1: 2014/07/06(日) 14:09:10.18
何度もごめんなさいDIOM@Sです

前回
DIO「コイツらがッ!輝くまで!プロデュースをやめんッ!」【第五部】

の続きになります
3: 2014/07/06(日) 14:23:26.57
DIO「どうだ!この血の目つぶしはッ!勝ったッ!死ねいッ!」

承太郎「オラァッ!」

ドグァシィン!

ビシ ビシ ビシ !

......バゴ!

DIO「うぐぉぉぉぁぁぁぁ!?なぁぁにィィイイイッ!」

DIO「ば...馬鹿なッ!...こ、このDIOが...」

ボゴン ボゴン ボゴン!



DIO「このDIOがァァァァァーーーーッ!!!!」



ドガッパァァ!!
バンプレスト ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース Grandista DIO
4: 2014/07/06(日) 14:31:04.87
........................................

....................

........

...


DIO「.........夢...か」

DIO「................」

DIO「ここへ来てどのくらいが経った......?」

DIO「ざっと、一年か」

DIO「..........」

5: 2014/07/06(日) 14:40:23.91
DIO「飛ばされた原因はこのDIO、世界の第二の能力」

DIO「『THE WORLD BITE THE DUST(負けたくない)』......」

DIO「『ANOTHER WORLD』の方がイイか...?」

DIO「世界は最強だな」

DIO「...しかし、もうここにいる必要は......」

DIO「................いや、まだだ。猿共はトップではない。大型ライヴが残っている」

6: 2014/07/06(日) 14:43:24.09
承太郎との氏闘の末に新たな力を発揮したTHE WORLDッ!

それは時を戻す能力だったが、初期作動により、27年後の日本に飛ばされてしまった!

そこで高木と出会い、アイドルと出会い、数々の感情を知り、愛を知り、

少しずつ変わっていくDIOッ!

しかしDIOは「節目」を感じていた

いつかはここを離れ、戻らねばならないと

そう感じていたのだ

8: 2014/07/06(日) 14:54:08.57
翌日

DIO「奴らはどうだ?」

律子「順調です、何事もなく」

DIO「萩原は逃げてないか?」

律子「大丈夫です」

DIO「そうか。美希はダラけていないか?」

律子「あの子はやる時はやりますから」

DIO「高槻は付いていけてるか?」

小鳥「ふふっ、プロデューサーさんは心配性ですね」

DIO「......そんなハズは」

律子「そうですよ!最初と比べたら全然」

DIO「最初か...懐かしいな」

9: 2014/07/06(日) 14:58:20.77
小鳥「色々ありましたね~、いぬ美ちゃんは蹴るわ、961プロを潰すわ...」

DIO「あと高槻の高所恐怖症克服のために、思いっきり空にブン投げた事もあったな」

律子「ちょ!?そんなことしたんですか!?」

DIO「知らなかったのか?」

律子「知りませんよ!どうりでヘルクライムピラーの仕事も平気だったんですね...」

10: 2014/07/06(日) 15:05:38.85
ガチャ

春香「おはようございます!タルカスじゃなくて天海春香ですよー!」

DIO「早いなタルカス」

春香「MUOOOOHHーーーーッ!!!」

響「はいさーい!」

真「おはようございまーす!」

DIO「貴様らも早いな」

響「みんなお昼寝の時間だし、暇だから来たさー」

真「最近、仕事で事務所に来れなかったしね」

11: 2014/07/06(日) 15:12:08.71
春香「でも仕事があるだけ幸せだよね」

響「そうだぞ!どれもこれもプロデューサーのおかげさー!」

DIO「そうか」

春香「プロデューサーさんのおかげで事務所が救われたんですよ!」

律子「ちょっとー?それじゃあ私が役立たずってこと~?」

春香「そ、そんなことないですよぉ!律子さん!」

モー ホントー? ホントダズラ ウソツイテネーズラ

DIO「......賑やかだな」

12: 2014/07/06(日) 15:19:43.82
@夜

DIO「承太郎はおそらく、母親に発現したスタンドを消そうと、
このDIOに立ち向かったのか」

DIO「まぁ、ジョナサンの肉体を奪ったことも理由の一つだろうが」

DIO「......しかし、母親のスタンドの気を今でも感じるのは...」

DIO「...戻るまで、時が止まっているという事か」

DIO「そういえば、千早の時もそうだったな」

DIO「.........ならば」

DIO「承太郎も時を止められたままか?」

DIO「まさか、このDIOと同じ道を辿っているのか...?」

DIO「.........フン、まさかな」

13: 2014/07/06(日) 15:30:24.67
翌日

ガチャ

亜美真美「「あ!兄ちゃんお帰り→!」」

ズゥラァッ! ドッバァ ビュンビュンビュン!

DIO「む」パシパシパシパシパシ

DIO「一瞬にしてナイフを投げるとは...貴様らのイタズラも過激になったものだ」

真美「全部受け止めた...だと...」

亜美「さすが兄ちゃん!亜美達に出来ないことを平然とやってのけるッ」

真美「そこにシビれる!」

亜美真美「「あこがれるゥ!」」

DIO「(......デジャヴだ)」

14: 2014/07/06(日) 15:40:42.43
とぅるるるるるるる

DIO スチャ

DIO「DIOだ。三浦か?」

あずさ『はい~』

DIO「また迷子か」

あずさ『すみません~』

DIO「まったく......」ピッ

亜美「場所聞かなくてもいいの?」

DIO「聞いても無駄だ。場所を理解していれば道には迷わん」

DIO「ならば、こちらで探すのみ」

15: 2014/07/06(日) 15:45:57.65
DIO「おい両双海、カメラを持っているか?」

真美「ピヨちゃんのならあるよ→」ハイ

DIO ピシィッ ゾゾゾゾ

DIO「......背景は闇で見えんな」

亜美「ひょっとしたら、その闇とやらが、どこか...」

亜美「わかるかもしれねぇ!」

真美 ドキューン ゾゾゾッ ギン! ギン!

亜美「あずさお姉ちゃんの背後に何かを見つけたな」

亜美「スケッチさせてみよう。俺の真美は正確な悪戯を考え、

相手を困らせるほど、精密な動きと分析をする......」

ザザザーッ ザザーッ ザザ バーン

DIO「ハエだ、空間にハエが飛んで...エジプト、それもアスワン付近ではないかッ!」

DIO「何ィ!?奴は今エジプトにいるだとォ!?」

16: 2014/07/06(日) 15:55:59.94
@飛行機

DIO「.........」

DIO「便利な世の中だ」

DIO「これが飛行機か、中々のパワーとスピードだ。このDI」

CA「お客様、機内ではお静かに...」

DIO「おい女、酒とキャビアを持って来い。スチュワーデスがファーストクラスの客に
酒とキャビアをサービスするようにな......」

CA「そのままでございますお客様」

19: 2014/07/06(日) 16:16:01.22
@エジプト

民衆「「「バクシーシ!バクシーシ」」」

あずさ「あらあら~、困ったわ~」

DIO「何をしている、行くぞ」グィ

あずさ「プロデューサーさん!」

DIO「全く何をやっているのだ」スタスタ

あずさ「ハンハリーリという市場で占いのロケをしてたんですけど、
ついフラ~っと歩いたら迷ってしまって~」

DIO「それでコッチの高槻共に囲まれたのか」

あずさ「はい~」

DIO「世話の焼ける奴だ。帰る......」

あずさ「?」

DIO「(しかし、久しいな。昔と少し変わったが...)」

DIO「.........」

あずさ「プロデューサーさん?」

DIO「ん?あぁ、行くぞ」スタスタ

あずさ「あ!待ってください~」

21: 2014/07/06(日) 16:20:57.66
@二日後

雪歩「大型ライヴ、もうすぐですね...」

DIO「怖いか?」

雪歩「いえ、大丈夫...だと思います。でも今回は今までと違って、比べものにならない
くらい、お客さんが入るんですよね?」

DIO「あぁ。......しかし貴様は大丈夫だ」

雪歩「......ふふっ」

DIO「何がオカシイ?」

雪歩「前までクズとかカスとか言ってたのにって...」

DIO「それだけ成長したという事だ」

雪歩「ありがとうございますぅ」

DIO「成功させるぞ、ライヴ」

雪歩「はい!」

22: 2014/07/06(日) 16:24:30.42
@レッスン

DIO「.........」

やよい「お前の瞳だッ!バイ!ツァ!ダスト!」

伊織「吉良メ吉良リ ドカンボカンと♪」

DIO「(リサリサの指導は抜群だった)」

DIO「(奴がここを去って数か月経つが)」

春香「乙女よ 波紋を流せ♪」

DIO「(誰一人衰えず、むしろ進歩している)」

美希「大好きダニィー♪」

ジャーン

DIO「(元々の力もあるだろうがな)」

フー ミキヨカッタヨー

23: 2014/07/06(日) 16:26:00.94
DIO「よし、貴様らの大型ライヴに向けて、いくつか教えることがある」

伊織「アンタから教わるなんて珍しいわね」

DIO「あぁ、これだけはな」

DIO「まず、LESSON1『妙な期待をDIOにするな』」

千早「あの...どういうことですか?」

DIO「うむ、これは初めに伝えておくべきだったが、一応言っておく」

雪歩「期待はするななんて...プロデューサーがいなければここまで来れませんでした」

やよい「そうです!」

DIO「そうか、まぁいい。本題は次からだ」

24: 2014/07/06(日) 16:27:17.43
DIO「LESSON2は『筋肉には悟られるな』......」

真「!」

DIO「いいか...例えば腕を掴むこの動作、腕を強く掴めば掴むほど、
『筋肉』はこの力を振りほどこうと理解して反応してくる」

DIO「肉体が本能的に身を守ろうとするのは筋肉に気付かれるからだ。
それが生物の体だ......」

DIO「だから、悟らせない身体を作るのだ」

DIO「皮膚を支配しろ。ならば異常事態が起こっていると気付かない」

25: 2014/07/06(日) 16:30:33.62
響「難しいぞ...」

DIO「ま、大方...」スッ

響「!?」

DIO「リサリサの修行によって、筋肉に悟られない体に施されているがな」サワサワ

響「ちょ!ぷ、プロデューサー!///」パッ

真美「(兄ちゃんがひびきんの腕を......)」

貴音「(触りましたね)」

春香「(ちょっと羨ましいかも......)」

美希「ずるいの!ミキのも!ミキのも!」グイグイ

DIO「大丈夫だ、全員なっているのはわかる」

美希「そういうことじゃないのー!」

DIO「(リサリサの奴...ここまでやるとは...)」

DIO「まぁいい、次だ」

26: 2014/07/06(日) 16:33:18.90
DIO「LESSON3『回転を信じろ』」

伊織「まーた哲学臭いのを...」

亜美「むずかちー...」

DIO「いかなる場において必要とされるのは頭だ」

DIO「言わば、『頭の回転』という事だ」

あずさ「なるほど~」

DIO「どんな異常事態にも対応できる身体、頭......」

DIO「これがあれば問題はないだろう」

DIO「難しいがな」

27: 2014/07/06(日) 16:34:38.56
春香「どうやって鍛えればいいですか?」

DIO「そうだな......『ンドゥールごっこ』で鍛えろ」

真美「あの砂浜でやってたやつ?」

DIO「あぁ、耳だけを頼りにするトレーニングだ。
そうすれば脳の活性化に繋がり、次第に回転も早くなるだろう」

美希「頭使うのヤなの~」

DIO「貴様らが先に進むためだ。逃れられん」

28: 2014/07/06(日) 16:37:14.68
DIO「そしてLESSON4は......」

DIO「これは......後にする」

伊織「どうしてよ?」

DIO「貴様らの力を最大限にまで発揮させるためだ」

やよい「どれも難しそうです...」

DIO「大丈夫だ。貴様はやれる」

やよい「そうですか!?ありがとうございますぅー!」

やよい「うっWRYYYYYYYYYYYY!!!!!」

DIO「いいだろう、今日はここまでだ」

ツカレタネー ワワッ ハルカ! アブナイ! グッパオン

29: 2014/07/06(日) 16:40:50.50
美希「ふーっ、くたくたなの~」

DIO「どうやら歌やダンスは完璧のようだな」

美希「当ったり前なの!こんなのおにぎり前なの!」

DIO「そうか」

美希「ねぇ、ライヴってどんな所でやるの?」

DIO「そうだな........ならば下見に行くか?」

美希「行くの!」

@ライヴ会場

DIO「着いたぞ」

美希「結構大きいの...」

DIO「ステージに行くぞ」

30: 2014/07/06(日) 16:42:33.96
@ステージ

DIO「ここだ。どうだ?」

美希「わ~っ...」キラキラ

美希「キラキラしてるの......」

DIO「...?客席は暗いが」

美希「そーゆーコトじゃないの!ダニー!」

DIO「ダニーはやめろ」

美希「ここって、満席なの?」

DIO「あぁ、確実にな」

美希「それじゃあダニー、アレ、見て」ユビサシ

DIO「ん?」

美希「三階席の一番端っこ。いーっちばん端っこ」

DIO「あぁ、それがどうかしたか?」

31: 2014/07/06(日) 16:46:06.27
美希「あの席から、ミキ達をよく見えると思う?」

DIO「いや、思わん。あの席じゃあ、貴様らは豆粒程度だろうな」

美希「でも、どーして席は埋まってるの?」

DIO「.............」

美希「答えは簡単なの。「好き」だからなの」

美希「どんなに見えなくても、どんなにわからなくても、会いに行くの」

美希「ミキ達はそれほど愛されてるの...」

美希「それって......キラキラしてるって、思わない?」

DIO「......なるほど。輝いている貴様らを想像したのだな」

美希「そーゆーコトなの!」

DIO「既に、今も輝いている。心配はない」

美希「わかってるの!」

32: 2014/07/06(日) 16:49:33.56
美希「................」

美希「.............ねぇ、ダニー」

DIO「何だ?」

美希「ミキね、前まで一日中寝てたの」

美希「お仕事がないーっていうのもあったけど、それしかするコトがなかったの」

美希「でも今は違うの」

美希「お仕事が増えたコトもそうだけど、一番は......」

美希「どーしたらもっとキラキラできるか考えるようになったの」

DIO「.........」

33: 2014/07/06(日) 16:52:42.99
美希「それはね、ダニー、うぅん、プロデューサーのおかげって思うな」

DIO「美希......」

美希「プロデューサーと会わなかったら、どーなってたかわからないの」

美希「だからねミキ、とーっても感謝してるんだよ?」

DIO「.........フン、感謝されなくては困る」

美希「......ダニー、今すっごくやさしー目してるの!」

DIO「む!しておらん!」バッ

美希「見せるのー!」

DIO「や、やめろ!」

美希「あはっ!照れてるダニー可愛いの!」

美希「これからもずーっと一緒にいてね、ダニー!」

DIO「......あぁ」

34: 2014/07/06(日) 16:54:38.17
@車内

ラジオ
SPW『一体どんなプロデューサーなんだい?』

春香『すっごく頼りになる人です!』

SPW『ほぉ、そいつぁいいねぇ!』

春香『あ、でも私のあだ名をタルカスにした張本人です!』

SPW『......え?あだ名?本名じゃ...』

春香『ANGYAAAAAAAAAAA!!!!!』

DIO「いつまで経っても騒がしい奴だ」

DIO「......そういえば四条とらぁめんとやらを食す約束をしていたな」

DIO「引き返すか」

ブォォォォン......

35: 2014/07/06(日) 16:57:23.38
DIO「遅くなった」

貴音「いえ、私も先ほど仕事が終わりましたので」

DIO「そうか。...で?そのらぁめんとやらはここか?」

貴音「はい、入りましょう」ガラ

DIO「む」

店員「いらっしゃ」

貴音「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ」

DIO「!?」

店員「はいぃ!!お連れの方もソレでいいですか?」

DIO「ん?......あぁ」

DIO「四条よ、先ほどのは一体何の呪文だ」

貴音「ふふ、すぐにわかりますよ」

店員「ハイお待ち!」

バーーン!

DIO「」

貴音「相変わらず美味しそうですね」

36: 2014/07/06(日) 17:00:42.89
@10分後...

DIO「(まぁ、マズくはない)」ズルズル(3杯目)

貴音「......DIO殿」ズルズル(5杯目)

DIO「何だ」ズルズル

貴音「行ってしまうのですか?」

DIO「ッ!」ピタッ

DIO「......貴様、何故それをッ」

貴音「あなた様がこの時の者ではない事は知っています」

DIO「............」

貴音「異なる時が重なるのは決して許されぬ事...」

貴音「私にはわかるのです。何故かはわかりません」

37: 2014/07/06(日) 17:04:47.37
DIO「.........フン、なんでもお見通しか」ズルズル

貴音「...驚きというか、受けとめが早いのですね」

DIO「貴様だからだ、意外性はない。これがタルカスや高槻だったら卒倒していた」

貴音「左様ですか......」

貴音「........」

DIO「いつかはここを離れねばならん」

DIO「貴様らの成長のためではない。俺自身の、この世界の理のためだ」

DIO「......それは俺自身が一番わかっている」ズルズル

貴音「.......」ズルズル

DIO「........」ズルズル

DIO貴音「「おかわり」」

38: 2014/07/06(日) 17:07:22.34
@765PRO 夜

DIO「残り一週間を切ったか......」

小鳥「あっという間ですね~」

DIO「......皆、成長したな」

小鳥「はい♪」

小鳥「ずっと夢でした。765PROの大型ライヴ......」

小鳥「私が出るわけじゃないんですけどね、ふふっ」

DIO「フン、そうだな」

小鳥「暖かく見守ってあげましょうね」

DIO「あぁ......」

数々の仕事やライヴをこなしてきた元貧弱事務所765PRO!

全員が夢に見ていた大型ライヴは

無事、成功するのだろうか!?

そしてDIOはどうなるのだろうかッ!






39: 2014/07/06(日) 17:08:21.41
終わったッ!第六部完ッ!

次回一応最終回ッ!

42: 2014/07/06(日) 17:26:42.18
シリーズが完結したあとにまた始まる可能性はなきにしもあらず

45: 2014/07/06(日) 18:55:00.53
おつおつ

引用元: DIO「765の時は動き出す」【第六部】