1: 2015/12/15(火) 14:02:17.096
妹「氏んで!!」シュッ
ガシッ
妹「えっ…?」
兄「物騒な物持って何してるのかねぇ」パチリ
妹「う、うそ…起きてたの!?」
兄「お前、さては妹になりすました頃し屋だな?」
妹「な、なぜそれを!?」
兄「やっぱりな…じゃあ残念だったな、俺も兄になりすました頃し屋だ」
ガシッ
妹「えっ…?」
兄「物騒な物持って何してるのかねぇ」パチリ
妹「う、うそ…起きてたの!?」
兄「お前、さては妹になりすました頃し屋だな?」
妹「な、なぜそれを!?」
兄「やっぱりな…じゃあ残念だったな、俺も兄になりすました頃し屋だ」
4: 2015/12/15(火) 14:03:20.167
本物の兄妹は…
8: 2015/12/15(火) 14:04:25.123
妹「え!?お兄ちゃんが頃し屋!?」
兄「ああ、俺も頃し屋だ」
ガチャッ
父「なるほどな…」
妹「お父さん!!」
兄「親父!?」
父「安心しろ、私も父親になりすました頃し屋だ」
兄&妹「ホッ…なんだぁ頃し屋か」
兄「ああ、俺も頃し屋だ」
ガチャッ
父「なるほどな…」
妹「お父さん!!」
兄「親父!?」
父「安心しろ、私も父親になりすました頃し屋だ」
兄&妹「ホッ…なんだぁ頃し屋か」
12: 2015/12/15(火) 14:06:49.442
グイッ
父「…っ!!(いつの間に背後をとられた!?)」
兄「お袋!?」
妹「お母さん!?」
母「悪いけど私はお母さんじゃないの、頃し屋よ」
兄「ま、待つんだお袋!!そいつは親父じゃない!!頃し屋だ!!」
母「え?頃し屋?なぁーんだ、そうなのあらあらごめんなさいね」
父「いや、誰にでも間違いはあるさ」
父「…っ!!(いつの間に背後をとられた!?)」
兄「お袋!?」
妹「お母さん!?」
母「悪いけど私はお母さんじゃないの、頃し屋よ」
兄「ま、待つんだお袋!!そいつは親父じゃない!!頃し屋だ!!」
母「え?頃し屋?なぁーんだ、そうなのあらあらごめんなさいね」
父「いや、誰にでも間違いはあるさ」
14: 2015/12/15(火) 14:09:36.929
妹「ん…待って、じゃあ皆頃し屋ってわけ?」
兄「俺は頃し屋だよ」
父「私も頃し屋だ」
母「私もよ」
兄「そして妹も…」
妹「うん、頃し屋」
父「となるとみんな頃し屋か」
母「あらやだ、頃し屋一家じゃないウフフフフ」
兄「俺は頃し屋だよ」
父「私も頃し屋だ」
母「私もよ」
兄「そして妹も…」
妹「うん、頃し屋」
父「となるとみんな頃し屋か」
母「あらやだ、頃し屋一家じゃないウフフフフ」
15: 2015/12/15(火) 14:11:51.457
妹「ほんとねーアハハハハ」
父「けっさくけっさくガハハハハ」
兄「待てよ、じゃあこの家の人達は?」
父「何言ってるんだ、我々じゃないか」
母「あらやだオカシーウフフフフ」
兄「いや、そうじゃなくて。みんな誰を頃しにきたんだ?」
父「けっさくけっさくガハハハハ」
兄「待てよ、じゃあこの家の人達は?」
父「何言ってるんだ、我々じゃないか」
母「あらやだオカシーウフフフフ」
兄「いや、そうじゃなくて。みんな誰を頃しにきたんだ?」
16: 2015/12/15(火) 14:15:33.829
妹「私はお兄ちゃん」
兄「俺はお袋」
父「私は妹」
母「私は妹ってなんだか面白いわねウフフフ」
兄「お袋、真面目に答えてくれ」
母「ごめんなさいお母さんなんだかツボに入っちゃってヒィヒィ」
母「私はお父さんよ」
兄「俺はお袋」
父「私は妹」
母「私は妹ってなんだか面白いわねウフフフ」
兄「お袋、真面目に答えてくれ」
母「ごめんなさいお母さんなんだかツボに入っちゃってヒィヒィ」
母「私はお父さんよ」
17: 2015/12/15(火) 14:17:12.236
妹「みんなターゲットはバラバラかぁ…」
兄「この中で暗殺に成功した者は?」
父「いや…」
母「私もさっきが好機と思ったんだけど、お父さんが頃し屋だったから…」
兄「俺もまだ手を出していない」
妹「つまり…皆暗殺に成功してない?」
兄「そういうことになるな」
兄「この中で暗殺に成功した者は?」
父「いや…」
母「私もさっきが好機と思ったんだけど、お父さんが頃し屋だったから…」
兄「俺もまだ手を出していない」
妹「つまり…皆暗殺に成功してない?」
兄「そういうことになるな」
18: 2015/12/15(火) 14:19:36.918
母「じゃあ一体本当のターゲットはどこに…?」
兄「わからない…少なくとも俺がこの家に入りこんだ時には親父もお袋も」
兄「そして妹も今の皆だったはずだ」
父「私も同じだ、私がこの家で見たのはお前たちだけのはずだ」
妹「私も」
母「さっぱりわけがわからないわね…」
父「そんなことより…これからどうする?」
兄「わからない…少なくとも俺がこの家に入りこんだ時には親父もお袋も」
兄「そして妹も今の皆だったはずだ」
父「私も同じだ、私がこの家で見たのはお前たちだけのはずだ」
妹「私も」
母「さっぱりわけがわからないわね…」
父「そんなことより…これからどうする?」
19: 2015/12/15(火) 14:21:55.195
妹「それなら組織に戻って…」
兄「一応、なりすましの兄として忠告するが…それはオススメしないな」
父「同感だ」
母「そうね…」
兄「どこの組織かは知らないが暗殺が失敗した頃し屋を生かしておくほどこの世界は甘くない」
兄「戻れば殺されるぞ」
妹「…っ!!」
兄「一応、なりすましの兄として忠告するが…それはオススメしないな」
父「同感だ」
母「そうね…」
兄「どこの組織かは知らないが暗殺が失敗した頃し屋を生かしておくほどこの世界は甘くない」
兄「戻れば殺されるぞ」
妹「…っ!!」
21: 2015/12/15(火) 14:27:14.264
父「…お前たちの暗殺の期限はいつまでだ?」
母「…一週間後」
妹「私も…」
兄「俺もだ」
父「…となると私が一日早いだけか」
兄「それで?どうするんだ?」
父「期限が来るまではこのまま家族としてふるまおう」
父「少なくとも先走って組織に戻るよりはるかにマシだ」
母「…一週間後」
妹「私も…」
兄「俺もだ」
父「…となると私が一日早いだけか」
兄「それで?どうするんだ?」
父「期限が来るまではこのまま家族としてふるまおう」
父「少なくとも先走って組織に戻るよりはるかにマシだ」
22: 2015/12/15(火) 14:30:12.214
妹「でもその後は?どっちにしろ一週間で期限が来るんだよ?」
父「この状況は極めておかしい」
父「組織もこういう状況になっているということは把握できていないだろう」
父「だとすると、一般人といると思われているこの状況は案外安全かもしれない」
兄「なるほどな…たしかに他に被害が出るような状況では組織も手は出し辛いだろうな」
母「決まりね…それじゃあまた明日」
父「この状況は極めておかしい」
父「組織もこういう状況になっているということは把握できていないだろう」
父「だとすると、一般人といると思われているこの状況は案外安全かもしれない」
兄「なるほどな…たしかに他に被害が出るような状況では組織も手は出し辛いだろうな」
母「決まりね…それじゃあまた明日」
25: 2015/12/15(火) 14:34:39.599
1日目
兄「ふぁぁぁ…」
妹「おはよう」
兄「うおっ!?な、なんで俺のベッドにいるんだよ!?」
妹「あはは、昨日殺そうとしたお詫び」
兄「あのなぁ…」
妹「これからの一週間は思いっきりお兄ちゃん大好きな妹でいるから」
妹「よろしく!!」スタタタ
兄「…のんきな奴」
兄「ふぁぁぁ…」
妹「おはよう」
兄「うおっ!?な、なんで俺のベッドにいるんだよ!?」
妹「あはは、昨日殺そうとしたお詫び」
兄「あのなぁ…」
妹「これからの一週間は思いっきりお兄ちゃん大好きな妹でいるから」
妹「よろしく!!」スタタタ
兄「…のんきな奴」
26: 2015/12/15(火) 14:36:40.145
母「おはよう、よく眠れた?」
兄「まあまあかな」
父「よし、行ってきます」
兄「どこ行くんだよ?仕事はフェイクだろ?」
父「だからこそ、これからを考えると仕事を探さないわけにはいかんだろ」
兄「足洗って働くつもりかよ」
父「そうしなければ食っていけないからな」
妹「お父さん頑張ってー!!」
父「ガハハ、おう行ってきます」
兄「まあまあかな」
父「よし、行ってきます」
兄「どこ行くんだよ?仕事はフェイクだろ?」
父「だからこそ、これからを考えると仕事を探さないわけにはいかんだろ」
兄「足洗って働くつもりかよ」
父「そうしなければ食っていけないからな」
妹「お父さん頑張ってー!!」
父「ガハハ、おう行ってきます」
27: 2015/12/15(火) 14:39:07.959
母「あんた達は学校は?」
兄「行ってねーよ、聞かなくてもわかるだろ」
妹「あはは…私も」
母「…行ってみれば?」
兄「俺は良い、部屋でネットでも見て過ごすわ」
妹「私は…ちょっと行ってみたいかなぁ」
母「わかった、知り合いに学校関係者がいるかもしれないからあたってみる」
妹「ありがとうお母さん!!」
兄「行ってねーよ、聞かなくてもわかるだろ」
妹「あはは…私も」
母「…行ってみれば?」
兄「俺は良い、部屋でネットでも見て過ごすわ」
妹「私は…ちょっと行ってみたいかなぁ」
母「わかった、知り合いに学校関係者がいるかもしれないからあたってみる」
妹「ありがとうお母さん!!」
28: 2015/12/15(火) 14:42:01.809
兄「…で?なんで俺の部屋に来たんだよ?」
妹「だって一人じゃつまんないんだもーん」
妹「ねぇ、お兄ちゃん、彼女は??」
兄「あのなぁ、だから俺はお兄ちゃんじゃなくて頃し屋だって」
妹「だから設定とかじゃなくって、お兄ちゃんは彼女いるの?」
兄「…いるわけないだろ」
妹「もしかして童O?」
兄「悪かったな!!」
妹「だって一人じゃつまんないんだもーん」
妹「ねぇ、お兄ちゃん、彼女は??」
兄「あのなぁ、だから俺はお兄ちゃんじゃなくて頃し屋だって」
妹「だから設定とかじゃなくって、お兄ちゃんは彼女いるの?」
兄「…いるわけないだろ」
妹「もしかして童O?」
兄「悪かったな!!」
29: 2015/12/15(火) 14:44:52.768
兄「そ、そういうお前はどうなんだよ」
妹「なにが~?」
兄「彼氏は?も、もう処Oじゃないのか!?」
妹「どっちでしょう?」
兄「知るかよ」
妹「もーすねないでよー」
妹「私も彼氏はいません、処Oは…一回危ないところだったけど」
兄「危ないところ?」
妹「なにが~?」
兄「彼氏は?も、もう処Oじゃないのか!?」
妹「どっちでしょう?」
兄「知るかよ」
妹「もーすねないでよー」
妹「私も彼氏はいません、処Oは…一回危ないところだったけど」
兄「危ないところ?」
30: 2015/12/15(火) 14:47:07.755
妹「私はさ、本当の親に売られたんだ」
妹「その売られた先っていうのが、要は売春宿みたいなところで」
妹「金持ちの相手させられそうになったところで、バーン…」
兄「頃し屋が来たのか?」
妹「うん…それで身寄りのなかった私もその組織に入ることになって」
妹「今に至るってわけ」
兄「なるほどな…」
妹「その売られた先っていうのが、要は売春宿みたいなところで」
妹「金持ちの相手させられそうになったところで、バーン…」
兄「頃し屋が来たのか?」
妹「うん…それで身寄りのなかった私もその組織に入ることになって」
妹「今に至るってわけ」
兄「なるほどな…」
31: 2015/12/15(火) 14:50:14.198
妹「その時来てくれた頃し屋のお兄さんがイケメンでさぁ」
妹「私の初恋の人なんだけど、ぜーんぜん相手にしてもらえなかったなぁ…」
兄「そいつは?今も組織に?」
妹「ううん…氏んじゃった。暗殺の途中で敵対組織に殺されちゃったみたい」
兄「そうか…」
妹「なんとなーく…お兄ちゃん、その人似てるんだよねぇ!!」
兄「はぁ?」
妹「だから最初お兄ちゃんを見た時は戸惑っちゃって」
妹「私の初恋の人なんだけど、ぜーんぜん相手にしてもらえなかったなぁ…」
兄「そいつは?今も組織に?」
妹「ううん…氏んじゃった。暗殺の途中で敵対組織に殺されちゃったみたい」
兄「そうか…」
妹「なんとなーく…お兄ちゃん、その人似てるんだよねぇ!!」
兄「はぁ?」
妹「だから最初お兄ちゃんを見た時は戸惑っちゃって」
32: 2015/12/15(火) 14:52:22.045
兄「なんだよそれ」
妹「あーお兄ちゃんが頃し屋で良かった、殺さなくて済んだんだもん」
妹「それに…仮にでもこうして兄妹として傍にいられるしねー!!」
兄「は、離れろよ」
妹「でも兄妹じゃなくて恋人だったら…もっと良かったのになぁ」
兄「アホ」
妹「あ、でも血が繋がってるわけじゃないし、良いのか!」
兄「よくねぇ!!」
妹「あーお兄ちゃんが頃し屋で良かった、殺さなくて済んだんだもん」
妹「それに…仮にでもこうして兄妹として傍にいられるしねー!!」
兄「は、離れろよ」
妹「でも兄妹じゃなくて恋人だったら…もっと良かったのになぁ」
兄「アホ」
妹「あ、でも血が繋がってるわけじゃないし、良いのか!」
兄「よくねぇ!!」
33: 2015/12/15(火) 14:53:36.451
夕方
父「ただいまー」
母「おかえりなさい」
父「アルバイトだが良い仕事を見つけた」
母「あらあら良かった、お疲れ様」
兄「おう、お帰り」
妹「お帰りなさいお父さん!!」
父「ただいまー」
母「おかえりなさい」
父「アルバイトだが良い仕事を見つけた」
母「あらあら良かった、お疲れ様」
兄「おう、お帰り」
妹「お帰りなさいお父さん!!」
34: 2015/12/15(火) 14:56:15.268
晩御飯
妹「いっただっきまーす」
兄「仕事見つかったんだって?」
父「ああ…アルバイトだけどな、さっそく明日から雇ってもらった」
兄「やるじゃん」
母「良かった、これで一週間後殺されなかった場合も生活できるわねウフフ」
父「…」
妹「…あ、あはは…お兄ちゃん、ほらあ~ん」
兄「やめろよ」
父「お前たちやけに仲良くなったな」
妹「いっただっきまーす」
兄「仕事見つかったんだって?」
父「ああ…アルバイトだけどな、さっそく明日から雇ってもらった」
兄「やるじゃん」
母「良かった、これで一週間後殺されなかった場合も生活できるわねウフフ」
父「…」
妹「…あ、あはは…お兄ちゃん、ほらあ~ん」
兄「やめろよ」
父「お前たちやけに仲良くなったな」
36: 2015/12/15(火) 15:00:43.146
妹「あーそれはねぇ…!!」
兄「なんでもない、こいつが勝手に懐いてるだけだ」
父「こうして見ると本当に兄妹のようだな」
母「ウフフ…もしかしたらそれ以上かもねぇ」
兄「ドキッ…」
妹「だよねぇ!!」
兄「う、うるさい!!」
兄「なんでもない、こいつが勝手に懐いてるだけだ」
父「こうして見ると本当に兄妹のようだな」
母「ウフフ…もしかしたらそれ以上かもねぇ」
兄「ドキッ…」
妹「だよねぇ!!」
兄「う、うるさい!!」
37: 2015/12/15(火) 15:04:10.415
夜 寝室
父「あいつらは大丈夫みたいだな」
母「ええ、お互い迫る期日の恐怖に怯える身を寄せ合えているんじゃないかしら」
父「お前は…どうなんだ?怖くないのか?」
母「怖いですよ、そりゃあ…」
父「そうだよな…すまん」
ギュッ
父「…っ!!」
母「私にも…支えが必要です…」
父「あいつらは大丈夫みたいだな」
母「ええ、お互い迫る期日の恐怖に怯える身を寄せ合えているんじゃないかしら」
父「お前は…どうなんだ?怖くないのか?」
母「怖いですよ、そりゃあ…」
父「そうだよな…すまん」
ギュッ
父「…っ!!」
母「私にも…支えが必要です…」
38: 2015/12/15(火) 15:11:14.977
2日目
母「今日から学校行けるわよ」
妹「本当!?ありがとう!!お母さん!!」
母「転校生ってことになってるから、上手くやりなさいね」
妹「うん!!わかった!!」
母「一応、お兄ちゃんが送迎してくれる?」
兄「なんで俺が…」
妹「ありがとうお兄ちゃん!!!」ギュー
兄「わかったよ…やれば良いんだろ、やれば」
母「今日から学校行けるわよ」
妹「本当!?ありがとう!!お母さん!!」
母「転校生ってことになってるから、上手くやりなさいね」
妹「うん!!わかった!!」
母「一応、お兄ちゃんが送迎してくれる?」
兄「なんで俺が…」
妹「ありがとうお兄ちゃん!!!」ギュー
兄「わかったよ…やれば良いんだろ、やれば」
39: 2015/12/15(火) 15:13:40.664
学校
妹「ここが学校かー…嬉しいなぁ」
兄「ほら、さっさと行けよ遅刻すんぞ」
妹「行ってきますのちゅー!!」
兄「アホか!!さっさと行け!!」
妹「帰りも迎えに来てね!!約束だよー!!」スタタタ
兄「へいへい…」
妹「ここが学校かー…嬉しいなぁ」
兄「ほら、さっさと行けよ遅刻すんぞ」
妹「行ってきますのちゅー!!」
兄「アホか!!さっさと行け!!」
妹「帰りも迎えに来てね!!約束だよー!!」スタタタ
兄「へいへい…」
41: 2015/12/15(火) 15:20:20.352
兄「ただいまー送ってきたよ」
母「おかえりー」
兄「お袋…ああ、あんたは何もしなくていいのか?」
母「お袋で良いよ」
兄「そか…で、お袋は何もしなくていいのか?」
母「昨日の兄妹以上に仲の良さそうなあなた達を見てたらさ」
兄「なっ…な、仲良くねーし!!」
母「おかえりー」
兄「お袋…ああ、あんたは何もしなくていいのか?」
母「お袋で良いよ」
兄「そか…で、お袋は何もしなくていいのか?」
母「昨日の兄妹以上に仲の良さそうなあなた達を見てたらさ」
兄「なっ…な、仲良くねーし!!」
42: 2015/12/15(火) 15:25:35.908
母「馬鹿ねぇ、声丸聞こえだったわよウフフ」
兄「なっ…き、聞いてたのかよ…!!」
母「まあ…そういう細かいことは良いのよ」
母「お互いに支え合って過ごそうとしてるあなた達を見てたら」
母「なんだか私もあなた達のよき母であり、お父さんのよき妻でありたいと」
母「そうしていることが私にとって一番幸せじゃないかと思えてね」
兄「はは~ん、さては昨日親父に抱かれたな?」
母「こら、親をからかうんじゃありませんよ!!…もう、ウフフ」
母「変かもしれないけど、今までの人生で、今が一番幸せな気がするわ」
兄「なっ…き、聞いてたのかよ…!!」
母「まあ…そういう細かいことは良いのよ」
母「お互いに支え合って過ごそうとしてるあなた達を見てたら」
母「なんだか私もあなた達のよき母であり、お父さんのよき妻でありたいと」
母「そうしていることが私にとって一番幸せじゃないかと思えてね」
兄「はは~ん、さては昨日親父に抱かれたな?」
母「こら、親をからかうんじゃありませんよ!!…もう、ウフフ」
母「変かもしれないけど、今までの人生で、今が一番幸せな気がするわ」
43: 2015/12/15(火) 15:28:02.358
夕方
兄「あいつ…いつになったら出てくるんだよ…」
妹「お兄ちゃん、お待たせーーー!!!」
兄「遅せーよ」
妹友「あ、あの…はじめまして!!」
妹「今日出来た友達!!」
兄「あ、ああどうも…よろしくね」
妹「それじゃあまた明日ね!!」
妹友「うん、また明日!!ばいばーい」
兄「あいつ…いつになったら出てくるんだよ…」
妹「お兄ちゃん、お待たせーーー!!!」
兄「遅せーよ」
妹友「あ、あの…はじめまして!!」
妹「今日出来た友達!!」
兄「あ、ああどうも…よろしくね」
妹「それじゃあまた明日ね!!」
妹友「うん、また明日!!ばいばーい」
44: 2015/12/15(火) 15:30:43.748
晩御飯
父「カァァァ!!ビールが美味いぞ」
兄「第三のビールな」
父「ビールはビールだろ、今日はかなり頑張ったからビールが美味い!!」
母「お疲れ様でした」
父「お前たちはどうだった?」
兄「俺はこいつの送迎以外は別に」
妹「学校楽しかった!!友達出来た!!友ちゃんって言ってね!!」
ペチャクチャペチャクチャ
ワハハワハハハ
父「カァァァ!!ビールが美味いぞ」
兄「第三のビールな」
父「ビールはビールだろ、今日はかなり頑張ったからビールが美味い!!」
母「お疲れ様でした」
父「お前たちはどうだった?」
兄「俺はこいつの送迎以外は別に」
妹「学校楽しかった!!友達出来た!!友ちゃんって言ってね!!」
ペチャクチャペチャクチャ
ワハハワハハハ
45: 2015/12/15(火) 15:32:49.589
3日目
妹友「妹ちゃんおはよ!!」
妹「おはよー!!」
妹友「お兄さんもおはようございます」
兄「おはよー」
妹「それじゃ行ってくるね!!」
兄「ほいほい、行ってらっしゃい」
兄「…うんうん、楽しそうでなにより」
妹友「妹ちゃんおはよ!!」
妹「おはよー!!」
妹友「お兄さんもおはようございます」
兄「おはよー」
妹「それじゃ行ってくるね!!」
兄「ほいほい、行ってらっしゃい」
兄「…うんうん、楽しそうでなにより」
47: 2015/12/15(火) 15:42:41.217
兄「ただいまー」
母「あらお帰りー」
ご近所さん「あら息子さん」
兄「どうも」
ご近所さん「イケメンねぇ!!」
兄「ははは…」
母「そうですかぁ?でもこの子は愛想が悪くてウフフ」
兄「あはは…」
兄「お袋も楽しそうでなにより」
母「あらお帰りー」
ご近所さん「あら息子さん」
兄「どうも」
ご近所さん「イケメンねぇ!!」
兄「ははは…」
母「そうですかぁ?でもこの子は愛想が悪くてウフフ」
兄「あはは…」
兄「お袋も楽しそうでなにより」
48: 2015/12/15(火) 15:44:58.568
晩御飯後
妹「お兄ちゃん、宿題教えて!!」
兄「宿題くらい自分でやれ」
妹「ねぇ~お兄ちゃぁ~ん」スリスリ
兄「や、やめろ!!」
妹「宿題早く終わったらもっと仲良くできるじゃぁ~ん、ね?」
兄「声丸聞こえらしいし、妹だし、もうしない!!」
妹「やだー!!」
兄「良いからさっさと宿題しろ」
妹「お兄ちゃん、宿題教えて!!」
兄「宿題くらい自分でやれ」
妹「ねぇ~お兄ちゃぁ~ん」スリスリ
兄「や、やめろ!!」
妹「宿題早く終わったらもっと仲良くできるじゃぁ~ん、ね?」
兄「声丸聞こえらしいし、妹だし、もうしない!!」
妹「やだー!!」
兄「良いからさっさと宿題しろ」
49: 2015/12/15(火) 15:46:36.614
4日目
妹友A「妹ちゃんおはよ!!」
妹「おはよー!!」
妹友B「おはよ~」
妹「おはよー!!」
妹「お兄ちゃん、それじゃ行ってきます!!」
兄「あいよー」
兄「友達も増えてるじゃん、良かった良かった」
妹友A「妹ちゃんおはよ!!」
妹「おはよー!!」
妹友B「おはよ~」
妹「おはよー!!」
妹「お兄ちゃん、それじゃ行ってきます!!」
兄「あいよー」
兄「友達も増えてるじゃん、良かった良かった」
50: 2015/12/15(火) 15:49:51.345
兄「ここが親父の職場かー…」
兄「ちゃんと働いてんのかな」
職場の人「君ちょっとこっち手伝ってくれー」
父「はーい」
職場の人「これ荷出ししてくれるかな?」
父「了解です」セッセ
兄「へぇー…真面目に働いてんだなぁ」
兄「お疲れさん」ヒョイッ
父「おおっ!?なんだわざわざ見に来たのか」
兄「おう、あ、これコーヒー差し入れ」
父「おうサンキュー」
兄「ちゃんと働いてんのかな」
職場の人「君ちょっとこっち手伝ってくれー」
父「はーい」
職場の人「これ荷出ししてくれるかな?」
父「了解です」セッセ
兄「へぇー…真面目に働いてんだなぁ」
兄「お疲れさん」ヒョイッ
父「おおっ!?なんだわざわざ見に来たのか」
兄「おう、あ、これコーヒー差し入れ」
父「おうサンキュー」
51: 2015/12/15(火) 15:52:30.477
夕方
兄「…遅っせぇ」
ピポパ
兄「あーもしもし、お袋?妹もう帰ってる?」
兄「まだ?あー…そう、あいつ何してんだろ…うん、わかった」
夜
兄「…さすがに遅すぎるだろ」
ピポパ
兄「あーもしもし、お袋?妹は…まだ帰ってないか、わかったちょっと探してみる」
兄「…遅っせぇ」
ピポパ
兄「あーもしもし、お袋?妹もう帰ってる?」
兄「まだ?あー…そう、あいつ何してんだろ…うん、わかった」
夜
兄「…さすがに遅すぎるだろ」
ピポパ
兄「あーもしもし、お袋?妹は…まだ帰ってないか、わかったちょっと探してみる」
53: 2015/12/15(火) 15:55:07.080
夜の繁華街
兄「クソ…あいつどこ行ったんだよ!!」キョロキョロ
路地裏
兄「いない」
帰り道
兄「いねーよクソ!!」
父「いたか!?」
兄「いねーよ、ったく電話も電波が入らなくて繋がらない」
兄「クソ…あいつどこ行ったんだよ!!」キョロキョロ
路地裏
兄「いない」
帰り道
兄「いねーよクソ!!」
父「いたか!?」
兄「いねーよ、ったく電話も電波が入らなくて繋がらない」
56: 2015/12/15(火) 15:58:25.181
母「学校に行ってみたけどもう誰もいなかったわ」
兄「俺もう一回街のほう見てくるわ」ダダダッ
兄「あ、親父たちは家帰っててくれ、入れ違いになると困るから」
父「すまん、頼んだ」
夜の繁華街
兄「妹ーーーー!!どこだーーーー!!」
通行人「ヒソヒソ…ヒソヒソ」
兄「妹ーーーー!!あ、すいません!!こんな女の子見ませんでした!?」
通行人「いえ…」
兄「ああクソっ…!!どこ行ったんだよ…あの…馬鹿…」
兄「俺もう一回街のほう見てくるわ」ダダダッ
兄「あ、親父たちは家帰っててくれ、入れ違いになると困るから」
父「すまん、頼んだ」
夜の繁華街
兄「妹ーーーー!!どこだーーーー!!」
通行人「ヒソヒソ…ヒソヒソ」
兄「妹ーーーー!!あ、すいません!!こんな女の子見ませんでした!?」
通行人「いえ…」
兄「ああクソっ…!!どこ行ったんだよ…あの…馬鹿…」
57: 2015/12/15(火) 16:01:55.268
兄「…ただい…ま…ぐすっ…」
父「おかえり」
母「おかえり」
妹「お、おかえりー…」
兄「…!!」
父「友達とカラオケに行ってたそうだ」
母「ほら、お兄ちゃんに何か言うことは?」
妹「ごめーんちゃい」
兄「ば…ば…馬鹿野郎!!」
父「おかえり」
母「おかえり」
妹「お、おかえりー…」
兄「…!!」
父「友達とカラオケに行ってたそうだ」
母「ほら、お兄ちゃんに何か言うことは?」
妹「ごめーんちゃい」
兄「ば…ば…馬鹿野郎!!」
62: 2015/12/15(火) 16:05:55.792
夜
妹「おに~ちゃ~ん」
兄「さっさと寝ろ、俺も疲れたし寝る」
妹「まだ怒ってるのー…?」
兄「怒ってねぇよ、さっさと寝ろ」
妹「でもさぁ…嬉しかったなぁ…」
妹「私のこと心配して泣いてくれる人が出来たなんて」
兄「な、泣いてねーし!!」
妹「ねぇ…お兄ちゃん、しようよ」
兄「だから声丸聞こえ…」
妹「良いじゃん、今日だけ…ね?お願い」
妹「おに~ちゃ~ん」
兄「さっさと寝ろ、俺も疲れたし寝る」
妹「まだ怒ってるのー…?」
兄「怒ってねぇよ、さっさと寝ろ」
妹「でもさぁ…嬉しかったなぁ…」
妹「私のこと心配して泣いてくれる人が出来たなんて」
兄「な、泣いてねーし!!」
妹「ねぇ…お兄ちゃん、しようよ」
兄「だから声丸聞こえ…」
妹「良いじゃん、今日だけ…ね?お願い」
66: 2015/12/15(火) 16:17:08.793
5日目
妹「お兄ちゃん、おはよう」
兄「お、おう」
妹「なに照れてんの、今さら」
兄「照れてねーし」
ガチャッ
父「あっ」
兄&妹「あっ」
父「あ、ああ…すまん」バタン
ドアの向こうから
兄「なんか用事だったんじゃねーの?」
父「今日は休みだし、皆で出掛けないか」
妹「お兄ちゃん、おはよう」
兄「お、おう」
妹「なに照れてんの、今さら」
兄「照れてねーし」
ガチャッ
父「あっ」
兄&妹「あっ」
父「あ、ああ…すまん」バタン
ドアの向こうから
兄「なんか用事だったんじゃねーの?」
父「今日は休みだし、皆で出掛けないか」
67: 2015/12/15(火) 16:21:04.091
兄「…それで?どこに出かけるんだ?」
父「遊園地」
妹「遊園地!!!」
母「ウフフやっぱり喜んでくれると思った」
兄「遊園地ねぇ…」
母「あんたも本当は嬉しいくせに」
兄「べ、別に!!嬉しくねーけど行ってやるよ!!せっかくだからな!!」
兄「けど急にどうしたんだよ?」
父「父さんシフト制で不定休だからな、こういう休みが皆一緒の時は家族サービスしないとと思ってな」
父「遊園地」
妹「遊園地!!!」
母「ウフフやっぱり喜んでくれると思った」
兄「遊園地ねぇ…」
母「あんたも本当は嬉しいくせに」
兄「べ、別に!!嬉しくねーけど行ってやるよ!!せっかくだからな!!」
兄「けど急にどうしたんだよ?」
父「父さんシフト制で不定休だからな、こういう休みが皆一緒の時は家族サービスしないとと思ってな」
71: 2015/12/15(火) 16:37:27.921
遊園地
妹「お兄ちゃん!!アレ乗ろうアレ!!」
ジェットコースター「ゴオオオオ」
兄「やだよ…」
妹「乗ろうよ!!乗ろうよー!!」グイグイ
兄「あーーー」ズリズリ
父「私たちはここで見てるぞー、頑張れー」
兄「卑怯だぞ親父!!お袋ーーー!!」
母「ウフフ…本当に楽しそうね」
妹「お兄ちゃん!!アレ乗ろうアレ!!」
ジェットコースター「ゴオオオオ」
兄「やだよ…」
妹「乗ろうよ!!乗ろうよー!!」グイグイ
兄「あーーー」ズリズリ
父「私たちはここで見てるぞー、頑張れー」
兄「卑怯だぞ親父!!お袋ーーー!!」
母「ウフフ…本当に楽しそうね」
72: 2015/12/15(火) 16:42:35.313
父「ほれアイス」
兄「サンキュー」
妹「わーい」
・・・
兄「お化け屋敷なんて全然怖く…」
お化け「うああああ!!」
兄「うああああああああ!?!?」
妹「きゃははははは!!!お兄ちゃんビビりすぎ」
兄「サンキュー」
妹「わーい」
・・・
兄「お化け屋敷なんて全然怖く…」
お化け「うああああ!!」
兄「うああああああああ!?!?」
妹「きゃははははは!!!お兄ちゃんビビりすぎ」
75: 2015/12/15(火) 16:46:13.035
夜
父「あいつらどうだった?」
母「仲良く寝てましたよ」
父「楽しんでたかな?」
母「私にはそう見えましたよウフフ」
父「そうか…良かった。さて…寝ようか」
母「あなた…明日はあなたの…」
父「わかってる」
母「明日も仕事はお休みにしてもらったほうが…」
父「大丈夫さ、絶対帰って来る」
父「あいつらどうだった?」
母「仲良く寝てましたよ」
父「楽しんでたかな?」
母「私にはそう見えましたよウフフ」
父「そうか…良かった。さて…寝ようか」
母「あなた…明日はあなたの…」
父「わかってる」
母「明日も仕事はお休みにしてもらったほうが…」
父「大丈夫さ、絶対帰って来る」
76: 2015/12/15(火) 16:49:09.114
6日目
妹「やばい寝坊した!!お兄ちゃん急いで!!」
兄「もう一人で行けよ…眠い…」
母「…」
妹「行ってきます!!」
兄「お袋…?どうした?」
母「…あ、ああううん、何でもない行ってらっしゃい」
妹「やばい寝坊した!!お兄ちゃん急いで!!」
兄「もう一人で行けよ…眠い…」
母「…」
妹「行ってきます!!」
兄「お袋…?どうした?」
母「…あ、ああううん、何でもない行ってらっしゃい」
77: 2015/12/15(火) 16:51:53.055
夕方
母「ううっ…」
兄「だ、大丈夫だって、親父は帰って来るって言ったんだろ?」
妹「そうだよ、お父さんならほらもうすぐ来るよー」
母「うん、うん…」
ガチャッ
父「ただいまー」
妹「ほら帰って来たよ!!」ダダダッ
母「お帰りなさい!!」
妹「お帰り!!」
兄「うーっすおかえり」
バァンッ
父「ぐっ…ゴホォッ…」ドサッ
母「ううっ…」
兄「だ、大丈夫だって、親父は帰って来るって言ったんだろ?」
妹「そうだよ、お父さんならほらもうすぐ来るよー」
母「うん、うん…」
ガチャッ
父「ただいまー」
妹「ほら帰って来たよ!!」ダダダッ
母「お帰りなさい!!」
妹「お帰り!!」
兄「うーっすおかえり」
バァンッ
父「ぐっ…ゴホォッ…」ドサッ
78: 2015/12/15(火) 16:58:03.281
母「いやあああああああ!!!!」
妹「きゃあああああああ!!!!」
兄「親父!!しっかりしろ親父!!!親父!!」
父「ぐっ…あ…あ…は…た、ただい…ま…ガハッゲホゲホ」
母「あなた、嫌です!!嫌ですよ!!氏なないで!!」
父「は…はは…私…は…幸せだ・・・」
父「君…の…夫に…なれて…」
母「あなたぁ…ううっ…」
父「お前たち…お母さん…よろ…しく…」ガクッ
兄「親父…親父ーーーーー!!!!」
妹「きゃあああああああ!!!!」
兄「親父!!しっかりしろ親父!!!親父!!」
父「ぐっ…あ…あ…は…た、ただい…ま…ガハッゲホゲホ」
母「あなた、嫌です!!嫌ですよ!!氏なないで!!」
父「は…はは…私…は…幸せだ・・・」
父「君…の…夫に…なれて…」
母「あなたぁ…ううっ…」
父「お前たち…お母さん…よろ…しく…」ガクッ
兄「親父…親父ーーーーー!!!!」
79: 2015/12/15(火) 17:02:27.288
夜
妹「…お母さんは?」
兄「泣き疲れて寝たよ…」
妹「そっか……」
妹「この一週間、幸せで、自分が頃し屋だってこと忘れてた」
妹「私たちも…明日…氏ぬんだね…」
兄「…だから遊園地なんて行ったんだろうな」
兄「俺達家族の、思い出作りのために」
妹「お父さん…ううっ」
兄「泣くな…妹」ギュッ
妹「…お母さんは?」
兄「泣き疲れて寝たよ…」
妹「そっか……」
妹「この一週間、幸せで、自分が頃し屋だってこと忘れてた」
妹「私たちも…明日…氏ぬんだね…」
兄「…だから遊園地なんて行ったんだろうな」
兄「俺達家族の、思い出作りのために」
妹「お父さん…ううっ」
兄「泣くな…妹」ギュッ
83: 2015/12/15(火) 17:14:11.394
7日目
母「おはよう!!」
兄「おはよー」
妹「ほらお兄ちゃん急いで!!遅刻するってば!!」
兄「へいへい、行って来まーす」
妹「行って来まーす」
母「あ、お兄ちゃん」
兄「ん?」
母「今日、家に帰らず妹連れて遠くに逃げなさい」
母「妹はあなたが守って…」
兄「…お袋は?」
母「私はお父さんと生きたここで氏ぬなら本望だから、あなたたちは生きて」
母「おはよう!!」
兄「おはよー」
妹「ほらお兄ちゃん急いで!!遅刻するってば!!」
兄「へいへい、行って来まーす」
妹「行って来まーす」
母「あ、お兄ちゃん」
兄「ん?」
母「今日、家に帰らず妹連れて遠くに逃げなさい」
母「妹はあなたが守って…」
兄「…お袋は?」
母「私はお父さんと生きたここで氏ぬなら本望だから、あなたたちは生きて」
84: 2015/12/15(火) 17:17:00.784
学校
妹友A「おっはよー」
妹「おはよー!!」
妹友B「おはよー!!」
妹「お兄ちゃん、ちょっと待ってて」
兄「ん?」
数十分後
妹「ただいま!!」
兄「い、いやお前学校は…?」
妹「皆にね、さよならの挨拶してきた!!」
妹友A「おっはよー」
妹「おはよー!!」
妹友B「おはよー!!」
妹「お兄ちゃん、ちょっと待ってて」
兄「ん?」
数十分後
妹「ただいま!!」
兄「い、いやお前学校は…?」
妹「皆にね、さよならの挨拶してきた!!」
85: 2015/12/15(火) 17:23:30.027
兄「ただいま」
妹「ただいま」
母「えっ…どうして…?」
兄「よく考えたら俺頃し屋だったからさ」
兄「すんなり殺されるつもりは無いんだよね」
妹「私も、私も!!」
母「逃げなさい!!今すぐ!!」
兄「お袋置いて逃げたら親父にキレられるだろ」
妹「そうそうお母さんは私が守る!!」
母「ううっ…そんな…そんな頃し屋いないわよ…」
妹「ただいま」
母「えっ…どうして…?」
兄「よく考えたら俺頃し屋だったからさ」
兄「すんなり殺されるつもりは無いんだよね」
妹「私も、私も!!」
母「逃げなさい!!今すぐ!!」
兄「お袋置いて逃げたら親父にキレられるだろ」
妹「そうそうお母さんは私が守る!!」
母「ううっ…そんな…そんな頃し屋いないわよ…」
86: 2015/12/15(火) 17:27:15.458
夜
兄「…」
妹「…」
母「…」
ガチャ
兄「…!!」
妹「…!!」
母「…!!」
頃し屋「…失敗には氏を」
兄「狙いは俺か!!うおおお!!」
兄「…」
妹「…」
母「…」
ガチャ
兄「…!!」
妹「…!!」
母「…!!」
頃し屋「…失敗には氏を」
兄「狙いは俺か!!うおおお!!」
87: 2015/12/15(火) 17:33:15.996
妹「お兄ちゃん!!」
兄「来るな!!!」
頃し屋「氏ね」ブワッ
母「…!!」ダダダッ
ザクリ
母「うっ…!!う…う…」ドサッ
妹「お母さん!!!お母さん!!!」
頃し屋「当初のターゲットも暗殺完了、手間が省けて助かる」
頃し屋「では、失敗者にも氏んでもらおうか」
兄「ウオオオオオ!!!!」ドンッ
兄「来るな!!!」
頃し屋「氏ね」ブワッ
母「…!!」ダダダッ
ザクリ
母「うっ…!!う…う…」ドサッ
妹「お母さん!!!お母さん!!!」
頃し屋「当初のターゲットも暗殺完了、手間が省けて助かる」
頃し屋「では、失敗者にも氏んでもらおうか」
兄「ウオオオオオ!!!!」ドンッ
88: 2015/12/15(火) 17:41:28.302
頃し屋「ぐっ…小癪な…!!」
兄「オオオオオオ!!!!」ズブリ
頃し屋「う…ぐ…」ドサリ
兄「はぁ…はぁ…」
妹「お母さん!!お母さん!!」ユサユサ
兄「ハッ…!!お袋!!しっかりしろお袋!!」
母「無事で…よか…った…はぁはぁ…」
妹「おかぁさぁん…ううっ…」
母「産んだ記憶も…抱っこした記憶も…無い…けど…」
母「私…あなたたちの…お母さんに…なれた…か…な…?」
兄「当たり前だろ!!あんた以外にどこにお袋がいるんだよ!!ううっ…」
妹「そうだよ!!お母さんは私達のお母さんだよ!!!」
母「よか…った…うれ…し…」ガクッ
兄「オオオオオオ!!!!」ズブリ
頃し屋「う…ぐ…」ドサリ
兄「はぁ…はぁ…」
妹「お母さん!!お母さん!!」ユサユサ
兄「ハッ…!!お袋!!しっかりしろお袋!!」
母「無事で…よか…った…はぁはぁ…」
妹「おかぁさぁん…ううっ…」
母「産んだ記憶も…抱っこした記憶も…無い…けど…」
母「私…あなたたちの…お母さんに…なれた…か…な…?」
兄「当たり前だろ!!あんた以外にどこにお袋がいるんだよ!!ううっ…」
妹「そうだよ!!お母さんは私達のお母さんだよ!!!」
母「よか…った…うれ…し…」ガクッ
89: 2015/12/15(火) 17:54:00.655
妹「ううっ…えぐっ…」
兄「妹…」
妹「おにいちゃぁん…ぐすっ…私…怖い…」
兄「……」
兄「なぁ…最後に…お前を…抱きたい」
妹「…ぐすっ…うん、お兄ちゃん」
兄「おいで」
妹「…うん」
トンッ
妹「うっ…!?お兄ちゃ…ん?」ドサッ
兄「お前のこと、愛してた。妹としても、恋人としても」
兄「妹…」
妹「おにいちゃぁん…ぐすっ…私…怖い…」
兄「……」
兄「なぁ…最後に…お前を…抱きたい」
妹「…ぐすっ…うん、お兄ちゃん」
兄「おいで」
妹「…うん」
トンッ
妹「うっ…!?お兄ちゃ…ん?」ドサッ
兄「お前のこと、愛してた。妹としても、恋人としても」
90: 2015/12/15(火) 17:57:04.869
???「おい、起きろ!!起きろ!!」ユサユサ
妹「ん…んん…?」パチリ
頃し屋「まったく…何があったのか知らんが」チラッ
兄「」胸にナイフズブリ
頃し屋「暗殺成功したのならなぜ報告しなかった」
妹「え…?」
頃し屋「だいたいこの家他にも氏体があるし、何があったんだ…」
頃し屋「帰ったらきっちり報告してもらうからな」
妹「い…いや…」
頃し屋「ほら、帰るぞ。立て」グイッ
妹「いやああああああ!!!!おにいちゃぁぁぁぁぁん!!!!」
妹「ん…んん…?」パチリ
頃し屋「まったく…何があったのか知らんが」チラッ
兄「」胸にナイフズブリ
頃し屋「暗殺成功したのならなぜ報告しなかった」
妹「え…?」
頃し屋「だいたいこの家他にも氏体があるし、何があったんだ…」
頃し屋「帰ったらきっちり報告してもらうからな」
妹「い…いや…」
頃し屋「ほら、帰るぞ。立て」グイッ
妹「いやああああああ!!!!おにいちゃぁぁぁぁぁん!!!!」
92: 2015/12/15(火) 18:01:54.185
おわり
93: 2015/12/15(火) 18:03:52.181
乙
95: 2015/12/15(火) 18:05:45.192
本物の家族はどこにいったんだ
97: 2015/12/15(火) 18:06:57.265
( ;∀;) イイハナシダッタノカナー
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります