1: 2012/01/15(日) 19:06:42.16
紬「うん、それでさっきファンクラブの子達に連れて行かれちゃったの…」

梓「それで澪先輩いなかったんですね。っていうか律先輩忘れてたんですか?」 ジトー

律「………テヘ」 ペロ

唯「あ、じゃあじゃあ、私たちも澪ちゃんに何かしようよ~」

紬「いいわね!それ!」

梓「それいいですね!唯先輩もたまにはいいこといいますね!」

唯「私もやるときはやるのですっ!えっへん!」

律「そこ、いばるとこじゃないぞぉー」


2: 2012/01/15(日) 19:07:55.19
律「んで?なにするんだ?」

唯「はいはい!澪ちゃんファンクラブみたいに、みんなでご奉仕!」

紬「うわぁ、おもしろそう!」

唯「でしょでしょ?ほらほら、あずにゃん!」

梓「え?え?な、なんですか??」

唯「ちょいとこのせりふを言ってみてくれないかい?」


 え、えっと……

 ご奉仕する………にゃん///


3: 2012/01/15(日) 19:10:06.00
梓「もぉーこういうのじゃダメですよ!!!」

律「そーだなー、やるなら、澪の奴を驚かせて泣かせるぐらいはしたいよなぁー」 ニヤニヤ

紬「りっちゃんも悪よのぉ」

唯「ムギちゃん?」 律「ムギ、それ言ってみたかっただけだろ……」

紬「えへ、ばれちゃった?」

梓「でも、サプライズですかぁー。……まぁよくあるのが黙ってパーティを開いてお誕生日おめでとーとか」

唯「それだよ!あずにゃん!パーティだよ!パーティ!!ザ サプライズ パーティー!!」

唯「これでいこうよ!りっちゃん!」

律「ま、妥当だな!んじゃ、まずは……」

紬「ちょっと待った!ここでやるのは危険じゃないかしら?いつ澪ちゃんが戻ってくるかわからないし!」

唯「そうだね!澪ちゃんにばれちゃったらサプライズじゃないもんね!」

梓「え、でも、それじゃあどこで……」

律「そうだなぁー私んとこも下手したら律来ちゃうしなぁー、ムギん家はちょっと遠いし」

唯「じゃあ、私んちでやろうよ!憂にも手伝ってもらってさ!」

紬「そうね!みんなで集まったほうがパーティらしいもんね!」

4: 2012/01/15(日) 19:11:30.80
律「んじゃ早速、唯の家にいくか!……とその前に」

唯「ん?何してんの?りっちゃん?」

律「ちょーっと、澪に置手紙をなぁー♪」

紬「あ!私も私も!!」

唯「私もやるー!」

梓「置手紙よりメールのほうが早くないですか?」

律「わかってないなぁー梓は。こういうのは置手紙のほうが雰囲気あるだろ?」

梓「あぁ、そうですね!それじゃあ私も……って皆さん何書いてるんですか!!」

梓「あぁー唯先輩、字も間違ってるし……もうこれでいいや!」

6: 2012/01/15(日) 19:13:47.27
──────
澪「みんなごめん、待たせちゃって……て、誰もいない」

澪「…メモ?みんなから?」

   澪すまん。もう限界なんだ。澪とはもう会えないかもしれない!by 律

   澪ちゃん、私たち、先に行ってるね!by 紬

   シ零ちゃん。泣いちゃだめだからね!by 唯
 
              ↑
   シたりないです。 冗談ですからね!澪先輩!by 梓

澪「……な、なんだこれ」

澪「『もう会えない』、『先にいってる』、『泣いちゃダメ』、
  そして梓の『したりない』……『氏足りない』?……『氏に足りない』!?」

澪「う、うそ!?ま、まさかみんな……氏……え、えぇぇぇぇえぇぇ!?」

澪「ってまさかな!いつもの冗談だろ?どうせ…………冗談、だよな」 ピッポッパッ

澪「律、繋がらない……唯も、ムギも……梓まで!?………ど、どどどどどどど」 サァー

澪「どどどどうすれば……も、もし本当にこのままみんなが」

澪「……や、やだぁ…っ!み、みんなっひぐぅッ、し、氏んじゃだめだぁ…私を置いて氏ぬなぁぅぁああん」 ダッ

7: 2012/01/15(日) 19:16:12.03
唯「あれ?りっちゃんの携帯鳴ってるよ?」

律「あ、澪だ。…と、今電話したらばれるかもしれないからでるのはよそう!」

律「いいか?みんな、澪からの電話は絶対とるなよ!」

唯「うん!もちろんだよ!!…って早速私にもかかってきた。でもガマンガマン」

梓「あ、私もです」 紬「今度は私。」

律「いいかみんな、絶っっっ対に携帯をとるなよ!メールも無視だ!!」 他「うん!」


トントン
憂「お茶とお茶受け、持って来ました。」

憂「はい、律さん」

律「憂ちゃん、いつも悪いね。」

憂「いえ、はい、梓ちゃん。」

梓「ありがと、あ、憂!憂も参加してほしいんだけどいいかな?」

憂「え?なに?」

9: 2012/01/15(日) 19:18:57.31
一方、その頃

澪「どうして繋がらないんだよ!唯!ムギ!梓!…律ぅ!うぅ」

澪「そ、そうだ!律!律の家に行こう!!!」



憂「それいいですね!あ、そうだ!それなら和ちゃんや純ちゃんも呼んでもいいかな?」

唯「いいよぉいいよぉ!いっぱい人がいたほうが楽しいもんね!」

紬「それじゃあ早速準備を開始しないとね!」

梓「あ、だったら会場作る方とお買い物行く人にわけましょう!」

律「そうだな。それじゃあ……」

唯「はいはーい!こんなこともあろうかとクジをつくったよ!」

梓「唯先輩、暇ですね……」


律「んじゃいいか?せーのっ」

みんな「はい!」


10: 2012/01/15(日) 19:22:15.61
律「というわけで、買出し部隊!イチ!」

唯「ニ!」

梓「さ、さん…///」


紬「…っ! 会場部隊!イチ!」

憂「つ、つむぎさん!?…え、えっと、ニ!」


律「それじゃあそっちは頼んだぞ!ムギ!憂ちゃん!」

紬「そっちもお買い物がんばってきてねぇ~」

梓「…(お買い物でがんばるって何を?)」

─────
澪「え゛!?律まだ帰ってきてないのか!?」

聡「う、うん、そうだけど……ど、どうせいつもみたいにどっか寄り道してr ってな、なんで泣いてるんですかっ!?」

澪「うぐっ…うぅっ(だ、だめだ!まだみんな氏んだなんて決まってないんだ!!聡に心配させちゃだめだっ!!)」

聡「アワワワ」

澪「だ、大丈夫…だからっ!ぅぐ、律は必ず助ける…助けるからなっ!待ってろ!聡!!」

聡「………え?」

11: 2012/01/15(日) 19:25:36.68
唯「あ!これなんかいいんじゃない?ほらほらあずにゃん、おひげー」

梓「唯先輩、クリスマスは先月終わったじゃないですか。一体何を探してるんですか」

律「そうだぞー唯!ちゃんと

唯「あ、これなんかおもしろそぉ!5連発クラッカーだってー」

律「いいないいなぁ、きっと澪のやつ驚いて転げまわるぞぉ」 キャッキャウフフ

梓「律先輩まで……私、憂たちのほうがよかったかも」


──────
憂「ふぅ、こっちのほうは準備できました。そっちはどうですか?」

紬「うーん」

憂「どうかしました?」

紬「あ、憂ちゃん。えっとね、これ、どう使うのかしら?」

憂「あ、缶切りはですね。こう…こう…で、こう使うんですよ」 コキコキ

紬「まぁ!うふふ、おもしろーい」 コキコキコキ

憂「(紬さん、すごく楽しい人だなぁ)」

12: 2012/01/15(日) 19:29:07.87
唯「ただいまー!うーさぶさぶ」

律「ムギー、そっちのほうは……ってすげぇ!」

紬「準備万端よ!」

梓「飾りつけもそうだけど、お料理もすごいですね…」

憂「後は、足りない飾りとかお料理だけだよ」

純「じゃーん!私も手伝ったんだよー」

梓「あ、純、もう来てたんだ?あ、飾りつけ?すごいね!」

純「な、なぜ飾りつけのほうだとわかった!!」  梓「そりゃあ、純だからね」 純「なんだとー!」

和「おかえり、唯。」

唯「あ!和ちゃん!来てくれてありがとー。きっと澪ちゃんもよろこぶよー」

律「よし!じゃあ私たちが買ってきたものも出して、最後の準備だ!」

みんな「おー!」

さわこ「おー!」

律「っていつのまにさわちゃん!!?」

さわこ「ふっふっふっふっ、パーティの匂いから逃げられると思って?」

14: 2012/01/15(日) 19:32:12.07
紬「あ、そろそろ澪ちゃん呼んだほうがいいんじゃないかしら?」

律「あ、そうだな。んじゃ、メールで……」

唯「あ、りっちゃんわたしもー」

─────
澪「メール!??律だぁ!!!!!!!!!!よかったぁよかったぁぁ」

  From:律
  件名 :
  内容 :
  澪、早く唯の家

澪「唯の家!?な、なにがあったんだ??もしかして事件!?ど、どうしようどうしよう」

澪「もしかしたら警察にも助けを呼べないのかも……怖い、けど」

澪「私しか!私しかみんなを助けられないんだ!!!私しか!!」


─────
律「あ、ほらー唯のせいで途中送信しちゃっただろ!?」

唯「えへへ、ごめんねぇー」

律「まぁ、大体わかるからいいか」


15: 2012/01/15(日) 19:36:04.38
唯の家 前

澪「はぁはぁはぁ……な、なんで、電気ついてないんだ……もう日も暮れているのに」

澪「もしかして犯人!?」

澪「犯人が立てこもっているのかっ!???」 ブルブルブル

パァンッ

澪「ひぐぅっ!!」

澪「じゅ、銃声……」 サァァァァー


唯の家 リビング
梓(唯先輩っ!だめじゃなですかっ!クラッカーならしちゃ!)

唯(え?私じゃないよ??)

純(ご、ごめん、えへへ)

梓(純~~~~っ!あとでお説教だからね!)


再び唯の家の前
澪「……みんな、今助けに行くからなっ!!ま、待ってろよ!!」

澪「怖くない!怖くなんかないもん!怖くなんかぁ!!」 ヒグッグズッ

18: 2012/01/15(日) 19:39:18.51
ピンポーン
澪(しまったぁ!いつもの癖でインターホンならしちゃった!!!)

澪(私のバカっ!私のバカッ!バカバカバカ!!)


唯(入って…こないね?)

憂(私が行ってこようか?)

紬(ううん!ここは私に任せて!)

唯(おぉ!ムギちゃんかっこいい!)


ガチャ…
澪(開いたぁー!!!!!!!!!)

澪「……だれも…いない?」 ゴクリ

紬(玄関のドアの影に隠れていればバレない!うん!)

澪「お、おい、律ー……唯ー……むぎ?……梓?い、いないのかぁー?」

澪(まさかみんなもう犯人に…さっきの銃声はもしかして……)


律(いいか?いっせーの…

22: 2012/01/15(日) 19:42:26.50
パァンッ パパパァンッ パァンッ
  パァンッ  パパンッ
パァンッ パパパァンッ パァンッ

澪「や、やめろぉ!!みんな、みんなを頃すなぁー!!うわぁぁぁぁあぁああぁぁん!!!」

カチッ
みんな「澪ちゃん! 誕 生 日 !  お  め  で  と  う  !  !」

澪「へ?」


律「っておいおい!澪ぼろ泣きじゃねーか!いくらなんでも感動しすg

澪「り、律ぅー!!!!!!!」 ギュゥゥゥゥッ

紬「まぁ!」

律「お、おい、秋山…さん?…も、もしかして怒ってらっしゃるの?……ごふっ、ちょ、く、苦しいんです…が……」

澪「うわぁぁぁん、あぁぁぁん、よがっだぁ、いきてだぁ!りついぎでだぁぁ!!!(涙声)」 ボロボロボロ


梓「な、なんかおかしくないですか?これ」

唯「ん!   ?」


澪「………あ、あで?なんで、みんな゛…?(涙声)            あれ?」

25: 2012/01/15(日) 19:45:47.78
律「あっははははは!普通そんな間違え方するかー???あはははははは」

澪「だ、だってしょうがないだろ!!あんな書置きなんかするから!!///」

梓「すいません/// すいません/// 私が変なこと書いたりしたせいで/// 本当にごめんなさいっ」

澪「梓のせいじゃないっ!元はといえば、ぜ・ん・ぶ! こいつのせいだ!!!」

律「いらははははは く、くひをひっはるな!ごへんごへん、ごへんははいっ!!」

和「まぁまぁ、それぐらいで許してあげてよ、ね?」

澪「う、うん、まぁ、和がいうなら……」

律「そーだそーだ!」 澪「」キッ 律「ごめんなさい」


憂「お姉ちゃん」

唯「おぉ!そうそう!  なにはともあれ、澪ちゃんお誕生日おめでとー!」

みんな「おめでとー!」

澪「あ、ありがとう……みんな……」

憂「それじゃあ、澪さん、ケーキのローソク」

澪「うん          ふぅー」

パチパチぱちぱちパチパチぱちぱちパチパチぱちぱちパチパチ

28: 2012/01/15(日) 19:48:35.77
澪「……それじゃ、みんな本当にありがとう。今日はすごく楽しかったよ」

律「じゃぁ、また明日なー」

唯「じゃあねー!」


……

律「」 テク テク テク

澪「」 テク テク テク テク

律「それで?」

澪「なんだ?律?」

律「いやぁ、今日の感想をと思いまして」

澪「律のせいでひどい目にあった!」

律「あっはははは……それは、まぁ、おいといてさぁ」

澪「……しょうがない!今日は特別だぞ!」

律「ははぁー!」

澪「……ふふ。ありがとな、律。みんなもだけど。本当にうれしい。すごく、うれしい!
  ううん、すごいってだけじゃ伝わらないな…もっとずっと、本当にうれしいよ。」

29: 2012/01/15(日) 19:51:17.43
澪「そうだ!今の気持ちを今度、歌詞にしてくる!きっといい歌になると思うんだ……なる、よな?」

律「私に聞くなよ!…まぁ、少なくとも私には澪の今の気持ち、伝わってるしさ」

澪「……本当に?」

律「あぁ、もちろんだ!何年、澪と付き合ってると思ってんだよ!」

澪「……そっか」

律「ん?なんだよ…?」

澪「ううん。別に。」

律「あ、そうだ」

澪「ん?」



律「これ、渡すの忘れてた」

澪「え?」

律「プレゼントだよ!誕生日プレゼント!!……パーティの企画立つ前から買ってたんだよ。今日、学校帰りに渡すつもりで」

澪「……あけていいか?」

律「……うん」

32: 2012/01/15(日) 19:52:06.85
律「と思ったけどやっぱだめ!」

澪「なんでだよー!いいだろ?」

律「だめって言ったらダメ!!」

澪「……わかったよ。帰ってからあける」

律「感想もなしだからな!!!」

澪「?」

澪「一体何が入っているんだよ…?」


律「いいからいいから!よっしゃ!走ってくぞ!!!」 ダッダッダッ

澪「あ、待て!律!!ま、待って!おいてくなー!!」 ダッダッ



おわり

34: 2012/01/15(日) 19:53:58.50

39: 2012/01/15(日) 19:57:45.28
 澪ちゃん   誕  生  日  お  め  で  と  う 



引用元: 律「へ?澪の誕生日?」