風「あとほらさ、勇者が量産されるってことは後輩勇者がたくさんできるってことでしょ？だから変身でカッコいいとこ見せないとね」

園子「なんだか面白そうだね～」

夏凜「つまりカッコつけたいだけでしょそれ」

東郷「なるほど……そういったことで高まる自分たちや味方の士気効果は戦闘に影響あるでしょうし役に立ちそうですね。素晴らしいアイデアです」

風（ごめん、そこまで深くは考えてなかったわ）

風「というわけで樹！まずはアンタのを考えるわよ！」

樹「わ、私？」

風「初めての変身でウインクを決め込んだアタシの妹には無限の可能性が秘められているわ！」

夏凜「そういえば樹のウインクは私も参考に使ってるわね」

東郷「アイドルになるわけだし歌いながら変身したらいいんじゃないかしら」

樹「う、歌いながらですか」

風「それなら曲はもちろんこれね」ﾎﾟﾁｰ

風のスマホ「ヒーロガルー　せーかーいはー」

樹「それいつの間に入れたの……」

友奈「私のにも入ってるよ！」ﾋｰﾛｶﾞﾙｰ

夏凜「いい歌声よね」ﾋｰﾛｶﾞﾙｰ

園子「歌って踊れて戦えるアイドル。これは売れるよ」ﾋｰﾛｶﾞﾙｰ

東郷「風先輩に頼まれて私が皆のに入れたの」ﾋｰﾛｶﾞﾙｰ

樹「えええええええええ！！？」

風「というわけで樹のは決定ね」

風「次は東郷。脚が動かせるようになったし色々と選択の幅が増えたんじゃない？」

東郷「そうですね。せっかくだからステップ等の踊り要素を入れこんだ変身とか考えてます」

樹「なんか凄そうです」

園子「わっしーなら華麗にやりそうだよね」

風「園子はどうする？」

園子「私は槍をBUNBUN振り回そうかな～」

東郷「そのっちの槍さばきは目を見張るものがあるから迫力ありそうね」

友奈「そうなんだー。それは楽しみだね！」

風「じゃあ次に……夏凜は？」

夏凜「私はあまり変えずに二刀流で切り刻むような感じでいいわよ」

風「なるほど、夏凜はいつも砂浜で二刀流で踊ってるしお手の物よね」

友奈「夏凜ちゃんのあの動きはいつ見てもカッコいいよね」

夏凜「いや、踊りじゃないから！あと友奈はありがと」

夏凜「で、そういう風は何か考えてるの？」

風「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた。それじゃ、いくわよー」

風『戦うわ、アタシ！
　これ以上、仲間の涙は見たくない！
　みんなに笑顔でいて欲しいから！
　だから見てなさい！アタシの、変身！！』

風はまず脚を開いて重心を左に寄らせる。左手でスマホを握りしめ腰の位置に置き右腕は前にビシッと伸ばして突き出す。そのまま上半身を右に振りかぶりながら両拳を顔の近くに寄せる。視線を上げ正面を睨み、スマホが壊れそうな位に両拳をギリギリと握り込（略）

【カッコいい変身のポーズ！】

風「……どうよ！？」

友奈「カッコ良かったです！」

樹「お姉ちゃんスゴい」

風「そうでしょそうでしょー。今のセリフは笑顔を守る正義の味方を参考にして、ポーズの方は四国を守ると言った特撮ヒーローを使ってい

夏凜「ようするにパクリってことじゃない」

風「うっ……まぁアタシのは今度考えるわ。それじゃ最後に友奈はどうしたい？」

友奈「うーん、せっかくだし1人より誰かと揃って変身したいなー。夏凜ちゃん一緒にしない？」

夏凜「え」

友奈「……いや？」

夏凜「ぐっ……ハァ、わかったわ。一緒にやるからそんな寂しそうな顔しないでよ」

東郷「私は？ねぇ、友奈ちゃん……私は？」

友奈「じゃあ東郷さんも一緒に！」

園子「私は～？」

友奈「なら園子ちゃんも！」

風「もういっそのことみんなでやってみる？セリフは私に任せなさい！」

風「リーダー・イ工口ー！」

樹「ソング・グリーン！」

友奈「ポジティブ・ピンク！」

東郷「シューター・ブルー！」

夏凜「ツ、ツンデレッド！」

園子「ポワポワ・パープル～」


全員『６人揃って！シコクボウエンジャー！！』

友奈「やったぁ！キレイに揃ったね！」

東郷「完璧ね」

樹「少し恥ずかしい……」

風「これで後輩勇者達に見せる変身しながらの登場はバッチリ！」

夏凜「だれがするかああああああ！」

園子（そうは言うけど一回はする辺り付き合い良いよねー）

終わり

勇者部のみんなはシリアスとかギスギスするよりも仲良し仲良ししてて平和な方がそれらしいしそっちの方が見たいものっス
ゆゆゆSS増えろ

すごい和むいい雰囲気
乙乙