1: 2016/03/03(木) 20:43:05.075 et
友奈「すみません、ちょっと遅れました!」

風「お疲れ―友奈、別にメールしてくれたんだし気にしなくて良いわよ」

園子「ゆーゆ、この前の子とお話してたの?」

樹「あ、ラブレターの時の……」

友奈「うん、そうなんだ。何か私たちって思ったよりも相性が良いみたいで、つい話もはずんじゃうんだよねー」

夏凜「で、でも、その子って友奈のこと……す、好き……なのよね?」

2: 2016/03/03(木) 20:44:39.314 et
友奈「うーん、そうなのかな? 話してる限りでは普通にお友達として接してくれてるみたいだけど……」

東郷「……これは由々しき事態ね」

風「東郷?」

夏凜「そうね……女同士だからと思って甘く見てたけど、女同士だからこそライバルたりえるのかもしれないわ」

園子「相変わらずゆーゆは愛されてるね~」

樹「ふふっ、友奈さんは魅力的な方ですからね」

園子「おや、もしかしていっつんも?」キラキラ

7: 2016/03/03(木) 20:47:45.877 et
風「こら乃木、うちの妹を妙な道に引きずり込まない」

園子「じゃあ、この中で付き合うとしたら誰が良い~?」

樹「ええっ!? う、うーん……」

風「いい加減にせいっ」ポスッ

園子「あうっ」

9: 2016/03/03(木) 20:50:15.400 et
ピロリロリン


友奈「あ、私みたいです。えーとなになに、『ちょっと私そびれたものがあるから校舎裏に来てくれませんか?』か……」

風「例の子から呼び出し?」

友奈「えっと、そうみたいです。来たばっかりで申し訳ないですけど、ちょっと行ってきますね!」

風「あいよー」

12: 2016/03/03(木) 20:52:14.248 et
………


東郷「すみません風先輩、ちょっと急用が」

夏凜「私も絶対外せない予定が入ったわ」

風「アンタら分かりやすいな…」

園子「面白そうだね~。いっつーも一緒に行く~?」

樹「え、ええと……」

風「はあ、しゃ~ない。ちょっと皆で友奈の様子を見守ってくるとしますか」


………

16: 2016/03/03(木) 20:55:55.368 et
友奈「お待たせ~」

*「ごめんね友奈ちゃん、急に呼び出して」

友奈「ううん、大丈夫だよ。それで、私に渡したいものがあるんだっけ?」

*「うん。別に明日でも良かったんだけど、出来れば早めに受け取って欲しかったから」

友奈「そうなんだ~。なんだろう、わくわく!」

17: 2016/03/03(木) 20:57:56.812 et
~~~~
東郷「きっと邪なものに違いないわ。可及的速やかにその場から立ち去るべきよ、友奈ちゃん」

夏凜「大丈夫よ東郷、もし変なものだったら私が音速で友奈を守るから」

風「私にはアンタらの方がよっぽど危ない人に見えるけどね」

園子「婚姻届だったりして~」

樹「えぇっ!? 友奈さん結婚しちゃうんですか!?」

風「いや、ないない」

東郷「もしそうだったら光の速さで婚姻届を切り刻むから安心して」

樹「あ、でもうちの国じゃまだ同性婚認められてませんよね?」

夏凜「なら安心か」

風「あー、なんかもうツッこむのも疲れてきたわー」

20: 2016/03/03(木) 21:02:58.092 et
園子「その辺は大丈夫だよ~。神樹様のご加護で女の子同士での生殖が可能になってるから~。
    もちろん、勇者に選ばれた経験がある女の子限定だけどね~」

東郷「そ、そうなのそのっち!?」

夏凜「ちょっ、今すぐ詳細を聞かせなさい!」

園子「詳細と言われると説明に困るけど、簡単に言うと、性交渉の際任意に男性の生殖器みたいなのが生やせるらしいよ~」

東郷「ゆ、友奈ちゃんに種付けッ…!!」ブバッ

夏凜「ちょっ、東郷、鼻血鼻血…!!」ダラー

23: 2016/03/03(木) 21:05:25.730 et
風「……一応聞くけど、冗談よね? 」

園子「私は必要のない嘘はつかない主義なので~」

樹「あ、あの……」

園子「残念ながら、近親者の間での子作りは神樹様でも遺伝的にNGみたいだね~」

樹「そ、そうですか……」シュン

風(こ、これは姉としてどう反応するべきなの…!?)

樹(ナラヤッパリユウナサント……)
~~~~

24: 2016/03/03(木) 21:08:21.070 et
友奈「こ、これは……!!」

*「うん、行き付けのお店で買った髪飾り。友奈ちゃんにならきっと似合うと思って……」

友奈「ありがとう、とっても嬉しいよ! 一生大事にするね!!」

*「そ、そんなに喜んで貰えて嬉しいな。アトコウハンノセリフハベツノキカイニトッテオイテクレルト……」

友奈「うーん」

*「どうかしたの?」

友奈「あ、えとね、私ばっかり貰ってばかりで悪いから何かお返しできないかなーって」

*「そんなの別に気にしなくていいんだよ?」

友奈「そうもいかないよ~。あ、それなら」

*「え?」


チュッ


友奈「えへへ、ほっぺにだけど。いつも私と仲良くしてくれてありがとね!」

*「……う、うん////」プシュー

26: 2016/03/03(木) 21:11:56.291 et
友奈「さてと、そろそろ部室に戻らなきゃ……って、あれ?」

園子「あ、ゆーゆおかえり~。お話は終わったの~?」

友奈「うん、髪飾りプレゼントされちゃった。というか、何で皆こんなところに? それとそこに鼻血流してる人が約2名…」

園子「あはは~、実はかくかくしかじかでゆーゆの様子見守るつもりが、それどころじゃなくなっちゃったんだよ~」

東郷「ゆ、友奈ちゃん、子供の名前はもう考えてあるからね……」ダラダラ

夏凜「ど、どうしよう、そういう知識興味無かったからちゃんと勉強しないとまずいわよね……」ダラダラ

友奈「???」

樹「お、お姉ちゃん……ヒニンスレバダイジョウブダヨネ?」

風「」

園子「フフフ、また良い小説が書けそうで何よりだよ~」キラキラ



27: 2016/03/03(木) 21:13:37.288 et
乙乙
友奈ちゃんマジ魔性の女

28: 2016/03/03(木) 21:14:33.095 et

引用元: 風「ラブレターの時の子から呼び出し?」 友奈「そうみたいです」