2: 2014/04/21(月) 11:26:48.08
~小ネタ セリフ~
ユーリ「なあリタ」
リタ「何?」
ユーリ「戦闘終わったときのセリフってあるだろ?」
リタ「ええ」
ユーリ「俺たち2人だけの新しいセリフを作らないか?」
リタ「別にいいけど・・・」
ユーリ「なあリタ」
リタ「何?」
ユーリ「戦闘終わったときのセリフってあるだろ?」
リタ「ええ」
ユーリ「俺たち2人だけの新しいセリフを作らないか?」
リタ「別にいいけど・・・」
■ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」の作者です。
今回の作品は続編といえば続編ですが、単に小ネタをまとめたものです。
3: 2014/04/21(月) 11:28:03.60
――――
カロル「・・・で、僕に新しいセリフを評価してほしいって?」
ユーリ「おう、頼む」
カロル「・・・別にいいけどさ」
4: 2014/04/21(月) 11:29:05.97
――――
ユーリ「じゃあいくぜ」
カロル「オッケー」
ユーリ「やられたらやり返す!」
リタ「倍返しよ!」
カロル「・・・パクりはダメだよ」
5: 2014/04/21(月) 11:30:17.24
――――
リタ「次いくわよ」
カロル「うん」
リタ「まいたけ聖剣!」
ユーリ「セン=ハラン星人!」
リタ&ユーリ「自演爆笑!」
カロル「・・・意味わかんないよ」
※アレクセイの技、閃覇嵐星塵、時練爆鐘から
6: 2014/04/21(月) 11:31:09.69
――――
ユーリ「じゃあ次な」
カロル「はいはい」
ユーリ「オレたちの武器は、剣と!」
リタ「魔法と!」
ユーリ「・・・夫婦愛、かな」
リタ「もう、ユーリったら」
ユーリ「へへへ・・・」
リタ「ふふふ・・・」
カロル「・・・帰っていい?」
~終われ~
ユーリ「じゃあ次な」
カロル「はいはい」
ユーリ「オレたちの武器は、剣と!」
リタ「魔法と!」
ユーリ「・・・夫婦愛、かな」
リタ「もう、ユーリったら」
ユーリ「へへへ・・・」
リタ「ふふふ・・・」
カロル「・・・帰っていい?」
~終われ~
7: 2014/04/21(月) 11:31:58.00
~小ネタ ウケユリ~
とある宿屋の一室にて
ユーリ「ふぅ、今日は疲れたな」
フレン「そうだね、早く寝よう」
カロル「・・・何やってんのレイヴン?」
レイヴンは壁に耳をあてている。
レイヴン「しーっ、静かに
今、隣の部屋の会話聞いてるの」
フレン「盗み聞きって人としてどうなんですか・・・」
ユーリ「隣ってリタたちがいる部屋じゃねえか」
レイヴン「!!」
レイヴンは突然動揺する。
カロル「な、何?
どうしてそんなに驚いてるの?」
レイヴン「・・・・・・」
ユーリ「・・・気になるな
ちょっと俺も聞いてみよう」
フレン「何を言ってるんだ、ユーリ
やめるんだ」
ユーリ「ちょっとだけだっての」
そう言ってユーリは壁に耳をあてる
とある宿屋の一室にて
ユーリ「ふぅ、今日は疲れたな」
フレン「そうだね、早く寝よう」
カロル「・・・何やってんのレイヴン?」
レイヴンは壁に耳をあてている。
レイヴン「しーっ、静かに
今、隣の部屋の会話聞いてるの」
フレン「盗み聞きって人としてどうなんですか・・・」
ユーリ「隣ってリタたちがいる部屋じゃねえか」
レイヴン「!!」
レイヴンは突然動揺する。
カロル「な、何?
どうしてそんなに驚いてるの?」
レイヴン「・・・・・・」
ユーリ「・・・気になるな
ちょっと俺も聞いてみよう」
フレン「何を言ってるんだ、ユーリ
やめるんだ」
ユーリ「ちょっとだけだっての」
そう言ってユーリは壁に耳をあてる
8: 2014/04/21(月) 11:32:37.16
――――
リタ「だからユリはウケユリだって
それだけは譲れないわ」
ユーリ「(!?)」
ジュディ「それじゃ、レイとウケユリの組み合わせは?」
リタ「・・・悪くないわね」
9: 2014/04/21(月) 11:33:04.75
――――
ユーリ「・・・・・・」
カロル「ユ、ユーリ
どうしたの? 顔色悪いよ」
レイヴン「・・・・・・」
フレン「レイヴンさん、大丈夫ですか?
さっきから身体が震えてますよ?」
カロル「・・・僕も聞いてみる」
そう言ってカロルは壁に耳をあてる
フレン「なっ、カロルまで・・・」
10: 2014/04/21(月) 11:33:34.80
――――
パティ「レイも悪くないが、カロはどうじゃ?」
カロル「(・・・カロって僕のこと?)」
リタ「カロ?
あんた変わった趣味してるわね」
パティ「ふふー、この絵を見ればそんなことも言えなくなるのじゃ」
カロル「(・・・絵?)」
エステル「カロの上にユリが乗ってますね」
カロル「(!?)」
ジュディ「あら、こうして見ると可愛いわね、カロ」
パティ「そうじゃろう?」
リタ「まぁ、確かに味があるわね」
ジュディ「その絵のカロの上に、レイも書き足してくれる?」
カロル「(!?)」
パティ「了解なのじゃ
・・・・・・できたのじゃ」
エステル「・・・まぁ、前よりもっとよくなりましたね」
リタ「・・・案外いけるわね」
11: 2014/04/21(月) 11:34:05.34
――――
カロル「・・・・・・」
フレン「どっ、どうしたんだカロル?
君まで顔面蒼白じゃないか」
レイヴン「・・・・・・」
ユーリ「・・・・・・」
フレン「・・・ぼ、僕もちょっとだけ聞いてみよう」
フレンは壁に耳をあてる
12: 2014/04/21(月) 11:34:32.59
――――
エステル「私のイチオシはフレですね」
フレン「(・・・フレって僕のことかな?)」
リタ「フレ?
あーあれのことね
あんた変わった略のしかたするわね」
フレン「(あれ呼ばわりって・・・
ひどいなリタ)」
エステル「想像してみてください、フレとウケユリが重なっているところを」
フレン「(!?)」
リタ「・・・なかなかいいセンスしてるわね、あんた」
ジュディ「その中にレイも混ぜてほしいわ」
パティ「そうじゃ!
カロの上にレイもフレもユリも乗っけてしまうのじゃ
・・・・・・ほれ、できたのじゃ」
エステル「まぁ、すばらしい絵です」
ジュディ「本当、美しいわ」
リタ「・・・ありね」
フレン「(・・・・・・)」
13: 2014/04/21(月) 11:35:02.88
――――
翌日
リタ「おはよう、男ども」
エステル「おはようございます、皆さん」
ジュディ「おはよう、皆」
パティ「おはようなのじゃ」
ユーリ「・・・・・・」
レイヴン「・・・・・・」
カロル「・・・・・・」
フレン「・・・・・・」
リタ「・・・どうしたのよ?
どいつもこいつも暗い顔して」
エステル「昨日、何かあったんですか?」
ユーリ「・・・・・・
俺たちは、女が好きだ!」
リタ「は?」
レイヴン「そうだ!
女が大好きだ!」
カロル「僕はナンが好きだ!
そしてナンは女だ!」
ジュディ「あらあら・・・」
フレン「僕も女性が人が大っっっ好きです!」
エステル「フレンまで・・・」
ユーリ「いいか、分かったな!」
14: 2014/04/21(月) 11:35:31.65
――――
ユーリ「これであいつらも懲りただろ、ったく!」
レイヴン「そう願いたいね、本当!」
カロル「昨日は怖くて一睡もできなかったよ・・・」
フレン「エステリーゼ様があんなことを考えていたなんて・・・」
複雑な心境の男たちに向かって、パティが近づいてくる
パティ「ユーリ、この絵を見てほしいのじゃ」
ユーリ「絵、だと?」
ユーリはパティが持ってきた絵を見る
すると、その中には芋らしきものの上に三種類の花が乗っている様子が描かれている
ユーリ「・・・なんだこれ?」
パティ「カロとレイとユリとフレなのじゃ」
ユーリ「!?」
レイヴン「!?」
カロル「!?」
フレン「!?」
ユーリ「・・・これがか?」
パティ「そうじゃ
カロはこのイモ、レイはこの花、ユリはこの花、フレはこの花じゃ」
ユーリ「・・・・・・」
パティ「カロはサトイモの別名なのじゃ
レイはよく首飾りに使われる花で、ユリは皆も知っておろう?
これはユリの中でもウケユリと呼ばれるものじゃ
フレというのはパルファンフレというバラなのじゃ」
ユーリ「・・・・・・」
パティ「どうじゃ、綺麗な絵じゃろう?
ってあれ?
・・・どうして皆眠っておるのじゃ?」
男たちは恐怖や悲しみ、怒りから解き放たれ眠りについた。
~終われ~
※カロ、レイ、ウケユリ、パルファンフレはどれも実在する植物です
花は三つとも本当に美しいです
こんなネタに使ってごめんなさい
23: 2014/04/22(火) 12:09:54.49
~小ネタ ジュディVSユーリ~
※この小ネタを読む前に、作者の前作
ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
を読むことを勧めます
ユーリ「ようやく見つけたぞこの性悪女」
ジュディ「久々に会ったのに随分な挨拶ね」
ユーリ「けじめ、つけさせてもらう」
ジュディ「あら? 何のけじめかしら?」
ユーリ「しらばっくれんな!」
ジュディ「・・・仕方ないわね。
いいわ、かかってきなさい」
※この小ネタを読む前に、作者の前作
ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
を読むことを勧めます
ユーリ「ようやく見つけたぞこの性悪女」
ジュディ「久々に会ったのに随分な挨拶ね」
ユーリ「けじめ、つけさせてもらう」
ジュディ「あら? 何のけじめかしら?」
ユーリ「しらばっくれんな!」
ジュディ「・・・仕方ないわね。
いいわ、かかってきなさい」
24: 2014/04/22(火) 12:10:38.80
――――
ジュディ「お姉さんがしつけてあげるわ、坊や!」
ユーリ「お前の方が年下だろうが!」
ガキイィン
ユーリ「覚悟しやがれこの露出狂!」
ジュディ「あなたにだけは言われたくないわ!」
バキイィン
ジュディ「効かねぇ納豆(笑)」
ユーリ「うっぜええええええ!」
25: 2014/04/22(火) 12:11:07.78
――――
それから数10分後
ユーリ「はぁー、はぁー」
ジュディ「・・・ふぅー」
ユーリ「・・・もういい、やる気が失せた」
ジュディ「あら、許してくれるの?」
ユーリ「・・・まあな」
ジュディ「・・・ありがとう」
ユーリ「・・・また、凛々の明星で一緒にやろうぜ」
ジュディ「優しいのね。
私、そんなあなたが好きにゃん」
ユーリ「・・・」
ジュディ「大好きにゃん」
ユーリ「・・・」
ジュディ「愛してるにゃん(笑)」
ユーリ「やっぱりお前は生かさねえ!」
その後、結局勝負はつかず、ジュディは隙を見て逃げたとか
~終われ~
28: 2014/04/23(水) 10:52:21.16
~小ネタ みそおでん~
※このネタを見る前に、曲【フィンガー5 恋のダイヤル6700】の冒頭を20秒ほどお聞き下さい。
【恋のダイヤル6700】で検索するか、下のURLを使用していただくと、youtubeで聞けます。
http://www.youtube.com/watch?v=KCPY5VscATA
※このネタを見る前に、曲【フィンガー5 恋のダイヤル6700】の冒頭を20秒ほどお聞き下さい。
【恋のダイヤル6700】で検索するか、下のURLを使用していただくと、youtubeで聞けます。
http://www.youtube.com/watch?v=KCPY5VscATA
30: 2014/04/23(水) 10:55:51.25
ユーリ「飯できたぞー」
リタ「はいはい、今日のメニューは?」
ユーリ「みそおでんだ」
リタ「お、いいじゃない」
ユーリ「・・・」
リタ「ん?
なに立ち止まってんの?
はやく食卓におでん持っていってよ」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「どうしたのよ」
ユーリ「・・・・・・
でんでんででん でんで でんでん
でんでんででん でんで おでん!」
リタ「・・・・・・は?」
ユーリ「いや、なんでもない。
忘れてくれ」
~終われ~
リタ「はいはい、今日のメニューは?」
ユーリ「みそおでんだ」
リタ「お、いいじゃない」
ユーリ「・・・」
リタ「ん?
なに立ち止まってんの?
はやく食卓におでん持っていってよ」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「どうしたのよ」
ユーリ「・・・・・・
でんでんででん でんで でんでん
でんでんででん でんで おでん!」
リタ「・・・・・・は?」
ユーリ「いや、なんでもない。
忘れてくれ」
~終われ~
35: 2014/04/24(木) 11:11:32.92
~小ネタ ユリリタペダル~
――――――帝都 ザーフィアス
リタ「・・・さて、これで買い物は終わったかしら」
ユーリ「おう、メモに載ってるものは全部買ったぜ」
二人は帝都まで雑貨品を買いに来ていた
ユーリ「・・・ん?
なんだあの店は
一体何を売ってるんだ?」
ユーリの目に見慣れない店が映る
リタ「あーあれね
自転車っていうのよ」
ユーリ「自転車?」
リタ「そう、最近発明されたの
あのペダルを足で回して進むのよ」
ユーリ「ほー・・・」
リタ「しかも、あの形状はロードバイクね
自転車の中でも速さだけを追求したものらしいわ」
ユーリ「ロードバイク・・・」
リタ「訓練すれば平均時速は30km以上出るとか言われてるわね
まぁ、私は漕ぐのダルいから馬車のほうがいいけど」
ユーリ「・・・なんでか知らねえが、無性に欲しい」
リタ「へ?」
ユーリ「俺、ロードバイク買ってくる」
リタ「ちょっ、あれ10万ガルド以上の値になるのよ!
待ちなさいって!」
――――――帝都 ザーフィアス
リタ「・・・さて、これで買い物は終わったかしら」
ユーリ「おう、メモに載ってるものは全部買ったぜ」
二人は帝都まで雑貨品を買いに来ていた
ユーリ「・・・ん?
なんだあの店は
一体何を売ってるんだ?」
ユーリの目に見慣れない店が映る
リタ「あーあれね
自転車っていうのよ」
ユーリ「自転車?」
リタ「そう、最近発明されたの
あのペダルを足で回して進むのよ」
ユーリ「ほー・・・」
リタ「しかも、あの形状はロードバイクね
自転車の中でも速さだけを追求したものらしいわ」
ユーリ「ロードバイク・・・」
リタ「訓練すれば平均時速は30km以上出るとか言われてるわね
まぁ、私は漕ぐのダルいから馬車のほうがいいけど」
ユーリ「・・・なんでか知らねえが、無性に欲しい」
リタ「へ?」
ユーリ「俺、ロードバイク買ってくる」
リタ「ちょっ、あれ10万ガルド以上の値になるのよ!
待ちなさいって!」
36: 2014/04/24(木) 11:12:10.77
――――
それから数週間後
リタ「・・・随分気にいってるみたいね、自転車」
ユーリ「ああ! 漕げば漕ぐほど早くなるのが実感できるぜ!
やみつきになりそうだ!」
リタ「・・・そう」
ユーリ「今度、レースにも出るんだぞ!」
リタ「・・・へぇ」
37: 2014/04/24(木) 11:12:41.84
――――
それからさらに数週間後
ユーリ「いやあ、この前のレースは本当に熱かった!
ジュード・マティスって奴と首位を争ったんだぜ」
リタ「・・・ふぅん」
ユーリ「のぼりのあいつは信じられないくらい強かった!
なんとか勝てたが、本当に危なかったぜ」
リタ「・・・よかったわね」
ユーリ「・・・なぁ、リタ」
リタ「なに?」
ユーリ「俺、プロのロードレーサーになろうと思うんだが」
リタ「黙れ」
38: 2014/04/24(木) 11:13:12.12
ユーリ「・・・・・・
いや、でも、皆が才能あるって言ってくれるんだよ
事実、実業団からスカウトがきてるし」
リタ「私と自転車どっちが大切なの?」
ユーリ「・・・・・・
・・・あなたの方が大切です」
リタ「分かればよろしい」
もしも生まれ変わったら、もしも別の世界にいたのならば、俺はプロのロードレーサーになる
ユーリはそう思うのであった
~終われ~
42: 2014/04/25(金) 11:55:58.60
~小ネタ うしにん~
うしにん「また会ったね、ぺたんこちゃん」
リタ「・・・・・・」
うしにん「おや? 今日は二人っきり?
ひゅーひゅー、お熱いねぇ」
ユーリ「・・・・・・」
うしにん「ぺたんこのくせにやるねぇ」
ユーリは怒りの表情を浮かべながら、うしにんに詰め寄る
うしにん「ど、どうしたのさ?
フェロモン放出兄」
ユーリ「・・・お前はリタの良さを何も分かってねぇ」
リタ「(ユーリ・・・)」キュン
43: 2014/04/25(金) 11:56:25.59
ユーリ「ぺたんこだからいいんだろうが!!」
リタ「へ?」
うしにん「え?」
ユーリ「自分のコンプレックスにもじもじ悩んでる姿がたまらねえんだよ!」
うしにん「・・・」
ユーリ「必氏に胸を大きくしようと牛乳とか飲んでるときとか、
もう可愛くてしょうがねえ!」
リタ「・・・」
ユーリ「貧乳はステータスなんだよ!
分かったかコラ! ああ!?」
うしにん「・・・・・・
お嬢ちゃん、悪いこと言わないから別れたほうがいいよ?」
リタ「・・・・・・」
~終われ~
48: 2014/04/26(土) 12:58:24.98
~小ネタ 明星ネーム~
――――――とある公園
子供A「待ってよー」
子供B「早くこいよー」
ユーリ「・・・のどかだな」
リタ「・・・ええ」
ユーリとリタは公園で遊ぶ子供たちの様子を見ている。
リタ「・・・ねぇ、ユーリ」
ユーリ「ん?」
リタ「・・・もし子供ができたら、どんな名前にする?」
ユーリ「こ、子供か・・・
そうだな、男だったらランバートかな」
リタ「ランバート?」
――――――とある公園
子供A「待ってよー」
子供B「早くこいよー」
ユーリ「・・・のどかだな」
リタ「・・・ええ」
ユーリとリタは公園で遊ぶ子供たちの様子を見ている。
リタ「・・・ねぇ、ユーリ」
ユーリ「ん?」
リタ「・・・もし子供ができたら、どんな名前にする?」
ユーリ「こ、子供か・・・
そうだな、男だったらランバートかな」
リタ「ランバート?」
49: 2014/04/26(土) 12:58:56.00
ユーリ「ああ、ラピードの親父の名前だ」
リタ「へ?」
ユーリ「ランバートは強く優しく、勇敢で聡明なやつだった
俺は子供にもそう育って欲しい」
リタ「却下」
ユーリ「へ?」
リタ「子供に犬の名前とかありえないわよ」
ユーリ「・・・じゃあお前には何か案があるのか?」
リタ「女だったらビクトリアかエカテリーナね」
ユーリ「却下」
リタ「へ?」
ユーリ「お前それ自分の魔導器につけてた名前だろ?
子供に魔導器の名前とかねえっつうの」
リタ「・・・」
リタ「へ?」
ユーリ「ランバートは強く優しく、勇敢で聡明なやつだった
俺は子供にもそう育って欲しい」
リタ「却下」
ユーリ「へ?」
リタ「子供に犬の名前とかありえないわよ」
ユーリ「・・・じゃあお前には何か案があるのか?」
リタ「女だったらビクトリアかエカテリーナね」
ユーリ「却下」
リタ「へ?」
ユーリ「お前それ自分の魔導器につけてた名前だろ?
子供に魔導器の名前とかねえっつうの」
リタ「・・・」
50: 2014/04/26(土) 12:59:25.67
――――
数分後
ユーリ「犬がダメで魔導器はいいとかふざけんな!」
リタ「あの子たちと犬を同列にすんな!」
子供A「・・・なにケンカしてるの?
あの人たち」
子供B「お、おい、関わるな
行こうぜ」
数分後
ユーリ「犬がダメで魔導器はいいとかふざけんな!」
リタ「あの子たちと犬を同列にすんな!」
子供A「・・・なにケンカしてるの?
あの人たち」
子供B「お、おい、関わるな
行こうぜ」
51: 2014/04/26(土) 12:59:56.10
――――
数日後
ユーリ「というわけで」
リタ「名づけ親になって」
エステル「(なんで私が・・・)」
二人は自分たちで話し合っていてもラチが開かないと考え、
エステルに子供の名づけを頼んでいた。
ユーリ「エステルが決めるんなら、俺たちは不満はない」
リタ「そういうこと」
エステル「・・・はあ」
エステルはしばらく悩んだあと、口を開く。
数日後
ユーリ「というわけで」
リタ「名づけ親になって」
エステル「(なんで私が・・・)」
二人は自分たちで話し合っていてもラチが開かないと考え、
エステルに子供の名づけを頼んでいた。
ユーリ「エステルが決めるんなら、俺たちは不満はない」
リタ「そういうこと」
エステル「・・・はあ」
エステルはしばらく悩んだあと、口を開く。
52: 2014/04/26(土) 13:00:27.51
エステル「そうですね・・・
それじゃ、男だったら火星 (マーズ)はどうですか?」
ユーリ「え?」
エステル「女だったら姫星(キティ)」
リタ「へ?」
エステル「いや・・・
希星(キララ)とか、星影夢(ポエム)とかもいいですね
迷っちゃうな・・・」
リタ「・・・・・・
私、やっぱランバートでいい」
エステル「え?」
ユーリ「・・・俺もビクトリアでいい」
エステル「へ?」
~終われ~
それじゃ、男だったら火星 (マーズ)はどうですか?」
ユーリ「え?」
エステル「女だったら姫星(キティ)」
リタ「へ?」
エステル「いや・・・
希星(キララ)とか、星影夢(ポエム)とかもいいですね
迷っちゃうな・・・」
リタ「・・・・・・
私、やっぱランバートでいい」
エステル「え?」
ユーリ「・・・俺もビクトリアでいい」
エステル「へ?」
~終われ~
57: 2014/04/28(月) 12:47:17.20
~小ネタ 烈震斬~
ナン「行くわよ・・・
烈震斬!」
カロル「おお・・・」
ナン「・・・」
カロル「ん? どうしたの?」
ナン「・・・ちょっと待ってて、剣を引く抜くから」
カロル「う、うん」
ナン「ふんぬうぅぅ・・・」ジタバタ
カロル「・・・」
ナン「ぬううぅぅ・・・」ジタバタジタバタ
カロル「・・・」
ナン「くっ、おりゃああぁぁぁぁっ!
・・・・・・ふぅーようやく抜けた」
カロル「・・・」
ナン「はぁー・・・はぁー・・・
さ、あんたに教えるのはこの技よ」
カロル「・・・・・・
ナン、その技封印した方がいいよ」
~終われ~
ナン「行くわよ・・・
烈震斬!」
カロル「おお・・・」
ナン「・・・」
カロル「ん? どうしたの?」
ナン「・・・ちょっと待ってて、剣を引く抜くから」
カロル「う、うん」
ナン「ふんぬうぅぅ・・・」ジタバタ
カロル「・・・」
ナン「ぬううぅぅ・・・」ジタバタジタバタ
カロル「・・・」
ナン「くっ、おりゃああぁぁぁぁっ!
・・・・・・ふぅーようやく抜けた」
カロル「・・・」
ナン「はぁー・・・はぁー・・・
さ、あんたに教えるのはこの技よ」
カロル「・・・・・・
ナン、その技封印した方がいいよ」
~終われ~
59: 2014/04/28(月) 19:07:00.27
>>56
ありがとうございます。
最近ネタ切れに悩まされております。
ありがとうございます。
最近ネタ切れに悩まされております。
60: 2014/05/01(木) 18:41:52.47
~小ネタ 詠唱ランキング~
ユーリ「第一回!」
ジュディス「凄い詠唱ランキング!」
カロル「イエーイ!」
パティ「始まるのじゃ!」
ユーリ「このコーナーでは、術の詠唱内容がどれだけ凄いかによって順位を付ける」
ジュディ「そしてその中のTOP3を発表しちゃうわよ!」
ユーリ「第一回!」
ジュディス「凄い詠唱ランキング!」
カロル「イエーイ!」
パティ「始まるのじゃ!」
ユーリ「このコーナーでは、術の詠唱内容がどれだけ凄いかによって順位を付ける」
ジュディ「そしてその中のTOP3を発表しちゃうわよ!」
61: 2014/05/01(木) 18:42:25.69
――――
パティ「ではまず第三位じゃ」
第三位 術者:エステル 術名:フォトン
詠唱内容:煌めいて、魂揺の力!
カロル「煌めいてって、お願いしちゃったよ」
ユーリ「他力本願かよって感じだよな」
ジュディス「魂揺なんて言葉無いと思うんだけど・・・
作っちゃった? エステル語作っちゃった?」
パティ「エステルの言うことは予想不可能じゃのう」
エステル「・・・・・・」
パティ「ではまず第三位じゃ」
第三位 術者:エステル 術名:フォトン
詠唱内容:煌めいて、魂揺の力!
カロル「煌めいてって、お願いしちゃったよ」
ユーリ「他力本願かよって感じだよな」
ジュディス「魂揺なんて言葉無いと思うんだけど・・・
作っちゃった? エステル語作っちゃった?」
パティ「エステルの言うことは予想不可能じゃのう」
エステル「・・・・・・」
62: 2014/05/01(木) 18:43:24.88
――――
カロル「続いて第二位!」
第二位 術者:レイヴン 術名:アリーヴェデルチ
詠唱内容:いつも心はピンク色、喰らえ恋心!
ユーリ「30過ぎてる癖に心はピンク色とか笑えるな」
ジュディ「恋心って、○'zでも気取ってるのかしら」
カロル「術名がどっかで聞いたような言葉だし」
パティ「救いようが無いのじゃ」
レイヴン「・・・・・・」
カロル「続いて第二位!」
第二位 術者:レイヴン 術名:アリーヴェデルチ
詠唱内容:いつも心はピンク色、喰らえ恋心!
ユーリ「30過ぎてる癖に心はピンク色とか笑えるな」
ジュディ「恋心って、○'zでも気取ってるのかしら」
カロル「術名がどっかで聞いたような言葉だし」
パティ「救いようが無いのじゃ」
レイヴン「・・・・・・」
63: 2014/05/01(木) 18:44:09.35
――――
ユーリ「さあ、第一位は!?」
第一位 術者:リタ 術名:ゴルドカッツ
詠唱内容(短縮版):にゃーん!
カロル「ぶっちぎりの一位だよ」
ユーリ「もはや意味がわかんねえよ」
ジュディ「いいじゃない、かわいいから」
パティ「でも正直少し痛いのじゃ」
リタ「・・・・・・」
~終われ~
ユーリ「さあ、第一位は!?」
第一位 術者:リタ 術名:ゴルドカッツ
詠唱内容(短縮版):にゃーん!
カロル「ぶっちぎりの一位だよ」
ユーリ「もはや意味がわかんねえよ」
ジュディ「いいじゃない、かわいいから」
パティ「でも正直少し痛いのじゃ」
リタ「・・・・・・」
~終われ~
74: 2014/05/03(土) 20:49:59.78
~小ネタ リタの手料理~
リタ「今日は私がご飯作ってあげたわよ」
ユーリ「お、まじか」
リタ「今日は私がご飯作ってあげたわよ」
ユーリ「お、まじか」
75: 2014/05/03(土) 20:50:30.15
――――
リタ「ではまず一品目」
ユーリ「さて、何かな」
リタ「歯ごたえ満点、その名も
効かねぇ納豆!」
ユーリ「・・・・・・」
※ユーリのセリフの"効かねぇなっと"から
リタ「ではまず一品目」
ユーリ「さて、何かな」
リタ「歯ごたえ満点、その名も
効かねぇ納豆!」
ユーリ「・・・・・・」
※ユーリのセリフの"効かねぇなっと"から
76: 2014/05/03(土) 20:51:03.84
――――
リタ「続いて二点目」
ユーリ「・・・はいよ」
リタ「たっぷり盛り付けたわよ、その名も
白菜陣!」
ユーリ「・・・・・・」
※ユーリの技、"爆砕陣"から
リタ「続いて二点目」
ユーリ「・・・はいよ」
リタ「たっぷり盛り付けたわよ、その名も
白菜陣!」
ユーリ「・・・・・・」
※ユーリの技、"爆砕陣"から
77: 2014/05/03(土) 20:51:49.65
――――
リタ「ラストの三品目」
ユーリ「・・・」
リタ「最後を飾るには相応しいわ、その名も
お新米にしようぜ!」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「ご感想は?」
ユーリ「・・・食いたくない」
※ユーリが秘奥義を使う前のセリフ"お終いにしようぜ"から
~終われ~
リタ「ラストの三品目」
ユーリ「・・・」
リタ「最後を飾るには相応しいわ、その名も
お新米にしようぜ!」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「ご感想は?」
ユーリ「・・・食いたくない」
※ユーリが秘奥義を使う前のセリフ"お終いにしようぜ"から
~終われ~
80: 2014/05/05(月) 11:08:58.39
~小ネタ ホストVesperia~
――――――帝都ザーフィアス
ユーリ「追い詰めたぜ」
泥棒「くそっ」
フレン「覚悟するんだ」
カロル「財布を狙った相手が僕らだったのが運の尽きだね」
レイヴン「ま、そういうことで」
ラピード「グルルルル」
泥棒「・・・ちくしょう」
ユーリ「行くぜ!」
フレン「はあっ!」
カロル「おりゃ!」
レイヴン「ほい!」
ラピード「ワン!」
泥棒「ぐおおおおぉぉ」
――――――帝都ザーフィアス
ユーリ「追い詰めたぜ」
泥棒「くそっ」
フレン「覚悟するんだ」
カロル「財布を狙った相手が僕らだったのが運の尽きだね」
レイヴン「ま、そういうことで」
ラピード「グルルルル」
泥棒「・・・ちくしょう」
ユーリ「行くぜ!」
フレン「はあっ!」
カロル「おりゃ!」
レイヴン「ほい!」
ラピード「ワン!」
泥棒「ぐおおおおぉぉ」
81: 2014/05/05(月) 11:09:31.36
――――
ユーリ「これで一件落着だな」
カロル「・・・ん?
さっきの衝撃でなんか壊れたみたいだよ」
フレン「これはタルかな
なんか液体が入ってたみたいだけど」
謎の男「あああああ!」
レイヴン「な、なに?」
謎の男「お前らか!? このタルを壊したのは!?」
カロル「うん、まぁ・・・」
謎の男「どうしてくれるんだ!
このタルの中には50万ガルドの値がする銘酒が入ってたんだぞ!」
ユーリ「おいおい、50万は言いすぎだろ」
レイヴン「・・・いや、これマジでするよ」
カロル「えっ?」
レイヴン「上物のロマネコンティだ・・・
大したもんだよ」
フレン「なんでそんなものがここに・・・」
謎の男「とにかく弁償してもらうからな!」
ユーリ「50万なんかねえっつうの」
謎の男「・・・だったら50万ガルド分、うちの店で働いてもらう」
ラピード「ワウ?」
ユーリ「これで一件落着だな」
カロル「・・・ん?
さっきの衝撃でなんか壊れたみたいだよ」
フレン「これはタルかな
なんか液体が入ってたみたいだけど」
謎の男「あああああ!」
レイヴン「な、なに?」
謎の男「お前らか!? このタルを壊したのは!?」
カロル「うん、まぁ・・・」
謎の男「どうしてくれるんだ!
このタルの中には50万ガルドの値がする銘酒が入ってたんだぞ!」
ユーリ「おいおい、50万は言いすぎだろ」
レイヴン「・・・いや、これマジでするよ」
カロル「えっ?」
レイヴン「上物のロマネコンティだ・・・
大したもんだよ」
フレン「なんでそんなものがここに・・・」
謎の男「とにかく弁償してもらうからな!」
ユーリ「50万なんかねえっつうの」
謎の男「・・・だったら50万ガルド分、うちの店で働いてもらう」
ラピード「ワウ?」
82: 2014/05/05(月) 11:10:27.03
――――
リタ「で、その男が経営してるホストで働くことになったと?」
ユーリ「そういうことだ
俺たちはホストでラピードは番犬になれってよ」
ラピード「ワン」
エステル「ホスト、ですか」
ジュディ「あら、おもしろそうね」
カロル「おもしろくなんかないよ・・・」
パティ「じゃあ今度見に行くのじゃ」
フレン「見せ物にしないでくれ・・・」
リタ「どうでもいいけど、とっとと弁償しないとあんたら置いて先にいくわよ」
レイヴン「そりゃあんまりだよリタっち・・・」
リタ「で、その男が経営してるホストで働くことになったと?」
ユーリ「そういうことだ
俺たちはホストでラピードは番犬になれってよ」
ラピード「ワン」
エステル「ホスト、ですか」
ジュディ「あら、おもしろそうね」
カロル「おもしろくなんかないよ・・・」
パティ「じゃあ今度見に行くのじゃ」
フレン「見せ物にしないでくれ・・・」
リタ「どうでもいいけど、とっとと弁償しないとあんたら置いて先にいくわよ」
レイヴン「そりゃあんまりだよリタっち・・・」
83: 2014/05/05(月) 11:11:25.62
――――――ホスト店
ジュディス「さーて、お手並み拝見ね」
リタ「おっ、指名が来たわ
しかも四人同時ね」
エステル「じゃあ私はフレンを見てきます」
リタ「私はユーリを見てくるわ」
ジュディス「私はレイヴンを見守るわ」
パティ「・・・消去法でカロルじゃの」
ジュディス「さーて、お手並み拝見ね」
リタ「おっ、指名が来たわ
しかも四人同時ね」
エステル「じゃあ私はフレンを見てきます」
リタ「私はユーリを見てくるわ」
ジュディス「私はレイヴンを見守るわ」
パティ「・・・消去法でカロルじゃの」
84: 2014/05/05(月) 11:11:56.13
――――
ユーリ「指名してくれてありがとよ
俺が
――――Yuriだ」
リタ「(・・・なんで英語表記なのよ)」
女性客A「きゃー!
写真で見るよりずっとカッコイイわ!」
ユーリ「指名してくれてありがとよ
俺が
――――Yuriだ」
リタ「(・・・なんで英語表記なのよ)」
女性客A「きゃー!
写真で見るよりずっとカッコイイわ!」
85: 2014/05/05(月) 11:12:22.84
――――
女性客A「はい、Yuri
一杯どうぞ」
Yuri「・・・いらねぇよ」
女性客A「えっ・・・
でも、これはあなたのために注文したのよ?」
Yuri「だからいらねえっつってんだろうが!」
女性客A「!!」
Yuri「・・・ったく、余計なことしやがって」
女性客A「そんな・・・」
Yuri「・・・酒なんか飲んで酔っちまったら、
お前の顔がしっかりと見れなくだろうが」
女性客A「え?」
Yuri「俺はお前を見ていられるだけで十分なんだよ
・・・気づけよ」
女性客A「Yuri・・・」キュン
リタ「・・・・・・」
女性客A「はい、Yuri
一杯どうぞ」
Yuri「・・・いらねぇよ」
女性客A「えっ・・・
でも、これはあなたのために注文したのよ?」
Yuri「だからいらねえっつってんだろうが!」
女性客A「!!」
Yuri「・・・ったく、余計なことしやがって」
女性客A「そんな・・・」
Yuri「・・・酒なんか飲んで酔っちまったら、
お前の顔がしっかりと見れなくだろうが」
女性客A「え?」
Yuri「俺はお前を見ていられるだけで十分なんだよ
・・・気づけよ」
女性客A「Yuri・・・」キュン
リタ「・・・・・・」
86: 2014/05/05(月) 11:13:09.89
――――
フレン「ご指名ありがとうございます
僕が
――――Flynnです」
エステル「(・・・なんかやたらと歯を見せる笑顔をしてますね)」
女性客B「早くこっちにきてー」
フレン「ご指名ありがとうございます
僕が
――――Flynnです」
エステル「(・・・なんかやたらと歯を見せる笑顔をしてますね)」
女性客B「早くこっちにきてー」
87: 2014/05/05(月) 11:13:37.74
――――
女性客B「あら、お酒こぼしちゃったわ・・・」
Flynn「このハンカチをお使い下さい、姫様」
女性客B「あら、わざわざありがとう」
Flynn「当然の義務です
僕はあなただけの騎士ですから」
女性客B「Flynn・・・」キュンキュン
エステル「・・・・・・」
女性客B「あら、お酒こぼしちゃったわ・・・」
Flynn「このハンカチをお使い下さい、姫様」
女性客B「あら、わざわざありがとう」
Flynn「当然の義務です
僕はあなただけの騎士ですから」
女性客B「Flynn・・・」キュンキュン
エステル「・・・・・・」
88: 2014/05/05(月) 11:14:10.95
――――
カロル「指名してくれてありがとう
僕が
――――Karolだよ」
女性客C「きゃー、可愛い!」
パティ「(・・・言うほど可愛いかの?)」
カロル「指名してくれてありがとう
僕が
――――Karolだよ」
女性客C「きゃー、可愛い!」
パティ「(・・・言うほど可愛いかの?)」
89: 2014/05/05(月) 11:14:39.86
――――
女性客C「はい、あなたのためにジュース注文しておいたわ」
Karol「ありがとう!
いただきます」ゴクッ
女性客C「Ka、Karol君、グラス間違えてるわ!
それお酒よ!?」
Karol 「うっ・・・」
女性客C「だ、大丈夫? Karol君?」
Karol「・・・・・・
僕、なんだか酔っちゃったみたいだよ」ギュッ
女性客C「えっ?」
パティ「(あやつ、客の腕を抱きしめおった・・・)」
Karol「ごめんね、お姉さん
僕、酔っちゃうと甘えん坊になるんだ
・・・だから」
女性客C「・・・」
Karol「今夜は離さない」
女性客C「か、可愛いいぃぃぃ!」キュンキュンキュン
パティ「・・・・・・」
女性客C「はい、あなたのためにジュース注文しておいたわ」
Karol「ありがとう!
いただきます」ゴクッ
女性客C「Ka、Karol君、グラス間違えてるわ!
それお酒よ!?」
Karol 「うっ・・・」
女性客C「だ、大丈夫? Karol君?」
Karol「・・・・・・
僕、なんだか酔っちゃったみたいだよ」ギュッ
女性客C「えっ?」
パティ「(あやつ、客の腕を抱きしめおった・・・)」
Karol「ごめんね、お姉さん
僕、酔っちゃうと甘えん坊になるんだ
・・・だから」
女性客C「・・・」
Karol「今夜は離さない」
女性客C「か、可愛いいぃぃぃ!」キュンキュンキュン
パティ「・・・・・・」
90: 2014/05/05(月) 11:15:18.11
――――
レイヴン「ご指名、感謝する
私が
――――Ravenだ」
女性客D「あら、素敵なおじさまね」
ジュディ「(・・・なんで騎士の格好してるのよ)」
※称号、憧れの騎士団隊長首席の格好です
レイヴン「ご指名、感謝する
私が
――――Ravenだ」
女性客D「あら、素敵なおじさまね」
ジュディ「(・・・なんで騎士の格好してるのよ)」
※称号、憧れの騎士団隊長首席の格好です
91: 2014/05/05(月) 11:15:50.66
――――
女性客D「ねぇRaven、あなたの話を聞かせてくれない?」
Raven「私の話、か?」
女性客D「あなたがどんな人生を送ってきたのか、凄く興味があるの」
Raven「・・・私は元々貴族の出身でね
幼い頃からフラフラと遊んでばかりだったんだ」
女性客D「あらあら」
Raven「そんな私を見かねて、父が私を騎士団に放り込んだ
それが思いのほか、私の天職だったみたいでね
誇りを持って、一生懸命働くことができた」
女性客D「それは良かったわ」
Raven「だが、そんな私に絶望が訪れたよ
・・・人魔戦争だ」
女性客D「!!
多くの犠牲が出たというあの戦争・・・
あなたも参加していたのね・・・」
Raven「あの時、大切な仲間が大勢氏んだ
・・・なのに私だけは生き残ってしまった」
女性客D「・・・」
Raven「あの日以来、正直自分が何のために生きているのか分からなかった」
女性客D「Raven・・・」
女性客D「ねぇRaven、あなたの話を聞かせてくれない?」
Raven「私の話、か?」
女性客D「あなたがどんな人生を送ってきたのか、凄く興味があるの」
Raven「・・・私は元々貴族の出身でね
幼い頃からフラフラと遊んでばかりだったんだ」
女性客D「あらあら」
Raven「そんな私を見かねて、父が私を騎士団に放り込んだ
それが思いのほか、私の天職だったみたいでね
誇りを持って、一生懸命働くことができた」
女性客D「それは良かったわ」
Raven「だが、そんな私に絶望が訪れたよ
・・・人魔戦争だ」
女性客D「!!
多くの犠牲が出たというあの戦争・・・
あなたも参加していたのね・・・」
Raven「あの時、大切な仲間が大勢氏んだ
・・・なのに私だけは生き残ってしまった」
女性客D「・・・」
Raven「あの日以来、正直自分が何のために生きているのか分からなかった」
女性客D「Raven・・・」
92: 2014/05/05(月) 11:16:19.84
Raven「でも、今ようやく分かった」
女性客D「えっ?」
Raven「今日、この時、この瞬間・・・
あなたに会うためだ」
女性客D「!!」キュンキュンキュンキュン
ジュディ「・・・・・・」
女性客D「えっ?」
Raven「今日、この時、この瞬間・・・
あなたに会うためだ」
女性客D「!!」キュンキュンキュンキュン
ジュディ「・・・・・・」
93: 2014/05/05(月) 11:16:59.16
――――
10日後
カロル「ようやく弁償し終わったね」
フレン「長かった、本当に」
レイヴン「あー疲れたー」
リタ「・・・」
ユーリ「ん? どうしたリタ?
なんで嫌そうな顔で俺たちを見るんだ?」
リタ「近づかないで、このケダモノ」
ユーリ「なっ・・・」
エステル「みなさん女性をたぶらかすのが上手でしたね
感心しました」
フレン「たぶらかすって・・・」
パティ「女心を弄ぶのが得意なんじゃなぁ」
カロル「あれは仕方なくやってただけで・・・」
ジュディ「いつか私たちもあんな風に手の上で踊らされるのかしら?
怖くてしょうがないわぁ」
レイヴン「そんなぁ・・・」
ラピード「・・・Zzz」
その後女性陣と男性陣の間に生じた亀裂を修復するのに結構な時間を要したとか
~終われ~
10日後
カロル「ようやく弁償し終わったね」
フレン「長かった、本当に」
レイヴン「あー疲れたー」
リタ「・・・」
ユーリ「ん? どうしたリタ?
なんで嫌そうな顔で俺たちを見るんだ?」
リタ「近づかないで、このケダモノ」
ユーリ「なっ・・・」
エステル「みなさん女性をたぶらかすのが上手でしたね
感心しました」
フレン「たぶらかすって・・・」
パティ「女心を弄ぶのが得意なんじゃなぁ」
カロル「あれは仕方なくやってただけで・・・」
ジュディ「いつか私たちもあんな風に手の上で踊らされるのかしら?
怖くてしょうがないわぁ」
レイヴン「そんなぁ・・・」
ラピード「・・・Zzz」
その後女性陣と男性陣の間に生じた亀裂を修復するのに結構な時間を要したとか
~終われ~
100: 2014/05/07(水) 00:07:43.62
※この番外編を読む前に、作者の前作
ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
を読むことを勧めます。
ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
を読むことを勧めます。
101: 2014/05/07(水) 00:09:16.41
【番外編】 悪夢再び
――――――リタの家
ユーリ「おーい、リタ
もう祭りが始まってる時間だぞ」
リタ「わ、分かってるって
もうちょっと待ってよ」
ユーリ「はいよ」
ユーリは家の外でリタが浴衣に着替えるのを待っている。
ユーリ「それにしても祭り、ねぇ・・・
学術閉鎖都市も親しみやすくなったもんだ」
その日、アスピオでは復興記念日という名目で祭りが行われていた。
今現在、アスピオの町中には屋台や踊り子などが現れ、
普段の厳かな雰囲気とはかけ離れたものになっている。
リタ「お待たせ」
ユーリ「お、ようやく――」
ユーリは浴衣姿のリタを見た瞬間、口を閉じる。
――――――リタの家
ユーリ「おーい、リタ
もう祭りが始まってる時間だぞ」
リタ「わ、分かってるって
もうちょっと待ってよ」
ユーリ「はいよ」
ユーリは家の外でリタが浴衣に着替えるのを待っている。
ユーリ「それにしても祭り、ねぇ・・・
学術閉鎖都市も親しみやすくなったもんだ」
その日、アスピオでは復興記念日という名目で祭りが行われていた。
今現在、アスピオの町中には屋台や踊り子などが現れ、
普段の厳かな雰囲気とはかけ離れたものになっている。
リタ「お待たせ」
ユーリ「お、ようやく――」
ユーリは浴衣姿のリタを見た瞬間、口を閉じる。
102: 2014/05/07(水) 00:10:52.42
リタ「・・・どうしたのよ?
固まっちゃって」
ユーリ「・・・・・・
いや、つい見とれてた」
リタ「!!」
リタは顔を真っ赤にする。
ユーリ「・・・すげえ似合ってる」
リタ「・・・ありがと
あんたの浴衣姿は普段とあんまり変わらないわね」
ユーリ「はは、まぁな」
リタ「そんじゃ、行きましょう」
ユーリ「おう」
二人は街へ向かって歩き出す。
※ユーリとリタの浴衣姿は、
テイルズオブキズナというゲームで使用されるカードのイラストとして掲載されてています。
【テイルズオブキズナ 浴衣】や【凛々の七夕】などのワードで検索してみると幸せになれるかも
固まっちゃって」
ユーリ「・・・・・・
いや、つい見とれてた」
リタ「!!」
リタは顔を真っ赤にする。
ユーリ「・・・すげえ似合ってる」
リタ「・・・ありがと
あんたの浴衣姿は普段とあんまり変わらないわね」
ユーリ「はは、まぁな」
リタ「そんじゃ、行きましょう」
ユーリ「おう」
二人は街へ向かって歩き出す。
※ユーリとリタの浴衣姿は、
テイルズオブキズナというゲームで使用されるカードのイラストとして掲載されてています。
【テイルズオブキズナ 浴衣】や【凛々の七夕】などのワードで検索してみると幸せになれるかも
103: 2014/05/07(水) 00:11:41.09
――――――学術閉鎖都市 アスピオ
リタ「普段からは想像できない様子になってるわね」
ユーリ「全くだ」
二人は騒がしい街中を歩いていた。
リタ「すごい人の数ね・・・」
ユーリ「ちゃんと手を繋いでおかねえと、はぐれちまうな・・・」
リタ「普段からは想像できない様子になってるわね」
ユーリ「全くだ」
二人は騒がしい街中を歩いていた。
リタ「すごい人の数ね・・・」
ユーリ「ちゃんと手を繋いでおかねえと、はぐれちまうな・・・」
104: 2014/05/07(水) 00:12:11.09
――――
それから数10分後
ユーリ「・・・結局はぐれちまった」
ユーリはリタを完全に見失っていた。
ユーリ「離れ離れになったときに集まる場所を決めときゃよかったな・・・」
ユーリは道の脇に立ち、これからどうしようか悩んでいる。
ユーリ「とりあえず広いところに出るか・・・
こんな窮屈なとこにいたくねえし」
そう言った後、ユーリは街の広場に向かって歩き出す。
それから数10分後
ユーリ「・・・結局はぐれちまった」
ユーリはリタを完全に見失っていた。
ユーリ「離れ離れになったときに集まる場所を決めときゃよかったな・・・」
ユーリは道の脇に立ち、これからどうしようか悩んでいる。
ユーリ「とりあえず広いところに出るか・・・
こんな窮屈なとこにいたくねえし」
そう言った後、ユーリは街の広場に向かって歩き出す。
105: 2014/05/07(水) 00:12:39.48
――――――アスピオ 広場
ユーリ「ふーようやく開放感のある場所に来たぜ」
ユーリはアスピオの広場にたどり着いた。
ユーリ「しばらくここで待ってみるか・・・」
ユーリが広場の隅に座っていると、ユーリに向かって一人の女性が走ってくる。
リタ「ユーリ!
ようやく見つけた!」
ユーリ「リタ!」
ユーリに向かって走ってきた女性はリタであった。
リタはユーリに抱きつく。
リタ「良かったぁ・・・」
ユーリ「無事で何よりだ・・・」
ユーリ「ふーようやく開放感のある場所に来たぜ」
ユーリはアスピオの広場にたどり着いた。
ユーリ「しばらくここで待ってみるか・・・」
ユーリが広場の隅に座っていると、ユーリに向かって一人の女性が走ってくる。
リタ「ユーリ!
ようやく見つけた!」
ユーリ「リタ!」
ユーリに向かって走ってきた女性はリタであった。
リタはユーリに抱きつく。
リタ「良かったぁ・・・」
ユーリ「無事で何よりだ・・・」
106: 2014/05/07(水) 00:13:18.89
――――
二人は再会した後、しばらく広場の端に並びながら座っていた。
ユーリ「どうする?
そろそろ行くか?」
リタ「ううん、まだこうしていたい」
そう言ってリタはユーリに抱きつく。
ユーリ「お、おい・・・
人に見られてるぞ」
休憩するためか、広場には多くの人が集まっている。
リタ「そんなのどーでもいーじゃん」
リタはますます強くユーリを抱きしめる。
ユーリ「どうでもいいって・・・
ん? お前なんか顔が赤くないか?」
リタの顔はほんのりと赤く染まっている。
リタ「そーかなー?
わかんなーい」
ユーリ「・・・・・・
なんだこの匂い?」
ユーリはリタから香る甘い匂いに気づく。
二人は再会した後、しばらく広場の端に並びながら座っていた。
ユーリ「どうする?
そろそろ行くか?」
リタ「ううん、まだこうしていたい」
そう言ってリタはユーリに抱きつく。
ユーリ「お、おい・・・
人に見られてるぞ」
休憩するためか、広場には多くの人が集まっている。
リタ「そんなのどーでもいーじゃん」
リタはますます強くユーリを抱きしめる。
ユーリ「どうでもいいって・・・
ん? お前なんか顔が赤くないか?」
リタの顔はほんのりと赤く染まっている。
リタ「そーかなー?
わかんなーい」
ユーリ「・・・・・・
なんだこの匂い?」
ユーリはリタから香る甘い匂いに気づく。
107: 2014/05/07(水) 00:14:40.17
リタ「匂い?
もしかしてあれのことかなー?」
ユーリ「あれ?」
リタ「ユーリとはぐれた後、しばらく歩いてたらタダで色んな人に飲み物配ってる人に会ったの
その人になんか甘い飲み物もらったわ」
ユーリ「・・・それって甘酒か?」
リタ「あー、そーいえばそんな名前だったかも」
ユーリ「(嘘だろ・・・
甘酒ってほとんどアルコールねえはずじゃ・・・)」
ユーリに悪寒が走る。
リタ「甘酒ってことは酒だったのねー
道理で大人と子供で渡す種類が違ったはずだわー」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「ま、そんなのどーでもいいけど」
リタはそう言った後、ユーリの胸に顔を埋める。
もしかしてあれのことかなー?」
ユーリ「あれ?」
リタ「ユーリとはぐれた後、しばらく歩いてたらタダで色んな人に飲み物配ってる人に会ったの
その人になんか甘い飲み物もらったわ」
ユーリ「・・・それって甘酒か?」
リタ「あー、そーいえばそんな名前だったかも」
ユーリ「(嘘だろ・・・
甘酒ってほとんどアルコールねえはずじゃ・・・)」
ユーリに悪寒が走る。
リタ「甘酒ってことは酒だったのねー
道理で大人と子供で渡す種類が違ったはずだわー」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「ま、そんなのどーでもいいけど」
リタはそう言った後、ユーリの胸に顔を埋める。
108: 2014/05/07(水) 00:16:08.33
ユーリ「お、おい
だから見られてるって」
リタ「ふふ、慌てるユーリって可愛い」
ユーリ「可愛いって・・・」
リタ「可愛いからこうしちゃう」
そう言った後、リタは突然ユーリにキスをする。
ユーリ「!?」
リタ「えへへー」
ユーリ「・・・・・・」
ユーリは絶句する。
男性1「おい、見たかさっきの?」
男性2「ああ、度胸のあるカップルだな」
子供1「ねぇ、お母さん
あの人たち、さっきキスしてたよ?」
母親1「今すぐ忘れなさい!
・・・まったく何考えてるのよ、あの人たち!」
ユーリ「・・・・・・」
だから見られてるって」
リタ「ふふ、慌てるユーリって可愛い」
ユーリ「可愛いって・・・」
リタ「可愛いからこうしちゃう」
そう言った後、リタは突然ユーリにキスをする。
ユーリ「!?」
リタ「えへへー」
ユーリ「・・・・・・」
ユーリは絶句する。
男性1「おい、見たかさっきの?」
男性2「ああ、度胸のあるカップルだな」
子供1「ねぇ、お母さん
あの人たち、さっきキスしてたよ?」
母親1「今すぐ忘れなさい!
・・・まったく何考えてるのよ、あの人たち!」
ユーリ「・・・・・・」
109: 2014/05/07(水) 00:16:36.05
リタ「どうしたの?
さっきから微動だにしないじゃない?」
硬直するユーリとは対照的に、リタは和気藹々と話す。
ユーリ「・・・帰ろう、リタ」
リタ「えっ?」
ユーリ「すぐに帰って寝よう」
リタ「寝ようって・・・
もう、大胆なんだから」
ユーリ「ははは、黙れ」
ユーリの目に光は無い。
さっきから微動だにしないじゃない?」
硬直するユーリとは対照的に、リタは和気藹々と話す。
ユーリ「・・・帰ろう、リタ」
リタ「えっ?」
ユーリ「すぐに帰って寝よう」
リタ「寝ようって・・・
もう、大胆なんだから」
ユーリ「ははは、黙れ」
ユーリの目に光は無い。
110: 2014/05/07(水) 00:17:32.22
リタ「黙れってひどーい!」
リタは頬を膨らませながら言う。
ユーリ「・・・悪かったって
とにかく帰ろう」
リタ「何よー
なんでそんなに帰りたがって・・・」
リタの目には周囲の視線を気にし、辺りを見回すユーリの姿が映る。
リタ「・・・ふーん、そんなに周りの人が気になるんだ」
ユーリ「いや・・・
だってそりゃ、お前・・・」
リタ「皆ー!!
私たちは夫婦よー!!
最っっっ高にラブラブな夫婦よー!!」
ユーリ「!?」
リタは突如叫び出す。
リタ「どう? これでもう周りの視線とかどうでもよくなったでしょ?」
ユーリ「・・・・・・」
男性1「今度はラブラブ宣言だぞ」
男性2「止まらねえなあの二人」
母親1「見ちゃダメよ!」
子供1「お、お母さん!
僕の目を防がないでよー」
辺りは騒然としている。
リタは頬を膨らませながら言う。
ユーリ「・・・悪かったって
とにかく帰ろう」
リタ「何よー
なんでそんなに帰りたがって・・・」
リタの目には周囲の視線を気にし、辺りを見回すユーリの姿が映る。
リタ「・・・ふーん、そんなに周りの人が気になるんだ」
ユーリ「いや・・・
だってそりゃ、お前・・・」
リタ「皆ー!!
私たちは夫婦よー!!
最っっっ高にラブラブな夫婦よー!!」
ユーリ「!?」
リタは突如叫び出す。
リタ「どう? これでもう周りの視線とかどうでもよくなったでしょ?」
ユーリ「・・・・・・」
男性1「今度はラブラブ宣言だぞ」
男性2「止まらねえなあの二人」
母親1「見ちゃダメよ!」
子供1「お、お母さん!
僕の目を防がないでよー」
辺りは騒然としている。
111: 2014/05/07(水) 00:18:02.04
ユーリ「(・・・これはマズいな)」
ユーリはリタの手を掴み、引っ張る。
リタ「ちょっ、何するのよ!」
ユーリ「いいから帰るぞ!」
ユーリは冷や汗を額に浮かべながら走りだす。
リタ「・・・サンダーブレード」
ユーリ「なっ!?」
突如、ユーリの体を雷の剣が貫く。
ユーリ「ぐおおっ!」
ユーリは地面に膝をつく。
リタ「威力は控えめにしといたから大丈夫よ
しばらくは体が痺れて動かないと思うけど」
ユーリ「何を・・・」
リタ「さーて、戻るわよ」
そう言ってリタは先ほどまで座っていた場所までユーリを引きずっていく。
ユーリはリタの手を掴み、引っ張る。
リタ「ちょっ、何するのよ!」
ユーリ「いいから帰るぞ!」
ユーリは冷や汗を額に浮かべながら走りだす。
リタ「・・・サンダーブレード」
ユーリ「なっ!?」
突如、ユーリの体を雷の剣が貫く。
ユーリ「ぐおおっ!」
ユーリは地面に膝をつく。
リタ「威力は控えめにしといたから大丈夫よ
しばらくは体が痺れて動かないと思うけど」
ユーリ「何を・・・」
リタ「さーて、戻るわよ」
そう言ってリタは先ほどまで座っていた場所までユーリを引きずっていく。
112: 2014/05/07(水) 00:21:20.84
――――
それから数分後、二人は再び並んで座っていた。
リタ「ふふふ・・・
にゃん、にゃん・・・」
リタは先ほどからユーリの腕に頬を摺り寄せている。
ユーリ「(なんだよにゃんって・・・)」
ユーリは沈黙し続けている。
リタ「にゃん、にゃん・・・」
ユーリ「(・・・狸寝入りするか)」
耐え切れなくなったユーリは寝たフリを開始する。
リタ「あれー? 寝ちゃった?」
ユーリ「(そうだ・・・
もう寝たからもう放っておいてくれ・・・)」
リタ「・・・・・・
キスしたら起きるかな?
どっかのおとぎ話みたいに」
ユーリ「(!?)」
リタ「それじゃあ早速・・・」
ユーリ「あーよく寝た!!」
ユーリは背筋を伸ばし、目を全開する。
リタ「あっ、起きた」
ユーリ「(・・・・・・
寝たフリも許されねえか)」
それから数分後、二人は再び並んで座っていた。
リタ「ふふふ・・・
にゃん、にゃん・・・」
リタは先ほどからユーリの腕に頬を摺り寄せている。
ユーリ「(なんだよにゃんって・・・)」
ユーリは沈黙し続けている。
リタ「にゃん、にゃん・・・」
ユーリ「(・・・狸寝入りするか)」
耐え切れなくなったユーリは寝たフリを開始する。
リタ「あれー? 寝ちゃった?」
ユーリ「(そうだ・・・
もう寝たからもう放っておいてくれ・・・)」
リタ「・・・・・・
キスしたら起きるかな?
どっかのおとぎ話みたいに」
ユーリ「(!?)」
リタ「それじゃあ早速・・・」
ユーリ「あーよく寝た!!」
ユーリは背筋を伸ばし、目を全開する。
リタ「あっ、起きた」
ユーリ「(・・・・・・
寝たフリも許されねえか)」
113: 2014/05/07(水) 00:22:06.09
――――
リタ「にゃん、にゃん・・・」
リタはユーリの顔に頬を摺り寄せている。
ユーリ「(・・・俺たち今どんな風に見られてるんだろうな)」
ユーリは周囲の視線を気にしている。
リタはそんなユーリの様子に気づく。
リタ「(未だに周りのやつらのことなんか気にして・・・
そんなに赤の他人が大切なの?)」
リタは苛立つ。
リタ「・・・ねぇユーリ」
ユーリ「なんだ?」
リタ「愛してるって言って」
ユーリ「!?」
ユーリは唐突なリタの言葉に動揺する。
リタ「にゃん、にゃん・・・」
リタはユーリの顔に頬を摺り寄せている。
ユーリ「(・・・俺たち今どんな風に見られてるんだろうな)」
ユーリは周囲の視線を気にしている。
リタはそんなユーリの様子に気づく。
リタ「(未だに周りのやつらのことなんか気にして・・・
そんなに赤の他人が大切なの?)」
リタは苛立つ。
リタ「・・・ねぇユーリ」
ユーリ「なんだ?」
リタ「愛してるって言って」
ユーリ「!?」
ユーリは唐突なリタの言葉に動揺する。
114: 2014/05/07(水) 00:22:36.85
ユーリ「こ、ここでか?」
リタ「うん」
ユーリ「・・・嫌だって言ったら?」
リタ「キスする
1セット60秒で10セットするわ」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「私はどっちでもいいけど?」
ユーリ「(・・・悪魔かこいつ)」
ユーリはしばらく沈黙した後、小声で喋り出す。
リタ「うん」
ユーリ「・・・嫌だって言ったら?」
リタ「キスする
1セット60秒で10セットするわ」
ユーリ「・・・・・・」
リタ「私はどっちでもいいけど?」
ユーリ「(・・・悪魔かこいつ)」
ユーリはしばらく沈黙した後、小声で喋り出す。
115: 2014/05/07(水) 00:23:08.13
ユーリ「・・・愛してる」
リタ「ん、なんて?」
ユーリ「愛してる」
リタ「聞こえなーい」
ユーリ「愛してる!」
リタ「もっと腹から声出せやオラ!」
ユーリ「愛してる!!」
リタ「セイ! ワン! モア!」
ユーリ「愛してるううぅぅ!!」
ユーリの声は周囲に響き渡る。
リタ「ん、なんて?」
ユーリ「愛してる」
リタ「聞こえなーい」
ユーリ「愛してる!」
リタ「もっと腹から声出せやオラ!」
ユーリ「愛してる!!」
リタ「セイ! ワン! モア!」
ユーリ「愛してるううぅぅ!!」
ユーリの声は周囲に響き渡る。
116: 2014/05/07(水) 00:23:35.94
男性1「・・・ここまでくると天晴れだな」
男性2「拍手を送りたいね」
母親1「・・・行くわよ」
子供1「お、お母さん
腕引っ張らないで・・・」
リタ「どう?
これで周りのやつらなんてどーでもよくなったでしょ?」
ユーリ「・・・・・・」
男性2「拍手を送りたいね」
母親1「・・・行くわよ」
子供1「お、お母さん
腕引っ張らないで・・・」
リタ「どう?
これで周りのやつらなんてどーでもよくなったでしょ?」
ユーリ「・・・・・・」
117: 2014/05/07(水) 00:25:03.16
――――
それから約10分後、ユーリとリタの前に見慣れた人物が現れる。
魔導師1「よう、お二人さん」
魔導師2「相変わらず仲睦まじいことで」
リタ「そうよー絶賛ラブラブ中よー」
ユーリ「・・・・・・」
魔導師1「ラブラブねぇ・・・
そういや前から聞きたかったんだが、
二人はどういう経緯を経て結婚したんだ?」
魔導師2「おっ、それ俺も気になってた」
リタ「・・・よし!
それならここにいる全員に私たちのラブストーリーを聞かせてやろうじゃない!」
ユーリ「!?」
それから約10分後、ユーリとリタの前に見慣れた人物が現れる。
魔導師1「よう、お二人さん」
魔導師2「相変わらず仲睦まじいことで」
リタ「そうよー絶賛ラブラブ中よー」
ユーリ「・・・・・・」
魔導師1「ラブラブねぇ・・・
そういや前から聞きたかったんだが、
二人はどういう経緯を経て結婚したんだ?」
魔導師2「おっ、それ俺も気になってた」
リタ「・・・よし!
それならここにいる全員に私たちのラブストーリーを聞かせてやろうじゃない!」
ユーリ「!?」
118: 2014/05/07(水) 00:25:34.88
魔導師1「おっマジで?」
魔導師2「いいねえ!
よし、引き立て役は俺たちに任せろ!」
ユーリ「なっ、何を言って――」
魔導師1「リタちゃんいつものやったげて!!」
魔導師2「そう、聞きたいよリタのラブユウデン!!」
魔導師1「そのすごいラブユウデンをゆったげて!!」
魔導師2「ユリリタ伝説ベストテン!!」
魔導師1「レッツゴー!!」
魔導師二人の声は街中に響き渡る。
ユーリ「(・・・こいつらの命日を今日にしてやる)」
魔導師2「いいねえ!
よし、引き立て役は俺たちに任せろ!」
ユーリ「なっ、何を言って――」
魔導師1「リタちゃんいつものやったげて!!」
魔導師2「そう、聞きたいよリタのラブユウデン!!」
魔導師1「そのすごいラブユウデンをゆったげて!!」
魔導師2「ユリリタ伝説ベストテン!!」
魔導師1「レッツゴー!!」
魔導師二人の声は街中に響き渡る。
ユーリ「(・・・こいつらの命日を今日にしてやる)」
119: 2014/05/07(水) 00:26:01.81
男性1「おっ、なんだなんだ?」
男性2「何か始まるのか?」
女性1「なんかおもしろそう」
女性2「行ってみよー」
ユーリとリタの周囲に人が集まる。
リタ「よーし、これから私たち二人の恋物語を語るわよー!!」
男性1「おおっ、そいつはおもしろそうだ!」
女性1「本当?
友達呼んでこなくっちゃ!」
ユーリ「(・・・悪夢だ)」
男性2「何か始まるのか?」
女性1「なんかおもしろそう」
女性2「行ってみよー」
ユーリとリタの周囲に人が集まる。
リタ「よーし、これから私たち二人の恋物語を語るわよー!!」
男性1「おおっ、そいつはおもしろそうだ!」
女性1「本当?
友達呼んでこなくっちゃ!」
ユーリ「(・・・悪夢だ)」
120: 2014/05/07(水) 00:27:09.78
――――
リタ「――以上よ」
リタが話を終えると、周囲から拍手と歓声が湧き起こる。
男性1「最高だったぜ!」
男性2「感動した!」
女性1「来てよかったわ!」
女性2「一生忘れない!」
ユーリ「(全部皮肉にしか聞こえねえよ・・・)」
リタ「聞いてくれた皆、ありがとうね!」
リタが感謝の言葉を述べると、再び周囲から拍手と歓声が湧き起こる。
魔導師1「素晴らしい物語だったぜ」
魔導師2「ああ、聞いてて涙が出そうになるくらい感動したよ
今お前はどんな気持ちだ、ユーリ?」
ユーリ「・・・俺も涙腺がオーバーリミッツ寸前だよ」
ユーリはただうなだれている。
リタ「――以上よ」
リタが話を終えると、周囲から拍手と歓声が湧き起こる。
男性1「最高だったぜ!」
男性2「感動した!」
女性1「来てよかったわ!」
女性2「一生忘れない!」
ユーリ「(全部皮肉にしか聞こえねえよ・・・)」
リタ「聞いてくれた皆、ありがとうね!」
リタが感謝の言葉を述べると、再び周囲から拍手と歓声が湧き起こる。
魔導師1「素晴らしい物語だったぜ」
魔導師2「ああ、聞いてて涙が出そうになるくらい感動したよ
今お前はどんな気持ちだ、ユーリ?」
ユーリ「・・・俺も涙腺がオーバーリミッツ寸前だよ」
ユーリはただうなだれている。
121: 2014/05/07(水) 00:28:24.38
リタ「よーし!
それじゃ最後の締めにキスするわよー!」
ユーリ「!?」
女性1「きゃー!」
男性1「そいつはいい!」
男性2「最高の締めだ!」
女性2「こんなにワクワクするの初めてかも!」
魔導師1「それじゃあキスコール行くぞー!」
魔導師2「さあ皆さんご一緒に!」
キース! キース! キース!
それじゃ最後の締めにキスするわよー!」
ユーリ「!?」
女性1「きゃー!」
男性1「そいつはいい!」
男性2「最高の締めだ!」
女性2「こんなにワクワクするの初めてかも!」
魔導師1「それじゃあキスコール行くぞー!」
魔導師2「さあ皆さんご一緒に!」
キース! キース! キース!
122: 2014/05/07(水) 00:28:50.77
ユーリ「・・・嘘だ・・・嘘だと言ってくれ」
絶望するユーリの正面にリタが立つ。
リタ「・・・ユーリ、愛してる」
ユーリ「・・・・・・」
ユーリは全てを諦め、目を閉じた。
絶望するユーリの正面にリタが立つ。
リタ「・・・ユーリ、愛してる」
ユーリ「・・・・・・」
ユーリは全てを諦め、目を閉じた。
123: 2014/05/07(水) 00:29:23.69
――――――リタの家
翌日
リタ「・・・ん?
いつの間にか眠ってた?」
リタは自宅のベッドで目を覚ます。
ユーリ「・・・起きたか」
リタ「!?」
リタは自分のベッドにもたれながら座っているユーリに気づく。
リタ「・・・どうしたのよ、こんなとこで」
ユーリ「・・・眠れなくってな」
リタ「へ? どうして?
昨日なんかあったの?」
ユーリ「・・・全部話してやる」
翌日
リタ「・・・ん?
いつの間にか眠ってた?」
リタは自宅のベッドで目を覚ます。
ユーリ「・・・起きたか」
リタ「!?」
リタは自分のベッドにもたれながら座っているユーリに気づく。
リタ「・・・どうしたのよ、こんなとこで」
ユーリ「・・・眠れなくってな」
リタ「へ? どうして?
昨日なんかあったの?」
ユーリ「・・・全部話してやる」
124: 2014/05/07(水) 00:30:02.98
――――
リタ「嘘でしょ・・・」
ユーリの話を聞いた後、リタは顔を手で覆う。
ユーリ「俺もそう思いたいが、残念ながら本当だ」
リタ「・・・もう外に出たくない」
ユーリ「俺は一刻も早く出たいね
アスピオの外に」
リタ「あっ、それは同感だわ」
リタは頷く。
ユーリ「・・・・・・
出るか、旅に」
リタ「そうね・・・
動機はアレだけど」
そして二人は旅立ちの準備を始める。
リタ「嘘でしょ・・・」
ユーリの話を聞いた後、リタは顔を手で覆う。
ユーリ「俺もそう思いたいが、残念ながら本当だ」
リタ「・・・もう外に出たくない」
ユーリ「俺は一刻も早く出たいね
アスピオの外に」
リタ「あっ、それは同感だわ」
リタは頷く。
ユーリ「・・・・・・
出るか、旅に」
リタ「そうね・・・
動機はアレだけど」
そして二人は旅立ちの準備を始める。
125: 2014/05/07(水) 00:30:32.50
――――――アスピオ 出口
ユーリ「これで少しは昨日の悪夢から開放されるな・・・」
アスピオの出口に来たユーリはそう呟く。
リタ「・・・ごめん」
リタはユーリに頭を下げる。
ユーリ「・・・とりあえずお前に言いたいことが二つある」
リタ「・・・何?」
ユーリ「一つ目、今後酒は飲むな」
リタ「・・・はい」
ユーリ「これで少しは昨日の悪夢から開放されるな・・・」
アスピオの出口に来たユーリはそう呟く。
リタ「・・・ごめん」
リタはユーリに頭を下げる。
ユーリ「・・・とりあえずお前に言いたいことが二つある」
リタ「・・・何?」
ユーリ「一つ目、今後酒は飲むな」
リタ「・・・はい」
126: 2014/05/07(水) 00:31:12.85
ユーリ「そして二つ目」
リタ「・・・」
ユーリ「愛してる」
リタ「!?」
リタはユーリの予想外の言葉に動揺する。
ユーリ「・・・お前が酔ってないときに言いたくなってな」
ユーリは頭を掻きながら言う。
リタ「・・・私も、愛してる」
ユーリ「知ってる
昨日聞いたからな」
ユーリはそう言った後、微笑みながらリタの手を掴む。
リタ「・・・」
ユーリ「愛してる」
リタ「!?」
リタはユーリの予想外の言葉に動揺する。
ユーリ「・・・お前が酔ってないときに言いたくなってな」
ユーリは頭を掻きながら言う。
リタ「・・・私も、愛してる」
ユーリ「知ってる
昨日聞いたからな」
ユーリはそう言った後、微笑みながらリタの手を掴む。
127: 2014/05/07(水) 00:31:46.76
リタ「それじゃ、行きましょう」
ユーリ「ああ」
ユーリ「ああ」
128: 2014/05/07(水) 00:32:29.76
そして二人は歩き出す。
二人だけの未来に向かって
129: 2014/05/07(水) 00:35:37.12
以上でこのスレは終了です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります