2: 2014/09/05(金) 03:40:57.93
スズ(津田の・・・は15cmらしい)

スズ(15cmってどれぐらいだっけ・・・定規・・・定規はどこ?)ゴソゴソ

シノ「皆、揃ってるか?」ガチャ

スズ ビクゥ!

シノ「ん?まだ萩村だけか、何か探しものか?」

スズ「い、いえ、ちょっと線を引くのに定規を探してまして」

シノ「直線を引くのか?定規はどこかにあったと思うがノートの端で代用してはどうだ?」

スズ「え?あ、あぁそうですね、線を引くだけなら別に問題ないですね」

シノ「ふむ、でもあれだな、ノートだとシミがついてしまうな」

スズ「線引く以外に使いませんから!」

3: 2014/09/05(金) 03:42:07.76
シノ「棚のどこかにあった気がするんだが・・・すまんが今から先生に頼まれて校内の見回りをしないといけなくてな」

スズ「何かあったんですか?」

シノ「いや、どうも構内で不純異性交遊をしている生徒がいると聞いたのだ」

スズ「はぁ・・・共学になるとそういうくだらないことしか考えないんですかね」

シノ「まぁ生徒だけの問題ならいいんだが・・・女オークみたいな教師もいるからな」

スズ(何であの人まだ教師でいられるんだろう・・・)

シノ「とはいえ男子高校生も多感な時期だろうし女生徒を守るには必要だという先生の話も一理あるしな」

シノ「共学校には必ずそういう教師がいるらしいし」

スズ「そんな学校はない」

4: 2014/09/05(金) 03:43:04.45

シノ「そういうわけだから一応見回りをしてくる」

スズ「噂が本当かはわかりませんがさすがに風紀委員長に見つかるのはまずいと思いますし早めに見つけてあげてください」

スズ「生徒会の顧問が不祥事で無職になるのは問題でしょうし後味も悪いですから」

シノ「よく放課後校舎内で五十嵐が気絶してるがな」

スズ「みつかってるのかよ!」

シノ「でも大丈夫だと思うぞ、五十嵐はいつもその時の記憶がないからな」

スズ(全然取り締まれてない・・・)

5: 2014/09/05(金) 03:44:21.24
スズ(とりあえず会長は出て行ったし定規を探そう)

スズ(棚の中って言ってたけど下の段は書類しかないはずだし・・・上の段は高いのよね・・・)

スズ(少し行儀悪いけど椅子に乗ろう)ゴソゴソ

アリア「スズちゃんこの角度だとパンツ見えちゃうよ」

スズ「うわぁ!?」ズルッ

アリア「うふふ、大丈夫?スズちゃん」ガシッ

スズ「あ、ありがとうございます・・・」

アリア「椅子の上に立つなんてお行儀悪いよー」

スズ「ぐ・・・た、棚に用事がありまして・・・」

アリア「ふふふ、何が必要なの?取ってあげる」

スズ「ええ、棚に定規があるらしいので取ってもらえますか?」

アリア「お安い御用だよー」

スズ「ありがとうございます」

スズ(・・・あれ?)

スズ「あの・・・アリア先輩の身長だと別にスカートの中は見えないような」

アリア「ううん、近くでしゃがんだら見えたよー」

スズ「覗き込んでたのかよ!」

7: 2014/09/05(金) 03:45:29.71
アリア「定規だよね?どこだろ・・・奥の方かな?」

スズ(うっ・・・棚に乗ってる・・・)

アリア「奥の方にも見当たらないなー、あれ?なんだろ・・・なんだかこの体制いつもよりちょっと肩が軽い感じがするね」

スズ(乗ってるからですよ・・・)

アリア「定規見つからないなー」

スズ(凶器なら棚に乗って・・・)

アリア「んー?なんてー?」

スズ「いえ、何でもないです・・・無いならいいですよ、今絶対必要って程でもないですし」

アリア「そうなの?ごめんねお役に立てなくて」ズルッ

コンッ

スズ「痛っ」

アリア「あっスズちゃん定規下に落ちてたよー」

スズ「・・・・・・そうですね」

スズ(たぶん胸の下にあったんだろうけどなんだか悔しいし言わないでおこう)

8: 2014/09/05(金) 03:46:40.13
アリア「30cm定規かな?それで大丈夫?スズちゃん」

スズ「はい、大丈夫です」

アリア「それで何を測るの?」

スズ「えっ!?」

アリア「?」

スズ「え・・・えーと、線を引くんですよ!」

アリア「そうなの?それだったらノートの端使えばよかったんじゃない?」

スズ「そ、そうですね・・・うっかりしてました」

アリア「あ、でもノートだとシミついちゃうかー」

スズ「あんたらは一体ノートを何に使うつもりだ!?」

9: 2014/09/05(金) 03:47:45.71
スズ(15cm・・・ってこれくらいなのね・・・結構長い・・・?とりあえず長さはわかったけど)

アリア「そう言えばスズちゃんは津田くんのサイズって知ってる?」

スズ「ひゃい!?」

アリア「津田君のサイズだよー」

スズ「ししし知りませんよ!何で知ってるって思ったんですか!?」

アリア「スズちゃん同じ学年だし体育とかも一緒かなーって」

スズ「べべべ別に一緒に着替えたりするわけじゃないんですから知りませんよ!っていうか着替え見てもわかりませんよ!!」

アリア「あ、でも興味がないとわざわざ見ないかー」

スズ「いやその・・・興味がないというわけでもないんですが・・・さすがにそういうのは・・・」

アリア「意外と小さかった気がするんだよねー」

スズ「えっ!そうなんですか!?っていうか何で見た事あるみたいな発言なんですか!?」

アリア「見た事ぐらいはあるよー」

スズ「なっ!?」

スズ(あ・・・あの破廉恥野郎何やってんのよ!?)

アリア「小さめだと25cmぐらいかなぁ?」

スズ「は、はい!?ちょ、ちょっと待ってください!25cmですか?それって小さいんですか!?」

アリア「男の子だと小さめだと思うよー」

スズ(小さめで25cm!?そ・・・そんなの絶対無理じゃない・・・!)

アリア「スズちゃんもしよかったら今度サイズ見てみて、さすがに小さいのはコンプレックスかもしれないから聞きづらいし」

スズ「そ、そりゃあそういうのもあるかもしれませんけどだからって見れませんよ!何を見せるつもりなんですか!!」

アリア「上履きなら中に書いてあると思うの」

スズ「靴のサイズかよ!」

10: 2014/09/05(金) 03:49:08.22
スズ(アリア先輩は習い事があると言って帰って行った)

スズ(さて、25cm・・・?あ、いやそれは靴のサイズか・・・15cmだ・・・15cmってどこまで来るの?)ソッ

スズ(まって・・・15cmって結構エグいというか、大分深いとこまで来ちゃうんじゃ)

タカトシ「あれ?会長たちは?」

スズ「きゃひぃ!?」

タカトシ「どうかした?萩村」

スズ「いいいいいつからいたの?」

タカトシ「今来たところだよ」

スズ「そ、そう、ならいいの」ホッ

タカトシ「15cmって何の話?」

スズ「」ギャーーー!!

タカトシ「え?ふきだしの外にセリフ出すのどうやんの?」

スズ「知らない!私は何も知らない!」

タカトシ「?」

11: 2014/09/05(金) 03:50:33.82
スズ「会長は見回り、アリア先輩はお稽古事で帰ったわよ」

タカトシ「そうなんだ、んじゃしばらくは二人だけかな」

スズ「そ、そうね・・・」

タカトシ「それじゃ会長が戻ってこないうちに今日の数学でいまいちわからない部分があって教えてもらいたいんだけど・・・」

スズ「しょ、しょうがないわね、副会長なんだからもうちょっと他の生徒の手本になるようになりなさいよ」

タカトシ「肩書以外は至って平凡なもので・・・」

スズ(15cmって平凡なんだ・・・)

タカトシ「何の話?」

スズ「何でもない!サイズの話!靴の!靴のやつだから!!」

タカトシ「15cmの靴って全然平凡じゃないだろ・・・26.5cmだよ」

スズ「そ、そうなんだ、そうよね、アリア先輩が気にしてたから!15cmは・・・おかしいわよね!」

タカトシ「・・・何かあの人が絡むと些細な事でもろくな事にならないような気がしてくるなぁ」

12: 2014/09/05(金) 03:51:35.34
タカトシ「会長遅いな・・・今日俺買い物あるから早くすませたいんだけど・・・」

スズ「確かに・・・これ以上遅くなるのも辛いし今日は終わりにしましょうか」

タカトシ「ありがとな萩村、付き合ってもらっちゃって」

スズ「まぁ私も復習できてスッキリしたし気にしなくていいわよ」

スズ「でも次からはちゃんと出来るようにしなさいよ」

タカトシ「まぁまぁ、そう言わずまた色々教えてくださいよ」

スズ「次からはお金取るから」ガラッ

シノ「わひっ!?」

タカトシ「・・・会長、入口で何してるんですか?五十嵐さんも」

カエデ「・・・・・・」

シノ「み、見回りから帰ってきたらお前たちが生徒会室で何かしてるから入り辛かったんだ」

スズ「はぁ」

シノ「その、お前たち、確かに興味が尽きないのはわかるし私だって色々気になったりもするが」

カエデ「・・・・・・」

シノ「生徒会室はその・・・不純異性交遊にいそしむ場所ではないしましてやそこに金銭のやり取りが発生するなど・・・さ、さすがに見過ごせんぞ!」

タカトシ「・・・はい?」

カエデ「・・・・・・」

スズ「・・・風紀委員長が気絶してる」

タカトシ「あの・・・俺達勉強してただけですけど」

シノ「性の勉強は自分の部屋で一人でするもんだろー!」

タカトシ(めんどくせぇ)

13: 2014/09/05(金) 03:52:26.44
スズ(結局会長に説明し納得してもらった)

シノ「ま、まぁそんな事だろうとは思ってたんだ、私はお前達を信じてるからな」

タカトシ「だったら堂々と入ってきてくださいよ・・・」

シノ「み、見られるのも好きなのか!?」

タカトシ(全然信じてねぇ)

スズ「会長、さっき説明したとおり普通に勉強してただけですから」

シノ「あ、うん、勉強な!そうだな!生徒会役員たるもの生徒の見本にならないといけないからな!わかってるぞ!」

タカトシ「本当にわかってくれてるんですか?」

シノ「大体そもそも童Oじゃない津田なんて津田に似合わないもんな!津田は童Oだから津田でいられるんだしな!」

シノ「うん、何かそう考えたらしっくりきた、津田は童Oのままだな、わかる」

タカトシ「どこで判断して納得したのか知らんけど失礼だな!」

カエデ「・・・・・・ハッ!」

スズ「あ、目覚めた」

カエデ「つ、津田副会長!あなたやっぱりそうやって女生徒に手当たり次第手を出してたんですね!この件は学校に報告にしますから!」

タカトシ(めんどくせぇ)

14: 2014/09/05(金) 03:53:46.92
タカトシ「結局五十嵐先輩に説明してたらこんな時間になってしまった・・・」

スズ「あの風紀委員長は風紀委員長として大丈夫なのかしら」

タカトシ「そもそも会長を生徒の模範とするのも問題な気もするけどな・・・」

タカトシ「あ、それじゃ今日は夕飯の買い物してかないといけないから、萩村また明日な」

スズ「そうね、また明日」





スズ「はぁ・・・とりあえず学校で復習はしちゃったし今日はもうお風呂入って寝ちゃおうかな・・・」

スズママ「おかえりなさい、今日はママのミルクたっぷりのシチューよ」

スズ「そういうのいいから、なんだか今日は疲れたしご飯はいいから休むわ」

スズママ「あら、そうなの・・・?残念・・・自信作なのに」

スズママ「とりあえずお風呂の用意まだ出来てないから部屋で着替えてきたら」

スズ「うん、そうする」トントントン

スズ「大体ネネが変な事言うから・・・」

スズ(そもそも服の上からサイズなんてわかるわけないじゃない・・・あれもでたらめよね)

スズ(あ・・・生徒会室の定規持って帰ってきちゃった・・・)

スズ(・・・・・・・・・)ソッ

スズ(15cm・・・さすがにこれはまだちょっと・・・・・・)

スズママ「お風呂出来たわよー」

スズ「・・・・・・」トントントン

スズ「牛乳たっぷりなんでしょ?シチューやっぱり食べるわ」

スズママ「あら嬉しい、ママのミルクたっぷりだからいっぱい食べてね」

スズ「そういうのほんといいから」

15: 2014/09/05(金) 03:54:58.31
~~~翌日~~~

スズ「ネネ、昨日言ってた津田のスリーサイズの件だけど」

ネネ「なぁに?」

スズ「あれって適当なのよね?さすがに服の上からじゃわからないでしょうし」

ネネ「適当だけどある程度の自信を持ってお伝えしてるよ」

スズ「・・・・・・そ、そうなのね・・・まぁ一応の参考にはしておくわ」

ネネ「あ、でも一つだけ言い忘れてたんだけど」

スズ「?」

ネネ「あれは平常時のサイズだから」

スズ「・・・・・・ぇえ!?」



おわり

16: 2014/09/05(金) 03:58:44.50
以上です、短くてすいません
津田のサイズを知ったスズちゃんが股間に定規をあてがってシミュレートしているのを書きたかっただけです
初めてなので読みづらいところもあるかと思います、お目汚し失礼しました

引用元: 萩村スズ「ネネの情報が確かなら・・・」