1: 2017/03/27(月) 22:55:21.73
ガヴリール「────」
サターニャ「……………え?」
2: 2017/03/27(月) 22:56:26.52
――――――――――
この感情に気づいた時、私は不思議な気持ちになった
それはまるで、宙に浮いているような感じでもあるし
どこまでも落ちていく感じでもある
とにかく不思議な感じ、不思議な気分
いつからこの感情が芽生えてたか、なんて覚えてない
けど答えるとするなら、多分一目見た時からなんだろう
この感情に気づいた時、私は不思議な気持ちになった
それはまるで、宙に浮いているような感じでもあるし
どこまでも落ちていく感じでもある
とにかく不思議な感じ、不思議な気分
いつからこの感情が芽生えてたか、なんて覚えてない
けど答えるとするなら、多分一目見た時からなんだろう
3: 2017/03/27(月) 22:57:07.29
――――――――――
サターニャ「やっと来たわねガヴリール!」
ガヴリール「悪い悪い、寝過ごしちゃってさー」
サターニャ「待ち合わせ時間に遅れてくるなんてS級悪魔的行為を容易く成し遂げるなんて…」
「流石は私のライバルと褒めてあげるわ!」
ガヴリール「へいへい、んじゃ行こうぜ」スタスタ
サターニャ「ちょ、待ちなさいよー!」
サターニャ「やっと来たわねガヴリール!」
ガヴリール「悪い悪い、寝過ごしちゃってさー」
サターニャ「待ち合わせ時間に遅れてくるなんてS級悪魔的行為を容易く成し遂げるなんて…」
「流石は私のライバルと褒めてあげるわ!」
ガヴリール「へいへい、んじゃ行こうぜ」スタスタ
サターニャ「ちょ、待ちなさいよー!」
4: 2017/03/27(月) 22:57:54.86
――――――――――
今日はサターニャと2人きりで遊ぶ約束をしていた
誘ってきたのはサターニャからだった
もちろん私はすぐに了承した
この時の喜びは今でも覚えている
2人きりになれる機会があまりないからか、とても緊張する
少しはサターニャも意識してくれているだろうか
…なんて、このアホに期待するだけ無駄か
今日はサターニャと2人きりで遊ぶ約束をしていた
誘ってきたのはサターニャからだった
もちろん私はすぐに了承した
この時の喜びは今でも覚えている
2人きりになれる機会があまりないからか、とても緊張する
少しはサターニャも意識してくれているだろうか
…なんて、このアホに期待するだけ無駄か
5: 2017/03/27(月) 22:58:35.68
――――――――――
【ゲーセン】
you loss
サターニャ「だぁー!また負けたぁ!」
ガヴリール「お前ほんと弱いな」
サターニャ「アンタが強すぎるのよ!どんだけやり込んでるのよ!」
【ゲーセン】
you loss
サターニャ「だぁー!また負けたぁ!」
ガヴリール「お前ほんと弱いな」
サターニャ「アンタが強すぎるのよ!どんだけやり込んでるのよ!」
6: 2017/03/27(月) 22:59:09.54
サターニャ「ふっ!はっ!はっ!ほっ!」シュバババッ タ-ン!
perfect!!
サターニャ「どうガヴリール?これが大悪魔の力よ!」
ガヴリール「ゼ-ハ-ゼ-ハ-」
perfect!!
サターニャ「どうガヴリール?これが大悪魔の力よ!」
ガヴリール「ゼ-ハ-ゼ-ハ-」
7: 2017/03/27(月) 22:59:41.80
ウィ-ン ポロッ
サターニャ「あーもう!取れないじゃない!」
ガヴリール「貸してみ」
「こういうのはコツがあるんだよ」
ウィ-ン ポロッ ガコン
サターニャ「や、やるじゃない!褒めてあげるわ!」
ガヴリール「おう」
サターニャ「あーもう!取れないじゃない!」
ガヴリール「貸してみ」
「こういうのはコツがあるんだよ」
ウィ-ン ポロッ ガコン
サターニャ「や、やるじゃない!褒めてあげるわ!」
ガヴリール「おう」
8: 2017/03/27(月) 23:00:54.22
ガヴリール「あれ撮らないか?」
サターニャ「プリクラ…?」
ガヴリール「今日遊びに来た証としてさ、どうだ?」
サターニャ「ふっふっふっ…いいわ、恰好良く写るから期待してなさい!」
サターニャ「ちょ、ちょっと…近くない?///」
ガヴリール「プリクラってこんなもんだろ」
サターニャ「そ、そーだったわね!忘れてたわ!!」
サターニャ「プリクラ…?」
ガヴリール「今日遊びに来た証としてさ、どうだ?」
サターニャ「ふっふっふっ…いいわ、恰好良く写るから期待してなさい!」
サターニャ「ちょ、ちょっと…近くない?///」
ガヴリール「プリクラってこんなもんだろ」
サターニャ「そ、そーだったわね!忘れてたわ!!」
9: 2017/03/27(月) 23:01:59.67
――――――――――
【映画】
サターニャ「うっ…ぐすっ……」ポロポロ
ガヴリール「………」ギュッ
サターニャ「…?」ポロポロ
ガヴリール「…握っててやるよ(ボソッ」
サターニャ「………アリガト」ポロポロ
サターニャ「な、中々良かったわね…」グスッ
ガヴリール「…だな」クスッ
【映画】
サターニャ「うっ…ぐすっ……」ポロポロ
ガヴリール「………」ギュッ
サターニャ「…?」ポロポロ
ガヴリール「…握っててやるよ(ボソッ」
サターニャ「………アリガト」ポロポロ
サターニャ「な、中々良かったわね…」グスッ
ガヴリール「…だな」クスッ
10: 2017/03/27(月) 23:02:46.46
――――――――――
サターニャ「今日はなかなか楽しかったわよガヴリール」
ガヴリール「私もだよサターニャ、ありがとな」
サターニャ「ちょ、調子狂うわね…」
「それじゃ今日は解散しましょうか」
ガヴリール「その前に少しいいか?」
「………話があるんだ」
サターニャ「今日はなかなか楽しかったわよガヴリール」
ガヴリール「私もだよサターニャ、ありがとな」
サターニャ「ちょ、調子狂うわね…」
「それじゃ今日は解散しましょうか」
ガヴリール「その前に少しいいか?」
「………話があるんだ」
11: 2017/03/27(月) 23:07:02.72
――――――――――
【人気のない場所】
サターニャ「で、話ってなによ」
ガヴリール「じ、実は…」
「私、サターニャのこと………」
【人気のない場所】
サターニャ「で、話ってなによ」
ガヴリール「じ、実は…」
「私、サターニャのこと………」
12: 2017/03/27(月) 23:53:14.33
グサッ
ガヴリール「頃したかったんだ」ニヤァ
サターニャ「……………え?」クラッ
バタリッ
ガヴリール「頃したかったんだ」ニヤァ
サターニャ「……………え?」クラッ
バタリッ
13: 2017/03/27(月) 23:54:04.76
――――――――――
この殺意に気づいた時、私は不思議な気持ちになった
それはまるで、宙に浮いているような妙な不快感でもあるし
どこまでも落ちていくような絶望感でもある
とにかく気持ち悪い感じ、自分が自分じゃなくなる気分
いつからこの殺意が芽生えてたか、なんて覚えてない
けど答えるとするなら、多分サターニャを一目見た時からなんだろう
この殺意に気づいた時、私は不思議な気持ちになった
それはまるで、宙に浮いているような妙な不快感でもあるし
どこまでも落ちていくような絶望感でもある
とにかく気持ち悪い感じ、自分が自分じゃなくなる気分
いつからこの殺意が芽生えてたか、なんて覚えてない
けど答えるとするなら、多分サターニャを一目見た時からなんだろう
14: 2017/03/27(月) 23:55:12.73
――――――――――
今日はサターニャと2人きりで遊ぶ約束をしていた
(またとないチャンスを手に入れたものだ)
誘ってきたのはサターニャからだった
(私から誘う勇気なんてないから、とても助かる)
もちろん私はすぐに了承した
(この機会を逃すわけには行かない、ってね)
この時の喜びは今でも覚えている
(千載一遇のチャンス、だからな)
今日はサターニャと2人きりで遊ぶ約束をしていた
(またとないチャンスを手に入れたものだ)
誘ってきたのはサターニャからだった
(私から誘う勇気なんてないから、とても助かる)
もちろん私はすぐに了承した
(この機会を逃すわけには行かない、ってね)
この時の喜びは今でも覚えている
(千載一遇のチャンス、だからな)
15: 2017/03/27(月) 23:55:42.75
2人きりになれる機会があまりないからか、とても緊張する
(緊張しないはずがない、2人きりになった時に実行するって決めたんだから)
少しはサターニャも意識してくれているだろうか
(そして、私の殺意に気づいてくれるだろうか)
…なんて、このアホに期待するだけ無駄か
(期待するくらいなら、辞めておけばいいのにな…)
(緊張しないはずがない、2人きりになった時に実行するって決めたんだから)
少しはサターニャも意識してくれているだろうか
(そして、私の殺意に気づいてくれるだろうか)
…なんて、このアホに期待するだけ無駄か
(期待するくらいなら、辞めておけばいいのにな…)
18: 2017/03/31(金) 23:30:58.14
――――――――――
ポタ…ポタ…
ポロッ…カランカラン…
ガヴリール「は、はは、ははははは………」
ガヴリール「やった、やったんだ…サターニャを、サターニャを………」ポロポロ
ガヴリール「くそっ、なんで、なんで………」ポロポロ
ガヴリール「あんなにも頃したかったのに、なんでこんなに悲しいんだよっ……………!」ポロポロ
ガヴリール(……あぁ、そっか)
ガヴリール(私、サターニャのこと………)
ガヴリール「好き、だったんだ……………」
ポタ…ポタ…
ポロッ…カランカラン…
ガヴリール「は、はは、ははははは………」
ガヴリール「やった、やったんだ…サターニャを、サターニャを………」ポロポロ
ガヴリール「くそっ、なんで、なんで………」ポロポロ
ガヴリール「あんなにも頃したかったのに、なんでこんなに悲しいんだよっ……………!」ポロポロ
ガヴリール(……あぁ、そっか)
ガヴリール(私、サターニャのこと………)
ガヴリール「好き、だったんだ……………」
19: 2017/03/31(金) 23:32:17.21
――――――――――
ガヴリール「ごめん、ごめんな…サターニャ………」ポロポロ
「なに、泣いてんのよ…」
サターニャ「ったく…人を刺したかと思えば泣き出して、どういうつもりよ………」ポタ…ポタ…
ガヴリール「サ、サターニャ………」
サターニャ「覚悟、出来てんでしょうね…!」ポタ…ポタ…
ガヴリール「ごめん、ごめんな…サターニャ………」ポロポロ
「なに、泣いてんのよ…」
サターニャ「ったく…人を刺したかと思えば泣き出して、どういうつもりよ………」ポタ…ポタ…
ガヴリール「サ、サターニャ………」
サターニャ「覚悟、出来てんでしょうね…!」ポタ…ポタ…
20: 2017/03/31(金) 23:33:05.62
ギュッ
ガヴリール「………え?」ポロポロ
21: 2017/03/31(金) 23:33:56.94
サターニャ「アンタが、どんな理由で、私を頃したかったのか、知らないけど……」
「私は、アンタを許すわ、ガヴリール」
ガヴリール「…何、言ってるんだよ」
「わ、私は刺したんだぞ!?わかってるのか!?」
サターニャ「わかってるわよ、その上で、許すって言ってるの」
ガヴリール「なんで、どうしてっ!?」
サターニャ「なんでって、決まっているでしょう?」
「私も、アンタのことが好きだからよ、ガヴリール」
ガヴリール「あっ、あぁ……」ポロポロ
「ごめん、ごめんなサターニャ………!」ポロポロ
サターニャ「いいって、言ってるじゃ、な………」
バタッ
「私は、アンタを許すわ、ガヴリール」
ガヴリール「…何、言ってるんだよ」
「わ、私は刺したんだぞ!?わかってるのか!?」
サターニャ「わかってるわよ、その上で、許すって言ってるの」
ガヴリール「なんで、どうしてっ!?」
サターニャ「なんでって、決まっているでしょう?」
「私も、アンタのことが好きだからよ、ガヴリール」
ガヴリール「あっ、あぁ……」ポロポロ
「ごめん、ごめんなサターニャ………!」ポロポロ
サターニャ「いいって、言ってるじゃ、な………」
バタッ
22: 2017/03/31(金) 23:34:56.20
――――――――――
サターニャ「…で、ガヴリールが襲われそうになったところを、このサタニキア様が華麗に助けたってわけ!」
「なぁ~っはっはっはっはぁ!!」
ヴィーネ「ちょっと、病院では静かにしなさいよ…」
ラフィエル「で、華麗に助けた後刺されてしまい、今に至る、と………」
サターニャ「うるさいわねぇ!ちょっと油断してただけよ!」
ラフィエル「へー、そうなんですかー」
サターニャ「ちょっとは信じなさいよぉ!!」
サターニャ「…で、ガヴリールが襲われそうになったところを、このサタニキア様が華麗に助けたってわけ!」
「なぁ~っはっはっはっはぁ!!」
ヴィーネ「ちょっと、病院では静かにしなさいよ…」
ラフィエル「で、華麗に助けた後刺されてしまい、今に至る、と………」
サターニャ「うるさいわねぇ!ちょっと油断してただけよ!」
ラフィエル「へー、そうなんですかー」
サターニャ「ちょっとは信じなさいよぉ!!」
23: 2017/03/31(金) 23:36:27.18
ヴィーネ「だから病院では静かに…」
ガヴリール「…あんま私のサターニャをいじるなよ、ラフィ」
ラフィエル「すいませんガヴちゃん、そんなつもりはなかったんですが…」
ヴィーネ「わ、私のサターニャ?ガヴったら何を言って…」
ガヴリール「あぁ、それはな…」
チュッ
「こういうことだ」ニヤ
ガヴリール「…あんま私のサターニャをいじるなよ、ラフィ」
ラフィエル「すいませんガヴちゃん、そんなつもりはなかったんですが…」
ヴィーネ「わ、私のサターニャ?ガヴったら何を言って…」
ガヴリール「あぁ、それはな…」
チュッ
「こういうことだ」ニヤ
24: 2017/03/31(金) 23:37:10.13
サターニャ「ちょっ///」
ヴィーネ「え?………えっ?」
ラフィエル「あら~」ニコニコ
ヴィーネ「ど、どういうこ…」
ラフィエル「それじゃあ2人の時間を邪魔するわけにはいきませんね」
「行きましょうかヴィーネさん♪」
ヴィーネ「まって!離してラフィ…」シュン
サターニャ「き、消えた…」
ガヴリール「さて、2人きりだなサターニャ」
サターニャ「…そうね」
ヴィーネ「え?………えっ?」
ラフィエル「あら~」ニコニコ
ヴィーネ「ど、どういうこ…」
ラフィエル「それじゃあ2人の時間を邪魔するわけにはいきませんね」
「行きましょうかヴィーネさん♪」
ヴィーネ「まって!離してラフィ…」シュン
サターニャ「き、消えた…」
ガヴリール「さて、2人きりだなサターニャ」
サターニャ「…そうね」
25: 2017/03/31(金) 23:38:13.62
ガヴリール「………本当によかったのか?私はお前を殺そうと」「昨日も言ったけど」
サターニャ「私はアンタを許すわ、ガヴリール」
ガヴリール「私は好きな人を殺そうとするようなやつだぞ?」
サターニャ「構わないわよ」
ガヴリール「私は嫉妬深いぞ?何かあったら今度こそ殺ってしまうかもしれないんだぞ?」
サターニャ「それくらいどうってことないわ!なぜなら私は大悪魔ですもの!」
ガヴリール「………本当に、いいのか?」
サターニャ「いいわよ、大悪魔は寛大なの」
「それに、アンタを堕天させるわけにもいかないもの!」
サターニャ「私はアンタを許すわ、ガヴリール」
ガヴリール「私は好きな人を殺そうとするようなやつだぞ?」
サターニャ「構わないわよ」
ガヴリール「私は嫉妬深いぞ?何かあったら今度こそ殺ってしまうかもしれないんだぞ?」
サターニャ「それくらいどうってことないわ!なぜなら私は大悪魔ですもの!」
ガヴリール「………本当に、いいのか?」
サターニャ「いいわよ、大悪魔は寛大なの」
「それに、アンタを堕天させるわけにもいかないもの!」
26: 2017/03/31(金) 23:38:56.66
ガヴリール「いや、もう堕天してるが」
サターニャ「えっ」
ガヴリール「そりゃ氏ななかったとはいえ殺人未遂だしな」
「堕天しないわけがないだろ」
サターニャ「な、なら悪魔同士じゃない!」
「これでなにも問題は無いわ!!!」
ガヴリール「そりゃそうだけど…」
「変だよ、お前……」
サターニャ「アンタに言われたくないわよ!!」
ガヴリール「まぁでも…」
「変なヤツ同士、お似合いなのかもな」クスッ
サターニャ「…そうね!」
サターニャ「えっ」
ガヴリール「そりゃ氏ななかったとはいえ殺人未遂だしな」
「堕天しないわけがないだろ」
サターニャ「な、なら悪魔同士じゃない!」
「これでなにも問題は無いわ!!!」
ガヴリール「そりゃそうだけど…」
「変だよ、お前……」
サターニャ「アンタに言われたくないわよ!!」
ガヴリール「まぁでも…」
「変なヤツ同士、お似合いなのかもな」クスッ
サターニャ「…そうね!」
27: 2017/03/31(金) 23:39:42.27
ガヴリール「なぁ、サターニャ」
サターニャ「なによ」
ガヴリール「私、サターニャのこと………」
「大好きだ!」
サターニャ「私もよ!ガヴリール!」
おわり
28: 2017/03/31(金) 23:42:19.32
明らかに展開急ぎすぎだよねこれ、やっぱ寝ぼけて書き始めたやつはダメだな…
寝落ちしたままその後の展開も忘れたのでそのままハッピーエンドにしました、次はちゃんと書きますごめんなさい
寝落ちしたままその後の展開も忘れたのでそのままハッピーエンドにしました、次はちゃんと書きますごめんなさい
29: 2017/04/01(土) 00:02:49.54
急ではあるけど面白かった。おつ。
引用元: ガヴリール「私、サターニャのこと………」
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