2: 2012/12/25(火) 22:27:16.44
響「いくら自分でも雪くらいは見たことあるぞ!」

雪歩「あはは、そうだよね。ごめんごめん」

響「沖縄って積もらないだけで結構雪降るんさー」

雪歩「え、そうなの!?知らなかったぁ」

響「でもやっぱり積もったりしたのを見てみたいぞ」

雪歩「この辺はあんまり積もらないみたいだしね」

P「おはよう響、雪歩」

3: 2012/12/25(火) 22:29:25.05
雪歩「あ、おはようございますぅ!」

響「おはようだぞプロデューサー!」

P「何の話をしてたんだ?」

雪歩「雪降らないかなぁ、って話をしてたんです」

P「あぁ、確かに最近見てないかもな」

響「この辺はいつくらいに雪って降るんだ?」

P「そうだなぁ、いつもは12月くらいにちらほら」

雪歩「1月くらいに積もったのが最後でしょうか」

P「それも去年じゃないよな、多分」

響「そうなのかー」

伊織「あら、何を話してるの?」

4: 2012/12/25(火) 22:31:24.67
雪歩「あ、伊織ちゃん」

響「おはようだぞ伊織!」

P「いや実は雪の話をだな」

伊織「雪?アンタたち子供じゃないんだから・・・」

P「いやいや俺が言ったんじゃないぞ!?」

響「えープロデューサーが言ってたんじゃないか!雪が見たいーって!」

P「響お前よくそんな嘘が・・・」

響「へへっ、冗談さー!」

5: 2012/12/25(火) 22:35:21.81
伊織「まあわからなくもないけれど、雪なんて面倒なだけじゃない」

P「伊織は雪が嫌いか?」

伊織「嫌いなんて言ってないでしょ!!だって車が動かなくなったりして大変でしょ」

雪歩「あ、そっか。流石伊織ちゃん」

伊織「別に・・・」

P「なるほどな、でも嫌いじゃないんだろ?」

7: 2012/12/25(火) 22:38:41.66
伊織「だ、だからそう言ってるでしょ!確かに最近みてないわよね」

P「なんだやっぱり気になるんじゃないか」

伊織「だからもう・・・知らない!」プイッ

P「まあまあそう拗ねるなって。そういうところも流石は伊織って感じだけどな」

伊織「も、もうなんなのよ・・・バカ///」

美希「何してるの?」ガチャッ

9: 2012/12/25(火) 22:43:21.12
雪歩「あ、美希ちゃん。今プロデューサーさんと皆と雪のことについてお話してたんだ」

美希「雪?」

P「あぁ、美希は雪好きか?」

美希「うーん、嫌いじゃないけど寒いからいやかもなの!」

伊織「そうね、それもあるわ。寒いと肌にも悪いし・・・」

美希「でも雪があったらデコちゃんはもっとキラキラして見えるって思うな!」

伊織「デコちゃん言うな!!」クワッ

P「なんだ、意外と雪賛成派は少ないんだな。あ、そういえば雪歩と響は賛成なんだよな?」

11: 2012/12/25(火) 22:48:10.61
雪歩「伊織ちゃんや美希ちゃんの話を聞くと確かにそうかも、って思いますけど」

雪歩「でもやっぱり私は雪好きですねぇ」

P「どうしてだ?」

雪歩「私の名前にもあるっていうのと、寒い方がお茶とかおいしいかなって」ニコッ

P「あはは、雪歩らしいな」

響「プロデューサー!自分はな!」ピョンピョン

12: 2012/12/25(火) 22:52:31.64
P「あぁ、響は沖縄生まれで珍しいから、ってことだろ?」

響「うがー!なんで自分には聞いてくれないんさー!」プンプン

P「悪い悪い。でも、そうかそうか。みんないろんな意見あるんだな」

雪歩「そういうプロデューサーさんはどうなんですか?」

P「ん?俺か?俺はな・・・」

律子「おはようございますプロデューサー殿」ガチャッ

P「あ、り、律子・・・」ヒヤッ

13: 2012/12/25(火) 22:58:43.16
律子「まーた仕事さぼって雑談ですか?こっちは年末で忙しいってのに」ハァ

P「あ、い、いや違うんだよ律子ぉ・・・」

律子「はいはい言い訳はいいですから仕事してください」

雪歩「ち、違うんです律子さん!」

律子「あら、雪歩」

響「自分たちがプロデューサーに話かけたんだぞ!」

雪歩「だ、だから・・・プロデューサーは悪くないんですぅ!!」

P「お前たち・・・」ジーン

16: 2012/12/25(火) 23:03:44.51
律子「事情は分かりました、でも仕事はしてくださいよ、プロデューサー殿?」

P「は、はいわかりました。だからその般若みたいな顔は辞めてください」

律子「あぁ?」

P「い、いえ・・・」

美希「そういえば律子って」

律子「律子?」

美希「律子・・・さんは雪嫌いなの?」

律子「え?雪?そうねぇ、これといって嫌いってわけでもないけど・・・」

18: 2012/12/25(火) 23:08:36.12
伊織「あら意外ね。律子なら雪なんて邪魔よ。って即答すると思ったのに」

律子「どういう意味よ・・・私だってね、雪とかそういうものは好きっていうか・・・」

P「そ、そうなのか?」

律子「プロデューサー殿まで!!」キッ

P「い、いやその・・・でもまあ正直意外ではあった!」アタフタ

律子「・・・」

P「り、律子・・・さん?」

律子「・・・グスッ」

P「えっ!?ちょ、ちょっと!?」

美希「ハニーが律子、さんを泣かしたの!」アーアー

20: 2012/12/25(火) 23:12:22.28
律子「私だって・・・綺麗なもの、好きなのに・・・」ポロポロ

P「ご、ごめんって・・・悪かったよ、でもそういうつもりじゃ・・・」オロオロ

律子「・・・もういいんです、どうせ私にはそういうものは合わないんです」グスッ

P「そんなことない!」

律子「・・・え?」

P「さっきはその、つい・・・でも、それはいつも律子がストイックだからっていうか」

P「ちょっと、イメージと違うってだけで雪と律子も似合うと・・・俺は思うけど」チラッ

律子「・・・」

24: 2012/12/25(火) 23:20:21.86
P「あの・・・律子?」

律子「・・・それ、本当ですか」チラッ

P「え?ほ、本当に決まってるだろ!」ドキッ

P(う、上目遣いは卑怯だろ・・・)

律子「・・・なら許します」

P「そ、そうか」

律子「・・・はい」

P「・・・」

雪歩「あ、あの・・・」

25: 2012/12/25(火) 23:26:46.30
P「え?あ、あぁ!!ち、違うんだこれは!」アタフタ

響「なんか二人とも、夫婦みたいだぞ・・・」ムスッ

律子「ふ、夫婦!?ば、馬鹿なこと言わないの!!」

P「そ、そうだ!俺が律子なんかと夫婦になれるわけないだろうが!」

律子「そ、そう・・・ですよ、ね」ウツムキ

P「え?」

美希「ホント、ハニーってドンカンなの」

伊織「今に始まったことじゃないわ」

P「な、なんだよお前ら・・・」

27: 2012/12/25(火) 23:30:11.09
雪歩「・・・律子さん!」

律子「な、何よ・・・」

雪歩「ちょっとこっちに・・・」

律子「え?」

雪歩「律子さん、プロデューサーさんのこと好きですよね?」

律子「なっ!?」ドキッ

雪歩「やっぱり、すぐわかっちゃいましたぁ」

律子「・・・そんなすぐわかる?」

雪歩「結構・・・」

律子「・・・///」

雪歩「でも、プロデューサーさんは気が付いてないと思いますっ!」

28: 2012/12/25(火) 23:34:34.46
律子「そうよねぇ・・・」

雪歩「だから・・・せっかくなので、今告白しちゃうとか!」

律子「こ、こくは!?」プシュー

雪歩「今いる人たちは皆わかってると思いますし・・・」

律子「で、でも・・・」

雪歩「・・・実は私も好きだったんですよ、プロデューサーさんのこと」

律子「え?ゆ、雪歩も?」

雪歩「でも、さっきのを見たら律子さんの方がお似合いだなって思ったんです」

律子「・・・」

30: 2012/12/25(火) 23:37:37.98
雪歩「他のみんなも好きかもしれません。でも、きっとわかってくれます」

律子「・・・そこまで言われたら頑張るしかないじゃない」

雪歩「応援してます!!」

律子「ありがとうね、雪歩・・・」ジワッ


P「いやまずは雪合戦とかするだろ」

伊織「何言ってるのよ、普通は雪だるまからでしょう?」

美希「デコちゃん意外と子供なの」

伊織「だからデコちゃんいうな!」クワッ

律子「プ、プロデューサー殿!」

P「ん?律子か、どうした?」

律子「・・・」ゴクリ

31: 2012/12/25(火) 23:40:04.77
律子「私は、私はプロデューサー殿のことが!!」

P「あっ!!」

律子「えっ?」

P「見ろよ皆・・・・」


P「雪だ・・・」


響「ほ、本当だぞ!!」

美希「うわぁ、綺麗なの」

伊織「通りで寒かったわけね・・・」

雪歩「あ、え、えっと・・・律子さん・・・」オロオロ

律子「・・・いいのよ、結局はそういうことなんでしょう」

32: 2012/12/25(火) 23:42:42.88
P「あ、そういえば律子、今何か言おうとしてなかったか?」

律子「あ、いえ・・・あ、そうでしたね」

P「うん」

律子「・・・みんなで雪で遊びましょう」

P「・・・え?」

響「い、いいのか律子!?」ピクッ

律子「ただし、雪合戦で負けたらプロデューサー殿には二倍仕事をしてもらいますから!」

P「げっ!そ、それはちょっと・・・」

美希「そうと決まれば外にいくのー!!」ダダッ

伊織「ま、待ちなさいよ!!」バタン

P「く、クソッ!こうなったらヤケだ、シモヤケになるまで遊び倒してやるー!!」

雪歩「律子さん・・・」

律子「ふふっ、いいのよ」

34: 2012/12/25(火) 23:44:58.04
律子「私の恋も、この雪みたいにすぐ解けちゃうものだったってこと」

雪歩「いえ、違いますよ」

律子「え?」

雪歩「雪は、これからどんどん積もっていくんです!だから、これからです!諦めちゃだめですぅ!!」

律子「・・・そうね、そうと決まれば私たちも行きましょうか!」

雪歩「は、はいぃ!!」



「あはは、待てー!!」

「うわぁ、やめろー!!」

「あ、兄ちゃんたち何してんのー!!」

「プロデューサーさん、私も!ほら、雪だるまですよ雪だるま!!」


「・・・プロデューサー殿、大好きです」


終わり

38: 2012/12/25(火) 23:49:51.10
短かったけどこれが俺の限界だー
クリスマスじゃなかったら絶対途中で投げてたわうん
人少なかったけど見てくれてる人がいてよかった初だったからちょっと不安でさ
本当は誕生日ってことで雪歩を主役にしたかったけどりっちゃんが好きすぎてもうだめだった
変な文だったかもしれないけど最後まで読んでくれた人サンキューな

あとそれな俺が響も好きだっていうせいもあると思うからこっちに被害でないように響抑え目にしたのよね
次はもっと可愛い響が書きたいです以上!後は荒らすなり好きにして頂戴!!

39: 2012/12/25(火) 23:50:33.33

引用元: 雪歩「響ちゃんは雪、見たことある?」