ーー夕食時

由愛「……というわけなんです」

由愛P「あちゃー」

「とりあえず、かな子Pにはそれとなく言っておくかぁ……」

ーー6日

かな子「今日は私の誕生日～♪」

「ショートケーキはホールで、パフェにチョコにプリンも食べ放題～♪」

「るんららぁ～♪」





杏「かな子ちゃん、ついに脳までいかれた？」

智絵里「杏ちゃんも大概だよね」

ｶﾞﾁｬ

かな子「おはようございます！」





マストレ「よく来たなぁ、三村ァ！」

ベテトレ「まずはこのメニューを熟してもらおう」

トレーナー「ちゃんと最後までやってから誕生会があるから」

ルキトレ「じゃあ、頑張ろうか」





かな子「事務所を間違えました」ﾊﾞﾀﾝ



ｶﾞﾁｬ

マストレ「それで通用すると思ったかァ！！」

かな子「ひぃん！」

………………
……………
…………
………
……
…

かな子「……あれ？たしか、事務所に来ていたような？」

「ま、いいか」

ｶﾞﾁｬ

「おはようございまーす！」

愛梨「あ、かな子ちゃん」

志保「パーティーの準備はもうちょっとかかるから待ってて」

法子「ドーナツも沢山あるよ」



かな子「わぁぁぁぁ！」

かな子（まだかな、まだかな）



愛梨「じゃあ、最後に志希ちゃん特製の薬を振り掛けて」



かな子「ゑ゛？」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

「な、なんでケーキやタルトが空を飛ぶの？！」



『それはね』

かな子「その声は！？」

智絵里「私こと、大天使チエリエルと」

かな子「智絵里ちゃん！？」

由愛「聖なる妖精ユメが」

かな子「由愛ちゃん？！」



二人『かな子ちゃん（さん）の為にお空でスイーツを味わってほしくて、みんな飛ばしました！』



かな子「待って。飛んじゃったら、私が食べられないよ！！」

智絵里「大丈夫、ほら」ﾋﾟﾛﾛﾝｯ

かな子「わぁっ！」ﾎﾟﾝｯ

「あれ？背中に羽根が？？」

由愛「それでかな子さんもお空を飛べますよ」

かな子「わぁ……私も空を飛べるんだ」

「よーし」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

「んー！」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

「あ、あれ……飛べないよ？」

かな子「……もしかして」



智絵里「うん、ガンヘッドと同じでダイエットが必要だね」

かな子「確率論なんてク（ry」

由愛「あ、あの……RATO（噴進式補助発進装置）でもつけましょうか？」

かな子「アユマリンじゃないんだから、もっとメルヘンチックな方法でお願い！！」

智絵里「ミノフスキードライブとかGNドライブとマグネッサーとかは？」

かな子「なんでそっちに行っちゃうの！？」

……………………
…………………
………………
……………
…………
……



かな子「……あれ？おかしいなぁ、まだ事務所じゃないよ」

「歩きながら寝てたのかな？」ｶﾞﾁｬ



かな子P（以下P）「よぉ、かな子」

かな子「あ、プロデューサーさん」

P「誕生日おめでとう。これは俺からのプレゼントだ」

ﾊﾟｶｯ

かな子「え……この指輪って……嘘？！」



P「かな子……これから毎日お前のお菓子を食べたいな」

かな子「も、もう……もっとロマンチックな言葉でプロポーズしてくださいよぉ……」

P「すまんな……じゃあ、改めて」







「幸せにするよ」

かな子「はいっ」ｸﾞｽｯ

P「あ、それはそうと、オレも男なんでかな子自身も食べたいと思ってるんだが」







かな子「え？」



「そ、それって（///）」

P「仕方がないよね。今、二人きりなんだから」ｶﾞﾊﾞｯ

かな子「きゃあっ！だ、ダメですよ……そんな」

「えと……えっと……」



「い、いっぱり頑張りますので、優しくして下さい……」

P「かな子っ！」

かな子「きゃあっ！」

……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……
…

かな子「ぐへへ……」ｽﾔｽﾔ



こずえ「ふぁー……幸せな夢を見てるのぉー……」

芳乃「ふふっ、しばらくは起こさない方がよさそうでしてー」



ｶﾞﾁｬ

杏「パーティーの準備完了！」

智絵里「かな子ちゃんを起こしに………まだ寝てますね」



かな子「すやすや……」



智絵里「ふふっ、幸せそうな寝顔ですね」

杏「ま、今日までダイエット続きだったから仕方がないか」

芳乃「でしてー」

こずえ「ふぁー……しあわせつかめよー……」





HAPPY BIRTHDAY MIMURA KANAKO


&

ANZAI MIYAKO

かな子が正月の間中に食べたお餅の数は20個は越えてるだろうなぁ

では、読んで下さった方へ七草粥を