1: 2013/11/14(木) 00:59:52.97
P「お疲れさま千早、今日も良かったぞ」
千早「ありがとうございますプロデューサー、今日のお仕事はここまででしたよね」
P「ああ、直帰してもいいがどうする?」
千早「そう…ですね。プロデューサーは他にも仕事が?」
P「事務処理くらいかな、千早が一発で終わらせてくれたから今日は早く帰れそうだ」
千早「それじゃあ事務所に一度戻ります、プロデューサーの帰宅時間を遅らせたくはありませんから」ジトー
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384358392/
2: 2013/11/14(木) 01:00:51.78
P「そ、そういう意味で言ったんじゃないぞ!? 千早の送迎は俺が好きでやってるんだから!」オロオロ
千早「ふふっ冗談です、確認したい雑誌もあるので事務所でお願いします」クスクス
P「勘弁してくれ心臓に悪い……。それじゃあ事務所に戻るか」
車内――
千早「――♪―――♪♪―――♪」
P「……なんていうかさ、」
千早「――♪……、どうかしましたか?」
P「いや、送迎中に歌って貰うのにも随分慣れたなって」
3: 2013/11/14(木) 01:01:27.92
千早「慣れるなんて酷い言い方ですね」クスクス
P「最初の頃は緊張でどうにかなりそうだったよ、レッスンでもこの距離で聞く事なんてないだろ?」
千早「まあ、そうですけど」
P「すぐ隣から聞こえるからさ、耳元で囁かれてるみたいでな」
千早「それは…そう言われると、私も恥ずかしくなるじゃないですか……もう」
P「最高の贅沢だけどな、千早のプライベートな歌を独り占めできるこの時間は」
千早「そこまで差がありますか? プライベートでもお仕事でも手を抜いたことは一度もありませんが」ムスッ
4: 2013/11/14(木) 01:01:55.01
P「そうだな、プライベートの方が同じ歌でもちょっとだけ優しい感じだ」
千早「優しい…ですか?」
P「ああ、なんていうかな……そうだ、子守唄とかならプライベートの歌声が心地良いと思うぞ」
千早「子守唄ですか……そうですね、今度プロデューサーに歌ってあげましょうか」
P「はははっ、それなら膝枕もして欲しいな。……なんて冗談だが」
千早「膝枕、いいですね、どこでします? プロデューサーの家……はさすがに駄目ですね、私の家か事務所の仮眠室でしょうか?」
P「え? ちょっと、千早?」
千早「事務所なら誰もいない時間じゃないと……そうなると早朝か皆が帰った後がいいですね」
P「もしもーし、千早さーん?」
千早「私の家なら休日が重なる日を探さないと……プロデューサーの次の休日はいつでしたっけ?」
5: 2013/11/14(木) 01:02:21.75
P「ちーちゃんちーちゃん、少し落ち着こうか」トントン
千早「え?…………はっ!? す、すみません!」
P「よーしよし、落ち着いたな? ちょっとコンビニに寄らせて貰うぞー」
千早「は、はい、大丈夫です」
P「何か食べたいものとかある?」
千早「そうですね…あ、のど飴が切らしていたのでそれを」
P「いつものヤツでいいか?」
千早「はい」
P「よし、じゃあ行ってくる。ちょっと待っててくれ」ガチャ
6: 2013/11/14(木) 01:02:48.58
千早「………あの、さっきの話ですけど」
P「さっき?……ああ、子守唄の事か」
千早「はい、いつがいいですか?」
P「本当にやるのか……」
千早「べ、別に……嫌なら、そういってくれていいですけど」
P「嫌とは言ってないぞ? そうだな、やってくれるならお願いしようかな」
千早「ふふふっ、はい。任せてください」
7: 2013/11/14(木) 01:03:19.39
P「とは言ってもいつになるか分からんけどな」
千早「私は覚えてますよ、忘れると酷いです」
P「千早に膝枕してもらうためにスケジュール調整しないとな」ハッハッハッ
千早「……今日の事務処理、早く終わればその後にしましょうか?」
P「ん?」
千早「覚えている限りではしばらく休日が合う事も無いので、寝心地のチェックとかするべきだと思いませんか」
P「事務所でか?」
千早「駄目でしょうか?」
P「駄目じゃない駄目じゃない、これは急いで終わらせないとな!」
8: 2013/11/14(木) 01:03:45.73
事務所――
千早「………」ペラ
P「…………」カタカタカタ
千早「………」ペラ
P「あ………」カタッ
千早「?」
9: 2013/11/14(木) 01:04:13.95
P「うん……」カタカタカタッ
千早「ふふっ……」ペラ
P「?」カタカタカタ
P「終わったぁ……!」ガタッ
千早「お疲れさまですプロデューサー、お茶をどうぞ」コトッ
P「おおありがとう。いやあ、こうやってみると小鳥さんのありがたみが分かるな」ズズズ
10: 2013/11/14(木) 01:04:39.45
千早「もう、細かい事務処理を全部小鳥さん任せにしてはいけませんよ?」クスッ
P「小鳥さんが休みの度にやってるもんなぁ……」
千早「要改善ですね」
千早「…………それで、プロデューサー」
P「ん?」
千早「さっきの話……それほど早いというわけでは無いですが、遅いというほどでも無いですし、どうしますか?」
P「ああ、膝枕な! 千早が良いならお願いしようかな」
11: 2013/11/14(木) 01:05:10.22
千早「それではこちらへどうぞ」ポンポン
P「行動が早いな……、それじゃあお邪魔します」ゴソッ
千早「…………ふふっ」ナデナデ
P「あのー、千早さん?」
千早「どうしました?」ナデナデ
P「いや、重くないかなぁって」
千早「大丈夫ですよ。プロデューサーこそ私の膝枕、硬かったりしませんか?」ナデナデ
P「ああ、このまま寝ちゃいそうだよ」ウトウト
千早「ふふっ……今からだと30分も寝れませんよ?」ポンポン
12: 2013/11/14(木) 01:05:35.93
P「んー、30分でも十分だって」ウトウト
千早「仕方無いプロデューサーですね、30分経ったら起こしますよ?」ナデナデ
P「おー」ウト……ウト
千早「――♪――――♪♪――♪」
P(何か、懐かしい感じだな……)ウト……
千早「――♪♪――♪――――♪」
P「母さん……」ボソッ
千早「――♪――♪♪――♪――///」
P「……ん」Zzz
千早「……おやすみなさい」クスッ
おわり
13: 2013/11/14(木) 01:07:09.89
半年くらい前にどっかで書く書く言って書いてなかった奴です。思ったよりも短かった……
お粗末様でした
お粗末様でした
14: 2013/11/14(木) 01:12:50.65
乙
よかったよ
よかったよ
15: 2013/11/14(木) 01:18:59.03
おつ。和やか素晴らしい
16: 2013/11/14(木) 01:32:49.68
乙
胸は硬くても、膝は柔らかかったんだな
胸は硬くても、膝は柔らかかったんだな
引用元: P「千早と膝枕」
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