1: 2013/03/25(月) 09:28:45.28
マヤ「ダメです!信号受け付けません!」
ミサト「なんてこと!」
リツコ「アンビリカルケーブル切断します!」ガチョン
バシューン パスッ! ポテ
初号機「ウオオオオオオオ!!」ドカッ!バキィ!
マヤ「活動限界まで後20!」
マヤ「シンクロ率が200%越えてます!二人の神経パルスが交錯!身体の確認できません!!」
初号機「ウオッ!ウオオオオオオオ!」バッコン!バッコン!
ミサト「くっ…!」
リツコ「止まって!」
マヤ「初号機活動限界!完全に沈黙しました!」
ビュウゥゥゥン…
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2: 2013/03/25(月) 09:46:44.09
~~~~~~~~~~
シンジ「いつもの天井だ…」
アスカ「いつもの天井ね…」
リツコ「気が付いたようね…」
シンジ「リツコさん…」
アスカ「リツコ…」
シンジ「なんだ?なんかおかしいよ…」
アスカ「ちょっと何なのこれ…?」
リツコ「驚かないで聞いて頂戴…」
シンジ「?」
アスカ「?」
リツコ「あなた達…」
リツコ「二人で一つの身体になってしまったわ…」
シンジ「へ?」
アスカ「は?」
リツコ「先ず鏡を見て」
スタスタ…
シンジアス「ええぇぇっ!!」
アスカンジ「何よこれぇっ!!」
アスカンジ「あたしの自慢の髪が……真っ黒…」プルプル
シンジアス「か、身体が……胸が出てる…」プルプル
リツコ「あなた達の身体は一つに融合したわ、でも精神は二人別れて自立しているみたいね」
シンジアス「こ、こんなのって…無いよ…」
アスカンジ「ちょっとあんた!あたしの身体から出て行きなさいよ!」
シンジアス「ちょっ!アスカこそ出てけよ!」
リツコ「無理よ」
アスカンジ「リツコあんた…次から次へと実験失敗しまくってるわね…」ワナワナ
シンジアス「動物にされたり、アシュラ男爵にされたり…散々だよ…」ワナワナ
リツコ「ごめんなさいね…でも必要な実験だったのよ…」
アスカンジ「今回は何よ、ダブルエントリープラグだっけ?」
シンジアス「意味が有ったのこれ?」
リツコ「碇司令からの直々の実験命令よ…何か考えが有るみたいよ?」
アスカンジ「はぁ…これ、元に戻れるんでしょうね?」
シンジアス「こんなんじゃ外も出歩けないよ…」
アスカンジ「それ、あたしのセリフだわ…」
3: 2013/03/25(月) 10:04:11.30
リツコ「身体の基本的な構造はアスカね、元々同じ位の背格好だし」
リツコ「皮膚や体毛の色はシンジ君、顔立ちは二人ともほとんど変わり無いし、まつ毛が長い位ね」
アスカンジ「瞳の色も蒼くなくなってる…おっOいもちっぱいになっちゃった…」ウルウル…
シンジアス「どうしよう…学校にも行けないよ…」
リツコ「一つ深刻な問題が…」
アスカンジ「な、何よ…?」
シンジアス「これ以上、何が有るって言うんですか?」
リツコ「性器よ」
アスカンジ「!」
シンジアス「!」
4: 2013/03/25(月) 13:07:20.92
アスカンジ「な、なんか想像したくない…」
シンジアス「とにかく…確認してみないと…」
アスカンジ「イヤよ!怖いじゃない!」
シンジアス「それにしても声がアスカの声だから、変な気分だよ…」
アスカンジ「何よ!あたしの声がおかしいってこと!?」
シンジアス「違うよ!何か自分でしゃべってる気がしないんだよ」
シンジアス「とにかくほら!確認しに行こうよ!」スタスタ
アスカンジ「イヤ!イヤよ!」スタスタピタ!
シンジアス「ちょっ!いきなり止まらないでよ!ビックリするだろ!行こうよ!」ググッ
アスカンジ「イヤだってば!」ググッ
リツコ「はぁ…じゃ、説明だけでもするわ」
5: 2013/03/25(月) 13:33:33.67
リツコ「まず、身体の基本的構成はアスカ、体毛や皮膚、瞳の色はシンジ君」
リツコ「ここまでは良いわね?」
シンジアス「はい…」
アスカンジ「ええ…」
リツコ「問題の性器だけど、一般で言うふたなりよ」
アスカンジ「何よそれ…しらないわ…」
シンジアス「うわぁ…」
アスカンジ「あんた知ってるの?」
シンジアス「う、うん…」
シンジアス「くわしくはしらないけど…」
リツコ「それで詳しく言うと、O茎とO核が融合と言うか同じになってるわ、
残念ながらシンジ君、大きさは小ぶりになってるみたいね」
シンジアス「」
リツコ「尿道はそれに付随、Oはその後ろに位置、深さ等は当初と変わり無い見たいね、
小O唇は多少形状の変化が見えるわ。」
アスカンジ「は、恥ずかしい…///」
シンジアス「生々しいよ…リツコさん…///」
7: 2013/03/25(月) 14:11:11.12
リツコ「驚いたことに、卵Oと子O、精Oや前O腺まで混在」
アスカンジ「ど、どう言うことよ…?」
リツコ「射Oも妊Oも可能と言うことよ」
アスカンジ「…///」
シンジアス「…///」
16: 2013/03/25(月) 21:56:02.11
リツコ「ホントごめんなさいね…こんな面倒な事になって…」
アスカンジ「ホントよね!迷惑なんてもんじゃないわ!」
シンジアス「まぁまぁ、リツコさんだって仕事でやってるんだし、悪いのは多分父さんだから…」
アスカンジ「あんたってホント呑気よねぇ~そのお気楽態度にイライラするわ!!」
シンジアス「ちょっと落ちつけよ~、イライラがこっちまで伝染するよ!」
アスカンジ「はぁ?あんたあたしに喧嘩売ってんの?」
シンジアス「こんな状態でどうやって喧嘩すんのさ!!」
アスカンジ「それもそうね…」
ブルッ
アスカンジ「…あのさ…」ブルッ…
シンジアス「待って、その先は言わなくても分かるよ…」ブルッ…
リツコ「どうしたの?」
アスカンジ「オシッコ!」
シンジアス「オシッコ!」
17: 2013/03/25(月) 22:03:06.49
アスカンジ「とうとう来たわね、この時が…」
シンジアス「そんな構えなくても良いと思うけど」
アスカンジ「と、とりあえずトイレ行くわよ…」
シンジアス「うん…」
18: 2013/03/26(火) 02:34:27.89
ガチャ
シンジアス「なんで女子トイレなんだよ…」
アスカンジ「あんたバカぁ?見た目あたしなんだから、女子トイレじゃないとおかしいでしょ?」
シンジアス「そ、そうか…」
スルッ ペタン
ショオォォォ~
アスカンジ「ふ~」
シンジアス「ふ~」
シンジアス「」チラッ…
アスカンジ「確かに付いてる…//」
シンジアス「…小さくなってる…orz」
カラカラ ピッ
チョンチョン
アスカンジ「ひゃっ!」ビクッ
シンジアス「ひゃっ!」ビクッ
25: 2013/03/26(火) 15:20:01.50
~~~~~~~~~~
フラフラ…
リツコ「何ふらついてるの?大丈夫?」
アスカンジ「だ、大丈夫よ…」
シンジアス「大丈夫です…」
リツコ「そう…」
リツコ「じゃ、とりあえず今日は帰ってかまわないわ」
リツコ「ミサトには話して置いたけど…他の人には悟られ無いようにね(私の立場が危ないわ…)」
シンジアス「わ、わかりました…」
アスカンジ「無茶言ってくれるわね…」
~~~~~~~~~~
アスカンジ「ホントあまり人に見られたく無いわね~」テクテク
シンジアス「そうだね…」テクテク
ゲンドウ「ん?」
ゲンドウ「式波君か?」
シンジアス「と、父さん!」
ゲンドウ「??」
アスカンジ「あ、はい!式波です!」ヒクッ
アスカンジ(あんたねぇ~!)
シンジアス(ご、ごめん…)
ゲンドウ「…髪を染めたのか…」
アスカンジ「え、ええ!たまには気分を変えようかと…」
ゲンドウ「…そうか」クイッ
ゲンドウ「中々似合うぞ…」
アスカンジ「あ、ありがとうございます!うふふ」
シンジアス「はぁ~、焦ったよ…」ドキドキ
アスカンジ「こっちのセリフよ!」ドキドキ
27: 2013/03/26(火) 15:49:40.59
シンジアス「まさかいきなり父さんに出くわすとは…」
テクテク
アスカンジ「はっ!?」
シンジアス「は、はやなみっ!?」
綾波「?」ピタッ
アスカンジ(立ち止まるなぁ!)
綾波「あなた…」
綾波「セカンド?」
アスカンジ「そ、そうだけど…何か用!?」
綾波「髪…染めたの?」ジー
アスカンジ「そうよ!なんか文句ある!?」
綾波「いえ…」
アスカンジ「何なのよ…」
綾波「前の色の方が…あなたらしくて良かった」
アスカンジ「うっさいわね!あたしの勝手でしょ!!」
綾波「そうね…じゃ」テクテク
アスカンジ「何なのよもう…」
シンジアス「めんどくさくなってきた…」
28: 2013/03/26(火) 16:05:22.55
スタスタ…
シンジアス「あ、マヤさんだ」
マヤ「あらアスカ?」
マヤ「いつの間に髪染めたの?」
アスカンジ「あなた現場に居たでしょうが…」
マヤ「ん?なんのこと?」
アスカンジ「え?覚えて無いの?」
マヤ「え?わからないわ?」
シンジアス「あ…」
アスカンジ(あんたはしゃべらないで!ボロが出るから!)
シンジアス(わ、わかったよ…)
マヤ「黒髪も似合うわね♪とても綺麗よ!」
アスカンジ「あ、ありがと…」ニコ…
マヤ「カラーコンタクトも入れたのね?日本の美少女って感じね~」
アスカンジ「やってみたら中々ウケが良いわね…おほほほ…」ヒクヒク…
マヤ「じゃあね♪」スタスタ
シンジアス「マヤさん…なんで覚えて無いんだろ…」
アスカンジ「知らないわよ…」
リツコ「」ニヤッ
29: 2013/03/26(火) 16:25:10.40
リツコ(久々に引っ張り出した記憶消去装置が役にたったわ)
~~~~~~~~~~
ミサト「あんたたち、こっちこっち!」
アスカンジ「ミサト!」
シンジアス「ミサトさん!」
~~~~~車内~~~~~
ミサト「また、大変な目にあったわね~」
アスカンジ「ホントよぉ~!もう変な実験止めて欲しいわ!」
ミサト「でも似合うわよ?黒髪」
アスカンジ「あ、あんたまで…」プルプル
アスカンジ「も~!あたしの黄金の髪の毛返してよ~!」
ミサト「あっはっは!しばらくはそのままね~」
アスカンジ「笑い事じゃない!バカミサトぉ!!」
ミサト「そいえばシンちゃんは?」
アスカンジ「ん?そう言えば静かね…」
アスカンジ「ちょっとバカシンジ!」ペシペシ
シンジアス「ん、え?何?」
アスカンジ「あんたまさか寝てたんじゃ無いわよね?」
シンジアス「ご、ごめん…寝てた…」
アスカンジ「この一大事に、よく寝てられるわね!バカ!」
シンジアス「ごめん…何だかやたら眠いんだよ…」
アスカンジ「なっ…あんた大丈夫?あたし全然眠くないわよ?」
ミサト「おかしいわね…」
30: 2013/03/26(火) 16:35:44.75
ミサト「さあ着いたわよ」
アスカンジ「あ~疲れたぁ~」ドカッ
アスカンジ「バカシンジ~ご飯作りなさいよ!」
シンジアス「……」
アスカンジ「ちょっとバカシンジ!!」ペシペシ
アスカンジ「あたしまで痛いじゃないのよ!」
アスカンジ「シンジ~居ますか~?」ペシペシ
シンジアス「あ、ああ…ごめん…」
アスカンジ「ご・は・ん!!」
シンジアス「わかったよ…ちょっと待ってて…」フラッ
アスカンジ「えっ…ちょっと、何ふらついてんのよ?」
アスカンジ「危な…」グラッ
ガタターン!
アスカンジ「いった~い…」ヒリヒリ
アスカンジ「あんたのおかげてお尻ぶったじゃない!」
シンジアス「ご、ごめん…ホントに…眠くてたまr…」スーッ…
アスカンジ「えっ?ちょっ!?バカシンジ!?」ペシペシ
シンジアス「……」
ミサト「こりゃ本格的にヤバイかも…」
31: 2013/03/26(火) 16:58:57.70
~~~~~NERV本部~~~~~
ミサト「と言う訳なの…」
リツコ「これはもしかしたら…」
アスカンジ「ど、どうしたのよ…」
リツコ「これは推測だけど、シンジ君って内向的でどこか引っ込み思案な所があるでしょ?」
ミサト「確かに…」
リツコ「で、逆にアスカは前向きで明るい性格…とも言えるわ」
アスカンジ「ともって何よともって…」
リツコ「過去の事は知っているわ…」
アスカンジ「……」
リツコ「良く頑張ってるわね」
アスカンジ「まぁね…」
アスカンジ「で、それとこれと…どう言う関係があるのよ…?」
リツコ「よく聞いて」
リツコ「アスカの強力な精神力にシンジ君の精神力が負けちゃってると思うの」
ミサト「そ、それってまさか!?」
リツコ「ええ…アスカの精神がシンジ君の精神を侵食、同化しようとしてるのかも知れない…」
アスカンジ「ちょっと待ってよ!あたしはそんな気全然無いわよ!?」
リツコ「アスカにその気が無くても、現にシンジ君は眠りに落ちて目覚めてこない…」
アスカンジ「それじゃ…シンジはどうなるのよ…」
リツコ「消えて無くなる…」
32: 2013/03/26(火) 17:16:53.20
アスカンジ「そ、そんな…」
ミサト「どうにかならないの!」
ミサト「あんたが実験したんでしょ!!」
ミサト「責任取んなさいよ!!」
リツコ「実験の失敗は悪いと思ってるわ」
リツコ「この件は全力で対処するから…」
ミサト「当たり前よ!!」
リツコ「ミサト、落ち着いて…」
ミサト「うっ…うう…」ポロポロ…
アスカンジ「泣かないでよ…ミサト…」ジワッ…
ミサト「アスカ…」ギュッ…
アスカンジ「シンジが…シンジが消えちゃう…」ポロポロ
アスカンジ「うぇぇぇ…シンジが消えちゃうよぉ…」メソメソ…
リツコ「シンジ君を助ける手は1つだけあるわ…」
ミサト「何よ…?」グスッ
リツコ「二人の融合体をエヴァに乗せて、意図的にシンクロ率を400%まで上げる…」
ミサト「それじゃ…また…」
リツコ「ええ…今度は二人が分離してサルベージ出来るようにするしかないわ…」
ミサト「成功の確率は…?」
リツコ「あなたの言葉を借りると…神のみぞ知るって所ね…」
ミサト「くっ…」
ミサト「それにエバーの暴走も在りうるわ!そんな危険な…」
アスカンジ「あたしやるわ…」
33: 2013/03/26(火) 18:05:04.73
アスカンジ「シンジを助ける為ならなんでもする…」
アスカンジ「このままシンジが消えるなんて…絶対イヤ!」
ミサト「アスカ…」
~~~~~数日後~~~~~
リツコ「良いわね、始めるわよ」
アスカンジ『ええ…やってちょうだい…』
リツコ「シンクロナイザーのパラメーターを400%に固定…」
キュウゥゥゥゥゥゥゥゥン…
弐号機「……」
リツコ「おかしいわ…何の反応も無い…」
ミサト「どう言う事…?」
リツコ「弐号機がアスカを拒絶してる…」
ミサト「まさか!?」
アスカンジ『ちょっと…なにこれ…吐き気が…』ウプッ
リツコ「プラグ射出、オペレーション中止よ!」
バシュン…
~~~~~~~~~~
アスカンジ「この身体じゃダメって事…?」
リツコ「そうみたいなのよ…」
アスカンジ「そう…とうとうエヴァにも乗れなくなっちゃったか…」
ミサト「……」
リツコ「ごめんなさい…私が」
ミサト「待って、一か八か…初号機でやってみましょう」
リツコ「弐号機でダメなのに…初号機でなんて…」
アスカンジ「何か根拠があるの?」
ミサト「女の勘よ♪」
34: 2013/03/26(火) 18:10:46.98
ユイさんはんぱねえっす
35: 2013/03/26(火) 18:24:27.98
>>34
シイー
シイー
36: 2013/03/26(火) 18:40:42.09
リツコ「パーソナルデータをアスカに書き換えるわ」
ミサト「いえ、そのまま行っちゃって!」
リツコ「それじゃシンクロのシの字も無いわよ」
ミサト「大丈夫!」
リツコ「何なの、その根拠の無い自信…」
ミサト「あたしも分かんないけど、なぜか行ける気がするの!」
リツコ「…いいわ、やってみましょう」
リツコ「アスカ、一応覚悟だけしておいてね」
アスカンジ「わかった…」
~~~~~~~~~~
リツコ「LCL電荷」
ヴゥゥゥゥゥン…
リツコ「どう?大丈夫アスカ!」
アスカンジ『意外だけど…何ともないわ…』
アスカンジ(シンジの匂いがする…)
アスカンジ(それと…何よ…エコヒイキの匂い?)
アスカンジ(でも…イヤな感じがしない…どうして?)
ガヒュゥゥゥゥゥン!
初号機「ウオオオオオオ!」
リツコ「なっ!?まだ何もしてないのに!?あり得ないわ!!」
ミサト「暴走!?」
リツコ「プラグ深度が限界値を超えてる!」
リツコ「引き上げ無いと!」
ミサト「待って!そのままよ!!」
リツコ「ミサト!?」
ミサト「このまま…見守りましょう…」グッ
37: 2013/03/26(火) 19:29:22.84
~~~~~~~~~~
アスカ「…………」
アスカ「ん……眩しい…」
アスカ「ここ…どこ…?」
アスカ「公園…」
アスカ「なぜ?あたし…エヴァに乗ってたはずなのに…」
あなた…アスカさんね…
アスカ「誰…?」
アスカ「あの…あなたは?」
ユイ「シンジの母です」ニコッ
アスカ「シンジのママ!?」
アスカ「あっ、は、初めまして…」ペコッ
ユイ「うふふ…大丈夫よ、わかってるから」
アスカ「あの…ここは、一体…」
ユイ「ここはエヴァの中…と言うより私の心の中…」
アスカ「心の中…」
アスカ「あ、あれっ?あたし元に戻ってる?」
ユイ「ふふっ、ごめんなさいね、あの人が無理な実験させたみたいで」
アスカ「いえ…命令があれば…一応任務ですし…」
アスカ「あんなことになっちゃったけど…」
ユイ「大丈夫…もうあなたたちは大丈夫よ」
ユイ「アスカさん…シンジの事…お願いね」ニコッ
アスカ「あっ…は、はい!!」
あなたのママも…あなたの側にいるから…
アスカ「えっ!?」
ココロヲヒライテ…キットママヲカンジルコトガデキマスヨ…
アスカ「待って!教えて!」
シュバアアアア!
アスカ「!?……」
38: 2013/03/26(火) 19:46:01.46
…スカ…アスカ…
アスカ「う……」
ミサト「アスカ!大丈夫!?」
アスカ「ミサト…」
ミサト「良かった…ホント良かった…」ポロポロ
アスカ「何…泣いてんのよ…」
ミサト「だって…」
アスカ「シンジ…シンジは…?」
ミサト「シンジ君も無事よ…」グスッ
シンジ「アスカ…」
アスカ「何よ…やっと起きたのね…」
シンジ「…ごめん…心配かけて…」
アスカ「ホント…バカなんだから…」
アスカ「帰ったら…ハンバーグ作りなさいよね…」
シンジ「うん…わかったよ」ニコッ
アスカ「……」ニコッ
39: 2013/03/26(火) 19:58:01.29
~~~~~~~~~~
アスカ「ひっさびさね!シンジのハンバーグ!」
シンジ「特製ジャンボハンバーグ、ガーリックソースだよ!たんと召し上がれ!」
アスカ「いっただきまーす♪」
ミサト「いただきまーす♪」
モグモグ…
アスカ「美味~い♪」
ミサト「美味~い♪」
シンジ「ふふっ」ニコニコ
ミサト「シンちゃんビールお願い!」
シンジ「はい」
ミサト「これまたビールが合うのよね~♪」
グビッ グビッ グビッ… ダン!
ミサト「ぷっはぁぁぁぁ!くうぅぅぅ~!この一杯の為に生きてるってもんよねぇ~♪」
アスカ「そんな苦いもの…そんなに美味しいの~?」
ミサト「子供は知らなくて良いの!」
アスカ「子供扱いしないでよ!バカミサト!」
シンジ「ミサトさん、調子に乗って飲みすぎないでくださいよ!」
ミサト「はいはい、わかりましたよ~♪」
41: 2013/03/26(火) 20:09:30.17
~~~~~~~~~~
シンジ「結局飲みすぎて潰れちゃったよ…」
アスカ「こーんな大人になりたくないわね~」
シンジ「アスカ~、部屋に運ぶの手伝ってよ」
アスカ「はいよ」
アスカ「ぐっ…重っ…」
シンジ「酔っぱらいは重いから…引きずって行こう」
ズルズル… ポイッ
アスカ「ふぅ…しっかし汚い部屋ねぇ…」
シンジ「片付けても片付けてもすぐ散らかすし…」
アスカ「だらしない女ねぇ~」
ミサト「ンガァァァ…ンガァァァ…」
シンジ「あ、そうだ、アイス食べる?」
アスカ「食べる!!」
アスカ「スイカバーじゃん、気が利くわね」ペロペロ
シンジ「たまに無性に食べたくなるよね」ペロペロ
アスカ「うん」ペロペロ
44: 2013/03/26(火) 21:45:30.20
シンジ「あのさ…」
アスカ「何よ…」
シンジ「あの時の事…覚えてる?」
アスカ「あ、あの時って…何よ…//」
シンジ「あれ…スゴかったよね…///」
アスカ「うん…//」ガシッ!
シンジ「へ?」
アスカ「て言うか…忘れろ」ギリギリ…
シンジ「あだだだだた!」ジタバタ
シンジ「何すんだよアスカぁ!」
アスカ「何じゃない…あの時の事は一切忘れろ」ギリギリ…
シンジ「いだだだだ!わかったよ忘れるよ!」ジタバタ
アスカ「よ~し…許すわ」
シンジ「何だよもう…」ヒリヒリ
アスカ「ねぇバカシンジ…」
シンジ「何だよ?」
アスカ「一緒に寝てあげる…」
シンジ「え?///」
アスカ「いいから寝るわよ…」
シンジ「う、うん…///」
45: 2013/03/26(火) 22:05:22.15
~~~~~~~~~~
シンジ「ついこの前まで、一心同体だったのにな…」
シンジ「正直寂しい気持ちもあるんだ」
アスカ「バカね…あたしも同じよ…」
アスカ「あんたが消えそうにならなきゃ、あのままでも良いと思ったし…」
アスカ「あんたがあたしの物にならないなら、何も要らないし…」
シンジ「言ってる事が支離滅裂だよアスカ…//」
アスカ「あんたと合体してるとき、悪く無かったって事よ…言わせないで、恥ずかしい…///」
シンジ「そう…そんな風に思ってくれてたんだ…」
49: 2013/03/27(水) 02:27:48.48
アスカ「だからさ…あんたずっとあたしの側に居なさいよ…」
アスカ「あたしがあんたを守ったげるわ…」
シンジ「僕がへなちょこみたいじゃないか…」
アスカ「黙ってなさいよ…」
アスカ「あんたのママと約束したんだからさ…」
シンジ「え?」
アスカ「夢だったかも知れないけど…約束した…から……」
シンジ「アスカ…」
アスカ「……」スー スー
シンジ「寝ちゃった…」
シンジ「僕も…」
シンジ「……」スー スー
50: 2013/03/27(水) 06:50:55.75
~~~~~~~~~~
ミサト「う~頭痛い~気持ち悪~い…」
アスカ「ミサトが悪いんでしょーが、調子に乗りすぎよ!」
シンジ「はい、薬出しときましたから」
ミサト「ありがど…」
シンジ「じゃあ僕たち、学校行きますね」
ミサト「いっでらっじゃーい…」フリフリ…
~~~~~~~~~~
シンジ「アスカ…」
アスカ「何よ?」
シンジ「夕べ言ってた、母さんに頼まれたって」
シンジ「どう言う事?」
アスカ「夢って言ったでしょ!」
シンジ「何だよ~教えてくれても良いじゃないかー!」
アスカ「エヴァに乗った時、心を開くのよ」
シンジ「心を開く…」
アスカ「そうすればきっとママに逢えるって…後あんたの事…お願いねって…」
アスカ「夢の中で言ってた…」
シンジ「そうか…やっぱりエヴァに母さんが居るんだ…」
アスカ「だから夢だっちゅーの!」
シンジ「いやそれが、はっきり分からないけど…たまに母さんを感じる時が有ったんだ…」
アスカ「マジで?」
シンジ「うん」
アスカ「エヴァって…何なのよ…?」
シンジ「分かんないよ…」
アスカ「ワケわかんない物に乗ってるのね…あたしたち…」
シンジ「うん…」
51: 2013/03/27(水) 08:28:31.23
シンジ「分かんなくても乗らなきゃいけないんだ…」
アスカ「そうね…」
シンジ「氏ぬほど怖いのに…怖くてたまらないのに…」
アスカ「あたしは怖くないわよ、エヴァに乗るために頑張って来たんだもん」
シンジ「アスカはスゴいな…尊敬するよ」
アスカ「バカ…」
アスカ「最初ろくすっぽ訓練もしてないのに、乗れたあんたの方がスゴいわよ…」
シンジ「そんな…僕なんて…ただのまぐれだよ…」
アスカ「もしかしてホントにママ達が関係してるのかもね…」
シンジ「まさか…」
アスカ(あの時、シンジのママは私の心の中って言ってた…)
アスカ「まぁいいわ、あたしはあんたが居れば…まだ頑張れる」
シンジ「アスカ…」
アスカ「あんたもあたしの為に頑張んなさいよね…」
シンジ「うん…」
アスカ「行こ」キュッ
シンジ「うん」ギュッ
終わり
52: 2013/03/27(水) 08:43:19.87
おっつ
もう少し一人になってた時の話が欲しかったな
もう少し一人になってた時の話が欲しかったな
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