1: 2009/11/07(土) 00:09:57.16
梓「はぁ~・・また落ちてるよぉ・・」

梓「VIPはホントすぐ落ちるなー・・」

12: 2009/11/07(土) 02:35:39.45

梓「はぁ…唯先輩、今日も良い匂いがした」

梓「はぁ…」

梓「唯先輩、あたたかかったなぁ……」

梓「………」

梓「唯先輩にもっとぎゅってしてほしいな……」


梓「はぁ………」

13: 2009/11/07(土) 02:38:38.89

梓「唯先輩と……キスしたいな」

梓「キス出来たら……どれだけ幸せなんだろう」

梓「唯先輩のぬくもり、もっとほしいな……」


梓「はぁ………」

17: 2009/11/07(土) 03:49:05.45

― 学校 ―

唯「あずにゃん!あずにゃん♪」

梓「唯先輩っ…!(きたーっ)」


唯「あずにゃああん♪」ぎゅうぅ

梓「先輩っ…(あぁ…唯先輩あったかい‥///)」

唯「じゃ、また部室でね!」

梓「あっ……!(もっと‥)」


梓「(もっとぎゅってしていてほしかったのに………)」

28: 2009/11/07(土) 08:27:27.88

梓「はぁ……唯先輩……」

梓「唯先輩……唯先輩……!」

梓「はぁ………」

梓「どうすれば、、」

梓「もっと、ぎゅっとしてもらえるだろう……?」


梓「はぁ~………」

30: 2009/11/07(土) 08:44:25.14

梓「落ち込んだふりとか……」

梓「先輩、優しいから…」
梓「いや駄目だ…そんなの先輩を騙してるみたいで‥」

梓「………」

梓「私の方から、ぎゅっとしてみるとか……」

梓「いやだって、いつもぎゅって抱きしめられてるんだから」

梓「私の方からぎゅっとしても問題ない……よね?」

梓「むしろ当然の反攻……だよね??」

梓「はぁ~………」

梓「唯先輩………」


梓「私、もう……我慢できませんよ~……」

31: 2009/11/07(土) 08:59:53.50

唯「ねえ、ムギちゃん」

紬「なあに?唯ちゃん」

唯「女の子同士でぎゅってするの、変かな…?」

紬「ふふふ、そんな事ないわ。むしろ素敵よぅ?」

唯「うん、そうだよね……」


紬「どうかしたの…?唯ちゃん」

唯「いやただちょっと…」

唯「いつも一方的だなぁと思って…」

紬「……。そうね……」

唯「…………」


唯(もし………)

唯(あずにゃんの方から、私の事をぎゅってしてくれたら、、)

唯(どれだけ幸せな事か……)

唯「はぁ~………」

33: 2009/11/07(土) 09:29:53.71
律「よ~し、今日も練習再開するぞー」

唯「おおっー!!」

うんたん♪うんたん♪♪

紬「梓ちゃん、そこはもう少し早くっ」

梓「澪先輩、若干ズレてます!」

律「おぅ、唯は最近上手くなったな~」

唯「ほえほえ~♪」

うんたん♪うんたん♪♪

澪「いいかんじだな…」

律「澪っ!コード踏んでるぞっ?」

澪「え?うわっ…!!」

梓「きゃあっ!!」

紬「梓ちゃん、危ない!」

唯「あずにゃんッ!!!!」がばっ

どってーん…

34: 2009/11/07(土) 10:03:37.82
― 保健室 ―

唯「………」

梓「……意識が無い」

梓「……先輩、私を庇って……」

梓「………先輩」

梓「もう…どうしてそんな事するんですか…っ」ぽろぽろ

梓「私の…先輩への気持ちが、抑えられなくなるじゃないですか…っ!」

ぎゅううぅ…

梓「先輩……っ先輩……っ」

梓「唯先輩……っ」

ぎゅううぅ…

梓「先輩……」

梓「唯先輩……っ」

ぎゅううぅ…


梓「先輩………ゴメンね?」ちゅっ

50: 2009/11/07(土) 19:26:10.19

ちゅ~っ

梓(先輩のくちびる…ふわふわっ)

梓(舌も…入れちゃえっ!!)

ちゅ~っ…

梓(ああ…先輩の舌…)

梓(先輩の舌だ………)レロレロ

梓(はぁ……たまらない)ゾクゾクッ

梓(先輩……大好きです……)

梓(先輩……先輩……っ!)ギュウ

梓(頭が……痺れてきた)

唯「………」

梓(先輩……先輩……っ)

唯「……(え…?何これ…??)」

51: 2009/11/07(土) 19:36:05.36

唯(あずにゃん…何やってるの??)

唯「………あずにゃん?」

梓(………ッ!!)

梓「せ、先輩……?」

梓「あ……あ………っ」

梓「ご、ごめんなさいっ!!」

梓「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……っ!」

梓「ごめんなさい……っ!」

ガラッ、ピシャッ!
タッタッタッ………


唯「………」

唯「あずにゃん……」

唯「私にキスしてたんだ……」

53: 2009/11/07(土) 19:46:18.84

唯「頭がボーッとする…」

唯「確かあずにゃんを庇って……」

唯「………。そっか、保健室か……」

唯「………」

唯(あずにゃんの唾液が、口の中に残ってる……)

唯(………ゴクリ)

唯(あずにゃんの唾液が、私の中に入っていく……)


唯「……ッ、体がっ……熱い…っ!」

唯「あずにゃん…っ!!」

唯「私…、どうして意識無くしてたんだろう…」

唯「あずにゃんと…キス出来ていたのにっ……!」

唯「あずにゃん……どこ~?……」

54: 2009/11/07(土) 19:57:54.33

梓「はぁ、はぁ…はぁ。……」

梓「逃げて来ちゃった……」

梓「先輩、いきなり目を覚ましてるんだもん……」

梓「先輩………」

梓「ごめんなさい……」

梓「私の事、庇ってくれたのに……」

梓「その報いが……これだもん」

梓「裏切っちゃったなぁ……」

梓「初めてだっただろうなぁ……」

梓「勝手に奪っちゃったなぁ……」

梓「先輩………」

梓「ごめんなさい………」ぽろぽろ

56: 2009/11/07(土) 20:21:16.28

トボトボ…


梓「夕暮れは綺麗だなぁ…」

梓「遠くで電車の走っていく音が聞こえる……」

梓「カラスが赤い夕焼けの中を飛んでいるなぁ……」

梓「お日様はなんで地平線で紅くなるんだろう…?」

梓「空に青みが掛かってきたなぁ…」

梓「あの青が黒く、空を包み込んだら…夜になるんだな……」

梓「寒くなってきたなぁ…」

梓「冬が近くなってきたんだなぁ…」

梓「唯先輩にぎゅってしてほしいなぁ……」

梓「唯先輩…………」



梓「はぁ~………」

57: 2009/11/07(土) 20:33:29.82

梓「明日からどうしようかな……」

梓「唯先輩に……顔合わせ辛いなぁ……」

梓「はぁ~………」



トボトボ…


梓「もう夜だなぁ……」

梓「すっかり冷え込んできたなぁ……」

梓「月が光ってるなぁ……」

梓「星が綺麗だなぁ……」

梓「家に帰りたくないなぁ……」


梓「はぁ~………」

59: 2009/11/07(土) 20:58:18.00

梓「あれがカシオペア…」

梓「カペラ……フォーマルハウトに…」

梓「デネブカイトス……」

梓「………」

梓「星空が綺麗だなぁ……」

梓「夜空が澄んでるなぁ……」

梓「何もかもが凍り付いたみたいだ……」

梓「はぁ~………」

梓「吐く息も白いや……」

梓「寒いなぁ………」

梓「このまま此処で、私も凍り付いてしまいそうだ……」

梓「唯先輩………」


梓「はぁ~………」

61: 2009/11/07(土) 21:13:44.35

唯「あずにゃん、どこ~?……」

唯「お家に帰ったのかな~……?」

唯「すいません、あずにゃん帰って来てませんかー?」

唯「……。そうですか……」

唯「………どこ行ったんだろう」


トボトボ…


唯「あずにゃん……」

唯「あずにゃんっ……あずにゃん………」ぽろぽろ

62: 2009/11/07(土) 21:36:39.88

唯「………」

唯「街のネオンが綺麗だな……」

唯「飲食店が賑わい、人々の騒ぎが聞こえてきて……」

唯「交差点を渡ると、昼間とは違った人々が行き来する……」

唯「眩しい蛍光を照らし、派手な看板がピカピカ点灯して…」

唯「街行く人々は皆笑ってて、楽しそうにしていて……」

唯「でも私は一人ぼっち、………」

唯「あずにゃんが隣にいない……」

唯「あずにゃんが隣で笑っていていてくれない……」

唯「あずにゃん………」ぽろぽろ


唯「あずにゃん、どこ~?……」

64: 2009/11/07(土) 21:45:46.68

唯「どこにもいない…」

唯「あずにゃんがいない…」

唯「あずにゃん……あずにゃん……」ぽろぽろ


ブロロオォ……キキキーッ!!!


唯「きゃあ!!」

唯「す、すいません……」
唯「………」

唯「うぅ………」

唯「あずにゃん………」ぽろぽろ

79: 2009/11/08(日) 07:41:59.17

― 公園 ―


唯「うぅ………」

唯「もう……疲れちゃったよぅ………」

唯「あずにゃん………」

唯「うぅ………」ぽろぽろ

ガサゴソ…


梓「…唯……先輩………?」

唯「…あずにゃん………?」

梓「どうして……ここに………」

唯「あずにゃん……あずにゃん……っ!!」

ぎゅうぅ~…

唯「あずにゃん……」

梓「……。唯先輩…………」

81: 2009/11/08(日) 08:03:33.45
唯「捜したんだからねっ!!」

梓「………うぅ…」

唯「どうして私が意識無い時にキスしたのっ…!」

梓「……そ、それは……」

唯「なんで寝ている時なんかにキスするのっ…!」

梓「……ご、ごめんなさい……」

唯「ちゃんと…私が起きてる時にキスしてよっ…!!」

梓「……………え?」

唯「ちゃんと私が起きてる時にぎゅってしてよっ…!!」

梓「………先輩っ!」

唯「あずにゃん……っ!!」

ぎゅうぅ~…

唯「ね……お願い……っ」

梓「……ッ、先輩……っ!」


……………‥

82: 2009/11/08(日) 08:28:31.27

……………‥


唯「静かだね……」

梓「はい……」

唯「何も聞こえない……」


梓「そうですね………」

唯「街の灯りがあんなに遠い……」

梓「………えぇ」

唯「まるで此処に私達二人しかいないみたい……」

梓「先輩……恥ずかしいですよ…///」


唯「………あずにゃん…」

84: 2009/11/08(日) 08:34:22.83
唯「…………」

唯「こんなに、手を冷たくして……」

唯「はぁーっ…はぁーっ…」

梓「先輩………っ」

唯「これで少しは…温かくなったかな…?」


梓「先輩……唯先輩……っ!」

ぎゅうぅ…

梓「こうすれば…もっとあったかいです……」

唯「………うん」

梓「唯先輩………」


唯「あずにゃん……」

唯「もう、どこにも行かないでね……?」

梓「………はい」


おしまい!

86: 2009/11/08(日) 08:38:44.95
やっぱ唯梓は最高だよ

引用元: 梓「『あずにゃん!あずにゃんにゃん!』っと・・」