2:◆CcW4KPdZhU 2016/05/04(水) 23:39:12.31 ID:vdLQSDAt0
八幡(...思いの外ベタベタするタイプだった)

雪乃「比企谷くん、どうかしたのかしら?」

八幡「ああ、いや、その...近くね?」

雪乃「折角あなたの家にお邪魔しているのだから、当然でしょう。それとも、私みたいな美少女に近づかれるのは嫌かしら?」

八幡「嫌とかそういうんじゃなくて...恥ずかしいんだよ」

雪乃「あら、恥ずかしがってる比企谷くん...可愛いわよ」

八幡「...男が可愛いって言われても嬉しくねえよ」

雪乃「そうね。喜んでたら引くところだったわ」

八幡「でしょうね」

雪乃「まあ、そんなことどうだっていいわ。それより---」

トタトタトタ

雪乃「...」サササッ

八幡(あ...少し間を開けた)



3: 2016/05/04(水) 23:39:42.86
コンコン

小町「雪乃さん、入ってもいいですか?」

雪乃「ええ。どうぞ」

小町「失礼しま~す」ガチャ

八幡「俺には確認取らないのな」

小町「?」

八幡「いや、もういい。 『このごみいちゃん何言ってんの?』みたいな表情しなくていいから」

小町「あ、そう。雪乃さん、ケーキとコーヒーここに置いときますね」

雪乃「ごめんなさい。お気遣いなく」

小町「いえいえ。将来のお義姉ちゃんなんですから、気にしないでください! では、ごゆっくり~」パタン

トタトタトタ

八幡「...やっぱ人前では恥ずかしいんだな」

雪乃「ええ...流石に」

八幡「二人きりの時は?」

雪乃「そうね...全く恥ずかしくないわけじゃないけど」

八幡「けど?」

雪乃「そんなことどうだっていいくらい、あなたにくっつきたい」

八幡(...可愛らしい表情でそんなこと言うなよ)///

4: 2016/05/04(水) 23:40:08.29
雪乃「ねえ、比企谷くん」

八幡「何だ?」

雪乃「後ろからハグして欲しいのだけれど」

八幡「...マジ?」

雪乃「ええ」

八幡「...」

雪乃「...」

八幡「...じゃあ、こっち来い」

雪乃「ふふ...ありがとう」ゴソゴソ

八幡「っとと...」

雪乃「ほら、来たわよ。ギュッとしなさい」

八幡「...はいはい」ギュッ

雪乃「...ふふふ」

八幡(こいつもこいつだけど...それに付き合う俺も俺だよなあ)

八幡「...」

雪乃「あら、突然無言になってどうしたの?」

八幡「ああ...お前、髪綺麗だな。近くで見たらより感じた」

雪乃「ふうん...」

八幡「...? 気に触ったんなら...謝る」

雪乃「いえ、違うの。そうじゃなくて...」

八幡「?」

雪乃「綺麗なのは、髪だけなのかしら?」

八幡「...え、それ俺に言わせる?」

雪乃「そうじゃなかったら誰に言わせるの? それに、あなた以外の誰かから聞いても、特別嬉しくも何ともないわ」

八幡「...髪だけじゃねえよ」

雪乃「というと?」

八幡「目も鼻も、口も...腕も、足も、とにかく全部だよ。...こんなこと言わせんな」///

雪乃「ごめんなさい。でも...やっぱり聞けて良かったわ」ギュー

八幡「...そうかい」

5: 2016/05/04(水) 23:40:35.01
八幡「...ってかさ」

雪乃「ええ」

八幡「今の俺の台詞、明らかに変態のそれだぞ」

雪乃「...なるほど。確かにそうね」

八幡「だよな」

雪乃「私は変態と付き合う趣味は無いわよ」

八幡「お前が言わせたのに?」

雪乃「ええ」

八幡「えぇ...?」

雪乃「でも、例外もあるから大丈夫よ」

八幡「...さいですか」

雪乃「それに、私も似たようなこと思っているから」

八幡「は...?」

雪乃「目は濁りきっているし、口元は歪に引き攣るし、体はこれといって引き締まったものではないけれど...」

八幡「悪口じゃねえか」

雪乃「最後まで聞きなさい。...それでも、そんなあなたが大好きだから」

八幡「...ありがとよ」

雪乃「いいえ」

八幡「でも...なんか今のだと、俺が面食い野郎みたいじゃないか?」

雪乃「あら、比企谷くん...そんな男だとは思ってなかったわ」

八幡「いや、だから違うからね?」

雪乃「ふふふ...じゃあ、そういうことにしてあげるわ」

八幡「はいはい、どーも」

6: 2016/05/04(水) 23:41:02.14
八幡「そろそろケーキ食うか」

雪乃「そうね」

八・雪「いただきます」

八幡「...」モグモグ

雪乃「...美味しいわ」モグモグ

八幡「なら良かった。そう言えば、いつもはどんなケーキ食ってんの?」

雪乃「どんな...とは?」

八幡「なんかこう...豪華なのとか?」

雪乃「そんな特別なものではないわ。普通のお店で買ったり、自分で買ったり...」

八幡「ふうん、そういうもんか」

雪乃「ええ。もっと凄い物を食べていると思った?」

八幡「ああ、まあな---ん?」

雪乃「何かしら?」

八幡「口の横、ケーキ付いてんぞ」

雪乃「あらそう。...ん」

八幡「え?」

雪乃「ん」

八幡「...」ヒョイ パク

雪乃「...」

八幡「...何だよ。 恥ずかしいのにやったんだぞ?」

雪乃「...別に」ムスッ

八幡「え、いや何だよ」

雪乃「...お手本を見せてあげるわ。口の横にケーキを付けなさい」

八幡「えぇ...」

ゴソゴソ

八幡「ほら...これでいいか?」

雪乃「ええ...」

八幡「? 何だよ、早くしろよ」

雪乃「...動くんじゃないわよ」

八幡「は? 何言って---」

ペロッ

八幡「っ!? ちょ、お前...!?」

雪乃「...これくらいやりなさい」///

八幡「マ...マジで?」

雪乃「当然じゃない」

ガサゴソ

雪乃「ほら...あなたも」

八幡「...分かったよ」

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7: 2016/05/04(水) 23:41:30.21

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雪乃「ちゅ、はむ...ん、んむ...」

雪乃「はあはあ...比企谷くん...」

八幡「どうした?」

雪乃「ここからは...ベッドで」

八幡「おう...」

ギシッ ギシ


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12: 2016/05/04(水) 23:43:44.81
八幡「悪かったな...結局、お前のこと気持ちよくさせてやれなかったし、俺ばっかり」

雪乃「いいのよ。いつもは私ばっかりなんだから。...それより、あなただって、そろそろ本番をしたいんじゃないの?」

八幡「だから、何回も言ってんだろ。したいけど、高校卒業するまではしないって」

雪乃「ふふ...ありがとう。でもね、比企谷くん」

八幡「何だ?」

雪乃「私だってしたいのだから...大学生になったら、たっぷりしてもらうわよ?」

八幡「...気絶させるまでしてやるよ」

雪乃「ええ...楽しみね」ギュッ

13: 2016/05/04(水) 23:44:59.73
以上です
前回はるのんを書いていた時、ゆきのんともイチャコラしたいなと思ったので、衝動的に書きました
後悔はしてません
ご覧いただきありがとうございました

14: 2016/05/04(水) 23:54:14.41
乙です

引用元: 八幡「雪ノ下と付き合い始めたわけだが」