1: 2009/10/14(水) 14:14:14.27
唯「ほ~…げ~…」

楽しい軽音部ですが、最近ちょっと気になる事があります。

あずにゃんのポニテっていったい何なんだろう…?触りたくっても

梓「先輩!それだけはやめて下さい!!」

って突き飛ばされます

…気になる

2: 2009/10/14(水) 14:18:51.49

ほうかご!

唯「…」じー

梓「それで憂が先輩の事を…」

唯「…」じー

梓「…先輩?」

唯「ねぇあずにゃん、その髪」

梓「駄目です!」

唯「え~」ショボーン

4: 2009/10/14(水) 14:23:35.18
律「ん?どうしたんだ?」

唯「あずにゃんが髪の毛触らせてくれないよぉ」

澪「そりゃ嫌だろ?髪の毛触られるなんて」

律「澪は前髪やられると私よりデコが」ボコッ

律「いでっ!」

紬「あらあら」

唯「…♪」

6: 2009/10/14(水) 14:35:39.44
orz

唯「すきありっ!」ギュッ 

梓「!!」

唯「あずにゃんの髪の毛げっt」カチッ

唯「え?」

梓「あ…なんて事を…」ガクガク

澪「どうした梓、震えてr」

ぽんっ!!

唯「うわっ!あずにゃんが消えた!?」

9: 2009/10/14(水) 14:39:29.67
律「お、おい!一体何やって…」


ニャーニャー
チチチ…
フフフ…ハハハ…

唯「な…何?この声…」

紬「唯ちゃん足下みて!!」

唯「え?あっ!!」


梓「ふにゃ~」

梓「チチチ…」

澪「ち…ちっさい梓が…」

律「…5人も…だと?」

13: 2009/10/14(水) 14:44:53.74

梓「にゃ~!!!」トテトテ

唯「うわっ!あずにゃん達が逃げて行く…」

律「な、なんなんだこれ…」

澪「え…え…?」

紬「一体…」

グスッ…

唯「あ、一人残ってる♪」

梓「グスッ…うえ~ん」ポロポロ

15: 2009/10/14(水) 14:48:43.89
唯「あずにゃんどうしたの?」

梓「えっぐ…先輩のせいですぅ」ポロポロ

梓「うわぁ~ん」ポロポロポロ

唯「あずにゃん!落ち着いてよ!!」

梓「だから髪の毛は駄目だってあんなに…」ポロポロポロ

17: 2009/10/14(水) 14:52:41.30

10分後

律「…みんな落ち着いたか?」

澪「ま、まあな」

紬「まだ何が何だかわからないけど」 

唯「あずにゃん…いったい何があったの?」

梓「はい…実は私…5人で1人なんです」

唯「え?」

19: 2009/10/14(水) 14:58:03.19
梓「はい…私の身体は何故か5人の小さな私で構成されているんです」

梓「普段は合体して一人の人間として活動してるんですが」

梓「あのツインテを引っ張ると5人バラバラになっちゃうんです」

唯「それであんなに嫌がってたの?」

梓「はい…もうバラバラになっちゃいましたけど」

唯「えへへ~」ニコッ

律「お前のせいだろ」

21: 2009/10/14(水) 15:07:52.04
澪「元には戻れないのか?」

梓「戻れます。5人揃えばいつでも1人になれますよ」

律「ならあんまり心配することは」
梓「ただ…少し厄介でして」

一同「?」

梓「私はバラバラの時にリーダーの様な役割で合体した時と同じように考えて行動出来るのですが…」

梓「残り4人は私の精神をバラバラにしたみたいにそれぞれ性格が違うんでし」

唯「ど~ゆ~事?」

梓「つまり何考えてるのかさっぱりわからないんです」

律「自分の性格くらい把握しとけよ」

24: 2009/10/14(水) 15:13:48.59
澪「じゃあ何考えてるのかさっぱりわからない残り4匹の梓を探さないといけないのか?」

梓「匹ってなんです!人間です!」

澪「あ、ごめん…」

唯「ん~」

梓「どうしました?先輩?」

唯「ちっちゃいあずにゃんが沢山…なんて呼べばいいのかな?」

梓「別に今まで通りで構いませんけど…」

唯「あずにゃんはバラバラの時自分達をなんて呼ぶの?」

梓「え?…考えた事ないですけど…強いて言うなら」

梓「ミニマムあずにゃんずです」

律「自分の事あずにゃんって呼ぶのか?」

梓「…//」

25: 2009/10/14(水) 15:18:12.74
唯「ここにいるあずにゃんはリーダーなんだよね?」

梓「はい…一応」

唯「じゃあミニあず一号だよ♪」

梓「え…ちょっと面倒です、あずにゃんがいいです!」

唯「そうかな?まあいいや、あ~ずにゃ~ん♪」

梓「//」

澪「そんな事よりはやく残りを探さないと…」

パクパクモグモグ 

紬「あら?」

26: 2009/10/14(水) 15:23:28.99
紬「みんな!テーブル見て!」

律「ん?」


小梓「パクパクモグモグ…」

唯「ちっちゃいあずにゃんがお菓子食べてる…」

梓「ミニあず3号です…」

澪「2号じゃ駄目なのか?」

梓「一応順番が…」

梓3号「ムシャムシャモグモグ」

29: 2009/10/14(水) 15:33:45.54
唯「…」そーっ

唯「えいっ」ギュ

梓3号「にゃ!?」じたばたじたばた

唯「あずにゃんげっとだぜぃ!」

律「唯ナイス!!」

梓3号「にー!にー!」じたばたじたばた

澪「これも梓の性格の一部なのか?」

梓「はい…多分好奇心旺盛な部分です」

梓3号「にーにーにー!」じたばたじたばた

唯「ほ~ら暴れないで~いい子いい子~」ナデナデ

梓3号「にー…ふに~///」

梓(…なんか悔しい)

32: 2009/10/14(水) 15:40:10.96

ぶかつご!

唯「残り3人のあずにゃん探し…面白そうだね♪」

梓「もう、遊びじゃないんですよ?早く元に戻りたいのに」

唯「え~ちっちゃいあずにゃんも可愛いよぉ~♪」

梓「そ、そんな問題じゃないです///」

唯「とにかく、明日から週末休みだから月曜日までにはどうにかしないと…」

唯「それまではあずにゃんは私の家に泊まるんだよ?一緒にお風呂入ってあげる♪」

梓「…//」

35: 2009/10/14(水) 15:46:20.13
梓「でも憂信じてくれますかね?」

唯「大丈夫だよ♪憂は優しいから」

梓「そうですけど…」

唯「あ、猫だ♪」

猫「にゃ~」

唯「お~よしよし♪」ナデナデ

梓「ちょ!先輩!あんまりしゃがまないで下さい!胸ポケットから落ちゃいますぅ!」じたばた

唯「おっと、ごめんね~」ニコッ

梓「ふぅ…あ、この猫子連れですよ♪」

唯「あ、ホントだ♪」

子猫「みゃ~」
子猫「みゃ~」
小梓「みゃ~」

梓「」

40: 2009/10/14(水) 15:52:39.63
唯「いちにい…3匹もいるね♪頑張ったな~お前ぇ~」ナデナデ

梓「先輩!!猫じゃないです!ミニあずです!ミニあず4号です!」

唯「え~どうみても小猫ちゃんだよ~?」

小梓「ふにゃ~」

梓「よくみてください!」

唯「えぇ?…あ、ホントだ!!でも…」

猫「みゃ~」
子猫「チュー」
子猫「チュー」
小梓「チュー」

唯「お母さん猫のおっOい飲んでるよ」

梓「…」

44: 2009/10/14(水) 15:59:25.46
子猫「チュー」
子猫「にゃ…チュ-」
梓4号「チューチュー」

唯「可愛いねぇ!ホントの兄弟猫みたい♪」

梓「そうですけど…とにかく捕まえないと」

唯「ん~ちょっと可哀想だけど…ごめんね猫さん」ギュ

梓4号「にゃあ!?」

母猫「ふにゃあ!!!」ガシガシ

唯「ちょっ!!痛い!引っ掻かないで!誤解ですお母さま…きゃー」

46: 2009/10/14(水) 16:05:49.59
平沢家

唯「………って事なの♪」

憂「え…よくわからないけど…」チラッ

梓「?」

憂「梓ちゃんを見る限り嘘じゃないみたいだし…」

唯「こっちにもいるよ♪」

梓3号「に~に~」トコトコ

梓4号「ふにゃあ~」はみはみ

憂「梓ちゃんくすぐったい//…わかった、梓ちゃんの為なら何でも協力するよ!」

梓「本当!?」

憂「当たり前だよ!友達が困ってるのに優しくしないと!」

唯「よかったね~あずにゃん♪」

憂「とにかく、まずは晩ご飯だね!」

51: 2009/10/14(水) 16:16:51.98
数分後

憂「今日はハンバーグだよ!」

唯「わ~い」

梓「…」

唯「あずにゃんには私が食べさせてあげるね♪はい、あ~ん」

梓「え//あ、あ~ん///」パクパク

憂「味…どうかな?//」

梓「すごくおいしいよ憂♪」

憂「本当に!?よかった~」


梓4号「ふにゃ~あ」

52: 2009/10/14(水) 16:21:57.82
日曜日

唯「お待たせー!!」

律「おせーぞ唯!街でミニあず探すって電話したのお前だろう!」

唯「えへへ~ごめんねりっちゃん隊員//」

澪「街って言っても広いからな…」

紬「今日は駄目だったの?」

唯「うん…憂も一緒に探してくれたけど駄目だった」

律「で、梓は?」

梓「ここにいるです!」ひょこっ

澪「うわっ髪の毛から!」

律「目玉の親父かよ」

53: 2009/10/14(水) 16:29:17.77
すたすたすた…

唯「…あ」

律「ん?どうした?見つけたか!?」

唯「いや~そこのペットショップ寄りたいな~って」

律「はぁ?」

唯「だってもし明日までにあずにゃんが戻らなかったらミニあず学校に連れて行くの大変だし…」

梓「…私の檻を買うんですか?」

唯「え!?えっとその!!!」

律「まあいいや見てみるか」

店員「ぃらっしゃいますぇ~」

54: 2009/10/14(水) 16:38:01.79
唯「あずにゃんこれ見て!!」

梓「なんですか?…CatFood」

唯「『ネコ大喜び』だって♪4号大喜びだね♪」

梓「私に何食べさせる気ですか…」

唯「えへへ~」

律「おい!唯!こっちきてみろ!!」

唯「え?どったの?」

梓「ハムスターコーナーですね」


59: 2009/10/14(水) 16:44:56.22
律「この中よく見てみろ」

唯「」じー


小梓「チチチ」カラカラカラカラ

唯「ミニあずが走ってる!!」

律「よかったな梓♪2号がみつかって!」

梓「いいえ、5号ですね」
律「」

唯「そういえばこのミニあずもあずにゃんの性格の一部?」

梓「はい…そうだと思います」

律「ずっと車輪走ってる…たしかに梓っぽいな!」

梓「そうですか?…」

梓5号「チチチ」カラカラカラカラ

61: 2009/10/14(水) 16:50:44.45
夕方

澪「結局見つけたのはいっぴ…1人だけか…」

紬「ごめんなさい、私何も出来なくて…」

梓「そんな事ないですよ!私なんかの為にわざわざありがとうございます」ペコッ

律「いいっていいって!いつも助け合うのが軽音部…仲間だろ?」

唯「そうだよあずにゃん、みんなあずにゃんの為なら何でもするよ♪」

梓「…」

澪「じゃあ、明日学校でな」

紬「わたしもこの辺で~」

律「じゃあ今日は解散!」

62: 2009/10/14(水) 16:58:13.02
平沢家

唯「ただいま~」

梓「おじゃましま~す」

憂「あ、二人ともおかえりなさい♪」

梓4号「にゃ~」

唯「あれ?ミニあず3号は?」

憂「さっきトイレにいったけど…」

にー!にー!

唯「…何か聞こえるね」

梓「…悲鳴…ですか?」

憂「え?ちょっとまってて…」ガチャ

憂「うわっ3号ちゃん溺れてる!!」

63: 2009/10/14(水) 17:06:02.00
梓3号「グスッ…ヒッグ…」ポロポロ

憂「ごめんね…1人じゃトイレ出来ないよね…」フキフキ

梓「…」 

憂「あ、どうだった?皆見つけた?」

唯「それが最後の1人が見つからないんだよ~」

憂「そうなんだ…その籠は?」

唯「学校にミニあず3人は流石に連れて行けないよぅ…」

梓「まあ仕方ないです…」

唯「?」

憂「今日は晩ご飯まで時間がかかるから先にお風呂入っていいよ」

唯「は~い♪」

66: 2009/10/14(水) 17:15:53.00
お風呂

ごしごし
梓4号「ふにゃ~あ」

唯「はい、きれいになったよ♪溺れないように桶に入っててね」

唯「最後はリーダーあずにゃんだよ♪」

梓「…」

唯「あずにゃん?元気ないね…」 

梓「あ、ごめんなさい//」

わしゃわしゃ
唯「あずにゃん泡まみれだよ♪雪だるまみたい…」

梓「…」わしゃわしゃ

唯「…あずにゃん、どうしたの?」

梓「え?べっ別にその…」

わしゃわしゃ

梓「…もし、」

69: 2009/10/14(水) 17:21:29.66
唯「え?」

梓「もしこのまま元に戻れないで…小さいままだったらどうしようって…」

唯「そんな事ないよ」

梓「え?」

唯「皆であずにゃんの為に頑張って探してるんだから大丈夫だよ♪」

梓「…」

唯「それに…」

梓「え?」

唯「もしあずにゃんが小さいままでも…私はあずにゃんが大好きだよ♪皆もそうだと思う」

梓「…」

唯「だから元気気出してね!」

梓「…」ポロポロ

唯「…あずにゃん泣いてるの?」


梓「…目に泡が」ポロポロ

70: 2009/10/14(水) 17:25:22.99
翌朝

憂「お姉ちゃんはやく~遅刻しちゃうよ~」

唯「待ってよ憂~!あずにゃん行くよ~!」

梓「はい…おとなしくしとくんだよ?」

梓3号「にー」
梓4号「にゃ~」
梓5号「チチチ」カラカラカラカラ

71: 2009/10/14(水) 17:30:44.50
放課後

律「休み時間返上で学校中捜し回ったのに」

澪「残る梓2号は見つからず…か」

紬「いったい何処なんでしょう」


梓「…」

律「それじゃギターの練習も出来ないよな…」

梓「はい…これじゃ私お菓子食べに来てるみたいです」

唯「大丈夫だよ♪私も最初はそうだったから♪」

梓「それはちょっと…」

?「何言ってんですか?今も変わってないでしょ?」

唯「へ?」

73: 2009/10/14(水) 17:35:39.21
澪「おい、天井みろ!」

梓「あ…」


小梓「ま~た練習もしないで楽しい楽しい放課後ティータイムですかぁ?」カサカサカサ

唯「ミニあず2号!」

律「なんか気味悪いな…」

澪「とにかく捕まえよう!」

梓「縞パン露出狂の澪先輩に捕まったりしませんよ~」

澪「」

74: 2009/10/14(水) 17:40:48.27
梓「ちょっと!先輩になんて事を!!」

小梓「なんて事って…元々1人の時に中野梓が考えてた事じゃ~ん」

律「なんだこいつ…」

紬「黒いわね…」

黒梓「律先輩もお菓子食べてる暇があったらもっと落ち着いてドラム打つ練習したらど~です?」

律「あ?なんだって!?」

黒梓「先輩のリズムに合わせるの大変なんですよ~?こっちの身にもなってくださいよ~」

75: 2009/10/14(水) 17:45:01.94
律「言わせておけば…このヤロッ」シュッ

黒梓「おっと」カサカサカサカサカサカサ

唯「速いっ!!」

黒梓「ムギ先輩も毎日毎日こんなにお菓子もって来て…」

黒梓「先輩のせいでこの部屋に甘ちゃん空気流れてるんですよ?」

紬「私はそんな!」

黒梓「放課後ティータイム(笑)」

78: 2009/10/14(水) 17:54:36.24
黒梓「そして唯先~輩~」

梓「いい加減にしてよ!!」

黒梓「な~に~?本心がばれて恥ずかしいのかな~?」

黒梓「あんた自信けっこ~甘いんだね~」

梓「何いってるの!?」

黒梓「唯先輩は本気でギターがうまいとでも思ってるんですかぁ~?」

唯「!?」

黒梓「身の回りからちやほやされて有頂天?努力もなしに~?」

黒梓「こんなんじゃ駄目ですよ~?唯先ぱ」
ドスッ!!

唯「!?」

黒梓「危ない危ない…大切なスティックを投げるなんて、律先輩はどうしようもないな~」カサカサカサ

律「出ていけ!次は当てるぞ!?」

黒梓「お~怖い怖い…じゃあさようなら~」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ

80: 2009/10/14(水) 18:00:05.05
梓「…」

律「おい、梓」

梓「…はい?」

律「あいつもお前の一部なんだよな?」

梓「はい…でも…」

律「お前いつもあんな事考えてんのな」

梓「ちっ違います!!たしかに一部不満はあったりしますけどあんなに酷く…」

紬「もうやめて!!」

梓「え?…ムギ先輩?」

紬「…グスッ……」ポロポロ

梓「え…」

澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない…」

梓「…こんな事…」

82: 2009/10/14(水) 18:04:52.50
唯「ねぇ…あずにゃん」

梓「」ビクッ

唯「やっぱり…もういいんじゃない?」

梓「え…いいって…何がですか!?」

唯「…」

梓「そんな…酷いです!」スタタタタタ

律「おい梓!」

唯「…」

83: 2009/10/14(水) 18:08:12.47
梓(酷い…酷すぎる…グスッ)タタタタ


黒梓「フフフ~♪そのまま屑にでもなっちゃってよ」

黒梓「そしたら私がリーダーとして甘さの無い完璧な中野梓を作るんだから♪」

84: 2009/10/14(水) 18:15:46.19
一時間後

ジャーン
唯「…」

澪「…暗いな、今日の演奏」

紬「…」

律「…」

唯「…にゃん」

律「ん?」

唯「あずにゃんどこ行ったのかな?」

律「さぁね」

唯「…だよね」

ピトッ ピトッ
ピトピトピトピトピトピト
ザァーーーーーーーー

澪「…雨か」

85: 2009/10/14(水) 18:20:56.74
トテトテ
唯「あ、あずにゃん!?」

律「おい!心配してt」

梓4号「ふにゃ~~あ」トテトテ

唯「あ…ミニあず4号…」

梓4号「にゃ~」ペロペロ

唯「勝手に家から来ちゃったんだ…淋しかったんだね、よしよし」

梓4号「ふみゃ~」はみはみ

紬「…梓ちゃん本当に唯ちゃんが好きなのね」

86: 2009/10/14(水) 18:24:44.12
唯「え?」

紬「ミニマムあずにゃんってそれぞれが梓ちゃんの性格の一部なんでしょう?」

紬「その子は梓ちゃんの愛情部分なんじゃないかしら?」

唯「ほっなるほど!」

梓4号「みゃ~」ペロペロ

律「こらっ!デコを舐めるな///くすぐったいだろ////」

唯「…」

87: 2009/10/14(水) 18:29:18.75
ザァーーーーーーーー
梓(…寒い…傘もさせないからびしょびしょだよ…)

梓(…雨、止まないかな~)

梓(…)

梓「…グスッ」

梓「…なんで…なんで…グスッ」ポロポロ 

梓「うわ~~ん」ポロポロポロポロ

91: 2009/10/14(水) 18:39:43.96
ザァーーーーーーーー
…にゃん

梓「…え?」

唯「あずにゃん!!」

梓「唯…先輩?うわっ」

ギュッー

梓「えっ?」

唯「あずにゃん…ごめんなさい…」

梓「先輩…傘持って来なかったんですか?」

唯「うん…おかげでびしょびしょだよ…はやくお風呂入ろ?」

梓「…はい」

唯「へへっ、あずにゃんもしかして泣いてた?目が赤いよ?」

梓「そんな事…先輩こそ目が大変な事になってますよ」

96: 2009/10/14(水) 18:58:44.88
平沢家
ピンポ~ン

憂「はーい」ガチャ 

憂「あ、律さん」

律「澪とムギもいるぞ~」

憂「今お姉ちゃんはお風呂なので部屋で待ってください」

律「ありがとう」

98: 2009/10/14(水) 19:02:39.94
ガチャ
唯「ヤッホー」

律「おぅ唯!心配したんだぞ!」 

澪「傘も持たないで走ってったからな…大丈夫か?」

唯「へへ~全然大丈夫だよ♪」

律「ったく心配して損したぜ」

紬「それで梓ちゃんは?」


99: 2009/10/14(水) 19:06:19.85

唯「あずにゃんならここにいるよ?」

律「ん?」

梓「…」スッ 

唯「大丈夫だよあずにゃん、誰も怒ってないよ!」

梓「え…は、はい…」モジモジ

澪「…梓も大丈夫そうだな」

100: 2009/10/14(水) 19:15:35.03
梓「あの…その…こんなこと言っても意味ないかもですけど…」

梓「ごめんなさい!」ペコッ

律「よぉし面をあげ」ボコッ

律「…よく考えたんだけど誰だって人に対する不満はあるよな」

律「それにあれはあのゴキ…ミニあず2号の考えでお前の考えじゃねぇもんな」

梓「え?」

律「お前はそんな事思いついたとしても口には出さない、よってあれはお前の考じゃない!」 

梓唯澪紬「?」

律「…とっ//とにかく///梓は悪くないんだよ!!」

102: 2009/10/14(水) 19:23:21.12
澪「…まあつまりそういう事だ」


梓「は…はぁ」

唯「よかったね~あずにゃん♪」ギュッ 

梓「はい♪」


梓5号「チチチ」カラカラカラカラ

律「さて、本題!」

唯「あの黒あずにゃんをどうやって捕まえるか…だね」

紬「私に考えがあるわ」

一同「?」

紬「梓ちゃん…本当は軽音部の演奏大好きなのよね?」

梓「もちろんです!」

紬「だったら簡単♪演奏を聴かせてあげましょうよ」

梓「え?」

105: 2009/10/14(水) 19:30:15.69
紬「多分、ミニ梓ちゃんはそれぞれが全く違う性格みたいでも根本的な感情は同じなの」

紬「そしてあの黒梓ちゃんは欲深い精神の中心…私達の演奏が聴きたくて仕方ないはずよ!」

唯「でも…喜ばせてどうするの?」

紬「ふふっ…ディナーショーよ♪」

106: 2009/10/14(水) 19:33:18.44
翌日

カサカサカサカサカサカサカサカサ

黒梓「ひっひ~♪もうすぐ放課後だにゃ~ん♪」

黒梓「今日はどんなに幼稚な演奏が聴けるのかな~?」

ガチャ

黒梓「♪」

黒梓「今日は集合がはやいにゃ~ん」

107: 2009/10/14(水) 19:36:36.44
タッタッタ
ガチャ
カチカチ

黒梓「うにゃ?今日は放課後ティータイム(笑)がないのかな~?」


律「…ワン、ツー、スリー!」

黒梓「♪♪」


110: 2009/10/14(水) 19:41:05.81
唯「ふわふわ時間♪」

黒梓「ふんふんふ~ん♪」

唯「ふわふわ時間♪」

黒梓「ふんふん…うにゃ?」クンクン


ふわ~~

黒梓「…たい焼きの匂いだにゃ~♪」

黒梓「甘ちゃんな演奏にはモッテコイだにゃん♪」カサカサカサカサカサカサ


111: 2009/10/14(水) 19:44:37.47
ちょこ~ん

黒梓「テーブルの上に立派なたい焼きが…」じゅるっ

黒梓「演奏後のおやつかな~?食べたら申し訳ないのかな~?」

黒梓「にゃ~んてにゃ♪いただきま~す♪」カサカサカサカサ

カサカサカサカ

ピトッ

黒梓「ふにゃ…?ベタベタするにゃ…」

115: 2009/10/14(水) 19:50:56.16
ベタ…ベタ…

黒梓「う…動かないに~…これじゃまるで…」

律「ゴキブリみたいだな」ニコッ

黒梓「にゃ…!?罠ですとぉお!?」

紬「作戦成功ね♪」

唯「さて…おとなしくしてね」

ビリビリッ

黒梓「ひぃ…」

唯「捕まえた」ギュ

唯「ミニあず2号ゲットだぜ♪」ニコッ

黒梓「にー…やっぱり先輩は甘いですにゃ~!」カサカサカサカサ

唯「すりぬけた!?」

116: 2009/10/14(水) 19:55:49.82
黒梓「ここはひとまず撤退だにゃ…」

梓「待ちなさい!」

黒梓「ふにゃにゃ~…じゃまだにゃ~甘梓!」カサカサ

梓「もう好きにはさせないです!!」

黒梓「へぇ?いったいどうするのか」
ボコッ!

黒梓「…った~いんだにゃ…なにしてくれてるのかにゃ!」
ゴキュ!

梓「…くっ…強い」

117: 2009/10/14(水) 19:59:29.57
唯「あずにゃん!!」

紬「駄目よ唯ちゃん!手助けしちゃ」

唯「え!?」

紬「これは梓ちゃんの戦いなのよ!梓ちゃんが自分の負の部分に自分で勝負をつけないと!」

澪「なんだその展開…」

律「とにかく梓を応援するんだよ!」

唯「う…うん!あずにゃん頑張れ!!」

119: 2009/10/14(水) 20:07:38.45
ボコッ
ゴキュ
パコッパコッ
ゴキュゴキュゴキュ

梓「うぅ…ハァハァ」

黒梓「駄目だにゃ~こんなんじゃ~」

黒梓「やっぱり甘過ぎるんだにゃ!!」ゴキッ

梓「きゃっ!!」バタッ

黒梓「こんな甘ちゃんリーダーに中野梓は任せられないのにゃ~♪」

黒梓「今度からは私がリーダーにゃ♪そして完璧なギタリストになるんだにゃん!」

梓「…負けないもん!」

黒梓「へ~?」

梓「あんたになんか負けないもん!」ドンッ

122: 2009/10/14(水) 20:12:53.91
唯「あずにゃん頑張って!!」

黒梓「…」

梓「…黒にゃん孤独みたいですね♪」

梓「たった1人で完璧なギタリスト?馬鹿なんですか?」

黒梓「にゃあ!?」

梓「たとえ完璧なギタリストになっても誰もあんたの演奏なんか聴いてくれないです!!」

黒梓「にゃにを!?そんなことないにゃ!!」カサカサカサカサ

唯「!?」

123: 2009/10/14(水) 20:16:39.60
黒梓「唯先輩なら聴いてくれるはずだにゃん!」

黒梓「あんな甘梓の演奏じゃなくて完璧な演奏ぅを!!」

黒梓「そして抱きついてくれるんだにゃん!!温もり独り占めだにゃん!!」

梓「…」

126: 2009/10/14(水) 20:25:30.10
唯「…そだね」 

黒梓「♪」

唯「私は今までのあずにゃんがいいかな♪」

黒梓「…え?」

唯「あずにゃんは私の全部を認めてくれるんだもん♪黒にゃんはちょっと厳しいかな」

黒梓「ふにゃあああ!?甘い!!甘いんだにゃん!!」

梓「甘いのはそっちのほうです!!」

黒梓「!?いつの間に」

梓「欲モロダシじゃ駄目ですっ」バキッ!!

黒梓「うぐにゃあ!!」バタッ

唯「やった!!」

梓「…我慢も必要なんです♪」

127: 2009/10/14(水) 20:32:48.48
唯「頑張ったねあずにゃん!!」ギュー

梓「ちょ…先輩…苦しいです///」

黒梓「にゃにを…まだまだ…!」ギュ

律「お前はこっちな♪」

黒梓「にゃ!?はなすんだにゃんデコ助!」

律「言うこと言うじゃん?ゴキブリちゃん♪」

黒梓「ひぃ!」ビクッ

律「おい!だれか×××持ってないか?」

紬「あるわよ、〇〇のお手入れは大切ですもの♪」

黒梓「え…あの…なんですそれ…ちょ!やめるんだにゃん!!放すんだにゃん!!あの~律先ぱ」

132: 2009/10/14(水) 20:38:25.56
平沢家

唯「♪」

律「…やっと集まったな」

澪「まあ色々あったけどな」

紬「うふふっ」

梓3号「にーにー」トテトテ

梓4号「ふにゃ~」ペロペロ

梓5号「チチチ…」カリカリカリ

憂「みんないい子にしてたよ♪」 


梓「…」ニコッ

135: 2009/10/14(水) 20:43:27.10
唯「これで元に戻れるんだね!」

梓「はい!ホントに皆さんのおかげです♪」

唯「元々私のせいなんだけどね//」

律「おっと、こいつ忘れてた」スッ


黒梓「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガクガクブルブル

梓「うわ…なにしたんです?」

律「なに、ちょっとお掃除を…」


梓「…」

137: 2009/10/14(水) 20:49:22.71
梓「それでは…そろそろ1人に戻りますか」

唯「おぉ♪」


梓「…」ブツブツ 


梓「合体だにゃ~!!」

ピカッ!!

唯「うわっ眩しい!」

澪「律!デコ隠せ!!」

律「それど~ゆ~意味だよ!」

紬「きゃー!!」

憂(お姉ちゃんの輝きに比べたら…)

139: 2009/10/14(水) 20:52:45.41
律「…おさまったか?」

唯「…あ、あずにゃん!!」

梓「…」

澪「ホントに元通りだ…」

憂「すごい…」

梓「…やった…グスッ」

唯「あ~ずにゃ~ん♪」ギュー

142: 2009/10/14(水) 20:56:48.89
梓「唯…先輩…」ギュー

唯「よかったねあずにゃん♪」

梓「うぅ…怖かったです…もう戻れないかもって…グスッ」ギュー

紬「あらあら…」

律「ったくみてらんね~ぜ」

澪「…//」

憂「二人とも大胆なんだから…」

144: 2009/10/14(水) 21:00:23.72
梓「唯先輩…」

唯「なに?あずにゃ」

チュッ

唯「…え?…え!?」

梓「///」

一同「」ぽか~ん

146: 2009/10/14(水) 21:06:51.76
唯「な、なにやってんのかな///あずにゃん///顔真っ赤だよ/////」

梓「唯先輩こそ///髪が大変な事に////髪止めピンもこんな」スッ

唯「あ、あずにゃん!?それに触ったら」

カチッ

梓「え?」

ぽ~んっ!!

一同「…え?」

梓「先…輩?」


うい~あいすぅ~
ごろごろ~
うんたん♪うんたん♪

終わり

149: 2009/10/14(水) 21:13:08.81
疲れた…
こんな駄文に付き合っていただけるなんて…

ミニあずのサイズは自分の好みに解釈してください

ミニ唯は全部一緒ですね

どうもありがとうございました


そして

ごめんなさいorz

150: 2009/10/14(水) 21:13:57.97
乙カレー
おもしろかったよ


引用元: 梓「ミニマムあずにゃんずです」