1: 2015/12/13(日) 02:01:06.98
モバマスSSです 


一応、前作
モバP「事務所のコタツ事情」



温かい目で見守ってください



2: 2015/12/13(日) 02:04:36.84
――事務所――


モバP「雪、か……」

モバP「積もるかなぁ……これ」

モバP「そう言えば、もう12月になってるんだっけ」

モバP「今年も、もう終わりか。短かったなぁ…」

飛鳥「そうかい?ボクは、とても長く感じたよ」

飛鳥「一日一日が、アイドルとしての新しい発見だったからね」

モバP「……そうか」

飛鳥「そうさ……」

3: 2015/12/13(日) 02:05:59.02
モバP「………」

飛鳥「………」

モバP「うぉ!居たのか飛鳥!?」

ゴスッ

モバP「痛っ!脇腹はやめろよ!てか、なんで殴るの!?」

飛鳥「何故かって?理由(わけ)をよく考えてみるといいよ」

モバP「理由?考えろって言われても…」

モバP「(う~ん?俺なんかしたかなぁ)」

4: 2015/12/13(日) 02:07:17.81
飛鳥「その顔は、全く判ってないようだね」

モバP「うっ、ごめん………」

飛鳥「いいさ、君がそういう性格なのはわかっているよ。今更怒りはしないさ」

モバP「え、怒ってないのか?」

飛鳥「怒ってないわけじゃないさ。徒…胸の奥がむず痒いだけで」

モバP「それって、怒ってるよな?」

飛鳥「怒ってない」ムスッ

モバP「………」

飛鳥「………」ムスッ

モバP「………本当は?」

飛鳥「………怒ってる」

5: 2015/12/13(日) 02:09:54.42
モバP「そっか………ごめんな?」ナデナデ

飛鳥「ん………」

モバP「……それで、なんで怒ってるんだ?」

飛鳥「言わなきゃわからないかい?」

モバP「口にしたほうが、伝わりやすいって事もあるだろ?」

飛鳥「そうかもしれないけど…」

飛鳥「まぁ、わからないなら言ってあげるよ」

飛鳥「君は……ボクのことを忘れていたよね?」

モバP「え?」

6: 2015/12/13(日) 02:12:23.14
飛鳥「さっきは、怒るよりも悲しくなったよ」

飛鳥「君は、ボクのことよりも外の世界に興味を示していたようだったからね」

モバP「飛鳥………」

モバP「お前、そんな事で怒ってたの…グフッ!?」

モバP「おま、脇腹はやめろって!」

飛鳥「無神経な事を言った君が悪いとボクは思うけど」

モバP「いやぁ…それにしてもだな」

モバP「無視したのは悪いと思ってるぞ?」

モバP「でもなぁ…なんでそんなにムキになるんだよ」

7: 2015/12/13(日) 02:15:08.28
飛鳥「はぁ…またボクに言わせるのかい?」

モバP「言ってくれなきゃ判らないからな!」キリッ

飛鳥「そんな真顔で言われても困るよ」

モバP「そんな事言わずにさ…俺は、飛鳥の口から聞きたいんだよ」イケボ

飛鳥「んっ///し、仕方ないね///」

モバP「本当か?やっりー!」

飛鳥「…君って本当に器用な人だね」

モバP「それはどうも……で?」

飛鳥「あ、あぁ…理由を知りたいんだったね」

8: 2015/12/13(日) 02:18:17.32
飛鳥「そうだなぁ………最近、忙しくなったね」

モバP「確かに、飛鳥にはCVが就くことになったしな。なによりも、CD化が決まったし」

モバP「嬉しい悲鳴ってやつだな」

飛鳥「そうだね。君には本当に感謝しているよ、ここまでボクをプロデュースしてくれて」

モバP「嬉しいこと言ってくれるじゃないか」

モバP「でも、ここがゴールじゃない。これからが本当の勝負だぞ」

飛鳥「わかっているさ」

飛鳥「でも、君ならボクをトップアイドルにしてくれると信じているよ」

モバP「もちろんさ!必ず飛鳥をトップアイドルにしてみせるさ!」

飛鳥「P………」

モバP「飛鳥………」

9: 2015/12/13(日) 02:21:00.77
モバP「大分、脱線したな」

飛鳥「そうだね、話を戻すとするよ」

モバP「あぁ、頼む」

飛鳥「それでだ、君の御蔭で、忙しくなりつつあるわけだ」

飛鳥「忙しくなれば、当然二人で居られる時間が少なくなる」

モバP「確かにな、今日は珍しく二人っきりだ」

飛鳥「とどのつまり、そういうことだよ」

モバP「ん?どういうことだ?」

飛鳥「はぁ……二人っきりで居られる、貴重な時間だよ?」

飛鳥「それなのに、ボク以外のものに気を取られていた」

飛鳥「それに怒っているのさ」

10: 2015/12/13(日) 02:24:52.19
モバP「う~ん…」

モバP「つまり、『君は、ボクだけを見ていればいいのさ』そう言いたいんだな?」

飛鳥「凄い解釈だね」

モバP「違うのか?」

飛鳥「………違わないけど」

モバP「そうかそうか、可愛いなぁ飛鳥は」ナデナデ

飛鳥「ん///君に非はないと思うけど///」

モバP「そんなことないさ、飛鳥を見ててやれなくて悪かったな」ナデナデ

飛鳥「わかってくれたならいいさ///」

モバP「あぁ、これからは気を付けるよ」ナデナデ

飛鳥「………♪」

11: 2015/12/13(日) 02:27:30.76
モバP「(お、機嫌直ったか)」ナデナデ

モバP「(なんだかんだいって、やっぱ子供だな。まぁ…そこが良いんだけどね)」

モバP「そう言えば飛鳥、今日休みだろ?なんで事務所にいるんだ?」

飛鳥「できるだけ君と時間を共有したいからね」

飛鳥「休日を使わないでもしないと、二人っきりの空間はなかなか作れないだろ」

モバP「でも、今日は営業で事務所に居なかったかもしれないぞ?」

モバP「もし居なかったらどうするつもりだったんだ?」

飛鳥「当然待つさ、君が来るまで」

飛鳥「そもそも、君がいると思って来たんだ」

飛鳥「案の定、君は炬燵で蹲っていたよ」

12: 2015/12/13(日) 02:30:46.83
モバP「仕事も終わったしね、炬燵の誘惑には勝てなかったんだよ」

モバP「て言うか、飛鳥はいつ炬燵に入ったんだ?全然気づかなかったんだけど」

飛鳥「あぁ…それは……」

飛鳥「君が 魔貫光殺砲なのか瞬間移動の練習をしているあたりからかな」

モバP「………」

モバP「見てたのか?」

飛鳥「偶然見てしまったんだ」

モバP「………」

飛鳥「………」

13: 2015/12/13(日) 02:34:25.36
モバP「ここに、緑のおば…じゃなかった、お姉さんにもらった記憶を消す薬がある」

飛鳥「ちひろさんだね?」

モバP「違う!緑のおばさんだ!」

飛鳥「おばさんって言っちゃったね」

モバP「とにかくだ、今日見た事は忘れるんだ」

飛鳥「覚える気はないよ。むしろ忘れたいよ」

モバP「………そうか」

飛鳥「そうだよ………」

モバP「なら良いんだ」

モバP「………」

飛鳥「………」

14: 2015/12/13(日) 02:37:20.89
モバP「そう言えばさぁ…」

飛鳥「ん?何かな?」

モバP「この前、屋上に居ただろ?何してたんだ?」

飛鳥「……そうだね。あれは」

飛鳥「只…冬を聴いていたのさ」

モバP「冬を?」

飛鳥「あぁ…季節を感じるのも悪くないと思ってね」

飛鳥「視ただけじゃわからない事だってあるだろ?それだけさ」

15: 2015/12/13(日) 02:38:10.26
モバP「そっか……なら良いんだけど」

モバP「あの後、震えながら帰っていっただろ」

モバP「おまけにくしゃみまでして」

モバP「風邪とかひかなかったか?」

飛鳥「………」

飛鳥「見てたんだね?」

モバP「見えてしまったんだよ」

飛鳥「………」

モバP「………」

16: 2015/12/13(日) 02:40:09.93
飛鳥「ここに、通りすがりの体臭中毒者からもらった、記憶を消す飲料がある」

モバP「凛か」

飛鳥「え、そうなの?」

モバP「志希だったかぁ…」

飛鳥「ともかく、君の為にもこの事は他言しないことだね」

モバP「あぁ……それなんだけど」

モバP「写真撮っちゃった」テヘッ☆

飛鳥「………」

飛鳥「消すんだ。今すぐ…」

モバP「やだ!あれは俺の秘蔵コレクションなんだ!絶対に消さん!」

17: 2015/12/13(日) 02:41:44.88
飛鳥「秘蔵って……他にあるのかい!?」

モバP「そりゃあもう。あんなことやそんなとこまで選り取りみどりだ」

飛鳥「なんてことだ……」

飛鳥「消さないと言うのなら、緑のおばさんとやらに報告しなければならなくなる」

モバP「それは困るな。財布の中身が瞬間移動してしまう」

飛鳥「だったら、消せばいいよ」

モバP「でもなぁ……う~ん……えぇー」

飛鳥「そんなに迷うことなのかい?」

モバP「当たり前だろ!あんなに可愛い飛鳥は滅多に見られないんだぞ!」

飛鳥「かわ!?……///」

18: 2015/12/13(日) 02:43:39.28
モバP「う~ん………あ、そうだ!」

モバP「ちょっとした、提案だ」

モバP「今度の日曜日、デートしよう。それでどうだ?」

飛鳥「デー…ト」

モバP「そうだ。お互い休みだし、二人で時間を共有したほうがいいだろ」

モバP「飛鳥の行きたいところに連れてってあげるよ」

飛鳥「………ん~」

飛鳥「一つ、聞いてもいいかな?」

モバP「あぁ、なんだ?」

19: 2015/12/13(日) 02:44:49.38
飛鳥「君は、この場凌ぎで誘っているのかい?」

モバP「まさか。紛れもない本心だよ」

飛鳥「………そうか。なら良いんだ」

飛鳥「写真の件は、他言無用で頼むとして」

飛鳥「デートの約束は守ってくれよ?」

モバP「もちろんだ。最高の一日にしてやるさ」

飛鳥「それは期待できそうだ。楽しみにしているからね?」

モバP「あぁ、期待してろよ」

飛鳥「うん………」

モバP「………」

飛鳥「………♪」

20: 2015/12/13(日) 02:46:06.94
モバP「(はぁ……飛鳥が機嫌を直してくれて助かった)」

モバP「(安心したら、どっと疲れが出てきた…)」

モバP「(あぁ……なんか眠い)」

モバP「飛鳥、コーヒー飲むか?」

飛鳥「頂くよ」

モバP「わかった、待ってろ」スタスタ

21: 2015/12/13(日) 02:47:40.53
――給湯室――


モバP「コーヒーは………あ、あった」

モバP「………あ」

モバP「(砂糖の量聞くの忘れてた…)」

モバP「まぁ…このぐらいでいいか」サッ

モバP「よし、出来た」

22: 2015/12/13(日) 02:49:27.23
モバP「はい、お待たせ」

飛鳥「ありがとう………温かいね」

モバP「熱いから気を付けて飲めよ?」

飛鳥「わかってるよ、もうそんな歳じゃないさ」ゴクッ

飛鳥「うん。コーヒーはブラックに限るね」

飛鳥「徐々に砂糖を減らして飲んでいてね、最近飲めるようになったんだ」

モバP「そうか……それ、砂糖多めだ」

飛鳥「………」

モバP「………ごめん」

飛鳥「いいさ、気づかなかったボクにも非があるからね」

23: 2015/12/13(日) 02:52:17.26
モバP「前から思ってたんだけどさぁ」

モバP「なんで、そんなにブラックにこだわるんだ?」

モバP「砂糖入れたほうが、美味しいと思うぞ?」

飛鳥「そうだね……これは、ボクの意気がりだよ」

飛鳥「ボクはまだ子供だ。自分でも自覚している」

飛鳥「だから、少しでも大人ぶるためにコーヒーを飲むのさ」

モバP「確かに、コーヒーは『大人』ってイメージがあるけど」

モバP「別にコーヒーでなくてもよくないか?他にも…」

24: 2015/12/13(日) 02:54:06.86
飛鳥「ボクは、形から入る部類なんだ。格好付けてると言ってもいい」

飛鳥「形から入れば、内は、自然に染まっていくはずだよ」

モバP「なるほどね。やり方は、飛鳥に任せるけど」

モバP「そんなに、自分を飾らなくたって良いと思うけどなぁ」

モバP「俺は、そのままの飛鳥も好きだぞ?」

飛鳥「本当かい?」

モバP「あぁ…だから、無理しなくたっていんだぞ?」

飛鳥「無理、か……」

飛鳥「いや、しばらくはこのままでいるよ」

飛鳥「でも、君の気持ちは嬉しかった」

飛鳥「だから君と居る時くらいは……ありのままで、君と接せれるようにするよ」

25: 2015/12/13(日) 02:55:12.92
モバP「うん。そうだな、すぐにってのは無理な話だな」

モバP「ま、何かあったら相談してくれ。出来る限り答えられるようにする」

飛鳥「わかった。頼りにしてるよ」

モバP「おう!任せろ!」

モバP「………」

飛鳥「………」

モバP「今更だけどさぁ…」

飛鳥「うん」

26: 2015/12/13(日) 02:56:17.27
モバP「エクステ、変えたんだな」

飛鳥「本当に今更だよ。よく気がつかなかったね」

モバP「いや、気づいてたぞ?言い出すタイミングがなかったと言うか…」

モバP「悪い……」

飛鳥「気にしてないよ。気づいてくれただけでも嬉しいさ」

飛鳥「冬に合わせて変えてみたんだ。どうかな?」

モバP「あぁ、よく似合ってると思うぞ」

モバP「少し編み込まれてるとこがいいな」

モバP「色は…スノーホワイト、毛先にかけてローズタンドルってとこか」

飛鳥「詳しいね、初めて聞いたよそんな色」

モバP「まぁ、プロデューサーだからな!基本だよ」

飛鳥「プロデューサー業は大変だね」

27: 2015/12/13(日) 02:57:23.08
モバP「あ!前から聞きたいと思ってたんだけどさ」

飛鳥「なんだい?」

モバP「そのエクステンションってどうやって付けてんの?」

飛鳥「急に呼び方が変わったことには触れないでおくとして」

飛鳥「ボクは、シリコンキャップを使っているんだ」

飛鳥「付け替えが簡単なんだ。シリコンだと目立つけど、ボクは内側に付けているからね」

モバP「へぇ~、って事は、他にも方法があるのか?」

飛鳥「あぁ、ボクもあまり詳しいわけじゃないけど」

飛鳥「編み込み、金属チップ、超音波、とかがあったと思うよ」

モバP「超音波ってすごく気になるんだけど」

28: 2015/12/13(日) 02:58:53.60
飛鳥「美容院なんかでやってもらえた気がするよ」

飛鳥「専用のボンドを超音波で振動させてくっつける、とかだったかな」

モバP「なるほど………勉強になったよ」

飛鳥「ボク以外に付けているアイドルはいないだろ?」

モバP「飛鳥のためにも色々と知っておかなくっちゃならないだろ?今後のためにもさ」

飛鳥「…そうだね、多少の知識を持ってもらえると話がしやすい」

モバP「だろ?これもプロデューサーの努めなんだよ」

飛鳥「君は真面目に働いているようだね。見直したよ」

モバP「俺をなんだと思ってたんだ…」

29: 2015/12/13(日) 03:00:33.78
飛鳥「冗談だよ、現にボクをここまで育ててくれてるんだ。感謝してるよ」

モバP「お、おう……」

飛鳥「微妙な反応だね、少し照れくさいんだが」

モバP「照れくさいのは、俺のほうだ」

モバP「面と向かって言われると恥ずかしんだよ」

飛鳥「照れている君は、見ていて面白いね」

モバP「からかったのか?」

飛鳥「そのつもりは、なかったんだけどね」

モバP「へぇ~(棒」

モバP「はぁ………」チラッ

30: 2015/12/13(日) 03:01:45.56
モバP「随分と話したな。外が真っ暗だ」

飛鳥「君と話していると、時間を忘れてしまうよ」

モバP「褒めてるのか?それ」

飛鳥「それは君の捉え方次第かな」

モバP「じゃあ、悪い気はしないから褒められてるとしよう」

飛鳥「そうするといいよ」

モバP「あぁ、そうする」

31: 2015/12/13(日) 03:03:23.18
――炬燵でほのぼのすること30分――


モバP「飛鳥、この後どうするんだ?」

飛鳥「そうだね……特に予定はないし、街でも徘徊しようかな」

飛鳥「でも…その口振りだと、何かあるのかい?」

モバP「え!?あ、あぁ…その……」

モバP「なんだ。一緒に食事でも、って思ってな」

モバP「どうかな?」

飛鳥「食事、かぁ……」

飛鳥「ボクのメリットは?」

モバP「メリット?」

モバP「そうだなぁ……夕食を奢ってもらえる、送って貰える」

32: 2015/12/13(日) 03:03:56.32
飛鳥「それだけかい?」

モバP「あとは………あぁ、そうだ」

モバP「俺と一緒に居られるぞ?」

飛鳥「!………なるほどね」

モバP「メリット、あるだろ?」

飛鳥「フフッ、確かにね、ボクには大きすぎるメリットだね」

飛鳥「お受けするよ、その誘い」

モバP「本当か!?いやぁ…よかった~」

飛鳥「そんなに嬉しいのかい?僕との食事が」

モバP「そんなの、当たり前だろ?」

33: 2015/12/13(日) 03:05:19.86
モバP「断られたらどうしようかと思ったよ…」

飛鳥「そうかい?ボクには、そうには見えなかったけど」

モバP「え、どういうことだよ?」

飛鳥「『俺と一緒に居られるぞ?』だったかな、あんなセリフ、確信がなければ言えないと思うけど」

モバP「なんか恥ずかしくなってきた///」

飛鳥「いいじゃないか、一瞬ときめいたよ」

モバP「………マジで?」

飛鳥「嘘はつかないさ、本心だよ」

モバP「なら………いいか」

34: 2015/12/13(日) 03:06:50.15
飛鳥「………」

モバP「………」
 
「「あのさ!!」」

モバP「飛鳥からでいいぞ」

飛鳥「いや、君が先に…」

モバP「わ、わかった。」

モバP「スーハー……よし。飛鳥……」

飛鳥「うん………」ドキドキ

モバP「夕飯、食べに行くか。時間ももったいないし」スタッ

モバP「それじゃあ行くぞ―。準備しろよ…って、どうしたんだ?」

モバP「そんな残念そうな顔して」

35: 2015/12/13(日) 03:08:00.89
飛鳥「いや……別に。君に期待したボクが悪かったよ」シュン

モバP「期待?告白でもされると思ったのか?」

飛鳥「ま、まさか!?そんなわけないだろ…」

モバP「そうだよなぁ……て言うか、するつもりはないしな」

飛鳥「え………」

モバP「だって、俺が飛鳥のこと好きなの、知ってるだろ?」

飛鳥「P///……ボ、ボクもk」

モバP「よし!行くぞー」スタスタ

飛鳥「………」

飛鳥「あ、あぁ。そうだね、行こうか」

36: 2015/12/13(日) 03:10:54.39
――外――


モバP「寒いな」

飛鳥「冬だからね」

モバP「………手」

飛鳥「ん?」

モバP「手、繋ぐか?」

飛鳥「………」

モバP「なんだよその顔は、嫌だったか?」

飛鳥「いや?君にそんなことが言えたなんてね、驚いたよ」

モバP「それはどうも」

37: 2015/12/13(日) 03:12:22.52
モバP「で、繋ぐのか?繋がないのか?」

飛鳥「………繋ぐ」ギュ

モバP「ありがと」ギュ

飛鳥「………」スタスタ

モバP「………」スタスタ

モバP「そう言えばさっき、何か言おうとしてなかったか?」

飛鳥「あ、あぁ……少し、言いたいことがあったんだ」

モバP「そうか……」

飛鳥「うん……」

モバP「何を?」

38: 2015/12/13(日) 03:13:47.57
飛鳥「………」

モバP「………」

飛鳥「…好きだよ、P。ってね」ボソッ

モバP「………ん?」

モバP「え?今なんて言った?」

飛鳥「君、もしかしてわざとやっているとか?」

モバP「まさか……。それで、なんて言ったんだ?」

飛鳥「また、ボクに言わせるのかい?」

モバP「言ってくれなきゃ伝わらないぞ?」

飛鳥「はぁ……君って人は」

飛鳥「これっきりだからね?」







「好きだよ……P♪」



おわり

39: 2015/12/13(日) 03:17:01.94
こたつ関係なくなってることに気づいた

読んでくれてたら有難うございました

依頼出してきます

40: 2015/12/13(日) 05:02:34.34
おつ あたたかいSSだった

引用元: モバP「事務所の炬燵事情」