1: 2012/12/27(木) 22:10:47.44
P「よし、今日はここまで!」
美希「はぁっ……ありがとうございました!」ペコ
P「そんじゃ、水分補給とクールダウン、忘れないようにな」
美希「あ、待って。ハニーも頑張ったから、一緒にやろ?」
P「そっか?」
美希「クールダウンにトレーナーもアイドルも関係ないの」
P「そっか。じゃ、頼めるか?」
美希「はーい」
※この美希は覚醒しています。
本編から数年経過した、18歳の高校3年生です。
美希「はぁっ……ありがとうございました!」ペコ
P「そんじゃ、水分補給とクールダウン、忘れないようにな」
美希「あ、待って。ハニーも頑張ったから、一緒にやろ?」
P「そっか?」
美希「クールダウンにトレーナーもアイドルも関係ないの」
P「そっか。じゃ、頼めるか?」
美希「はーい」
※この美希は覚醒しています。
本編から数年経過した、18歳の高校3年生です。
3: 2012/12/27(木) 22:16:01.51
P「ほっ」グッ
美希「ふっ」ペター
P「やっぱ美希、身体柔らかいなぁ」
美希「ハニーだって、もっと柔らかくなると思うんだけどな」
P「大分頑張ってるけど、まだここまでだな……」
美希「じゃあ、これできる?」
P「うん?」
美希「こう……うつ伏せになって、頭と足をくっつけるやつ」ペタ
P「んっと……こう、かっ?」プルプル
美希「あはっ。ハニーの顔、へんなのー」
P「……あん?」
美希「ごめんにゃひゃい……」ミョーン
美希「ふっ」ペター
P「やっぱ美希、身体柔らかいなぁ」
美希「ハニーだって、もっと柔らかくなると思うんだけどな」
P「大分頑張ってるけど、まだここまでだな……」
美希「じゃあ、これできる?」
P「うん?」
美希「こう……うつ伏せになって、頭と足をくっつけるやつ」ペタ
P「んっと……こう、かっ?」プルプル
美希「あはっ。ハニーの顔、へんなのー」
P「……あん?」
美希「ごめんにゃひゃい……」ミョーン
4: 2012/12/27(木) 22:20:58.39
美希「女の子のほっぺた、ひっぱっちゃダメなの……」ヒリヒリ
P「頑張ってる人を笑っちゃいけません」
美希「冗談なのに……ミキ、そんなことしないよ?」
P「分かってるって。そんなこと」
美希「え?じゃあ、なんでひっぱったの?」
P「いや、目の前にあったから」
美希「理由になってないの!」
P「ホレ、次は左行くぞ―」グイ
美希「んぁっ」ペター
P「頑張ってる人を笑っちゃいけません」
美希「冗談なのに……ミキ、そんなことしないよ?」
P「分かってるって。そんなこと」
美希「え?じゃあ、なんでひっぱったの?」
P「いや、目の前にあったから」
美希「理由になってないの!」
P「ホレ、次は左行くぞ―」グイ
美希「んぁっ」ペター
5: 2012/12/27(木) 22:26:15.04
P「はい、戸締りオッケーと」カチッ
美希「うぅ……やっぱり寒いの」
P「これからもっと寒くなるらしいぞ。明日は最高気温二桁割り込むみたいだし」
美希「えー。明日体育あるのに……」
P「今は何やってんの?」
美希「えっと、マラソン。近くの川沿いをたくさん走ってるの」
P「そりゃきっついなー……」
美希「早く家に帰って、こたつ入りたいな」
P「出るのが尚更辛くなるぞ。とりあえず今は車で我慢な」
美希「うぅ……やっぱり寒いの」
P「これからもっと寒くなるらしいぞ。明日は最高気温二桁割り込むみたいだし」
美希「えー。明日体育あるのに……」
P「今は何やってんの?」
美希「えっと、マラソン。近くの川沿いをたくさん走ってるの」
P「そりゃきっついなー……」
美希「早く家に帰って、こたつ入りたいな」
P「出るのが尚更辛くなるぞ。とりあえず今は車で我慢な」
6: 2012/12/27(木) 22:31:09.19
美希「あ……みて、ハニー。あれ!」
P「うん?」ドルルン
美希「道の傍の樹。ライトアップされてるよ」
P「お。この通りのイルミネーション、いよいよ始まったのか」
美希「もうすぐクリスマスだもん。ミキの友達は、家の周りを飾ってるみたいだよ?」
P「え、ホントか?あれ、やってる人いるんだな」
美希「うん。点けるまでは大変だけど、キラキラしてるのがすっごく楽しいんだって」
P「そっか」
美希「ねね。事務所の周りも、飾り付けできないかな?」
P「……それに関してはちょっと賛成しかねる」
P「うん?」ドルルン
美希「道の傍の樹。ライトアップされてるよ」
P「お。この通りのイルミネーション、いよいよ始まったのか」
美希「もうすぐクリスマスだもん。ミキの友達は、家の周りを飾ってるみたいだよ?」
P「え、ホントか?あれ、やってる人いるんだな」
美希「うん。点けるまでは大変だけど、キラキラしてるのがすっごく楽しいんだって」
P「そっか」
美希「ねね。事務所の周りも、飾り付けできないかな?」
P「……それに関してはちょっと賛成しかねる」
8: 2012/12/27(木) 22:36:01.65
P「やっぱ、ある程度はチェックしてたりするのか?」
美希「うん!イルミネーションはキラキラしてるから」
P「それはビジュアル面で、って意味でか?」
美希「えっと、それもあるよ。イルミネーションって、一つ一つは小さな電球なんだよね?」
P「まあ、そうだな」
美希「限られた色や付け方で色んな魅せ方ができるのって、凄いことだと思うの。
でも、イルミネーションは、それを見る人たちもキラキラするから」
P「人がキラキラする、か」
美希「イルミネーションを見たり、その近くを歩いたり。その準備をしたりする人たちもみんな、キラキラしてるの」
美希「だからミキ、イルミネーションって好きだよ?」
P「そうだな。―――俺も、そう思うよ」
美希「うん!イルミネーションはキラキラしてるから」
P「それはビジュアル面で、って意味でか?」
美希「えっと、それもあるよ。イルミネーションって、一つ一つは小さな電球なんだよね?」
P「まあ、そうだな」
美希「限られた色や付け方で色んな魅せ方ができるのって、凄いことだと思うの。
でも、イルミネーションは、それを見る人たちもキラキラするから」
P「人がキラキラする、か」
美希「イルミネーションを見たり、その近くを歩いたり。その準備をしたりする人たちもみんな、キラキラしてるの」
美希「だからミキ、イルミネーションって好きだよ?」
P「そうだな。―――俺も、そう思うよ」
9: 2012/12/27(木) 22:41:55.18
P「そんじゃ、ちょっとだけ寄り道して行こうか?」
美希「いいの?」
【都内某所 駅沿い通り】
美希「わ、おっきいプレゼントボックスなの!」
P「交通量多いけど、やっぱオブジェ系統は目立つなぁ」
美希「街灯もツリーになってるんだね。今年はこんな風に変わったんだ……」
P「いや、でもここの名物はこれだけじゃないらしいぞ」
美希「え、そうなの?」
美希「いいの?」
【都内某所 駅沿い通り】
美希「わ、おっきいプレゼントボックスなの!」
P「交通量多いけど、やっぱオブジェ系統は目立つなぁ」
美希「街灯もツリーになってるんだね。今年はこんな風に変わったんだ……」
P「いや、でもここの名物はこれだけじゃないらしいぞ」
美希「え、そうなの?」
11: 2012/12/27(木) 22:45:56.18
P「毎日とは限らないけどさ、たまにオブジェ乗せた車が走ってるんだよ」
美希「どんなの?サンタとか?それとも……雪だるま?」
車<ドルルルルルルン
美希「」
P「お、あれだあれ。ちょうどいい感じに走っててよかったな」
美希「……どむ?」
P「その例えは女子高生としてどうなんだろうな」
美希「ジェットストリームアタックなの!」
P「一体足りないだろ。どこで覚えたんだ、その言葉」
美希「ハニーのために勉強したの!」
P「他にやることがあるだろ!嬉しいけど!」
美希「どんなの?サンタとか?それとも……雪だるま?」
車<ドルルルルルルン
美希「」
P「お、あれだあれ。ちょうどいい感じに走っててよかったな」
美希「……どむ?」
P「その例えは女子高生としてどうなんだろうな」
美希「ジェットストリームアタックなの!」
P「一体足りないだろ。どこで覚えたんだ、その言葉」
美希「ハニーのために勉強したの!」
P「他にやることがあるだろ!嬉しいけど!」
12: 2012/12/27(木) 22:51:35.44
【都内某所 SL広場】
美希「いつものSLも、今日はちょっとおませさんなの」
P「この駅の代名詞だからな。その手の奴には飾り付けしてあるケースが多いみたいだ」
美希「でも、あそこの駅のモアイにはされてなかったよ?」
P「あれを名物と呼んでいいのか……それじゃ、ちょっとだけ移動するぞ」
美希「合点承知なの!」
P「もう少し行った先にさ、3Dのイルミネーションをやってる所があるみたいなんだ」
美希「3D……飛び出してくるのかな」
P「俺もよく分からんからな。今後の参考になると思うし、実際に見てみようかと思って」
美希「いつものSLも、今日はちょっとおませさんなの」
P「この駅の代名詞だからな。その手の奴には飾り付けしてあるケースが多いみたいだ」
美希「でも、あそこの駅のモアイにはされてなかったよ?」
P「あれを名物と呼んでいいのか……それじゃ、ちょっとだけ移動するぞ」
美希「合点承知なの!」
P「もう少し行った先にさ、3Dのイルミネーションをやってる所があるみたいなんだ」
美希「3D……飛び出してくるのかな」
P「俺もよく分からんからな。今後の参考になると思うし、実際に見てみようかと思って」
13: 2012/12/27(木) 22:56:13.35
【超高層ビル地下街 ミュージアムゾーン】
P「……凄い人だな。ここまで多いとはちょっと予想外だった」
美希「はにっ、どこ……」
P「美希、こっち」グイ
美希「ふぁ」ポス
P「ここで逸れたら大変だからな。俺の傍から離れないように」ギュー
美希「―――うん」キュ
P「建物の壁一面をスクリーンにしてるのかぁ。ライブ会場でも使えそうだ」
美希「ねえ、ハニー」
P「うん?」
美希「こういうのって、あすなろ抱きって言うんだよね?」ギュー
P「ンなロマンチックな状況でもないけどな。ほれ、始まるぞ」
P「……凄い人だな。ここまで多いとはちょっと予想外だった」
美希「はにっ、どこ……」
P「美希、こっち」グイ
美希「ふぁ」ポス
P「ここで逸れたら大変だからな。俺の傍から離れないように」ギュー
美希「―――うん」キュ
P「建物の壁一面をスクリーンにしてるのかぁ。ライブ会場でも使えそうだ」
美希「ねえ、ハニー」
P「うん?」
美希「こういうのって、あすなろ抱きって言うんだよね?」ギュー
P「ンなロマンチックな状況でもないけどな。ほれ、始まるぞ」
14: 2012/12/27(木) 23:01:25.76
『―――ただ今より、リュミエの森を開演いたします』
美希「わぁ……!!」
P「おお……」
P「美希、どうだった?」
美希「もービックリだらけ!お菓子の家が出てきたり、シンデレラが始まったり!」
P「飛び出すよりかは奥行きを感じたけれど……でも、建物全体をうまく使った、すげー演出だなぁ」
美希「今度ライブするときは、この3D演出使ってみたいな」
P「お、いいと思うぞ。ステージと組み合わせて、色々できそうだし」
美希「出来たら真ん中のツリーので写真撮りたかったけど……」
P「人多過ぎるし、大分遅くなっちゃうしな。今回は我慢してくれ」
美希「わぁ……!!」
P「おお……」
P「美希、どうだった?」
美希「もービックリだらけ!お菓子の家が出てきたり、シンデレラが始まったり!」
P「飛び出すよりかは奥行きを感じたけれど……でも、建物全体をうまく使った、すげー演出だなぁ」
美希「今度ライブするときは、この3D演出使ってみたいな」
P「お、いいと思うぞ。ステージと組み合わせて、色々できそうだし」
美希「出来たら真ん中のツリーので写真撮りたかったけど……」
P「人多過ぎるし、大分遅くなっちゃうしな。今回は我慢してくれ」
15: 2012/12/27(木) 23:06:10.50
美希「ね。もし出来るなら、色んなイルミネーション見てみたいな」
P「……行きたいなら、仕事前や帰りに寄ってみようか。今日はもう遅いから、ここまでだけど」
美希「じゃあしばらくは、会うたびデートだね!楽しみなの~」
P「そうなるかな。とはいえやることやらなきゃダメだぞ」
美希「その点は抜かり無いから、ご安心ください」
【翌日 某都立高校 校門前】
美希「ハニー、ただいまっ」
P「お帰り、美希。そんじゃ早速だけど移動するぞ」
美希「ハニーに……力を」
P「GX、出るぜ!」ドルルン
P「……行きたいなら、仕事前や帰りに寄ってみようか。今日はもう遅いから、ここまでだけど」
美希「じゃあしばらくは、会うたびデートだね!楽しみなの~」
P「そうなるかな。とはいえやることやらなきゃダメだぞ」
美希「その点は抜かり無いから、ご安心ください」
【翌日 某都立高校 校門前】
美希「ハニー、ただいまっ」
P「お帰り、美希。そんじゃ早速だけど移動するぞ」
美希「ハニーに……力を」
P「GX、出るぜ!」ドルルン
16: 2012/12/27(木) 23:11:22.71
【都内某所 駅前広場】
美希「ここにも、いっぱい人がいるんだね」
P「今日も俺の傍から離れないようにな」ギュー
美希「もしかして今日……おっきめのコート選んできてくれた?」
P「……大分寒くなりそうだったからな」
美希「そうなんだ。―――ありがと」キュ
P「それはともかく、ここも昨日の場所と同じみたいに駅全体に投影するみたいだぞ」
美希「楽しみなの~。どんなふうにキラキラするのかな?」
『―――本日のイルミネーションは大変混雑しているため、中止となりました。次回開催予定は未定です。
ご来場の皆様には大変なご迷惑を―――』
P「Oh……」
美希「No……」
美希「ここにも、いっぱい人がいるんだね」
P「今日も俺の傍から離れないようにな」ギュー
美希「もしかして今日……おっきめのコート選んできてくれた?」
P「……大分寒くなりそうだったからな」
美希「そうなんだ。―――ありがと」キュ
P「それはともかく、ここも昨日の場所と同じみたいに駅全体に投影するみたいだぞ」
美希「楽しみなの~。どんなふうにキラキラするのかな?」
『―――本日のイルミネーションは大変混雑しているため、中止となりました。次回開催予定は未定です。
ご来場の皆様には大変なご迷惑を―――』
P「Oh……」
美希「No……」
17: 2012/12/27(木) 23:16:16.72
【駅前仲通り STARLIGHT WALK】
P「みれなくて残念だったな」
美希「でもでも、ほら。この通り、ずっと先まで光が続いてるの!」
P「単純だけど、ここまで長いと映えるよな。」
美希「なんだか、星の道を歩いてるみたい。もうちょっと高い位置からも見てみたい、かな?」
P「俯瞰からってことか。わかるわ」
美希「ねえねえ、ハニー!道沿いにでっかいツリーがあるよ!」
P「はしゃいでるなぁ。」
―――――――――
P「みれなくて残念だったな」
美希「でもでも、ほら。この通り、ずっと先まで光が続いてるの!」
P「単純だけど、ここまで長いと映えるよな。」
美希「なんだか、星の道を歩いてるみたい。もうちょっと高い位置からも見てみたい、かな?」
P「俯瞰からってことか。わかるわ」
美希「ねえねえ、ハニー!道沿いにでっかいツリーがあるよ!」
P「はしゃいでるなぁ。」
―――――――――
19: 2012/12/27(木) 23:21:52.39
【大型複合施設 テレビ局前】
P「美希、今日もお疲れさん」
美希「お疲れ様でしたなの。収録もクリスマス一色だったね」
P「まあ、季節ネタとしても丁度いいしな。美希にも合ってるし、尚更だよ」
美希「ミキ、そんなにクリスマスっぽいかな?」
P「人を楽しませるっていう点では、アイドルもクリスマスも同じだからな」
美希「そっか。―――そうだよね」
P「さて、それじゃ帰るか?」
美希「あ、まって。この近くにあるみたいだから、そこ見てから帰りたいな」
P「そっか。了解した」
P「美希、今日もお疲れさん」
美希「お疲れ様でしたなの。収録もクリスマス一色だったね」
P「まあ、季節ネタとしても丁度いいしな。美希にも合ってるし、尚更だよ」
美希「ミキ、そんなにクリスマスっぽいかな?」
P「人を楽しませるっていう点では、アイドルもクリスマスも同じだからな」
美希「そっか。―――そうだよね」
P「さて、それじゃ帰るか?」
美希「あ、まって。この近くにあるみたいだから、そこ見てから帰りたいな」
P「そっか。了解した」
20: 2012/12/27(木) 23:27:21.04
【テレビ局隣 エントランス広場】
美希「でっかいたまご?」
P「俺もそう見えた」
美希「でっかいくも?」
P「照らされてないから尚更不気味だよな」
美希「あ、でもここからだと、下のイルミネーションよく見えるね」
P「俯瞰で見るとまた趣が違っていいよな。映り込んだ水面もよく見えるし」
美希「タワーも見えるし、街も綺麗だけれど……ひとつだけ、よく分かんないことがあるの」
P「うん」
美希「真冬なのに、スクール水着の女の子が書かれたポスターがたくさん貼ってあるのはなんか変なの!
キャッチコピーも『天才でごめんなさい』って。そんなに自信があるのかな?」
P「………。まぁ、イルミネーション見に来てこれがあったら、ビックリするわな」
―――――――――
美希「でっかいたまご?」
P「俺もそう見えた」
美希「でっかいくも?」
P「照らされてないから尚更不気味だよな」
美希「あ、でもここからだと、下のイルミネーションよく見えるね」
P「俯瞰で見るとまた趣が違っていいよな。映り込んだ水面もよく見えるし」
美希「タワーも見えるし、街も綺麗だけれど……ひとつだけ、よく分かんないことがあるの」
P「うん」
美希「真冬なのに、スクール水着の女の子が書かれたポスターがたくさん貼ってあるのはなんか変なの!
キャッチコピーも『天才でごめんなさい』って。そんなに自信があるのかな?」
P「………。まぁ、イルミネーション見に来てこれがあったら、ビックリするわな」
―――――――――
22: 2012/12/27(木) 23:31:45.55
【都市型ショッピングセンター 6F 屋上テラス】
P「水辺に浮かぶ光り輝くリース、か」
美希「雪も降ってて、なんだかここだけ違う世界みたい。凄く、ロマンチックかも」
P「地上から隔絶された光の世界、ってところかな。シチュエーションとしては完璧だな」
美希「提携してるの、千葉のあそこだよね。ミキ、あんまり行ったことないけれど」
P「―――受験が終わったら行ってみようか?」
美希「ホント!?ねね、二人で?」
P「二人以外で誰と行くんだよ。ミキの合格が決まってから、になるけど」
美希「うん!今から楽しみなの~」
P「それじゃ、下降りるぞ」
美希「はいなの」
P「水辺に浮かぶ光り輝くリース、か」
美希「雪も降ってて、なんだかここだけ違う世界みたい。凄く、ロマンチックかも」
P「地上から隔絶された光の世界、ってところかな。シチュエーションとしては完璧だな」
美希「提携してるの、千葉のあそこだよね。ミキ、あんまり行ったことないけれど」
P「―――受験が終わったら行ってみようか?」
美希「ホント!?ねね、二人で?」
P「二人以外で誰と行くんだよ。ミキの合格が決まってから、になるけど」
美希「うん!今から楽しみなの~」
P「それじゃ、下降りるぞ」
美希「はいなの」
23: 2012/12/27(木) 23:36:28.77
【都内複合施設 エントランス】
<はい、チーズ!
<次の方、どうぞー!
<写真撮影は、どうか道路から出ないように―――
P「撮ってみるか?」
美希「でも、前に出るとミキってわかっちゃうかも」
P「いや、ここなら大丈夫かもしれない。ちょっと待ってろ」
美希「ハニー?」
P「よし、おっけー。んじゃ美希、撮ろうか?」
美希「えっ?でも」
P「ほら、ウィッグも眼鏡も外して。顔、出していいから」パパッ
美希「大丈夫、なの?」
P「安心しろって。ほら、並んで並んで」
<はい、チーズ!
<次の方、どうぞー!
<写真撮影は、どうか道路から出ないように―――
P「撮ってみるか?」
美希「でも、前に出るとミキってわかっちゃうかも」
P「いや、ここなら大丈夫かもしれない。ちょっと待ってろ」
美希「ハニー?」
P「よし、おっけー。んじゃ美希、撮ろうか?」
美希「えっ?でも」
P「ほら、ウィッグも眼鏡も外して。顔、出していいから」パパッ
美希「大丈夫、なの?」
P「安心しろって。ほら、並んで並んで」
25: 2012/12/27(木) 23:42:24.77
P「~♪」
美希(―――どうして、誰もミキに気付かないの……?)
黒井「ウィ。我が社協賛のキャンペーン、存分に楽しんでいるようだな?一般庶民」
美希「黒井社長?―――あ、そういうことだったんだ」
P「ありがとうございます、黒井社長。突然だったのに受けて下さいまして」
黒井「構わん。ただし、一度で頼むぞ。流石に長時間は、こちらでもフォローできんからな」
P「―――だとさ。可及的速やかに遂行するぞ、美希」
美希「うん!」
カメラマン「それじゃ、撮りますよー!」
美希「ハニー!もっと近くで、手、出して?」
P「こ、こうか?」
―――カシャッ
美希(―――どうして、誰もミキに気付かないの……?)
黒井「ウィ。我が社協賛のキャンペーン、存分に楽しんでいるようだな?一般庶民」
美希「黒井社長?―――あ、そういうことだったんだ」
P「ありがとうございます、黒井社長。突然だったのに受けて下さいまして」
黒井「構わん。ただし、一度で頼むぞ。流石に長時間は、こちらでもフォローできんからな」
P「―――だとさ。可及的速やかに遂行するぞ、美希」
美希「うん!」
カメラマン「それじゃ、撮りますよー!」
美希「ハニー!もっと近くで、手、出して?」
P「こ、こうか?」
―――カシャッ
26: 2012/12/27(木) 23:46:57.31
美希「ミキのピンも撮ったのは、宣材に使うためだったんだね」
P「ごめんな、相談もせずに。―――もし嫌なら、すぐに差し止める」
美希「ううん。それだったら大丈夫なの。それに―――ハニーとのツーショットも、撮れたから」
P「手でハートマーク作るのって、よく見るシチュだけど実際にやってみると照れくさいな。二人一緒だと、尚更だ」
美希「えへへ。これ、友達に自慢しちゃおうっと」
P「差し支えない範囲内で、な」
―――――――――
P「ごめんな、相談もせずに。―――もし嫌なら、すぐに差し止める」
美希「ううん。それだったら大丈夫なの。それに―――ハニーとのツーショットも、撮れたから」
P「手でハートマーク作るのって、よく見るシチュだけど実際にやってみると照れくさいな。二人一緒だと、尚更だ」
美希「えへへ。これ、友達に自慢しちゃおうっと」
P「差し支えない範囲内で、な」
―――――――――
28: 2012/12/27(木) 23:51:39.77
【都内某所駅 サザンテラス口前】
美希「―――駅からも、通りからもそんなに離れてないのに」
美希「凄く落ち着いてて……ここも、別の世界みたい」
P「街路樹につけてるのはあったけど、ここの方が身近に感じられるな」
美希「ね、あれみて。奥にあるの、この前の収録で紹介してたツリーだよね」
P「確か……『流れ星のツリー』だっけか?」
美希「並んでみてもいい?」
P「あれなら大丈夫だと思うよ。やってみるか」
美希「やたっ。ハニー、こっちこっち!」
P「っとと。引っ張るなって!」
美希「―――駅からも、通りからもそんなに離れてないのに」
美希「凄く落ち着いてて……ここも、別の世界みたい」
P「街路樹につけてるのはあったけど、ここの方が身近に感じられるな」
美希「ね、あれみて。奥にあるの、この前の収録で紹介してたツリーだよね」
P「確か……『流れ星のツリー』だっけか?」
美希「並んでみてもいい?」
P「あれなら大丈夫だと思うよ。やってみるか」
美希「やたっ。ハニー、こっちこっち!」
P「っとと。引っ張るなって!」
29: 2012/12/27(木) 23:57:32.88
P「えっと……桃が『恋』、黄色が『豊かさ』。赤が『勇気』で、青が『平和』。緑が『健康』に……紫が『知性』、か」
美希「ミキとハニーだったら、虹色間違いナシなの!」
P「そううまく行くもんかね」
美希「ここに、手をあわせればいいんだよね」
P「ちゃんとタイミング合わせてな。それじゃ、行くぞー」
美希「せーのっ」ピト
<~♪ 【青(平和)】
P「お、青。ってことは『平和』か。来年一年間、無事に過ごせそうだな」
美希「……む―」
P「しかし我が姫君は納得していない御様子」
美希「ハニー、もう一回やろ!」
P「えっ、もう一度並ぶのか?この列」
美希「ミキとハニーだったら、虹色間違いナシなの!」
P「そううまく行くもんかね」
美希「ここに、手をあわせればいいんだよね」
P「ちゃんとタイミング合わせてな。それじゃ、行くぞー」
美希「せーのっ」ピト
<~♪ 【青(平和)】
P「お、青。ってことは『平和』か。来年一年間、無事に過ごせそうだな」
美希「……む―」
P「しかし我が姫君は納得していない御様子」
美希「ハニー、もう一回やろ!」
P「えっ、もう一度並ぶのか?この列」
30: 2012/12/28(金) 00:01:53.35
美希「えいっ」
<~♪ 【桃色(恋)】
美希「とおっ」
<~♪ 【赤(勇気)】
美希「てやーっ」
<~♪ 【黄色(豊かさ)】
美希「も、もう一回」
P「迷惑になるからやめなさい」グィー
美希「あう」ズルズル
<~♪ 【桃色(恋)】
美希「とおっ」
<~♪ 【赤(勇気)】
美希「てやーっ」
<~♪ 【黄色(豊かさ)】
美希「も、もう一回」
P「迷惑になるからやめなさい」グィー
美希「あう」ズルズル
31: 2012/12/28(金) 00:06:26.24
P「いくつか回って来たけどさ。美希なら、どんなイルミネーションを作りたい?」
美希「ミキの、イルミネーション?」
P「ああ。美希なら、どんな風にみんなをキラキラさせたいか」
美希「ミキは……ミキなら、星の海を作りたい、かな」
美希「あたり一面をなるべく暗くして、地面や街路樹や……足元にたくさん光を集めてね」
美希「目の前に広がるいっぱいの星の海の中で、一番近くに居る人が、一番大切な人なの。
―――そんなイルミネーション、作ってみたいな」
P「そっか」
美希「ミキの、イルミネーション?」
P「ああ。美希なら、どんな風にみんなをキラキラさせたいか」
美希「ミキは……ミキなら、星の海を作りたい、かな」
美希「あたり一面をなるべく暗くして、地面や街路樹や……足元にたくさん光を集めてね」
美希「目の前に広がるいっぱいの星の海の中で、一番近くに居る人が、一番大切な人なの。
―――そんなイルミネーション、作ってみたいな」
P「そっか」
32: 2012/12/28(金) 00:13:20.77
美希「ハニーと回った場所は、どこも凄くキラキラしてたの。街も、空も、景色も、みんなも」
美希「光の力で街が変わって、景色や空も様変わりして。そんな景色を、みんながニコニコしながら見てて」
美希「イルミネーションって、綺麗なだけじゃない。みんなを輝かせる凄い力があるってこと、改めて感じられたから」
P「そっか。息抜きのつもりだったけど―――得るものが多いようで、よかった」
美希「それに、ハニーと一緒の時間、いっぱい作れたから」
美希「誰かと一緒に―――ハニーと一緒だったから、ミキもワクワクして、キラキラできたの」
美希「光の力で街が変わって、景色や空も様変わりして。そんな景色を、みんながニコニコしながら見てて」
美希「イルミネーションって、綺麗なだけじゃない。みんなを輝かせる凄い力があるってこと、改めて感じられたから」
P「そっか。息抜きのつもりだったけど―――得るものが多いようで、よかった」
美希「それに、ハニーと一緒の時間、いっぱい作れたから」
美希「誰かと一緒に―――ハニーと一緒だったから、ミキもワクワクして、キラキラできたの」
33: 2012/12/28(金) 00:16:14.15
美希「ハニー、ありがと。ミキにたくさんのキラキラを見せてくれて」
P「礼を言われることでもないともうけどな。俺も楽しませてもらったし」
美希「そうかもしれないけど。それでも、ありがとなの」
P「―――そっか。じゃあ、どういたしまして」
P「そんじゃこれで、26日の校内模試まで集中して勉強できるな」
美希「………」
美希「えっ」
P「礼を言われることでもないともうけどな。俺も楽しませてもらったし」
美希「そうかもしれないけど。それでも、ありがとなの」
P「―――そっか。じゃあ、どういたしまして」
P「そんじゃこれで、26日の校内模試まで集中して勉強できるな」
美希「………」
美希「えっ」
35: 2012/12/28(金) 00:21:58.53
【26日夜 プロデューサーの家】
P「33と34は3と5。はい、世界史はここまで」
美希「両方とも正解。えっと……合計で814点なの」
P「模試とは言え9割超えは凄いな。ひとまずお疲れ様、美希」
美希「なんで今年は26日まで学校あるんだろ……」
P「やる内容自体増えてるし仕方ないな。運が悪かったと思って諦めろ」
美希「う―……でも、折角のクリスマスだったのに」
P「受験生にクリスマスなんて有ってないようなもんだろ。我慢だ、我慢」
美希「そうかもしれないけど。あの状況で言うって、ロマンスの欠片もないの」
P「仰る通りで」
P「33と34は3と5。はい、世界史はここまで」
美希「両方とも正解。えっと……合計で814点なの」
P「模試とは言え9割超えは凄いな。ひとまずお疲れ様、美希」
美希「なんで今年は26日まで学校あるんだろ……」
P「やる内容自体増えてるし仕方ないな。運が悪かったと思って諦めろ」
美希「う―……でも、折角のクリスマスだったのに」
P「受験生にクリスマスなんて有ってないようなもんだろ。我慢だ、我慢」
美希「そうかもしれないけど。あの状況で言うって、ロマンスの欠片もないの」
P「仰る通りで」
36: 2012/12/28(金) 00:27:24.90
美希「でも……部屋、飾り付けてくれたんだね」
P「規模は小さいかもしれないけど、これも立派なイルミネーション、てな」
美希「この前来た時は全然だったのに。いつ、用意してくれたの?」
P「そう言うのは聞かないお約束だぞ」
美希「そう?じゃあ来年はミキが、ハニーをびっくりさせるイルミネーションも用意してみせるの!」
P「大きい舞台が必要なら、俺が用意するからな」
美希「両方ともハニーと将来やりたいことリストに追加しておこっと」
P「んじゃ、勉強はここまで。料理運ぶから、机の上片付けてくれ」
美希「はーい」
P「規模は小さいかもしれないけど、これも立派なイルミネーション、てな」
美希「この前来た時は全然だったのに。いつ、用意してくれたの?」
P「そう言うのは聞かないお約束だぞ」
美希「そう?じゃあ来年はミキが、ハニーをびっくりさせるイルミネーションも用意してみせるの!」
P「大きい舞台が必要なら、俺が用意するからな」
美希「両方ともハニーと将来やりたいことリストに追加しておこっと」
P「んじゃ、勉強はここまで。料理運ぶから、机の上片付けてくれ」
美希「はーい」
38: 2012/12/28(金) 00:33:05.95
P「そんじゃ美希。一日遅れの、メリークリスマス」キンッ
美希「メリークリスマス、なの」キン
おわる
美希「メリークリスマス、なの」キン
おわる
40: 2012/12/28(金) 00:40:34.00
はい、という訳でおしまいです。途中の支援ありがとうございました。
クリスマスネタなのに大遅刻してごめんなさい。
知り合いとイルミネーションについて話す機会があったので、ちょうどいいかなーと思って色々回ってみました。
有料無料問わずかなりの種類が合って楽しめますね。今回のでは有料のは意図的に省きましたけれど。
東京ミッドタウンと新宿サザンテラス口が個人的にはお勧めです。ついでに新宿の流れ星のツリーは30分ほど粘ってみたところ、
赤21回、青21回、黄色13回、緑11回、紫16回、桃色19回、虹色3回でしたとさ。
興味があれば是非来年足を運んでみてください。来年もやっているかどうかは、わかりませんが。
それではここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
クリスマスネタなのに大遅刻してごめんなさい。
知り合いとイルミネーションについて話す機会があったので、ちょうどいいかなーと思って色々回ってみました。
有料無料問わずかなりの種類が合って楽しめますね。今回のでは有料のは意図的に省きましたけれど。
東京ミッドタウンと新宿サザンテラス口が個人的にはお勧めです。ついでに新宿の流れ星のツリーは30分ほど粘ってみたところ、
赤21回、青21回、黄色13回、緑11回、紫16回、桃色19回、虹色3回でしたとさ。
興味があれば是非来年足を運んでみてください。来年もやっているかどうかは、わかりませんが。
それではここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
41: 2012/12/28(金) 00:47:07.04
乙なの
引用元: P「光の魔法を」美希「見に行くの」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります