1: 2013/01/21(月) 01:47:38.58
みく「すごいお仕事? にゃにかにゃ?」

P「なんと、某国民的アニメの実写PV出演だ」

みく「おおっ! ……って、いくつかあるけど、どれにゃ?」

3: 2013/01/21(月) 01:48:20.57
P「お魚くわえたドラ猫~♪」

みく「す、すごいにゃ! みくも小さな頃から見てたアニメにゃ!」

P「いやぁ、結構苦労したよ」

みく「それで、みくはどの役をやるんにゃ?」

P「ふっふっふ。聞いて驚け」

みく「ごくりっ」

P「なんと、猫役だ!」

4: 2013/01/21(月) 01:48:59.90
みく「ま、まさか、みくにぴったりの役で……ん? 猫?」

P「そう、猫」

みく「白い毛の、黄色い鈴をした?」

P「いや、そっちは本物の猫。みくがやるのはドラ猫」

みく「はぁ!? みくがお魚くわえて走るの!?」

P「おう。猫耳猫尻尾装着で街中をダッシュだ。あと口調、口調」

みく「いやにゃ! そんな色物役、輿水のさっちゃんにでも任せるにゃ!」

P「輿水のさっちゃんはスキューバの仕事が入ってな、無理なんだ」

みく「スキューバ? いいにゃ。みく、そっちがしたいにゃ」

5: 2013/01/21(月) 01:50:41.12
P「うーん、なら代わってみるか?」
P「幸子が24時間テレビのマラソンレベルで走ってる姿も見てみたいし」

みく「……みくにそれをさせようとするなんて、悪魔にゃ」

P「ちょっと待ってろ。幸子に電話で変更を伝えるから」

7: 2013/01/21(月) 01:52:25.64
P「……あっ、幸子。今は時間大丈夫か?」

幸子『な、なななんなんでしょ?』

みく(……なんでさっちゃん、声が震えてるにゃ?)

P「いや、みくがさ、どうしてもお前と仕事変わって欲しいらしくてな」

幸子『ほ、ほほ本当ですか!?』

P「ああ。だからそっちにみくを送るよ」

幸子『は、早く! じ、じじ迅速に、おおおお願い、ししします!』

P「任せとけ」

10: 2013/01/21(月) 01:55:05.12
みく「……あの、Pチャン?」

P「ん? どうしたんだ?」

みく「ちょっと気になったんだけど、さっちゃんはどこでにゃにしてるんにゃ?」

P「はっはっは、決まってるだろ? とある施設で寒流域仕様のスキューバ練習だよ」

みく「……は?」

P「素人にぶっつけ本番で分厚い氷の下を泳がせるわけにはいかないからな」

みく「……企画名は?」

P「言ってなかったか? 『北極海で直にクリオネと戯れよう~餌やりもあるよ~』だけど?」

みく「」

11: 2013/01/21(月) 01:57:57.02
幸子『プ、プロデューサーさん! は、早く! さ、ささ寒くて、し、氏にそうです!』

みく「……Pチャン、ちょっと電話貸して」

P「いいけど、また口調が変だぞ?」

みく「あ~、さっちゃん。みくだにゃ」

幸子『み、みみみくさんですか!? こ、この度はありがとうござ――』

みく「あ、うん、交代って話、やっぱりなしにゃ。みくは地上でマラソンするから、さっちゃんは海で寒中水泳頑張ってにゃ」

幸子『えっ、ちょっ――』

みく「ポチっと通話終了にゃ」

14: 2013/01/21(月) 02:00:25.36
P「酷いやつだなぁ。幸子、なにか言いかけてただろ?」

みく「芸人並の肉体労働のお仕事取って来るPチャンに言われたくないにゃ」

P「そうか? みくは猫役、幸子は天使と戯れられるから、二人の希望に沿ってると思うけど」

みく「担当、変えた方がいいのかにゃ……」

16: 2013/01/21(月) 02:02:56.97
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幸子「冬の日本って、実は温かかったんだと実感してます」

P「ささやかな幸せが増えるって素晴らしいよな」

幸子「……プロデューサーさんがあんな仕事取って来なければよかったんですけどね」

P「俺は予行練習なしでも一緒に泳げたんだ」
P「出来ない仕事じゃなかったわけだよ」

幸子「みくさん、筋肉痛になったって電話で泣いてましたよ」

P「若いよな。俺も走ったけど、次の日、幸子と一緒に北極行けたのに」

20: 2013/01/21(月) 02:05:05.19
幸子「……絶対プロデューサーさんは担当する人を間違えてます」

P「そうか? 俺は幸子たちと仕事が出来て楽しいぞ」

幸子「茜さんやきらりさんたちと一緒の方がもっと楽しいんじゃないですか?」

P「……」

25: 2013/01/21(月) 02:08:09.54
幸子「? どうかしました? いきなり黙り込んで」
幸子「まあ、ボクのかわいさに見惚れてしまうのは仕方ありませんけど」

P「幸子はかわいいよ。微力だけど俺も保証する。けどさ」

幸子「けど?」

P「まさか幸子がそこまで俺を担当から外して欲しいと思ってるとは知らなくて……」

幸子「い、いきなり重い話ですね。ほんと、急にどうしました?」

P「だって、『お前と仕事してもしんどいだけなんだよ、ボケ』って幸子は言いたいんだろ?」

幸子「そ、そこまでは流石に」

26: 2013/01/21(月) 02:11:04.65
P「ううん。嘘吐かなくていいんだよ。ごめんな、俺が担当で」
P「社長に頼んで、なるべく早く別の人に変わって貰うよ」

幸子「本当に思ってませんって」

P「本当?」

幸子「めんどくさい人ですね。このボクが一度決めた事を曲げるわけないじゃないですか」

P「決めた事って?」

幸子「そ、それはあれですよ、その……」

幸子(一緒にトップになる、ってスポーツではよくありますけど、アイドルとプロデューサーって関係じゃ少し恥ずかしいですね)

幸子「こ、個人的な目標のようなものです! 詳しくは聞かないで下さい」

28: 2013/01/21(月) 02:13:29.05
P「ならいいけど、あまり無理はするなよ」

幸子「空から落ちたり、冷たい海に潜ったりしたボクですよ。今ならなんでも出来そうです」

P「……その言葉、二言はないな」

幸子「えっ……? あ、あの、不気味な笑みは止めてくれませんか?」

P「ふっふっふ」

31: 2013/01/21(月) 02:16:35.72
P「ダイブ二連続で、疲れて無理かと思ってたけど、流石幸子だ! 感服した!」

幸子「こ、今度は何ですか!? 空、海、の次は陸? 陸なんですよね!?」

P「ああ、次は陸で、日本だ」

幸子「それならそれでいいですけど、猛獣や猛禽との対決は出来ませんよ」

P「それもないって。命を危険にさらすような事は今までもやらせてないだろ?」

幸子(その道のプロが傍いても、空から自然落下と分厚い氷の下を泳ぐのは危なくなかったのですか?)

35: 2013/01/21(月) 02:19:14.79
幸子「なにをするんですか?」

P「幸子、天使の翼を見つけるぞ」

幸子「……UMA的な伝説のなにかを日本で探すという事ですか?」

P「違う違う。天使の翼は石言葉で、実物はちゃんとある」

幸子「石言葉って、宝石かなにかですか?」

P「その通り。セラフィナイト、鉱物名はクリノクロアって石だ」

幸子「聞いた事があるような、ないような。パワーストーンだとは思いますが」

P「熾天使であるセフィラムが名前の由来になってる有難い石って話だ」

幸子「蘭子さんが喜びそうな由来と石言葉ですね」

蘭子「我が真名を呼ばれし時(私がなにか?)」

幸子「呼んでませんから大人しくお茶でも飲んでて下さい」

蘭子「この身凍て付かせる汝の言霊(幸子ちゃんの言葉が冷たいです……)」

36: 2013/01/21(月) 02:22:12.95
P「早い話がセラフィナイトを日本で探そうって企画だな」

幸子「把握しました。が、一ついいですか?」

P「どうぞ」

幸子「ボクの次のライブとか、アイドルらしい仕事は?」

P「……」

幸子「……」

P「それと今回は幸子一人じゃないぞ」

幸子(普通に話を逸らした!?)

37: 2013/01/21(月) 02:25:02.84
P「遅刻って連絡あったけど、もうそろそろ来るはずだな」

みく「みんな、おはよーにゃ」

P「おはよう、みく。今日は事務所で打ち合わせだけだけど、遅刻はいかんぞ」

みく「Pチャンのせいにゃ! まだ足腰が痛いにゃ!」

幸子「みくさん、次のお仕事が決まったそうですよ」

みく「え、にゃににゃに? この前は大変だったからにゃ、猫とのんびりしたいにゃ」

幸子「ボクとパワーストーン発掘です」

みく「」

P「猫は光り物が好きって話だからな、みくにうってつけだ」

みく「」

40: 2013/01/21(月) 02:28:20.58
P「ちなみに、まだ説明してなかったけど、セラフィナイトには癒しの効果があるらしい」
P「もし見つかったら仕事の疲れがなくなるよ。やったね」

みく「も、もうそんなお仕事したくないにゃー!」

杏「仕事したくない事に全面同意」

P「あっ、杏も参加な」

杏「……えっ?」

P「ふっふっふ。誰が幸子とみく、二人だけと言った?」

杏「…………えっ?」

41: 2013/01/21(月) 02:31:17.06
――――――――――――――――――――――――――――――――――

みく「もう我慢の限界にゃ!」

幸子「みくさんは朝から元気ですね」

みく「むしろ、よくさっちゃんはそんなに涼しい顔が出来るにゃ」

幸子「発掘の件ですか? 正直、慣れました」
幸子「基本、地図にない湖の地下をシャベルとつるはし担いで歩いただけですし」
幸子「ああ、思えばそれ以前は落ちるだけか、泳ぐだけだったんですね」

みく「慣れって恐ろしいにゃ……」

43: 2013/01/21(月) 02:34:46.62
みく「けど、杏ちゃんのあの姿を見るにゃ!」

杏「…………」

幸子「ソファーでお亡くなりになってますね」

みく「仕事の後遺症にゃ」

幸子「今日はお仕事ないからお家で休んでてもいいのに」

みく「仕事嫌いを主張しつつも無意識で事務所に来るなんてにゃ」

杏「…………ああ、今日ってお休みの日だったんだ。でももういいや。帰るのもめんどくさい」

幸子「社畜一歩手前の姿ですね」

45: 2013/01/21(月) 02:37:00.85
幸子「お休みと言えば、みくさんもですよね?」

みく「さっちゃんもだにゃ」

幸子「ボクは個人的にトレーナーさんに頼んでて、この後レッスンです」

みく「たくまし過ぎて涙が出る健気さにゃ……」

47: 2013/01/21(月) 02:40:59.51
みく「ただ、Pチャンが全てを無駄にしてるにゃ!」

幸子「本人は今、美穂さんの付き添いでいませんけどね」

みく「いないとわかってるからみくは事務所に来たんだにゃ」

幸子「ああ、なるほど。どうにかしてプロデューサーさんを見返そうとみくさんは言いたいわけですね」

みく「見返すんじゃにゃくて、これは復讐にゃ! 聖戦の打ち合わせにゃ!」

蘭子「復讐の聖戦!?」

幸子「あっ、蘭子さんは関係ないようなので大人しくしてて下さいね」

蘭子「孤独に身を寄せ、闇に居座ろう(仲間外れは寂しいです……グスッ)」

48: 2013/01/21(月) 02:43:24.55
幸子「それで、なにをするつもりですか?」

みく「それを三人で考えるにゃ」

幸子「つまり、ノープランと。杏さんはどうですか?」

杏「考えるのが面倒」

みく「そんな事言わないで欲しいにゃ!」

杏「喋るのも、面倒……」

幸子「だ、そうです」

49: 2013/01/21(月) 02:48:39.35
みく「ぐぬぬ……じゃあさっちゃんはなにか思い浮かばないかにゃ?」

幸子「なにもありません。そもそも今は忙しいですし」

みく「……さっきからなにを書いてるにゃ?」

幸子「授業用ノートを清書しているんです。折角時間が空いてますから」

みく「真面目か!」

幸子「かわいい上に真面目ですけど?」

みく「みくの宿題もしてにゃ!」

幸子「嫌です。そもそも学年が違います」

蘭子「友よ、共に更なる高みへ(あ、あの、一緒にお勉強しても良い、かな?)」

幸子「……なるべく自分で解いて下さい。どうしてもわからなかったら教えます」

蘭子「祈りの届きはいつも心地良い(あ、ありがとう!)」

みく「……」

52: 2013/01/21(月) 02:52:55.11
P「ただいまー」

美穂「ただいまです」

みく「げっ、もう帰って来たにゃ」

P「えらい出迎えられ方だな。ってか、幸子はともかく、みくたちはなんでいるんだ?」

幸子「杏さんは休日を忘れてたそうです。みくさんは、まあ暇潰しですね」

みく「暇潰しじゃないにゃ! 崇高な目的のためにゃ!」

蘭子「退屈に勝る苦痛はない(私は暇なので来ました)」

53: 2013/01/21(月) 02:56:32.29
P「まあ、大体は理解した」

幸子「それより、随分お早いお帰りですね」

P「それがさ、記者さんが病気になったみたいでな」

美穂「代わりの方が来るってお話でしたから、わたしは待っても良かったのですけど」

P「今回の人はウチを贔屓してくれてる人だから、俺が先延ばしでって頼んだ」

幸子「それで早かったんですね」

P「ああ、だから幸子のレッスンに付き合えるぞ」

幸子「必要ありませんが、どうしてもって言うなら見学くらいは許可しますよ」

P「どうしても見たいんだ。だから頼むよ」

54: 2013/01/21(月) 02:58:59.00
幸子「まあ、いいでしょう。精々ボクのかわいい姿を目に焼き付けて下さい」

P「ありがと。美穂はこの後どうする?」

美穂「ご、ご迷惑でなかったら、わたしも……」

P「オッケー。トレーナーさんにメンバー追加の連絡入れるよ」
P「杏はダウン。みくはどうする?」

みく「みくはオフだから汗を掻きたくないにゃ」

P「おう、ゆっくり休みな」

みく「……あっさりしすぎてなんか拍子抜けにゃ」

55: 2013/01/21(月) 03:01:20.81
蘭子「友を見守りし者!(あ、あの幸子ちゃんたちのプロデューサーさん)」

P「ん? どうしたんだ、蘭子ちゃん」

蘭子「異なる導き手に引かれるも、我も力を貸さん!(担当の人は違いますが、私もご一緒していいですか?)」

P「いいよ。いつもと環境が変わって刺激が増えるだろうし、むしろ大歓迎」

幸子「よかったですね」

蘭子「えへへ」

56: 2013/01/21(月) 03:04:39.12
P「にしても、俺の担当の子がみんな集まってるな」

幸子「一人、半分お亡くなりになってますけどね」

杏「…………」

P「丁度良いから今渡すか。はい、みくと幸子」

みく「なんにゃ? この小さな紙袋」

幸子「これは?」

P「ちょっとしたプレゼント」

58: 2013/01/21(月) 03:07:41.08
みく「二つの石がついてるネックレスにゃ」

P「一つはこの前見つからなかったセラフィナイト。もう一つはアメジストだ」

幸子「この二つにはどんな意味が?」

P「不調のシグナルに敏感になるんだってさ」

幸子「ボクには不要ですね。かわいいボクは自己管理も完璧です」

P「とか言っちゃうさっちゃんが、悩みを人に打ち明け難い性格な事は知ってるぞ」

幸子「……さて、どうでしょうね」

P「まあ、ちょっとした事でも話して欲しいって事だ。察する努力はするけどさ」

59: 2013/01/21(月) 03:10:24.54
みく「みくはどうしてこれにゃ?」

P「みくは自由奔放で自覚もしてるけど、その分小さな疲労の蓄積に気付かないと思うんだ」
P「自分は無茶や無理は絶対にしてないって思い込んでさ」

みく「言われてみれば、そうかもしれないにゃ」

P「少しは自己管理の大切さを知って貰えたらなって思ってそれにした」

みく「ちょっとは考えてみるにゃ」

60: 2013/01/21(月) 03:13:38.26
P「で、杏と美穂」

美穂「わ、わたしもいいんですか? わたし、発掘に行ってませんけど」

P「俺が担当する四人の中で、美穂だけ仲間外れって事はしないよ」

美穂「あ、ありがとうございます!」

P「二人はセラフィナイトにアベンチュリン。効果はON・OFFの切り替えだ」

幸子「それを選んだ理由は何ですか?」

P「美穂は仕事が終われば平気だけど、仕事中の休憩時間とか、緊張でまともに休めてないからな」

美穂「ご、ご迷惑をおかけします」

P「迷惑じゃないけど、休む時はリラックスするんだぞ」

美穂「はい」

62: 2013/01/21(月) 03:16:14.72
みく「じゃあ、杏ちゃんはどうにゃ? いつもリラックスしてるけどにゃ」

P「杏は誰よりも力を抜くために肩肘張って、実は休めてないんだ。ある意味、この中で一番休むのが下手だな」

みく「なるほどにゃ。それでいつも寝不足にゃんだ」

P「と、俺が勝手に思ってるだけなんだけど。まあ、よかったら使ってな、杏」

杏「……ありがと」

P「ん」

63: 2013/01/21(月) 03:19:41.37
P「それと蘭子ちゃんにも」

蘭子「我にも授けるか(わ、私も良いんですか!?)」

P「最近、幸子たちの相手をしてくれてたからね。そのお礼」

蘭子「心遣い、素直に受けよう(あ、ありがとうございます!)」

P「石はセフィラナイトとローズクォーツ。円滑なコミュニケーションを促進するって」
P「今すぐじゃなくていいからさ、いつかは恥ずかしがらず、素でみんなと話せるようになろうな」

蘭子「そなたの言霊、深く心に刻もう(頑張ってみます!)」

P「無理はしない程度にね。今の蘭子ちゃんも俺は好きだから」

蘭子「え、あ、その……あ、ありがとう」

P「その調子その調子。じゃあ、レッスンの件、電話して来るからみんなはゆっくりしてな」

65: 2013/01/21(月) 03:21:42.59
杏「……プロデューサー」

P「どした?」

杏「レッスンまで時間はあとどのくらい?」

P「一時間くらいは余裕があるけど」

杏「じゃあ、杏も行く」

P「おお、やる気出してくれたか! って言いたいけど、杏はお休み」

杏「いいの? 杏からやるって言うの、今回だけだよ」

P「いいよ。それより今の杏は休んだ方がいい」

杏「ん。じゃあそうする」

66: 2013/01/21(月) 03:25:25.54
みく「えっと、みくは、どうしようかにゃ」

P「みくは元気そうだけど、杏と一緒に休んでていいぞ」
P「強制じゃないし、幸子もほどほどで切り上げるから」

幸子「なに言ってるんですか? ボクは最後までやりますよ」

P「ダメ。この前の疲れだって残ってるんだから」

幸子「そんなものありませんよ。『これ』のおかげでなくなりました」

P「ダーメ。あげたネックレスは所詮気休め程度なんだから」

幸子「まあ、ダメと言われてもやりますけどね」
幸子「ただでさえかわいいボクが、今回のレッスンで更にみくさんたちと格の差を広げる予定ですから」

みく「む、それは聞き捨てならないにゃ。Pチャン、やっぱりみくも行くにゃ!」

67: 2013/01/21(月) 03:28:19.51
P「……わかったよ。けど疲れが見えたら休ませるからな」

幸子「約束は出来ませんね」

みく「マラソンしたり、険しい地下道歩かないから楽にゃ」

P「とにかく、俺は連絡して来るから大人しくしてろよ」

69: 2013/01/21(月) 03:32:06.75
蘭子「良き魂の共鳴(とてもいい関係ですね)」

美穂「自慢のプロデューサーさんと仲間たちですから。もちろん、蘭子さんも」

蘭子「熱き旋律が胸に満ちる(そう言って貰えると嬉しいです)」

美穂「どうせなら、担当、わたしたちのプロデューサーさんに変えて貰いますか?」

蘭子「それも良き選択かもしれぬ。我が下僕は多忙故(いいですね。私のプロデューサーさんは他の方で精一杯のようですし)」

美穂「その代わり、来週わたしと一緒に富士山の山頂で日向ぼっこすると思いますけど」

蘭子「……えっ?」

美穂「麓からずっと徒歩らしいですよ」

蘭子「…………えっ?」

美穂「楽しみですね、日本で一番太陽に近い場所で日向ぼっこ」

蘭子(色々言いたいけど、すっごい寒そうって事だけは伝えた方がいいのかな……?)

71: 2013/01/21(月) 03:37:21.33
終わり

画像貼ってくれた人ありがとう
初めてのSSだから坦々と投下したけどこれでよかったかな?
キャラに違和感覚えたらごめん(特に蘭子のセリフ)
それと読んでくれた人、お疲れさまでした

72: 2013/01/21(月) 03:38:54.96
おつおつ
富士山登山って、こひなたん大丈夫なのか…?

73: 2013/01/21(月) 03:41:17.70

引用元: モバP「次の仕事はすごいぞ」