～～～～～～～～

面堂「しのぶさん、映画はいかがでしたか？しのぶさんの為に全館貸し切りにしたんですよ」ﾌﾌｯ

しのぶ「ステキだったわ～（わたしの為に貸し切りにしてくれるなんて、特別視してくれてるのね～）」ｷﾗｷﾗ


あたる「あそこに面堂が居る…（見とれよ面堂…）」

ラム「ホントだっちゃ、しのぶも一緒だっちゃよ？」

あたる（面堂のアホが、俺のしのぶにちょっかいかけやがって…）ﾒﾗﾒﾗ

ｽﾀｽﾀ

あたる「いよ～！面堂じゃないか！」

面堂「も、諸星！何しに来た！？」

あたる「いや～、デートしてて映画見ようかと思ったら、貸し切りだったんだよ～」

面堂「きみがデートだと？ははは！バカな！」

あたる「ホントじゃ！ほれ！」ｸﾞｲｯ

ラム「あん！」


面堂「……」

しのぶ「ちょっと面堂さん…」

面堂「諸星、貴様……その人は一体誰なんだ？」

あたる「美人だろ？」ﾆﾀﾆﾀ

ｽｰｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
面堂「お嬢さん、こんな顔面崩壊したアホに貴女は釣り合わない…僕と…」

あたる「いきなり人の女を口説くな！」　　ズゴーン！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　

面堂「わーん！！暗いの怖い！狭いの怖いよおおお！」ｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞﾝ！！


しのぶ「め、面堂さん！！」ｶﾞｼｯ！

しのぶ「どすこおおおい！！」ﾎﾟｲｯ！　　　ガコーン！！

面堂「しのぶさん、今日の貴女はタンポポのように可愛らしい…」ｷﾘｯ！

しのぶ「あら、やだわ面堂さんったら…///」ﾎﾟｯ


あたる「アホらしゅうて、やっておれんわ！！（もうしのぶはどうでも良いわい、このままラムとデートしちゃる！）」


ラム「ねぇダーリン！もう行くっちゃよ！」

しのぶ「な～んだ、あんたラムだったの？髪の色が黒いから分かんなかったわ」

ラム「なんだとはなんだっちゃ！」ﾍﾞｰ！

面堂「ラムさんでしたか、これは失礼しました、今日もまた一段とお美しい…」ｷﾘｯ！

あたる「おい面堂！今日はしのぶとデートなんだろ？」

面堂「いかにも、だが美しい女性が居たら愛でるのが、僕のポリシーだ！」

しのぶ「むっ…」ﾒｷｯ…

ラム「街灯が曲がってるっちゃ」

面堂「あわわ、しのぶさん落ちついてください！」
　

うる星やつらとか懐かしすぎる

　
　
あたる「それにしても腹が減ったな…」

ラム「だっちゃね～」

あたる「面堂おごれ」
面堂「断る」

あたる「ケチ！！」

面堂「どうして僕が、きみにおごらにゃならんのだ！？」


ラム「終太郎、うちお腹空いたっちゃ…」

面堂「ラムさんには勿論フルコースでもなんでもご馳走しますよ！」ﾆｺｯ

しのぶ「むむっ…」ﾒｷﾒｷｯ…

あたる「街路樹がへし折れとる」

面堂「あわわ、すみませんしのぶさん！」


ラム「うちはダーリンと一緒じゃなきゃ、どこにも行かないっちゃ！」

面堂「仕方無いな……おい諸星！ラムさんの美しい顔に免じて貴様にもおごってやる！」

あたる「さすが面堂！太っ腹！」ﾆﾔﾆﾔ


しのぶ「…面堂さんが言うなら仕方ないわね…」ﾌﾟｸｯ


～～～～～～～～

面堂「なんでも頼むがいい、ここのシェフはあらゆる料理を極めた鉄人だからな」ﾌｯ

あたる「うほほ～！じゃ～ここからここまで全部～！」

面堂「なんて卑しいんだきみは！そんなに食いきれるわけ無かろうが！」

ラム「うちの分は全部激辛にして欲しいっちゃ！」

面堂「ははは…ラムさんは辛いのがお好きなんですね」


面堂「しのぶさんは、僕と同じフレンチのフルコースでよろしいですよね？」ﾆｺｯ

しのぶ「ええ…お任せしますわ…//」ﾎﾟｰ


あたる「けっ…」


～～～～～～～～

ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

あたる「うまい！うまい！」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

ラム「ダーリン嬉しそうだっちゃ」ﾆｺﾆｺ


面堂「まるで豚のようなヤツだな…」

しのぶ「ホンっトあたる君は意地汚いわね～」

ラム「レイより全然マシだっちゃ」ﾆｺﾆｺ
　
　

～～～～～～～～

あたる「ぐふっ…腹がいっぱいでもう食えん…」

面堂「ほら見たことか、アホな貧乏人はこれだから困る」

あたる「う、うるへぇ～」

しのぶ「どうするのよそれ？まだたくさんあるじゃない」

錯乱坊「ワシに任せるがよい」ズオッ！

ちゅどおおおおん！！！！！


あたる「かっかかか…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

面堂「……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

しのぶ「……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

ラム「チェリー！どこから涌いたっちゃ！！」


サクラ「叔父上はどこでも涌いて出るのが特技じゃと言うたであろう…」ﾓｸﾓｸ

ラム「サ、サクラまで！？」

あたる「サ～ク～ラ～さ～ん！！」ｶﾞﾊﾞｯ！

サクラ「寄るな色餓鬼！」ﾊﾞｷｨ！！

あたる「ぶっ…かかか…」ﾌﾟｽﾌﾟｽ…

しのぶ「どうして二人が…？」

錯乱坊「食い物を粗末にしてはならん！供養じゃ供養！」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ


面堂「悪夢だ…」

サクラ「面堂！おかわりじゃ！」

面堂「は、はい！」

サクラ「勘定はおぬし持ちでな」ﾓｸﾓｸﾓｸﾓｸ

面堂「……」


ラム「二人ともすごい食欲だっちゃ…」

面堂「サクラ先生は良いとして、チェリーに食わせるのはシャクに障るな…」

錯乱坊「供養じゃ供養じゃ供養じゃ」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

　

　
黒服「若…もう食材が無くなりました」

面堂「なんてことだ…」

サクラ「なんじゃ、もう終いか」

錯乱坊「食い足りんのう…」

あたる「あんたらの胃袋は底無し沼か！！」ﾊﾞﾝｯ！


サクラ「面堂、馳走になったな」

サクラ「叔父上！引き上げじゃ！」

錯乱坊「うむ」



面堂「い、いったいなんだったんだ…」


ラム「シラケたっちゃね」

あたる「そうだな～、帰るか」

ラム「うん」


あたる「じゃあそう言う訳で、ごちそうさん！」

面堂「ああ…さっさと消えてくれ」ｼｯｼｯ

あたる「またおごれよ」

面堂「もう金輪際おごらん！！」ﾊﾞﾝｯ！

あたる「ぬかかか、じゃあな面堂～」ｽﾀｽﾀ
　
　
　

～～～～～～～～

ラム「ダーリン、もう少し町を歩きたいっちゃ」

あたる「ん？」

ラム「せっかくのデートなんだし、このまま帰るのは勿体無いっちゃ！」

あたる「そうか、わかったよ」

ラム「やった♪」



ラム「ダーリンダーリン！このぬいぐるみ可愛いっちゃ！」ｷｬｯｷｬｯ

あたる「ああ～」ﾎｼﾞﾎｼﾞ


ラム「ダーリンダーリン！このマネキン、サクラにそっくりだっちゃ！」

あたる「おお…ホントじゃ…チチの出具合がこれまた…」ｷﾞﾝｷﾞﾝ

ラム「も～ダーリンのスケベ！どこ見てるっちゃ！」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘﾊﾟﾘ

あたる「ま、待てラム！冗談だ！」


あたる「ん？」

ラム「どうしたっちゃ？」


あたる「ラム、指輪買うたる」

ラム「ほ、ホントけ！？」ﾊﾟｧ

あたる「ああ本当だ（安物の指輪で機嫌が取れるなら安いもんじゃ）」

ラム「嬉しいっちゃ！！」ﾀﾞｷｯ！

あたる「ぶわっ！いきなり抱きつくな！」
　

～～～～～～～～

ラム「～♪」ｷﾗｷﾗ

あたる「お前ホントに嬉しそうだな～」

ラム「うん！ダーリンが初めて買ってくれた指輪だっちゃ！嬉しくないわけ無いっちゃよ！」ｷﾗｷﾗ

あたる（千円もせんのに…安上がりなやっちゃな…）


ラム「ダーリン…」

あたる「なんじゃい？」

ラム「うちの事愛してるっちゃ？」

あたる「ぶほっ！なにをいきなり！？」

ラム「愛してるって、言って欲しいっちゃ…」ｼﾞｨ…

あたる「い、言えるかそんなもん！！」

ラム「どうしてだっちゃ？うちは宇宙一ダーリンを愛してるっちゃよ！」

ラム「指輪もくれたんだし、言えるはずだっちゃ！」

あたる「アホ！絶対言わんわ！！」ﾌﾝｯ！

ラム「どうしてだっちゃ！言えるっちゃ！」

あたる「イヤじゃ！言うくらいなら氏んだ方がマシじゃい！（恥ずかしくて言えるか…）」

ラム「うぬぬぬ…」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘﾊﾟﾘ

ラム「ダーリンのバカあああああ！！」ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！！

あたる「ぐわあああ！やめっ！ぎゃああああ！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！！

ﾊﾞﾁｰﾝ！！

ラム「あああっ！！ゆ、指輪が！？」

あたる「かかかかか……バ、バカ…金属製の指輪付けて電撃出したら…」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ…

あたる「は、弾け飛ぶに決まっとろうが…」
　

　
ラム「うっ…」ｼﾞﾜｯ…

ラム「うわあああああん！指輪があああああ！」


あたる「自業自得じゃ…」

ラム「うえぇぇぇん…」ﾒｿﾒｿ…

ラム「せっかくダーリンが買ってくれたのに～」ﾒｿﾒｿ…


あたる「……」


ラム「うっく…ひっく…」ﾒｿﾒｿ…


あたる「……」

ラム「ひっく…ひっく…」ﾒｿﾒｿ…


あたる「わーったよ！また買うたるわい！だから泣くな！」

ラム「ひっく ひっく…ホントけ？」ｺﾞｼｺﾞｼ…

あたる「ただし、むやみやたらに電撃出すなよ！また弾け飛ぶからな！」

ラム「わかったっちゃ…」ﾋｯｸ…


あたる「明日また町に行こう」

ラム「うん…」

あたる「だから泣くなよ…」ﾅﾃﾞ…

ラム「うん…ダーリン大好き…///」ｷﾞｭｯ…


あたる「お、俺も……」

ラム「え？」

あたる「い、いや、何でもない…///」

ラム「俺も…なんだっちゃ…？」

あたる「何でもないってば！///」

ラム「ダーリン…///」


ラム「愛情表現だっちゃあああ！」ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！

あたる「ぎゃああああ！バ、バカ！氏ぬ！氏んでしまう！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！




錯乱坊「さだめじゃ…」ﾁｰﾝ


終わり

終わりだと！？

>>11
終わりっす、めちゃ短いのがアレですが、
原作の雰囲気で纏めようとするとこうなってしまうんです。

うる星やつらSSとか何たる俺得、でももうちっと読みたいなぁ

乙！