1: 21/12/04(土)23:08:11

如月千早「そういえば静香、少し気は早いけど、高校はどこを目指すか決めてる?」

最上静香「まだ考え中です。父が納得する学力の所に行こうとは思ってます」

2: 21/12/04(土)23:09:40

千早「厳しいのね」

静香「……そうですね。出来ればアイドル活動も続けたいですし、そのためにもしっかり両立しないといけないと思いますから」

千早「良ければ、私の通ってる高校のこと、教えるけど」

静香「えっ!」

3: 21/12/04(土)23:10:55

静香「千早さんの通ってる高校ってことは……私が千早さんの後輩に!」

千早「合格したら、そういうことになるわね」

静香「なんて魅力的な、素晴らしい響き!」

千早「そう?」

静香「是非、どんな高校か教えてください!」

……

4: 21/12/04(土)23:13:12
……

静香「なるほど……それなら、ある程度の進学先も望めそうですね」

千早「そうかもしれないわね」

静香「学力的にも充分届きそうですし、家からも劇場からも近めで立地も悪くないですし……良い所ですね」

千早「そうね」

5: 21/12/04(土)23:15:17

静香「それに、千早さんの後輩になれます! すごく嬉しいです!」

千早「まだもう1年あるし、候補に入れておくと良いわ」

静香「いえ、絶対ここにします! 教えてくださり、ありがとうございます!」

千早「ふふっ、そう。楽しみにしておくわね」

静香「それで、あ、あの……ひとつお願いがあるんですけど、いいですか?」

6: 21/12/04(土)23:16:33

千早「何?」

静香「3年違いですし、お揃いの制服を着るという夢は叶わないですけど」

千早「……」

静香「わ、私が行くことになったら、千早さんの制服をいただけないでしょうか?」

7: 21/12/04(土)23:17:12

千早「ごめんなさい。それは出来ないわ」

静香「え?」

8: 21/12/04(土)23:20:20

静香「えっと……先約があるんですか?」

千早「ないわよ」

静香「……あ、サイズを気にされてるんですか?」

千早「それはある程度、大丈夫じゃないかしら。静香が急成長したら別だけど」

静香「……そもそも、私服のところですか?」

千早「いいえ、制服よ」

9: 21/12/04(土)23:22:21

静香「あ……も、もしかして、こんなこと頼んで気持ち悪かったですか?」

千早「そんなことないけど」

静香「……それじゃあ、どうしていただけないんですか?」

千早「言いづらいけど、体型もほとんど変わってないし、私が必要だからよ」

10: 21/12/04(土)23:23:47

静香「必要?……もしかして、コスプレですか?」

千早「そういうことじゃなくて……もし静香が入学してきたら、お揃いの制服を着るからよ」

静香「そ、そんな、私の夢のために、わざわざ残しておくなんて」

千早「そうじゃなくて……」

11: 21/12/04(土)23:24:34

千早「留年確定したのよ」

静香「え?」

おわり

12: 21/12/04(土)23:25:22
元ネタは公式4コマ。千早(高2)静香(中2)だから1年ダブればお揃いの制服が着られますね。

完結報告してきます。

引用元: 最上静香「千早さんとお揃いの制服」