくるかな///」
圭「ま、おかげでイかずに済んだけど」
圭「ホントに・・・バカな兄貴なんだから」
圭「でも・・・」
圭「嫌いではないからね、お兄ちゃん」
~おわり~
圭「ま、おかげでイかずに済んだけど」
圭「ホントに・・・バカな兄貴なんだから」
圭「でも・・・」
圭「嫌いではないからね、お兄ちゃん」
~おわり~
20: 2019/04/01(月) 21:41:39.68
これで終わりです
正直生徒会長で学業優秀でダメ親父に代わって家計支えてて、苦手なことも努力(と藤原の犠牲)で克服する・・・
こんなできすぎた兄貴嫌いになるわけないですよね
・・・残念な所も多々ありますが
正直生徒会長で学業優秀でダメ親父に代わって家計支えてて、苦手なことも努力(と藤原の犠牲)で克服する・・・
こんなできすぎた兄貴嫌いになるわけないですよね
・・・残念な所も多々ありますが
21: 2019/04/01(月) 21:43:44.11
乙です
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