1: 2013/01/08(火) 17:22:38.37
P「ふぃー…。今日は事務所が正月休みなのに来ちゃう俺…」
P「独り身だから沁みるなぁ…」
ーーーーー
事務所
P「折角来たし、書類整理でもしてくかな」
P「~~~♪」
P「って、これは…」
P「美希が来た頃の資料か」
ペラリ
P「(結局、去年はAランクで終わっちゃったな)」
P「(俺は美希のポテンシャルを引き出せたのか…?)」
P「(ホントに俺に…)」
P「って、辛気くさいな俺」
P「(キラキラしたい、か…。担当としてはやはりSランクになって貰いたい)」
グギュルルルル
P「そういやまだ朝飯すら食ってないや…」
P「独り身だから沁みるなぁ…」
ーーーーー
事務所
P「折角来たし、書類整理でもしてくかな」
P「~~~♪」
P「って、これは…」
P「美希が来た頃の資料か」
ペラリ
P「(結局、去年はAランクで終わっちゃったな)」
P「(俺は美希のポテンシャルを引き出せたのか…?)」
P「(ホントに俺に…)」
P「って、辛気くさいな俺」
P「(キラキラしたい、か…。担当としてはやはりSランクになって貰いたい)」
グギュルルルル
P「そういやまだ朝飯すら食ってないや…」
2: 2013/01/08(火) 17:24:47.77
ーーーーーー
コンビニ
P「手持ちは587円…。引き出すの忘れてた」
美希「あれ!ハニー!」
P「のわっ!?」
美希「ハニー!あけおめなの!」
P「あけおめ、美希。何か買い物か?」
美希「別にそういうワケじゃないの。何となくふら~っと来ちゃったカンジ?」
美希「そういうハニーはどうしたの?」
P「朝昼ご飯を買いに来た。事務所で書類整理してたんだ」
P「(独り身の淋しさを紛らわすため!なんて言えないよなぁ)」
美希「事務所開いてるの!?」
P「うん。来るか?暖房弱いけどな」
美希「行きたいの!」
P「俺の飯を買ってからな」
コンビニ
P「手持ちは587円…。引き出すの忘れてた」
美希「あれ!ハニー!」
P「のわっ!?」
美希「ハニー!あけおめなの!」
P「あけおめ、美希。何か買い物か?」
美希「別にそういうワケじゃないの。何となくふら~っと来ちゃったカンジ?」
美希「そういうハニーはどうしたの?」
P「朝昼ご飯を買いに来た。事務所で書類整理してたんだ」
P「(独り身の淋しさを紛らわすため!なんて言えないよなぁ)」
美希「事務所開いてるの!?」
P「うん。来るか?暖房弱いけどな」
美希「行きたいの!」
P「俺の飯を買ってからな」
3: 2013/01/08(火) 17:27:42.36
ーーーーーー
美希「ハニーはお腹が空いてるんだよね?」
P「え、あ、うん…」
美希「じゃあどうしてハニーはうまい棒しか持ってないの?」
P「(い、痛いところを…!)」
P「(しかしプロデューサーの威厳的に、ポケットの小銭しか無いのはダサすぎる…!)」
ATM「<アンチャン、カネ、ヒキダセルヨ>」
P「(貴様は…ATM!?)」
ATM「<ノグチダロウガ、イチヨウダロウガ、ナンナラ、ユキチデモ、ダスゼ>」
P「(しかし、時間外手数料が…っ!)」
ATM「<オンナノコノマエデ、ハジサラスノカ?>」
P「(ぐっ…!クソ、足元見やがって!)」
ATM「<マイドアリ!525エン、イタダイタゼ!>」
P「…美希。お金下ろして来る」
美希「ハニーはお腹が空いてるんだよね?」
P「え、あ、うん…」
美希「じゃあどうしてハニーはうまい棒しか持ってないの?」
P「(い、痛いところを…!)」
P「(しかしプロデューサーの威厳的に、ポケットの小銭しか無いのはダサすぎる…!)」
ATM「<アンチャン、カネ、ヒキダセルヨ>」
P「(貴様は…ATM!?)」
ATM「<ノグチダロウガ、イチヨウダロウガ、ナンナラ、ユキチデモ、ダスゼ>」
P「(しかし、時間外手数料が…っ!)」
ATM「<オンナノコノマエデ、ハジサラスノカ?>」
P「(ぐっ…!クソ、足元見やがって!)」
ATM「<マイドアリ!525エン、イタダイタゼ!>」
P「…美希。お金下ろして来る」
5: 2013/01/08(火) 17:30:49.36
美希「えっ!じゃあミキもおにぎり食べたいな!」
P「」
美希「だめ…かな?」
P「(上目遣いの美希…可愛過ぎるッ…!)」
P「(さようなら諭吉…君は美希の笑顔になるんだよ…)」
美希「ハニー…」ウルウル
P「…二個までだぞ」
美希「やったー!ハニー大好きなの!」
P「ハハハ」
P「」
美希「だめ…かな?」
P「(上目遣いの美希…可愛過ぎるッ…!)」
P「(さようなら諭吉…君は美希の笑顔になるんだよ…)」
美希「ハニー…」ウルウル
P「…二個までだぞ」
美希「やったー!ハニー大好きなの!」
P「ハハハ」
6: 2013/01/08(火) 17:33:29.32
ーーーーーー
事務所
P「おー寒い寒い。ちょっとは事務所があったかくて助かった」
美希「二人きりなの」
P「今更遅いぞー…!」ワキワキ
美希「ハニーが野獣になったの!…でも、いいの。ミキ、全部ハニーに…」
P「冗談だ」
美希「聞こえないのー」
P「アイドルに手は出しません」
美希「でもハニーのおにぎりがあるから寂しくないの!」
P「食われんのは俺…?」
美希「のワの」
P「春香みたいなごまかし方だな」
事務所
P「おー寒い寒い。ちょっとは事務所があったかくて助かった」
美希「二人きりなの」
P「今更遅いぞー…!」ワキワキ
美希「ハニーが野獣になったの!…でも、いいの。ミキ、全部ハニーに…」
P「冗談だ」
美希「聞こえないのー」
P「アイドルに手は出しません」
美希「でもハニーのおにぎりがあるから寂しくないの!」
P「食われんのは俺…?」
美希「のワの」
P「春香みたいなごまかし方だな」
7: 2013/01/08(火) 17:37:33.16
ーーーーーー
P「さってと。そろそろ帰りますかなー…」
美希「あふぅ…。ハニー、かえるの…?」
P「うん。あんまり長居すると光熱費が、な…」
美希「や!もう少しハニーと一緒がいいの!」
P「うーむ…。しかしなぁ。…そうだ!」
P「初詣に行こうか」
美希「でも今日は3日なの」
P「俺はまだ行ってないからいーの」
P「じゃあ俺はこれで!」
美希「み、ミキも行くのっ!」
P「じゃあ軽く掃除してくか。…嫌そうな顔しない」
美希「しかたないの…」
P「さってと。そろそろ帰りますかなー…」
美希「あふぅ…。ハニー、かえるの…?」
P「うん。あんまり長居すると光熱費が、な…」
美希「や!もう少しハニーと一緒がいいの!」
P「うーむ…。しかしなぁ。…そうだ!」
P「初詣に行こうか」
美希「でも今日は3日なの」
P「俺はまだ行ってないからいーの」
P「じゃあ俺はこれで!」
美希「み、ミキも行くのっ!」
P「じゃあ軽く掃除してくか。…嫌そうな顔しない」
美希「しかたないの…」
9: 2013/01/08(火) 17:43:08.78
ーーーーーー
P「着いたぞ。小さな神社だが、まぁいいだろ」
美希「ここにはなんの神様が奉られてるの?」
P「スサノオノミコトという戦の神だ」
美希「…」
P「…今年こそは、って思ってさ」
P「まあ…そんなに都合よく神様は助けてくれないけど」
P「俺は美希を必ずSランクにしてやるから」
P「取りあえず、願くらいは掛けとこうかと…」
美希「…ぷふっ」
美希「あははっ…」
P「着いたぞ。小さな神社だが、まぁいいだろ」
美希「ここにはなんの神様が奉られてるの?」
P「スサノオノミコトという戦の神だ」
美希「…」
P「…今年こそは、って思ってさ」
P「まあ…そんなに都合よく神様は助けてくれないけど」
P「俺は美希を必ずSランクにしてやるから」
P「取りあえず、願くらいは掛けとこうかと…」
美希「…ぷふっ」
美希「あははっ…」
12: 2013/01/08(火) 17:48:15.62
P「何だよ!こっちはまじめに…」
美希「プロデューサー。今年もよろしくお願いします、なの」
P「!」
美希「ミキ、ハ…プロデューサーの期待に応えられるよう、頑張ります、なの」
美希「…びっくりした?」
P「…結構、な」
美希「じゃあ早速、お参りに行くの!ハニー、早く!」
P「あ、待て美希!走ると転けるぞ!」
美希「転けるのは春香だけなのー!」
美希「プロデューサー。今年もよろしくお願いします、なの」
P「!」
美希「ミキ、ハ…プロデューサーの期待に応えられるよう、頑張ります、なの」
美希「…びっくりした?」
P「…結構、な」
美希「じゃあ早速、お参りに行くの!ハニー、早く!」
P「あ、待て美希!走ると転けるぞ!」
美希「転けるのは春香だけなのー!」
13: 2013/01/08(火) 17:53:32.19
ーーーーーー
社務所
P「げっ、凶か…よりによって」
美希「ハニー見て!大吉なの!」
P「相頃して小吉、ってとこかな」
P「(…努力次第では大きな躍進、か)」
美希「ハニーに運は分けられないの」
P「え!?じゃあ俺は凶な一年かよ!」
美希「ハニーから運気をさらにいただいて、ミキは超大吉になるの!」
P「俺は大凶か…」
美希「超大凶なの」
P「Oh…」
社務所
P「げっ、凶か…よりによって」
美希「ハニー見て!大吉なの!」
P「相頃して小吉、ってとこかな」
P「(…努力次第では大きな躍進、か)」
美希「ハニーに運は分けられないの」
P「え!?じゃあ俺は凶な一年かよ!」
美希「ハニーから運気をさらにいただいて、ミキは超大吉になるの!」
P「俺は大凶か…」
美希「超大凶なの」
P「Oh…」
14: 2013/01/08(火) 17:57:04.23
ーーーーーー
P「ついでにお守りも買ってくか」
美希「ハニー!これ欲しいの!」
P「どれどれ…って、学業成就…」
美希「ミキ間違えてる?」
P「芸能とは学問なのか。それが問題だな」
美希「じゃあこれがいいな!」
P「必勝祈願か。まぁIUは戦だから、アリだな」
P「じゃあこれを…二つ」
巫女「500円です」
P「あっ、あと健康祈願を…1、2、3…15個下さい」
巫女「ええっ…っと、4250円になります」
P「」
P「ついでにお守りも買ってくか」
美希「ハニー!これ欲しいの!」
P「どれどれ…って、学業成就…」
美希「ミキ間違えてる?」
P「芸能とは学問なのか。それが問題だな」
美希「じゃあこれがいいな!」
P「必勝祈願か。まぁIUは戦だから、アリだな」
P「じゃあこれを…二つ」
巫女「500円です」
P「あっ、あと健康祈願を…1、2、3…15個下さい」
巫女「ええっ…っと、4250円になります」
P「」
16: 2013/01/08(火) 18:01:00.48
ーーーーーー
翌日
春香「あ、プロデューサー!おはようございます!」
P「おはよう。あ、これ。もっとけ」
春香「お守り、ですか?」
P「ちょいと色々あってな。お土産だ」
春香「あ、ありがとうございますっ!」
P「どういたしまして」
P「(さて、他のみんなにも渡そうかな)」
P「(効果あれば良いなぁ)」
翌日
春香「あ、プロデューサー!おはようございます!」
P「おはよう。あ、これ。もっとけ」
春香「お守り、ですか?」
P「ちょいと色々あってな。お土産だ」
春香「あ、ありがとうございますっ!」
P「どういたしまして」
P「(さて、他のみんなにも渡そうかな)」
P「(効果あれば良いなぁ)」
18: 2013/01/08(火) 18:05:57.91
ーーーーーー
361日後 紅白
P「よっしゃ美希!バッチリ決めてこい!」
美希「はいなの!」
律子「プロデューサー殿、凄いですね、美希は」
P「そらな。ちゃんと自分で掴んだんだ。美希は本当に凄い」
律子「…ええ」
律子「(でも、本当は貴方の力も半分なのにね)」
律子「(ま、そんな話は野暮ってことかしら)」
361日後 紅白
P「よっしゃ美希!バッチリ決めてこい!」
美希「はいなの!」
律子「プロデューサー殿、凄いですね、美希は」
P「そらな。ちゃんと自分で掴んだんだ。美希は本当に凄い」
律子「…ええ」
律子「(でも、本当は貴方の力も半分なのにね)」
律子「(ま、そんな話は野暮ってことかしら)」
20: 2013/01/08(火) 18:09:40.51
美希『今日は来てくれて、ありがとう、なのー!』
P「(美希は自らSランクの称号を掴み取った)」
P「(本当に勝ち取れるとはな)」
P「(もうすぐ年開けか)」
P「(今年もまた、美希と二人であの神社に行こう)」
美希『~~~♪』
P「(今度はお礼に、だけどな)」
おわり
P「(美希は自らSランクの称号を掴み取った)」
P「(本当に勝ち取れるとはな)」
P「(もうすぐ年開けか)」
P「(今年もまた、美希と二人であの神社に行こう)」
美希『~~~♪』
P「(今度はお礼に、だけどな)」
おわり
21: 2013/01/08(火) 18:13:35.21
乙
もっと見たかった
もっと見たかった
引用元: P「気休めのお守り」
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