530: 2013/01/25(金) 21:48:18.54
―――冬月整備工場
冬月「シンジ君、お客さんだ」
シンジ「今、行きまーす!!」
タッタッタッ…
入口の駐車場には見覚えのある
黒い高級車が停まっていた
ガチャ
カヲル「やぁ!」
シンジ「おはようございます!」
カヲル「あはは、シンジ君に
敬語を使われると
何だか変な気分になるよ」ニコッ
シンジ「え、そう?」ニコッ
車を降りると二人は客室へ移る
シンジ「マヤさん
お茶を出してもらえますかー!」
マヤ「今、お持ちします!」
シンジ「まぁ、座りなよ」
カヲル「ありがとう」
シンジ「今日はどうしたの?
車の調子が悪いとか?」
冬月「シンジ君、お客さんだ」
シンジ「今、行きまーす!!」
タッタッタッ…
入口の駐車場には見覚えのある
黒い高級車が停まっていた
ガチャ
カヲル「やぁ!」
シンジ「おはようございます!」
カヲル「あはは、シンジ君に
敬語を使われると
何だか変な気分になるよ」ニコッ
シンジ「え、そう?」ニコッ
車を降りると二人は客室へ移る
シンジ「マヤさん
お茶を出してもらえますかー!」
マヤ「今、お持ちします!」
シンジ「まぁ、座りなよ」
カヲル「ありがとう」
シンジ「今日はどうしたの?
車の調子が悪いとか?」
531: 2013/01/25(金) 22:02:39.33
カヲル「実は助手席の鍵が
内側からしか
開けられなくなってしまって」
シンジ「他に不具合は?」カキカキ
カヲル「いや、それだけかな
できれば他の所も
点検してもらいたいんだけど」
シンジ「…と、かりました
3時間ぐらいかかるけど?」
カヲル「僕は大丈夫だよ」ニコッ
そこへマヤがお茶を持ってくる
マヤ「あのぉ…、ピアニストの
渚カヲルさんですか…?」
カヲル「ええ、僕の事ご存じで?」
マヤ「有名じゃないですかー!
最近ニュース見てても
よく出てますよ!!」
カヲル「ありがとうございます」ニコッ
マヤ「お二人は
お知り合いなんですか?」
シンジ「ええ、中学からの友人で」
マヤ「へぇー!意外です!!」
内側からしか
開けられなくなってしまって」
シンジ「他に不具合は?」カキカキ
カヲル「いや、それだけかな
できれば他の所も
点検してもらいたいんだけど」
シンジ「…と、かりました
3時間ぐらいかかるけど?」
カヲル「僕は大丈夫だよ」ニコッ
そこへマヤがお茶を持ってくる
マヤ「あのぉ…、ピアニストの
渚カヲルさんですか…?」
カヲル「ええ、僕の事ご存じで?」
マヤ「有名じゃないですかー!
最近ニュース見てても
よく出てますよ!!」
カヲル「ありがとうございます」ニコッ
マヤ「お二人は
お知り合いなんですか?」
シンジ「ええ、中学からの友人で」
マヤ「へぇー!意外です!!」
533: 2013/01/25(金) 22:20:13.94
しばらくしてシンジは
整備を始めた
カヲル「どうだいシンジ君?」
シンジ「ロックは直したよ!
案外、早く済みそうかな」
シンジ「それにしてもカヲルは
本当に有名人なんだね!
マヤさんの反応見て実感したや」
カヲル「僕は、あんまり
騒がれるの
好きじゃないんだけど
いつも、あんな感じさ」
シンジ「僕もサインとか
貰っちゃおうかなw」
カヲル「シンジ君になら
サインなんて
何枚だって書いてあげるよ」ニコッ
シンジ・カヲル
「あははははは(笑)」
整備を始めた
カヲル「どうだいシンジ君?」
シンジ「ロックは直したよ!
案外、早く済みそうかな」
シンジ「それにしてもカヲルは
本当に有名人なんだね!
マヤさんの反応見て実感したや」
カヲル「僕は、あんまり
騒がれるの
好きじゃないんだけど
いつも、あんな感じさ」
シンジ「僕もサインとか
貰っちゃおうかなw」
カヲル「シンジ君になら
サインなんて
何枚だって書いてあげるよ」ニコッ
シンジ・カヲル
「あははははは(笑)」
538: 2013/01/25(金) 23:21:57.66
車の整備も終わり
仕事の終わったシンジは
カヲルと外食をしに
ファミレスへと向かった
カヲル「こうやって
二人で話すのも久しぶりだね」
シンジ「今まで、お互いに
忙しかったからね
中学じゃ屋上で遊んだっけ」ワラ
カヲル「懐かしいなぁ」ニコニコ
シンジ「ピアノは、あれからも
続けてたんだね」
カヲル「僕も最初は
好きじゃなかったんだ
単に父の会社を継ぎたくない
その逃げ道がピアノだった
でも、いつの間にか
音を奏でる楽しさを感じ出して
今日に至るわけさ」
シンジ「そうだったんだ」
カヲル「父は、もう他界して
今は叔父が会社を継いだ形に
なってるんだ」
仕事の終わったシンジは
カヲルと外食をしに
ファミレスへと向かった
カヲル「こうやって
二人で話すのも久しぶりだね」
シンジ「今まで、お互いに
忙しかったからね
中学じゃ屋上で遊んだっけ」ワラ
カヲル「懐かしいなぁ」ニコニコ
シンジ「ピアノは、あれからも
続けてたんだね」
カヲル「僕も最初は
好きじゃなかったんだ
単に父の会社を継ぎたくない
その逃げ道がピアノだった
でも、いつの間にか
音を奏でる楽しさを感じ出して
今日に至るわけさ」
シンジ「そうだったんだ」
カヲル「父は、もう他界して
今は叔父が会社を継いだ形に
なってるんだ」
552: 2013/01/26(土) 21:27:17.94
――――――
――――
一方その頃
アスカはコンビニに居た
アスカ「…ったく、いきなり
『カヲル君と外食してくる』よ
せっかく晩御飯作ってたのに」
イライラしながらも
ビールを切らしていたため
買いにきたアスカは
帰り際に偶然レイと出くわす
アスカ・レイ「あ」
レイ「今日は一人なの?」
ピクッ…
アスカ「そうよッ」イラッ
レイ「そう」
アスカ「今、帰り?」
レイ「ええ」
アスカ「…あ、そうだ!!
アンタ暇なら家に来ない?」
レイ「え?」
アスカ「せっかく夕飯つくったのに
あのバカが
食べてくるなんて言うから
一人分余ってさ」
レイ「私は構わないわ」
アスカ「んじゃ決定ッ!!
さっ、車に乗った乗った!!」
レイ「ありがとう」
――――
一方その頃
アスカはコンビニに居た
アスカ「…ったく、いきなり
『カヲル君と外食してくる』よ
せっかく晩御飯作ってたのに」
イライラしながらも
ビールを切らしていたため
買いにきたアスカは
帰り際に偶然レイと出くわす
アスカ・レイ「あ」
レイ「今日は一人なの?」
ピクッ…
アスカ「そうよッ」イラッ
レイ「そう」
アスカ「今、帰り?」
レイ「ええ」
アスカ「…あ、そうだ!!
アンタ暇なら家に来ない?」
レイ「え?」
アスカ「せっかく夕飯つくったのに
あのバカが
食べてくるなんて言うから
一人分余ってさ」
レイ「私は構わないわ」
アスカ「んじゃ決定ッ!!
さっ、車に乗った乗った!!」
レイ「ありがとう」
558: 2013/01/27(日) 09:04:02.00
アスカはレイを乗せ
自宅へと走る
レイ「変わったわね」
アスカ「それは、お互い様でしょ?」
レイ「そう…?」
アスカ「そうなの!」
レイ「ふふ…」
アスカ「なによ?」
レイ「角がとれて丸くなった
そんな貴女が可愛くて」ニコッ
アスカ「ちょ、いきなり何///ッ!?」
レイ「本音…かしら」
アスカ「あ、あら、そうでしたか
…ありがとう///」
そんなこんなで
二人は家につく
自宅へと走る
レイ「変わったわね」
アスカ「それは、お互い様でしょ?」
レイ「そう…?」
アスカ「そうなの!」
レイ「ふふ…」
アスカ「なによ?」
レイ「角がとれて丸くなった
そんな貴女が可愛くて」ニコッ
アスカ「ちょ、いきなり何///ッ!?」
レイ「本音…かしら」
アスカ「あ、あら、そうでしたか
…ありがとう///」
そんなこんなで
二人は家につく
559: 2013/01/27(日) 09:11:48.86
アスカ「ただいまー」
ペンペン「クワッ」
アスカ「ごめんね
今、ご飯の準備するから!」
ペンペン「クエェー」
レイ「お邪魔します」
ペンペン「クエッ?
(あ?この娘は…)」
レイ「あら、まだ生きてたのね」
ペンペン「クワックワッ!!
(な、なんつー言い方しやがるッ!
まだ氏んでないわッ!!)
レイ「…よ、よしよーし」
ペンペン「クッ…
(あれ…でもナデナデいいな…)」
アスカ「二人ともー
もうすぐ出来るわよー!」
ペンペン「クワッ」
アスカ「ごめんね
今、ご飯の準備するから!」
ペンペン「クエェー」
レイ「お邪魔します」
ペンペン「クエッ?
(あ?この娘は…)」
レイ「あら、まだ生きてたのね」
ペンペン「クワックワッ!!
(な、なんつー言い方しやがるッ!
まだ氏んでないわッ!!)
レイ「…よ、よしよーし」
ペンペン「クッ…
(あれ…でもナデナデいいな…)」
アスカ「二人ともー
もうすぐ出来るわよー!」
560: 2013/01/27(日) 09:33:01.53
椅子に座ると
いただきますをして
3人で食べ始めた
レイ「貴女の料理をたべるなんて
思ってもいなかったわ」
アスカ「私もアンタと食べるとは
考えても見なかったわよ」
アスカ・レイ「ふふ」ニヤニヤ
アスカ「しっかしアンタも
喋るようになったわね」
レイ「ええ、彼のおかげかしら」
アスカ「あー今度
結婚するっていう?
シンジから聞いたわ」
レイ「あ、そうだ」
そういうとレイは
カバンから
一枚の手紙を取り出した
レイ「これ」
アスカ「なにコレ?」
レイ「式の招待状よ
シンジ君と二人で来て」
アスカ「お、ありがとう!」
レイ「きっとお義母さんも喜ぶわ」
アスカ「そういえば、おばさんと
しばらく会ってなかったなー」
いただきますをして
3人で食べ始めた
レイ「貴女の料理をたべるなんて
思ってもいなかったわ」
アスカ「私もアンタと食べるとは
考えても見なかったわよ」
アスカ・レイ「ふふ」ニヤニヤ
アスカ「しっかしアンタも
喋るようになったわね」
レイ「ええ、彼のおかげかしら」
アスカ「あー今度
結婚するっていう?
シンジから聞いたわ」
レイ「あ、そうだ」
そういうとレイは
カバンから
一枚の手紙を取り出した
レイ「これ」
アスカ「なにコレ?」
レイ「式の招待状よ
シンジ君と二人で来て」
アスカ「お、ありがとう!」
レイ「きっとお義母さんも喜ぶわ」
アスカ「そういえば、おばさんと
しばらく会ってなかったなー」
561: 2013/01/27(日) 09:48:02.62
再びファミレスにて
カヲル「たとえ本当の父親でも
あの人は敬えなかった
氏ぬ間際に父は
この街(第三東京)に
僕の腹違いの妹が居ると言って
息を引き取った」
シンジ「腹違いの…?」
カヲル「あぁ、いわゆる妾の子さ
僕が越してきた理由は
妹を探しだして会う為だった」
シンジ「それで…見つかったの?」
カヲル「あぁ、すぐ近くに居たのに
それに気づいたのは
つい最近だった」
シンジ「…」
カヲル「綾波レイが僕の妹なんだ」
シンジ「えッ!!」
カヲル「たとえ本当の父親でも
あの人は敬えなかった
氏ぬ間際に父は
この街(第三東京)に
僕の腹違いの妹が居ると言って
息を引き取った」
シンジ「腹違いの…?」
カヲル「あぁ、いわゆる妾の子さ
僕が越してきた理由は
妹を探しだして会う為だった」
シンジ「それで…見つかったの?」
カヲル「あぁ、すぐ近くに居たのに
それに気づいたのは
つい最近だった」
シンジ「…」
カヲル「綾波レイが僕の妹なんだ」
シンジ「えッ!!」
562: 2013/01/27(日) 10:31:20.27
再びファミレスにて
カヲル「たとえ本当の父親でも
あの人は敬えなかった
氏ぬ間際に父は
この街(第三東京)に
僕の腹違いの妹が居ると言って
息を引き取った」
シンジ「腹違いの…?」
カヲル「あぁ、いわゆる妾の子さ
僕が越してきた理由は
妹を探しだして会う為だった」
シンジ「それで…見つかったの?」
カヲル「あぁ、すぐ近くに居たのに
それに気づいたのは
つい最近だった」
シンジ「…」
カヲル「綾波レイが僕の妹なんだ」
シンジ「えッ!!
カヲル「たとえ本当の父親でも
あの人は敬えなかった
氏ぬ間際に父は
この街(第三東京)に
僕の腹違いの妹が居ると言って
息を引き取った」
シンジ「腹違いの…?」
カヲル「あぁ、いわゆる妾の子さ
僕が越してきた理由は
妹を探しだして会う為だった」
シンジ「それで…見つかったの?」
カヲル「あぁ、すぐ近くに居たのに
それに気づいたのは
つい最近だった」
シンジ「…」
カヲル「綾波レイが僕の妹なんだ」
シンジ「えッ!!
569: 2013/01/27(日) 16:44:45.97
シンジ「あ、綾波がッ!?」
カヲル「そうだよ彼女にも
僕と同じ血が流れてるんだ」
シンジ「綾波は、その事…?」
カヲル「勿論、知っている
気を使ってくれたのか
彼女は僕にコレを」
シンジ「…コレは、結婚式の招待状…?」
カヲル「あぁ、親族として
出席してくれないかと
そう書かれていたんだ
だけど僕は
兄として出席する事が怖い…」
カヲル「彼女が何を想って
この手紙を僕に渡したのか…」
シンジ「そんなに…
そんなに深く考えなくても
いいんじゃないかな」ニコッ
カヲル「え…?」
シンジ「あ、いや綾波が
どう思ってるかは僕にも
解らないよ
でも、綾波なりに出した答えは
カヲル君をお兄さんとして
家族として式に出て欲しい
それだけだと思うよ?」
カヲル「家族…」
カヲル「そうだよ彼女にも
僕と同じ血が流れてるんだ」
シンジ「綾波は、その事…?」
カヲル「勿論、知っている
気を使ってくれたのか
彼女は僕にコレを」
シンジ「…コレは、結婚式の招待状…?」
カヲル「あぁ、親族として
出席してくれないかと
そう書かれていたんだ
だけど僕は
兄として出席する事が怖い…」
カヲル「彼女が何を想って
この手紙を僕に渡したのか…」
シンジ「そんなに…
そんなに深く考えなくても
いいんじゃないかな」ニコッ
カヲル「え…?」
シンジ「あ、いや綾波が
どう思ってるかは僕にも
解らないよ
でも、綾波なりに出した答えは
カヲル君をお兄さんとして
家族として式に出て欲しい
それだけだと思うよ?」
カヲル「家族…」
572: 2013/01/27(日) 20:56:53.69
再びアスカ宅
アスカ「それじゃあ渚くんが
お兄ちゃんになるのッ!?」
レイ「ええ」
アスカ「ふ、複雑すぎる…」
レイ「招待状は渡したわ
だけれどカヲルさんが
どう思ってるのか
スゴく心配なの…」
アスカ「そんなに考えなくても
別にいんじゃない? 」
レイ「え?」
アスカ「それじゃあ渚くんが
お兄ちゃんになるのッ!?」
レイ「ええ」
アスカ「ふ、複雑すぎる…」
レイ「招待状は渡したわ
だけれどカヲルさんが
どう思ってるのか
スゴく心配なの…」
アスカ「そんなに考えなくても
別にいんじゃない? 」
レイ「え?」
579: 2013/01/28(月) 21:25:36.89
アスカ「だって、わざわざ
引っ越してきてまで
妹を探してたんだし
いきなりだったとしても
家族として認めてもらった事は
嬉しかったと思う」
レイ「そうなのかしら…」
アスカ「ま、私なら嬉しすぎて
泣いてやるわよ」
レイ「うふふ…」クスクス
引っ越してきてまで
妹を探してたんだし
いきなりだったとしても
家族として認めてもらった事は
嬉しかったと思う」
レイ「そうなのかしら…」
アスカ「ま、私なら嬉しすぎて
泣いてやるわよ」
レイ「うふふ…」クスクス
580: 2013/01/28(月) 21:30:50.42
アスカ「だから
心配しなくても大丈夫よ」
レイ「ええ、ありがとう」ニコッ
そして結婚式当日
――――
心配しなくても大丈夫よ」
レイ「ええ、ありがとう」ニコッ
そして結婚式当日
――――
581: 2013/01/28(月) 21:37:05.90
――――アスカ宅
シンジ「アスカ、準備は終わっ…
アスカ「くー…かー…」
シンジ「アスカーーーッ!!」
――――――――
―――――
―――
アスカ「なんでもっと早く
起こしてくれなかったのよッ!!」
ドタバタ
シンジ「一度起こしに来たら
起きたって言ったじゃないか!!」
ドタバタ
アスカ「寝ぼけてたの!
こういう時ぐらい
ちゃんと起こしなさいよ!!」
ペンペン(大変だな…シンジ)
シンジ「ほんとだよ…」トホホ…
シンジ「アスカ、準備は終わっ…
アスカ「くー…かー…」
シンジ「アスカーーーッ!!」
――――――――
―――――
―――
アスカ「なんでもっと早く
起こしてくれなかったのよッ!!」
ドタバタ
シンジ「一度起こしに来たら
起きたって言ったじゃないか!!」
ドタバタ
アスカ「寝ぼけてたの!
こういう時ぐらい
ちゃんと起こしなさいよ!!」
ペンペン(大変だな…シンジ)
シンジ「ほんとだよ…」トホホ…
582: 2013/01/28(月) 21:43:34.61
マリ宅
――――
――――――――
―――
マリ「ハンカチ取った!
ポーチ取った!
カメラ取った…」
マリ「眼鏡は…」
トウジ「かけとるやないかw」
マリ「お、眼鏡よーし!!」
ガチャガチャ
トウジ「鍵は?」
マリ「掛けました!!」
トウジ「ほな、行きますか」
マリ「イェッサー!!」
――――
――――――――
―――
マリ「ハンカチ取った!
ポーチ取った!
カメラ取った…」
マリ「眼鏡は…」
トウジ「かけとるやないかw」
マリ「お、眼鏡よーし!!」
ガチャガチャ
トウジ「鍵は?」
マリ「掛けました!!」
トウジ「ほな、行きますか」
マリ「イェッサー!!」
584: 2013/01/28(月) 22:15:21.78
葛城家、車内
――――――
ミサト「あ、戸締まりッ!?」
加持「ちゃんとしただろう」
ミサキ「ちゃんとしたよ!」
ミサト「あら、そだっけw
あ、ストップストップッ!!」
キキーッ
???「今、通り過ぎようと
してたでしょ?」
ミサト「まっさかーw」ニガワライ
加持「まぁまぁまぁまぁ!
リツコ、話は行きながらだ」
リツコ「そうね、お願いするわ
くれぐれも安全運転でね」
ミサト「はーい」ワラ
――――――
ミサト「あ、戸締まりッ!?」
加持「ちゃんとしただろう」
ミサキ「ちゃんとしたよ!」
ミサト「あら、そだっけw
あ、ストップストップッ!!」
キキーッ
???「今、通り過ぎようと
してたでしょ?」
ミサト「まっさかーw」ニガワライ
加持「まぁまぁまぁまぁ!
リツコ、話は行きながらだ」
リツコ「そうね、お願いするわ
くれぐれも安全運転でね」
ミサト「はーい」ワラ
585: 2013/01/28(月) 22:29:41.35
渚家、庭園
―――――――
――――
マコト「浮かない顔ですね」
カヲル「…そうかい?」
マコト「見れば解りますよ
何年マネージャーやってると
おもってるですか」
カヲル「日向さんには全て
お見通しのようだね」ニコッ
マコト「今一度、今日の予定を
確認なさいますか?」
カヲル「…いや、いい
全てキャンセルしてくれ
式場に向かいたい」
マコト「かしこまりました!」
カヲル「青葉さん
車を回してもらえますか?」
シゲル「はっ!かしこまりました」
―――――――
――――
マコト「浮かない顔ですね」
カヲル「…そうかい?」
マコト「見れば解りますよ
何年マネージャーやってると
おもってるですか」
カヲル「日向さんには全て
お見通しのようだね」ニコッ
マコト「今一度、今日の予定を
確認なさいますか?」
カヲル「…いや、いい
全てキャンセルしてくれ
式場に向かいたい」
マコト「かしこまりました!」
カヲル「青葉さん
車を回してもらえますか?」
シゲル「はっ!かしこまりました」
591: 2013/01/29(火) 19:44:46.70
式場には招待された人が
集まりだしていた
――――新婦待合室
コンコンッ
レイ「どうぞ」
アスカ「入るわよ?」
ガチャ
マリ「お、おぉッ!!」
アスカ「…キレイ」
サクラ「すごく似合ってますよ!」
レイ「ありがとう…///」
集まりだしていた
――――新婦待合室
コンコンッ
レイ「どうぞ」
アスカ「入るわよ?」
ガチャ
マリ「お、おぉッ!!」
アスカ「…キレイ」
サクラ「すごく似合ってますよ!」
レイ「ありがとう…///」
592: 2013/01/29(火) 19:53:47.41
アスカ「…な、なんか涙が///」
マリ「まだ早いだろーw」
レイ「うふふ///」
その頃、披露宴会場では…
――――――――
――――
トウジ「ちゃんと回っとるかッ!?」
ケンスケ「回ってるよ!」
シンジ「ケンスケが持つと
プロのカメラマンみたいだよw」
ケンスケ「今日は、鑑識で鍛えた
腕の見せどころだな!!」
トウジ「今日撮るのは
証拠やなくて記念やけどなw」
マリ「まだ早いだろーw」
レイ「うふふ///」
その頃、披露宴会場では…
――――――――
――――
トウジ「ちゃんと回っとるかッ!?」
ケンスケ「回ってるよ!」
シンジ「ケンスケが持つと
プロのカメラマンみたいだよw」
ケンスケ「今日は、鑑識で鍛えた
腕の見せどころだな!!」
トウジ「今日撮るのは
証拠やなくて記念やけどなw」
593: 2013/01/29(火) 19:56:47.64
サクラ「皆さん
もう、始まるみたいです!」
アスカ「…そ、そうね」グズッ
マリ「んじゃ、またにゃー!」
レイ「ええ(…カヲルさん
来てるのかしら…)」
レイの不安を他所に
式は幕を上げる
もう、始まるみたいです!」
アスカ「…そ、そうね」グズッ
マリ「んじゃ、またにゃー!」
レイ「ええ(…カヲルさん
来てるのかしら…)」
レイの不安を他所に
式は幕を上げる
595: 2013/01/29(火) 20:16:45.50
カヲルが来ないまま
着々と式は進む
アスカ「来ないわね…」
シンジ「大丈夫だよ」
アスカ「どこから、そんな自信が
湧き出てくるのよ」
シンジ「信じてるから…かな」
だがカヲルは姿を見せる事なく
新郎新婦は屋外へと歩き出す
新郎「どうした、レイ?」
レイ「いいえ、大丈夫」
レイ(来てくれなかった…
やっぱり私が妹だったから…?
いきなり兄妹なんて
受け止めきれなかったから…?
嬉しかったのは…私だけ…?)
扉に近づくにつれ
外からピアノの音色が聞こえる
着々と式は進む
アスカ「来ないわね…」
シンジ「大丈夫だよ」
アスカ「どこから、そんな自信が
湧き出てくるのよ」
シンジ「信じてるから…かな」
だがカヲルは姿を見せる事なく
新郎新婦は屋外へと歩き出す
新郎「どうした、レイ?」
レイ「いいえ、大丈夫」
レイ(来てくれなかった…
やっぱり私が妹だったから…?
いきなり兄妹なんて
受け止めきれなかったから…?
嬉しかったのは…私だけ…?)
扉に近づくにつれ
外からピアノの音色が聞こえる
596: 2013/01/29(火) 20:26:57.98
それは緩やかに
心を和ませる音色
一番に気づいたのは
レイだった
会場の外には大きい階段があり
新郎新婦を挟むようにして
皆が階段に並んでいた
シンジ「あれっ…て」
マリ「おーっ、カヲルくんだー!」
アスカ「えッ!?」
そう、そして階段の
踊り場でピアノを
演奏していたのは
紛れもなくカヲルだったのだ
カヲル「」ニコッ
扉からは新郎新婦が
顔を覗かせた
心を和ませる音色
一番に気づいたのは
レイだった
会場の外には大きい階段があり
新郎新婦を挟むようにして
皆が階段に並んでいた
シンジ「あれっ…て」
マリ「おーっ、カヲルくんだー!」
アスカ「えッ!?」
そう、そして階段の
踊り場でピアノを
演奏していたのは
紛れもなくカヲルだったのだ
カヲル「」ニコッ
扉からは新郎新婦が
顔を覗かせた
597: 2013/01/29(火) 20:38:29.99
カヲルは笑顔だった
それは心から溢れだす
満面の笑みだ
踊り場でレイは立ち止まると
カヲルも指を止め立ち上がる
カヲル「今の僕じゃ、まだ
心の整理に時間がかかる
いや…
臆病なだけなのかもしれない」
レイ「いいえ、そんなことない
だって来てくれたもの
…お兄ちゃん、お帰りなさい」ニコッ
カヲル「…。」
カヲル「…ただいま、レイ」ニコッ
短い会話
しかし二人の中では
しっかりと
伝わっていたのだ
自分たちは『家族』なのだと
それは心から溢れだす
満面の笑みだ
踊り場でレイは立ち止まると
カヲルも指を止め立ち上がる
カヲル「今の僕じゃ、まだ
心の整理に時間がかかる
いや…
臆病なだけなのかもしれない」
レイ「いいえ、そんなことない
だって来てくれたもの
…お兄ちゃん、お帰りなさい」ニコッ
カヲル「…。」
カヲル「…ただいま、レイ」ニコッ
短い会話
しかし二人の中では
しっかりと
伝わっていたのだ
自分たちは『家族』なのだと
598: 2013/01/29(火) 20:43:30.18
レイ「あ、ブーケ」
階段を降りきるとレイが呟いた
ピクッ
女性たちは一斉に
立ち振舞いは凛として
心は煮えたぎる闘志のもと
広場へと集まった
階段を降りきるとレイが呟いた
ピクッ
女性たちは一斉に
立ち振舞いは凛として
心は煮えたぎる闘志のもと
広場へと集まった
599: 2013/01/29(火) 21:06:57.18
マリ「姫はワンコが居るし
ブーケとか
要らないんじゃない?」ニコッ
アスカ「あーら、関係ないわよ
心配しなくても私が貰うのよ!」
ミサト「お二人とも端から見たら
みっともないわよ」ニコッ
アスカ「なんでミサトが居るのよ」
ミサト「やーねw
ブーケを取りに
決まってるじゃないw」
アスカ「もう加持さんが
居るじゃない!!」
ミサト「それならあちらさんに
言いなさいよー」
リツコ「今年こそ…今年こそ…
今年こそ…こ…」ブツブツ…
マリ「赤木先生…w」
サクラ「すごい…」
サクラ「あ、マヤさんは
ブーケを取りに
行かんないんですかッ!?」
マヤ「あ、いや私は…
(人が触った後のはちょっと…)」
ゲンドウ「お前は良かったのか?」
ユイ「私って、まだ
そんなに若く見える?」
ゲンドウ「…あぁ」
ブーケとか
要らないんじゃない?」ニコッ
アスカ「あーら、関係ないわよ
心配しなくても私が貰うのよ!」
ミサト「お二人とも端から見たら
みっともないわよ」ニコッ
アスカ「なんでミサトが居るのよ」
ミサト「やーねw
ブーケを取りに
決まってるじゃないw」
アスカ「もう加持さんが
居るじゃない!!」
ミサト「それならあちらさんに
言いなさいよー」
リツコ「今年こそ…今年こそ…
今年こそ…こ…」ブツブツ…
マリ「赤木先生…w」
サクラ「すごい…」
サクラ「あ、マヤさんは
ブーケを取りに
行かんないんですかッ!?」
マヤ「あ、いや私は…
(人が触った後のはちょっと…)」
ゲンドウ「お前は良かったのか?」
ユイ「私って、まだ
そんなに若く見える?」
ゲンドウ「…あぁ」
604: 2013/01/29(火) 21:54:43.36
レイ「あのー…」
レイ「…なげまーっす!!」
アスカ・マリ・ミサト・リツコ
「…キタッ!!」
アスカ「もらったーッ!!」
マリ「させるかーッ!!」
ミサト「跳ぶのよミサトッ!!」
リツコ「今年こそッ!!」
ゲンドウ(…す、凄まじい…)
レイ「あっ」
パシッ!!
マリ・ミサト・リツコ
「―――ッ!!」
アスカ「うぉっしゃーーーッ!!」
パチパチパチパチパチパチ
シンジ「ナイス、アスカーッ!!」
アスカ「えっへへー///」
マリ「んにゃー!!」
ミサト「あーらら
アスカの勝ちね」ニコッ
リツコ「…あぁ、終わった」ガクッ
レイ「ふふ…」
アスカ「イェイ!!」
ブーケ争奪戦は
アスカの勝利に終わり
式も幕を下ろした
レイ「…なげまーっす!!」
アスカ・マリ・ミサト・リツコ
「…キタッ!!」
アスカ「もらったーッ!!」
マリ「させるかーッ!!」
ミサト「跳ぶのよミサトッ!!」
リツコ「今年こそッ!!」
ゲンドウ(…す、凄まじい…)
レイ「あっ」
パシッ!!
マリ・ミサト・リツコ
「―――ッ!!」
アスカ「うぉっしゃーーーッ!!」
パチパチパチパチパチパチ
シンジ「ナイス、アスカーッ!!」
アスカ「えっへへー///」
マリ「んにゃー!!」
ミサト「あーらら
アスカの勝ちね」ニコッ
リツコ「…あぁ、終わった」ガクッ
レイ「ふふ…」
アスカ「イェイ!!」
ブーケ争奪戦は
アスカの勝利に終わり
式も幕を下ろした
606: 2013/01/29(火) 22:09:52.22
その晩、アスカ宅
――――――
シンジ「ただいまー」
ペンペン「クワッ(おかえりー)」
シンジ「はい、お土産」ニコッ
ペンペン(お、焼酎じゃねぇかw)
シンジ「父さんコレが良いって
教えてくれたからw」
アスカ「…なぁーに、さっきから
一人で…喋ってんのよぉ…」
ペンペン(ベロンベロンだな…)
シンジ「ほんと、世話が焼けるよ」
アスカ「にぇむたぁーい…」
シンジ「ブーケだけは
離さないんだからw」
――――――
シンジ「ただいまー」
ペンペン「クワッ(おかえりー)」
シンジ「はい、お土産」ニコッ
ペンペン(お、焼酎じゃねぇかw)
シンジ「父さんコレが良いって
教えてくれたからw」
アスカ「…なぁーに、さっきから
一人で…喋ってんのよぉ…」
ペンペン(ベロンベロンだな…)
シンジ「ほんと、世話が焼けるよ」
アスカ「にぇむたぁーい…」
シンジ「ブーケだけは
離さないんだからw」
607: 2013/01/29(火) 22:13:05.73
アスカを部屋に
連れていくシンジ
シンジ「…しょっと」
アスカ「…シンジぃ…」
アスカ「…っん///」
そして二人は重なる
―――――――
――――
二人の愛は朝方まで続いた
―――――――
そして6年後…
連れていくシンジ
シンジ「…しょっと」
アスカ「…シンジぃ…」
アスカ「…っん///」
そして二人は重なる
―――――――
――――
二人の愛は朝方まで続いた
―――――――
そして6年後…
613: 2013/01/30(水) 12:50:42.60
???「おじいちゃーん!!」
ゲンドウ「はっはっはっ
久しぶりだなぁシンヤ」
シンヤ「うん!!」
アスカ「シンヤー!!」
シンヤ「あ、ママー!!」
アスカ「お久しぶりですお父さん」
ゲンドウ「やぁ、元気に
してたか?」ニヤ
アスカ「お陰さまで!」
ゲンドウ「カレンとシンジは?」
シンヤ「ほら、あそこ!」
シンヤが指差す先には
シンジと肩車されている
カレンが歩いていた
シンジ「皆、早いなー」
カレン「パパが遅いの!!」
シンジ「あはは、ごめんごめん」ワラ
ユイ「二人ともいい子に
していたのかしら?」ニコッ
カレン・シンヤ
「いい子だったよ!!」
ゲンドウ「二人とも小さい時の
パパ、ママにそっくりだな」
カレン「シンヤはパパと同じで
弱っちいもん!」
シンヤ「カレンがいじめるのが
悪いんじゃないか!」
アスカ「なんか昔の
私たちみたい」クスッ
シンジ「ほんとだよw」
シンジ「さ、ご飯食べに行こうか!」
カレン・シンヤ「はーい!!」
-*End*-
ゲンドウ「はっはっはっ
久しぶりだなぁシンヤ」
シンヤ「うん!!」
アスカ「シンヤー!!」
シンヤ「あ、ママー!!」
アスカ「お久しぶりですお父さん」
ゲンドウ「やぁ、元気に
してたか?」ニヤ
アスカ「お陰さまで!」
ゲンドウ「カレンとシンジは?」
シンヤ「ほら、あそこ!」
シンヤが指差す先には
シンジと肩車されている
カレンが歩いていた
シンジ「皆、早いなー」
カレン「パパが遅いの!!」
シンジ「あはは、ごめんごめん」ワラ
ユイ「二人ともいい子に
していたのかしら?」ニコッ
カレン・シンヤ
「いい子だったよ!!」
ゲンドウ「二人とも小さい時の
パパ、ママにそっくりだな」
カレン「シンヤはパパと同じで
弱っちいもん!」
シンヤ「カレンがいじめるのが
悪いんじゃないか!」
アスカ「なんか昔の
私たちみたい」クスッ
シンジ「ほんとだよw」
シンジ「さ、ご飯食べに行こうか!」
カレン・シンヤ「はーい!!」
-*End*-
615: 2013/01/30(水) 16:37:45.60
乙!
良いSSだった
良いSSだった
618: 2013/01/30(水) 18:46:17.73
皆さん今まで、ありがとう
ございました。
私のSSはこれで
本当におしまいにします。
なお私の嫁は
エヴァが好きな人で
Qも一人で見に行ったとか
出来ることなら
誘って欲しかったですw
では、また
書く機会があれば
お会いしましょう。
ございました。
私のSSはこれで
本当におしまいにします。
なお私の嫁は
エヴァが好きな人で
Qも一人で見に行ったとか
出来ることなら
誘って欲しかったですw
では、また
書く機会があれば
お会いしましょう。
621: 2013/01/30(水) 19:40:40.26
心がぽかぽかするSSだったな
引用元: https://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1357451380/
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