1: 2012/04/14(土) 18:20:28.55
百合。
パッとまったり投下でっす。


2: 2012/04/14(土) 18:22:35.70
唯「んふふ♪」

紬「あら唯ちゃん。
何をしているの?」

唯「あ、ムギちゃんだっ。
飴ちゃん食べているんだよ」

紬「そうなんだ~」

唯「うんっ。桃味なんだよ♪
とってもおいしいんだぁ。
──はい、ムギちゃんにもあげるっ」

紬「まあ。
ありがとう♪」

3: 2012/04/14(土) 18:24:42.47
私は早速、唯ちゃんから貰った飴ちゃんをお口に入れました。

紬「……本当ね。
とっても美味しい」

唯「なんかね、この飴ちゃん……
ムギちゃんみたいだなって思ってたんだ」

紬「私?」

5: 2012/04/14(土) 18:26:27.14
唯「うんっ。
良い匂いがして、甘くて……
優しい味がするから。
ムギちゃんみたいな味だなーって思いながら食べてたんだぁ」

紬「まあまあ、うふふ」

……そう言えば。

私はふと思いました。

6: 2012/04/14(土) 18:28:51.12
紬(今、私と唯ちゃんは同じ物を食べているんだ……)

二人きりでこうして一緒に座って、お喋りして──

そんな些細な事が嬉しくて。

唯「?
ムギちゃんどうしたの?
すっごく嬉しそう!」

紬「……うふふ。
飴ちゃんがあまりにも美味しくて」

でも、それは照れ臭いから内緒。

7: 2012/04/14(土) 18:30:47.57
紬(今の言葉だって本当だから……
良いよね)

唯「えへへ。
でしょっ?」

紬「うんっ」

唯「──あっ! ムギちゃんムギちゃんっ!」

紬「どうしたの? 唯ちゃん」

8: 2012/04/14(土) 18:32:40.59
唯「今、私たち二人とも座って、おんなじ飴ちゃん食べてお喋りしてるっ。
たくさん一緒っ!」

紬(あっ)

唯「なんだか嬉しいねぇ♪」

紬(唯ちゃんも、私と同じ気持ち……)


唯『たくさん一緒っ!』


紬(うふふ。
その『たくさん』が、もう一つ増えちゃった)

9: 2012/04/14(土) 18:34:13.12
唯「幸せ~っ」

紬「──うんっ! 幸せ♪」

お口の中に広がる優しい甘さ。

紬(唯ちゃんは、これが私みたいな味だって言ってくれた。
じゃあ、唯ちゃんみたいな味の飴ちゃんはどんなのかな?)

今度、探しに行こう。


おしまい。

10: 2012/04/14(土) 18:34:56.36
以上です~。

唯ムギはたまらんですよ。

では、お付き合い頂いてありがとうでした♪

13: 2012/04/14(土) 18:48:07.73

引用元: 紬・唯「飴ちゃん」