1: 2012/11/29(木) 19:08:50
男「小さい……人間?」
貞子「ふっふ……貴方を呪うため井戸の底からやってきた! 這い寄る怨念、貞子ちゃん!」
貞子「さぁ! 恐怖の渦に呑まれてひまひぇふに」
男「……」プニプニ
貞子「いひゃい」
貞子「ふっふ……貴方を呪うため井戸の底からやってきた! 這い寄る怨念、貞子ちゃん!」
貞子「さぁ! 恐怖の渦に呑まれてひまひぇふに」
男「……」プニプニ
貞子「いひゃい」
3: 2012/11/29(木) 21:01:54
貞子「ぐぬ、どうやらなめてるみたいですね!」
男「どっちかっていうと愛でてるかな」
貞子「貞子ちゃんは恐ろしい呪いをかけれるのです!」
男「そりゃ怖いな」
貞子「ふっふ、後悔しても遅いですよ!」
男「どっちかっていうと愛でてるかな」
貞子「貞子ちゃんは恐ろしい呪いをかけれるのです!」
男「そりゃ怖いな」
貞子「ふっふ、後悔しても遅いですよ!」
4: 2012/11/29(木) 21:02:14
貞子「呪いまーす!」クワッ
男「おお?」
貞子「ふふ、テレビのリモコンをタンスの裏に落とす呪いです!」
男「……」クイッ
貞子「うぇ?」プラーン
男「取ってこい」ポーン
貞子「いやぁ!」
男「おお?」
貞子「ふふ、テレビのリモコンをタンスの裏に落とす呪いです!」
男「……」クイッ
貞子「うぇ?」プラーン
男「取ってこい」ポーン
貞子「いやぁ!」
5: 2012/11/29(木) 21:02:32
貞子「うぅ、汚れました……」
男「しかしそんな呪いモドキしか出来んのかお前は」
貞子「むっ、画面が小さいから力も小さいんですよ!」
男「はいはい」
貞子「ぐぬぬ、ならば最終兵器をば!」ピョン
男「お、帰ったのか?」
6: 2012/11/29(木) 21:03:39
スマホ(貞子)「ふふ、貞子ちゃん最終兵器……データ閲覧!」
男「おま!」
スマホ「ふふ、パスワードなんて無駄ですよ! えOちな写真だって丸見えです!」
スマホ「はわわ……」
男「おい! 出てこい!」ブンブン
男「おま!」
スマホ「ふふ、パスワードなんて無駄ですよ! えOちな写真だって丸見えです!」
スマホ「はわわ……」
男「おい! 出てこい!」ブンブン
10: 2012/11/30(金) 22:49:06
貞子「ふっふ、どうですか! 今やスマホと私は一心同体なのです!」
男「……」ビーッ
男「……」ヒョイッ
貞子「あの、テープはやめてください! いやぁ!」
男「……」ビーッ
男「……」ヒョイッ
貞子「あの、テープはやめてください! いやぁ!」
11: 2012/11/30(金) 22:50:21
貞子「」<アッアー ワカッテクレトハ イワナイガー
貞子「」<ララバイララバイオヤスミヨォー
男「ほんとに一心同体だな。音楽まで同期できるとは」
貞子「あの、テープ外してください」<カゼナカノ スバルー
男「反省したか?」
貞子「はい」<スナノ ナカノ ギンガー
貞子「」<ララバイララバイオヤスミヨォー
男「ほんとに一心同体だな。音楽まで同期できるとは」
貞子「あの、テープ外してください」<カゼナカノ スバルー
男「反省したか?」
貞子「はい」<スナノ ナカノ ギンガー
12: 2012/11/30(金) 23:32:58
男「てか俺は夕飯食うけど、お前は?」
貞子「スマホを充電してくれたら大丈夫です!」
男「便利だな」
貞子「そうでしょうそうでしょう! もっと褒め称えてくれてもいいですよ! ひざまずけー!」
男「……」ビーッ
貞子「あのですね、冗談です、冗談。だからあの、テープはやめてほしいなー……わひゃあ!」
貞子「スマホを充電してくれたら大丈夫です!」
男「便利だな」
貞子「そうでしょうそうでしょう! もっと褒め称えてくれてもいいですよ! ひざまずけー!」
男「……」ビーッ
貞子「あのですね、冗談です、冗談。だからあの、テープはやめてほしいなー……わひゃあ!」
13: 2012/11/30(金) 23:33:30
貞子「うぅ、高い所は苦手です」
貞子「早く剥がしてくださいよぉー」バタバタ
貞子「ばーか! ばーか!」
貞子「呪いますよ! 油が手にはねる呪いかけますよ!」
貞子「早く剥がしてくださいよぉー」バタバタ
貞子「ばーか! ばーか!」
貞子「呪いますよ! 油が手にはねる呪いかけますよ!」
14: 2012/11/30(金) 23:33:57
男「うるさいわお前」ペリッ
貞子「あうっ! 」
貞子「今私は怒り心頭なのですよ! ふて寝してやりますよ!」
男「そうか」モグモグ
貞子「とめても無駄です!」
男「そうか」モグモグ
貞子「でもとめるなら今です!」
男「なんだお前は」
貞子「あうっ! 」
貞子「今私は怒り心頭なのですよ! ふて寝してやりますよ!」
男「そうか」モグモグ
貞子「とめても無駄です!」
男「そうか」モグモグ
貞子「でもとめるなら今です!」
男「なんだお前は」
16: 2012/12/01(土) 12:53:32
貞子「あー、とめないんですね!」
貞子「もしかするともう出てこないかもですよ?」
男「俺皿洗うからそれまでに決めててな」
貞子「こ、後悔しますよ?」
貞子「もしかするともう出てこないかもですよ?」
男「俺皿洗うからそれまでに決めててな」
貞子「こ、後悔しますよ?」
17: 2012/12/01(土) 12:54:06
男「……」ジャー
<アー、カエロウカナー
男「……」カチャカチャ
<モウ モドラナイカモナー
男「……」ジャー
<……ノロイマース!
男「……!」ガシャーン!
<アー、カエロウカナー
男「……」カチャカチャ
<モウ モドラナイカモナー
男「……」ジャー
<……ノロイマース!
男「……!」ガシャーン!
18: 2012/12/01(土) 12:54:34
貞子「あ、とめにきたんですね! でも無駄ですよいたいいたいいたい」
男「お前呪い使ったろ」グリグリ
貞子「使ってませんヨ」
男「……」ビーッ
貞子「もうしませんから! ほんとごめんなさい!」
男「お前呪い使ったろ」グリグリ
貞子「使ってませんヨ」
男「……」ビーッ
貞子「もうしませんから! ほんとごめんなさい!」
21: 2012/12/01(土) 16:20:55
貞子「……」プラーン
貞子「……はやく降ろしてくださいよ!」バタバタ
貞子「あぅっ! 下が見えてしまったじゃないですか!」
貞子「長風呂は私に嫌われますよ!」
貞子「……」プラーン
貞子「……はやく降ろしてくださいよ!」バタバタ
貞子「あぅっ! 下が見えてしまったじゃないですか!」
貞子「長風呂は私に嫌われますよ!」
貞子「……」プラーン
22: 2012/12/01(土) 16:21:32
男「反省したか?」
貞子「はい」
男「本当だな?」
貞子「yes」
男「よし」ペリッ
貞子「ああ……40分ぶりの地面……」
23: 2012/12/01(土) 16:22:12
男「なんだかんだで寝るわ」
貞子「そうですか!」
男「お前はスマホに戻っとけ」
貞子「えー、探索したいです!」
男「テープかスマホか選ばせてやる」
貞子「おやすみなさい」スルッ
男「よし、戻ったな」
男「……」クルッ
貞子「そうですか!」
男「お前はスマホに戻っとけ」
貞子「えー、探索したいです!」
男「テープかスマホか選ばせてやる」
貞子「おやすみなさい」スルッ
男「よし、戻ったな」
男「……」クルッ
24: 2012/12/01(土) 16:22:41
貞子(ふっふ、貞子ちゃんは諦めませんよ!)
貞子(今は夜中……今なら探索し放題です!)グイッ
貞子「……あ、あれ? 壁?」
貞子「う、裏向きにされてるんですね……」
貞子「でも諦めませんよ! 根性、努力です!」グイグイ
25: 2012/12/01(土) 16:23:12
男「で、朝まで格闘して上半身は出せたみたいだな」
貞子「うぅ、挟まれて動けません……」
男「……」グイッ
貞子「あっ、ちょ、押し込まないでくださ」
スマホ(貞子)「ああ……私の努力が……」
貞子「うぅ、挟まれて動けません……」
男「……」グイッ
貞子「あっ、ちょ、押し込まないでくださ」
スマホ(貞子)「ああ……私の努力が……」
26: 2012/12/02(日) 20:48:33
スマホ「……男さーん?」ガタガタ
スマホ「……いないんでしょうか?」
スマホ「んぐー……」ググッ
貞子「ぱぁ! 首を出せましたよ!」
貞子「ん……真っ暗ですね。出かけてるんでしょうか」
貞子「なら今のうちに出れば探索し放題です!」ググッ
スマホ「……いないんでしょうか?」
スマホ「んぐー……」ググッ
貞子「ぱぁ! 首を出せましたよ!」
貞子「ん……真っ暗ですね。出かけてるんでしょうか」
貞子「なら今のうちに出れば探索し放題です!」ググッ
27: 2012/12/02(日) 20:49:03
貞子「両腕を出せましたよ! これで……」ズリズリ
貞子「ん……なんとか進めますね!」ズリズリ
貞子「う……ん」ズリ……
貞子「もう無理です……」
貞子「ん……なんとか進めますね!」ズリズリ
貞子「う……ん」ズリ……
貞子「もう無理です……」
28: 2012/12/02(日) 20:49:23
男「……」
貞子「むに……」zzZ
男「また出ようとして力尽きたか」
貞子「……」zzZ
男「ま、出してやるかな」ヒョイッ
貞子「んむ……呪いますー」zzZ
29: 2012/12/02(日) 20:49:42
貞子「……んぬ?」ムクッ
貞子「あれ、明るい……それに軽いですね」
貞子「男さんが帰ってきたのかな?」
男「ん、起きたか」
貞子「あ、男さん」
男(寝起きは大人しいんだがな……)
貞子「あれ、明るい……それに軽いですね」
貞子「男さんが帰ってきたのかな?」
男「ん、起きたか」
貞子「あ、男さん」
男(寝起きは大人しいんだがな……)
30: 2012/12/02(日) 20:50:06
貞子「あ、雪ですよ雪!」
男「あぁ、さっきから降ってるな」
貞子「ほえー……綺麗ですね」
男「だな」
貞子「チッチッ……男さん、そこは『君の方が綺麗だよ』と言うのがデフォいたいです、いたいですから」
男「どっから仕入れてきた情報だよ……」グリグリ
31: 2012/12/02(日) 20:50:27
貞子「うぅ、さすがに寒いですね……」
男「お前も寒さはわかるのか」
貞子「失礼ですね。私は繊細なんですよ」
男「はいはい」
貞子「むぅ……でも本当に寒いんですよ」
男「……」ヒョイッ
男「お前も寒さはわかるのか」
貞子「失礼ですね。私は繊細なんですよ」
男「はいはい」
貞子「むぅ……でも本当に寒いんですよ」
男「……」ヒョイッ
32: 2012/12/02(日) 20:50:51
貞子「わわ! テープはやめてください! 私が何をし……あ、あれ?」
男「胸ポケットにピッタリとはな。まだマシだろ?」
貞子「……暖かいですよ」
男「そりゃ良かったな」
男「胸ポケットにピッタリとはな。まだマシだろ?」
貞子「……暖かいですよ」
男「そりゃ良かったな」
33: 2012/12/02(日) 20:51:17
貞子「……」ヌクヌク
男「……」
貞子「! ……えへへ」ニヤニヤ
男「どうした?」
貞子「……呪いまーす!」クワッ
男「おい!」
男「……」
貞子「! ……えへへ」ニヤニヤ
男「どうした?」
貞子「……呪いまーす!」クワッ
男「おい!」
34: 2012/12/02(日) 20:51:36
男「……あれ?」
貞子「……」ニヤニヤ
男「お前何した?」
貞子「恐ろしーい呪いを少し」
男「おいコラ」ビーッ
貞子「わー! どんな呪いか聞いてくださいよ!」
男「……どんな呪いだ?」ヒョイッ
35: 2012/12/02(日) 20:52:30
貞子「んっふっふ、貞子ちゃんが一生憑きまとう呪いです!」
男「……は?」
貞子「ってーわけで!」
貞子「これからずっと憑きまといまーす!」
男「あぁ、うん……えっ?」
貞子「ふっふ、では永遠に続く縁を記念して」
貞子「呪いまーす!」クワッ
オワリ
男「……は?」
貞子「ってーわけで!」
貞子「これからずっと憑きまといまーす!」
男「あぁ、うん……えっ?」
貞子「ふっふ、では永遠に続く縁を記念して」
貞子「呪いまーす!」クワッ
オワリ
37: 2012/12/02(日) 20:53:45
ヤマ場もオチもない話だがいいじゃない
次から本気出す(震え声)
次から本気出す(震え声)
38: 2012/12/02(日) 20:55:57
まあ乙
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