1: 2014/06/10(火) 22:52:46.16
魔梨威「え? どうしたってんだい?」
苦来「みんなおはよー! 今日もとっても爽やかで良い天気ね!」
魔梨威「なにぃ!?」
手寅「ね? なんかすごく明るいというか、ポジティブというか……」
丸京「凄い晴れやかな笑顔だな。良い天気といっても今日は曇りだが」
木胡桃「新型とか天使ョンとは違うんですか?」
魔梨威「なんだか分からんがまた違ったオーラが出てるな」
手寅「ね、ねえ、どうしたの苦来ちゃん」
苦来「私、苦来じゃありません!」
一同「えっ」
苦来「改名します! 今日から私は皆笑亭福来(みなわらっていふくる)です!」
木胡桃「すごいポジティブそうな名前です!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402408365/
苦来「みんなおはよー! 今日もとっても爽やかで良い天気ね!」
魔梨威「なにぃ!?」
手寅「ね? なんかすごく明るいというか、ポジティブというか……」
丸京「凄い晴れやかな笑顔だな。良い天気といっても今日は曇りだが」
木胡桃「新型とか天使ョンとは違うんですか?」
魔梨威「なんだか分からんがまた違ったオーラが出てるな」
手寅「ね、ねえ、どうしたの苦来ちゃん」
苦来「私、苦来じゃありません!」
一同「えっ」
苦来「改名します! 今日から私は皆笑亭福来(みなわらっていふくる)です!」
木胡桃「すごいポジティブそうな名前です!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402408365/
2: 2014/06/10(火) 22:53:46.12
苦来「ふんふ~ん♪」
手寅「苦来…いや、福来ちゃんが鼻歌を歌いながらいとも簡単に『犬』の字を!」
丸京「普通だから……いや、普通じゃないか」
苦来「ランララ~ン♪」
木胡桃「苦来……いや、福来ちゃんが楽しそうにスキップを!」
魔梨威「しかもできてない!」
苦来「みんなが幸せだと私も幸せ! 世界が平和でありますように!」
木胡桃「あんな恐ろしいこと言ってます!」
手寅「普段なら『幸せな奴らが憎い……みんな呪われて氏ねばいい』くらい言うのに!」
丸京「そこまでは言わないだろ!」
手寅「苦来…いや、福来ちゃんが鼻歌を歌いながらいとも簡単に『犬』の字を!」
丸京「普通だから……いや、普通じゃないか」
苦来「ランララ~ン♪」
木胡桃「苦来……いや、福来ちゃんが楽しそうにスキップを!」
魔梨威「しかもできてない!」
苦来「みんなが幸せだと私も幸せ! 世界が平和でありますように!」
木胡桃「あんな恐ろしいこと言ってます!」
手寅「普段なら『幸せな奴らが憎い……みんな呪われて氏ねばいい』くらい言うのに!」
丸京「そこまでは言わないだろ!」
3: 2014/06/10(火) 22:54:45.13
魔梨威「これは重症だ……」
丸京「ある意味良くなってるんじゃないか?」
魔梨威「うう……テンションが低くてよくネガティブな発言をしていた苦来はどこに行ってしまったんだ……」
手寅「なんとか元に戻しましょう!」
木胡桃「おー!」
丸京(今のままじゃ駄目なのか……)
丸京「ある意味良くなってるんじゃないか?」
魔梨威「うう……テンションが低くてよくネガティブな発言をしていた苦来はどこに行ってしまったんだ……」
手寅「なんとか元に戻しましょう!」
木胡桃「おー!」
丸京(今のままじゃ駄目なのか……)
4: 2014/06/10(火) 22:55:13.78
木胡桃「でもどうやって?」
魔梨威「まずはアレだ」
手寅「アレ?」
魔梨威「私たちがネガティブになるんだ!」
木胡桃「なるほど!」
手寅「周りの人間がテンション低いと自分も引き下げられるものね!」
魔梨威「まずはアレだ」
手寅「アレ?」
魔梨威「私たちがネガティブになるんだ!」
木胡桃「なるほど!」
手寅「周りの人間がテンション低いと自分も引き下げられるものね!」
5: 2014/06/10(火) 22:55:42.50
魔梨威「うぅ……」
苦来「どうしたの?魔梨威さん」
魔梨威「最近失敗続きでさ……私なんてもう駄目駄目だよ」
苦来「そんなことないよ! 魔梨威さんはとっても凄いわ!」
魔梨威「駄目だよ、得意の落語でさえ酷い有様だし、体型だって子供だし、女装男子とか言われるし……」
手寅・木胡桃・丸京(気にしてたんだ……)
苦来「どうしたの?魔梨威さん」
魔梨威「最近失敗続きでさ……私なんてもう駄目駄目だよ」
苦来「そんなことないよ! 魔梨威さんはとっても凄いわ!」
魔梨威「駄目だよ、得意の落語でさえ酷い有様だし、体型だって子供だし、女装男子とか言われるし……」
手寅・木胡桃・丸京(気にしてたんだ……)
7: 2014/06/10(火) 22:58:02.09
苦来「そんなことないわ! 私は魔梨威さんのこと尊敬してるもの!」
魔梨威「え?」
苦来「魔梨威さんの落語は面白いし、見た目だってとっても魅力的よ! イジられるのだって、魔梨威さんが親しみやすいからだもの!」
苦来「みんな魔梨威さんのこと大好きなのよ!」
魔梨威「そ……そうかい?」
苦来「そうよ! そうだ、ねえ、アレやってよ、魔梨威さんの十八番のあの噺! 聞きたいなあ! ね?」
魔梨威「そ、それじゃちょっとだけ……」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
魔梨威「え?」
苦来「魔梨威さんの落語は面白いし、見た目だってとっても魅力的よ! イジられるのだって、魔梨威さんが親しみやすいからだもの!」
苦来「みんな魔梨威さんのこと大好きなのよ!」
魔梨威「そ……そうかい?」
苦来「そうよ! そうだ、ねえ、アレやってよ、魔梨威さんの十八番のあの噺! 聞きたいなあ! ね?」
魔梨威「そ、それじゃちょっとだけ……」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
8: 2014/06/10(火) 22:59:01.30
魔梨威「えへへ、私も捨てたもんじゃないな」
丸京「捨ててしまえ!」ペチッ
魔梨威「ウボァ!!」
手寅「全然駄目じゃない……」
木胡桃「魔梨威さんチョロすぎです……」
魔梨威「うるせえ! 何がペチッだよ、思いっきり殴ってるじゃないか!」
手寅「アレは殴られてもしょうがないレベルね」
魔梨威「ネガティブ担当の苦来にネガティブで勝とうってのが間違いなんだよ!」
木胡桃「魔梨威さん、苦来ちゃんじゃなくて福来ちゃんだよ」
手寅「それに福来ちゃんはとってもポジティブじゃない」
魔梨威「根はネガティブだろ!」
丸京「捨ててしまえ!」ペチッ
魔梨威「ウボァ!!」
手寅「全然駄目じゃない……」
木胡桃「魔梨威さんチョロすぎです……」
魔梨威「うるせえ! 何がペチッだよ、思いっきり殴ってるじゃないか!」
手寅「アレは殴られてもしょうがないレベルね」
魔梨威「ネガティブ担当の苦来にネガティブで勝とうってのが間違いなんだよ!」
木胡桃「魔梨威さん、苦来ちゃんじゃなくて福来ちゃんだよ」
手寅「それに福来ちゃんはとってもポジティブじゃない」
魔梨威「根はネガティブだろ!」
9: 2014/06/10(火) 22:59:31.11
木胡桃「根がネガティブ……ネガ・ネガティブ?」
魔梨威「つまんねーこと言うなよ!」
丸京「大丈夫、面白いよ魔梨威さん」
魔梨威「言ったのはキグだろ! 私はそんなつもりで言ったんじゃねーよ! 慰めるような言い方すんなよ!」
手寅「ネガネガティブってポジティブそうじゃない?」
木胡桃「確かにそうかも」
丸京「二重否定っぽいな」
魔梨威「今はそんなことどうでもいいだろ! じゃあ次は丸京が行けよ!」
魔梨威「つまんねーこと言うなよ!」
丸京「大丈夫、面白いよ魔梨威さん」
魔梨威「言ったのはキグだろ! 私はそんなつもりで言ったんじゃねーよ! 慰めるような言い方すんなよ!」
手寅「ネガネガティブってポジティブそうじゃない?」
木胡桃「確かにそうかも」
丸京「二重否定っぽいな」
魔梨威「今はそんなことどうでもいいだろ! じゃあ次は丸京が行けよ!」
10: 2014/06/10(火) 23:01:21.80
丸京「はぁ……」
苦来「どうしたのガンちゃん、元気ないね」
丸京「借金が大変なことになってきてさ。もうどうすればいいのか……」
丸京「もう氏んじゃおうかな……生きててもしょうがない……」
魔梨威(なんか重いな……)
手寅(リアルな事情だから……)
木胡桃(ガンちゃん頑張って!)
苦来「大丈夫! そのままでいいのよ!」
丸京「え……?」
苦来「今だってガンちゃんは頑張ってるもの! 無理することはないわ、そのままで行けばいいのよ! 私たちだってついてるもの!」
丸京「そ、そうかな……」
苦来「そうよ、大丈夫! ガンちゃんならきっと何とかできるわ! 今のままのガンちゃんでいて!」
苦来「どうしたのガンちゃん、元気ないね」
丸京「借金が大変なことになってきてさ。もうどうすればいいのか……」
丸京「もう氏んじゃおうかな……生きててもしょうがない……」
魔梨威(なんか重いな……)
手寅(リアルな事情だから……)
木胡桃(ガンちゃん頑張って!)
苦来「大丈夫! そのままでいいのよ!」
丸京「え……?」
苦来「今だってガンちゃんは頑張ってるもの! 無理することはないわ、そのままで行けばいいのよ! 私たちだってついてるもの!」
丸京「そ、そうかな……」
苦来「そうよ、大丈夫! ガンちゃんならきっと何とかできるわ! 今のままのガンちゃんでいて!」
11: 2014/06/10(火) 23:02:12.79
丸京「なんとかなる気がしてきた」
魔梨威「おい、てゆーか大してやる気なかったろ!」
木胡桃「でも福来ちゃんもごり押しだったね」
手寅「そのままで問題ないの一点張りだったものね」
丸京「これはまさしく……保持ティブ」
魔梨威「つまんねーこと言うなよ!」
魔梨威「おい、てゆーか大してやる気なかったろ!」
木胡桃「でも福来ちゃんもごり押しだったね」
手寅「そのままで問題ないの一点張りだったものね」
丸京「これはまさしく……保持ティブ」
魔梨威「つまんねーこと言うなよ!」
12: 2014/06/10(火) 23:07:01.14
丸京「しかしなかなか上手くいかないな」
木胡桃「凄いポジティブだね」
魔梨威「首を吊っても身長を伸ばしてるように受け取るレベルだな」
手寅「逆に、周りのみんなが凄くポジティブになるっていうのはどうかしら」
丸京「ああ、周りが無駄にテンション高すぎるとかえって冷めたりするもんな」
魔梨威「今度こそ苦来を元に戻す!」
木胡桃「魔梨威さん、苦来ちゃんじゃなくて福来ちゃんだよ」
魔梨威「だからどっちでもいいだろ!」
木胡桃「凄いポジティブだね」
魔梨威「首を吊っても身長を伸ばしてるように受け取るレベルだな」
手寅「逆に、周りのみんなが凄くポジティブになるっていうのはどうかしら」
丸京「ああ、周りが無駄にテンション高すぎるとかえって冷めたりするもんな」
魔梨威「今度こそ苦来を元に戻す!」
木胡桃「魔梨威さん、苦来ちゃんじゃなくて福来ちゃんだよ」
魔梨威「だからどっちでもいいだろ!」
13: 2014/06/10(火) 23:07:33.46
木胡桃「超ポジティブか……どうすればいいのかな?」
手寅「とりあえずテンションを上げてみるとか?」
魔梨威「テンションが上がると言えば、祭りだろ! 江戸っ子の私に任せな!」
丸京「あ、おい、それは……」
手寅「とりあえずテンションを上げてみるとか?」
魔梨威「テンションが上がると言えば、祭りだろ! 江戸っ子の私に任せな!」
丸京「あ、おい、それは……」
14: 2014/06/10(火) 23:08:00.16
魔梨威「ワーッショイ!ワーッショイ!」
手寅「ワーッショイ!ワーッショイ!」
木胡桃「ワーッショイ!ワーッショイ!」
苦来「ワーッショイ!ワーッショイ!」
魔梨威「踊る阿呆に見る阿呆」
手寅「同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪」
木胡桃「なんだか楽しくなってきました!」
苦来「凄い! お祭り楽しいね!」
魔梨威「そうだろそうだろ! よーし、もっとテンション上げろー!」
一同「ワーッショイ!ワーッショイ!ワーッショイ!ワーッショイ!」
手寅「ワーッショイ!ワーッショイ!」
木胡桃「ワーッショイ!ワーッショイ!」
苦来「ワーッショイ!ワーッショイ!」
魔梨威「踊る阿呆に見る阿呆」
手寅「同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪」
木胡桃「なんだか楽しくなってきました!」
苦来「凄い! お祭り楽しいね!」
魔梨威「そうだろそうだろ! よーし、もっとテンション上げろー!」
一同「ワーッショイ!ワーッショイ!ワーッショイ!ワーッショイ!」
15: 2014/06/10(火) 23:08:53.69
丸京「止めろ!」ペチッ
魔梨威「ごふっ!」
魔梨威「なにするんだよお!」
丸京「テンションを上げさせてどうするんだ! 下げさせるんだろ!」
木胡桃「そういえば」
手寅「そうだったわね」
丸京「祭りになんて参加させたら、否が応でもテンションが上がるじゃないか!」
魔梨威「ごふっ!」
魔梨威「なにするんだよお!」
丸京「テンションを上げさせてどうするんだ! 下げさせるんだろ!」
木胡桃「そういえば」
手寅「そうだったわね」
丸京「祭りになんて参加させたら、否が応でもテンションが上がるじゃないか!」
16: 2014/06/10(火) 23:09:25.89
丸京「テンションがハイになりすぎた者の末路を思い出せ!」
・最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ→テメーは俺を怒らせた
・汚物は消毒だ~!!→氏
・まっぱだカーニバル
・ここだけ本名晒すスレ→(`ェ´)ピャー
・ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああ(ry
・最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ→テメーは俺を怒らせた
・汚物は消毒だ~!!→氏
・まっぱだカーニバル
・ここだけ本名晒すスレ→(`ェ´)ピャー
・ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああ(ry
17: 2014/06/10(火) 23:11:14.80
木胡桃「ね、ねえ……何かおかしくない?」
苦来「えへへ……えへえへ……」
苦来「うふふふ…………あははははははは!…………アーッハッハッハッハッハッハ!!」
木胡桃「さ、三段笑い!」
手寅「悪役みたい!」
魔梨威「この展開、まさか……悪堕ちか?」
丸京「いや、違うな。しかしこれは不味いぞ……」
手寅「何が不味いの?」
丸京「テンションが上がりすぎている。このままだとおそらく……」
苦来「えへへ……えへえへ……」
苦来「うふふふ…………あははははははは!…………アーッハッハッハッハッハッハ!!」
木胡桃「さ、三段笑い!」
手寅「悪役みたい!」
魔梨威「この展開、まさか……悪堕ちか?」
丸京「いや、違うな。しかしこれは不味いぞ……」
手寅「何が不味いの?」
丸京「テンションが上がりすぎている。このままだとおそらく……」
18: 2014/06/10(火) 23:13:24.61
苦来「」
手寅「……?」
木胡桃「静かになった……?」
苦来「…………」ブツブツ
魔梨威「お、おい……なんか言ってるけど……」
苦来「氏ね氏ね氏ね氏ねみんな氏ねばいいみんな呪われてしまえこの世界なんか滅びればいいどいつもこいつも氏んじまえ氏ね氏ね氏ね氏ね」ブツブツ
魔梨威「ひっ!」ゾワッ
手寅「福来ちゃんが延々と呪いの言葉を!」
木胡桃「こ……怖いです!」
手寅「……?」
木胡桃「静かになった……?」
苦来「…………」ブツブツ
魔梨威「お、おい……なんか言ってるけど……」
苦来「氏ね氏ね氏ね氏ねみんな氏ねばいいみんな呪われてしまえこの世界なんか滅びればいいどいつもこいつも氏んじまえ氏ね氏ね氏ね氏ね」ブツブツ
魔梨威「ひっ!」ゾワッ
手寅「福来ちゃんが延々と呪いの言葉を!」
木胡桃「こ……怖いです!」
19: 2014/06/10(火) 23:14:02.89
丸京「これは……」
魔梨威「なんだよ丸京! なんで苦来は急にテンションが下がったんだ?」
丸京「いや、下がったというより、限界を超えたということだろう」
魔梨威「限界を超えた?」
丸京「言うなれば16bitを超えたというか、65535を超えて1になったというか……」
手寅「いわゆるクソゲーのバグとかで画面の上に飛び出しすぎると下から出てくるみたいな?」
丸京「厳密には違うと思うが、とりあえずそれでも良いと思う」
魔梨威「グラフを突き抜けて下から出てきたってとこか?」
丸京「まあそうだな」
魔梨威「なんだよ丸京! なんで苦来は急にテンションが下がったんだ?」
丸京「いや、下がったというより、限界を超えたということだろう」
魔梨威「限界を超えた?」
丸京「言うなれば16bitを超えたというか、65535を超えて1になったというか……」
手寅「いわゆるクソゲーのバグとかで画面の上に飛び出しすぎると下から出てくるみたいな?」
丸京「厳密には違うと思うが、とりあえずそれでも良いと思う」
魔梨威「グラフを突き抜けて下から出てきたってとこか?」
丸京「まあそうだな」
20: 2014/06/10(火) 23:17:15.43
手寅「大変! 福来ちゃんが!」
魔梨威「今度は何だ!?」
苦来「アハハハハハハハハハ!!私なんて……私なんてええぇぇえううぅぅあははははははは!あははははははは!氏んでやる!頃してやるううぅぅアハハハハハハハハハ!!」
木胡桃「物凄い勢いで躁と鬱を行ったり来たりしてます!」
丸京「気分が丁度上限と下限の境目にあるんだ! わずかな刺激で切り替わる危険な状態だ!」
木胡桃「ふえぇぇ、怖すぎですよぅ!」
手寅「キグちゃんが泣き始めたわ!」
魔梨威「大丈夫かキグ! おい、早く苦来のテンションを下げろ!」
魔梨威「今度は何だ!?」
苦来「アハハハハハハハハハ!!私なんて……私なんてええぇぇえううぅぅあははははははは!あははははははは!氏んでやる!頃してやるううぅぅアハハハハハハハハハ!!」
木胡桃「物凄い勢いで躁と鬱を行ったり来たりしてます!」
丸京「気分が丁度上限と下限の境目にあるんだ! わずかな刺激で切り替わる危険な状態だ!」
木胡桃「ふえぇぇ、怖すぎですよぅ!」
手寅「キグちゃんが泣き始めたわ!」
魔梨威「大丈夫かキグ! おい、早く苦来のテンションを下げろ!」
21: 2014/06/10(火) 23:17:56.83
手寅「待ってマリーさん。ここまで来たら、逆にもっとポジティブにしてあげた方が早いんじゃないかしら」
魔梨威「そうか、普段から苦来はネガティブな方……0の今なら上げた方が元の状態に近い!」
丸京「いや、駄目だ」
魔梨威「何でだよ?」
丸京「確かに一見するとそれでも元通りに見える……だが」
魔梨威「何かまずいのか?」
丸京「見た目は変わりなくとも、実際の数値は非常に大きくなっている。サガフロで言えば、65535を超えて大きい1で表示されているようなダメージも、きっちりその分入っている……すなわち本人のキャパシティを越えた状態になっているということだ!」
魔梨威「そうか、普段から苦来はネガティブな方……0の今なら上げた方が元の状態に近い!」
丸京「いや、駄目だ」
魔梨威「何でだよ?」
丸京「確かに一見するとそれでも元通りに見える……だが」
魔梨威「何かまずいのか?」
丸京「見た目は変わりなくとも、実際の数値は非常に大きくなっている。サガフロで言えば、65535を超えて大きい1で表示されているようなダメージも、きっちりその分入っている……すなわち本人のキャパシティを越えた状態になっているということだ!」
22: 2014/06/10(火) 23:18:28.06
丸京「己のキャパシティを越えてしまった者の末路は怖いぞ!」
・限界を超えて活動→発火
・ダークフォース連発→肥大化→氏
・開幕イビルゲート→あんなに強かったあいつに楽勝
・食べる→無限の再生能力を得る→意識の乗っ取り
木胡桃「そ、それは確かに怖いです……」
魔梨威「じゃあやっぱり気分を下げるしかないのか」
・限界を超えて活動→発火
・ダークフォース連発→肥大化→氏
・開幕イビルゲート→あんなに強かったあいつに楽勝
・食べる→無限の再生能力を得る→意識の乗っ取り
木胡桃「そ、それは確かに怖いです……」
魔梨威「じゃあやっぱり気分を下げるしかないのか」
23: 2014/06/10(火) 23:20:58.78
手寅「こうなったら何でも良いから落ち着く物を!」
木胡桃「アロマ!」
手寅「コタツ!」
魔梨威「グロ画像!」
丸京「ブラクラ!」
木胡桃「買ったばかりのゲームのネタバレ! 好きなアニメをごり押しする友人! 客の前で店員をいびる食堂の主人!」
魔梨威(キグ、凄い必氏だな……)
丸京「というかもはやそれっぽい物を羅列してるだけだな」
木胡桃「ねないこだれだ! おちょなんさん! 紫鏡! てけてけ! イルカの足!」
魔梨威「お前のトラウマだろ!」
丸京「蓮コラとか淫乱テディベアとか愛の妖精ぷりんてぃんとか赤い部屋とか」
手寅「それ以上いけない!」
木胡桃「アロマ!」
手寅「コタツ!」
魔梨威「グロ画像!」
丸京「ブラクラ!」
木胡桃「買ったばかりのゲームのネタバレ! 好きなアニメをごり押しする友人! 客の前で店員をいびる食堂の主人!」
魔梨威(キグ、凄い必氏だな……)
丸京「というかもはやそれっぽい物を羅列してるだけだな」
木胡桃「ねないこだれだ! おちょなんさん! 紫鏡! てけてけ! イルカの足!」
魔梨威「お前のトラウマだろ!」
丸京「蓮コラとか淫乱テディベアとか愛の妖精ぷりんてぃんとか赤い部屋とか」
手寅「それ以上いけない!」
24: 2014/06/10(火) 23:21:27.84
苦来「えへへ……えへ、えへ、えへへへへ……」
魔梨威「……あれは、どうなんだ?」
丸京「多少下がったんじゃないか? 境目は抜けたみたいだな」
手寅「トリップしているというか、イっちゃってるって感じね」
魔梨威「……あれは、どうなんだ?」
丸京「多少下がったんじゃないか? 境目は抜けたみたいだな」
手寅「トリップしているというか、イっちゃってるって感じね」
25: 2014/06/10(火) 23:24:04.47
丸京「だがもうちょっと下げないと落ち着かないな……そうだ、マリーさん」
魔梨威「何だよ?」
丸京「ゴニョゴニョゴニョ」
魔梨威「なっ!? 何で私がそんなことしないといけないんだよ!」
手寅「どうしたの?」
魔梨威「どうもこうも、だってあいつが……」
丸京「馬鹿!」ペチッ
魔梨威「ぐふっ!」
丸京「私の気持ちも知らないで……マリーさんのばかぁ!」タタタッ
魔梨威(……丸京……)
………………
…………
……
魔梨威「何だよ?」
丸京「ゴニョゴニョゴニョ」
魔梨威「なっ!? 何で私がそんなことしないといけないんだよ!」
手寅「どうしたの?」
魔梨威「どうもこうも、だってあいつが……」
丸京「馬鹿!」ペチッ
魔梨威「ぐふっ!」
丸京「私の気持ちも知らないで……マリーさんのばかぁ!」タタタッ
魔梨威(……丸京……)
………………
…………
……
26: 2014/06/10(火) 23:24:44.35
雨ザアアアアアアア
魔梨威「……こんなところにいたのか、丸京」
丸京「……マリーさん」
魔梨威「こんなとこにいたら風邪引くぞ。帰ろう」
丸京「……嫌」
魔梨威「さっきのことなら謝るよ。ごめん」
丸京「そんな上辺だけの謝罪ならいらない!」
丸京「私は……私はマリーさんならきっと出来る、そう信じたから言ったのに」
丸京「でもあなたにとってはそんなこと問題じゃなかった……」
魔梨威「丸京……」
魔梨威「……こんなところにいたのか、丸京」
丸京「……マリーさん」
魔梨威「こんなとこにいたら風邪引くぞ。帰ろう」
丸京「……嫌」
魔梨威「さっきのことなら謝るよ。ごめん」
丸京「そんな上辺だけの謝罪ならいらない!」
丸京「私は……私はマリーさんならきっと出来る、そう信じたから言ったのに」
丸京「でもあなたにとってはそんなこと問題じゃなかった……」
魔梨威「丸京……」
27: 2014/06/10(火) 23:25:20.55
丸京「ねえ、マリーさん、もっと自分を信じて。あなたなら出来る。やりきることができるよ!」
魔梨威「……分かったよ丸京」
魔梨威「私……自分に自信がなかったのかもしれない。それをお前のせいにして、逃げようとしていた……」
魔梨威「でも、今ので目が覚めた」
魔梨威「私、やるよ! そして苦来を元に戻してみせる!」
丸京「マリーさん……!」
魔梨威「だから笑ってくれよ丸京。お前にはそんなシケた面似合わないよ」ニカッ
丸京「マリーさん!」
魔梨威「丸京!」
ウフフフフ
アハハハハ
………………
…………
……
魔梨威「……分かったよ丸京」
魔梨威「私……自分に自信がなかったのかもしれない。それをお前のせいにして、逃げようとしていた……」
魔梨威「でも、今ので目が覚めた」
魔梨威「私、やるよ! そして苦来を元に戻してみせる!」
丸京「マリーさん……!」
魔梨威「だから笑ってくれよ丸京。お前にはそんなシケた面似合わないよ」ニカッ
丸京「マリーさん!」
魔梨威「丸京!」
ウフフフフ
アハハハハ
………………
…………
……
28: 2014/06/10(火) 23:26:55.67
木胡桃・手寅「」
木胡桃「な……なんですか今の三文芝居は……」ガビーン
手寅「急に何やってるかしら……」ガビーン
苦来「二人の間に大きな信頼関係が生まれた瞬間ね!」パチパチ
木胡桃「え」
苦来「良いお話だったわ……感動したわ!」
木胡桃「い、今ので……?」
手寅「あっ、福来ちゃんのテンションが元に……というか最初に戻ってる!」
木胡桃「そういえば確かに!」
木胡桃「な……なんですか今の三文芝居は……」ガビーン
手寅「急に何やってるかしら……」ガビーン
苦来「二人の間に大きな信頼関係が生まれた瞬間ね!」パチパチ
木胡桃「え」
苦来「良いお話だったわ……感動したわ!」
木胡桃「い、今ので……?」
手寅「あっ、福来ちゃんのテンションが元に……というか最初に戻ってる!」
木胡桃「そういえば確かに!」
29: 2014/06/10(火) 23:27:23.41
丸京「上手くいったみたいだな」
手寅「あ、ガンちゃん!」
木胡桃「上手くいったって、どういうこと?」
丸京「今のを見て、2人ともどう思った?」
手寅「え、えっと……」
木胡桃「正直ちょっとどうかと……」
丸京「だろう? 同じように、下手な三文芝居を見ることで苦来の気分が盛り下がったんだ。まあいつものレベルまで下げることはできなかったけどな」
手寅「なるほど、それで保持ティブ状態まで気分が盛り下がったから感動してるのね!」
木胡桃「盛り下がってるのに感動するって……」
手寅「あ、ガンちゃん!」
木胡桃「上手くいったって、どういうこと?」
丸京「今のを見て、2人ともどう思った?」
手寅「え、えっと……」
木胡桃「正直ちょっとどうかと……」
丸京「だろう? 同じように、下手な三文芝居を見ることで苦来の気分が盛り下がったんだ。まあいつものレベルまで下げることはできなかったけどな」
手寅「なるほど、それで保持ティブ状態まで気分が盛り下がったから感動してるのね!」
木胡桃「盛り下がってるのに感動するって……」
30: 2014/06/10(火) 23:28:05.98
魔梨威「つまり私ゃ乗せられただけかい!」
木胡桃「あ、マリーさん」
手寅「マリーさん、なんでお尻出してるの?」
魔梨威「丸京に言われたんだよ!」
丸京「別にお芝居だから本当に出さなくても良かったのに」
魔梨威「最初っからそう言えよな! 本気だと思っただろ!」
木胡桃「あ、マリーさん」
手寅「マリーさん、なんでお尻出してるの?」
魔梨威「丸京に言われたんだよ!」
丸京「別にお芝居だから本当に出さなくても良かったのに」
魔梨威「最初っからそう言えよな! 本気だと思っただろ!」
31: 2014/06/10(火) 23:31:08.35
木胡桃「っていうことは、マリーさんはお芝居じゃなかったんだ……」
手寅「本気であんなことやってたのね……」
魔梨威「うるさいうるさい! もう良いだろ!」
苦来「大丈夫よマリーさん! 何にでも一生懸命になれるその素直さがマリーさんの良いところだもの!」
魔梨威「お前はもう黙ってろ!」
手寅「本気であんなことやってたのね……」
魔梨威「うるさいうるさい! もう良いだろ!」
苦来「大丈夫よマリーさん! 何にでも一生懸命になれるその素直さがマリーさんの良いところだもの!」
魔梨威「お前はもう黙ってろ!」
33: 2014/06/10(火) 23:32:44.64
じょしらくとは珍しい期待
40: 2014/06/12(木) 20:59:26.40
魔梨威「しかしなかなか元に戻らないな」
丸京「今までの方法じゃこれ以上は無理そうだな……」
手寅「分かったわ。もっと根本的なところから考えるのよ」
木胡桃「根本的なところ?」
手寅「そもそもどうしてポジティブになったのか、ということよ!」
丸京「確かに、原因が分かれば元に戻すのは楽かもな」
魔梨威「っていうか今までその発想はなかったのかよ!」
丸京「まあ突っ走ってたのは主にマリーさんだけど」
手寅「話を引っ張るためにはしょうがないのよ」
丸京「今までの方法じゃこれ以上は無理そうだな……」
手寅「分かったわ。もっと根本的なところから考えるのよ」
木胡桃「根本的なところ?」
手寅「そもそもどうしてポジティブになったのか、ということよ!」
丸京「確かに、原因が分かれば元に戻すのは楽かもな」
魔梨威「っていうか今までその発想はなかったのかよ!」
丸京「まあ突っ走ってたのは主にマリーさんだけど」
手寅「話を引っ張るためにはしょうがないのよ」
41: 2014/06/12(木) 21:06:45.78
木胡桃「そういえば……」
丸京「そういえば?」
木胡桃「昨日、苦来ちゃんが『もう3日寝てない』って言ってたよ」
丸京「また例の不眠か?」
手寅「昨日も寝れなかったとか?」
魔梨威「4日寝ないとポジティブになるのかよ!」
丸京「まあ可能性としてはあり得るな」
手寅「確認してみましょ……福来ちゃん」
苦来「なあに? テトちゃん」
魔梨威「苦来、昨日は眠れたか?」
苦来「全然!」
丸京「そういえば?」
木胡桃「昨日、苦来ちゃんが『もう3日寝てない』って言ってたよ」
丸京「また例の不眠か?」
手寅「昨日も寝れなかったとか?」
魔梨威「4日寝ないとポジティブになるのかよ!」
丸京「まあ可能性としてはあり得るな」
手寅「確認してみましょ……福来ちゃん」
苦来「なあに? テトちゃん」
魔梨威「苦来、昨日は眠れたか?」
苦来「全然!」
42: 2014/06/12(木) 21:08:46.95
丸京「全然!ってそんな幸せそうな顔で言われても」
木胡桃「眠くないの?」
苦来「ううん、私、今全く眠くないし、心がとっても晴れやかなの! 凄い幸せな気分!」
丸京「ヤク中っぽい発言だな」
魔梨威「それはマジで危ないから!」
手寅「でもそれってやっぱり危ない状態なんじゃないの?」
木胡桃「4日も寝てないのは可哀想です! 寝かせてあげましょうよ!」
魔梨威「そうだな、寝かせてやれば元に戻るかも……」
丸京「でも本人は眠くないって言ってるけど」
木胡桃「じゃあ眠くなるようにしてあげればいいんじゃない?」
木胡桃「眠くないの?」
苦来「ううん、私、今全く眠くないし、心がとっても晴れやかなの! 凄い幸せな気分!」
丸京「ヤク中っぽい発言だな」
魔梨威「それはマジで危ないから!」
手寅「でもそれってやっぱり危ない状態なんじゃないの?」
木胡桃「4日も寝てないのは可哀想です! 寝かせてあげましょうよ!」
魔梨威「そうだな、寝かせてやれば元に戻るかも……」
丸京「でも本人は眠くないって言ってるけど」
木胡桃「じゃあ眠くなるようにしてあげればいいんじゃない?」
43: 2014/06/12(木) 21:10:29.41
苦来「眠くないよ?」
手寅「いいからいいから、はい、横になって」
木胡桃「何か前にもこんな感じのことあったよね」
魔梨威「あのときとは立場が違うがな」
丸京「今回はこっちが本気で眠らせたいからな」
手寅「本人もあんまり寝たくないみたいだしね」
手寅「いいからいいから、はい、横になって」
木胡桃「何か前にもこんな感じのことあったよね」
魔梨威「あのときとは立場が違うがな」
丸京「今回はこっちが本気で眠らせたいからな」
手寅「本人もあんまり寝たくないみたいだしね」
44: 2014/06/12(木) 21:13:12.53
木胡桃「寝たくない相手を眠らせるにはどうしたらいいかな?」
魔梨威「昔話とかどうだ?」
丸京「読み聞かせか」
手寅「小さい子を寝かせる時の手ね」
木胡桃「でも本がないよ?」
魔梨威「これでいいんじゃないか? 楽屋に置いてあったやつ」
丸京「何の本?」
魔梨威「絵本っぽいけど……まあ読めば分かるって」
魔梨威「むかーしむかーしあるところに……」
魔梨威「昔話とかどうだ?」
丸京「読み聞かせか」
手寅「小さい子を寝かせる時の手ね」
木胡桃「でも本がないよ?」
魔梨威「これでいいんじゃないか? 楽屋に置いてあったやつ」
丸京「何の本?」
魔梨威「絵本っぽいけど……まあ読めば分かるって」
魔梨威「むかーしむかーしあるところに……」
45: 2014/06/12(木) 21:14:42.01
魔梨威「肉塊がありました」
46: 2014/06/12(木) 21:15:18.05
木胡桃・手寅・丸京「」
魔梨威「誰の肉?誰の肉? おばあちゃんがいない! おばあちゃんがいないわ!」
丸京「何を読んでるんだ何を!」
手寅「それ以上はやめて!」
木胡桃「怖い!」
魔梨威「何だよこの本!」
47: 2014/06/12(木) 21:17:31.61
苦来「大丈夫! おばあちゃんは生きてるわ!」
一同「え」
苦来「私たちはその肉塊で命を繋ぎ、おばあちゃんは私たちの血となり肉となるのです! そうしておばあちゃんはみんなの中で生き続けるの!」
魔梨威「ポジティブに聞こえるけど言ってることは恐ろしい!」
木胡桃「」
手寅「もう怖い話はやめてあげて!」
丸京「キグが放心してるから!」
48: 2014/06/12(木) 21:20:58.34
丸京「絵本は駄目か……」
手寅「物に頼っちゃ駄目ね。私たちは噺家だもの、噺をすればいいんじゃない?」
魔梨威「楽しませたら寝れないだろ」
木胡桃「大丈夫、私たちまだそんなに面白くないから」
丸京「下っ端の若手だしな」
魔梨威「そ、それはそうだが……なんかそれはそれで嫌だな」
手寅「じゃ、マリーさんどうぞ」
49: 2014/06/12(木) 21:23:21.57
魔梨威「何で私からだよ! 言っとくがこの中では一番上なんだからな!」
丸京「大丈夫、マリーさん言うほど面白くないし」
魔梨威「なんだとてめえ!」
丸京「褒めてるんだよ」
魔梨威「え、そ、そうかい?」
魔梨威「…………」
魔梨威「いや嘘だろ! 騙されないぞ私は!」
木胡桃「今ちょっと考えたよね」
手寅「いいからマリーさん、早く」
魔梨威「おまえら見てろよ!私は面白いぞ!」
50: 2014/06/12(木) 21:26:07.17
魔梨威「……えーと」コホン
魔梨威「じゃあ、町中のネジというネジを数える女子高生の話をしよう」
………………
…………
……
苦来「続きは? 続きは?」
木胡桃「面白くて眠れない!」
51: 2014/06/12(木) 21:26:59.54
丸京「楽しませてどうする!」ペチッ
魔梨威「ヘプチッ!」
52: 2014/06/12(木) 21:28:44.29
手寅「魔梨威さん、今日は全然駄目ね」
魔梨威「おまえらがやれっていったんだろ!」
丸京「期待外れも良いとこだよ」
木胡桃「普段からこれくらい面白いといいのにね」
魔梨威「うるさいうるさい! 次の奴行けよ!」
木胡桃「じゃあ次は私が将来に絶望した幼児の話をするね!」
丸京「それも面白そうだから駄目だ!」
手寅「…………」
手寅「ああ、どんな話か気になって眠れない!」
53: 2014/06/12(木) 21:31:41.51
手寅「受験、就職、年金」
魔梨威「やめろ不安で寝れなくなる!」
木胡桃「私たちには受験も就職も関係ないけど」
丸京「だが昇進とかはあるし、再就職の可能性だって……」
苦来「大丈夫! 不安なことなんて何一つないわ!」
苦来「たとえ年金なんてもらえなくても、私たちはもっと大切な友人という名の宝物を持っているもの!」
丸京「まあ年金をもらう年になる前に永遠の眠りにつく奴もいるかもしれないけどな……」
魔梨威「リアルな話はやめろよ!」
54: 2014/06/12(木) 21:34:06.60
魔梨威「そうだ、こういうのはどうだい?」
丸京「何さ、マリーさん」
魔梨威「『寝言は寝て言え』って言葉があるじゃないか」
魔梨威「つまり、夢見がちなことを口に出せば、それは逆説的に寝てるということになるんじゃないのか!」
木胡桃「な、なるほど!」
苦来「例えば?」
魔梨威「私はもうこんなところ嫌だ! NYに行ってビッグスターになるんだ!」
丸京「寝言は寝て言え!」ペチッ
魔梨威「ふぼぁっ!」
55: 2014/06/12(木) 21:36:24.68
魔梨威「何すんだよ!」
丸京「いや、あまりにふざけたこと抜かすから、つい……」
魔梨威「くそう……私がビッグになったら、お前なんか召使いにしてやるんだからな!」
丸京「寝言は寝て言え!」ペチッ
魔梨威「へぶぅっ!」
木胡桃「あ、氏んだ」
手寅「そういう物理的に寝させるのはちょっと可哀想じゃないかしら」
丸京「やっぱりこの案はダメだな」
魔梨威「そういうつもりで言ったんじゃねーよ!」ガバッ
木胡桃「あ、起きた」
56: 2014/06/12(木) 21:39:36.11
丸京「だが、強制的に寝させるのは良いかもな……物理的にではなく」
手寅「どういうこと?」
丸京「遊んだり、はしゃいだりさせて疲れさせる」
魔梨威「あー、なるほど」
木胡桃「確かに、テーマパークとかに行って遊び疲れると帰りは寝ちゃうよね!」
魔梨威「じゃあ遊びに行くか!」
手寅「でも福来ちゃん4日も寝てないのに、そんな体力ないんじゃない?」
丸京「それは確かに。無理させて倒れたりしても困るしな」
木胡桃「それに、どっかに行くにしても今日はあまりお金持ってきてないです」
魔梨威「じゃあいっそのこと、ここでそういう雰囲気を出して遊ぶのはどうだ?」
手寅「それなら良いかも」
57: 2014/06/12(木) 21:40:49.12
魔梨威「ハハッ、僕はマッリー!」
丸京「ハハッ、僕と一緒に遊ぼうよ!」
木胡桃「君は本当に素敵だね、ハハッ!」
苦来「ハハッ!」
58: 2014/06/12(木) 21:41:38.22
コンコン
丸京「ん?誰か来た?」
魔梨威「なんだよ、良いところなのに」
木胡桃「はーい、どちら様ですか?」
59: 2014/06/12(木) 21:42:14.45
ガラッ
黒服「…………」
魔梨威「」
丸京「」
木胡桃「」
………………
…………
……
60: 2014/06/12(木) 21:43:29.85
手寅「ふう……売店が休みなんて、わざわざ外まで行くのも面倒ね」
手寅「みんなただいま、飲み物買ってきたよー」
ガラッ
手寅「……あれ?」
61: 2014/06/12(木) 21:44:12.25
『差し押さえ』
『差し押さえ』
『差し押さえ』
『by○ィズ○ー』
62: 2014/06/12(木) 21:45:13.34
手寅「ああ、みんな本当の夢の世界へ行ってしまったのね……」
手寅「寝る間もなく働き詰めっていう可能性もあるけどね」
終わり
63: 2014/06/12(木) 21:50:42.63
くぅ疲
苦来が可愛くて書き始めたのに最後ほとんど喋らんかった……
誤爆には気を付けよう(戒め)
苦来が可愛くて書き始めたのに最後ほとんど喋らんかった……
誤爆には気を付けよう(戒め)
64: 2014/06/12(木) 21:54:17.84
いまさらじょしらく、ちょーうれしい!
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