1: 2014/12/18(木) 07:58:47.86

唯「唐突に何を言いだすかなー、この子は…」


ゆずこ「いやなんかね、唯ちゃんに…私の子供産んでほしいなって、そう思っちゃってね!」

縁「おおー」

唯「…………うわぁ…」

ゆずこ「なんていうかね、なんていうかね…」

ゆずこ「突然!唯ちゃんのこと妊娠させたくなっちゃったの!!」ハァハァ

縁「おおおーっ」

ゴチンッ

唯「そんなでっかい声出すな!恥ずかしいだろ!」

ゆずこ「ご、ごめん…」ヒリヒリ


https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418857127

2: 2014/12/18(木) 08:00:39.48

縁「でもいいよね~…赤ちゃんって」

ゆずこ「ね~、可愛いよね~」

縁「ちいさくて…ふわふわ~ってしてて」

ゆずこ「眺めてるだけで幸せな気分になっちゃうよね~」

縁「ね~」

唯「……まあ、そこはあたしも否定しないけどさ」

縁「わたしも見てみたいな~…ゆいちゃんの赤ちゃん」

ゆずこ「ね!見てみたいよね!唯ちゃんの赤ちゃん!」

唯「おい!」

ゆずこ「だいじょうぶだって、わたしちゃーんと育児とか手伝うし!」

縁「ゆずちゃんはいいお父さんだね~」

ゆずこ「フフーン、わたしってば超イクメンってやつ?」キラーン

唯「いやいやいやそういう問題じゃないから!」


3: 2014/12/18(木) 08:02:24.40

ゆずこ「えへへ、ごめーんちゃい♪」

唯「謝る気ゼロだろおまえ…ったくもう」


縁「……ん~~、うぁ……わたし…今思ったんだけどね」

唯「ん、どうしかした?縁」

縁「うん、わたしね…ゆいちゃんの赤ちゃん産みたい、かも」

唯「え゛っ」

ゆずこ「なんと!」


縁「えへへへへ~」

唯「……えぇ~~…………」


4: 2014/12/18(木) 08:04:25.85

唯「……はぁ~、なんでお前らそういう結論に達するかな…」

ゆずこ「いやははは、そんなに褒められると照れますなぁ」

縁「照れますなぁ」

ゆい「褒めてないっつーの」コツンッ

ゆずこ「あやっ…」


縁「…でもね、話きいてて…わたしいま想像してみたんだけど」

縁「こうね、もしもお腹の中にゆいちゃんの赤ちゃんがいてくれたら~…なんだか」

縁「すっごく…ほわ~って気分になれるような気がしたんだ~」

ゆずこ「なるほど、確かに言われてみればそうかもしんない!」

唯「……」

唯(なんだろう、聞いてるだけですっごく恥ずかしくなってきた////)カァー

縁「こんにちわ~、わたしがあなたのママですよ~」ナデナデ

ゆずこ「いいお母さんだね~」

縁「えへへへへへ~////」

唯「そこ!お腹ナデナデしない!」

縁「ええ~」

唯「え~、じゃない!」


5: 2014/12/18(木) 08:05:53.25

ゆずこ「よし、じゃあここはわたしも縁ちゃんの赤ちゃん産むよ!バランスを考えて!」

縁「ほんとに?ありがと~ゆずちゃん、なんか嬉し~♪」

唯「何のバランスだよ…」

ゆずこ「ええ~?だってこれで丁度いいじゃーん、ね~♪」

縁「ね~♪」

唯「通じ合うなよお前ら」


ゆずこ「わたしが縁ちゃんの赤ちゃんを産んで、縁ちゃんが唯ちゃんの赤ちゃんを産んで…」

ゆずこ「唯ちゃんがわたしの赤ちゃんを!産めばいいんじゃないかな!?かな!!」クワッ

唯「うるさっ!力込めて言うなって、だから!」

ゆずこ「これがホントの"ザ・マタニティートライアングル"!!」ピカーン

縁「トライアングル…なんかカッコいい!」

唯「そんな言葉はありません!家庭が複雑になるので却下」

ゆずこ「ええ~~…」

縁「ええ~~…」

唯「なんでそんなに残念そうなんだ…こっちが『え~…』って言いたいっての」


6: 2014/12/18(木) 08:07:16.15

ゆずこ「だって、一人が三人ずつ産んだら全部で九人でしょ?そしたら野球チームが作れるじゃん?」

縁「ホントだー!すごいねゆずちゃん」

唯「まあそうだけど……そうなのか?」

唯(いかん、なんかあたしまで混乱してきた…)

ゆずこ「そしたら、わたし監督やるし!へい!ピッチャーびびってるよー!」

縁「じゃあわたしはみんなの分のお弁当がんばって作るから~…ゆいちゃんは」

ゆずこ「もちろん、チアガールだよね!」

唯「なんでだよアホか!あたしがチアガールなんて、似合わないだろ」

ゆずこ「いいじゃないか母さん、わたしは母さんのチア姿、見てみたいな」

唯「母さんいうな」

縁「がんばって~お父さ~ん」

唯「お父さんいうな!ってかもうわけわからん!!」


7: 2014/12/18(木) 08:09:11.34

縁「あっ!でもそういえば」

唯「…今度はなんだよ」

縁「チーム一つだけじゃ、試合できないよね~?」

ゆずこ「あ、それもそっか…どうしよ」

唯「ん、まあそのときは…どこかよそのチームを探せばいいだろ、そもそもそんな機会はないけどな」


ゆずこ「う~ん……あっそうだ!あいちゃん達に頼めばいっか!」

唯「なっ!?」

縁「おお~、ナイス名案かも~それって」

ゆずこ「あっちも三人だし、一人三人ずつ頼めばいいんだよね」

ゆずこ「早速メールしてみよーっと」カコカコ


唯「だから!そういうことに相川さんを巻き込むなって!」


8: 2014/12/18(木) 08:11:09.91
ーー


ピロリロリーン♪

千穂「?…あれ、野々原さんからメールだ、なんだろう…」ポチポチ

『こんどみんなで野球しよーぜ♪』

千穂「野球?…なんでまた突然、私野球ってしたことないけど……」

千穂「…って、あれ?続きがある」ポチポチ


『P.S. あいちゃんは誰の赤ちゃん産みたい?』


千穂「あっ?!あ、あか…あ……赤ちゃん!?…////」カァー


9: 2014/12/18(木) 08:13:01.00

ゆずこ「おっ、あいちゃんから返事きたー」

縁「あいちゃんなんてー?」

ゆずこ「ふむ…『野球は苦手です。あとそういう予定はまだ特にないです。』だって」

唯「お前、明日ちゃんと相川さんに謝れよ?絶対だぞ」

ゆずこ「えー、なんで??」


唯「あ・や・ま・れ……でないともう一生口きいてやらないからな」ギロリ

ゆずこ「分かりました!謹んでお詫び申し上げさせていただきます!!」ズザザッ

唯「ならばよし」

縁「ゆずちゃんは素直だね~」

唯「若干、捻くれてるけどな…」

10: 2014/12/18(木) 08:14:01.13
本日のテーマ『野球』

唯「ええ~、あの流れから今日のテーマこれとか…なんか」

縁「親戚のおじさんたちって、会うといっつも野球の話してるかも…それとあとお相撲さんとか」

唯「あー、確かにそういうイメージあるよな野球って」


ゆずこ「そういえばさ、スポーツ選手とかってよく年俸何億~とかっていわれてるけど」

唯「うん」

ゆずこ「年俸ってなに?年収となんか違うの?」

縁「あー…そういえば」

唯「えーっと…ちょっと待って」


唯「年俸ってのはつまりは、企業…球団から貰う給料の一年分で、年収にはそれ以外のものも加算する…だって」

縁「それ以外って?」

唯「だからまあ、スポーツ選手ならテレビ出演した時なんかのギャラとかだろうな」

ゆずこ「つまり有名になればなるほど、CMやバラエティに引っ張りだこでよりお金がガッポガッポってことですか!ゆいちゃん!」

唯「ま、まあそういうことだろうな、たぶん」

11: 2014/12/18(木) 08:16:49.32

ゆずこ「いいないいな~、プロ野球選手いいな~」

唯「でもそんな大成功してるっていう人はごく一部だから、苦労してる人だって沢山いるはずだし」

縁「ゆずちゃんは、将来野球選手の人と結婚したいの?」


ゆずこ「え?あ~……う~~ん…」チラッ

唯「ん、なんだよ」

ゆずこ「唯ちゃん、将来野球選手とか興味ない?」

唯「何だよ急に、その流れだとあたしと結婚したいみたいな話になるだろーが!また!」

ゆずこ「えっ?!したくないの!?」

唯「ねえよ!!」

ゆずこ「がーんっ!!!」


ゆずこ「ゆ、ゆかりちゃぁん…」ポロポロ

縁「よしよし、泣かない泣かない…泣かないで~」ナデナデ

唯「面倒くせえ奴ら…」


12: 2014/12/18(木) 08:19:08.29

ゆずこ「ぐすっ……ふんだ、だいたいわたし野球とかよく分かんないし、意味わかんないし」

唯「いや見てれば大体わかるだろ、こうピッチャーがボール投げたらそれを打って…」

ゆずこ「そこなんだよね、あのさあ…ピッチャーって結局、バッターに打たれたくないんだよね?」

唯「まあ、そうだな…」

ゆずこ「だったらさ、ボール投げなきゃいいじゃん、なんで投げんの?」

唯「投げなきゃ試合始まんないからだよ!」

縁「!…なんかわたし、それすごくわかる気がする!」

唯「あー…分かっちゃったか、この話めんどくさそうだな」


ゆずこ「バッターでもさ、もうみんな盗塁してでも帰ってこいホームに帰ってこい!とかいうけどさあ」

唯「あー、うん…」

ゆずこ「だったら、塁とか出なきゃいいじゃん!変に走るから戻ってこられなくなるんだよ」

唯「言うと思ったわ!それじゃ点が入らないだろうが点が!」

ゆずこ「もうずっとそこベンチにいろって、行くなー!って監督もさ」


縁「!……!!」コクコク

唯「ああもう、縁もそんな分かったアピールしなくても縁が分かったの分かったから…」


13: 2014/12/18(木) 08:20:25.11

ゆずこ「だから、ピッチャーがボールを投げなければ打たれないし、バッターも進塁しなければいいんだよ」

ゆずこ「そーすればみんなが幸せ、誰も手を出さなければ世界はもっと平和になるんだよ!」

ゆずこ「ねっ!」ドヤッ


唯「上手いこといったつもりかもしらんが多分観客席はブーイングの嵐だぞ、それだと」

縁「まるで猪木 対 ベイダーだね~」


ゆずこ「……ほぇ?べい?」

唯「ごめん縁、それ私分かんないわ」

縁「え~!?」ガーン


14: 2014/12/18(木) 08:22:18.31

今日のまとめ
『野球は
世界平和がいいです!!

あと唯ちゃんは三児の母』


唯「またぼんやりとしたまとめだな……あ、あと後半のは消すから」

ゆずこ「えー!ここ重要!ここ今日で一番重要なとこだから!」

唯「知らん、消す」

縁「そんなご無体な~!」

ゆずこ「どうか見逃しておくんなまし!」

唯「ええい!何時代だお前ら鬱陶しい!!」

ゴシゴシゴシゴシ

「「あ~!…あ~あ」」

15: 2014/12/18(木) 08:23:57.32
ーー


ゆずこ「どうもこんにちは、私…日向ゆずこです」

縁「どうもご丁寧に~、櫟井縁です」

唯「……じゃああたしは、野々原唯?ってなんかすごい違和感だな」


ゆずこ「みんなで苗字変えっこしたらわけわかんなくなっちゃったね」

縁「ね~♪」

唯「……はぁ、今日も一日…つっかれたなぁ…」

ゆずこ「そうだね、みんなでお父さんになったりお母さんになったり…」

縁「ね~♪」



ゆずこ「……ま、女同士じゃ赤ちゃんは出来ないんですけどね、どの道」

唯「それ、お前が言っちゃうのかよ…」

縁「なんか…夢が覚めちゃったね~」

ゆずこ「すべては幻想だったのだよ、縁クン」

唯「妄想の間違いだろ、それをいうなら」

16: 2014/12/18(木) 08:26:11.42
ーーー
ーー



ふみ「……あ、なあ佳よ…じつは折り入ってお願いがあるんだが」

佳「あん?なんだよ改まって…」


ふみ「ちょっと、私の赤ちゃん産んではくれまいか?」

千穂「っ!?…げほっげほっ!…////」

佳「は、はァ!?」

ふみ「もちろん冗談だが、もしかして本気にした?」

佳「なっ、んなわけないだろ!バーーカ!!」



終わり

17: 2014/12/18(木) 08:28:57.36
以上思いつき小ネタ、思ったよりだいぶ短くまとまっちまった。
原作に似たような話ありそう、あと唯にデレが足りないな

依頼出す。

18: 2014/12/18(木) 08:37:47.70

19: 2014/12/18(木) 09:13:35.44
よい働きであった

22: 2014/12/18(木) 18:46:11.29
なんだこれ…なんでこんな脳内再生余裕なんだ…

引用元: ゆずこ「唯ちゃんに産んでほしいかな~って」唯「は?」縁「?」