1: 2010/09/17(金) 00:44:53.89

3: 2010/09/17(金) 00:53:35.13
「セカンドインパクトの後に生きていくのか、この子は。この地獄に」

「あら、生きていこうと思えば、どこだって天国になるわよ。だって、生きているんですもの。
幸せになるチャンスはどこにでもあるわ」

「そうか…そうだったな」

5: 2010/09/17(金) 00:55:22.99
THE END OF EVANGELION × 銀魂

~Air~(あんたさぁ、いい加減ちゃんと完結させて。マジダラダラ引き延ばしすぎなんだけどの略)

6: 2010/09/17(金) 00:58:07.83
カタカタカタカタカタカタ………

マヤ「…」

《ネルフ・第二発令所》

マヤ「(早く…早く!)」

ギター「とにかく生きてる回線は全部こっちに!」

メガネ「MAGIだけでも使えるようにするんだよ!急げっ!」

カタカタカタカタ……

マヤ「…よし、これで…!
立ち上げますっ!」

ブゥゥウンン…

マヤ「やった!」

7: 2010/09/17(金) 00:58:39.55
prrrr…ガチャ

マヤ「先輩、伊吹ですっ!第二発令所のシステム、立ち上がりました!
急拵えですから最低限動く程度ですけど、特に異常は…

え?…はい…今のところ何も反応はありませんけど…はい…」

《ネルフ・通路》

リツコ「本当に?クラッキングも、不法侵入の形跡もないのね?
…そう。ありがとうマヤ。引き続き警戒を怠らないようにして。
こちらのノートパソコンに情報の転送を…ええ、また後でね」

pi

ミサト「…委員会は?」

リツコ「…外部からは何も反応なし、ですって…」

ミサト「…妙じゃない?」

リツコ「そうね…この機に乗じて動くと思ったのに。
でも、今はありがたいわね。碇司令だけに目標を絞れるもの。楽観視はできないけど…」

銀時「おーいオメーら、急ぐんじゃなかったのか?」

ミサト「ごめんなさい、今行くわ!」

8: 2010/09/17(金) 01:02:42.30
《人類補完委員会》

?「一度に現れた使徒三体を殲滅」

?「零号機と弐号機は失われた」

?「そして初号機の覚醒」

?「このようなシナリオは有ってはならなかった。この修正、容易ではないぞ」

?「最早、タブリスを待つことはない」

議長「残された初号機、碇の好きにはさせん…
戦略自衛隊に通達。ネルフ本部を占拠せよ。
量産型エヴァの用意を急げ…!」

?「そうは問屋が卸さねーよ」

チャキチャキチャキチャキッ

議長「!?」

スパー…

土方「真選組、御用改めである!神妙にお縄を頂戴しろ!」

9: 2010/09/17(金) 01:03:43.25
?「お前たちは!?」

?「し、真選組!?」

土方「てめーらの目論見は全てお見通しだ…まさか国どころか星一つひっくり返そうたァ大したイカれっぷりだぜ。
攘夷志士の連中のほうがよっぽど可愛げがあらァ」

土方「だがそれもここまでだ。お上にも軍にも話は伝わってる。てめーらの利用してた諸外国にもな。
あのエヴァとかいうデカい兵器も押さえさせてもらったぜ」

?「き、貴様等…!我らの、我らの理想を…!」

?「人類をあるべき姿に導かねばこの星は!?」

土方「寝言の続きは屯所で聞かせてもらおうか!全員確保だァァ!!」

10: 2010/09/17(金) 01:04:50.70
「総員突撃ぃぃ!!」
「確保!確保ォ!!」
「一人たりとも逃がすなァ!!」

議長「クッ!?」ダッ…

沖田「おーっと、逃がしゃしねーぜィ」ドバン

ボカーン

議長「ぬぐぅっ!?」

土方「チッ…オイ総悟、こんなジジイにいちいちバズーカ使うな。

…秘密結社ゼーレ議長、キール・ローレンツ。国家転覆罪の容疑で逮捕だ」

議長「お、おのれ…天人の…天導衆の犬めが…!?」

土方「犬で結構。てめーらみてーにトチ狂った宗教家よりは犬のがマシだ」

議長「これ以上あの異星人どもをのさばらせていいと思っているのか!?
我々は今こそ!文字通り一つとなってこの星を守らねばならんのがわからんかぁっ!?」

沖田「あーわかんねーな。
あいにく俺ァ、こんなマヨ&ニコ中とフュージョンさせられるなんざまっぴら御免なんでねィ」

土方「んだとコラ、俺だっててめーみてーなドS星人とポタラつけるなんざ御免こうむるぜ。
オラ立てっ!」

議長「…!」ガクッ

11: 2010/09/17(金) 01:06:21.75
ファンファンファンファン…

近藤「間違いないのか」

山崎「潜伏していた内務省調査部員からの報告です…まだ副長や沖田隊長には伝えていませんが…」

近藤「むぅ…」ペラッ

【初号機パイロット・サードチルドレン 碇シンジ】

近藤「まさか、シンジ君が当事者の一人とはな…」

山崎「局長…もしかして万事屋のダンナもこの件に」

近藤「関わっているだろうな。…特務機関ネルフか…」

12: 2010/09/17(金) 01:09:26.92
《ネルフ・エレベーター内》

リツコ「…あなた達もどう?お願いできて?」

新八「わかりました」

神楽「どーんと任しとけヨ」

銀時「まーどちらにしろ、俺たちァヤローをブチのめしゃーいいんだろ?」

星海坊主「フン、ツブせるもんなら遠慮なくツブしちまうがな」

リツコ「そうしてもらえると…助かるわ」

神楽「にしてもやっぱりあのマダオが黒幕だったアルか!何かそんな感じの顔してたアル!」

リツコ「…そうね。とにかく、彼を止められなければ全てが水の泡よ」

星海坊主「だったら、そいつをとっ捕まえりゃいいだけの話だ…!」

チーン

…タッタッタッ…ドンッ!

銀時「うおっ!?」

長谷川「のわっ!?」ゴロン

13: 2010/09/17(金) 01:11:15.56
長谷川「いつつ…おおっ、みんな!無事だっt」
神楽「いやがったな黒幕ゥゥゥ!!!!」バキィ
長谷川「なんでェェェ!?」

新八「違う神楽ちゃん…それ長谷川さん」

神楽「なんだヨまぎらわしい。いきなり出てくるから間違えちまったヨ」

長谷川「え、あの、ゴメン…
え?なんで殴られた俺があやまってんの?」

神楽「あれ?定春はどこ行ったアルか?」

長谷川「いや、エヴァの格納庫までは一緒だったんだが気がついたらどっか行っちまってて」

神楽「ちゃんと見とけやコルァ!?」ボコォ

長谷川「ぶごぉ!?」

14: 2010/09/17(金) 01:14:55.41
《ターミナルドグマ・ヘブンズゲート最奥部》

ズーン ズーン ズーン…

初号機『…』
リリス『…』

ガシッ ズズズズ…

ゲンドウ「…」

よく…よく目覚めてくれたユイ…。
さあ、早くリリスと一つに…。

…タッタッタッタッ…

ゲンドウ「来たか…」

ミサト「ハァッ、ハァッ…
っ!碇司令っ!」

リツコ「っ!(ロンギヌスの槍が抜かれている…!
間に合いはしたけど、時間はないわね)」

銀時「よぉ、また会えたなオトウサン?」

ゲンドウ「それ以上、近付かないで貰おう」チャキッ

15: 2010/09/17(金) 01:15:50.15
新八「…!」

ミサト「…司令、このままエヴァとリリスが接触すればサードインパクトを起こしてしまいます。それを解った上で…邪魔をすると仰るんですね」

ゲンドウ「…フッ…」

ミサト「…。
あなたはエヴァを人類を守るためではなく、さらには委員会の意志にも背いてご自分のために使うつもりなんですね。
…私たちが何のために今まで必氏に戦って来たと思ってんの…クソ野郎…!」

ゲンドウ「………

シナリオはとうの昔にできていたのだ。
私はそれに少し手を加えたにすぎんよ、葛城三佐」

16: 2010/09/17(金) 01:16:19.82
ミサト「ふざけんじゃないわよ!?アンタの自分勝手な目的のために人類を…シンジ君を!?」

ゲンドウ「そうだ。
シンジを呼び出したのは初めからその為だからな」

ミサト「!」

ゲンドウ「ユイを目覚めさせるのにアレは役に立つと思っていた…。
…まさかあそこまで私の障害になるとは…どこまでも目障りな存在だ」

銀時「…。

なんつーか、またずいぶんとパッサパサな親子関係じゃねーの?」トントン

ゲンドウ「フ…親子か…。
だがあいにくだな。
私は、父親としてシンジを愛しいと感じたことはない」



銀時「あ?」

ゲンドウ「生まれたその瞬間から私は、母親の…ユイの愛情を一身に受けるシンジが妬ましかった」

アスカ「ハァ!?ア、アンタ…」

ゲンドウ「ユイは私の救いであり、支えであり、希望だった…。
愛する術も愛される術も知らず、深く暗い地を這うような私の人生に…唯一神が与えた光がユイだった。
その光を阻害する存在など誰が愛するものか」

17: 2010/09/17(金) 01:16:47.00
長谷川「…ヤロウ、女房語るのに神とかぬかしやがった」

新八「アンタそれでも人間かよ!?人の親かよ!?」

神楽「マダオ名乗る資格もないクズヤローが…!?」

リツコ「自分がユイさんに会いたいがために、人類全てを犠牲にしようなんてね…。
あなたに協力していた自分が嫌になるわ」

ゲンドウ「理解して貰おうとは思わんよ。
結果として、あんな障害でもユイの魂を目覚めさせるのに利用できた。
赤木博士、君には本当に…」

星海坊主「黙りな」

18: 2010/09/17(金) 01:20:48.89
星海坊主「これ以上テメェのトチ狂った妄言に付き合う気はねェ…。
後ろで吊られてんのがリリスだな。オイ、アダムはどこだ」

ゲンドウ「…ここに…」

スッ

ゲンドウ「あるとも」

グググ…

キィィンンン…!

星海坊主「!」

銀時「…」

レイ「…っ!」

アスカ「左手に…目玉…」

ミサト「ATフィールド…!」

ゲンドウ「…」

リツコ「…やっぱり…!」

星海坊主「…。オメェ…アダムを」

ゲンドウ「そうだ…アダムは私が“食った”…この身体は既に使徒と変わらん」

銀時「チッ…」

ゲンドウ「生身で使徒を倒したお前たちには驚かされたが、エヴァも無いこの状況で第壱使徒アダムに勝てるか…?」

19: 2010/09/17(金) 01:22:57.66
リツコ「(まずい…予想していたよりATフィールドがずっと強大だわ。何とか作戦通りに…)」

チャキッ
ミサト「っ!このっ!」パァンッパァンッ

キィィンンン…

ゲンドウ「無駄だ。お前たちがどれほど足掻こうと全て徒労に終わる。…いや」

ゲンドウ「初めからこの世界に救いなどない。
どれほど望んでも、どれほど求めどれほど満たされても結局失われる。
君も経験した事だろう葛城三佐」

ミサト「…」

20: 2010/09/17(金) 01:25:20.17
ゲンドウ「私とてそうだ。与えられた光は…一瞬にして奪われた」



ユイ『ごめんなさい冬月先生、私が連れてきたんです』

ユイ『この子には、明るい未来を見せておきたいんです』



ゲンドウ「私は神を呪いそして問うた」

ゲンドウ「奪うのなら、なぜ与えたのかと」

ゲンドウ「与えるのならなぜ奪うのか」

ゲンドウ「なぜそれを繰り返すのか」

ゲンドウ「罪深き人類に科せられた罰なのか」



ゲンドウ「この世のすべてのものは奪われるために存在するのだ。
人類そのものも、やがてサードインパクトと共に失われるだろう」

ゲンドウ「人類の歴史に幕が降ろされる時、ネルフの司令官としてこの私が課せられている使命は神への贖罪だ。

だが…

私は神に贖罪したいとは思わない。
私が神にしたいのは復讐なのだ」

ゲンドウ「神の子として生まれ変わるのではなく、私自身が神になりたいのだ。
もう決して何も奪われぬように」

21: 2010/09/17(金) 01:30:07.95
ゲンドウ「間もなくユイはリリスと融合する。
サードインパクトの始まりだ。

誰にも邪魔はさせん…。

全ての生命が原始の海へと還った後、私はユイと共に新たな世界を創造するのだ。正しく、アダムとイブになるためにな…!」

銀時「プッ、クックッ……」

ゲンドウ「…?」

銀時「クハハハハ…!
ガッハッハッハッハッハッ!
ダッハッハハハハハハハハ!!!!」

アスカ「…ぎ、銀時?」

新八「銀さん…?」

銀時「いやー大したモンだなオイ…ええ?
どんだけご大層な愛妻家と思えば、夜神月のパクりかよ」

銀時「ずいぶんとやっすい魂だ。テメェも…テメェの女房もな」

22: 2010/09/17(金) 01:31:28.15
ゲンドウ「…何だと」

銀時「女房に会うために人間やめて?女房に会うために息子を生け贄。お次は女房に会うために星一つ巻き添えか。
笑わせやがる。テメーでテメーの女房汚してんのにも気づかねーんだからな」

ゲンドウ「何が言いたい…」

銀時「魂ってのはよォ、足したり引いたりちぎったりこねくり回したりするモンじゃあねー。ンな都合よく形を変えるモンじゃ断じてねェ。
テメー自身のどタマのてっぺんから股間まで、ぶち抜いて通るモンだ」

ゲンドウ「…」

銀時「テメーは背負う苦しみから逃げた。
シンジから、テメーのガキから逃げた薄汚ねェただの臆病モンだ」

ゲンドウ「…。黙れ…」

銀時「んなウンコみてーな魂で女房と会えると思ってんのか?
テメェの薄汚ねーエゴで蘇って、女房が喜ぶと思ってんのかオイ?」

ゲンドウ「黙れ…!」

銀時「テメェの息子に見限られたウンコに、まだ女房が惚れ込んでるとでも思ってんのかよ?ハン、おめでてーなコノヤロー」

ゲンドウ「黙れッ!?」パァンッ

銀時「!」キィンッ!!

ゲンドウ「!?」



銀時「魂は…魂でしか受け継げねェ」

23: 2010/09/17(金) 01:36:12.57
ゲンドウ「(この男…この男は…)」

『おい…碇ゲンドウ……こんな…モンじゃ……
俺の…魂は……
折れ…ねー…』

ゲンドウ「(この男の目は…シンジと、同じ…!?)」

銀時「…シンジが戻るまでの前座だ…」

ゲンドウ「!?」

銀時「見せてやるよ。本物の…魂の力ってやつをな…!!」

24: 2010/09/17(金) 01:40:38.83
ガキィィィンンン!!!!

ゲンドウ「何…!」

銀時「うぉぉぉおおお!!!?」

キィン!キィンン!!ガキキィィンンン!!!

ゲンドウ「正気か…?人間ごときがATフィールドを破れるとでも…

…!」

ズズ…ズリ…

ゲンドウ「っ!?(バカな!ATフィールドごと、押されて!?)」

銀時「へっ、どうしたオトウサン?ずいぶん顔色悪いぜ悪ィモンでも食ったかよっ!?」ニタァッ

ガガガキィッッッッ!!

ゲンドウ「なっ…」

新八「シンジ君を待つまでもない…!アンタなんか殴らせる価値もないっ!?」

星海坊主「こちとら娘の前だ…お父さんのいいところ見せてやらにゃあならんからな…!」

神楽「ウザいねパピー!余計なこと考えてんじゃねーヨ!今はこのグラサン割ることだけ考えてりゃいいネ!」

ゲンドウ「キ、サマら…!?」

ズズズッ…

25: 2010/09/17(金) 01:44:30.47
ゲンドウ「私に…近付くな…!」

ブゥゥウンンッ

銀時「ぐおっ!?」
星海坊主「ぐう!?」
新八「うわあぁっ!?」
神楽「んぎっ!?」

…キィィィンンン!!!!

銀時「チッ、まだぶ厚くなんのかよその壁!?便利だなァオイ!?」

ゲンドウ「こういうこともできる…!」

グググ…

ゲンドウ「ふっっ!!」

ザシュッ

銀時「ぐっ!?」ヨロッ

新八「銀さん!?」
神楽「銀ちゃん!」

綾波「!?」

ミサト「何よ今の!?ATフィールドを…!?」

銀時「っつつ、クッソ…バリアそのものを飛ばしてきやがった…!」

ゲンドウ「フ…セカンドには感謝せねばな。ATフィールドをこのように応用できるとは…」

アスカ「アイツ…!」

グッ

リツコ「落ち着いてアスカ…!ギリギリまでチャンスを待つの」ヒソヒソ

アスカ「わかってるわよっ…!」ヒソヒソ

長谷川「(…何の話してんだ?)」

28: 2010/09/17(金) 05:31:05.68
新八「…!神楽ちゃん!」ダッ
神楽「おうヨぱっつぁんっ!」ダッ

銀時「待てオメーら…!」

新八「(左右同時にかかればっ!)」
神楽「(片方は壁を抜けられるアルっ!)」

「「はああぁぁぁ!!!!」」

星海坊主「下がれえっ!?」

ゲンドウ「」ニィッ

グォンッ

新八「ぶっ!?」
神楽「ぐっっ!?」


ドサッ ドサッ

新八「っうう…何だ…!?今何か横殴りに…

はぁっ!?」

神楽「お前…!?何アルかその“左手”…!?」

ググググググ…

ゲンドウ「…フッ」

銀時「オイオイてめーどんだけインチキだよ…新手のスタンド使いか何かですかオイ…」



アスカ「巨大な…左腕…あれもATフィールドなの…」

リツコ「弐号機の行った実体化を、ああも容易く…!?」

29: 2010/09/17(金) 05:31:40.46
ゲンドウ「無駄だと言ったはずだ…使徒の力、身をもって知れ」

神楽「ぐっ…」

ズイッ

星海坊主「調子にのり過ぎだぜ、若僧…!」

神楽「パ、パピー…」

ゲンドウ「…」

星海坊主「その張りぼての腕ごとぶっ飛ばしてやる!
うおおおおォォォ!!!!」

ゲンドウ「…フッ…!」

ガシィッッッ

星海坊主「ん…ぐぅっ…!?」

ギリ…ギリギリギリ…

星海坊主「ぐぐっ…!?クソ…!?」

ゲンドウ「やはり人間の限界などその程度…!」ブンッ

星海坊主「う、おおっ!?」

ドグシャアッ

星海坊主「…ぐっは…!」

神楽「パピー!?」
新八「星海坊主さん!」

30: 2010/09/17(金) 05:33:33.60
銀時「(バリアに、バリア飛ばし、伸びるバカデカい腕か…

一度に一種類しか出せねーのか…試してみっかね)」

銀時「…ったくよォ、節操のねーヤローだな。月クンにスタンド能力、お次はルフィですかコラ」

ゲンドウ「何を言っている貴様」

銀時「アレだろ?悪魔の実の能力だろ?
海賊王…じゃねーや、マダオの王に俺はなる!だったか?」

ゲンドウ「…」

銀時「一つなぎの黒メガネ、サングラースとか探しちゃうんですかオトウサン?」

ゲンドウ「いちいち不愉快な男だ…消えろ」

ガォンンッ

銀時「」ヒュンッ

アスカ「嘘!?本当に消え…!?」

ゲンドウ「…何!?」
ミサト「(速いっ!?一瞬で懐に!?)」

銀時「はああァァァ!!!!」

ガキィン…!!


銀時「…チッ…」

ゲンドウ「やはり…無駄な足掻きだったな…!」

銀時「てめ、即バリアに戻せるとかやっぱりインチキじゃねーか…」

ドゴォッ

銀時「ぐふっ!?」


ゲンドウ「魂の力とはその程度のものか…下らん」

銀時「…ま、待ちやがれ…」

ミサト「…化け物…」

ゲンドウ「さあ…レイを、渡してもらおう」

綾波「っ!」

31: 2010/09/17(金) 05:38:07.08
ミサト「近寄らないで!?」チャキッ

ゲンドウ「レイ…お前は今この時の為に存在していたのだ。
在るべき姿へ、リリスへと還れ」

レイ「…嫌…!私はもう、あなたの人形じゃない…!」

ゲンドウ「…その姿で…
ユイと同じ顔で人間のような物言いをするな…!力ずくででもリリスに戻してやる…!?」

グォンッ

長谷川「あ、危ねえッ!!!?」ドンッ
綾波「!?」

ガッ…!

パリン…

銀時「はっ…!?」

カツン…カランカラン……

銀時「長谷川さァァァあんんん!!!?」

32: 2010/09/17(金) 05:39:03.59
ゲンドウ「外したか…まあいい」

銀時「くっ…!?」ヨロッ

ダッ

銀時「おいしっかりしろ長谷川さ…!?

はせ…がわ…さん…!」
神楽「マダオ…!?
ひどい…ひどいアル…この傷じゃ…」

チャキッ
長谷川「ぐっ…」
ゲンドウ「レイを渡せ…この男を殺されt」

銀時「……テメェ、よくも…!よくも長谷川さんを…!?」

長谷川「…え?ちょっあの…銀さん?何かおかしくね?」

新八「ちょっ銀さん神楽ちゃん?何してんの」

銀時「てンめえェェェ!?氏ぬ覚悟は出来てんだろうなァァッ!!!?」



新八「いやいやいや長谷川さんあっちィィィ!!!?そっちグラサンんんん!!!?
つーかオメーらワザとやってんだろっ!?」

33: 2010/09/17(金) 05:39:52.10
長谷川「ちょちょちょ待て!?ちょーっと落ち着こう、な!?落ち着いて確認しよう!?
人質だから!?俺捕まった人質だから!?」

ゲンドウ「ふざけているのか貴様ら…!?
この男がどうなっても」

銀時「長谷川さんよ…悪ィが三途の川渡るのはちっと待っててくれや…。
ヤローの首、愛用のグラサン掛け機と一緒に届けるからよォ…!!」

長谷川「」

や、殺る気だァァァ!?アイツら俺ごと始末する気だァァァ!!!?

34: 2010/09/17(金) 05:40:24.97
長谷川「ちょ待て待て待ってェェェ!!!?この土壇場で何!?グラサンが本体とか今さらやんないでもよくね!?」

神楽「マダオぉ…寂しい思いはさせないネ…待ってるアルッ…!」ウルッ

長谷川「何シリアス展開続けようとしてんの!?何涙こらえて悲しみ乗り越えようとしてんの!?
泣きたいのはこっちなんだけど!?」

綾波「さすがにこれはひく」

リツコ「…レイ、心という定義は曖昧なものよ。ヒトの心はどこに宿るものかしら?心臓に?それとも脳に?
私は違うと思うわ…それはきっと、グラサン…!」

綾波「それはない」

リツコ「ですよね」

35: 2010/09/17(金) 05:42:36.07
おいヤバいだろこれ…アイツらヤバいだろっつーか俺がヤバいだろこれ!?
くそっ、考えろ!どうすんだ!?どうすんだよ俺!?どうなんだよ俺ェ!?

《長谷川補完委員会・脳内緊急招集会議》

長谷川議長「この危機的状況を脱するためお前たちの意見を聞かせてもらいたい!
積極的かつポジティブな発言を期待する!始め!」

長谷川A「はい!まさにダンディーな男長谷川泰三は突如反撃のアイデアがひらめく!」

長谷川議長「よーしポジティブないい意見だ!他には!?」

長谷川B「はい!実はハッタリで仲間がちゃんと助けてくれる!」

長谷川議長「んんー人に頼るのはアレだがまあ良し!次!」

長谷川C「はい…三途の川一直線…。
現実は、非情である…」



長谷川A「勢いで反撃とか言っちゃったけど…やっぱ…駄目なのかな…」

長谷川B「助けなんて…来るわけないよな…」

長谷川C「今までだってそうだったじゃねーかお前ら…いい加減学ぼうぜ…現実見ようぜ…」

長谷川議長「Cを退場させろォォォ!?アイツはいらねェ!?
議長権限によりAの意見を採用ぅぅぅ!!!!意義は認めまっせーん!!!!」

36: 2010/09/17(金) 05:43:25.80
くっ、本当なら俺がマルをつけたい意見はB……だが期待はできない……つか目の前に迫ってる危機が仲間によるものだし!?
どうやらA案を実行するしかないらしいな…!

長谷川議長「では次の議題!反撃の具体的アイデアを!」

葛西「宜しければ散弾銃お貸ししましょうか?」

長谷川議長「ありがたいですけどATフィールドは破れないんじゃないですかね葛西さん!?」

更木「メンドくせえ、さっさと叩っ斬っちまえよ」

長谷川議長「それができたら苦労ありませんよ更木さんん!!!?僕はあなたとは違うんです!?座男陸さん必須なんです!?
アレ?俺氏ぬの?」

ゲンドウ「問題ない、全てはシナリオ通りだ」

長谷川議長「問題大ありだからサミット開いてんだろっつか何で原因作ってるオメーが脳内会議に参加してんのおおぉぉ!?」

ダメだコイツらぁぁぁ全っ然役に立たねえぇぇぇ!?

38: 2010/09/17(金) 05:49:28.39
銀時「いくぜェェェ!!!?」
神楽「氏ねェダブルマダオォォォ!!!?」

長谷川「え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!?やっぱ完全にまとめて頃す気じゃねーかァァァ!!!?」

ゲンドウ「(本気で見捨てる気か!?)」

長谷川「いやああぁぁ来ないでェェェ!!!?」ジタバタ

ゲンドウ「クッ、邪魔だ!?」ポイッ

長谷川「んがっ!?」

グワシッ

長谷川「!?」

神楽「下がってるねマダオ!」
長谷川「じょ…嬢ちゃんっ!?やっぱり助け」
神楽「ホァッチョオォォォ!!!!」ブンッ!!!!

長谷川「いいいいい!?」ヒューン
ゴロゴロゴロゴロゴロ…

ミサト「ぶん投げた」

綾波「お帰りなさい」

長谷川「た、だい…ま…」ガクッ


銀時「…」グッ…グググッ…

ゲンドウ「…残念だったな。あの男を囮に私を倒す気だったのだろうが」

銀時「…ククク…」

ゲンドウ「何がおかしい」

銀時「なーに、こうも目論見通りにハマってくれるとなァ」

ゲンドウ「…?負け惜しみを…」

グググ…ズリズリズリズリッ

ゲンドウ「なっ!?」

銀時「“手も足も出ないフリ”はお気に召したかよ?
さーてそろそろ本番だ」

銀時「とくと拝ませてやんよ…侍魂ってヤツをなァァ!!!!」

39: 2010/09/17(金) 05:50:12.30
ゲンドウ「ぐ…!?なっ…!?」ギリギリギリ…

ATフィールドは発生している…!それなのに!?
お、抑えきれない!?

銀時「ホレホレ邪魔者はすっこんでな!ガチガチの本命、ヒロインのお通りだぜ…!」
ゲンドウ「!?」

ダッ!!

銀時「行けェアスカァ!」

神楽「さっさとあの寝坊助たたき起こしてくるネっ!!」

ゲンドウ「セカンド!?」

アスカ「…!」タタタタタタ…!

40: 2010/09/17(金) 05:52:17.69



《回想・セントラルドグマ到着前》

リツコ「司令はもう、人間を捨てているわ。アダムを自分の身体に取り込んでいる」

ミサト「それって…」

リツコ「人型サイズの使徒と戦うと思って頂戴。それも生身でね」

綾波「…」

新八「ってことは、あのバリアも」

リツコ「ええ。あなた達の強さは常軌を逸しているけど…それでもエヴァなしでATフィールドを破るのは不可能に近い。
それにシンジ君も今のままでは危険よ。エヴァに取り込まれた状態が続けば、人のカタチを失う恐れもあるわ。
何とかして彼の意識を取り戻さないと」

銀時「んで、策は?俺たちにどうしろってんだ?」

リツコ「…作戦はこうよ。
あなた達が碇司令と戦っている間に、別の人間が横をすり抜けてエヴァ初号機へ。
初号機に到達後シンジ君に呼びかけ、目覚めさせる」

ミサト「ちょっ…そんなの作戦なんて呼べるの!?」

リツアス綾「「「…いやアンタが言うな」」」

ミサト「」

41: 2010/09/17(金) 05:53:14.65
ミサト「」メソメソ

神楽「ドンマイ」ポンポン

リツコ「今の初号機は外部からの信号、操作を全く受け付けないわ。
もし反応があるとしたら他でもない…心じゃなくて?」



アスカ「それ、アタシにやらせて」

綾波「私も行く」

新八「二人とも…」

リツコ「そうね…。
アスカ、あなたにお願いするわ。レイは駄目よ」

綾波「何故ですか」

リツコ「あなたの魂を取り込む事は、碇司令の目的の一つだから。あなたが捕まればサードインパクトの可能性が更に高まってしまう」

綾波「…」

リツコ「本当ならあなたには上に残ってほしいんだけど…シンジ君を迎えに行きたいんでしょう?」

綾波「…」

アスカ「お願い…譲って、レイ」

リツコ「碇司令の意識をひきつける囮と思って」

綾波「…わかり、ました」

リツコ「ありがとう…」

ミサト「アスカ…気をつけてね?」

アスカ「任せときなさいよ。いざとなったら初号機よじ登って、エントリープラグに乗り込んでやるわよっ!」



42: 2010/09/17(金) 05:58:18.12
銀時「ギャハハハハ!残念だったなァ!
こっちゃハナっからお前なんざ二の次なんだよ!」

ゲンドウ「は、離れろぉっ!?」キィィンンン!!
銀時「っと!」

ゲンドウ「ぬうっ!」

ガォンンッ

ミサト「腕が!?アスカよけてっ!?」

アスカ「っ!」

ガシィッ

アスカ「…!?」

新八「やらせない…!」
星海坊主「残念、だったなっ!」

アスカ「二人とも!?」
新八「アスカちゃん早くシンジ君をっ!」
星海坊主「止まるな!行け小娘ェッ!」

アスカ「ダンケ…!」ダッ

ゲンドウ「ま、待てっ!!!?」


「んーでもって、だ」

ゲゲンドウ「っ!?」

銀時「向こうに手ェ伸ばしたら本体はどうやって守るんだ?あ?」ニタッ

バキィィッッ!!!!

ゲンドウ「ぶふっ!?」

43: 2010/09/17(金) 06:00:58.74
しまっ…!?

銀時「ほーれ、早いとこバリア張らねーでいいのかよ」トントン

ゲンドウ「ぐ…ぐぐ…」

キィィン…

銀時「遅ェ」ヒュンッ

ゲンドウ「!?」

ミサト「み、見えない!?」

銀時「スタンドの御利用はァッ!!」

ボゴォッッッ!!!!

ゲンドウ「ぐがっ…!?」

え、ATフィールドを…!?

銀時「」シュンッ

リツコ「速過ぎる!?もう後ろに…!?」

手、手を…かざす間も……な…

銀時「計画的にィィィ!!!!!!!!」

ドッゴオォォッッ!!!!

ゲンドウ「ぐ…ぼ……っ…!?」

ドオッ ドサッ…



ゲンドウ「」

銀時「………。

んなやっすい壁で守れるモンなんざ、たかが知れてらァ。
本物の、魂込めた侍の一刀は防げねーよ」

44: 2010/09/17(金) 07:59:22.42
ミサト「か…勝った…!勝っちゃった!
ぃよっしゃあーっ!スゴいわ銀さんっ!?」

リツコ「…ふぅっ…」

星海坊主「おいしいところを譲っちまったな」

リツコ「あの、傷の具合は」

星海坊主「あ?問題ねーよ。もうふさがってる。この程度日常茶飯事だ」

ミサト「(…床にクレーター出来てるんだけど)」

銀時「オイオイおめーら、まだ安心するのは早えーだろ。
シンジのほうはどうなんだ?」

ミサト「あ…!?そうだったわ!アスカは……

ええっ!?」

綾波「どう、して」

45: 2010/09/17(金) 08:01:08.81
《初号機足元》

アスカ「ハァッ…ハァッ…!

シンジぃぃぃっ!!」

みんながアンタのこと待ってる!アンタの帰りを待ってんのよ!だから…!

初号機『…』

アスカ「さっさと目ェ覚ましなさい!帰ってくんのよ!シンジ!

…!?キャアッ!?」ドォッ



アスカ「痛……何で…!?何でよ!?」



初号機『…』キィィンン…



ミサト「…初号機がATフィールドを!」

リツコ「初号機がアスカを拒絶した!?」

新八「赤木さん、何が起こってるんですか!?」

リツコ「…シンジ君…あなた戻りたくないの…!?それとも…」


ドクン…

アスカ「…違う…シンジじゃない…。

シンジの、お母さん…?」

リリス『…』
初号機『…』スッ

ずぶっ
ずぶずぶずぶぶぶぶぶっ


ミサト「融合が!?」

リツコ「始まってしまった…!」

アスカ「待って!シンジを返して!?返してっ!?」

46: 2010/09/17(金) 08:02:40.03
星海坊主「チッ!こうなりゃ力づくだ!手伝え!」

銀時「どうすんだよ!?」

星海坊主「当初の予定通りだ!アレをブッた斬って中身ほじくり出す!」

銀時「なかなか休ませてくれねェなァおい…!」


ザオンッッ

銀時「…!?」

ブシャァァァッ…


銀時「」グラッ

47: 2010/09/17(金) 08:04:54.47
星海坊主「な…」
新八「!?」
神楽「銀ちゃぁぁぁんん!!!?」


ゲンドウ「…残念、だったな…。
ユイは…シンジを手放すつもりはないそうだ…!」ユラリ

銀時「…ってめ……ぐはっ…」

アスカ「(あれってATフィールドの刀!?アタシがやった!?)」
銀時「今度は13㎞かよ…銀は俺一人でたくさんだっつーのに…っ」

ミサト「ゆってる場合じゃないでしょ銀さんっ!?」

ガキィッン!

星海坊主「くたばり損ないが…」ギリギリギリ…

ゲンドウ「言った、はずだ…この身体は…」
シュルンッ
ゲンドウ「既に使徒と変わらんと…」

星海坊主「チッ…再生能力かよ」

ゲンドウ「そして…もうこれ以上お前達に煩わされるつもりはない」

キィィィィィンンンンン…!!!!!!!!

ドォッ

星海坊主「ぐ!?こいつぁ!?」
神楽「う、動け…ないアル……」
新八「め、メチャクチャ強力なバリア!?」
ミサト「(ち、近づくこともできない!!)」

ゲンドウ「もう時間はない…レイの魂を持って、サードインパクトを発動させる!」

リツコ「あなたって男は…!?」

綾波「…嫌…いや…!?」

ミサト「れ、レイ!?逃げてっ!?」

ゲンドウ「逃がさん…!」



?「んまい棒…鎖羅魅!」ドフッ!

48: 2010/09/17(金) 08:10:02.21
ゲンドウ「っ!?」

新八「煙幕!?つか今の声って」

?「ワオォォン!」

シュタッ ヒョイッ

綾波「っ!?」
定春「ワンッ!!」
綾波「定、春…!」

神楽「でかしたネ定春ぅ!」

?「ふむ、ずいぶんと派手にやられたな銀時」

銀時「おまっ…」

桂「詳しい状況はわからんが、なにやら厄介なことになっているではないか」

銀時「ヅラァ!?」

桂「ヅラじゃない桂だ」

49: 2010/09/17(金) 08:12:02.56
ゲンドウ「犬ごときが…邪魔をするな!!!?」

ガオンッ

定春「ガルルルル…!

ワギャアッ!!!?」

ガキィン

ゲンドウ「!?」

ミサト「うそっ!?防いだ!?」

星海坊主「(ありゃあ…そうか!攻めの狗神の!)」

?「良かった、どうやら間に合ったみたいだね。
定春君、下がって。彼女を頼むよ」

ゲンドウ「どけ…どけェ!!」

?「…」スッ

キィィンンン!!!!

アスカ「ATフィールド!?」

?「ふふ…駄菓子はいいねえ。駄菓子は心を潤してくれる。リリンが産んだ文化の極みだよ」

50: 2010/09/17(金) 08:13:04.79
カヲル「ほぅふぁんひはいはい?ほーひゅーあふははんふふぇーあん?」サクサク



アスカ「…あの…
口ん中のもの片付けてからにしてくんない?何言ってるか全然わかんないわ」

カヲル「…」サクサクサクゴクン

カヲル「そう感じないかい?惣流・アスカ・ラングレーさん?」ケプ

アスカ「口のまわり拭きなさいよ」

51: 2010/09/17(金) 08:15:50.46
綾波「…あなた、誰」

カヲル「僕はカヲル。渚カヲル。
本当なら君達と同じ仕組まれた子供…チルドレンとしてここに来るはずだったんだけど…。
まあ、もうシナリオは大きく歪んでしまったからね。第拾七使徒タブリスって言えばわかりやすいかな?」ニコ

!?

カヲル「ちなみに…あの彼の左手の本来の持ち主。第壱使徒アダムの生まれ変わり」ニコニコ

!!!?

銀時「いつつ…おいヅラ、オメー何でこんなとこにいんだよ…」

桂「ヅラじゃない桂だ。
…実は、エリザベスがまた行方知れずになってしまってな。
あちこち探し回っていたのだが…偶然知り合ったあちらのカヲル殿から、第三新東京市ならば見つかるだろうと聞いて足を運んでみた次第だ」

ミサト「」
リツコ「」

桂「まったく、いざ来てみれば戦の最中ではないか。幸い…」

定春「ワォン!」

桂「定春君が案内してくれたおかげでここまでたどり着けたがな、フッ」

ダダダダダダ…

ミサリツ「「何してくれてんだテメェェわあああ!!!?」」ドゴドゴォッ

桂「ぐぼあっ!?」ズサー

52: 2010/09/17(金) 08:19:59.88
ミサト「立てやロン毛!てめーこの土壇場で使徒連れてくるとか何考えてんだ、ああ!?」

リツコ「ここまで必氏こいて戦ったの全部無駄にする気かコラァ!?」

カヲル「あのー」

桂「お、落ち着けご婦人方!窮地を救った相手を足蹴にするとはあまりに…」

ミサト「うるっせーよ!?オメーが人類全部を窮地に陥れてんだよバーカ!?」

桂「バカじゃない桂だ!?」

カヲル「えと、二人とも?
とりあえず心配しているようなことにはならないから大丈夫。
むしろ…協力できると思うよ」

ゲンドウ「…」

カヲル「彼のおかげで、ね」

ゲンドウ「…。第拾七使徒…老人たちの切り札か」

カヲル「はじめまして碇司令。その左手返して、って言ったら返してくれる?」

ゲンドウ「…」

カヲル「…だよね。
どう?敵の敵は味方、ってことで」

ミサト「…。使徒を信じろっての?」

カヲル「うん」ニコリ

53: 2010/09/17(金) 08:35:55.54
桂「カヲル殿、シトタブリスとは何だ」ムク

カヲル「ああ、気にしないで桂さん。勝手につけられたあだ名みたいなものさ」

桂「カヲル殿も不本意なあだ名をつけられているのか…気の毒に」

新八「…あの銀さん、さっきから何か…違和感あるんですけどあの二人」

銀時「全くだな新八君」

神楽「中の人も大変アル」

桂「ときに銀時、お前達こそ何故ここに。長谷川さんは何故ダークサイドに堕ちてしまったのだ?」

ゲンドウ「…」

長谷川「あのヅラっち、俺こっち」

桂「ヅラっちじゃない桂……長谷川さんが二人だと!?」

新八「いや違いますから。おんなじマダオでもあっちはシンジ君のお父さんですから」

長谷川「さり気なく同じマダオとかやめてくんない」

リツコ「…使徒タブリス、あなたの目的は何?」

桂「シトタブリスじゃないカヲル殿だ」

ミサト「うるせーよ黙れロン毛」

桂「ロン毛じゃない桂だ!」

カヲル「もちろんサードインパクトだったんだけど、どうも事情が変わってきているからね…。
ひとまず彼を止めることかな」

銀時「つかオメーなんなの。
何かヅラとのやりとり聞いてるとフワッフワして落ち着かねーからしゃべんねーでほしいんだけど?」

カヲル「酷いこと言うねお兄さん」

アスカ「なにこのグダグダ感」



ゲンドウ「」イライラ

54: 2010/09/17(金) 08:40:40.21
ゲンドウ「…今更現れたところで無駄だタブリス。既にリリスはユイを受け入れた」

カヲル「そのようだね」

ゲンドウ「間もなくサードインパクトが始まる…自らのカタチを失わずにいられるのはアダムたる私だけだ!」



カヲル「うん、それなんだけど」

ゲンドウ「…?」

カヲル「さっきからずーっと気になってたんだけどさ…まったく起こる気配がないんだ。

…サードインパクト」

55: 2010/09/17(金) 08:41:53.78


ミサト「えっ」

リツコ「えっ」

綾波「…」

アスカ「なにそれこわい」



ゲンドウ「…なん、だと」

カヲル「初号機に取り込まれてるパイロット…碇シンジ君?
何ていうか…彼の心はまるで鋼のように頑健だね。
賞賛に値するよ」

アスカ「…どういうことよ?」

カヲル「『凄い』ってことさ」

56: 2010/09/17(金) 08:43:15.56
《???》

アレ?何だコレ…空が透明だ

アレ?透明なのは僕じゃねーか

アレ?何で僕透明になってんの?

…アレ?こんなん前にもなかったっけ?アレ?


…よくわかんないや…

なんか…眠い……

定ラッシュ…僕はもう疲れたよ…

もう…

57: 2010/09/17(金) 08:43:50.94
シンジ…シンジ…


「…」


シンジ…

今までよくがんばったわね

でも、もういいの

あなたはもう、戦わなくていいのよ

さあ

もう一度私の中にいらっしゃい

私の中でゆっくりと眠りなさい

私とひと
シンジ「ちょ、うるっさい」

58: 2010/09/17(金) 08:45:26.71


えっ

シンジ「あの、勘弁してくれませんか。ホント…眠いんで」

え、あの…ええ…

だから、私の中でゆっくりと眠りなさいってのを言おうと

シンジ「いや、言われなくても寝るから」

あ、そう…ごめんね

シンジ「ったく今何時だと思ってんのホントに…」




………

………………

あの、シンちゃん?

なんか全然私と一つになる感じがしないんだけど…

全然…シンクロとか…

シンジ「zzz……」

ねえ何で精神世界で二度寝!?どんだけ図太いの!?ちょっとスゴくない!?

59: 2010/09/17(金) 08:45:52.83
おかしい

おかしいわよこの状況

本当なら私とひとつに解け合ってそれはとてもとても気持ちのいいことになるはずなのに

一向に解けだす気配も見せないってどういうこと?

急がないと時間がないっていうのに

外も騒がしいし…

…やり方がまずいのかしら

そうね、シンジもお年頃だしもっとお色気路線で…


シンジ「zzz……」


シンジ…

シンジ「んぅ…」

シンジ…

シンジ君…シンジ君…

シンジ「またかよ…今度はなに…?」

ミサト『…シンジ君』

シンジ「ミサトさん…?」

60: 2010/09/17(金) 08:47:03.45
ミサト『ねえシンジ君、私と一つになりたい?心も体も一つになりたい?
それはとてもとても気持ちいいことなのよ』

シンジ「…」

ミサト『いいのよ…私はいつだっていいの』

シンジ「こっちはよくねーよ。三十路にリーチかかってるくせして朝っぱらから発情してんな馬鹿。
すぐに風呂入って酒飛ばせ」

61: 2010/09/17(金) 08:47:29.63
アスカ『ほらぁバカシンジ。私と一つになりたくない?心も体も一つになりたくない?
それはとてもとても気持ちのいいことなんだからさぁ…』

シンジ「…」イライラ

アスカ『この私が言ってんのよ。さっさと来なさいよ…』

シンジ「オメーはやっすい工口展開で人気取るの止めろって何度言やわかるんだ馬鹿。
さっさと矢吹先生に謝ってこい」

62: 2010/09/17(金) 08:48:23.11
綾波『碇君、私と一つになりたい?それは、とてもとても気持ちいいことなのよ。碇君』

シンジ「ほらァ!二人が路線迷い猫オーバーランしてっから綾波まで真似しちゃったじゃねーか!
ダメだよあの馬鹿二人の真似しちゃ!?シンちゃん終いにゃ怒るよっ!?」イライライラ

63: 2010/09/17(金) 08:49:27.63
私と一つになりたい?

心も体も一つになりたい?

とてもとても気持ちいいことなのよ

ほら、安心して

心を解き放っ

シンジ「うるっせェェェェェェ!!!!!!!?」
モモパーンッ!!!!

ユイ「いったあああぁぁぁ!!!?」


65: 2010/09/17(金) 08:59:17.16
お登勢「さ、今日は店じまいだよ」

キャサリン「次ハイツニナルカワカンネーケドナ」

お登勢「…なに?まだ完結しないのかって?そんな事ァ>>1のバカに聞いとくれ」

キャサリン「携帯ノメモ帳使イ切ッテ消サナイト続キ書ケナイラシイデスヨ」

お登勢「フン、何とも間の抜けた話だねェ」

キャサリン「ソウイウ事ダカラ、チョット私ノタバコ買ッテキナ」

お登勢「客にパシらせんな馬鹿」


また寝落ちかましてすいませんでした

あと二話くらいで完結予定です

105: 2010/11/08(月) 01:30:15.33
「決めてくれた?」

「男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける」

「シンジ…レイ…ウフフフッ」

106: 2010/11/08(月) 01:30:46.04
THE END OF EVANGELION × 銀魂

~グラサンを 君に~

107: 2010/11/08(月) 01:31:36.95
《ターミナルドグマ・ヘブンズゲート最奥部》

ゲンドウ「ふざけるな!?シンジがサードインパクトを防いでいるとでもいうのか!?そんな馬鹿げたことが…!?」

カヲル「そんな馬鹿げたことが起きているんだよ、お父さん?」

ゲンドウ「」イラッ

カヲル「そう…彼はまだ自分のカタチを失っていない。
エヴァの中でも強烈な自我をそのまま保っているんだね」

リツコ「なんて子なの…」

ミサト「シンジ君…!」

アスカ「じゃ、シンジはこのままサードインパクトを起こさないで戻ってこられるの!?」

カヲル「彼次第だけど、上手くいけばそうなるだろうね」

ゲンドウ「…!どこまで私の邪魔を…!」ギリッ

新八「シンジ君…まだ戦ってるんだね…エヴァの中で…」

カヲル「戦ってる…というか…うん、間違ってはいないかな。
蹴りが入ったし」

綾波「…。蹴り?」

108: 2010/11/08(月) 01:35:42.14
《前回までのあらすじ》

蹴りが入った

《リリス胎内》

ユイ「ふぐぉあああぁぁぁ…!?」

シンジ「…」ボリボリ

ユイ「ちょっと何するのシンちゃんドメスティックバイオレンス!?」プルプル

シンジ「何すんのはこっちだよいい加減にしろよコラ。
さっきっから何ですか。どんだけ安眠妨害したいんですかさっさと引っ越しですか、あ?」

ユイ「いやあの、そんなつもりじゃ」

シンジ「あんさ、こちとら3ヶ月以上寝てない感じなんだけど?劇中じゃ一晩だけどもう3ヶ月寝てないみたいなテンションなんですけど!?」

ユイ「あの、ごめんなさい…あなたが何を言っているかちょっとわからないわ」

シンジ「大体>>1が遅すぎんだよウンコすぎんだよ!?いい加減イライラくんだろ俺もみんなも!?
お前月イチどころか隔月連載ってどんだけ遅筆だよ!?どんだけSQだよ!?
そりゃ飽きられて人も減るわ!?」

ユイ「ねえやめないそういうメタ発言!?」

シンジ「…つーか、誰」

ユイ「…。えっ」

シンジ「えっ」

109: 2010/11/08(月) 01:36:40.01
ユイ「わかんないの?あのホラ…。
…え、ホントにわかんない?」

シンジ「さっぱり」

ユイ「あの…。かなり重要な…物語のキーパーソン的な…

わかんない?マジで?」

シンジ「ちっとも」

ユイ「…」

110: 2010/11/08(月) 01:38:28.22
ユイ「けほっ、けほけほっ…エヴァの中けほっ…ずっと…見守っゲホッゲホッ」

シンジ「え、何で急に咳き込み始めたの。何で咳に紛れてヒントが埋まってるの何で僕に言わせたい感じになってるの」

ユイ「ゲホゲホッ!いつもシンジのことをけほ心配ゲホッ!共に戦ってゲ…ゲホッゲホッ!?変なとこ入ったっ!?」

シンジ「…。まさか…」

ユイ「…!ええ…!」コクコク

シンジ「エヴァンゲリオンの仙人…?」

ユイ「お母さんですぅ!?いい加減気づいてくれてもいいじゃない!?
ワザと!?ワザとよね!?ワザとって言ってお願い!?」

シンジ「…お母さん?」

ユイ「ええ…」

シンジ「八郎の?」

ユイ「あーなーたーのー!!!?」

111: 2010/11/08(月) 01:40:12.07
ユイ「ひどい…ひどいわシンちゃん!お母さんシンちゃんが気付いてくれるのずーっと待ってたのに!?
いつまでたってもシンクロ率全然上がんないしいっぺんも暴走しないし邂逅イベントも他にもってかれるし!」

シンジ「え、ああ…すいません…。
邂逅イベントって何?」

ユイ「そりゃあ確かに強く逞しく育って欲しいとは思ったわよ?でもいくらなんでもお母さんの顔も忘れるなんて逞しく育ちすぎだわ…」

シンジ「え、無視ですか」

112: 2010/11/08(月) 01:41:12.23
ユイ「全く…あの人ったらいったいどんな漢気あふれる教育したのかしら…」

シンジ「あの人?」

ユイ「ゲンドウさんよ。あなたのお父さんに決まって…」

シンジ「いや、育てられてないし」

ユイ「…はい?」

シンジ「育児放棄されましたが」

ユイ「…」

シンジ「…」

ユイ「…えっ」

シンジ「母さんが氏んですぐに」
ユイ「いや氏んでないから。エヴァの中に取り込まれたの」
シンジ「(めんどくせェな)
まあそれからすぐに親類んとこに放置プルェェェイされましたが」

ユイ「…またまたぁ」

シンジ「ヤローは一度たりとも会いに来ませんでしたが」

シンジ「叔母夫婦んとこでも冷遇されまくった挙げ句自転車ドロ扱いされましたが」

シンジ「小学生にして家出しましたが」

113: 2010/11/08(月) 01:42:32.02
ユイ「…いやいや」

ユイ「…」

シンジ「…」

ユイ「マジで?」
シンジ「マジで」

ユイ「っはあああぁぁぁ!!!?何やってんの!?あのまるでダメな夫略してマダオ!?」

シンジ「(あ、確かに母さんだわこの人)」

114: 2010/11/08(月) 01:43:00.86
ユイ「何で!?あの時のシンジまだ幼稚園児じゃない!?何でほったらかしにできるの!?最っ低!」

シンジ「(…。そっか。僕のためにちゃんと怒ってくれるんだ。
ちょっと嬉しいな)」

シンジ「あの…母さ」
ユイ「わかった!こうなったらやっぱり合体しかないわ!
シンジ、お母さんと一つになりましょう!心も体も一つに!」

シンジ「おい今の感動返せ」

115: 2010/11/08(月) 01:52:09.65
シンジ「ねえ何がわかったの?何一つわかんねーよ何で息子に合体宣言?
何なのビXチなの?氏ぬの?」

ユイ「違うわシンちゃん、合体っていってもそういうアレじゃないの。文字通り一つになれるのよ私たち!」

シンジ「いえ、よくわかんないけどいいです」

ユイ「遠慮しないの!私と一つになればあなたは完全な生命体へと進化するわ!」

シンジ「ああ、人造人間セルみたいなアレですか?
でも僕まだ花も恥じらうティーンエイジャーなんで若本ボイスはちょっと」

ユイ「怖いことなんて何もないから!痛くもないしとてもとても気持ちのいいことだから!先っぽだけだから!」

シンジ「怖ェよ!?先っぽって何の先っぽだよいや言わないでいいですけどね!?
どう考えてもそういうアレじゃねーか!?」

ユイ「心配いらないわ。合体してもサードインパクトが終わったらちゃんとみんな戻せるから!」

シンジ「戻せねーよ!?明らかに人として道踏み外して…

…サードインパクト?」

116: 2010/11/08(月) 01:53:44.16
ユイ「そう、サードインパクトであなたは神様になるの」

シンジ「…神って…。
あ、氏神?ノートに名前書いちゃうの?リンゴ食べちゃうの?
それともオサレになっちゃうの?月牙になっちゃうの?」

ユイ「いやね?お母さんだって色々考えたわよ?
色々考えて悩んで…もうサードインパクトで人類全て一つになった世界に改変するしかないなって結論に」

シンジ「色々考えすぎだろ!?んなモンどこぞの団長にやらしとけよ!?
綾波が文芸部員のメガネっ娘とかゾッとしねーよ!?」

ユイ「もう、シンジ!お母さんにそんなワガママ言っちゃいけません!めっ!」

シンジ「息子に合体宣言した親に言われたくねェェ!?」

ユイ「…そんなにイヤなの?」

シンジ「イヤとか以前の問題だと気づいて下さいお願いだから」

ユイ「もしかして…
『べ、別に合体なんてしたくないんだからねっ!?』とか『合体するなよ!?絶対に合体するなよ!?』みたいな…」

シンジ「ツンデレ属性も芸人魂も持ち合わせてねェェェ!!!?」

ユイ「うん…やっぱり実際に体験してもらったほうが早そうね。
さ、こっちよシンジ!」グイッ

シンジ「だから何だって人の話を聞かねえんだ!?
ちょっ…待っ…ああああぁぁぁ!!!?」

117: 2010/11/08(月) 01:58:45.04
《シンジの精神世界》

シンジ「…え、何だこれ……どこだここ…」

あなたそのものよ

シンジ「僕そのもの?」

ここには、あなたしかいないから

あなただけの世界

自由な世界

シンジ「僕しか、って…え?母さんは?」

わからない?私はもう、あなたと一つになったわ

シンジ「はあっ!?

!?

何だこれ…何だこれ…何だこれ…!?」

ATフィールドは心の壁

それはヒトの形を作り出すモノ

その心の壁を取り払えば、全ての人間は一つの完全な存在になる

争うことも、傷つけあうこともない

解り合うことができるの

それが、サードインパクトの本当の目的

そして、その鍵となるのが私とあなたよ

シンジ「…流れ込んでくる…!?母さんの…母さんそのものが!?」

シンジ

これは、あなたの望み通りの世界を作り出すことが出来るということでもあるわ

エヴァ初号機はサードインパクトの要

そのパイロットであるあなたは、新しい世界の鍵

あなたは神様と同じ権利を手に入れたの

118: 2010/11/08(月) 02:00:26.74
見て

あなたの可能性を

シンジ「可能性…って」

さあ

目を覚ましてシンジ

シンジ

「バカシンジッ!」

シンジ「ハッ!?」

119: 2010/11/08(月) 02:02:13.68
《シンジの部屋》

アスカ「ようやくお目覚めね…バカシンジ」

シンジ「何だ、アスカか…」

アスカ「なんだとは何よ!こうして毎朝遅刻しないように起こしに来てやってるのに。
それが幼なじみにささげる感謝の言葉ぁ?」

シンジ「うん、ありがと…だから、もう少し寝かせて…」モゾモゾ

アスカ「何甘えてんの!もー、さっさと起きなさいよ!」


モッコリ←汚らわしいバベルの塔

ドスンバタン
アスカ「キャー!エOチバカ変態!?信じらんない!?」
シンジ「仕方ないだろ!朝なんだから!」

アスカが、隣に住む幼なじみ…

120: 2010/11/08(月) 02:06:40.73
トントントントントン…

ユイ「シンジったら、せっかくアスカちゃんが迎えに来てくれているのにしょうのない子ねぇ」

ゲンドウ「ああ」

ユイ「あなたも!新聞ばかり読んでないで、さっさと支度してください!」

ゲンドウ「ああ」

ユイ「もう、いい年してシンジと変わんないんだから…」

ゲンドウ「君の支度はいいのか?」

ユイ「はいいつでも!
もう、会議に遅れて冬月先生に文句いわれるの私なんですよ!?」

ゲンドウ「君はもてるからな」

ユイ「バカ言ってないで、さっさと着替えてください!」

ゲンドウ「ああ、分かってるよ。ユイ」

母さんが生きていて…

父さんが、どこにでもいる普通の父さんで…

121: 2010/11/08(月) 02:07:46.93
《学校》

ヒカリ「起立!礼!着席!」

ミサト「喜べ男子!今日は噂の転校生を紹介するっ!」

綾波「綾波レイですー、よろしくっ♪」

シンジ「ああーっ!?」

綾波「ああっ!あんた、今朝のパンツ覗き魔!」

アスカ「ちょっと!言いがかりはやめてよ!アンタがシンジに勝手に見せたんじゃない!」

綾波「あんたこそ何?すぐこの子かばっちゃってさ。何?できてるわけ?2人?」

アスカ「たっ、ただの幼なじみよ!うっさいわねぇ…!」

ヒカリ「ちょっと、授業中よ!静かにしてください!」

ミサト「まぁ~、楽しそうじゃない。私も興味あるわ。続けてチョーダイ♪」

アハハハハ……

綾波は、唐突に現れた転校生で…

122: 2010/11/08(月) 02:08:14.40
ガラガラッ

銀八「オーイ、うるっせーぞ隣のクラスー」ボリボリ

ボサボサの天然パーマに白衣ひっかけたやる気のない氏んだ魚みたいな目した教師がいて…

シンジ「あ、銀八先生だ」



なんか予想外のキャラ出てきたァァァ!!!?

123: 2010/11/08(月) 02:12:54.15
銀八「静かにしろてめーらー。こっちゃもうホームルーム始まってんだよ。
アニメ第二期に向けて、スポンサー獲得の為の話し合いしてんだよクソガキどもー」

ミサト「…坂田先生。何で高校教師のあなたが中等部にいるんですか」

銀八「こまけー事気にしてんなよヅラ城センセ」

ミサト「ヅラ城はやめろって何度言やわかんのよ白髪天パッ!?」

銀八「あんだコラ!?てめーこそセーラー服が似合いそうな前髪しやがって!
金髪にされてーのか!?オレンジががった金髪にされてーのか!?
オサレにBLEACHされてーのか!?」

ミサト「あんでそこだけ英語にしやがった!?テメー久保先生に恨みでもあんのか!?」

ギャーギャー

ケンスケ「…平和だねぇ」

トウジ「アレが平和に見えるんやったらメガネ替えたほうがええで?」

シンジ「つか、何だこれ」



シンジ「ああアレか。番外編的な…読み切り的なアレか」



おかしいわ…どうしても邪魔が入る…

シンジ「でもアレじゃね?半年かかっても本編完結できねーウンコが番外編とか身の程知らずにもほどがあんじゃない?」

仕方がないわ

少し、つらい思いをしてもらうわね

シンジ

シンジ「へ?」

124: 2010/11/08(月) 02:14:33.91
あれも一つの世界

あなたの中の可能性

今のあなたがあなたそのものではない

いろんなあなた自身がありえるの

エヴァのパイロットでないあなたもありえるのよ

シンジ「んな事言われても…違うよ。
あんなの僕じゃない」

そうね、今のあなたじゃないわね

じゃあ、今のあなたは本当に碇シンジ?

シンジ「は?」

そうやって、嫌なことから逃げているのね

今いるこの世界が、あなたが望んで作った世界だとは思わない?

125: 2010/11/08(月) 02:15:57.39
シンジ「今って」

あなたが逃げ込んだ、あの街のこと

あなたが逃げ込んだ、あの人たちのこと

あなたが逃げ込んだ先に創り出した、理想の世界のこと

シンジ「!!!?」

思い出した?

本当のこと

本当の世界

本当のあなた


何だ!?引っ張られ…向こう側に取り込まれる…!?

126: 2010/11/08(月) 02:17:07.97
「裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな!父さんと同じに裏切ったんだ!」

「僕は、僕は!エヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです!」

「僕はここにいてもいいのかもしれない」
「そうだ、僕は僕でしかない」
「僕は僕だ。僕でいたい!」
「僕はここにいたい!」
「僕はここにいてもいいんだ!」

「助けてアスカ…助けてよ…」

「僕にはヒトを傷つけることしかできないんだ。だったら何もしない方がいい!」

「だって、エヴァに乗る資格がないんだ…」

シンジ「うわあああぁぁっっ!!!?」

127: 2010/11/08(月) 02:19:28.60
違う…僕は、僕は、こんなんじゃ…



これが…僕?

本当の僕?

これが?



消えていく…世界が消えていく…

何もない空間、何もない世界

僕のほかには何もない世界

僕がよく分からなくなっていく


自分がなくなっていく感じ…僕という存在が、消えていく……

そう、だから創るの

あなたが、世界を

せかい……

だめだ……

いしきが…とける……


さあ

心を解き放って

ミサト「何を願うの?」

アスカ「何を願うの?」

綾波「何を願うの?」

何を願うの?


ね……が……い……

ぼく…は…………

128: 2010/11/08(月) 02:23:11.50
『なあシンジ、オメーはどうしたい』

…ッ!?

129: 2010/11/08(月) 02:27:18.18
《愛とか情とかじゃ解けないモノ》

見とけ、てめーのいう余計なモンがどれだけの力を持ってるか
しかとその目ん玉に焼きつけな

僕らの…かぶき町のおふくろさんを傷つけたことは…許さない

銀ちゃんがいなくなったら、生きてたって何にも楽しくなんかないアル!

てめーが勝手に掘った小せェ溝なんて俺達はしらねェよ
そんなもん、何度でも飛び越えてって何度でもてめーをブン殴りに行ってやる

てめーに一言言っておく!ありがとよォォォォ!!!!

俺ァ、氏んでもココを動かねーぜィ…!

世の中というのはなかなか思い通りにいかぬものだな!
国どころか、友一人変えることもままならんわ!

からくり技師が引き起こした事態だ、からくり技師がなんとかせにゃなるめーよ

それは志の氏、魂の氏を指しているんでしょう

この街は、私達の街です

ぬしらと会えて、良かった

しぶとくずぶとくしたたかにしなやかに
それが、私達ってモンじゃないのかい


銀時『テメーらァァァ!!!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!!!?』


…!!!!!!!!!!!!

130: 2010/11/08(月) 02:28:17.89
帰るよ


…シンジ?


僕は、新しい世界なんていらない


シンジ「みんなのところに、帰る」

131: 2010/11/08(月) 02:30:35.43
どうして?

シンジ「…」

どうして!?

どうして!?どうして!?どうして!!!?


シンジ「それは僕の願いじゃない」

シンジ「あなたの願いでしょ?」

シンジ「母さん」

132: 2010/11/08(月) 02:31:37.18


ユイ「…シンジ…」

シンジ「あの頃、母さんがいなくなって、寂しかった」

シンジ「野郎に置き去りにされて…自分には何もない、必要とされてない人間なのかって…悲しかった」

シンジ「今まで、どれだけのモン取りこぼしてきたかわからない。それが人より多かった気もするけど…。
でも、今はもう寂しくも悲しくもない」

シンジ「欲しかったモンも大切なモンも余計なモンも全部、あの街で貰えた。
あの人たちに会えたから…無くしたモンより貰ったモンのほうが多かったから、ここまで来れたんだ。
それは、僕一人じゃ絶対手に入らなかったモンだ。自分の都合で作り出したものなんかじゃない。絶対に違う。

みんなが…魂が、そう教えてくれてる」

133: 2010/11/08(月) 02:32:05.51
シンジ「それを全部都合のいいように作り替えて、それでお終いなんて…
そんなケリのつけ方はしない」

シンジ「願いは」

シンジ「テメーでテメーの因縁にケリつけるために」


シンジ「俺ァ、帰る」

134: 2010/11/08(月) 02:33:32.24
シンジ「だから」

シンジ「さようなら、母さん」

ユイ「…」

ギュッ

ユイ「お母さんはもう、必要ないのね?」

シンジ「…うん」

ユイ「ゴメン…ゴメンね、シンジ…ひどいことして…つらい目にあわせて…。
あなたじゃない…寂しかったのは、私ね…」

シンジ「いいよ…。
母さん…あなたのことは恨んでいない」

ユイ「…」

シンジ「…」

ユイ「あなたはもう…子供じゃないのね…」

シンジ「男は下の毛が生えたらてめーでてめーを育てていくものってね」ニッ

ユイ「…ふふ」ニコリ



スゥッ……

136: 2010/11/08(月) 02:35:06.98
一つだけ、お願い

ほんの少しでいい

私も連れて行って


あの人を、ゲンドウさんを止めるために

137: 2010/11/08(月) 02:42:28.01
《現実世界・ヘブンズゲート最奥部》

リリス『!』ビクン

ググ…

星海坊主「リリスが!?」

ゲンドウ「始まったか…!」

アスカ「そんなっ!?」

カヲル「…いいや」


リリス『』ブルブルブル


ドロッ…ドロドロドロ……

ゲンドウ「なっ!?」

カヲル「終わったよ」

びっちゃああぁぁぁぁっっ………!!!!!!!!

138: 2010/11/08(月) 02:46:39.25
ミサト「リリスが…溶けた…」

リツコ「形象崩壊…」

綾波「…」

ゲンドウ「な…あ……。

ユ…イ……ユイ……!?
ユイィィィィィィ!!!!!!!!!!???」



銀時「うおっ!?なんか血みてーなのが……血生臭っ!?」

新八「グロっ!?あれちょっとグロいですよ!?」

神楽「私…なんか…気分悪くなってきtおぼろろろろろ…」オボロロロロロ……

新八「いやああああ神楽ちゃんんんん!?」

星海坊主「オイしっかりしろ神楽!?
オメーらなんかねーのか!?エチケット袋的なモンは!?」

ミサト「んなもんあるわけないでしょネルフに!?
つーかくさっ!?」

アスカ「…ぅぷ」

リツコ「…アスカまさか」

アスカ「気持ち悪い」

ミサト「まてまて待って!?それはヤバい!?それはヤバいわよアスカ!?」

141: 2010/11/08(月) 02:55:28.09
ミサト「耐えて!?お願い耐えて!?」サスサス

アスカ「無理……臭いで…もらっちゃ……。
ちょ、おじさんソレ貸して…もうそのメットでいいから貸して…」フルフル

星海坊主「いいい!?
いや駄目だって!?コイツぁ失われた希望に代わって頭皮を守ってくれる大切な!?」

ゴワン…ガランガランガラン…!!

ズーン…

銀時「あんだァ!?」

桂「むう…一体何が起こっているのだ…あれは?」

リツコ「初号機の拘束具…エントリープラグも」

ミサト「リリスと一緒にエヴァも溶けたの!?」

綾波「碇君は…!?」


プシュゥッ

シンジ「よっ…と」

142: 2010/11/08(月) 02:57:39.40
…!!!!!!!!

シンジ「…アレ?」

アスカ「シ…!?」


「「「「シンジ(君)っ!!!?」」」」


シンジ「なんか増えてね?」

175: 2010/12/25(クリスマス) 04:16:12.01
シンジ「今年も一人でシングルベルだった、とか」

シンジ「『勝った、俺女の子たちとクリスマスパーティーやった…ネトゲの中で』
とかイブ翌日に教室で嬉々としてしゃべってる奴」

シンジ「来年からお前達氏刑」

シンジ「毎年毎年何回同じこと言ってんだ。
そんなネタはな、もう何万年も前からキリストとサンタと山下達郎が誕生した時から使い古されてんだよ輪廻転生してんだ」

シンジ「もうメンドくせーんだよそこでプチ不幸自慢大会開催すんのは」

シンジ「うっとーしーんだよ。そんな会話しながら
『ネタにしてる位だから俺達全然気にしてないよね』
的なやっすい虚栄心を張りめぐらせてる連中が!」

シンジ「もうウンザリなんだよ!よい子にはプレゼントとかサンタさんは煙突から不法侵入とか下らねぇやりとりしてるクリスマスという悪習そのものが!
もうみんなで一斉にやめるべきだろこんな茶番!」

シンジ「来年からクリスマスのクの字もリの字も声に出した奴ァ全員氏刑でファイナルアンサー!?」

177: 2010/12/25(クリスマス) 18:50:14.62
シンジ「ファイナルアンサーじゃねェェェ!!!?おまっ8時間も反応なかったこっちの身にもなれよォォォ!!!?
つかオイなんだこの名前欄と日付」

銀時「…」ペラッ
新八「…」ズズズ…
神楽「…」ホジホジ
シンジ「…」

シンジ「神楽ちゃーん神楽ちゃーん」

神楽「あん、何アルかシン坊」

シンジ「ちょっと
『べ、別にアンタたちのために再開するわけじゃないんだから!勘違いしないでよねっ!?』
とか言ってくんない。サービスサービスぅ的なアレで」

神楽「キモいんだよクソが」

179: 2010/12/25(クリスマス) 18:54:14.83
「「「「シンジ(君)っ!!!?」」」」

シンジ「なんか増えてね?」

《ヘブンズゲート最奥部》

シンジ「よーいしょっと」スタッ

シンジ「…アレ?どこだココ?
確か僕ジオフロントに…あ、ダメだ。数ヶ月前のことなんで覚えてねーわ」

アスカ「し、シンジ…アンタ…大丈ウプなの…」ヨロ

シンジ「いや…そのセリフそのままマホカンタだよアスカさん。何でんな氏にかけた顔してんの」

アスカ「…さっきのリリス崩壊が気持ち悪くて…あれ」

桂「しっかりしろリーダー」サスサス
神楽「おぼろろろろろ…」オボロロロロ…

シンジ「oh…」

アスカ「あれのせいでアタシもちょっともらいそうな感じ」ウプ

シンジ「離れろ。
つーか、どうしてみんなして集まってんの?何で桂さんや星海坊主さんまで?」

アスカ「ア、アンタバカァ!?アンタを追っかけてきたに決まって…
あ、やっぱダメだわコr…のえええええええ…」エレエレエレエレ…

シンジ「ギャアアァァァ!!!?俺のそばに近寄るなァァァ!!!?」

180: 2010/12/25(クリスマス) 18:56:19.65
ミサト「…。やっちゃったわね」

銀時「やっちゃったなー…やっちゃったなーコレ」

長谷川「少年が神話になる前に少女が伝説こさえちまったなオイ」

銀時「伝説こさえたっつーか現在進行形でレジェンド垂れ流してんだけどな」

ミサト「読切描いてる最中のレジェンド作家みたいになってるわね…」

銀時「おーい誰かレジェンド袋持って来ーい。もしくはゴリラ袋持って来ーい」

ミサト「いやゴリラ袋って何。何入れるの?バナナ?ゼリービーンズ?」

181: 2010/12/25(クリスマス) 18:57:14.24
銀時「ま、やっちゃったモンはしょうがねーって。
ポジティブに考えようや。これで新境地切り開いて新たなファン層獲得っつーことで」

ミサト「いやあの惨状に喜ぶファン層ってどんな層!?
最下層からさらに発掘しないと出て来そうにない層なんだけど!?」

神楽「フ…やっぱり私の後追いになったアルなアスカ」フラッ

アスカ「あんですって…」ヨロッ

神楽「ジャンプ誌上初ゲロ吐いたヒロインの看板は伊達じゃないネ…これでファーストレジェン吐レンの座は私のものアル…!
所詮オマエは二番煎じ、私の後追いに過ぎねーんだヨ!オマエエにはセカンドレジェン吐レンがお似合いネ!」

アスカ「くっ…!?」

新八「くっ!?じゃねーよ。そこ悔しがるところじゃねーよ」

シンジ「何で神楽ちゃんは誇らしげなんだよ。何でレジェンド吐くこと競ってんだよ。
つかレジェンド吐レンて何?どんなDEATH&REVERSE?」

神楽「そんなことより出すもん出したら腹ヘったネ。ヅラァ、なんか持ってねーアルか」

桂「ヅラじゃない、桂だ。んまい棒ならばあるが」

銀時「やるだけやっちゃった張本人が開き直んな馬鹿」スパーン

182: 2010/12/25(クリスマス) 19:00:36.90
シンジ「血とレジェン吐臭とでカオスなんだが。なんかこっちまでレジェンドもらいそ…」ウプ

綾波「アスカ、大丈夫?」サスサス

アスカ「んぅ…何とか…」ゲッソリ

シンジ「…」ジッ

綾波「…?なに?」

シンジ「んにゃ、やっぱりよく似てるなって。母さんに」

ゲンドウ「…!シンジッ!!」



シンジ「あん?何ですかグラサン掛け機」

ゲンドウ「ユイは…!ユイはどうした!?」

183: 2010/12/25(クリスマス) 19:02:14.69
シンジ「…」

ゲンドウ「答えろ!?」

シンジ「ったくユイ、ユイって…いい年こいたオッサンがどんだけユイちゃん派だよ、あ?
ギー太か?ギー太になって添い寝希望ですかコラァ」



シンジ「言っとくけどシンちゃん誰が何て言おうとムギちゃん派だからなコノヤロー」



新八「…あの、シンジ君」

シンジ「例えたくあん呼ばわりされようと!
ローソンの店内放送で若干浮いてても!
クリアファイル微妙に売れ残っててもムギちゃん一筋だからなコルァ!?」

新八「オイィィィ!?いちいち敵増やすような発言控えろ!?」

シシンジ「あ、わちゃんとさわちゃん先生は新八さんに譲ります」

新八「メガネで一括りにして押し付けようとすんなっ!?」

銀時「オイオイ、お前マニアックな女の趣味してんだな。
アレだよ?マユ毛の太いヒロインにロクな奴ァいないよ?ナイフで刺されてもしらねーよ?」

綾波「ユニーク」

ミサト「レイー乗っかっちゃ駄目よー。
それ敗北宣言だから。私たちのほうが先輩だから」

ゲンドウ「ふざけるなァッッ!!!!!?」

184: 2010/12/25(クリスマス) 19:03:25.27
シーン…

ゲンドウ「答えなければ頃す…!!ユイはどうなったっ!!!?」

シンジ「ずいぶんハイテンションでベラベラ喋るようになりやがったなオイ。
…行っちまったよ」

ゲンドウ「…っ…は…」

シンジ「逝くべきとこに…お空の向こうにさ」

ゲンドウ「」

ガクリ

185: 2010/12/25(クリスマス) 19:04:43.93
ゲンドウ「」ブツブツ…

シンジ「…無様だな。
…あ、みんな。碇シンジただいま戻りました」ニッ

新八「軽っ!世界の危機から生還したのに報告軽っ!」

シンジ「ま、喉元過ぎればなんとやらで。
…なんかみんなずいぶん派手にやられてますね。銀さんズタボロじゃないでるりゅぶっ」

銀時「だーれのためにズタボロになったと思ってんだてめーは」ギュム

186: 2010/12/25(クリスマス) 19:06:14.17
銀時「オメーな、銀さんものっそいがんばったんだぞオイ。
モビルスーツ25機を2分で全滅させて戦艦3隻ツブした旧作主人公ぐらいがんばったんだぞオイ」ギュムゥ

シンジ「ちょっとマジ勘弁してくださいよ主人公交代フラグじゃないですかソレ。
エンディングの名前表記の一番上取られちゃうじゃないですか」

アスカ「もう許してやんなさいよ…」

《真選組屯所》

沖田「アンタは一体何なんでェェェ!!!!」ビュウンッ

土方「オメーが何なんだ何で斬りかかったァァ!!!?」

188: 2010/12/25(クリスマス) 19:11:56.85
銀時「んーでシンジよ。ケリはついたのか?」

シンジ「ええ、とりあえず半分は。
残り半分は…あのザマですけどどうしたもんでしょうね?」

ゲンドウ「」ブツブツ

綾波「碇司令…」

星海坊主「テメェの負けだ…アダムを捨てな」

ゲンドウ「…」ピタ

星海坊主「もっとも拒否権はねえ。引きちぎってでもツブすがな」

リツコ「司令…もうあなたの目的が達せられることはありません。どうか…」

ゲンドウ「…その、通りだ」

ユラリ

ゲンドウ「私の…光は、永遠に失われた」ゴソ…

リツコ「司令…?」

pi


『人工知能により 自律自爆が 決議 されました』

ミサト「!?」

『自爆行動は 三者一致の後 10 秒で 行われます』

『自爆範囲は ジオイド深度マイナス280 マイナス140 ゼロフロアーです』

『人工知能以外によるキャンセルはできません』

ゲンドウ「全て…全て終わりだ」

銀時「…気のせいかな新八君。今自爆って単語が聞こえた気がするんだけど」

新八「奇遇ですね銀さん…僕にもそう聞こえました」

190: 2010/12/25(クリスマス) 19:13:48.36
ゲンドウ「私にはもう何も残されていない…」

リツコ「あ、あなた今何をっ!?」

ゲンドウ「お前達がそうしたように、私もお前達の全てを奪う!跡形もなく消し飛ぶがいい…!」

シンジ「…」



銀時「…いやいやそれはない。それはないって。
昔のロボットアニメじゃあるめーし」

新八「はは…ですよね。そんな悪の秘密組織みたいなことあるわけが」

神楽「悪あがきにも程があるアルみっともなさすぎネ」

長谷川「だよなァ?いくらなんでもそんなベタな展開あるわけねェよな?」

銀時「たりめーだろ。ヤローのハッタリに決まってらァ…なあ?」

ミサト「」ダラダラダラ

191: 2010/12/25(クリスマス) 19:14:56.65
銀時「…アレ、おかしいぞ?ネルフのお姉さんが急に目を合わせてくれなくなった。
おねーさァァァんん!!!?」

新八「あの……ちょっ、嘘ですよね。そんな…嘘ですよね?
え、マジであんの?マジで爆発すんの?」

ミサト「…」コク

銀時「…いやいやいや」

新八「…いやいやいやいや」

長谷川「いやいやいやいやいや」

銀時「いやいやいやいやいやいやイヤァァァァァァ!!!!!!!?」

新八「はあぁぁぁぁぁぁ!!!?ちょっ…はあぁぁぁ!!!?
マジで爆っ……はあああぁぁぁぁぁぁ!!!!?」

192: 2010/12/25(クリスマス) 19:19:52.91
ミサト「…使徒とリリスの接触を防ぐ最終手段として」

長谷川「悪用されてんじゃん!?思っくそ悪用されてんじゃん!?」

桂「え、爆発するの?」

銀時「あああああああわててんじゃねーよお前らとりあえず落ち着いてダブルオークアンタを探せ」ガタガタ

アスカ「アンタが落ち着けェェェ!!!?」

桂「え、本当に爆発するの?」

新八「い、い、い、今すぐ逃げなきゃ!?」

ミサト「うん、それ無駄」ダラダラダラダラ

長谷川「何で!?」

ミサト「…セントラルドグマ(ここ)中心に本部が全て吹っ飛ぶの」

長谷川「」

193: 2010/12/25(クリスマス) 19:20:50.47
ミサト「機密保持の為に…。
まさかシステムを復旧させたのが裏目に出るなんて…は、はは…」

桂「え、本当の本当に爆発するの!?」

銀時「うるっせーよてめーわァァ!!!?」

アスカ「いやアンタのほうがうるさい!」

星海坊主「止める手段は!?」

リツコ「有り得ない、有り得ないわ!?
いくら司令でも自爆装置を勝手に作動させるなんてできるはずが!?」ガチャッ

カタカタカタカタカタカタ…

195: 2010/12/25(クリスマス) 19:21:21.58
pipipi…

リツコ「マヤ、聞こえて!?詳しい話はあとにして状況を!」カタカタカタカタ…!

マヤ『…先輩!やっと繋がった!そちらからパターン青反応が!?
ATフィールドが発生しているせいで通信が安定しなくて…』ザザザッ…

リツコ「使徒の反応についてはいいわ!MAGIの状態を報告しなさい!」

《ネルフ・第二発令所》

マヤ「は、はいっ!
状況は第拾壱使徒の侵入時と酷似していますが、MAGIは外部からの命令入力を全て拒絶しています!」

メガネ「くそっ!?ロジックモード変更も受け付けない!」

メガネ「急拵えの応急処置しかしてないんだ!何とか自爆回路だけ切断するとか出来ないのか!?」

ギター「自爆システムの回路だけなんて無理に決まってる!?」

メガネ「じゃあMAGIを物理的に破壊…!」

ギター「本体は向こうのガレキの下敷きなんだぞ!?
あれだけのものどうやって!?」

196: 2010/12/25(クリスマス) 19:22:26.15
リツコ「(MAGIへのアクセス不能…
一切の操作をシャットアウト…
何なの!?この“自爆するためだけ”のプログラムは!?)」

ゲンドウ「無駄だ赤木博士…これは…小細工では止まらん…。
ナオコ君が…私のために残した物だからな……」

リツコ「!?」

ゲンドウ「一度起動すれば、一切の操作を受け付けん。
解除は私にも不可能だ」ニィィッ…

リツコ「MAGIの裏コード…!?母さんあなた何てことを!?」

ゲンドウ「ふ…はは……

はははははははははは!!!!」

197: 2010/12/25(クリスマス) 19:23:44.89
リツコ「(手元のノートパソコンではMAGIの演算速度に追いつけない。
発令所まで戻る時間はない…いいえ、例え戻って直接操作してもシステム解析すら間に合わない。
MAGIを物理的消去しようにもガレキが邪魔を…)」

ミサト「リツコ、何かあるわよね!?起氏回生のアイデア!」

マヤ『先輩お願いします!指示を!?』

リツコ「…ぃわ」

ミサト「え?」

マヤ『…先輩?』

リツコ「無いわ」



ミサト「あの、リッちゃん。…問題無いって言ったのよね今?」

リツコ「逆よ」

リツコ「打てる手は、何も思いつかない…つまり」

リツコ「手詰まり」



マヤ『』ヘタ…
ミサト「\(^o^)/」

198: 2010/12/25(クリスマス) 19:26:57.88
ミサト「あは、あははははは……。
こんなことなら、アスカの言うとおりカーペット替えとくんだったわ…」

アスカ「やめてくんない!?人をダシにして遺言かますのやめてくんない!?

…!そうだわ渚っ!」

カヲル「僕?」

アスカ「そうよ!あんたのATフィールドでアタシたち全員護れないの!?」

カヲル「んー…この辺り一帯を吹き飛ばす爆発となると、ここにいる全員を護るのは厳しいかな」

アスカ「むっきぃぃぃ!!!?肝心なところで使えないわねぇ!?」

カヲル「ひどい言われようだね」

アスカ「だいたいアンタ何でそんなに落ち着いてんのよ!?」

カヲル「僕にとって生と氏は等価値だからね。
ここで氏を迎えるなら、それもまた一つの答えなのさ」

桂「くっ、為すべき使命を果たさずに氏ぬわけにはいかん!
カヲル殿、俺からも頼む!どうかこれで手を打ってくれんか!」

っんまい棒(免他意)

カヲル「…」

アスカ「あ、アンタ馬鹿ァ!?お菓子なんかで…」

サクサク

カヲル「…桂さん…僕は君に逢うために生まれてきたのかもしれない…」キラキラ

アスカ「なんでだァァァァァァ!!!?」

199: 2010/12/25(クリスマス) 19:27:49.20
アスカ「馬鹿なの!?アイツ馬鹿なの!?何でんまい棒一本でデレてんの!?
つーかどんだけんまい棒好きなのよアイツ!?アタシもまあ別に嫌いじゃあないけどね!?」

シンジ「いや無理矢理ツンデレアピールしなくてもいいから。
で、アレ誰?」

綾波「使徒よ」

シンジ「マジでか」

桂「もしお互い生きて帰れたら蕎麦をご馳走しよう」

カヲル「蕎麦…?
桂さん、それは食べ物だね?それは…んまい棒より美味しいのかい?」ゴクリ

桂「うむ、んまい棒はあくまで非常食。
対して蕎麦は主食。質実剛健、侍の食べ物だ」

カヲル「それは…実に興味をそそられるね…」ジュルリ

アスカ「どんだけお腹すかしてんのアンタ!?つーかソバ一杯で買収される使徒ってアタシたちの今までの苦労はなに!?」

カヲル「嗜好品を嗜むことは幸せにつながる。良いことだよ?」キラキラ

アスカ「それっぽいセリフでごまかそうとしてんじゃねーわよ!?
あとその少女マンガみたいなキラッキラな笑顔やめろイラッとくっから!?」

200: 2010/12/25(クリスマス) 19:30:45.48
カヲル「さて、それじゃ頑張ってやってみるとしようか。もっとも…。
彼が黙って見ているとは思えないけど」

ゲンドウ「当然だ…。
ATフィールドを発生させようと私が侵食する。
例え生き延びたとしてもジオフロントに生き埋めだ。どうやって脱出する?
もうMAGIの自爆を止める手だても、地上へ逃げる時間もない!
はっ…!はははははははは!!!!」

星海坊主「テメエェェェ!!!?」

ゲンドウ「なるほど私は勝てなかった。
だがこの場にいる誰一人生き残ることはない!お前たちの負けだ!」

シンジ「はーいそーれまーでよーっと」

201: 2010/12/25(クリスマス) 19:32:52.02
…!?

シンジ「ギャーギャーギャーギャーやかましーんだよ。発情期ですかコノヤロー。
どいつもこいつもちったァ落ち着けっつーの」ボリボリ

綾波「碇、君?」

長谷川「いや…そんな悠長なこと言ってる場合じゃ!?」

シンジ「だーいじょうぶっすよ。多分」

新八「大丈夫って…!?」

[MAGI-SYSTEM]

『審議中 審議中 審議中』
Melchior:承認

202: 2010/12/25(クリスマス) 19:34:34.53
銀時「おいシンジおまっ、何でそんなに落ち着いてんだよ…!?」

シンジ「カンです。爆発、しませんよ」

銀時「…」

リツコ「カンって…」

シンジ「あー、何なら賭けてもいいですよ?向こうひと月分のジャンプ」

『審議中 審議中 審議中』
Balthasar:承認

銀時「…マジでか」

綾波「本当に…?」

神楽「ホントのホントアルかシン坊?」

銀時「マジでひと月分もジャンプ賭けんのかよ」

新八「そっちかよ」

シンジ「マジですよ。そっちも」

『審議中 審議中 審議中』
Casper:承認

[MAGI-SYSTEM]

Melchior:承認
Balthasar:承認
Casper:承認
『自律自爆が 可決 されました』

シンジ「こっちもね」

ゲンドウ「」

204: 2010/12/25(クリスマス) 19:38:33.33
『カウント 開始します』

ゲンドウ「何をする気だ…!?」

シンジ「何にもしねーよ。俺ァ爆発しないほうに賭けただけだ」

《第二発令所》

『10・9・8…』

ギター「もうダメだ!?」
メガネ「葛城さんっ…!」
マヤ「先輩ぃぃぃ!!!?」

205: 2010/12/25(クリスマス) 19:39:06.86
シンジ「おい、碇ゲンドウ」

ゲンドウ「…」

『7・6・5』

シンジ「母親なめんのもいい加減にしろよコノヤロー」

『4・3・2』


……

…………

………………

206: 2010/12/25(クリスマス) 19:40:05.15
『人工知能により 自律自爆が 解除 されました』

『MAGI-SYSTEM 通常モードに戻ります』



マヤ「…」
メガネ「…」
ギター「止まった…?」

207: 2010/12/25(クリスマス) 19:40:44.84
《ヘブンズゲート最奥部》

ミサト「う、そぉ…ホントに、止まった…」ヘナヘナ

アスカ「…」ヘタリ

ゲンドウ「…な、ぜ」

シンジ「言ったろーが、母親ナメんなって」

ゲンドウ「何を…した」

シンジ「だーから何にもしてねーっての。
ねえ、リツコさん?」

アスカ「え…?」

リツコ「…」

ミサト「リツコ、何で間に合っ…
リツコ?」

リツコ「…こんなことって…」

[MAGI-SYSTEM]

Melchior:承認
Balthasar:拒否
Casper:承認

208: 2010/12/25(クリスマス) 19:44:03.00
銀時「一体どういうこったよ」

リツコ「…有機コンピューターのMAGIには、人工知能のOSとして人格データが組み込まれているの」

シンジ「リツコさんのお母さん…赤木ナオコさんのね」

リツコ「!?」

神楽「人格データ?」

新八「それって…もしかして」

シンジ「たまさんと同じ、ですね」

リツコ「ちょっと待って!?シンジ君、あなたどうしてそれを…」

シンジ「さあ…何ででしょうねぇ」

ガシャーン…!

ミサト「!?」

ゲンドウ「何…故…!?」

209: 2010/12/25(クリスマス) 19:45:19.06
リツコ「ヒッ!?」

ミサト「リツコッ!?」

ゲンドウ「何故ェッ!!!?」

ガシッ

ゲンドウ「!?」

シンジ「理解できねーか?」ググ…

ゲンドウ「…放…せ…!?」

シンジ「できねーだろうな。こんな簡単なこともわからないから、てめーは一人ぼっちで戦ってんだ」

バキッ!!

ゲンドウ「ぶっ!?」

パリン…カランカラン…

シンジ「あー長かった。
ようやっとグラサン粉砕できたぜ」

210: 2010/12/25(クリスマス) 19:46:53.02
ゲンドウ「ぐ、う…!」

シンジ「教えてやんよ。
親ってのはな、最後には子供を護るモンだ」

シンジ「例えどんなにいがみ合ってたって。
データだけの機械になったって。
LCLに溶けてエヴァになろうと。
イボになろうと。
……どんな姿形になったって体張って子を護るのが親の役目だ」

ミサト「…」
アスカ「シンジ…」
リツコ「…らしく…らしくないじゃない…母さん…!」

シンジ「ついでに教えといてやる。
馬鹿やらかした親止めるのは、子の役目だ」

ゲンドウ「最後まで…最後まで私の邪魔を…!」

シンジ「これ以上馬鹿の上塗りなんざさせるワケにはいかねー。
碇ゲンドウ。てめーは、俺が止める」

212: 2010/12/25(クリスマス) 19:50:20.97
銀時「待てシンジ」

シンジ「…?」

シュッ

パシッ

シンジ「!」

銀時「持ってけ」

シンジ「…洞爺湖…。銀さん…」

銀時「場はあっためといたからよ、後ァ任せたぜ。銀さんちょっと疲れたから」

シンジ「…」

ミサト「銀さん、まさかシンジ君一人にやらせるつもり…!?」

銀時「あいにくだがなァ、銀さん自粛できる大人な主人公なんだよ。
あとから出てきておいしいとこ全部かっさらうようなフリーダムな真似しねーの。
空気読めない前作主人公とはちげーの」

ミサト「でも!相手はあの碇司令…」

銀時「だからだよ」

214: 2010/12/25(クリスマス) 19:52:11.29
銀時「アイツ自身の手でケリつけなきゃ、どんだけやり合ったってこの戦は終わりゃしねーんだ」

銀時「だろ?」

シンジ「はい…!」ニッ

銀時「ケリ、つけてこい」ニッ

シンジ「ありがとうございます…!行ってきます!」

215: 2010/12/25(クリスマス) 19:57:09.23
《最終決戦・リリスの血の海の底で》

シンジ「…さて?」

ゲンドウ「シンジ…」

シンジ「…」

ゲンドウ「今思えば、全てお前から始まったことだった」

ゲンドウ「お前さえ生まれなければ、ユイは私だけに愛情を注いでいたはずだ」

ゲンドウ「お前さえネルフに呼ばなければ、このような事態にはならなかった」

ゲンドウ「お前さえ居なければ、全て上手くいく筈だった」

シンジ「…」トントン

ゲンドウ「お前だ」

ゲンドウ「お前のせいだ」

ゲンドウ「お前のせいで!お前がいたから!
お前さえ居なければっっ!!!?」

シンジ「…。エヴァの中で母さんに会ったよ」

ゲンドウ「!!!!」

216: 2010/12/25(クリスマス) 19:59:53.31
シンジ「サードインパクトを望んだのは母さんも同じ。
望みも…もしかしたらあんたと同じだったのかもね」

シンジ「僕に神の権利を渡したいって言ってたけど…
あの人もただ、寂しかっただけだ」

シンジ「エヴァの中で、外のことを何にも知らないまま…ひとりぼっちで」

ゲンドウ「では何故ユイは戻らなかった!?」

シンジ「僕には必要なかったから。必要としなかったから」

217: 2010/12/25(クリスマス) 20:03:46.41


ゲンドウ「ユイを、拒絶、したのか」

シンジ「ああ」

ゲンドウ「お前が、ユイを消したのか…」ワナワナ

シンジ「そうだ」

ゲンドウ「お前が…!ユイを頃したのか…!!!!」

シンジ「そういう風にしか考えらんねーからてめーはマダオなんだよいい加減気づけ馬鹿」

ゲンドウ「…シ…ンジ…ぃ!」ブルブル

シンジ「ああ、ついでに育児放棄されたことも言っといたから。母さんマジでキレてたから。
ざまー見やがれ、マ・ダ・オ!」ヘラッ

ゲンドウ「」ブチッ




ゲンドウ「シンジィィィィィィ!!!?」ダッ!
シンジ「ゲンドォォォォォォ!!!!」ダッ!

ガキィィンンンッッッ!!!!

218: 2010/12/25(クリスマス) 20:07:05.99
シンジ「ATフィールドの刀…物質化までできるようになったか。
いよいよ人間止めやがったな化け物!」ググ…

ゲンドウ「頃す…お前は、お前だけは…!?」ググ…

シンジ「いい加減てめーに人生ひっかき回されんのもウンザリだ…ここらで手ェ切らせてもらう!」グググ…

219: 2010/12/25(クリスマス) 20:07:58.73
綾波「…」

アスカ「始まった…」

銀時「オイ、手ェ出すんじゃねーぞお前ら」

新八「わかってますよ…」

神楽「親子ゲンカに割って入ったりしないネ」

星海坊主「ふん。いいとこ無しで終わりそうだな俺ァ」

ミサト「けど、ATフィールドを破るにはみんなで協力しないと…」

カヲル「それなら」

ミサト「?」

カヲル「今の彼なら心配ないよ」

220: 2010/12/25(クリスマス) 20:08:36.82
シンジ「ふっ!!!!」

ゲンドウ「!」キィィンン…

ズパァン!!

ゲンドウ「!?」

シンジ「…しっかり集中しろよマダオ。
んなペラッペラな板きれ、何枚用意したって無駄だ」

ゲンドウ「お前は…」

シンジ「刀に戻せ。次にハッタリ技出したらテメェ、即負けるぞ」



リツコ「ATフィールドを、切り裂いた?」

新八「僕達があんなにてこずったバリアを、ああも簡単に!?」

カヲル「今の彼は一人じゃない。魂が二重に重なって見える」

221: 2010/12/25(クリスマス) 20:09:51.95
銀時「オイ、あれ…」

シンジ「」ユラ…

銀時「洞爺湖…つか、シンジ光ってね?」

ミサト「何なの、あの光は」

カヲル「ATフィールドによく似ているようで、全く違う。
あれは、魂の輝きそのものだ。
君たちリリンはあんなことができるのかい?」


綾波「魂の、輝き?」

アスカ「…そっか…シンジも」

223: 2010/12/25(クリスマス) 20:11:31.93
アスカ「そうだったんだ…」

解った。

やっと解った。

あれは、鞘だ。

あのやる気のない氏んだ魚みたいな目も。
ぶっきらぼうなんてもんじゃないメチャクチャな言動も。

全部、必要以上に傷つけない為の。
大切なものを護る時の為の。
本当に、抜き放つ時の為の、鞘。

それが今…抜き放たれた。

アスカ「魂の、刀が…」

224: 2010/12/25(クリスマス) 20:12:26.29
綾波「…」

ATフィールドは心の壁。

ヒトを形作るもの。

では、あの光は?

綾波「綺麗…」

それは、志

それは、信念

譲れないもの

護るべきもの

己が定めた鉄の誓い

侠の鎖

それは

綾波「銀色の、魂」

シンジ「うおおおおおお!!!!」
ゲンドウ「があああああ!!!!」

ヒュッ キィンッ…!!


アスカ「…そうよ。
何にも不思議じゃない。アタシたち人間は…」

アスカ「心を、魂を引き継げる」

カヲル「…やるじゃない、リリン」

225: 2010/12/25(クリスマス) 20:14:14.93
そう、それはシンジだけじゃない。

銀時「…」
新八「…」
神楽「…」

それは、こいつら全員が持ってるんだ。

アスカ「…」

うらやましい。

アタシもなれるかな。

こいつらみたいに。

シンジみたいに。

226: 2010/12/25(クリスマス) 20:17:24.26
キィン!キィィン!!

ザザッ

ゲンドウ「はぁっ、はぁっ…」

シンジ「…ぜェ、ぜェ…」

ゲンドウ「シンジ……!何故お前はATフィールドを破れる!?
何故使徒たる私と互角に戦える!?」

シンジ「いつまでも見えねーフリしてごまかしてんじゃねーよ!」

ゲンドウ「!」

シンジ「今のオメーには見えてんだろうが!」

ゲンドウ「ぐ…!?」

お前も…

お前もなのか…

ユイ『…』

お前も私ではなくシンジを選ぶのか!ユイ!?

ゲンドウ「何故だぁっ!?」

ズバッ…

シンジ「っく!?」グラッ

227: 2010/12/25(クリスマス) 20:19:46.93
ゲンドウ「…私は…私は!」

お前が憎い!私から、全てを奪ったお前が!
全てを手に入れたお前が!
何故お前は愛される!満たされている!

ゲンドウ「何故私が望んだモノ全てを手に入れて!
私の前に立ちはだかる!?」

シンジ「テメェはっ…!」

ザシュッ

ゲンドウ「ぐ!?」

シンジ「まだわからねえのか馬鹿野郎ォっ!!」

誰にも愛されなかった!?唯一の光が母さんしかなかった!?
ふざけんなっ!!!?
邪魔したんじゃない、みんな止めようとしたんだ!
母さんだけじゃない!リツコさんも!リツコさんのお母さんも!
テメェがただ、伸ばした手を取ろうとしなかっただけじゃねーか!
シンジ「伸ばした手に気づかないフリしてたのァどこのどいつだぁっ!?」
ゲンドウ「黙れェェェッッッ!!!?」

228: 2010/12/25(クリスマス) 20:20:52.12
バキッ!

シンジ「ぶふっ…!?」

私は、お前が憎い

私は、お前が嫌いだ

私は、お前が疎ましい

私は、お前に対して憎しみしか抱いていない!

ユイ『本当に?』

ゲンドウ「…」

ユイ『本当に、シンジへは憎しみしかないの?』

ユイ『私達の血を分けた子を、少しも愛しいとは思ってくれなかったの?ゲンドウさん?』

229: 2010/12/25(クリスマス) 20:21:19.37



ユイ「決めてくれた?」

ゲンドウ「男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける」

ユイ「シンジ…レイ…ウフフフッ」



ゲンドウ「セカンドインパクトの後に生きていくのか、この子は。この地獄に」

ユイ「あら、生きていこうと思えば、どこだって天国になるわよ。だって、生きているんですもの。
幸せになるチャンスはどこにでもあるわ」

ゲンドウ「そうか…そうだったな」

230: 2010/12/25(クリスマス) 20:22:11.55



ゲンドウ「…わた、しは」

ユイ『ゲンドウさん、私は人類が生きた証を残したかった。
だから、エヴァとひとつになったの』

ゲンドウ「お前は、自分の意志で…!?」

ユイ『でも、それは間違っていた』

ユイ『人が、人として生き続けること』

ユイ『それこそ、人の生きた証だって気付かされた』

ユイ『私達の子供に』

231: 2010/12/25(クリスマス) 20:23:22.94
ゲンドウ「私は…私は…俺は…」

ただ会いたかったのだ…もう一度…!

シンジ「人を捨ててまでか?」
ゲンドウ「…っ!」

シンジ「そんな姿になってまでかよ。
バカバカしい、とんだ似たもの夫婦じゃねーか。そっくりだぜ、二人とも」

シンジ「自分が自分だっつーこと以上に…!大事な事なんざあるかァァァ!!!!」

バキィィッ!!

232: 2010/12/25(クリスマス) 20:24:08.69
ミサト「司令…」

リツコ「馬鹿な人…本当に、馬鹿な人…。
他人に怯えて、自分の子供にまで怯えて…解り合うことも、向き合って話をすることもできないなんて…」

神楽「…話してるアル」

ミサト「えっ…」

新八「侍の一刀は、千の言葉に勝ります」

神楽「いっぱい話してるアル。斬り合いながら、殴り合いながら…話、してるアル」

リツコ「…」

新八「あんな風にしか、あんな形でしかお互い解り合えないなんて」

銀時「ったく、どこまでも苦労人だなシンジの奴ァ。
本人は嫌がるだろうけどよ…とんだ似たもの親子じゃねーか。
不器用で、片意地張って、二人ともそっくりだぜ」

233: 2010/12/25(クリスマス) 20:26:57.76
銀時「なあシンジ…今ならわかんだろ、そいつの本当の使い方」ポツリ

“他人に怯え、自分を護るために振るう剣なんて、もう捨てちゃいなさい”

“くれてあげますよ、私の剣”

“そいつの本当の使い方が知りたきゃ、ついて来るといい”

銀時「…行け、シンジ!」
新八「シンジ君…!」
神楽「シン坊っ!」

234: 2010/12/25(クリスマス) 20:27:33.52
ゲンドウ「ハァーッ、ハァーッ……!?」

シンジ「ふっ…ふぅっ……!」

シンジ「」スゥッ…

ギュゥッ

シンジ「これで最後だ」ヒュンッ

235: 2010/12/25(クリスマス) 20:28:23.39
シンジ「コイツが、てめーに通す最後の義理だ」

ゲンドウ「…」

シンジ「てめーの意地が勝つか、俺の意地が通るか」

ゲンドウ「俺、は…俺はァァァ!!!!!!!?」

シンジ「受け止めてみせろ」






斬ッッッ…………!!!!!!!!

236: 2010/12/25(クリスマス) 20:29:54.29
ゲンドウ「…」

敵を斬るのではない

シンジ「…」

弱き己を斬るために



己の身を守るのではない

ピシッ

己の魂を護るために

ピキピキッ……


バキィ……ン……

237: 2010/12/25(クリスマス) 20:31:21.97
シンジ「…」

新八「(洞爺湖が!?)」

アスカ「(折れた…!?)」

ゲンドウ「……ふ」

ヒュルルル……


びちゃっ


ゲンドウ「ふぐ…っあ……」

ブシュゥッ

シンジ「宣言通り…」

左手「」ピクピク…

ゲンドウ「ぐ、あ…ああああああ…!?」ガクッ

シンジ「“手ェ斬らせて”もらったぜ」

238: 2010/12/25(クリスマス) 20:31:57.86
シンジ「人として一から出直しやがれ。

まるで
ダメな
オヤジ

略してマダオ…」


ミサト「あれって、左手…」

リツコ「シンジ君…アダムだけを…!」

桂「うむ、見事」

銀時「…へっ」

アスカ「シンジ、シンジッ!」ダッ
綾波「碇君!」ダッ

239: 2010/12/25(クリスマス) 20:33:52.08
左手「」ピクピク

ヒョイ

星海坊主「…間違いなくアダムだな。
おい使徒の小僧、お前はどうする」

カヲル「僕?」

星海坊主「コイツを取り返したいってんなら、今度はお前と一戦交えなきゃならねーんだが」

…!

カヲル「…。
いいよ、もう。リリスの肉体は失われてしまったしね」

星海坊主「…」ジッ

カヲル「ふふ、彼…シンジ君のおかげで、リリンの凄さってものが僕にも理解できた気がする。
…それに」

星海坊主「何だ」

カヲル「これから桂さんに蕎麦をご馳走になる約束があるんだ」ニコ

カヲル「僕にとって生と氏は等価値だったけど…今は蕎麦一杯分生のほうが重いかな」

星海坊主「…。

クックッ…そうかい。
それじゃ、こいつで」ポーン…

星海坊主「一件落着だ」

ズバァッッッ…

240: 2010/12/25(クリスマス) 20:35:04.23
ミサト「終わった…本当の本当に、終わったのね…」
長谷川「らしいなァ…」


ゲンドウ「ぐあ、あ……」

リツコ「…司令」

ゲンドウ「…!」ビクッ

スッ

リツコ「止血します。腕を」

ゲンドウ「やめろ…!私に、触れるな…!?」

リツコ「勘違いしないで下さい」

リツコ「私は、自分のした事のケジメをつけたいだけです…」

ゲンドウ「…」

リツコ「彼の望み通り…
人として、一から出直して下さい。ゲンドウさん」

ゲンドウ「…」

241: 2010/12/25(クリスマス) 20:36:14.99
ボリボリ

シンジ「すんません銀さん」

銀時「あ?」

シンジ「洞爺湖、折っちまって」

銀時「刀なんざ折れるモンだ、気にすんな」

新八「はい銀さん、これ」

スッ

っ洞爺湖

シンジ「アレ?」
銀時「…アレ?」
神楽「…アレ?」

242: 2010/12/25(クリスマス) 20:37:14.00
シンジ「洞爺湖が二本…ああ」

新八「そう、シンジ君の持ってたほう。こっちに来るとき銀さんが渡した…」

銀時「あーカレーくさいほうね、ハイハイ」



シンジ「オイ今なんつったレベル5第一位の天然パーマ」

新八「やっぱカレーこぼしたから押し付けた代物じゃねーか」

銀時「いや違う違う。
実はカレー作るときにシナモンスティックと間違えて」

新八「ねーよそんなキングサイズのシナモンスティック!?」

シンジ「どっちにしてもカレー臭すんのに変わりはねーし!?」

神楽「おいィそのカレーはどうしたアルか!?まさか一人で全部食ったんじゃねーだろーな!?」

新八「いや論点そこじゃねーだろ!?」

ギャーギャー

243: 2010/12/25(クリスマス) 20:38:04.23
アスカ「…プッ…フフ」
綾波「…」クスクス

アスカ「フフ…あははは…!」
綾波「ふふ…」

シンジ「…クク、ははは…!」
新八「はは…あははっ」
神楽「んふふ」ニッ
銀時「はん…」

アッハハハハハ…!!

銀時「…さーって?ずいぶん長居しちまったなオイ」

シンジ「…ですね」

銀時「よっしゃ!けーるぞオメーらァ!」

新八「はいっ!」
神楽「おうネ!」
定春「ワンッ」

シンジ「…ハイ!」


270: 2011/01/21(金) 19:40:24.46



新八「…え…!?」

シンジ「…何だ?聞こえなかった訳じゃないだろう?」

シンジ「僕達の目的は…お前にツッコミ眼鏡としての力を取り戻させる事だ。

…って言ったんだよ」



新八「…ど…」

新八「どうやって…どうやって取り戻させるんだよ…!?」

新八「なんでそんな事してくれるんだ!?
一体何の目的があるんだよ!?」

新八「あんたたちは一体何者…!!」

ガッ

シンジ「…落ち着けよ」

新八「…っ」

シンジ「そんな一気に訊かれても答えられる訳無いだろ。

座れよ。
夜は長いんだ、ゆっくり話して聞かせてやる」

新八「…」

271: 2011/01/21(金) 19:40:54.30
シンジ「…僕達は。

“主人公”だ」

新八「!?」

シンジ「勿論、お前が言うように“ただの主人公”じゃない。

…僕達は生まれつきある特殊な能力を持って生まれた主人公だ」

新八「特殊な能力…?」

シンジ「…見せたほうが早いな」

スッ

新八「(…?食パン?)」

シンジ「…」チカッ…

新八「(何だ…あの光…)」

タッタッタッタッ…

272: 2011/01/21(金) 19:41:31.60
綾波「あー、遅刻遅刻ぅ!初日から遅刻じゃ、かなりヤバイって感じだよねー!」

新八「!?」

綾波「んああああ!?」

ゴッチ~ン

シンジ「いつつつつ…」

綾波「あ痛たたた…ん?

ひゃんっ!?」

シンジ「…」

綾波「…ごめんね!マジで急いでたんだ!」

シンジ「…」

綾波「ほんと、ごめんねー!」タッタッタッ…

新八「…なっ…」

今…一体何が起きたんだ…!?

273: 2011/01/21(金) 19:43:12.08
シンジ「…今のは」

新八「!」

シンジ「“食パン”の中の“フラグ”を呼び起こして、パンをくわえた転校生との“朝の偶然の出逢いを作り出した”んだ」

新八「……え…!?」

シンジ「何を言っているのかさっぱり解らない…ってツラだな」

シンジ「“僕達の能力”は。

“物質”に宿る“フラグ”を引き出して女の子とのラブコメに使役する事だ」

新八「な…」

シンジ「意味が分からないってカオだな」

シンジ「この世界のありとあらゆる物にはフラグが在る。
校庭の裏に立っている木、家にある古びた黒電話、布団を干す為のベランダ、たまたま通りがかった自販機…
道端に転がっている石ころだって、僕達の能力を使えば可愛いあの娘のスカートを引きずりおろす“フラグ”になる」

274: 2011/01/21(金) 19:44:01.76
シンジ「別に顔がいいわけでもない、とてもモテるようには見えない……なのに妙に女の子に言い寄られるヤツに覚えはないか?」

新八「…!」

シンジ「それは、その“フラグ”をそいつが理解したって事だ。
もちろん主人公なら誰でももっている能力じゃないし、自覚のないまま一生を終える主人公も多い」

綾崎ハヤテ「…」
キョン「…」
結城リト「…」
上条当麻「…」

シンジ「僕達はこの能力を…
“補正術”(ムチプリング)と呼んでる」

275: 2011/01/21(金) 19:44:39.63
バタンッ

アスカ「帰ったわよ!!」

シンジ「アスカ。
思ったより早かったな。見つけたか?」

アスカ「見つけたわよ!

ていうかどんだけ地味なのよアイツ!何気配消してんのよバカじゃないの!」

アスカ「それにしても地っ味!早く存在感増やしてよ!」

シンジ「増やす予定無いよ。ネコ耳つけろ」

アスカ「ネコ耳きらいなのよ!ツッコミはもっときらいだけど!
ツッコミってすぐツッコむのよね!あたしボケキャラだから!」

シンジ「聞いてねえよ」

新八「誰…?」

シンジ「式波・アスカ・ツェッペリン。仲間だ」

276: 2011/01/21(金) 19:45:08.38
アスカ「何よ!?そこに居んの誰か!?」

シンジ「後で紹介してやる、さっさと中に入れろ」

アスカ「…何よエラッそうに…!

ホラ!さっさと入って!」

?「あ、ハイ……」

カツ…カツ…

新八「…な……」


新八「…山崎さん…!」

山崎「…新八くん……」

続くわけもない

291: 2011/02/09(水) 20:14:23.56
《万事屋外観・止め絵》

新八「いやー皆さん!ついにこのSSも完結ですね!」

銀時「長かったなーオイ、なんやかんやでもう一年だぜ」

神楽「いざ終わるとなると色々思い出すアルなー」

シンジ「ええ、本当にこの一年色んなことがありましたよね」

銀時「そうだな…。
長谷川さんとドラマ撮影に紛れ込んでみたり、珍しくパチンコで大勝ちしちゃったり。
女子校に教師として赴任したかと思えば前に教えてた山奥の分校にもっかい飛ばされたりな」

新八「自分とこの話をしろォォォ!?」

シンジ「ああ、アスカと綾波が中国拳法を会得したりしましたよね」

新八「他スレの話はもういいって言ってんだろーがァァァ!!!?何!?よそのことはそんなに覚えてるのに自分とこの話は微塵も残ってねーのか!?
よそはよそウチはウチッ!」

銀時「自分達の話っつったってよォぱっつぁん、本当ならいつまでに本当ならいつまでにを延々繰り返してのもう一年だぜ?」

神楽「劇場版の公開終わってDVDも発売、アニメ第二期決まっちまったアル」

シンジ「ラスト目前でネタ書き留めたメモ無くすわ胃腸風邪でケツから形象崩壊するわ。
なんつーか無駄に長引かせた感満載ですよね」

銀時「しかも何?誰も予想できないラストーとか大風呂敷広げて結局またひと月待たせてんだから世話ねーよな」

新八「いや確かにそうですけどもう許してやんなさいって!?
今度こそ本当に今夜で最終回なんだから!」

銀時「ホンット、ここまで読んでくれたみんなと向こうの>>1さんにあやまれっつー話だよ。
こっちが一作仕上げる間に二作も三作も書き上げたマジハンパねえ>>1さんにあやまれっての」

神楽「銀ちゃん、向こうってどこアルか?向こうの>>1さんって?」

シンジ「ここではない何処か…今ではない何時かの世界を統べる>>1さんだよ神楽ちゃん」

新八「なにそのRPGの導入部っぽい説明!?」

銀時「ま、なんだかんだでグダグダやってはきたけどよ。
今度こそマジでシメーだから」

シンジ「最後まで楽しんでいって下さいね」

293: 2011/02/09(水) 20:16:52.92
《???》

?「使徒…とやらは処理できたようだな」

?「うむ。まさかこの星に狗神をも上回る生命体が存在していようとは」

?「ゼーレとかいう連中も捕らえることができた。サルの集団が我ら天導衆の寝首を掻こうなど笑わせる」

?「だがそれも済んだこと。…あの者達の働きでな」

?「フン、結局共食いに過ぎんよ。厄介者が生き残ったことに変わりはない」

?「全く、どれほど力を奪おうと氏に絶えることはない」

?「使徒などよりよほど目障りな生き物ということだ……
“侍”という連中は」

294: 2011/02/09(水) 20:18:27.36
『まもなく電車が到着します。白線の内側まで…』

《エンディング・第三新東京市駅のホーム》

加持「それにしても驚いたよ、君たちが真選組とも面識があったとはね」

神楽「んな大層なモンじゃないネ。あんなん仕方なく相手してやってるガキどもアル」

新八「あはは…」

銀時「驚いたのはこっちだぜ。まさかあんたが幕府お抱えの諜報員たぁな。
んで?今回の事ァもう…」

加持「すまない、既に報告してしまった。
近い内にネルフにも正式な調査が入るだろう」

銀時「…やっぱり急いだほうが良さそうだな」

加持「ああ、少しまずい事になる。
特に、シンジ君は」



トウジ「シンジッ!よう…!よう無事でいてくれた…!」グスッ

シンジ「うん、トウジも…」

トウジ「えぐっ…ワ、ワシぁもうシンジに会えんもんがど…!」グスグス

シンジ「そうだね、お互い無事で良かった」

トウジ「ホンマやでえジンジい゛い゛い゛い゛……!」グジュグジュ

シンジ「いや、あんさ…こうやって再会できたのは僕も嬉しいんだけど…トウジ君?」

トウジ「へあ?」ズビズビグジュ

シンジ「顔中なんか…穴という穴からいろんな汁が…。
いくらなんでもちょっとひく」

295: 2011/02/09(水) 20:20:32.80
トウジ「」ズーン…

アスカ「なーによー、アンタだってコイツが生きてたって知った時は安心して泣いてたじゃない」

シンジ「…いや、そりゃ」

トウジ「ホンマかぁぁぁ!!!?シンジぃぃぃ!!!!!!!!」ガバッ

べちょっ

シンジ「ぎゃあああァァァなんかいろいろついたァァァ!!!?」

ヒカリ「あ、あはは…」

神楽「はん、ガキどもは元気でいいアルなァオイ」

アスカ「聞こえてんのよバ神楽。アンタもガキでしょうが」

神楽「あ?やんのかコルァ。帰る前に決着つけるアルかコルァ」ジリジリジリ

アスカ「上等よ、どっちがヒロインの座にふさわしいか身をもってわからせてやんよコルァ」キリキリキリ

新八「ちょっ、やめなって二人とも!?最後くらいキレーに別れらんねーのかオメーらは!?」

銀時「ほっとけほっとけ、アイツらはアレでいーんだよ。
拳で語り合うことしかできねー悲しい宿命背負った二人なんだよ」

新八「何その無駄に漢気あふれる宿命!?」

ミサト「まーちょっと元気が有り余ってるぐらいいーんじゃない?
もう、使徒の心配はなくなったんだから…」

296: 2011/02/09(水) 20:22:38.51
神楽「ふんごぉぉぉ!」
アスカ「むっきぃぃぃ!」
ズガァン
新八「いやだから待っぶげふっ!!!?」
長谷川「おじさん関係なぐえばぁ!!!?」

ギャーギャー

ヒカリ「あの、葛城さん…」

ミサト「ん?なぁに?」

ヒカリ「聞いてもいいですか?
結局“使徒”って一体何だったんですか?」

ミサト「えっ?あーっ、と…。
…んーまあ、未知の異種生命体ってやつよ、うん…」

ヒカリ「ふうん…」

リツコ「ごめんなさいね、機密事項に当たるから詳しくは話せないの」

ヒカリ「あ、はい…」

ミサト「(…言えないわよねぇ…)」



《回想》

星海坊主「アレルギーだよ。言ってみりゃ花粉症だ」

ミサト「か、かふんしょおって…」

星海坊主「星の防衛システムが過剰に反応、他の生命を犠牲にしてでも星そのものを守ろうとする。
結果、生態系が全く別物になろうと連中にとっちゃそんな事ァお構いなしだ。守れさえすればいいって本能だけが動く。
星が患者、天人が花粉、使徒が抗体、巻き添えくった人間が鼻水だ」

リツコ「…は、鼻水…」

星海坊主「だが、そいつも終わった。患部を根っこから切り落としたからな」

297: 2011/02/09(水) 20:24:18.37
星海坊主「これからの花粉をどう乗り切るかは…お前ら人間の頑張り次第ってとこだろ」

バサァッ

星海坊主「じゃあな」

神楽「パピー!もう行っちゃうアルか?」

星海坊主「悪いな神楽ちゃん、お父さんまだ仕事が残ってるんだ。これから協会に報告と後始末の引き継ぎをしなきゃならないんだよ。
…元気でな」

銀時「おいハゲ!」

星海坊主「心配すんな。小僧の名前は、伏せときゃいいんだろ」

シンジ「…ありがとうございます、星海坊主さん」

星海坊主「フン…」

桂「ふむ、俺も面倒な連中に出くわす前に身を隠すとしよう。
今しばらくはこの街でエリザベスを探してみるつもりだ。
さらばだ。また江戸の町で会おう」

カヲル「碇シンジ君、キミとはまた近いうちに会いそうな気がするよ。
どうか、元気で」

299: 2011/02/09(水) 20:26:50.74



ケンスケ「でも、本当良かったですよ。
シンジももちろんだけど、アスカも綾波もみんな無事に帰ってきてくれて」

ミサト「そうねぇ…」

綾波「ありがとう…」ニコ…


ケンスケ「!?」
ヒカリ「!?」


綾波「…?なに?」

ケンスケ「え、あ、え!?」

ヒカリ「綾波さん、今…わ、笑って…!?」

綾波「…?
嬉しい時笑うのは当たり前。…でしょう?」

アスカ「ねえ?失礼よー二人ともー?
お礼言った相手にそんな顔して。ね、レイ?」ニッ

綾波「…ふふ」

ケンスケ「…。
は、はは…!そうだよな、ごめん」

ヒカリ「アスカも綾波さんも…変わったね」

アスカ「そお?」
綾波「…」

ヒカリ「うん。二人ともなんだか…柔らかくなった感じ。
やっぱり碇君のおかげかな?」

綾波「そう」コク

アスカ「…フン、かもね」

300: 2011/02/09(水) 20:27:58.45
ケンスケ「…なあシンジ!本当に行っちゃうのか?」

シンジ「ああもおぉぉ一張羅が汁まみれ…あ?」

ケンスケ「このままずっとこっちで暮らせばいいじゃないか!」

トウジ「せや!使徒全部倒したらさっさとお別れなんて…なんぼなんでも早すぎるでぇ!?」

アスカ「…」
綾波「…」

シンジ「…そうもいかねーんだよ」

ヒカリ「どうして?」

シンジ「僕がこっちに残ってると、厄介なことになりそうなんでね」

トウジ「何や厄介て…」

加持「彼が、今回の一件の立て役者だからだよ」

301: 2011/02/09(水) 20:30:03.23
シンジ「…加持さん」

加持「まだ全てが片付いたわけじゃないんだ。…使徒の残した問題の後始末が残っている。
恥ずかしながらネルフは使徒殲滅を名目に、周囲にかなりの無理を通してきたからね。
お上や真選組…警察の調査が入るのは時間の問題だ」

加持「そうなったとき、当事者のシンジ君は確実に身柄を拘束されるだろう」

銀時「ま、シンジの名前が割れてる以上そうなるだろうな」

神楽「アイツらのことアル、ぜったい芸能記者みてーに根掘り葉掘り聞き出そうとするネ」

加持「最悪、理由をこじつけてありもしない罪に問われる可能性もある」

ヒカリ「そんな…」

加持「そうなる前に、身を隠したほうがいい」

シンジ「茶番が終わったら役者は退散ってね」

302: 2011/02/09(水) 20:32:38.97
トウジ「せやかて!?そんなんどこにいたって同じとちゃうんか!?
綾波やアスカかて…」

アスカ「いいのよ…アタシ達は、いいの」

綾波「私達はもともと、エヴァに乗るためにネルフに居たわ。
でも…碇君は違う」

アスカ「アイツに呼び出されて、勝手に巻き込まれた“部外者”ってことよ」

シンジ「それに、かぶき町は他とはちょっと違うんだ。
あそこなら身を隠さなくてもうまいこと過ごせる。
僕のことはまぁ…『詳しくは知らないただのクラスメートだった』ってことにしといて」

ケンスケ「部外者…それじゃ、シンジの手柄は」

リツコ「彼自身のデータ同様、隠蔽されるわ…」

長谷川「実質タダ働きってことか…」

ミサト「バカバカしい話よ…。
今回のことが公になれば、あなたたちは星を救った英雄になれるのにね…」

銀時「俺達ァ、んな面倒なモンになるつもりはねーよ…シンジもな」

シンジ「はい。このまま向こうに帰ります」

リツコ「『サードチルドレン・碇シンジはあくまでテストパイロット。
エヴァの起動実験に協力してもらったに過ぎず、今回の一連の件との直接的関連はなし』

…大まかな概要はこう。せめて後始末くらい、私達でやらせて頂戴。
情報の改竄は任せておいて」

シンジ「お願いします、リツコさん」

303: 2011/02/09(水) 20:35:14.93
ミサト「ホント、あなた達とはお酒でものみながら一晩じっくり話したかったわー…銀さん」

銀時「お、何だよやっぱりイケる口かい」

シンジ「イケるなんてもんじゃないですよ。ミサトさんはビールで動いてるようなモンです」

ミサト「なはは、まっねー」

リツコ「認めてしまうあたり重症よミサト」

銀時「マジでか。んじゃ次に会った時のお楽しみだな」

ミサト「わかったわ。
…その時はこれでもかってくらい付き合ってもらうからね!」

長谷川「おおっ、もしかして奢りかい!?」

ミサト「もちろん♪」

長谷川「そりゃいいや!」

アッハッハッハッ……

シンジ「…?」ゴシゴシ

リツコ「どうしたの?」

シンジ「…いや、気のせいかな…。





(何だろ。なんか銀さんと長谷川さんの背中が霞んで見えたような…。

何アレ、氏相?)」

306: 2011/02/09(水) 20:38:14.82
《病院・病室》

冬月「負けたな」

ゲンドウ「…ああ」

冬月「それで?ユイ君には会えたのか?」

ゲンドウ「…。ほんのわずかな間…それもシンジ越しにな」

冬月「そうか。おめでとう、碇」

ゲンドウ「皮肉のつもりか」

冬月「皮肉に聞こえたならそれでもいい。
だが、お前の願いは叶えられたのだろう。…シンジ君によって」

ゲンドウ「…」

ただ、会いたかった。もう一度。

307: 2011/02/09(水) 20:39:17.31
ゲンドウ「…そうだな」

冬月「ひとまず今は休め。これからが大変だからな…」

プシュン




ゲンドウ「…人として、一から」

《別れの時は近いようです》

リツコ「あなたには…何て言ったらいいのかしらねシンジ君。
母のことも…あの人のことも」

シンジ「…リツコさん、あの」

リツコ「ええ。私はもうしばらく彼と一緒にいます。
これからどうなるかはわからないけれど…一から出直しね」

シンジ「…ヤローの事、お願いします」

リツコ「…」コクリ

308: 2011/02/09(水) 20:40:43.21
長谷川「元気だせよ、赤木さんもシンジ君も。
ああ、アレだよシンジ君。何なら俺の事お父さんの代わりと思ってくれていいぞ?」

シンジ「そんな…悪いですよ長谷川さん…。

…でも、本当にいいんですか?」

長谷川「おうよ、ちょっと照れくせーけど遠慮すんな!」

シンジ「それじゃ…会うたびにグラサン粉砕したりサンドバッグになってもらっちゃっても」

長谷川「すいまっせーん、今言ったことはナシの方向でー!」

309: 2011/02/09(水) 20:43:14.18
《ダチ公たちに》

ケンスケ「寂しくなるな…」

シンジ「くくっ、平和になるの間違いだろ」

ケンスケ「…元気でな!」

シンジ「おめーもな」ボリボリ

ヒカリ「あの、碇君ちょっといい…?

あ、ありがとう…鈴原を助けてくれて」ヒソヒソ

シンジ「…。え、委員長もしかしてそういうアレ?
思春期にありがちな甘酸っぱいアレ?マジで!?マジでかオイ!?」

ヒカリ「声大きいわよ碇君。三週間前のコロッケパン口につっこまれたいの」

シンジ「アレ、委員長ってクラス委員長じゃなかったっけ。風紀委員長とかじゃないよね」

310: 2011/02/09(水) 20:44:45.07
ケンスケ「何で二人してヒソヒソ話してんだ?
…まさか!?これでお別れだからって委員長イヤ~ンな感じに…」

ヒカリ「ち、違うわよっ!?」

シンジ「うん違う違うそういうアレじゃなくてあっちのアレ。
最近ケンスケのメガネの奥の視線が思春期特有のイヤらしいアレになってるって話」

ケンスケ「なってませんんん!?やめてホントそういうの!?」

311: 2011/02/09(水) 20:46:30.62
アスカ「…そのためのカメラ撮影なのね」

綾波「不潔」

ミサト「相田君…そういった事に興味がわくのはわかるけど、他人に迷惑をかけないように処理しなきゃ…」

神楽「ちょっと都庁いってくるアル」

ケンスケ「違うからねェェェ!?俺は純粋なミリオタで……その汚物見るような目やめて!?」

新八「…」ポン
長谷川「…」ウンウン

ケンスケ「なに『俺達はわかってるから大丈夫』みたい顔してるんですかアンタら!?蜂の巣にしますよ!?」

ヒカリ「(ご、ごめんなさい相田君…!)」

312: 2011/02/09(水) 20:47:24.92
トウジ「シンジィィィ!!」

シンジ「のわっ!?」

トウジ「シンジぃ…ワシまだお前になんも返せてへんねやでぇ…!?
命救われた恩も、妹の…!」グジュグジュ

シンジ「あーもーいいって別に。めんどくさい」

トウジ「センセぇぇぇ!!」ガバッ

グイッ

ヒカリ「はーい交代ー!
もう十分別れ惜しんだでしょっ」

313: 2011/02/09(水) 20:48:18.76
トウジ「待て待て待てて委員長!?まだ言いたいことは山ほど…!?」

ヒカリ「バカッ!?空気読みなさい!?
…アンタよりも、もっと話したい子が待ってるんだから…!」

綾波「…」
アスカ「…」



シンジ「…あーっと…」

綾波「…」チラッ

アスカ「いいわよ、先で」

綾波「…」コク

314: 2011/02/09(水) 20:50:22.14
《妹のような少女に》

綾波「碇く……」

ギュッ

シンジ「っと…」
綾波「…」

シンジ「ずいぶん甘えん坊になっちまったな…よしよし」ナデナデ

綾波「…おつかれさま……兄さん」

シンジ「妹属性やめなさいっての。
…お疲れさん」ポンポン

綾波「…また、会える?」

シンジ「たりめーだ」

綾波「約束…してくれる?」

シンジ「オウ。…あ、そうだ綾波。
留守中の僕の部屋、頼めないか?」

315: 2011/02/09(水) 20:51:04.84
綾波「…?」

シンジ「ミサトさんのマンションに引っ越さないかって事」

綾波「!」

シンジ「あんな一日中ガシャコンガシャコン鳴りまくってる所にいるよりいいだろ」

綾波「…いいの?」

シンジ「アスカもミサトさんもいいですよね?」

アスカ「いーんじゃない?」
ミサト「ん~大歓迎♪」グッ

綾波「ありがとう…ありがとう…!」

316: 2011/02/09(水) 20:52:26.36
《心を重ねた少女に》

アスカ「…。お別れね」

シンジ「そだな」

アスカ「…」

シンジ「アスカ。
本当…ありがとな、色々」

アスカ「あの、さ」

シンジ「んっ?」

アスカ「…っ…ょに……」

シンジ「?」






―――アタシも、一緒に

318: 2011/02/09(水) 20:54:01.34
アスカ「帰って、きなさいよね」

シンジ「え?」

アスカ「いつか、この街に帰ってきなさいって言ったの!」

アスカ「この街だって、ミサトのマンションだって……アンタの家なんだからさ!でしょっ!?」



シンジ「わかった」コク

アスカ「絶対よ!」

シンジ「オウ。オメーもこっちに遊びに来い。別に何にもねーけど、歓迎するからさ。


だから…泣くな、アスカ」

319: 2011/02/09(水) 20:58:10.43
アスカ「…泣いてないっ!」

シンジ「面倒くせーの…よっと!」グイッ

ギュッ

アスカ「…!」

シンジ「ほれ、抱っこだ。…元気でな」ナデナデ



アスカ「…」



ガブ

320: 2011/02/09(水) 20:58:44.50
シンジ「痛だだだだだだ!!!?ちょっお前なにしてんのォ!?」バッ

アスカ「…フンッ!甘いのよバカシンジッ!
アタシを抱こうなんざ十年早いってーの!!」

シンジ「だからって噛みつくバカがあるかよっ!?
ちょっこれ首から血ィ出てなーい!?」

アスカ「そんくらいガマンしなさい!男でしょ!?」

シンジ「性別関係ねえ!?」

アスカ「あるのっ!」

ミサト「(んーなるほどねー。ふふ…でもっ)」

322: 2011/02/09(水) 21:01:03.07
《年上の女性に》

シンジ「何なんだよったく…ホントに面倒くせー女」ボリボリ

ミサト「んふふ、女ってのは持て余すぐらいがちょうどいいのよ。ね、加持君?」

加持「…葛城?」

ミサト「あ、そうだわ。忘れないうちにシンちゃんにおみやげ♪」

シンジ「…?おみやげですか?」

ミサト「うん…」

グッ

シンジ「!?」

ミサト「本当にありがとう……シンジ」

チュゥッ

シンジ「!!!?」

レロ…チュプ……

シンジ「!?!?!?」ジタバタ

アスカ「」
綾波「」

銀時「あ?」
新八「いっ!?」
神楽「う?」
ヒカリ「え!?」
トウジ&ケンスケ「「おおおおおお!!!?」」

リツコ「…やると思ったわ」
加持「…やれやれ…」

長谷川「問題…あるだろコレ」
定春「ワウ?」

324: 2011/02/09(水) 21:03:25.19
シンジ「ぷはぁ!?
みっ、ミサトさ……何を…!?」

ミサト「…大人のキスよ。帰ってきたら、続きをしましょっ?」

シンジ「つ…!?」

ミサト「早く帰ってこないと、どっかの無精ヒゲにもってかれちゃうからね」

ゴゴゴゴゴゴ……

アスカ「ミィィィサァァァトぉぉぉっっ!!!?」

ミサト「詰めが甘いわねぇアスカ?やるなら徹底的にやらなきゃ♪」

アスカ「あ、アンタねぇっ!?」

トウジ「…ケンスケ、徹底的にて何の話や」

ケンスケ「俺に聞くなよ…」ズーン…

銀時「はーい、ズバリお答えしまーす」

トウジ「坂田はん?」

銀時「坂田先生と呼べガキども。
オメーらにゃまだはえー。ラブコメを鼻で笑い飛ばしたりカワイイあの娘もリコーダーの臭いはキツかったり、女にもワキ毛は生えることを認められるようになってから出直せー」

ケンスケ「…坂田先生、先は長そうです…」


綾波「…!」ググ…

シンジ「綾波さん何で顔近づけんの…何ではりあおうとすんの!?
ダメだったらあの人の真似しちゃあ!?」ググ…

326: 2011/02/09(水) 21:09:08.06
《さようなら》

『発車します、閉まる扉にご注意下さい』

プシュー…ガシャン

ガタンガタン……

ケンスケ「元気でなぁぁ!!」

トウジ「シンジぃぃぃ!!!?」ダダダダダダ…

ヒカリ「走ったら危ないわよ鈴原っ!?」

アスカ「…」
綾波「…」



アスカ「行っちゃった」

綾波「…」ウル

ミサト「よしよし、二人ともよくガマンしたわね」

綾波「…また会うって…約束したから」

アスカ「そうよ!そのうちこっちから押しかけてやるんだから!」ゴシゴシ

ミサト「…そうね。
さあ二人とも!がんばってレイの部屋の荷物、まとめるわよん!
んでもって帰りましょっ。あたしたちの家に!」

アスカ「…うん!」
綾波「はい…っ」

327: 2011/02/09(水) 21:10:09.15
《葛城家マンション》

綾波「…」
アスカ「…」
ミサト「…」

PEN2「クワー(おかえりー)」

エリザベス「…」[お邪魔してます]





綾波「あなた、誰」
ミサト「…お友達?」

329: 2011/02/09(水) 21:12:18.90
カンカン カンカン カンカン カンカン…

ガタンガタン…ガタンガタン…

《江戸の町への列車内》

銀時「…」
新八「…ん…」ウツラウツラ…
神楽「セコムしてま…z~」
定春「…クァ…」
長谷川「…ハツぅ…勘弁してく…」

シンジ「…」ボーッ…

…終わった。

…終わったんだな…本当に。



銀時「眠らねーのか?」

シンジ「…っ」

330: 2011/02/09(水) 21:13:00.84
シンジ「銀さんこそ…そんな深手なのに」

銀時「俺ァいーんだよ無敵の銀さんだかんな。
オメーこそ、なんか言いたげなツラじゃねーの」

シンジ「いえ…。
…ちょっと感慨に耽ってただけです」

銀時「何だよもう里心ついたのかオイ」

シンジ「ハッ、馬鹿言わんで下さい。里心ならこの一年つきっぱなしですよ。
さっさとかぶき町に帰って、ゆっくり休みたいです」

銀時「…」

シンジ「お登勢さんやみんなにも会いたいですし…久しぶりに吉原にも」

銀時「シンジよォ、お前…本当は残りたかったのか?」

331: 2011/02/09(水) 21:13:56.38
ガタンガタン…ガタンガタン…

シンジ「…」

銀時「もし残せるモンなら、残してやりたかったがな」

シンジ「…」

銀時「まぁなァ…心配してくれる大人がいて、生きてたこと喜んでくれるダチ公がいて。
てめーを想ってくれる女がいて…。
そりゃ他にはなんにもいらねーって…」

シンジ「銀さん」

332: 2011/02/09(水) 21:15:05.13
銀時「あ?」

シンジ「…この一年間。
面倒事押し付けられて…実質ほとんどタダ働きさせられて…さんざしんどい思いして…正直ロクな目に合わなかったけど。
でも、儲けゼロってわけじゃなかったんですよ」

シンジ「おかげで一つ、やりたい事が出来ました」

銀時「やりてー事?」

シンジ「はい」

銀時「何だよ」

シンジ「…。

もう少し…本当に強くなって。
自分で自分のことを、本物の…一人前の侍だって思えるようになったら」



シンジ「第三新東京市で、万事屋の支店開きたいって」

333: 2011/02/09(水) 21:16:55.99
銀時「…」

シンジ「…」

銀時「食いっぱぐれても知らねーぞ」

シンジ「大丈夫ですよ、そのへん本店でしっかりノウハウ学びますから。
だから、銀さん。

もうしばらくお世話んなります」ニッ



銀時「へっ、好きにしな」

シンジ「ええ、好きにします」

334: 2011/02/09(水) 21:18:05.37
《母に ありがとう》

母さん。

今度こそ、もう会えないだろうけど。

僕はもう大丈夫だから。

色々、ありがとう…母さん…。

335: 2011/02/09(水) 21:19:03.67
《父に さようなら》

あばよ、マダオ…。

次に会うときも変わってなかったら今度こそ鼻メガネだかんな。

次までには、もちっと真っ当な道歩いとけよ…。

337: 2011/02/09(水) 21:20:46.26
《そして 全ての侍たちに》

シンジ「…あの銀さ…」

銀時「クカー…ゴー……」ムニャムニャ

シンジ「…ハァ…」


銀時「ぐごー…」
新八「…んぅ…」コックリコックリ
神楽「いわゆるひとつのセコムですね~……Z~」
定春「…」スヤスヤ
長谷川「ハツゥゥゥ……俺ァ別にやましいことは何も…」ウーン…


シンジ「…」フッ

シンジ「銀さん、みんな」

シンジ「ホント、本当に…」

338: 2011/02/09(水) 21:21:54.77
お通「ありがとうきびウンコ!」

「「「「とうきびウンコォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」

ワアァァァァァァ……!!!?

《大江戸ドーム・寺門通LIVE2011 ~新年早々ライブやるから遠慮なくグッズとか買いあさってお年玉つぎ込んでいってネクロマンサー!~》

オ・ツ・ウ!!オ・ツ・ウ!!

お通「みんなー!今回のライブも残すところあと一曲となってしまいましたぬきの睾丸めっさデカい!」

「「「「めっさデカァァァいいい!!!!!!!!」」」」

お通「最後まで全力で歌いきるから、みんなしっかりついて来てねこの交尾めっさヤバい!」

「「「「めっさヤッバぁぁぁいいィィィ!!!!!!!!」」」」

お通「それじゃ行くよー!曲はもちろんー…!」


お通「『お前の母ちゃん[ピーーー]人だ?』!!」

ゥワアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!

オーツーウ!オーツーウ!

L・O・V・E!オッツッウ!

340: 2011/02/09(水) 21:24:23.77
軍曹「隊長ぉぉぉ!まさかこのSSのラストを、お通ちゃんと我ら寺門通親衛隊が務めるとは誰も予想できなかったでしょうネクロゴンドめっさ遠い!」

新八「目の前のお通ちゃんに集中しろ軍曹ォ!こんな無駄に長引いたSSなんぞどうでもいい湾岸MIDNIGHTォ!」

タカチン「なんかキレーな終わり方期待してたヤツらもいるみてーだがよォ!?
そんな甘ぇ話ァどこにもねーゼリービーンズ本田ぁ!」

タカティン「私報酬ノフランスパンサエ支払ッテクレレバ問題ナ色即是空空即是色」

チャーラーラーラー ラーラーラー
ウラホイ♪ウラホイ♪ウラホイ♪ウラホイ♪
チャーラーラーラー ラーラーラー
ウラホイ♪ウラホイ♪

チャチャチャン♪

お通「あなたのホクロ♪少し色素が♪
うーすーいーのーね♪」

「「「「ね♪ね♪ね♪ね♪ネクロマンサァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」

341: 2011/02/09(水) 21:25:40.09
かくして、

寺門通LIVE2011 ~新年早々ライブやるから遠慮なくグッズとか買いあさってお年玉つぎ込んでいってネクロマンサー!~

は大盛況の内に幕を閉じたのであった。

だが、これで安心する彼女ではない。

江戸の街が誇る歌姫として、常に時代をリードするトレンドの発信源として、
今年は更なる飛躍を我々に見せ、更なる歌声を響かせてくれるであろう!

頑張レンコンの煮物ごっさウマい寺門通!
羽ばたけのこの煮物めっさウマい寺門通!


(ナレーション・立木文彦)

~終~









銀時「何コレ」

342: 2011/02/09(水) 21:26:38.91
《かぶき町・万事屋》

銀時「…オイ何だこりゃ。
新八のヤツがまたテレビに出るっつーから見てみりゃ…ただお通のプロモに利用されてるだけじゃあねーか」

シンジ「…」ペラ

銀時「ったく、無駄な時間食っちまった。なぁ神楽?」



シンジ「…」

銀時「…アレ?神楽は?」

シンジ「…途中で定春の散歩に行きましたよー…飽きたって」ペラッ

銀時「あ、そう…」

シンジ「…」ペラ

343: 2011/02/09(水) 21:28:30.43
銀時「…なあシンジよ」

シンジ「はい…?」ペラ

銀時「ヅラのやつだがよ、アイツ時々変装してキャプテンカツーラとか名乗ってるよな」

シンジ「ああ、そうですね」ペラ

銀時「アレちょっと思ったんだけどさァ。
原作読んでりゃいいけどアニメしか見てないヤツはキャプテンカツーラじゃなくてキャプテン勝浦と勘違いしてねーかね?」

シンジ「はあ」



銀時「…。なあシンジよ」

シンジ「なんすか」ペラ



銀時「ジャンプ、まだ?」

345: 2011/02/09(水) 21:30:55.07
シンジ「…」パラパラパラ…

グワシッ

銀時「オイオイオイシンジくぅん?今巻き戻ったよな?ジャンプまた頭っから読もうとしたよなオイ?
一周したら交代っつったよなオイ?」グググ…

シンジ「あに言ってんですか…賭けで向こうひと月はジャンプ僕のモンって決まっただろーが勝手にルール決めないで下さいよコラ」ググググ…

銀時「そこはそれアレだよオメー社長権限っつーモンがあんだろ一周読んだら交代だろ、あ!?」ググググ…!

シンジ「ジャンプ一冊のために社長権限持ち出すなよ飽きるまでずっと俺のターンに決まってんだろ。
だいたい僕だって金半分出してんだぞコルァ!?」ググググ…!

銀時「シンジよォ、オメー帰ってきてからちょーっと調子コキすぎじゃね?
いくら仏の銀さんでも終いにゃ怒るよいーから寄越せ」ググググ…!?

シンジ「待ってろっつってんだろが。これからシンちゃんオサレ先生の描く新展開を反芻すんだよもっぺん味わうんだよ。
『物質から魂を引き出して使役する能力(笑)』について深く考察しなきゃなんねーんだよいいから待ってろ」ググググググ…!?

ドガシャーン

銀時「てんめェェェ!?ジャンプに関しちゃどっちが上でどっちが主人公か白黒つけなきゃなんねーらしいなァァァ!!!?」

シンジ「上等だゴルァァァ!!!?どっちが主人公にふさわしいかキッチリ教育してやんよレッツパーリィィィ!!!!」

ピーンポーン

346: 2011/02/09(水) 21:33:48.38
銀時「…」
シンジ「…」

銀時「客だぞ」ヘラッ

シンジ「…チッ。戻ってくるまでですからね。
戻ってきたら即俺のターンですからね」



ガラッ

シンジ「はーい、宗教だったらドゥッリームキャッチャァァァがあるから間に合って」

「…あに言ってんのよアンタ」
「…」

シンジ「…」ポカン

「久しぶり、碇君」ニコ
「早速遊びに来てやったわよ!」フンゾリ

シンジ「…オウ」ニカッ

347: 2011/02/09(水) 21:34:52.57
シンジ「すいまっせーん銀さーん!ちょーっと出てきますー!」

銀時「あー?」ペラ

シンジ「僕の客だったんでー!
あージャンプは帰ってきてからでいいですからー!」

ガラガラピシャッ

銀時「…?」

《万事屋・玄関》

銀時「あんだァ?さっきまであんなにジャンプジャンプうるさかったっつーのに…」

銀時「…」

銀時「へっ」



銀時「あのヤロー、女二人引き連れてお出かけたァ生意気な真似しやがる」

新世紀エヴァンゲリオン×銀魂

《ゲンドウ「そうだ。久しぶりだなシンジ」シンジ「…長谷川さん?」》

~終劇~

352: 2011/02/09(水) 21:41:38.17
《次回作予告》

―――その出会いは、必定―――


白夜叉と恐れられた男がいた

人斬りと恐れられた男がいた

「好きなモン…そうさなァ」

かつて、白夜叉と呼ばれた男…

「甘いモンと…酔狂な奴かな…」

―――坂田 銀時


「剣は凶器、剣術は殺人術。
どんな奇麗事やお題目を口にしてもそれが真実」

かつて、人斬りと呼ばれた男…

「けれども拙者は、そんな真実よりも甘っちょろい戯れ言の方が好きでござるよ」

―――緋村 剣心

353: 2011/02/09(水) 21:42:52.32



銀時「だいたいオメー第一印象からイヤーな予感してたんだよ!?
女で剣の道場主ってどう考えても地雷一直線だろーが!?」

薫「はあ!?稼ぎもしない居候の分際で生意気言ってんじゃないわよ銀髪っ!?」

剣心「コラコラ、薫殿も銀時もそれぐらいにするでござるよ」

銀時「剣ちんよォ、こういうのは始めが肝心なんだって。甘やかすとつけあがっから」

薫「つけあがってんのはアンタでしょうがァァァ!!!?」

剣心「いいかげん剣ちんは止してほしいでござるよ銀時…色々ギリギリではござらんか」

左之助「ずいぶん仲良しなこった」シーハーシーハー

弥彦「仲良しなのかアレ?」

354: 2011/02/09(水) 21:45:06.11
剣に依って生かされ

銀時「“最強”ねぇ…」

蒼紫「…」

銀時「悪ィが興味ねーな。生憎こちとら目の前のモン護んので手一杯でね」

恵「銀さん…」

銀時「この刀…コイツが届く範囲さえ取りこぼす有り様だ…。
だが、それでも救えるモンがあるなら救ってやりてーのさ」

剣を以て道を拓いてきた二人ならば

銀時「あんだァ?一人でこっそり夜遊びかオイ?」

剣心「…」

銀時「因果なモンだな。昔の腐れ縁って奴ァよ」

剣心「…銀時、拙者は」

銀時「あー、別に引き留めなんざしねーよ。さ、行こうや」

剣心「ついて来る気か!?これは拙者の…」

銀時「勘違いすんな。俺ァちょいと京見物と洒落込みてーだけだ。
向こうで美味い八つ橋の店でも紹介してくれや」

剣心「…まったく。
どこまでも酔狂な男でござるな、お主は」

銀時「まーな…それにあのヤローとつるんでる馬鹿は、俺の腐れ縁なんだよ」

剣心「…お主の?」


志々雄「…」ニイッ
高杉「…」ニヤッ


その出会いは、必然―――


るろうに剣心×銀魂

『剣魂』

第一話『ポニテの女道場主にロクなヒロインはいない』《鋭意執筆中!》

新八「ちょっと待てェェェ!!!?」

356: 2011/02/09(水) 21:46:46.60
《万事屋・リビング》

シンジ「…」

新八「え、ちょっと何やってんの!?何ですかコレ!?」

銀時「何って。次回作の予告だよ」

新八「いやいやいや!?舌の根も乾かないうちに次回作ぅぅぅ!?
ここまでこぎつけるのにどんだけ苦労したと思ってんの!?」

銀時「いやーとりあえず中の人繋がりでるろ剣にしてみたんだけどさ」

新八「思いつきかいィィィ!?
無理無理無理!絶対無理!?たった一作書き上げるのにもう一年かかってるんですよ!?」

シンジ「…」ペラ

神楽「しょっぱいこと言ってんじゃねーぞダメガネ。人間やらねーで後悔するよりやってから後悔したほうがいいってどっかのマユゲが言ってたネ」

銀時「サバイバルナイフで刺されるからやめてくんない神楽ちゃん」

シンジ「…」

神楽「フ、どいつもこいつも情けないアルな!
だったら次の主役はアタイだヨ!次回作はヒロインから主人公にクラスチェンジして突っ走るアル!」

新八「…アレ、この流れどっかで見たような」

神楽「じゃ、こんな感じで!」

357: 2011/02/09(水) 21:49:41.61
《次回作予告》

その二人は

「…あんた、誰?」
「オメーこそ誰だヨ」

決して出逢うはずのない二人だった―――!

チャラララ チャラララ チャラララ チャラララ

first kiss から 始まる♪2人の恋のヒストリー♪

『などというものは所詮二次元にしか存在しない夢物語でありなおかつ最近は使い回されすぎて終わったコンテンツ略してオワコンそんな第一話』

ルイズ「何なのよアンタ!?それが貴族に対する態度!?」

神楽「うっせーよピンクいの。名乗って欲しけりゃ自分から名乗れよガキが。
私は誰の指図も受けないネ!」

ルイズ「つ、使い魔としての自覚がなっていないようね…!?」

それは

神楽「だいたい何アルかお前、ピンクのモジャモジャてどんだけ根性ひん曲がったらそんなんなるアルか。
どんだけ工口いモン食ったらそんなんなるアルかアン!?
モジャモジャは銀ちゃんだけでたくさんネ!」

ルイズ「ああああアンタこそ頭になんかヘンなのついてるけど!?何それヘンよ取れば!?」

キュルケ「…ね、タバサ…何かしらあの2人…なんかすごく違和感が…」

タバサ「中の人も大変」

出逢うはずのなかった

ルイズ「アンタの食事はこっt」

神楽「すいまっせーん!おかわりいいですかァァァ!」ガツガツモッシャモッシャ

ルイズ「あんでもう食べてんのよそれ私の朝食ぅぅぅ!?」

358: 2011/02/09(水) 21:51:33.91
二人の少女が織りなす

神楽「おにいちゃ~ん。
おにいちゃんはどうして頭からワインかぶってるの~?」

ギーシュ「ん~?それはね~。
二股かけてるのバレちゃったからだよ~」

神楽「どうして二股かけちゃったの~?」

ギーシュ「ん~、それはね~。
薔薇は多くの人の目を楽しませるためにあるからだよ~」

ギーシュ「お嬢ちゃんも僕に惚れちゃいけないよ~。
綺麗な薔薇には棘があるからね~」

神楽「やっすい昼ドラかましてカッコつけてんじゃねーぞ!かませ犬が!」

ギーシュ「」

神楽「じゃーな、

まるで
ダメな
おポンチ小僧

略してマダオ!」

イクヨーシエスター
エ、アノ、ハイ…

ギーシュ「…。
フッ、ゼロのルイズの使い魔は礼儀までゼロだな…。


アレ…グスッ…何だろ。おかしいな…前がかすんで見えないや…。
って待ちたまえェェェ!!!!!!!?」

痛快バトルファンタジー!

360: 2011/02/09(水) 21:52:59.25
ルイズ「私は貴族よ。魔法が使える者を貴族と呼ぶんじゃない!
敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」

フーケ「…」ニィッ

ズドオオオンン

フーケ「!?」

神楽「…フン、半人前が…!」ググググググ…

ルイズ「…!あ、アンタ…!?」

神楽「震えながらナマ言ってんじゃないネ」

ルイズ「う、うるさいうるさいうるさいっ!アンタなんかに…」

神楽「でもま、その根性だけは認めてやるヨ。
この泥人形は、神楽様がじきじきにブチのめすアルっ!」

ルイズ「っ!?」

ゼロの使い魔×銀魂

『虚無の夜兎』《鋭意執筆中!》

神楽「あ、やっぱめんどいからナシで」

新八「ブン投げたぁぁぁ!?」

362: 2011/02/09(水) 21:53:56.95
《万事屋・リビング》

新八「やっぱ思いつきじゃねーかァァァ!?やるんなら最後までちゃんとやれよ!?」

神楽「一人二役とかめんどいアル」

新八「ぶっちゃけすぎ!?

…もう、しょうがないなぁ。どうしてもやるって言うなら僕も協力しますよ。
どうせなら次回作は…」

銀時「あんだァ?さんざ文句言っといてオメーもやりたかったんじゃん」

神楽「どーせロクな案ねーんだろ。メガネのメガネによるメガネのためのクロスSSになることは目に見えてるネ」

新八「いやいやちゃんと考えてるってば!ズバリ次回作は」

銀時「わーってるって、じゃこんな感じでー」

新八「ちょっ待っ」

363: 2011/02/09(水) 21:55:48.61
《次回作予告》

デッデデデッデデデッデデ…

メガネキャラで鳴らした俺たち。濡れ衣を着せられメインキャラにこき下ろされたが、出版社の枠を脱しここに集った。
しかし、ただ集ってくすぶってるような俺たちじゃあない。
筋さえ通りゃボケ次第でなんでもツッコんでのける命知らず、不可能を可能にし、巨大なボケを粉砕する、
俺たち特攻(ツッコミ)野郎メガネーチーム!

新八「僕はリーダーの志村新八。通称ダメガネ。地味戦法とツッコミの名人。
僕のような天才ツッコミでなければ、百戦錬磨の強者どものリーダーは務まらん」

糸色「私は糸色望。通称絶望先生。自慢のルックスに、教え子達はみんなイチコロさ。
絶望かまして、腐女子からヤンデレまで何でもそろえてみせるぜ」

JUM「桜田ジュン、通称JUM。裁縫の天才だ。
ラプラスの魔でもブン殴ってみせらあ。でも梅岡だけは勘弁な!」

桂馬「やぁお待ちどう!僕こそ桂木桂馬。通称落とし神。ゲーマーとしての腕は天下一品!
メガオタ?変人?だから何」

僕たちは、道理の通らぬ世の中に敢えてツッコミを入れる、頼りになる神出鬼没の特攻野郎メガネーチーム!

364: 2011/02/09(水) 21:57:16.00
…。

糸色「…あの、メガネを借りたい時って何ですか。
それと私の名前は横書きにしないでくれとあれほど…」

桂馬「ただでさえ駆け魂狩りで時間をとられているのに…。
さっさと帰ってゲームの続きがしたいんだが」

JUM「ツッコミ野郎って…ツッコミよりもボケしかいないんじゃ…。
そもそも、何で僕たちは集まったんだ?」

新八「…」

…。

新八「解散!」キリッ


メガネを借りたい時は、いつでも言ってくれ!

《完》

365: 2011/02/09(水) 21:58:42.80
《万事屋・リビング》

新八「おいィィィ何だこのやっつけ仕事!?」

銀時「お望み通りの主役だぞ?良かったなーぱっつぁん」

新八「よくねェェェ!?寄せ集めるだけ寄せ集めて解散しただけじゃん!?
何も成せてないじゃんメガネのレンタルで終わってんじゃん!?」

シンジ「…」

神楽「ぜーたくもんアルなー。
グダグダ言ってんなヨ主役やれるだけありがたく思えダメ」

新八「メガネはかけて!?ダメでもいいからガネは外さないでメガネは顔の一部だからっ!?」

シンジ「…」

新八「だいたいアンタら自分のことしか考えてないじゃないですか。ちゃんと全員そろっての案は出せないんですか!?」

銀時「アン?」

神楽「全員って、また私達みんな出るアルか?どうするアルか?」

新八「フフン、次回作はズバリッ!こんな感じでっ!」

366: 2011/02/09(水) 22:01:22.39
《次回作予告》

この荒れ果てた世界を見るがいい!
この世界では、どれだけ遠くへ行ったか
どれだけ多くの人間と出会ったか……
その二つが人生の値打ちを決めるのだ!

銀時「…何だこりゃ。まーたゲームソフトかよ新八」

新八「あ、はい。ウチの隊員から没収したんですけど、なんかコアなファンがるりゅぶっ!?」

銀時「おい…オメーは何度俺をヨソに飛ばしゃー気が済むんだよダメガネ!?
これもう銀さん確実にあっちの世界に行かされるフラグじゃあねーかァァァ!!!?」

神楽「なにワケわかんないこと言ってるアルか銀ちゃん」

銀時「神楽、オメーにはわかんねーだろうけどな。ここじゃない>>1のせいで銀さん散っ々あちこちやられてんだよ!
この手口で苦労させられてんの!?」

新八「ちょっと銀さん…なんかよくわかんないけど色々…アウトでしょその発言!?
大丈夫ですか?一体なんの話を…」

銀時「俺ァもー引っかかんねーぞ!?
今日は銀さん帰らねーからぜってー眠らねーから!
朝帰り確定だから!」

???「させんよ」

!!!?

銀時「」ダラダラダラ

新八「ちょっと!?今なんか変な声が…!?」

神楽「ゲームがしゃべったアル!?」

367: 2011/02/09(水) 22:03:50.06
???「お前達の“魂”という概念は興味深い」

銀時「あ、今日僕みんなと一緒に不思議探索の予定があるんで失礼しまー……」

ギュゥゥンンン……!!

銀時「すぅぅぅ!!!?」ガシッ

新八「なあっ!?ひ、引っ張られるうぅっ!!!?」ガシッ

神楽「は、放すネお前ら!?
若い乙女にベタベタさわるもんじゃないアルッ!!!?」ガシッ

定春「キャゥンッ!?」ガシッ

銀時「ふんばれ定春ぅぅぅ…!銀さんもーどこにも行かねーから俺はここにいるぅぅぅ!!」

???「見せて貰おう、知恵という武器を身につけたサル共。
“魂”の力とやらを」

「「「だあああぁぁぁ……!!!?」」」
「アォォォォンン……!!!?」

369: 2011/02/09(水) 22:04:48.37
砂塵、硝煙、廃墟。

見渡す限り破壊されつくしたこの地に

“侍”が降り立った


「すいまっせーんおじさーん、この原チャリにネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲積んで欲しいんですけどー」

「メカニック?メガネかけてるヤツはメカニックって決まってんの!?」

「つえーヤツが正しいアルか、はーん…。
んじゃー今日からこの街は神楽サマのものアル」

「ワンッ」

三人と一匹が荒野を駆ける!

METAL MAXシリーズ×銀魂

『メタルマックス・シルバーサーガ』《鋭意執筆中!》

シンジ「いずれにしても僕はお払い箱ですか、へー…」ペラ

371: 2011/02/09(水) 22:07:22.31
《万事屋・リビング》

銀時「…あっ」
新八「…」ダラ
神楽「…やべっ」

シンジ「仲間だ家族ださんざん盛り上げといて、本編終わったらハイさようならですか、ふーん…」

銀時「いや違う…違うって拗ねんなよシンジ」

シンジ「ま、いいんですけどねー…このSSの僕なんて所詮二次創作の僕ですから」ペラッ

新八「待って待ってシンジ君ごめんってば!?
ちゃんと考え直すからそんな言っちゃいけないことを」

シンジ「いいんですよ気ィ使わなくって…このSSの終わりと同時に元の碇シンジに戻るだけですから。
あのウジウジして言いたいことも言えずに人の顔色伺ってばかり、そのくせキレるだけキレて人のせいにしてアスカの病室で[ピーーー]して神話になっちまうような碇シンジに戻るだけですから。

…いっそサードインパクトで世界滅ぼしゃ良かったよクソが」ボソッ

新八「それだけは言っちゃダメェェェ!!!?
マジすいませんでしたシンさんんんん!!!?お願いだから帰ってきて!?
あの純真で優しいシンジ君に戻ってっ!?」

372: 2011/02/09(水) 22:09:53.06
銀時「シ、シンジは何かネタねーのか?ん?
そーだン年後の万事屋シンちゃん奮闘記とかどーよ!?」

神楽「い、いいアルなァオラなんだかワクワクしてきたぞ!」

シンジ「なーんかいまいちモチベーションがなァ…。
もうさんざん踏ん張ったし、ケツから出すモン出したらもーどうでもいーやって感じになっちゃいましてねぇ…」

新八「ヤバいよシンジ君完全に銀さんモードに入ってるよ!?
完全に無気力ダメ主人公と化してるよ!?」

銀時「オイ無気力ダメ主人公って何だダメガネ」

?「アンタ馬鹿ァ!?情けないこと言ってんじゃないわよ!?」

シンジ「…あ?」

373: 2011/02/09(水) 22:11:11.64
アスカ「最後の最後でなによそのザマは!?なっさけないわねぇ!」
綾波「…」
ミサト「押しかけちゃってゴメンねシンちゃん」
リツコ「お邪魔するわね」


シンジ「…何してんの」

新八「アスカちゃんにレイちゃん…葛城さんたちも?
皆さん、どうしてここに?」

アスカ「決まってるじゃない!次回作の話でしょ?
当然アタシ達にも出演する権利はあるわよね!」

綾波「…」

銀時「なに?オメーらも引き続き出演してーの?」

アスカ「当ったり前よ!
そもそもこれってエヴァのSSでしょっ!むしろお払い箱になるのはアンタたちのほうに決まって…」

「「「「「は?」」」」」

374: 2011/02/09(水) 22:12:07.29
アスカ「…え?」

銀時「え、何言っちゃってんの?お前今さら何言っちゃってんの?」

神楽「一年やっといてエヴァのSSだと思ってたアルか?」

アスカ「いや…え?だって主人公はシンジ…」

シンジ「いやいや、シナリオがエヴァなだけでこれ銀魂のSSだけど?」

ミサト「認めちゃった!?一番認めちゃいけない主人公が認めちゃった!?
一番落ちちゃいけない城が真っ先に崩れたんだけど!?」

375: 2011/02/09(水) 22:13:35.03
新八「まあ…どっちがメインとか主張しだしたら収拾つかなくなりますし、クロスSSってことでいいんじゃないですか」

銀時「つーかよ、そこまでデカい口叩くからにゃそれ相応のネタ用意してあんだろうな?」

アスカ「…え」

神楽「まさかネタもなしにいちゃもんつけたワケねーだろな?」

アスカ「いや、えと……」

綾波「あるわ」

アスカ「レイ!」

シンジ「綾波がネタ出すの…?すごい予想外なんだが」

銀時「聞くだけ聞いてみようじゃねーの。どんなんだ?」

綾波「次は、こんな感じで」

376: 2011/02/09(水) 22:15:11.71
《次回作予告》

セカンドチルドレンとエヴァ弐号機を迎えるべく、
ミサトに連れられて太平洋上の国連軍正規空母“オーバーザレインボー”へと向かったシンジ達

ケンスケ「はぁーっ、凄い、凄い、凄い、凄い、凄い、凄ーい…!」
トウジ「待て!待たんかい!?」
シンジ「ふぁ~あ…」

そこで出会ったのは

トウジ「くっそお…止まれ!?止まらんかい栄光の縦縞帽子ぃぃぃ!?」

ヒョイ

?「ほらよ」

トウジ「…あ。おおきに」

ドイツ系アメリカ人の天才少女…

?「おー!ミサっちゃんひさしぶりー!」

ではなく…?

ミサト「久しぶりねカナ!だいぶ背が伸びたんじゃない?」

カナ「成長期だからな!ほかのところもちゃーんと女らしくなってるぞ!
でもまだまだミサっちゃんの胸には勝てないなー!」

ペチッ

カナ「あぅっ!?」

チアキ「いきなり恥ずかしいマネをするな馬鹿野郎」

ハルカ「もう…ごめんなさい葛城さん、妹が失礼なことを…」
ミサト「ああーいいのよん、今さら他人行儀にならなくても♪」

あの三姉妹!?

378: 2011/02/09(水) 22:17:31.24
ミサト「紹介するわね、エヴァンゲリオン弐号機専属パイロット、セカンドチルドレンの南カナちゃん。
それとお姉さんのハルカちゃん、妹のチアキちゃんよ」

カナ「お前がサードチルドレンか?」

シンジ「え、あ、うん…」

カナ「なんか冴えないヤツだな。シャキッとしろシャキッと!」

シンジ「え、ええ…?」

ミサト「うふふっ」

ほんの少し変わったシナリオは

シンジ「えっと…僕に何か用…?」

チアキ「…お前は、カナとはまた違った馬鹿野郎だな」

シンジ「…」

少年にどんな運命をもたらすのか?

ハルカ「せっかくだからお夕飯食べていってよ。
遠慮しないでシンジ君」

シンジ「いえ、でも南さん…僕は」

カナ「そーだそーだ!さっさとこい!
あといちいち苗字で呼ぶな!ただでさえウチは南さん率高いんだから!
カナちゃんハルカさんチアキと呼べ!」

チアキ「なんで私だけ呼び捨てにさせるんだ馬鹿野郎」

カナ「んじゃチアキちゃんで!いいなっ!」

シンジ「う、うん…か…カナ、ちゃん」

異色のコラボレーション!

エヴァンゲリオン×みなみけ

『いかりけ』《鋭意執筆中!》

アスカ「ちょっと待てェェェ!!!?」

379: 2011/02/09(水) 22:19:22.42
《万事屋・リビング》

アスカ「オイ何でアタシの出番削った?何でアタシが存在抹消されてんの改変されてんの!?」

綾波「改めて良くする…と書いて改良と読むわ」

アスカ「悪い点かァァァ!!!?アタシはエヴァの悪い点かこのヤロォォォ!!!?」

ミサト「んーそんなに悪い案じゃないんじゃないかしら」

アスカ「自分の出番あるからって裏切ったわねミサトォ!?パパと同じように裏切ったわね年増ァァァ!!」

綾波「他にも、全く違う性格の魂が宿った12人の私に囲まれて生活する碇君のハチャメチャラブコメディも企画しているわ」

シンジ「それ何てシスタープリンセス?」

綾波「違うわ。タイトルはシスタープリティーリリス。
アスカは12人の私達に嫉妬して嫌がらせをするけど勝ち目なんてないライバル(笑)キャラ」

アスカ「むっきィィィィィィ!!!!!!!?」


シンジ「揉めだしたよ。出番めぐって揉めだしちゃったよ。
せっかくトゥルーエンド迎えたのに元の木阿弥だよ」

?「全員動くな!御用改めであるっ!」

銀時「ああ?」

380: 2011/02/09(水) 22:21:08.19
ゾロゾロ

近藤「邪魔するぞ」
土方「…」
沖田「…」

銀時「オウオウ邪魔ってわかってんなら帰れ。つーか何しに来やがった」

近藤「何しにもなにもない、用件はわかっているはずだ」きっ

シンジ「!」

新八「…っ(まさか、シンジ君を捕まえに…!?)」

近藤「次回作は真撰組血風帳って劇場で決まったじゃん!?」

「「「だあああ!!!?」」」

381: 2011/02/09(水) 22:21:47.19
新八「やっぱり出番ほしいだけかい!?
…いや別に決まってないですから。あれニセ予告ですから!?」

近藤「だいたい何だ!?新訳に続いてまーた俺達チョイ役じゃん!?
ラストにちょっと出てきただけじゃんまーた役立たずじゃん!?」

土方「…」
沖田「…」

近藤「そういうことで、次回作は我ら真撰組が主役とさせてもらう!」

アスカ「そういうことってどういうことよ!?」

銀時「勝手に決めんなっつーの」

近藤「新作はこんな感じでっ!」

神楽「おいィ勝手に進めんなヨ!?」

382: 2011/02/09(水) 22:24:30.61
《次回作予告》

近藤「はァ!?軍に出向!?俺が!?」

松平「おゥよ。ちょっくら行ってこいや一年ばかし」

近藤「はァァァ!!!?」


《サクラ咲く季節に、僕らは出会った》


近藤「待ってくれとっつぁん!?局長の俺に一年も留守にしろってのか!?
真撰組はどーすんだよ!?」

松平「厳密にゃお前ら三人をだ。ひとまずトシを局長代理に据える」

近藤「俺達三人って…トシと総悟もか!?
だいたい何で俺達なんだよ!?俺達ァ江戸の平和を護る…!?」

松平「軍との軋轢を避けるためだ。
あちらさんもある程度即戦力になる腕っこきをご所望でなァ。いっそてっぺんのオメーを寄越しゃ向こうもこっちもメンツが立つってモンよ」

近藤「しかし、軍になんて…だいたい秘密部隊って何!?」

松平「江戸の平和を秘密裏に護る特殊部隊よ。
近藤、こいつァ正式な辞令だ。逆らうってんなら、辞表を出してもらわにゃーならねえ」

近藤「…。

とっつぁん、俺は腐っても真撰組局長・近藤勲だ。
納得しねーまんまどこの馬の骨ともわからん部隊に配属なんぞ出来るわけが…!」

松平「あー言い忘れてたがよーォ?あちらさん男子禁制、別嬪揃いの女だけで構成された部隊なんだが」
近藤「近藤勲、確かに辞令を拝領致しましたっ!」
ガチャッバタン

スパー……

松平「…頼んだぞ近藤ォ。この江戸の町の…

いや…もう江戸は終わる…。
“東京”の平和は、お前らにかかってんだ…」

383: 2011/02/09(水) 22:26:00.38



近藤「…待ち合わせ場所はここのはずなんだが…。
にしても実に見事な桜だな」

近藤「…お妙さん…この近藤勲、無事勤めを果たして貴女の元に戻ります。
どうかそれまで…」

?「あの…真撰組局長・近藤勲さんですね?」

近藤「は、はいっ!?」

さくら「お迎えに上がりました。
帝国歌劇団花組・真宮寺さくらと申します」

銀魂×サクラ大戦

『ゴリラ大戦』《鋭意執筆中!》

近藤『引ーき裂いたァ~♪ゴリが吠え~♪
震えるお江戸にィ~♪』

新八「ってお前が歌うんかいィィィ!!!?」

384: 2011/02/09(水) 22:28:42.22
《万事屋・リビング》

銀時「ふざけんなよテメー!?これお前がやりたいだけじゃあねーか!?」

神楽「ゴリが吠えってお前が吠えてるだけアル!」

近藤「時は江戸から東京へと移り変わる太正時代!
謎の集団ゴリ之巣会と戦う乙女達の元、刀を振るうこととなった真撰組の浪漫活劇だ!
劇中には歌あり踊りあり隊員同士の純愛ありと盛りだくさんの内容になっているぞ!」

新八「ゴリ之巣会てどう考えてもアンタが黒幕じゃねーかァァァ!?」

近藤「フッ、いくら素晴らしい妙案だからとて嫉妬はいかんな嫉妬は!
おいトシ!総悟!お前らも黙ってないで…」

土方「…あ?何か言ったかてめー一人だけ出番確保した近藤さん」

385: 2011/02/09(水) 22:29:09.69
近藤「…え。

あの、トシ?…総悟君?」

沖田「何ですかィ、小僧の師匠ヅラして自分一人おいしいところもってった近藤さん」

近藤「…」


銀時「ここにきてあいつら内部分裂始めたぞオイ」

新八「なんだかんだで今回の出番一番多かったの近藤さんでしたからね」

神楽「醜い争いアルな」

リツコ「無様ね」

シンジ「もうこの際ですし新訳・真撰組動乱編ってことでいいんじゃないですか」

386: 2011/02/09(水) 22:29:51.98
近藤「いや、ちょっと待って…二人とも?ちょっと話し合おう?」

土方「俺ァ出番なんざどうでもいい。やりたいなら勝手にやってくれ」スパー

沖田「土方さんはまだマシでしょう。
俺なんかどうしようもねえご都合主義にツブされた主人公の物真似で終わりやしたからねィ。正直もうウンザリでさァ」

近藤「いやっ、だって…しょうがなかったんだよアレは!?
シンジ君が剣の道を志すきっかけになったエピソードとして!?」

シンジ「あ、僕のせいにしちゃうんだ。人のせいにしちゃうんだ、へー」

近藤「ちっがぁぁぁうの話聞いてぇぇぇ!!!?」ブワッ

?「フン、情けない男ね」

387: 2011/02/09(水) 22:33:02.86
ドM「所詮あなたは脇役以下!主役を張れるゴリじゃないって事よ!」

銀時「また厄介なのが増えやがった…」

近藤「なんだとドM忍者!?まさかお前も…!?」

ドM「フフッ、電話番しかできなかった今作にサヨナラ!次回作はなんと!GEPの限界に挑戦よ!
ぜひこんな感じで!」

《次回作予告》

幕府の命により、狂気の生体実験を繰り返す研究所へと潜入捜査に向かった元お庭番衆・猿飛あやめ。

そこで見たものは

ドM「まさか…銀さんっ!?
い、いやァァァ!!!?」

人の姿を失い悶え苦しむ愛する人の姿だった!
躊躇うあやめに容赦なく襲いかかる狂気の実験!ほとばしる粘膜!
そして触手!触手!触手ぅぅぅ!!!!

ドM「題して!対銀忍アヤm」お妙「却下じゃボケェェェ!!!!」ドゴォ!!

389: 2011/02/09(水) 22:34:57.99
新八「あ、姉上…」

お妙「いい加減にしろよクソアマァ!!Vシネの次はX指定かアン!?
そんなんやったらpink板送りになるわヴォゲが!?」

近藤「お妙さんっ!?やはり俺との純愛ラヴストーリーをご所望」お妙「憤ッッッ!!!!」

ズシャァッ

近藤「」チーン

390: 2011/02/09(水) 22:36:21.24
お妙「もう、みんなひどいわ。私に内緒で次回作の相談なんて」ニコ

銀時「いや、ひでーのはお前の所行だろ」

お妙「でも…そうね。あそこのラブスゴーリーは論外としても、歌あり踊りありっていうのはいいアイデアだわ。
次回作は女性陣による宝塚風ミュージカル作品でいきましょう!今こそダイヤモンドパフューム復活よ!」

ドM「フン、さっきの一発は貸しにしておくわよお妙さん」

月詠「そのためにわざわざわっちは呼ばれたのか…」

九兵衛「お妙ちゃん、男役は是非僕に。
普段から馴れているから。普段から馴れているから!」

東城「となると!私も女装してご一緒するのが自然な流れですな若ァ!!」

九兵衛「」スチャッ

ボカーン

東城「久しぶりの爆破ですぞ若ァァァ!!!!」

沖田「」スチャッ ボカーン

東城「二連発は効きますぞォォォ!!!?」

?「」ポイッ ボカーン

東城「まさかの三連撃ィィィ!!!?」

391: 2011/02/09(水) 22:39:12.79
新八「あの、人んち爆破すんの止めてくれませんか」

九兵衛「済まない、つい」

沖田「空気を読んだ結果でさァ」

ミサト「つか三発目誰よ?」

銀時「だいたい予想はつくけどな」

?「はーっはっはっはっはっ!
今さら再結成とは笑わせてくれるなダイヤモンドパフューム!」

九兵衛「お前は…!?」

ヅラ「その程度の歌唱力でメインを張れるとでも?その程度の可愛らしさでこの俺に勝てると思うてか九兵衛殿!?」

お妙「んだとコラ」

ヅラ「あの騒動より日々研鑽を重ね、カツラップのみならず新曲をもマスター!
更に新メンバーを加えた我々は最早無敵ングディンドンリングディンディンドン!」

九兵衛「いや、君のどこが可愛いというんだ」

土方「つーか誰だテメェ」

ヅラ「通りすがりのアイドルユニット・KAT-TURAだYO。
出るなら今しかねーZURA出るなら今しかねーZURA…」

エリザベス「…」[攘夷がJOY!JOYが攘夷!]

シンジ「KAT-TUNみてーな言い方すんなバカ」

ヅラ「カトゥーンじゃないカトゥーラだYO!」

ミサト「銀さーん、あの電波撃っちゃっていーい?」チャキッ

銀時「口動かす前に手ェ動かせ」

ミサト「よねー♪」パァンッ

392: 2011/02/09(水) 22:40:16.79
キィンッ

ミサト「なん…だと…」

ヅラ「フッ、紹介しよう。KAT-TURA新メンバー…」

?「A winter fairy is melting snow men♪
A winter fairy is melting snow men…♪
やあ、やっぱりまた会えたね碇シンジ君」

ヅラ「KAWORU殿だ」

シンジ「使徒ォォォ!?なにしてんのお前ェェェ!?」

カヲル「ふふ…歌はいいねぇ。歌は心を潤してくれる。
リリンが生み出した文化の極みだYO!」

シンジ「…うわやっちゃったよ」

ヅラ「おお!やはり俺が見込んだ通りだカヲル殿!」

カヲル「ふふっ、もちろんだよ桂さん。
…そうだいいアイデアを思いついた。
軽音楽に興味をもったエヴァ勢と僕たちがバンドを結成する、なんてシナリオはどうだろう?
タイトルはそう…『えばんげりおん!』」

近藤「いやまんまじゃん!?ひらがなにしただけじゃん!?

…アレ?つーか今桂って」

ヅラ「桂じゃないカトゥーラだ」

近藤「あ、スイマセン」

393: 2011/02/09(水) 22:43:02.41
トウジ「ちょい待ち!バンドやったらワイら地球防衛バンドがあるやないか!」

ケンスケ「ゲームの外伝とはいえガイナックス公認だしね!」

ギター「ってことは、俺はまたギターのコーチ役だな!」

マユミ「じゃあ、あの…私も出ていいんですか…?」

マナ「外伝がアリなら私にもチャンスはあるわよねっ!」

マリ「やーネルフのわんこ君、アタシの出番はまだかにゃー?」

シンジ「オメーらどっからわいて出た!?」

マヤ「あ、あの!私たちオペレーターにもスポットを当ててほしいんですが!?」

メガネ「最後までこんな名前表記じゃ納得できません!」

お登勢「お待ちよ!年寄りに席を譲ろうって気はないのかいアンタ達!」

キャサリン「私ナンテココマデ名前スラ出ナカッタンダゾコルァ!?
初スレノ最後ニ小娘ノコスプレヤッテ終ワッタンダゾコルァ!?」

アスカ「アンタか!?アタシがネコ耳だの団地妻だの言われ続けた原因アンタか!?」

たま「ボツになった私と源外様の参戦ルートを提案します。
それが駄目でしたらスナックお登勢従業員による魔法熟女シリーズの展開を」

新八「タマキュアはもういいって!?」

ハタ皇子「で、余の出番はまだかの」

綾波「あなた誰」

長谷川「あのー、俺だって次も出演してーんだけど?」

アスカ「アンタはこれでもかってくらい出たでしょうが!?
アタシなんかまだ案すら出してないのよ!?」

神楽「すっこんでろやダメヒロイン!またヘタレたフライトゥミーザムーン歌わせんぞコルァ!」

アスカ「よーし勝負だ表出ろァァ!!!?」

月詠「おい、もう帰っていいか」

ドM「なに?10位は戦線離脱?その程度のやる気で10位?笑わせるわねツッキー!」

月詠「何年越しで根にもっとるんじゃぬしは!?」

ギャーギャーギャーギャーギャーギャー

新八「…っ」ブチッ


新八「ハイ静粛にィィィィィィ!!!!!!!」

394: 2011/02/09(水) 22:45:09.42
シーン……


お妙「し、新ちゃん?」

アスカ「な、なによいきなり…」

神楽「…どしたネ新八。多感なお年頃にありがちな理由無き反抗アルか?ジェームスリスペクトアルか?」

新八「…全く…予想はしてましたけど、やっぱりグダグダのグズグズじゃないですか!
これでこの物語は最後なんですよ!?みんな恥ずかしくないんですか!?」

新八「だいたい自分達の出番のことばかり考えて!お互いの作品への配慮は!尊敬ってもんはないんですか!?
…銀魂とエヴァ。違う作品がクロスしたからこそここまでやってこれたんじゃないんですか。
相手への敬意なくして、クロスSSは成り立ちませんっ!!!!」

395: 2011/02/09(水) 22:46:32.20
アスカ「う…」

近藤「相手への、敬意か…」

お妙「…そうね」

ミサト「私達目先のことばかり…」

ヅラ「むう…」

九兵衛「反省せねばな…」

寿限無寿限無ウンコ投げ機一昨日の新ちゃんのパンツ新八の人生バルムンク=フェザリオンアイザック=シュナイダー三分の一の純情な感情の残った三分の二はさかむけが気になる感情裏切りは僕の名前をしっているようでしらないのを僕はしっている留守スルメめだかかずのここえだめめだか…このめだかはさっきとは違う奴だから池乃めだかの方だからラー油ゆうていみやおうきむこうぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺビチグソ丸「ウキィ…」

新八「いやいいから。
反省だからって律儀にウキィ一言のために出てこんでいいから」

396: 2011/02/09(水) 22:48:11.32
土方「それでメガネ。蒸し返すようだがオメーはどうまとめようってんだ。
このままじゃ」

新八「大丈夫です」

長谷川「つーと?」

綾波「考えが、あるの?」

新八「もちろん」

リツコ「聞かせて頂戴。どんな?」

新八「…」ニッ


新八「ここはやっぱり作品の看板!主人公二人にビシッと締めてもらいましょう!」

397: 2011/02/09(水) 22:49:29.79
神楽「…そうアルな!」

アスカ「それが一番ね」

ドM「ボウヤはさておき、銀さんが決めるんなら文句はないわ」

沖田「いいんじゃーねーですか」

綾波「…」コクコク

ヅラ「そういうことならば、大人しく退くとしよう」

月詠「落としどころとしては上出来じゃろう」

ミサト「うん、異議なし!」

新八「皆さん、よろしいですね!

…そういうことで、銀さん!シンジ君!」






398: 2011/02/09(水) 22:50:40.80
っメモ

[いいかげん長くなりそうなんで、飲みに行きます。終わったら教えて。銀・シ]





………

………………

……………………#####


新八「主人公狩りじゃあァァァァァァ!!!!!!!!!?」

エヴァ勢『狩って狩って狩りまくるんじゃァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!?』
銀魂勢『狩って狩って狩って売り飛ばすんじゃァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!?』

399: 2011/02/09(水) 22:52:54.81
プァー ガタンガタン……ガタンガタン……

シンジ「僕さァ。
二次創作とか工口同人とかさァ。そういうチャラついた活動嫌いなんだよね」ヒック

《河原・ガード下の屋台》

シンジ「だいたいエヴァの二次創作なんて世の中にどれだけ溢れかえってると思ってんの。僕が何回サキエル戦からやり直してると思ってんの。
本家は本家で学園ラブコメだのぷちだのファンタジーモノだのやりたい放題だし?
そもそも新劇場版?『え、また一から仕切り直し?本家が?』だからね?
工口同人に至っちゃもう誰だよお前ってくらいシンさん性欲魔人だからね?
正直もうウンザリだからね?」

銀時「あ、そ」ゴキュ

シンジ「それを調子こいて一年もこんなん書いちゃってさァ。
オチがつかないから何とかしろってさァ、ふっざけんじゃねーよっつー話ですよ。
結局泣きを見るのは僕達主人公なんですよ」

銀時「そだな」ゴキュゴキュ

シンジ「…つか銀さんなんでいちご牛乳ばっか飲んでんですか。僕の酒が飲めねーってんですか」ヒック

銀時「オメーが留守の間に色々あったんだよ聞くなバカ。
つかオメーはなんで当たり前のように飲んでんだ飲むなバカ」スパーン

400: 2011/02/09(水) 22:55:57.56
店主「お二人さんわかりますよ。あいつら全然わかってないよね。
SSは夢や希望でできてんじゃねーんだよ>>1が絞り出した妄想とか願望とかの先走り汁で出来てんだよ」

シンジ「あーご主人話わかるね」

店主「まあでもさ、グチってばかりいても仕方ねーよ。もう残りなんてあってないようなもんだからちゃっちゃとやる事やろうよ。
ここにさァ、読者から来た質問ハガキがいっぱいあるんだけども」

シンジ「え?
ちょっと…何?読者ハガキって…え?
ちょっとご主人何者?」

店主「えーペンネーム『ゲゲンドウて何だコピペぐらいまともにやれ』さんのハガキから」

銀時「アレ?ちょっと大将…なんか覚えがある。
会ったことない?なんかこの一年くらいずーっと」

店主「『シンジ君は小学生の時に家出して万事屋に流れ着いた事になっていますが、劇中の時間の流れは一体どうなっているんですか』」

シンジ「え?時間?」

401: 2011/02/09(水) 22:56:44.60
銀時「そいや神楽に追いついちまったな。あんなにガキだったのに」

シンジ「いやそれは…アレですよ。
途中ちょいちょいイボになったり後ろ毛伸ばしたりアニマったりしてうまいこと調整したんだよ」

銀時「いやアニマったって何だよ。アニをマったりしたら自分だけ年食えんだよ」

店主「まままま旦那。細かいことはさて置いて。
なるほど伝家の宝刀サザエさん方式な」

シンジ「サザエじゃねーよテレ東なんだから。
永遠の時を生きるピーターパン方式だよ」

店主「いやピーターパンだってハ●ス名作劇場なんだからフジじゃねーか。
だいたいいねーよこんな酒くせーピーターパン。ピーターのパンにもなれねーよいいとこピーターのパンツだよ」

シンジ「あ?オメーはピーターのパンツについてるウンコみたいなもんだろーが」

店主「あ?」

銀時「いちいちケンカすんじゃねーよ面倒くせーなウンコ共が」

シンジ「あ?」
店主「あ?」



銀時「」チッ
店主「」ペッ
シンジ「」パリン

402: 2011/02/09(水) 22:58:39.98
店主「……じゃあ2通目。
『改行もまともに出来ねーのかゲゲンドウ』さんから。
『帰りの電車の中でシンジ君が“久しぶりに吉原にも…”と言いかけていましたが、一体吉原に何をしに行くんですか。
その年で何で平然と吉原に行けるんですか』」

シンジ「…いや、吉原炎上編も参加してるシンジ君ですから僕は。そりゃ遊びにくらいは」

店主「『シンジ君は吉原に詳しいんですか吉原でどんな遊びを覚えたんですか。
最近はどこの店がオススメとかどこの店にカワイイ娘がいるとかありますか教えて下さい』」

シンジ「オイィィィどこに食いついてんの!?必氏すぎだろ!?
つか今書き足さなかった!?後半書き足さなかった!?」

403: 2011/02/09(水) 22:59:44.45
店主「で、実際どうなのそのへん」

銀時「ホンット油断もスキもねーなオメーは。いつの間にンなコネ作ったんだよ。
まさか違うところをコネクションしたりしてねーだろうなオイ」

シンジ「ねえさっきまで殺気飛ばし合ってた二人が何で意気投合してんの。バカなの?お前らバカなの?マダオなの?

…言っときますけど、あんたらが期待するようなことはしてませんよ?
ひのや…日輪さんとこでごはん食べたりとか、百華の詰め所にちょっとつまめる程度の差し入れ持っていったりする程度ですから」

店主「ホントかオイ?おなかいっぱいと見せかけてデザートは別腹~とか言っちゃうんじゃねーのか。
色んなアレをつまんだりつままれたりじゃねーのか」
銀時「差し入れってなんだコラ。何を差し入れるんだ。
ナニを差したり入れたりかコノヤロー」

シンジ「くたばれクズ共ォォォォォォ!!!?」

404: 2011/02/09(水) 23:01:12.19
シンジ「オイこれ読者のハガキじゃねーだろ書いてるヤツ。
つーかこれファンブックの書き下ろしそのまんまじゃねーか。
てめーアイツだろ」

店主「…別にそういう匂わすカンジのセリフとかいらないから。気づく奴だけ気づけばいいじゃん。
最後の最後でアピールうぜえって思われんじゃん。出たがりウゼーって思われんじゃん」

銀時「ウゼーって思われたくないなら出てくんなや」

店主「ちげーよ本当は劇場版と同じ終わらせ方したかったんだよ。
エリザベスが[もうなにもやんないよ]ってやってるAAが見つかんなかったんだよ」

銀時「だからってパクっていい理由になると思ってんのかてめーは」

店主「パクりじゃねーよオマージュだよ。空知リスペクトだよ。
だいたいオメーだって劇場版ラストのセリフ空知のパクってたじゃねーか。久々ファンブック読んでようやく気づいたわボケが」

銀時「あ?俺はいいに決まってんだろボケが」



銀時「…」ガシャァァ
店主「…」ドゴッ

シンジ「何なんだよコイツらめんどくせーよ。ホンットめんどくせーよ」

405: 2011/02/09(水) 23:03:02.43
店主「…えー、じゃあ3通目。
『だけど正直フライトゥミーザムーンは自分でもなかったと思うアスカの歌う残酷な天使のテーゼくらいなかったと思う』さんから」

銀時「オイお前それハガキ全部自分で書いたろ全部お前の気持ちじゃねーか」
店主「うるっさいしゃべんな」

シンジ「サラッとアスカの歌ディスってんじゃねーよファンに殺されてーのか。
まあ確かに綾波がうますぎてギャップはあったけども」
店主「うるっさいしゃべんな。

…『劇中ではキーアイテムのチェロとS-DATが一度も出てきていませんが、アレはどうしたんですか』」

シンジ「あんなんハードオフに売り飛ばs」
店主「うるっさいしゃべんな」


シンジ「ちょ、何?質問しといて何?ケンカ売ってんの?やる?言っとくけどお前なんか一発だよ僕?」

店主「いやいや何言ってんの?お前の一発より俺の一発のほうがデカいからね?
俺なんかその気になればお前ら一発で消し去ることも可能だからね?指先一つでダウンだからね?
全部電車ん中でシンジが見てた夢オチにすることも可能だからね?何?またサキエル戦からやり直したいの?」

シンジ「上等だよお前のほうこそ完全に一発だからね?一発屋だからね?
だいたいお前さァ、まとめサイトに載ったからってちょっと調子こきすぎじゃねーの?僕達いなくなったらお前の存在価値なんて形象崩壊だよ?」

銀時「つーかこのスレ終わったらお前どーすんの?またROM専に逆戻り?」

店主「いやVIPに帰るもん。
VIPに帰って新ジャンルスレの復興に力尽くすもん」

銀時「新ジャンルとか終わってるってお前も終わりだって」

店主「終わりじゃねーよまだ始まってもいねーよ」

シンジ「パクんなっつってんだろが。
だいたいもしもしは規制されっぱなしでROMるしかできねーって。
●も持ってねー携帯はスレも立てらんねーっつー話だよ」

店主「もう規制解除されてますぅ~、チンタラ書いてる間に解除されちゃいました~」

銀時「それお前がもっさりしてただけだろが」

406: 2011/02/09(水) 23:04:22.81


店主「はァ~…正直ガッカリだわ。
もう少しまともな連中と思ってたのにただのチンピラとムカつくガキじゃん」

シンジ「いや僕も正直色々冷めたわ」ガタッ

銀時「やめだやめやめ。けーんぞ」ガタッ

シンジ「はーい」

店主「あばよ!!二度と来んじゃねーぞ!」



「こんなトコロでグチなんかこぼしてる暇…

お前らにはないんだから!」

407: 2011/02/09(水) 23:05:13.16
《河原・なにもないガード下》

シンジ「…」
銀時「…」


Qもアニメ第二期も
がんばって
二人とも



銀・シ「「あいつ…」」


おわり

413: 2011/02/09(水) 23:14:33.58
一年間ありがとうございました

このあとhtml化申請すればいいんですよね


つかあとがき的なものとかなんか書いたほうがいいのかこれ

417: 2011/02/09(水) 23:42:26.39
乙なのである。
全裸緊縛待機の一年間が終わったのである。

418: 2011/02/09(水) 23:56:07.67
やっぱりダラダラ書きます

改めて長いことお付き合いいただいて本当にありがとうございました。
この一年で何より思い知ったのは
「ああ、やっぱ空知ハンパねえわ」
ということでね。
一週間でなにもないところから話作り上げてセリフまわし考えて絵まで描くって尋常じゃない作業だからね。それを毎週やってのける空知は天才だわと。
アニメスタッフが「本当の空知節は空知本人にしかできない」って言ってたそうだけどその通りだわと。
第二期楽しみだわと。

>>408
源外のじーさんとこに持っていって下さい。
MNWに繋がります。

419: 2011/02/10(木) 00:06:32.85
最初は「銀魂のギャグやシリアスでエヴァの重たい展開ぶち壊したい」から始まったこのSSですが、途中エヴァにだいぶひっぱられたわけですよ。やっぱりいくら補正かかったシンジ君でも高杉みたいに全てぶち壊せはしなかったわけで。
ひっぱられるのを素直にエヴァの引力に従ったらうまいこと話が進みましたね。
「アレ?エヴァのいいとこ取りしつつ銀魂で進行できんじゃね?逆も可なんじゃね?」という感じで。
ぱっつぁんが言ってたように互いの作品に敬意払わないとクロスSSは書けないんだなと思い知りました。

>>415
了解。しばらくニヤニヤ眺めて悦に入ってから申請出します。

420: 2011/02/10(木) 00:15:33.34
あとね、誰かが「ハードル上げて申し訳ない」みたいなことをおっしゃってましたが大丈夫です。ハッタリです。
脳内で大筋の設定は出来てました。ああちゃんとそこまで突っ込んで読んでくれるならバッチリ掘り下げて書いても大丈夫だなと。
まあそのへんのアレに加えて仕事のせいで投下ペースはバッチリ遅れましたすいません。マジすいません。

>>417
初期から本当にお疲れ様でした。
だが紳士の嗜みとして靴下ははけと言った筈だコノヤロー。

421: 2011/02/10(木) 00:27:03.61
>>416
仲がいいというか向こうの>>1さんは銀魂SSの先輩だからね。マジハンパねえからね。こっちのネタ振り見事に返されたからね。ひぐらしとか面白すぎんだろオイだからね。
まあ遠慮なくネタに使わせてもらいましたが。
こっちが一作仕上げるのにヒーヒー言ってるのに、三作四作書き上げられた日にはもうショックなんてレベルじゃなかったね。
クラス替えした直後に担任が
「よーし、じゃあみんな自己紹介と一緒に好きなAVのジャンルを語ってもらおうか」
とか言っちゃうぐらいの衝撃だったね。
「好きなジャンルは露出緊縛モノです」
とかクラス1の美少女に言われちゃうぐらいの衝撃だったね。

ちなみに僕は着衣ローションものが大好きです。

423: 2011/02/10(木) 00:46:55.68
あとね、銀魂慣れしてる方なら大丈夫でしょうけど次回作予告からは全部おまけですので。
一流の食材を惜しげもなく使った食品サンプルですので。張りぼてですので。
書く予定は全くありませんので悪しからず。むしろ書きたい方がいらしたら遠慮なく持っていって下さい。次は全然決まってません。つか次書けんのかオイ。
一発屋で終わる気もしますが今んとこわかりません。新ジャンル関係で何か書きたいともチラッと思いますし。
そんなわけで

ゲンドウ「そうだ。久しぶりだなシンジ」シンジ「…長谷川さん?」

はおしまいです。多分このあとシンジ君は銀さんたちと一緒に高杉や春雨と氏闘を繰り広げたりするんでしょう。
ン年後には向こうで万事屋開業して両隣には赤と青の女の子が押しかけ助手をやったりしてるんじゃないかな、とか妄想して悶えればいいんじゃないかな、と僕は思いました、マル
アレ?作文?

本当にご愛読ありがとうございました。
以前投下して頂いた絵はちゃんと保管してあります。

縁がありましたら、また。

435: 2011/02/17(木) 00:21:07.17
今更ですが>>1乙
そして、長い間お疲れ様でした。
またお会いできることを期待しています。

引用元: ゲンドウ「そうだ。久しぶりだなシンジ」シンジ「…長谷川さん?」4スレ目