1: 2017/04/29(土) 22:05:01.130 et
むかしむかし、あるところに3人のガヴリールが居ました。3人のガヴリールは校長先生から下界で暮らすようにと言われました。

校長「下界には悪いオオカミ悪魔がいるから気をつけるんだよ」ピカー

そうして3人のガヴリールは下界で暮らし始めました。

2: 2017/04/29(土) 22:06:16.649 et
まずは1人目、甘酒大好きなガヴリール。

酔ガヴ「えへへ~、幸せ~」

なんて言いながら甘酒で酔っ払ってベンチで眠ってしまいました。

4: 2017/04/29(土) 22:08:13.794 et
それを逃すオオカミではありません。眠っているガヴリールを家へとお持ち帰りして、じっくり味わって食べてしまいました。

酔ガヴ「ん、んひゅう~、……え? そ、そんなところ、ダメぇ……」

ヴィーネ「ダメなのはあなたでしょうガヴリール。あんなところで寝ていたらオオカミに食べられる、って習わなかったのかしら?」チュッ

酔ガヴ「あ、あぁん、こんなの、こんなのしらないよぉ……」ギュッ

5: 2017/04/29(土) 22:09:51.954 et
次は2人目、心優しいガヴリール。ちゃんとしたお家に住んでます。

コンコンコン

ヴィーネ「ガヴリール、ちょっとお話しましょうよ」

オオカミ悪魔と知らないままのガヴリール。言葉を信じてあっさりと扉を開けてしまいます。

9: 2017/04/29(土) 22:10:39.146 et
わくわく

12: 2017/04/29(土) 22:11:34.352 et
それを逃すオオカミではありません。しっかりと家の中へと入れてもらい、ついでに鍵もしっかり掛けてから、リビングでペ口リと食べてしまいました。

聖ガヴ「あ、な、なんでぇ……なんでこんなことするんですかぁ……」

ヴィーネ「それが目的だからよガヴリール。よく知らない人をあっさりと家に上げたりしたらオオカミに食べられる、って習わなかったのかしら?」ミミカプー

聖ガヴ「こんなっ、きもちいいことぉ……おしえてもらえないです…………」

14: 2017/04/29(土) 22:12:16.441 et
ワロタ

15: 2017/04/29(土) 22:13:26.485 et
そして最後の3人目、やさぐれ気味のガヴリール。中身はともかく、家そのものはしっかりとした家に住んでます。

それにこのガヴリール、他人を簡単に家に上げたりなんてしもしません。

駄目ガヴ「ヴィーネ来ないかなー」ゴロゴロ

ですがオオカミ悪魔はしたたかで、世話を焼いて合鍵を勝手に作っても放置されるほどの仲になってしまいました。

16: 2017/04/29(土) 22:15:07.561 et
そしてやさぐれ気味のガヴリール、なんと今日はオオカミに食事を用意してもらっていたのです。

ヴィーネ「ほら召し上がれ、ガヴリール」

駄目ガヴ「モグモグモグ……おぉっ、おいしいな、これ」

ペ口リと食べたその料理、実は媚薬が仕込まれてます。

17: 2017/04/29(土) 22:16:15.259 et
やさぐれ気味のガヴリールも、この後あっさり食べられました。

駄目ガヴ「ヴィーネぇ、こんなイタズラ…………あっ」ツーッ

ヴィーネ「料理の代わりに食べちゃうだけよ?」ペロ

駄目ガヴ「ふぇ……う、うん、食べて、ヴィーネぇ…………」


こうして3人のガヴリールとオオカミ悪魔は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

18: 2017/04/29(土) 22:16:59.822 et
イイハナシダナー

19: 2017/04/29(土) 22:18:05.417 et
感動した

20: 2017/04/29(土) 22:19:55.890 et
ここから3人のガヴリールがヴィーネを取り合うんだろ

21: 2017/04/29(土) 22:20:51.399 et

24: 2017/04/29(土) 22:27:49.538 et
タプリスverとかもみたいです

30: 2017/04/30(日) 00:15:19.995
乙 
ヴィーネは今日も元気だなぁ

引用元: ヴィーネ「3人のガヴリール」