1: 2013/05/21(火) 00:05:09.67
澪「梓…我慢してくれ」
梓「嫌です!唯先輩のとなりじゃないと嫌です!!そこどけです」バタバタ
紬「梓ちゃん他の人に迷惑だから少し静かにしましょうね…」
梓「」バタバタバタバタ
唯「…」
梓「嫌です!唯先輩のとなりじゃないと嫌です!!そこどけです」バタバタ
紬「梓ちゃん他の人に迷惑だから少し静かにしましょうね…」
梓「」バタバタバタバタ
唯「…」
26: 2013/05/21(火) 07:26:20.31
唯「はぁー……」
唯「おいであずにゃん」ポンポン
梓「唯先輩!」
律「おい唯……、あんまり梓を甘やかすなよ……」
唯「でも周りの人の迷惑になるし……」
梓「えへへ、唯せんぱーい」スリスリ
唯「ねぇあずにゃん。あんまり騒いじゃダメだよ?」
梓「はいです!」
澪「はぁ……」
唯「おいであずにゃん」ポンポン
梓「唯先輩!」
律「おい唯……、あんまり梓を甘やかすなよ……」
唯「でも周りの人の迷惑になるし……」
梓「えへへ、唯せんぱーい」スリスリ
唯「ねぇあずにゃん。あんまり騒いじゃダメだよ?」
梓「はいです!」
澪「はぁ……」
28: 2013/05/21(火) 07:44:18.96
梓「あ! 唯先輩! パフェがきましたよ!」
唯「あずにゃん声おっきいよ。もう少し静かに、ね?」
梓「唯先輩! あれやってください! あれ!」
唯「え? な、なにかな?」
梓「あーんです! あーん!」
唯「え、えぇ……。でも、知らない人もいるし、恥ずかしいかなーって……」
紬(知らない人がいなかったらいいの?)
梓「……あーん、してくれないんですか?」
唯「う、うぅん……」
澪「おい梓! あんまりわがままばっかりいうな! 唯が困ってるだろ!」
梓「う、うぅ……」ジワ
澪「!?」
唯「あずにゃん声おっきいよ。もう少し静かに、ね?」
梓「唯先輩! あれやってください! あれ!」
唯「え? な、なにかな?」
梓「あーんです! あーん!」
唯「え、えぇ……。でも、知らない人もいるし、恥ずかしいかなーって……」
紬(知らない人がいなかったらいいの?)
梓「……あーん、してくれないんですか?」
唯「う、うぅん……」
澪「おい梓! あんまりわがままばっかりいうな! 唯が困ってるだろ!」
梓「う、うぅ……」ジワ
澪「!?」
31: 2013/05/21(火) 07:48:54.00
梓「嫌です嫌です! 唯先輩があーんしてくれないと嫌です!」バタバタ
律「あぁ! 梓がまた暴れだした!」
梓「唯先輩あーん! あーんしてくださいです」バタバタ
紬「梓ちゃん。周りの人が見てるから静かにしてね……」
梓「」バタバタバタバタ
唯「……」
律「あぁ! 梓がまた暴れだした!」
梓「唯先輩あーん! あーんしてくださいです」バタバタ
紬「梓ちゃん。周りの人が見てるから静かにしてね……」
梓「」バタバタバタバタ
唯「……」
33: 2013/05/21(火) 07:54:12.50
唯「はぁ……」
唯「はい。あずにゃん、あーん」
梓「唯先輩!」
律「おい唯。だからそうやって梓を甘やかすなって」
唯「でもこうしないとあずにゃん落ち着かないし……」
梓「えへへ。おいしいです」モグモグ
唯「ねぇあずにゃん。周りの人の迷惑になるから静かに、ね?」
梓「はいです!」
澪「はぁ……」
唯「はい。あずにゃん、あーん」
梓「唯先輩!」
律「おい唯。だからそうやって梓を甘やかすなって」
唯「でもこうしないとあずにゃん落ち着かないし……」
梓「えへへ。おいしいです」モグモグ
唯「ねぇあずにゃん。周りの人の迷惑になるから静かに、ね?」
梓「はいです!」
澪「はぁ……」
34: 2013/05/21(火) 08:04:10.61
澪「おい律。最近の梓、ちょっとわがまますぎないか?」
紬「普段はおとなしいんだけど、唯ちゃんがそばにいると途端にわがままになるみたい……」
律「うーん……」チラ
梓「唯先輩! 次は私が! 私が唯先輩にあーんするです!」
唯「え? あ、う、うん……。お願いあずにゃん」
梓「唯先輩あーん!」
唯「あ、あーん」パク
梓「どうですか唯先輩!? おいしいですか!?」
唯「う、うん。おいしいよあずにゃん」ニコ
梓「!」
梓「唯先輩! あーん! あーーん!!」
唯「あ、うん。あーん」
梓「どうですか!? おいしいですか!?」
唯「う、うん……」
律「……」
紬「普段はおとなしいんだけど、唯ちゃんがそばにいると途端にわがままになるみたい……」
律「うーん……」チラ
梓「唯先輩! 次は私が! 私が唯先輩にあーんするです!」
唯「え? あ、う、うん……。お願いあずにゃん」
梓「唯先輩あーん!」
唯「あ、あーん」パク
梓「どうですか唯先輩!? おいしいですか!?」
唯「う、うん。おいしいよあずにゃん」ニコ
梓「!」
梓「唯先輩! あーん! あーーん!!」
唯「あ、うん。あーん」
梓「どうですか!? おいしいですか!?」
唯「う、うん……」
律「……」
35: 2013/05/21(火) 08:07:08.11
律「ま、まぁなにも問題ないし、このままでも……」
澪「よくないだろ!」
律「でしゅよね……」
梓「唯せんぱーい」スリスリ
唯「えーっと、よしよし?」ナデナデ
紬(……頭なでなでいいなぁ)
澪「よくないだろ!」
律「でしゅよね……」
梓「唯せんぱーい」スリスリ
唯「えーっと、よしよし?」ナデナデ
紬(……頭なでなでいいなぁ)
36: 2013/05/21(火) 08:11:36.70
律「でも、唯が梓の要求に応えてたら梓もおとなしいしさぁ、別にこのままでよくない?」
律(正直、梓に暴れられるの面倒だし……)
澪「お前、面倒だから唯に押し付けようとしてるだろ?」
律「! そ、そんなことないですよ?」
澪「こっち向いて話せバカ律」ポカ
律「いひゃい!」
律(正直、梓に暴れられるの面倒だし……)
澪「お前、面倒だから唯に押し付けようとしてるだろ?」
律「! そ、そんなことないですよ?」
澪「こっち向いて話せバカ律」ポカ
律「いひゃい!」
37: 2013/05/21(火) 08:20:50.90
澪「今のままじゃ唯の負担が大きすぎるだろ! 見ろ唯のあの顔を!」
唯「」ナデナデ
梓「唯先輩! 唯先輩!」スリスリクンカクンカ
律「……うわぁ、唯の目が氏んでる……」
紬「あんな唯ちゃん見たことないわね……」
澪「ほら! このままじゃ唯のやつ心を完全に閉じるぞ」
唯「」ナデナデ
梓「唯せんぱーい」スリスリモフモフ
律「う、うーん……」
唯「」ナデナデ
梓「唯先輩! 唯先輩!」スリスリクンカクンカ
律「……うわぁ、唯の目が氏んでる……」
紬「あんな唯ちゃん見たことないわね……」
澪「ほら! このままじゃ唯のやつ心を完全に閉じるぞ」
唯「」ナデナデ
梓「唯せんぱーい」スリスリモフモフ
律「う、うーん……」
39: 2013/05/21(火) 08:27:20.68
律「はぁ……、でもさぁいったいどうしてこんなことになったんだ?」
律「あたし等が帰ってきたときは梓普通だったじゃん」
紬「えぇ、大学が夏休みになったから帰省してこっちに帰ってきて、
遅れて帰ってくる唯ちゃん以外であずさちゃんに会ったときは確かに普通だったわね」
澪(なんでムギはそんなに説明口調なんだ?)
紬「色々と都合があるのよ」
澪「心を読まれた!?」
律「あたし等が帰ってきたときは梓普通だったじゃん」
紬「えぇ、大学が夏休みになったから帰省してこっちに帰ってきて、
遅れて帰ってくる唯ちゃん以外であずさちゃんに会ったときは確かに普通だったわね」
澪(なんでムギはそんなに説明口調なんだ?)
紬「色々と都合があるのよ」
澪「心を読まれた!?」
40: 2013/05/21(火) 08:31:59.87
律「そうなんだよなー。一週間前だっけ?
その時に梓とあったときは確かにいつもの梓だった」
澪「部長になって頑張ってる梓だったな」
紬「でも、六日前、唯ちゃんが帰ってきてみんなで集まった時に……」
律「梓の暴走が……」
澪「始まった……」
その時に梓とあったときは確かにいつもの梓だった」
澪「部長になって頑張ってる梓だったな」
紬「でも、六日前、唯ちゃんが帰ってきてみんなで集まった時に……」
律「梓の暴走が……」
澪「始まった……」
45: 2013/05/21(火) 08:41:05.94
むいかまえ!
梓「確か今日でしたよね。唯先輩が帰ってくる日は」
律「んー? そうそう」
澪「さっきメールがきて、もうすぐここに着くみたいだぞ」
紬「懐かしいわぁー。部室にこの五人が揃うなんて」キラキラ
律「だなー。放課後ティータイム! 再結集だな!」
澪「梓も久しぶりに唯に会えて嬉しいんじゃないか?」
梓「そんなことありませんよ。むしろ、また唯先輩に抱きつかれたりするんじゃないかと戦々恐々です」
紬「うふふ。懐かしいわね。唯ちゃんったら梓ちゃんにべったりだったもの」
律「なー。まぁなんだかんだで梓も満更でもないみたいだったけどな」
梓「な! そ、そんなことありません!」
澪「あはは。お、唯がきたみたいだぞ」
梓「!」
梓「確か今日でしたよね。唯先輩が帰ってくる日は」
律「んー? そうそう」
澪「さっきメールがきて、もうすぐここに着くみたいだぞ」
紬「懐かしいわぁー。部室にこの五人が揃うなんて」キラキラ
律「だなー。放課後ティータイム! 再結集だな!」
澪「梓も久しぶりに唯に会えて嬉しいんじゃないか?」
梓「そんなことありませんよ。むしろ、また唯先輩に抱きつかれたりするんじゃないかと戦々恐々です」
紬「うふふ。懐かしいわね。唯ちゃんったら梓ちゃんにべったりだったもの」
律「なー。まぁなんだかんだで梓も満更でもないみたいだったけどな」
梓「な! そ、そんなことありません!」
澪「あはは。お、唯がきたみたいだぞ」
梓「!」
46: 2013/05/21(火) 08:48:54.59
唯「おまたせしやしたー! 唯隊員! ただいま戻りました!」ビシ!
律「おかー」
澪「おいおい、なんで制服着てきてるんだ?」
唯「でへへー、せっかくだからいいかなーって、どう?」クルクル
澪「なんかあれだな、コスプレみたいだ」
紬「昔の唯ちゃんかと思ったわぁー」
律「なんかいいなー、こんなことならあたしも来てくればよかったなぁー」
唯「でへへー、あ、あずにゃん! 久しぶりだねぇ。ねね、どうかな?」
梓「……」
唯「? あずにゃん?」
律「どうした梓。愛しの唯先輩だぞ?」ニヤニヤ
紬「? うつむいてどうしたの?」
澪「?? どうした梓、もしかしてどこか痛いのか?」
梓「……」プルプル
唯「あずにゃん? だいじょう……」
律「おかー」
澪「おいおい、なんで制服着てきてるんだ?」
唯「でへへー、せっかくだからいいかなーって、どう?」クルクル
澪「なんかあれだな、コスプレみたいだ」
紬「昔の唯ちゃんかと思ったわぁー」
律「なんかいいなー、こんなことならあたしも来てくればよかったなぁー」
唯「でへへー、あ、あずにゃん! 久しぶりだねぇ。ねね、どうかな?」
梓「……」
唯「? あずにゃん?」
律「どうした梓。愛しの唯先輩だぞ?」ニヤニヤ
紬「? うつむいてどうしたの?」
澪「?? どうした梓、もしかしてどこか痛いのか?」
梓「……」プルプル
唯「あずにゃん? だいじょう……」
47: 2013/05/21(火) 08:50:09.99
梓「唯せんぱーーーーーーーーーーーーいひいいいいんんんんあはああああああんんんん!!!!!!」
唯澪律紬「!!?」ビックゥ!!
唯澪律紬「!!?」ビックゥ!!
50: 2013/05/21(火) 08:56:26.51
梓「唯先輩ゆいせんぱいいいいいぃぃぃ!!」ダッキィ!!
唯「え、えぇえええぇ!!?」
梓「ゆいせんぱいあいたかったあいたかったよおおおおおおんんうふううう!!」スリスリ
唯「え、ちょ、あずにゃん!?」
梓「あぁゆいせんぱいいいにおいだなぁ! ゆいせんぱいいいにおい! グッドスメルだよゆいせんぱい!!」クンカクンカ
唯「あ、あずにゃんくすぐったいよ!」
梓「唯せんぱいいぃいぃい!! やわらかいよ唯せんぱい!! マシュマロよりもわたあめよりもゼラチンよりもやわらかいよゆいせんぱい!!」
唯「ね、ねぇあずにゃんどうしたの!? おちついてよあずにゃん!!」
梓「ゆいせんぱいいいいいい!!!!!!!!」
唯「だ、だれかたすけてーー!!」
澪律紬「」
唯「え、えぇえええぇ!!?」
梓「ゆいせんぱいあいたかったあいたかったよおおおおおおんんうふううう!!」スリスリ
唯「え、ちょ、あずにゃん!?」
梓「あぁゆいせんぱいいいにおいだなぁ! ゆいせんぱいいいにおい! グッドスメルだよゆいせんぱい!!」クンカクンカ
唯「あ、あずにゃんくすぐったいよ!」
梓「唯せんぱいいぃいぃい!! やわらかいよ唯せんぱい!! マシュマロよりもわたあめよりもゼラチンよりもやわらかいよゆいせんぱい!!」
唯「ね、ねぇあずにゃんどうしたの!? おちついてよあずにゃん!!」
梓「ゆいせんぱいいいいいい!!!!!!!!」
唯「だ、だれかたすけてーー!!」
澪律紬「」
54: 2013/05/21(火) 09:02:35.25
律「……とまぁそんな具合に梓の暴走が六日前にあったわけだ」
澪「あの後、大人の男の人数人がかりで梓を唯から引き離してなんとか事なきをえたけど……」
紬「ひどかったわね……。なんだか唯ちゃん謎の液体でぬめぬめしてたし……」
律「制服とかなんでか溶けかかってたよな……」
澪「もし、あの時たまたま偶然ラグビー部の人たちが通りかからなかったらいったいどうなっていたことか……」
律「でもなんで女子高にラグビー部の屈強な男がいたんだろうな」
澪「なんかそんな日だったらしいぞ」
紬「そう、そんな日なら仕方ないわね……」
唯「」ナデナデ
梓「はぁ……、はぁ……、ゆいせんぱぁい……」
澪「あの後、大人の男の人数人がかりで梓を唯から引き離してなんとか事なきをえたけど……」
紬「ひどかったわね……。なんだか唯ちゃん謎の液体でぬめぬめしてたし……」
律「制服とかなんでか溶けかかってたよな……」
澪「もし、あの時たまたま偶然ラグビー部の人たちが通りかからなかったらいったいどうなっていたことか……」
律「でもなんで女子高にラグビー部の屈強な男がいたんだろうな」
澪「なんかそんな日だったらしいぞ」
紬「そう、そんな日なら仕方ないわね……」
唯「」ナデナデ
梓「はぁ……、はぁ……、ゆいせんぱぁい……」
55: 2013/05/21(火) 09:07:47.22
律「でも、本当に急にどうしたんだろうな梓のやつ。あ、オレンジジュースお願いします」
紬「前まではこんな子じゃなかったのに……。私は紅茶で」
澪「私たちがいない間になにかあったのかな。私はコーヒーで。唯と梓はどうする?」
唯「オレンジジュース」ナデナデ
梓「唯先輩と一緒じゃないと嫌です!」スリスリ
澪「あと、オレンジジュースが二つで。お願いします」
律「いったちなぜこんなことに……」
「それについては私が説明します」
澪「!? だ、だれだ!!」
紬「前まではこんな子じゃなかったのに……。私は紅茶で」
澪「私たちがいない間になにかあったのかな。私はコーヒーで。唯と梓はどうする?」
唯「オレンジジュース」ナデナデ
梓「唯先輩と一緒じゃないと嫌です!」スリスリ
澪「あと、オレンジジュースが二つで。お願いします」
律「いったちなぜこんなことに……」
「それについては私が説明します」
澪「!? だ、だれだ!!」
56: 2013/05/21(火) 09:11:30.19
憂「どうも私です」
澪「う、憂ちゃん? どうしてテーブルの下から……」
憂「お姉ちゃんのスカートの中を見ていんです。お隣失礼しますね」
律「あ、う、うん」
紬(唯ちゃんの隣に座った……)
澪(うわぁ、向かいの席にいる律がすごくいずらそうだ……)
澪「う、憂ちゃん? どうしてテーブルの下から……」
憂「お姉ちゃんのスカートの中を見ていんです。お隣失礼しますね」
律「あ、う、うん」
紬(唯ちゃんの隣に座った……)
澪(うわぁ、向かいの席にいる律がすごくいずらそうだ……)
57: 2013/05/21(火) 09:14:40.64
律「えっと、憂ちゃんは梓がなんであんなことになったのかを知ってるんだっけ?」
憂「はい」
澪「じゃ、じゃあ説明してくれるか?」
憂「いいですよ。あ、すいません。オレンジジュース追加で」
憂「はい」
澪「じゃ、じゃあ説明してくれるか?」
憂「いいですよ。あ、すいません。オレンジジュース追加で」
60: 2013/05/21(火) 09:23:20.03
憂「梓ちゃんがおかしくなった理由……。それは……」
澪律「それは?」ゴクリ
紬(憂ちゃんもおかしいっていうのはツッコんじゃだめなのかしら?)
憂「HYSという病気によるものです」
律「HYS……だと?」
憂「はい」
澪「ちょ、ちょっと待ってくれ! それってどういう病気なんだ?
っていうかその病気と梓がこうなった理由とどういった関係があるんだ」
憂「秋山さん」
澪「え?」
憂「話は最後まで聞いてください」
澪「あ、はい」
紬(どうして苗字で呼んだのかしら……?)
澪律「それは?」ゴクリ
紬(憂ちゃんもおかしいっていうのはツッコんじゃだめなのかしら?)
憂「HYSという病気によるものです」
律「HYS……だと?」
憂「はい」
澪「ちょ、ちょっと待ってくれ! それってどういう病気なんだ?
っていうかその病気と梓がこうなった理由とどういった関係があるんだ」
憂「秋山さん」
澪「え?」
憂「話は最後まで聞いてください」
澪「あ、はい」
紬(どうして苗字で呼んだのかしら……?)
62: 2013/05/21(火) 09:34:01.64
憂「HYSというのはですね……」
HYS (Hirasawa Yui syndrome)
HYSとは、脳幹部の自律神経中枢の後天的な形成異常、
機能不全による重篤な神経生涯である。
平沢唯と長年接触した生物に見られる症状であり、
平沢唯との接触を一定の時間断ち、再び接触した場合に発症する。
主な、症状は動悸、息切れ、めまい。
さらに理性の崩壊。幼児退行。平沢唯に対する過度の求愛が挙げられる。
現段階では治療法は未発見。
憂「とまぁそんな感じの病気です」
澪律紬「」
HYS (Hirasawa Yui syndrome)
HYSとは、脳幹部の自律神経中枢の後天的な形成異常、
機能不全による重篤な神経生涯である。
平沢唯と長年接触した生物に見られる症状であり、
平沢唯との接触を一定の時間断ち、再び接触した場合に発症する。
主な、症状は動悸、息切れ、めまい。
さらに理性の崩壊。幼児退行。平沢唯に対する過度の求愛が挙げられる。
現段階では治療法は未発見。
憂「とまぁそんな感じの病気です」
澪律紬「」
64: 2013/05/21(火) 09:39:20.06
澪「ちょ、ちょっと待って」
憂「はい」
澪「それ、マジ?」
憂「はい」
律「あ、ははは……。そ、そんな病気あるわけ……」
憂「ありますよ? これ梓ちゃんの診断書です」
律「うわぁ……。マジだ……」
澪「とんでもない展開だな……」
憂「はい」
澪「それ、マジ?」
憂「はい」
律「あ、ははは……。そ、そんな病気あるわけ……」
憂「ありますよ? これ梓ちゃんの診断書です」
律「うわぁ……。マジだ……」
澪「とんでもない展開だな……」
65: 2013/05/21(火) 09:43:25.74
律「え、待って。っていうことは、そのHYSだっけ? あたし等も発症する可能性があるってこと?」
澪紬「!?」
澪(私たちも……?)チラ
紬(梓ちゃんみたいに……?)チラ
唯「」ナデナデ
梓「唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩」ペロペロペロペロ
澪律紬「……」
澪律紬(い、いやだ!)
澪紬「!?」
澪(私たちも……?)チラ
紬(梓ちゃんみたいに……?)チラ
唯「」ナデナデ
梓「唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩」ペロペロペロペロ
澪律紬「……」
澪律紬(い、いやだ!)
67: 2013/05/21(火) 09:50:25.79
澪「い、嫌だぞ! 私はあんな変態になりたくない!」
律「あ、あたしだって! あんなのになるくらいなら氏んだほうがマシだ!!」
紬「わ、私、普通の人として生涯を終えるのが夢なの! あんなのは私の人生プランにははいってないわ!」
澪「な、なぁ憂ちゃん! なんとかならないのか!?」
憂「一つだけ方法があります」
律「ほ、方法って!?」
憂「要はお姉ちゃんと定期的に接触すれば発症は免れるんです」
憂「だから、これからの人生、常に、お姉ちゃんの、そばにいれば、いいんです」
澪律紬「!!」
律「あ、あたしだって! あんなのになるくらいなら氏んだほうがマシだ!!」
紬「わ、私、普通の人として生涯を終えるのが夢なの! あんなのは私の人生プランにははいってないわ!」
澪「な、なぁ憂ちゃん! なんとかならないのか!?」
憂「一つだけ方法があります」
律「ほ、方法って!?」
憂「要はお姉ちゃんと定期的に接触すれば発症は免れるんです」
憂「だから、これからの人生、常に、お姉ちゃんの、そばにいれば、いいんです」
澪律紬「!!」
69: 2013/05/21(火) 09:57:22.63
澪「な、なるほど……」
律「確かに……」
紬「その通りだわ……」
澪「で、でも待て。常に唯と一緒にいる。そんなことできるのか?」
紬「た、確かに……。これからの人生ずっとってなると難しいわね……」
澪「だろ? 就職とかで別々の仕事になったらその時点でアウトだ……」
紬「都合よく唯ちゃんと同じ職場になるとは思えないし……。
なれたとしても転勤とかでじゃなれたらその時点でアウト……」
澪「ダメだ……。前途多難すぎる……。そもそも、私たちはともかく唯が就職できる気がしない……」
紬「そうね……。私たちの中で誰が就職失敗しそうかっていわれたら、唯ちゃんだものね……」
澪「くっ……。どうすれば……」
律「待て……。あたしにいい考えがある」
澪紬「!!」
律「確かに……」
紬「その通りだわ……」
澪「で、でも待て。常に唯と一緒にいる。そんなことできるのか?」
紬「た、確かに……。これからの人生ずっとってなると難しいわね……」
澪「だろ? 就職とかで別々の仕事になったらその時点でアウトだ……」
紬「都合よく唯ちゃんと同じ職場になるとは思えないし……。
なれたとしても転勤とかでじゃなれたらその時点でアウト……」
澪「ダメだ……。前途多難すぎる……。そもそも、私たちはともかく唯が就職できる気がしない……」
紬「そうね……。私たちの中で誰が就職失敗しそうかっていわれたら、唯ちゃんだものね……」
澪「くっ……。どうすれば……」
律「待て……。あたしにいい考えがある」
澪紬「!!」
71: 2013/05/21(火) 10:04:10.20
澪「り、律……、いい考えっていったい……」
紬「くだらない考えだったら怒るわよ……?」
律「ふふふ、唯とこの先もずっと一緒にいられる方法、それはな……・」
澪「それは……?」
紬「」ゴクリ
律「私たちのバンドがメジャーデビューして、プロになればいいんだ!」
澪紬「!!!」
澪「な、なるほど! 確かにバンドなら!」
紬「バカな上司の尻拭いで左遷やバカな上司の尻拭いで東京から北海道に出張とかもなくなる!」
澪「やるじゃないか律!」
紬「策士ねりっちゃん!」
律「ふふふ……」
紬「くだらない考えだったら怒るわよ……?」
律「ふふふ、唯とこの先もずっと一緒にいられる方法、それはな……・」
澪「それは……?」
紬「」ゴクリ
律「私たちのバンドがメジャーデビューして、プロになればいいんだ!」
澪紬「!!!」
澪「な、なるほど! 確かにバンドなら!」
紬「バカな上司の尻拭いで左遷やバカな上司の尻拭いで東京から北海道に出張とかもなくなる!」
澪「やるじゃないか律!」
紬「策士ねりっちゃん!」
律「ふふふ……」
72: 2013/05/21(火) 10:08:24.38
律「というわけだ唯! これからよろしく頼むぞ!」
澪「私たちが平和に暮らすには、お前の力が必要なんだ!」
紬「私、唯ちゃんとプロデビューするのが夢だったの!」
律「ってあれ? 唯は?」
澪「いないな……」
紬「お花を摘みにいったのかしら?」
憂「お姉ちゃんなら梓ちゃんと一緒に先に帰りましたよ」
澪律紬「!?」
憂「じゃあ、私も帰るんで、ここのお支払。よろしくお願いします」
澪律紬「!!?」
澪「私たちが平和に暮らすには、お前の力が必要なんだ!」
紬「私、唯ちゃんとプロデビューするのが夢だったの!」
律「ってあれ? 唯は?」
澪「いないな……」
紬「お花を摘みにいったのかしら?」
憂「お姉ちゃんなら梓ちゃんと一緒に先に帰りましたよ」
澪律紬「!?」
憂「じゃあ、私も帰るんで、ここのお支払。よろしくお願いします」
澪律紬「!!?」
74: 2013/05/21(火) 10:11:21.41
梓「唯先輩唯先輩」スリスリスタスタ
唯「」スタスタ
梓「はぁ、どうして唯先輩はこんなにも唯先輩なんですか?」ペロペロスタスタ
唯「」スタスタ
梓「こんなにやわらかくていい匂いで、優しい。もう、唯先輩唯先輩」モミモミスタスタ
唯「ねぇあずにゃん」
梓「はい?」
唯「」スタスタ
梓「はぁ、どうして唯先輩はこんなにも唯先輩なんですか?」ペロペロスタスタ
唯「」スタスタ
梓「こんなにやわらかくていい匂いで、優しい。もう、唯先輩唯先輩」モミモミスタスタ
唯「ねぇあずにゃん」
梓「はい?」
75: 2013/05/21(火) 10:14:57.06
唯「あずにゃん病気らしいよ」
梓「はい。みたいですね」
唯「あずにゃんが私にこんなことするのは全部病気のせいなんだって」
梓「はい。みたいですね」
唯「だから、病気じゃなかったらあずにゃんは私にこんなこと、しないんだよね?」
梓「……」
唯「こうやって、くっついて、甘えて、わがままを言って。それは全部病気のせいなんだよね?」
梓「……」
唯「あずにゃんがこんな風になったのは全部。病気の……」
梓「それは違いますよ。唯先輩」
梓「はい。みたいですね」
唯「あずにゃんが私にこんなことするのは全部病気のせいなんだって」
梓「はい。みたいですね」
唯「だから、病気じゃなかったらあずにゃんは私にこんなこと、しないんだよね?」
梓「……」
唯「こうやって、くっついて、甘えて、わがままを言って。それは全部病気のせいなんだよね?」
梓「……」
唯「あずにゃんがこんな風になったのは全部。病気の……」
梓「それは違いますよ。唯先輩」
76: 2013/05/21(火) 10:22:39.98
梓「私は、唯先輩だからくっついてるんです」
梓「私は、唯先輩だから甘えてるんです」
梓「私は、唯先輩だからわがままを言ってるんです」
梓「確かに、病気のせいもあるかもしれません。
でも、今までこうやって唯先輩を困らせていたのは唯先輩にかまってほしかったからです」
梓「唯先輩が卒業して、大学に行って……、私の傍からいなくなって……」
梓「私はとても寂しかった。唯先輩にどうしても会いたかった」
梓「それで、あの日、唯先輩が制服で部室に現れた時、
唯先輩があの時の唯先輩がそのまま帰ってきたんだと思いました」
梓「それがとてもうれしくて、泣きそうになるくらいうれしくて。今まで抑えてきた感情が爆発して、暴走したんです」
唯「暴走してる自覚、あったんだ」
梓「当たり前ですよ」
梓「私は、唯先輩だから甘えてるんです」
梓「私は、唯先輩だからわがままを言ってるんです」
梓「確かに、病気のせいもあるかもしれません。
でも、今までこうやって唯先輩を困らせていたのは唯先輩にかまってほしかったからです」
梓「唯先輩が卒業して、大学に行って……、私の傍からいなくなって……」
梓「私はとても寂しかった。唯先輩にどうしても会いたかった」
梓「それで、あの日、唯先輩が制服で部室に現れた時、
唯先輩があの時の唯先輩がそのまま帰ってきたんだと思いました」
梓「それがとてもうれしくて、泣きそうになるくらいうれしくて。今まで抑えてきた感情が爆発して、暴走したんです」
唯「暴走してる自覚、あったんだ」
梓「当たり前ですよ」
77: 2013/05/21(火) 10:28:59.24
梓「ねぇ唯先輩」
唯「なぁに。あずにゃん」
梓「私の傍にいてください。私から離れないでください」
唯「……」ナデナデ
梓「部長になって、憂や純が部員になって、後輩ができて、確かに充実してました」
梓「毎日が楽しくて、先輩たちがいた頃よりも負けないくらい楽しくて……」
梓「でも、唯先輩はいなくて……」
梓「隣に憂たちがいるのに、なんだか寂しくて……」
唯「……」ナデナデ
唯「なぁに。あずにゃん」
梓「私の傍にいてください。私から離れないでください」
唯「……」ナデナデ
梓「部長になって、憂や純が部員になって、後輩ができて、確かに充実してました」
梓「毎日が楽しくて、先輩たちがいた頃よりも負けないくらい楽しくて……」
梓「でも、唯先輩はいなくて……」
梓「隣に憂たちがいるのに、なんだか寂しくて……」
唯「……」ナデナデ
78: 2013/05/21(火) 10:32:56.18
梓「唯先輩じゃなきゃ嫌です」
梓「唯先輩が私の傍にいないと嫌なんです」
梓「だから唯先輩。ずっと私の傍にいてください。すっとすっと、私の傍に……」
唯「それはプロポーズだよ。あずにゃん」
梓「そう受け取ってもらっても構いません」
唯「すごい。あずにゃんなんだか男前だね」
梓「唯先輩の一人や二人。私が養ってやるです!」
唯「あはは。かっこいいよ。あずにゃん」
唯「……ねぇあずにゃん」
梓「はい」
梓「唯先輩が私の傍にいないと嫌なんです」
梓「だから唯先輩。ずっと私の傍にいてください。すっとすっと、私の傍に……」
唯「それはプロポーズだよ。あずにゃん」
梓「そう受け取ってもらっても構いません」
唯「すごい。あずにゃんなんだか男前だね」
梓「唯先輩の一人や二人。私が養ってやるです!」
唯「あはは。かっこいいよ。あずにゃん」
唯「……ねぇあずにゃん」
梓「はい」
79: 2013/05/21(火) 10:39:26.99
唯「私も、あずにゃんじゃないと嫌かな」
唯「あずにゃんが傍にいないと嫌」
唯「あずにゃんとずっと一緒がいい」
唯「だから、あずにゃん。これからもよろしくね?」
梓「それはOKってことですか?」
唯「そう受け取ってもらっても構わないよ」
梓「すごい。唯先輩なんだか女前です」
唯「あはは。そんな言葉ないよ。……、でもあずにゃんの一人や二人。私が支えてあげる」
梓「……唯先輩」
唯「あずにゃんが傍にいないと嫌」
唯「あずにゃんとずっと一緒がいい」
唯「だから、あずにゃん。これからもよろしくね?」
梓「それはOKってことですか?」
唯「そう受け取ってもらっても構わないよ」
梓「すごい。唯先輩なんだか女前です」
唯「あはは。そんな言葉ないよ。……、でもあずにゃんの一人や二人。私が支えてあげる」
梓「……唯先輩」
80: 2013/05/21(火) 10:44:58.35
唯「ねぇあずにゃん」
梓「はい」
唯「色んなわがままを言ってきたあずにゃんだけど。まだ言ってないわがままあるよね?」
梓「……」
唯「今なら、そのわがままも聞いてあげられるよ?」
梓「あ……、あの……」
唯「んー?」
梓「唯せんぱ、あの……」
唯「なーに?」
梓「あ、あの、キ……。キ……」
唯「どうしたの? はっきりいわないとわからないよ」
梓「う、うぅ……」
唯「……、早くしないよ、わがまま。聞いてあげないよ?」
梓「!」
梓「ゆ、唯先輩!」
梓「はい」
唯「色んなわがままを言ってきたあずにゃんだけど。まだ言ってないわがままあるよね?」
梓「……」
唯「今なら、そのわがままも聞いてあげられるよ?」
梓「あ……、あの……」
唯「んー?」
梓「唯せんぱ、あの……」
唯「なーに?」
梓「あ、あの、キ……。キ……」
唯「どうしたの? はっきりいわないとわからないよ」
梓「う、うぅ……」
唯「……、早くしないよ、わがまま。聞いてあげないよ?」
梓「!」
梓「ゆ、唯先輩!」
81: 2013/05/21(火) 10:50:31.69
梓「私と! キスしてください!!」
唯「ふふ、うん。いいよ、あずにゃん」
梓「! 唯先輩……」
月明かりの下、二人の少女が互いの顔を近づける。
そして目を瞑り、白い顔を赤く染めながら、二人は口づけを交わした。
数秒の口づけの後、少女達は笑いあう。
梓「ねぇ唯先輩」
唯「なーに?」
唯「ふふ、うん。いいよ、あずにゃん」
梓「! 唯先輩……」
月明かりの下、二人の少女が互いの顔を近づける。
そして目を瞑り、白い顔を赤く染めながら、二人は口づけを交わした。
数秒の口づけの後、少女達は笑いあう。
梓「ねぇ唯先輩」
唯「なーに?」
82: 2013/05/21(火) 10:52:35.50
梓「ずっと、ずーっと傍にいてくださいね」
梓「唯先輩が傍にいないと嫌なんです」
梓「唯先輩じゃないと嫌なんです」
唯「うん。ずっど一緒だよ。あずにゃん」
おわり
梓「唯先輩が傍にいないと嫌なんです」
梓「唯先輩じゃないと嫌なんです」
唯「うん。ずっど一緒だよ。あずにゃん」
おわり
83: 2013/05/21(火) 10:53:30.87
乙
続きはよ
続きはよ
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