1: 2012/06/30(土) 23:03:23.50

4: 2012/06/30(土) 23:04:34.77
ニャル子「あー……」グテー

真尋「おい、ニャル子学校行くぞ」

ニャル子「あ~……行く気が起きません」

真尋「何言ってんだよ?」

ニャル子「あ~……何もする気がおきませ~ん」ゴロゴロ

真尋「はぁ?」

ニャル子「これが5月病ってやつですかぁ」

真尋「別にいいけど……僕は学校行くからな」

ニャル子「あ~……真尋さんも休みましょうよ~」

真尋「ずる休みじゃないか」

ニャル子「ずる休みって、ちょっとわくわくしませんか~」

真尋「しない」

6: 2012/06/30(土) 23:05:50.79
真尋「まあ、お前が休むのは勝手だけど、ちゃんと留守番しろよ」

ニャル子「え~、1人で留守番とか面倒です~」

真尋「じゃあ、学校来い」

ニャル子「仕方ないです……真尋さんが行くなら行っておきます~」

真尋「最初からそう言ってくれ」

ニャル子「まひろさ~ん」

真尋「なんだ? 行くなら早く準備しろよ?」

ニャル子「用意する気が起きませんから代わりに~」

真尋「お前な……」

7: 2012/06/30(土) 23:07:38.65
真尋「ほら……必要なもの持ってきてやったから、あとは自分で準備しろ……」

ニャル子「真尋さんやっぱり優しいです~」

真尋「いいから、早くしろ」

ニャル子「あ~、真尋さん……」

真尋「今度はなんだよ……?」

ニャル子「着替えする気が起きないのでやってくださ~い」

真尋「アホか!」ゴツン

ニャル子「あいたぁ……も~、それくらいいいじゃないですか」

真尋「いい加減にしないと、放っていくからな」

ニャル子「あ~、着替えます。着替えますからお待ちを~」ノロノロ

真尋「早くな……」

8: 2012/06/30(土) 23:09:29.61
ニャル子「いってきま~……す」

真尋「ほら急げって! 遅刻するだろ」

ニャル子「急ぐ気が起きないんですよ~……遅刻してもいいじゃないですかぁ」

真尋「お前ほんとに5月病かよ……? 極端すぎるだろ」

ニャル子「宇宙5月病は、結構深刻なんですよ~」

真尋「だから何でも宇宙つければ……って、ああもう、時間が」

ニャル子「だるいからのんびりいきましょ~よ~」

真尋「ああ、もうっ! 仕方ない!」

ガシッ グイッ

ニャル子「ふぇ?」

真尋「ほら、走れ! 引っ張ってやるから!」

ニャル子「やぁ~ん……真尋さんったら強引なんですからぁ」

真尋「無駄口叩いてる暇あるなら急げ!」

9: 2012/06/30(土) 23:10:47.39
真尋「はぁっ、はぁ~……なんとか間に合いそうだ」

ニャル子「良かったですねぇ~」

真尋「人事みたいに……ほら、もう手を離していいだろ」

ニャル子「やです~、このまま教室まで~」

真尋「恥ずかしいだろうが……」

ニャル子「じゃないと、ここから動く気がおきません~」

真尋「ずいぶん我が儘だな……」

ニャル子「宇宙5月病のせいです~」

真尋「都合いい病気だなあ……宇宙5月病」

11: 2012/06/30(土) 23:14:45.24
珠緒「おやおや~、ニャル子ちゃんったら八坂くんと一緒に、手を繋いでご登校ですか」

ニャル子「真尋さんが、こうしないと学校に行きたくないと言い出しまして~」

真尋「言ってない! それはお前だろうが」

珠緒「こ、これはゴールデンウィークにかなりの進展が!?」

ニャル子「そりゃあもう、同じベッドで一夜を過ごしましたから」

真尋「間違ってないけどさあ……夜這いした挙句、勝手に寝ただけじゃないか」

珠緒「もう、熱々ですなあっ! ラブラブですなあっ!」

ニャル子「いやはや、それほどでも」

真尋「……僕は先に行くからな」

14: 2012/06/30(土) 23:23:26.21
ニャル子「あ~……やる気起きないです~」

真尋「おい、授業中だぞ」

ニャル子「真尋さ~ん、サボりましょうよ~」

真尋「授業中に堂々と宣言するな」

ニャル子「真尋さんニウムが圧倒的に足りません~」

真尋「じゃあ、せめて休み時間まで我慢しろ……」

ニャル子「じゃ~、寝ますね~おやすみなさいです」

真尋「堂々と居眠り宣言かよ……」

ニャル子「そもそも、私大学出てますし~……むにゃ」

真尋「そういやそうだっけ……って、寝るの早いな」

ニャル子「くぅ……くぅ……」

17: 2012/06/30(土) 23:30:26.45
真尋「で、休み時間だけど……」

ニャル子「まっひろさ~ん」ダキツキ

真尋「って、うわっ……急に抱きつくな……さっきまで寝てたくせに」

ニャル子「はぁぁぁ~……落ち着きます」

ニャル子「私、解っちゃいました」

真尋「何が?」

ニャル子「こうやって、定期的に真尋さんニウムを補給しないとやる気がでないんですよ」

真尋「なんだよそれ……」

ニャル子「それが、ニャル子式5月病みたいです」

真尋「都合良すぎだろ、その5月病」

ニャル子「そんなわけで、休み時間の間はずっとこうしてます~、ぎゅ~っと♪」

真尋「いや、周りの目がちょっと……な?」

ニャル子「今更ですって~これくらい」

真尋「い、今更なのか……!?」

21: 2012/06/30(土) 23:40:07.95
ニャル子「うぅん……んにゃ……むにゃ……」

真尋「相変わらず授業中は寝てるし……」

ニャル子「まひろさん……実は生理が……こなくてぇ……むにゃ……」

真尋「何ほざいてんだこいつは……」

真尋「夢とはいえだな、そんなこと大声で……しかも授業中に」

ニャル子「やぁん……真尋さんったら……いたずらばっかり……してぇ……」

真尋「口塞いでやろうか……なんか僕の印象が悪くなってそうなんだが」

真尋「周りの目が……視線が痛いような……」

ニャル子「やめてぇ……まひろさん……のこぎり……いやぁ……ぐす……」

真尋「いや、マジで起きろニャル子。ほんとどんな夢みてるんだよ、おい!」

ニャル子「ふえ……?」

26: 2012/06/30(土) 23:44:02.31
ニャル子「や~っとお昼休みですね」

真尋「ああ、そうだな……」

ニャル子「おや、お疲れですね真尋さん」

真尋「お前が寝言で何を言うかと、ひやひやしてたんだよずっと……」

ニャル子「私、そんなに酷い寝言言ってました?」

真尋「僕には見に覚えのないことばっかり言ってたよ……誤解されたらどうするんだ」

ニャル子「ふ~む……まあ、どうでもいいじゃないですか」

真尋「はぁ……まあ弁当だな」

ニャル子「そうですよ、早くご飯にしましょう。もう今日はそれだけが楽しみで」

真尋「はいはい」

30: 2012/06/30(土) 23:52:15.28
真尋「え~っと……だな」

ニャル子「どうしましたか、真尋さん?」

真尋「この状況はなんだ?」

ニャル子「この状況って……私が真尋さんに膝枕されてることですか?」

ニャル子「いやだって、5月病でだるいんですよ、やる気起きないんですよ、寝てたいんですよ」

真尋「弁当たべるんだよな?」

ニャル子「そりゃお昼ですし」

真尋「じゃあ、起きろよ」

ニャル子「え?」

真尋「いやそんな、何言ってるのこいつ? みたいな顔されても」

ニャル子「食べさせてくれないんですか?」

真尋「お前寝ながら食うのかよ……」

ニャル子「大丈夫です、牛にはなりませんから」

真尋「そういうこと言ってるんじゃないよ」

31: 2012/06/30(土) 23:57:22.68
ニャル子「え~っとですね、まず玉子焼が食べたいです」

真尋「はぁ……ほら、こぼすなよ」ヒョイ

ニャル子「あ~ん……ぱく」

ニャル子「もぐもぐ……やっぱり真尋さんの作るのは美味しいです~」

真尋「そりゃあどうも」

ニャル子「あ、真尋さんもどうぞ食べてください」

真尋「ああ、大丈夫だから……次何が欲しいんだ?」

ニャル子「えっと、じゃあ……そこのミートボールを」

真尋「はいはい……ほら」

ニャル子「あ~ん」

34: 2012/07/01(日) 00:04:36.81
真尋(なんだろう……餌付けしてる気分になってきたぞ)

ニャル子「あ~……」

真尋「っと」ヒョイ

ニャル子「ん」スカ

ニャル子「……真尋さん、今のわざとですか?」

真尋「いや、ごめん……なんかちょっと」

ニャル子「意地悪ですよぉ」

真尋「だったら、自分で食えばいいだろ」

ニャル子「じゃあ、立場抗体ですか」

真尋「なんでそうなるんだ」

ニャル子「じゃないと私、真尋さんニウムを補給できません。やる気がおきません」

真尋「はぁ……もうそれでいい気がしてきた」

40: 2012/07/01(日) 00:17:38.68
ニャル子「あ~、真尋さんの膝枕最高です、このまま寝ちゃいそうですね」

真尋「寝るな、あんだけ授業中に寝ただろ」

ニャル子「それとこれとは別です」

真尋「つーか、もう起きろよ」

ニャル子「嫌ですか? 膝枕するの?」

真尋「嫌っていうか……恥ずかしいだろ」

ニャル子「えへへ~……嫌ではないんですね」

真尋「まあそれは……でも、やるのだって別に学校じゃなくても」

ニャル子「仕方ないですねえ……まあ、そこそこ真尋さんニウムは補給できましたし……」

真尋「あそこまでやってそこそこかよ」

ニャル子「最後にちょっと寝てから……」

真尋「おい」

44: 2012/07/01(日) 00:26:53.93
ニャル子「ん~……すやすや……」

真尋「ほんとに寝やがった」

ニャル子「う、ん……くうくう……」

真尋「もうすぐ授業始まるんだけど……」

ニャル子「えへへ……まひろ……さん……んぅ……」

真尋「もういいか……どうせこいつは授業寝てるだろうから同じだろうし」

真尋「なんか起こすのも……なあ」

ニャル子「んに……くぅ……むにゅむにゅ……」

真尋「幸せそうに寝やがってさ、こいつは」デコピン

ニャル子「ん~……やぁ……」

真尋「あはは」

46: 2012/07/01(日) 00:36:27.96
ニャル子「あ、ん……ふぁ……ふわぁぁぁ……」

真尋「大きなあくびだな」

ニャル子「おっと、はしたなかったですね……って」

ニャル子「あれ? もう夕方?」

真尋「ああ、お前よく寝てたなぁ」

ニャル子「え? 真尋さん、授業は?」

真尋「いや、だってお前寝てたし」

ニャル子「いやいや、起こせばよかったじゃないですか」

ニャル子「学生の本分は学業だというのに、私のせいで真尋さんにサボらせてしまうなんて……」

真尋「朝、一緒にずる休みしようとか言ってたやつの台詞じゃないな」

50: 2012/07/01(日) 00:46:52.13
ニャル子「なんで起こしてくれなかったんですか?」

真尋「いや、だって気持ちよさそうに寝てたし……」

ニャル子「全く、解ってましたけど、真尋さんは優しいんですからほんと」

真尋「そうか? フォーク刺すようなやつだぞ?」

ニャル子「最近、そんなの記憶に無いですが」

真尋「まあ、最近ニャル子が大人しいから……かな」

ニャル子「私はいつも通りのつもりですけどねえ?」

ニャル子「ツンとデレが、だいぶデレよりになっちゃったんですかねえ」

真尋「僕はそんなつもり、微塵もない」

ニャル子「いやいや、以前の真尋さんなら、間違いなく私を叩き起こしてましたよ」

ニャル子「というか、膝枕自体が有り得ないことでしたね、ええ」

真尋「はいはい……くだらないこと言ってないで、帰るぞ」

ニャル子「あ、逃げましたね」

57: 2012/07/01(日) 00:59:13.03
真尋「で……5月病とやらはもう大丈夫なのかよ」

ニャル子「ええっ、真尋さんの膝枕で寝たらすっきりしましたから!」

真尋「そんなんで治るとか、都合いいなほんと」

ニャル子「ニャル子式ですから仕方ありません」

ニャル子「真尋さんはならないんですか? 真尋さん式5月病」

真尋「なったらどうなるんだよ?」

ニャル子「そりゃもちろん、ニャル子ニウムがないとやる気が起きないんですよ」

真尋「厄介だなそりゃ」

ニャル子「でも、いつも私がお傍にいますから、別に問題ないですね!」

真尋「はいはい、そうだな」

61: 2012/07/01(日) 01:09:12.59
ニャル子「5月が終わりました」

真尋「早いよ! ゴールデンウィークくらいしか過ごしてない気がするけど!」

ニャル子「まあ、ギャルゲ的には、イベントが無い日はスキップされるものです」

真尋「5月って他になんか無かったのかよ……」

ニャル子「え~っと……母の日とか?」

ニャル子「でもお母さまとフラグ立てても仕方ないですし」

真尋「でも、6月って5月以上に何も無くないか?」

ニャル子「ですねえ……一気に7月にいっちゃいます?」

真尋「それはそれでちょっと……」

62: 2012/07/01(日) 01:11:39.43
ニャル子「とりあえず、今回はこれでおわりますか」

真尋「次はほんとに7月になってそうだ」

ニャル子「いや、もう続かない可能性も」

真尋「ああ、それもあるか……」

ニャル子「とりあえず何か良いネタができたら、また……」


5月編終わり

65: 2012/07/01(日) 01:12:38.61
おわっときます 飯食ってる間に落ちてるとは思わなかったまじで
次は、前スレでだしたにゃるこが気に入ったので何かそれで書きたいかも
お付き合いありがとうございました ニャル子可愛いよニャル子

68: 2012/07/01(日) 01:16:31.05

引用元: 真尋「僕とニャル子の」ニャル子「5月病から始まる日々です」