ガヴリール「なんでポッキーゲームなんだよ」

ラフィエル「ポッキーって美味しいですよね？」

ガヴリール「まあ」

ラフィエル「そんなポッキー大好きなガヴちゃんにポッキーを贈呈します！」ｽｯ

ガヴリール「いや絶対罠だろこれ、そんな大好きじゃないし」

ラフィエル「……あぁっ！」

ガヴリール「！？」ﾋﾞｸｯ

ラフィエル「そうですよねそうですよね、だと思いましたよ」ｶﾞｻｶﾞｻ

ガヴリール「何？なんなの？」

ラフィエル「やっぱり最後までチョコたっぷりのトッポの方が…」ｽｯ

ガヴリール「そういう問題じゃない」

ラフィエル「ガヴちゃん、最近ストレス溜まってませんか？」

ガヴリール「何急に？あとストレスは今バリバリ溜まってるんだけど」

ラフィエル「疲れた時には甘いものですよね？」

ガヴリール「……あぁ……余裕でオチ読めるんだけど」

ラフィエル「なのでポッキー食べません？」

ガヴリール「オチはえーな」

ガヴリール「ポッキーゲームってカップルとかでやるやつだろ、私らそんな関係じゃないし」

ラフィエル「じゃあどんな関係なんですか？」

ガヴリール「え？だから……幼馴染とか、友達とか」

ラフィエル「問題ないじゃないですか、所詮ゲームですよ？」

ガヴリール「いやゲームっつってもさ…」

ラフィエル「ガヴちゃん！これはゲームなんです！ただのゲームなんですよ…！」

ガヴリール「違法カジノに誘うみたいなのやめろ」

ラフィエル「まったく、ガヴちゃんは頭がかたいですね…」

ガヴリール「なんで私がおかしいみたいになってんの？」

ラフィエル「仕方ないですね、これは言わないでおこうと思っていたんですが…」

ガヴリール「？」

ラフィエル「実は今日はですね……」

ガヴリール「……今日は？」

ラフィエル「……ポッキーの日、なんですよ！」

ガヴリール「…………」

ガヴリール「…うん、だから？」

ラフィエル「つまりポッキーゲームですよね？」

ガヴリール「そうとは限らないけど」

ガヴリール「そもそもなんでしたいんだよ」

ラフィエル「そんなことはどうでもいいんですよ！ほら、受け取ってください！」ｸﾞｲｸﾞｲ

ガヴリール「一番重要なとこだろ！ポッキー押しつけんな！」

ラフィエル「なんで受け取れないんですか！？私の触ったものは不潔だっていうんですか！？」

ガヴリール「そこまで言ってないだろ！」

ラフィエル「うふふ」

ガヴリール「あのさぁ…ふざけるのはいいんだけど、私だって暇じゃないんだぞ」

ラフィエル「……ちなみにどのような用事が？」

ガヴリール「ネトゲ」

ラフィエル「あぁー……」

ガヴリール「その目やめろ」

ラフィエル「というか、ガヴちゃんこそどうしてしたくないんですか？」

ガヴリール「したくないっていうか……するもんじゃないし、別にラフィだってしたくないだろ」

ラフィエル「そんなことないですよ？スキンシップは大事じゃないですか♪」

ガヴリール「前もスキンシップとか言って無理やり抱きついてきたの忘れてないからな」

ラフィエル「やだなぁガヴちゃん、合意のもとだったじゃないですか」

ガヴリール「まず始まりが不法侵入で始まってる時点で合意のもとじゃないからね？」

ラフィエル「むぅ……あ、でもせっかくポッキーの日ですし、ポッキーは食べますよね？」

ガヴリール「……まあ」

ラフィエル「どうぞ♪」ｽｯ

ガヴリール「おう……ちょっと待て、なんで真ん中持ってんだ」

ラフィエル「いえいえ、深い意味はありませんよ？」

ガヴリール「じゃあ端っこ持ってくれる？」

ラフィエル「んーー……ちょっと無理ですかね」

ガヴリール「やっぱ意味あんじゃねーか」

ラフィエル「あ、口で受け取ってくださいね」

ガヴリール「確信犯じゃねーか」

ラフィエル「ふふ、やっぱりガヴちゃんとこういう会話をするのは楽しいですね」

ガヴリール「天界時代やってたみたいな言い方すんな、やってないからな」

ガヴリール「……分かったよ、一回だけな」

ラフィエル「えっ」

ガヴリール「……聞こえなかったならいいよ」

ラフィエル「いえ」ﾎﾟﾁｯ

『分かったよ、一回だけな』

ラフィエル「バッチリ聞こえてましたよ」

ガヴリール「バッチリ録音してんじゃねーか！！」

ラフィエル「先に折れたら負けですからね？」

ガヴリール「……折っても負け？」

ラフィエル「当たり前ですよ～！」

ガヴリール「まあ別に負けてもいいけど」

ラフィエル「負けたらガヴちゃんの秘密を皆さんに暴露します」

ガヴリール「えぇ！？じゃあラフィが負けたら？」

ラフィエル「ガヴちゃんが、何か私の秘密を暴露しちゃっていいですよ」

ガヴリール「いやラフィの秘密とか知らないし」

ラフィエル「えーと……じゃああまりにもすぐ、わざと折った場合のみにしましょうか」

ガヴリール「えー……まあいいか」

ラフィエル「……ではっ」ﾊﾟｸ

ガヴリール「……ん」ﾊﾟｸｯ

ラフィエル「……」

ガヴリール「……」

ラフィエル「…………」

ガヴリール「…………」

ラフィエル「…………」

ガヴリール（恥ずかしいから早くなんか行動起こせよ…！）///

ラフィエル（思ったより恥ずかしいですね、これ…）///

ラフィエル（で、でもこのまま固まってるのはおかしいですし……とりあえず一口）

ラフィエル「ん」ﾎﾟﾘ

ガヴリール「っ！」ﾋﾞｸｯ

ガヴリール「あっ」ﾎﾟﾛｯ

ラフィエル「ふふ、私の勝ちですね～」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ガヴリール「ちょちょちょっと待て！」

ラフィエル「大丈夫ですよ、秘密暴露は嘘ですから♪」

ガヴリール「いやそうじゃなくて……わ、私が咥えてたとこまでは食うなよ？」///

ラフィエル「……あ」

ラフィエル「でももったいないですし…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ…

ガヴリール「ちょっ！」

ラフィエル「じゃあ先のところだけ折って食べてください」

ガヴリール「……ん」ﾎﾟﾘｯ

ラフィエル「えっ、なんで口で折ったんですか…」

ガヴリール「うわああああ間違えた！！」

ラフィエル「混乱しちゃってるガヴちゃん可愛いですよ～♪」

ガヴリール「あーーもううっさい！」ｶｧｧｧ

～～～～～～～～～～

ラフィエル「では、そろそろおいとましますね」

ガヴリール「なんか一気に疲れたわ…」

ラフィエル「……あ、ガヴちゃんガヴちゃん」

ガヴリール「何？」

ラフィエル「さっきの『確信犯』、使い方違いますよ」

ガヴリール「今更！？」

ラフィエル「ふふ、それでは」

ガヴリール「ん、じゃあまた…」

ガヴリール「……ん？ごめん、ちょっと待って」

ラフィエル「はい？」

ガヴリール「……おまえ今日このためだけに来たの？」

ラフィエル「そうですよ？この後同じネタでサターニャさんの家に行きます♪」ﾆｺﾆｺ

ガヴリール「すげえ楽しんでんな」

おわり

見てくれた方いたらありがとうございました

ラフィエル「フリーハグでーす♪」ガヴリール「……は？」
一応これの続きといえば続きですがあんまり関係ないですね

とても良かった
慌てるガヴちゃん可愛い！