1: 2012/12/25(火) 22:23:44.85

-12月-

ちひろ「はぁ・・もうすっかり寒くなったわねぇ」

ちひろ「プロデューサーさん大丈夫かしら…」

P「ただ今戻りましたー!う”ーっ、さすがに寒い!」

ちひろ「あ、おかえりなさい!プロデューサーさん!」

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356441824

2: 2012/12/25(火) 22:33:26.79
P「いやー、事務所の中はあったかくていいなあ」

ちひろ「ふふっ、寒い中ご苦労様でした」

P「ありがとうございます。ホント今日みたいな日は営業も楽じゃありませんよ」

ちひろ「はいはい、じゃあコーヒーでも淹れましょうか」

P「おっ、ありがとうございます」

ちひろ「砂糖は2つでしたよね?」

P「はい、それでお願いします」

ちひろ「ちょっと待っててくださいね、すぐに淹れてきますから」

3: 2012/12/25(火) 22:53:14.45
P「じゃ俺はその間にっと....」




P「......」カタカタ

ちひろ「ハーイ、お待たせしました♪」

P「あっ、ありがとうございます」ズズズ

P「ふーっ生き返るー」

4: 2012/12/25(火) 23:11:58.31
ちひろ「最近のプロデューサーさんはやけに頑張ってますね」

P「そうですね、次のライブも近いし、うちのアイドル達も仕事が増えてきてるし」

ちひろ「みんなどんどん知名度あげてますもんね」

P「みんなが頑張ってくれてるおかげです、俺もあいつらを早くトップアイドルにできるように頑張らないと」

ちひろ「ふふっ、でも自分の身体も大事にしてくださいね?あなたにもしものことがあったらアイドルのみんなが悲しんじゃいますから」

P「まぁ...その辺は一応気を付けてはいるつもりですけど...」

ちひろ「プロデューサーさんは私たちに必要な人なんですから無理しちゃだめですよ?」

P「ありがとうございます、なんかそう言われるとジーンときちゃいますね」


5: 2012/12/25(火) 23:27:52.58
ちひろ「ふふっ、コーヒーもう一杯どうですか?」

P「いただきます」




P「んんーっ、今日はこんなもんかなー」

P(あっ、確か昨日家に...)

ちひろ「あら、プロデューサーさん今日はもう上がりですか?

P「ええ、ちひろさんに言われた通り、今日は無理しないで帰ろうかなと」

ちひろ「そのほうがいいですよ、最近はずっと遅かったし、ごはんちゃんと食べてるんですか?」

P「まぁいつもは適当ですけど、今日はちょっと...」

ちひろ「なんだかうれしそうですね」

P「そうですね」

6: 2012/12/25(火) 23:40:12.89
ちひろ「なにかいいことでもありましたか?」

P「実は田舎の両親が昨日肉を送ってくれたんですよ、だから今日は早く帰ってすき焼きでも作ろうかなと思って」

ちひろ「えぇー、いいなぁ」

P「あっ、なんだったらちひろさんもどうですか?」

ちひろ「えっ?」

P「一人で食べるっていうのもなんだか味気ないですし、どうせならと思って」

ちひろ「あっあの、えっと...その」

P「あっ...嫌なら別に無理にとは」

ちひろ「いっ、いえ!そんな嫌だなんて、ただ、その...め、迷惑じゃないですか?」

P「まさか、そんなわけないじゃないですか」

ちひろ「あうぅ」カァァ

7: 2012/12/25(火) 23:50:26.30
ちひろ(ど、どうしたのかしらプロデューサーさん、い、家に呼ぶなんて、ずいぶん積極的な...)

ちひろ(それとも私を女として意識してないとか...)ブツブツ

P「ちひろさん?」

ちひろ「あっ、ひゃい!」

P「大丈夫ですか?」

ちひろ「い、いえ、なんでも!」

P「あの、それで、その...」

ちひろ「い、行きます!」

P「あっ、はい、よかった、断られたかと思っちゃいました」

ちひろ(なんだか今日のプロデューサーさんはやけに積極的ね...)

8: 2012/12/26(水) 00:04:21.85
-Pの部屋-

ガチャ

ちひろ「お、お邪魔します...」

P「狭い部屋ですけどどうぞ」

ちひろ「べ、別に気にしませんから」

P「今用意するのでゆっくりしててください」スタスタ

ちひろ「.....」

ちひろ(意外と片付いてるわね....)

ちひろ(棚にはアイドルの名前が貼ってあるファイル....)

ちひろ(それにテレビとレコーダー....)

ちひろ(ライブのDVDばっかり)

ちひろ(本当に仕事人間って感じの人だわ...)

ちひろ(っていうか私!なんで男の人の部屋に!?)

ちひろ(しかも初めての男の人の部屋がプロデューサーさんって!)

ちひろ(お、落ち着きなさい、ちひろ!)

ちひろ(なんてことはないわ、ただご飯を食べに来ただけよ!)

ちひろ(ご飯を食べて...)

ちひろ(そ、そのあとは...)

9: 2012/12/26(水) 00:10:49.32
P「どうしたんですか?」

ちひろ「わぁっ!!」

P「あっすいません、別に脅かすつもりは....」

ちひろ「いっいえ、そんな....」

P「材料は切ったのであとは火にかけるだけですよ」

ちひろ「は、はい...」

ちひろ(うぅ~、恥ずかしい///)

ちひろ(なんだか今日はペースを保てない...)

10: 2012/12/26(水) 00:18:31.50
P「そろそろいいですね」グツグツ

ちひろ「そ、そうみたいですね」

P「じゃ、ちひろさん」

ちひろ「は、はい」

P「かんぱ~い!」

ちひろ「か、かんぱーい...」

P「さぁ、どんどん食べてください!」

ちひろ「え、えぇ...」

ちひろ(あぁ、もう、なんだか変に意識しちゃって全然すき焼きに集中できない...)

P「......」

11: 2012/12/26(水) 00:27:06.76
-一時間後-

P「....」

ちひろ「....」

ちひろ(き、気まずい...)

ちひろ(全然会話がないまま、1時間たってしまった.....)

ちひろ(なにか、なにか話さないと...)


P・ち『あの』

P・ち『っ!』

P「ち、ちひろさんから....」

ちひろ「い、いいえ、プロデューサーさんから...」

ちひろ(もう嫌...なんでこうなるの....)

P「ちひろさん」

ちひろ「はっ、はい!」

P「もしかして無理してますか?」

12: 2012/12/26(水) 00:34:14.42
ちひろ「えっ....」

P「いや、ひょっとして俺に気を使ってるのかなと思って」

ちひろ「そ、そんなことは...」

P「俺は笑ってるちひろさんが好きなんです、だから、そんな顔をしたちひろさんはあんまり見たくないっていうか...」

ちひろ「プロデューサーさん...」

P「今日はすいません、ひょっとして何か用事があったかもしれないのに無理矢理...」

ちひろ「ち、ちがいます、私、そんなこと...」

P「.....」

ちひろ「あの、プロデューサーさん」

ちひろ「今日はどうして私を家に誘ってくれたんですか?」

ちひろ「プロデューサーさんの周りにはもっと綺麗で若い子がたくさん...」

P「えっ、だってあいつらはアイドルですよ?」

ちひろ「...はい?」

13: 2012/12/26(水) 00:39:49.10
P「あいつらは今が大事な時なんです、そんなときに男の家に上がりこんだなんてことが知れたら大変じゃないですか」

ちひろ「え、じゃあ私を呼んだのは...」

P「同僚の事務員と食事をするくらいなら何も不思議なことはないでしょう?」

ちひろ「そ、それってつまり誰でもよかったってことじゃあ...」

ちひろ(そんなのって....そんなのって....)

14: 2012/12/26(水) 00:46:34.01
P「いや、もちろん俺がちひろさんを...」

ちひろ「......」プルプル

P「ちひろさん?」

ちひろ「っ!」

ガシッ!ゴクゴクゴクゴクゴク...

P「あっ!ちょっとちひろさん!なにしてんですか!あなたお酒あんまり強くないのに!」

ちひろ「プハー!」

P「ち、ちひろさん....」

ちひろ「プロデューサーさん...」

15: 2012/12/26(水) 00:51:07.35
P「は、はい...」

P(な、なんだか目が....)

ちひろ「バカ!!アホ!!鈍感!!朴念仁!!唐変木!!」

P「ちょ、ちょっとちひろさん...」

ちひろ「なんなんですかそれ!!私をなんだと思ってるんですか!!」

P「ち、ちひろさん落ち着いて....」

ちひろ「これが落ち着いていられますか!!私が今日どんな気持ちでここに来たと思ってるんですか!!」

16: 2012/12/26(水) 01:00:00.40
P「で、でも」

ちひろ「デモもストもありませんよ!!プロデューサーさんに食事に誘ってもらえてうれしくてドキドキして!!」

ちひろ「もしかしたらそういうこともあるんじゃないかって散々期待させといて!!」

ちひろ「一人で舞い上がってこれじゃあ私バカみたいじゃないですか!!」

ちひろ「なんで私の気持ちに気づかないんですか!!私そんなホイホイ男の人の部屋に上がるような女じゃないもん!!」

P「......」

17: 2012/12/26(水) 01:10:51.91
ちひろ(だめ、さっきから何言ってるの私...)

ちひろ「さっさとアイドルの誰かとでもくっつけばいいじゃないですか!!」

ちひろ(ちがう、こんなこと言いたくないのに...)

ちひろ「どうせ私のことなんて....」


ギュッ


P「ちひろさん...」

ちひろ「あっ...」

P「すみません、無神経なこと言って、ちひろさんが怒るのも当然だと思います、」

ちひろ「....」

P「でもこれだけは分かってほしい」

P「俺も女の人を軽々しく部屋にあげたりしません」

P「好きでもない人を部屋にあげたりしませんから」

ちひろ「プ、プロデューサーさん、それって...」

P「好きです、ちひろさん」

P「あなたのことが大好きです」

18: 2012/12/26(水) 01:20:23.09
ちひろ「....」

P「ちひろさん?」

ちひろ「ダメです、許しません」

P「そ、そうですか、困ったなぁ、どうすれば...」

ちひろ「もっとぎゅうってしてください」

P「.....はい」ギュウ



ちひろ「プロデューサーさん」

P「なんでしょう?」

ちひろ「私もです」

ちひろ「あなたが大好きです!プロデューサーさん!」




19: 2012/12/26(水) 01:31:24.06
P「...」

ちひろ「どうしました?」

P「やっぱり、面と向かって言うと照れますね」

ちひろ「な....」

ちひろ(そ、そういえば私勢いに任せてなんてことを言ったのかしら.....)

P「ちひろさん?」

ちひろ「は、はい!」

P「ふふっ」

ちひろ「な、なにがおかしいんですかぁ!」

P「いえ、その」

P「ちひろさんはいつも余裕のある大人って感じでしたけど、」

P「今日のちひろさんは表情がコロコロ変わって面白いなぁって思って」

ちひろ「そ、それはあなたがいきなり家に来ませんかなんて言うから...」

P「やっぱりちひろさんはかわいいですね」

ちひろ「か、かわいいって....」カァッ

P「本当にかわいいですよ、ちひろさん」

ちひろ「うぅっ、もう!」

チュッ

P「あっ」

ちひろ「きょ、今日は散々いじめられたから、その、あの、」

ちひろ「し、仕返しです!」

20: 2012/12/26(水) 01:38:47.86
P「えーっと...」

ちひろ「な、なにかいってくださいよぉ!」

P「ちひろさん」

ちひろ「なんでしょ....んっ....ちゅっ...ふぁ」

P「お返しですよ」

ちひろ「な、なにするんですかぁ!!」

P「やられたのでやり返そうかと思って」

ちひろ「もう....わたしもお返しです!」

ちひろ「んっ.....ちゅっ...ぷはぁ」


ちひろ「大好きです...」

21: 2012/12/26(水) 01:49:42.92

-翌日-

凛「おはようございまーす」

ちひろ「あら、凛ちゃんおはよう」

凛「あれ、今日はプロデューサーまだ来てないんですか?」

ちひろ「え、ええ、ちょっと寝坊してるみたいで...」

凛「へえ、珍しいですね、大丈夫かなライブも近いのに...」

ちひろ「大丈夫よプロデューサーさんなら」

凛「は、はぁ、そうですね」

凛(なんだろう、なんか今日のちひろさんいつもと違うような...)

22: 2012/12/26(水) 02:31:37.40

-ガチャ-

P「おはようございます!」

凛「おはよう、プロデューサー」

P「お、おはよう凛、今日も頑張ろうな!」

凛「うん、任せといて」

ちひろ「おはようございます、プロデューサーさん♪」

P「おはようございます、ちひろさん」

凛(いつも通りに見えるけど、何かがいつもと違うような気がする、)

凛(こう、なんていうか長年連れ添った夫婦みたいな感じ)


23: 2012/12/26(水) 02:36:53.96
P「ん、どうかしたか凛?」

凛「ううん、なんでもない、っていうかプロデューサー、今日はずいぶんゆっくりだね」

P「え、あぁ...昨日ちょっとな」

凛「だめだよ、無理しすぎちゃ、ライブも近いんだし、」

P「分かってるって、無理しないようにしてるから」

凛「あ、そうだ、私マッサージしてあげるよ、ちょっと横になって」

P「え、いや、いいよ」

凛「いいから、いいから、きっと疲れたまってるよプロデューサー」グイグイ

P「お、おいおい」

24: 2012/12/26(水) 06:01:25.18
凛「ほら、やっぱりすごくこってるよプロデューサーの身体」モミモミ

P「そ、そうか....」

P(あ、でもなんか気持ちいいかもしんない)

ちひろ「.....」ジトー

ちひろ「オ、オホン、プロデューサーさん?ちょっと凛ちゃんと引っ付きすぎじゃないですか?」

P「う....、確かに...な、なぁ凛」

凛「でもマッサージなんだから体に触らないとできないよ」

ちひろ「し、しかしですね.....」

P「でも凛、お前はアイドルだし、その....」

凛「事務所の中だから問題ないってば」

P「だ、だがな....」

凛「プロデューサーの背中って結構大きいんだね」

ちひろ「り、凛ちゃん!」

凛「ど、どうしたんですかちひろさん...」

25: 2012/12/26(水) 06:13:33.11
ちひろ「えっと、あのね」

凛「?」

ちひろ「い、いくらマッサージって言っても、り、凛ちゃんくらいの年頃の子が男の人にベタベタ触るのはよくないと思うわ」

凛「でもプロデューサーには普段からお世話になってるしこのくらいは...」

ちひろ「で、でも...」

凛「別にやましいことしてるわけじゃないし、プロデューサーも気持ちいいみたいだし」

ちひろ「ど、どうなんですかプロデューサーさん?」

P「まぁ、悪くはないっていうか、その...」

凛「ほら、やっぱり、別に問題ないよねプロデューサー?」

26: 2012/12/26(水) 06:27:16.26
ちひろ「も、問題あります!!なんですかプロデューサーさんもデレデレしちゃって!」

P「べ、別にデレデレなんて...」

ちひろ「いーえ、してました!まったく単純なんだから!いやらしい!」

P「ち、ちひろさん....落ち着いてください」

ちひろ「マッサージくらい私に言ってくれればいつでも...」ブツブツ

凛「ちひろさん、なんか今日のちひろさん変ですよ、昨日何かあったんですか」

ちひろ「え、いや、別に何も....」

凛(怪しい)ジー

P「凛、そろそろいいだろう?」

凛「まだ始めたばっかりじゃん、次は腰のほうを...」

27: 2012/12/26(水) 06:39:58.11
ちひろ「プ、プロデューサーさんは私のだからダメー!!」

P・凛「えっ」

ちひろ「あっ...」

凛「えっ、それって....」

ちひろ(し、しまったー、つい興奮して...)

ちひろ「っ....///」カァァァ

凛「あのー、ちひろさ」

ダッ!!!

凛「あ、ちょっとちひろさん!!」

P「悪いな凛、俺ちょっと行ってくる」ダッ

凛「えっ、ちょっとプロデューサーまで...」

凛「何よ、もう...」

32: 2012/12/27(木) 02:01:19.99

---公園---



ちひろ(やっちゃった.....)

ちひろ(なんであんなことしちゃったんだろう)

ちひろ(っていうかどんな顔して事務所に戻ればいいのよ~/////)

ちひろ「はぁ....氏にたい...」


ファサ


ちひろ「えっ...」

P「ちひろさん」

ちひろ「プ、プロデューサーさん.....」

P「こんなに寒いのにコートもなしで...風邪引きますよ?」

ちひろ(こ、これ、プロデューサーさんの上着...)

ちひろ「で、でもこれじゃプロデューサーさんが....」

P「だめです!体を壊したら大変でしょう?」

ちひろ「こっちのセリフですよ!」

33: 2012/12/27(木) 02:24:26.96
P「ぐっ...」

ちひろ「あなたが体を壊したら仕事どうするんですか?ライブも近いのに」

P「お、仰る通りです...」

ちひろ(あぁもう...ちがうちがう、こんなこと言いたいんじゃないのに...)

ちひろ「あ、あの...」

P「はい?」

ちひろ「ごめんなさい!急に事務所を飛び出したりして!」

P「は、はぁ...」

ちひろ「プロデューサーさんはわざわざ追いかけてきてくれて...」

ちひろ「私の体の事を心配してくれてるのに....」

ちひろ「それなのに私は....」

ちひろ「イヤな女ですよね私...」

ちひろ「あの、プロデューサーさん、お願いですからその...」

ちひろ「き、きらいにならないでください...グスッ」

34: 2012/12/27(木) 02:41:02.37
P「......」

ちひろ「グスッ....お、お願いですからぁ...ヒック.....」

ちひろ「きらいにならないでぇ.....」



ギュッ



P「嫌いになんてなるわけないじゃないですか」

P「大丈夫です、ずっと大好きですよちひろさん」ナデナデ

ちひろ「ぷろでゅうさぁさぁん...」

P「よしよし」

ちひろ「うえぇぇぇん...」

P「ふふ..なんだか今日のちひろさん犬みたいですね」

36: 2012/12/27(木) 03:26:25.79

------------


ちひろ「うぅ...はずかしぃぃぃ/////」

P「可愛かったですよ」ニヤニヤ

ちひろ「や、やめてくださいよぉ....」

P「でも...ウソは言ってませんよ」

ちひろ「も、もう...///」

P「でも、なんであんなことしたんですか?」

ちひろ「そ、それは...その...」

P「?」

ちひろ「凛ちゃんがプロデューサーにマッサージしてるのを見たらですね.....」

ちひろ「なんだか胸の中がですね....」

ちひろ「ええっと、その....」

ちひろ「なんていうか」

ちひろ「『ずるい!』って思っちゃったんです...」

37: 2012/12/27(木) 03:36:24.35
ちひろ「私だってプロデューサーさんにいろいろしてあげたいのにって」

ちひろ「なのにあんなに普通にしてるのを見て...」

ちひろ「うらやましかったっていうか....」

ちひろ「うぅ....おかしいなぁ、こんなに感情が抑えきれなくなるなんて....」

P「......」プルプル

ちひろ「プロデューサーさん?」

P「あぁ!もう!ちひろさんはかわいいなぁ!!」


ギュッ!


ちひろ「ひゃっ!」

38: 2012/12/27(木) 03:56:50.83
ちひろ「プ、プロデューサーさん////」

P「嬉しいです、俺」

ちひろ「えっ?」

P「こんなに綺麗でかわいい人が」

P「アイドルたちに嫉妬するくらい俺の事を想ってくれてるなんて」

P「男冥利に尽きるってもんですよ」

ちひろ「そ、そんな///」

P「それに...ふふっ」

ちひろ「?」

P「『プロデューサーさんは私のだから』って」

ちひろ「あ、あれはですね...////」

P「凛のやつ、驚いてましたね」

ちひろ「うぅ....事務所に帰るのが怖い....」

P「大丈夫ですって」

ちひろ「もう///」

39: 2012/12/27(木) 04:29:44.75
P「あ、そういえばちひろさん」

ちひろ「なんですか?」

P「その...今夜暇ですか?」

ちひろ「え...どうしてですか?」

P「その...改めてちゃんと食事に誘いたいなって思って」

ちひろ「プロデューサーさん....」

P「今日どこかへ一緒に行」

ちひろ「私、プロデューサーさんの家がいいです!」

P「え、いいんですか?」

ちひろ「はい!」


43: 2012/12/27(木) 10:42:47.90
P「いや、ちひろさんがいいならいいですけど....」

ちひろ「その...昨日は緊張してて、あんまり食事を楽しめなかったから....」

ちひろ「だから、もう一度行きたいんです!」

P「ちひろさん....」

ちひろ「こ、今度は私がご飯作りますから!」

P「え、ちひろさんが!?」

ちひろ「大丈夫です!私こう見えても結構料理できるんですよ」

P「は、はぁ......」

P(まさかちひろさんの手料理とは....)

ちひろ「プロデューサーさん?」

P「あ、はい!なんでしょう!?」

ちひろ「あのぉ、やっぱり嫌ですか...」

P「そんなわけないじゃないですか!」

ちひろ「!!」

44: 2012/12/27(木) 10:55:56.46
P「ちひろさんの、恋人の料理を嫌がる男なんているわけがないですよ!」

ちひろ「......」

P「むしろこっちから望むところっていうか...ちひろさん?」

ちひろ「グスッ....ヒック....ウゥ...」

P「ち、ちひろさん、どうしたんですか!?何か嫌なことでも...」

ちひろ「グスッ....ち、違います....」ボロボロ

ちひろ「う、嬉しくて....」

P「?」

ちひろ「ぷ、ぷろでゅうさぁさんがぁ....」

ちひろ「わ、わたしのこと、こいびとって....」

ちひろ「こいびとだって...」

P「ちひろさん....」

ちひろ「ぷろでゅうさぁさぁぁぁん.....」ギュウ

P「よしよし」ナデナデ

ちひろ「ふえぇぇぇぇぇん.......」


45: 2012/12/27(木) 11:29:47.62
P「あぁ、もう泣かないでください、前にも言いましたけど俺は笑ってるちひろさんが好きなんですから」

ちひろ「グスッ....」

P「もう大丈夫ですか?」

ちひろ「うぅ、お化粧取れちゃった...」

P「大丈夫ですよ、お化粧なんかしなくてもちひろさんはそのままで十分綺麗です」

ちひろ「うぅ...そんな恥ずかしいセリフがよく真顔で言えますね...」

P「本当にそう思ってますから」

ちひろ「うぅぅ....///」

P「さ、そろそろ事務所に帰りましょう」

ちひろ「はぁ...憂鬱...」

P「戻ったらちゃんとみんなに言うつもりですから」

ちひろ「え?」

P「ちひろさんとのこと」

ちひろ「い、いいんですかプロデューサーさんは?」

P「もちろん、俺にはこんな可愛い彼女がいるんだぞってみんなに自慢したいくらいなんですから」

ちひろ「っ////」

46: 2012/12/27(木) 11:45:37.80
P「さ、行きましょう」スッ

ちひろ「あ....」

ちひろ「プ、プロデューサーさん!」

P「?」

ちひろ「その...手を繋いでもいいですか?」

P「え、どうしてですか?」

ちひろ「え、それは...あれ?...」

P「ウソですよ、ちひろさん」ギュッ

ちひろ「あ...も、もう~///」

P「すみません、ちょっとからかってみたかったんです」

P「こんなことしてたらちひろさんに嫌われちゃいますかね」

ちひろ「そ、そんなこと絶対ありません!」

ちひろ「私がプロデューサーさんを嫌いになるなんて....」

47: 2012/12/27(木) 11:59:08.96
P「えぇ...そうですね」

ちひろ「そうですよ」ギュッ

P「フフッ」

ちひろ「フフッ」

ちひろ「ねぇプロデューサーさん」

P「なんですか?」

ちひろ「私、今とっても幸せです」

P「俺もですよ」

P「あ、そうだ言い忘れてた」

ちひろ「?」

P「ちひろさんはもう俺のですからね」

ちひろ「っっ/////」

ちひろ「はいっ!」

ちひろ「でも」




ちひろ「プロデューサーさんも、もう私のプロデューサーさんですからね!」

52: 2012/12/27(木) 19:40:56.11
-----Pの部屋-------

ちひろ「フンフ~ン♪」

P「ただいまー」

ちひろ「あ、プロ...Pさんおかえりなさい!」

P「ただいまちひろさん」

ちひろ「お疲れ様です、ライブご苦労様でした」

P「ふー、無事に終わってよかった~」

ちひろ「どうでしたか?」

P「バッチリでしたよ!みんな頑張ってくれましたから」

ちひろ「ふふっ、でもライブの後にしてはずいぶん早いお帰りでしたね」

P「ああ、それはですね...」

ちひろ「?」

53: 2012/12/27(木) 19:49:35.81
P「その...凛たちが早く帰れって...」

ちひろ「凛ちゃんたちがですか?」

P「『今日はクリスマスだし早く帰らないとちひろさんが寂しがって泣いちゃうよ』って...」

ちひろ「そ、そうですか///」

P「まったくあいつらも変なところで気がきくっていうか...」

ちひろ「ふふ、じゃあ今日は凛ちゃんたちのご厚意に甘えて...」

ちひろ「プロ...Pさんを一人占めしちゃいますよ♪」

54: 2012/12/27(木) 20:00:12.13
P「ふふ、いまプロデューサーって言いそうになりましたね」

ちひろ「し、仕方ないじゃないですか...まだ慣れてないし...」

P「はいはい、ケーキも買ってきましたから一緒に食べましょう」

ちひろ「あ、その前に」

P「その前に?」

ちひろ「その...何か忘れてませんか?」

P「え、なにかありましたっけ?」

ちひろ「いえ...だから...その...」

P「なんのことかな~」ニヤニヤ

ちひろ「も、もう~Pさんのいじわる////」

P「ふふっ」

P「ただいま、ちひろさん」チュッ

ちひろ「んっ..おかえりなさい、Pさん」

55: 2012/12/27(木) 20:21:12.78
P「今日はなんですか?」

ちひろ「最近とっても寒いんで、身体があったまるようにビーフシチューですよ」

P「楽しみですね」

ちひろ「今用意しますから着替えてきちゃってくださいね」

P「はーい」



-------------------

P「じゃ、いいですかちひろさん」

ちひろ「はい♪」

P・ちひろ「せーのっ」



P・ちひろ「メリークリスマース!!」


パーン!

56: 2012/12/27(木) 20:34:25.81
ちひろ「さあさあ、どんどん食べてくださいね!Pさん♪」

P「では、いただきます」モグモグ

ちひろ「どうですか?」

P「うん!やっぱりちひろさんの料理は最高です!」

ちひろ「よ、よかったー!」パァァァァ

P「いや本当においしいですよ、味も俺の好みに合わせてくれて....」

ちひろ「えへへへ.....」

ちひろ「それで...Pさん」

P「?」

ちひろ「その...おいしく作れたってことで...その...」

P「はいはい」ナデナデ

ちひろ「ふぁっ....」

P「ホント、こういう時のちひろさんは犬みたいでかわいいなぁ」

57: 2012/12/27(木) 21:08:49.06
P「あ、そうだケーキもあったんだった」

ちひろ「あ、食べましょう食べましょう」

P「じゃ、ちひろさん、はい、あーん」

ちひろ「あ、あーん」パクパク

P「どうですか?」

ちひろ「お、おいしいです」

P「そりゃよかった」

ちひろ「じゃ、じゃあPさんにも...はい、あーん」

P「あーん♪」モグモグ

ちひろ「おいしいですか?」

P「はい、ちひろさんが食べさせてくれたからおいしいですよ」

ちひろ「っっ...///」

P「ちひろさん、あーん」

ちひろ「あーん」パクパク

ちひろ「Pさん♪あーん」

P「あーん」モグモグ

58: 2012/12/27(木) 21:32:14.17


-----------

P「ごちそうさまでした」

ちひろ「はい、お粗末さまでした」

P「片付け手伝いますよ」

ちひろ「あ、大丈夫です、Pさんはゆっくりしててください」

P「でも.....」

ちひろ「いいえ!ライブ終わったばっかりなんですからゆっくり休んでてください」

P「うーん、じゃあお言葉に甘えます」

ちひろ「はい♪」

P「はーっ」ゴロン

59: 2012/12/27(木) 21:52:52.08
--------------

ちひろ「ふぅ..」

ちひろ「Pさ...あ..」

P「ZZZ....」

ちひろ「クスッ、やっぱり疲れてたのね」

ちひろ「Pさん、風邪ひいちゃいますよ」ユサユサ

P「うぅ~ん....」

ちひろ「あ、そうだ」パタパタ

P「うぅぅ...あ、寝てたのか...」

P「あれ、ちひろさん?」

P「いない....」

ちひろ「Pさん♪」

P「あ、ちひろさ.....」

ちひろ「じゃーん♪」

P「ち、ちひろさん、その格好.....」

ちひろ「えへへ、クリスマスですからね」

ちひろ「ちひろサンタですよ♪」

60: 2012/12/27(木) 22:11:31.93
ちひろ「どうです?可愛い?似合う?」

P「...........」

ちひろ「あ、あれ...Pさん?」

ちひろ(も、もしかして...はずした.....?)

P「.......」

ちひろ「えーっと....」

P「ちひろさん」ギュッ

ちひろ「ひゃっ」

P「ちひろさん、ちひろさん」

ちひろ「んっ...ちゅっ...Pひゃん...ふあっ」

P「ちひろさん....」ドサッ

ちひろ「あっ.....」



61: 2012/12/27(木) 22:21:12.49
P「すみません....でも、ちひろさんのそんな格好見せられたら...もう我慢できそうにありません」

ちひろ「Pさん.....」

P「ちひろさん....」

ちひろ「んっ....ちゅぱっ.....ちゅっ....んふぅ...」

P「もう止まりませんよ.....今日は.....」

ちひろ「ぷはっ...」

62: 2012/12/27(木) 22:30:27.74
ちひろ「はい....Pさん....」

ちひろ「もう...離れないでくださいね......」

P「大丈夫です、離したりしませんよ」

P「俺はもうちひろさんのなんですから」

ちひろ「はい....」

P「ちひろさん......」

ちひろ「んちゅっ.....んんぅ.....ちゅっ......」

ちひろ「Pさん」

P「なんですか?」

ちひろ「忘れないでくださいね」

ちひろ「私も...もうPさんのなんですからね.....」











おわり

63: 2012/12/27(木) 22:33:54.60
駄文失礼しました
初めてSS書いたけど自分の妄想を形にするのってはずかしいぃぃぃ
あともう少し短くするつもりだったけど予想以上に長くなっちゃった
機会があればまたなんか書きま~す

64: 2012/12/27(木) 22:37:03.51

ちひろさん可愛い

引用元: ちひろ「私のプロデューサーさん」