1: 2013/01/24(木) 17:39:59.88
魔王「今回集まってもらったのはほかでもない」
魔王「貴殿ら四天王についてだ」
青龍「はっ!」
白狐「おいおいものものしいなぁ?何事だ?」
朱雀「わざわざ僕ら四人を集めるほどのことですか?」
玄武「……わたしもそう思います」スッスッ
魔王「おい玄武」
玄武「聞いてます」
魔王「聞いてなかっただろ」
玄武「聞いてました」
魔王「貴殿ら四天王についてだ」
青龍「はっ!」
白狐「おいおいものものしいなぁ?何事だ?」
朱雀「わざわざ僕ら四人を集めるほどのことですか?」
玄武「……わたしもそう思います」スッスッ
魔王「おい玄武」
玄武「聞いてます」
魔王「聞いてなかっただろ」
玄武「聞いてました」
4: 2013/01/24(木) 17:42:29.70
魔王「あとお前、なんだその平たいアイテムは」
玄武「スマホです」
青龍「スマホ?」
白狐「珍しいものを持ってるな」
玄武「はいちょっと異世界から拝借してきました。LTEなんでここでも電波通ります」
魔王「何を言ってるのかわからないがとにかく会議に集中してくれないか」
朱雀「長引いて困るのは僕たちなんですよ……?玄武ちゃん」
玄武「私聞いてますし!」
魔王「あーわかった。わかったから。では今回の議題に移る前に、貴殿らに一つだけ聞いておきたい」
青龍「はっ」
玄武「スマホです」
青龍「スマホ?」
白狐「珍しいものを持ってるな」
玄武「はいちょっと異世界から拝借してきました。LTEなんでここでも電波通ります」
魔王「何を言ってるのかわからないがとにかく会議に集中してくれないか」
朱雀「長引いて困るのは僕たちなんですよ……?玄武ちゃん」
玄武「私聞いてますし!」
魔王「あーわかった。わかったから。では今回の議題に移る前に、貴殿らに一つだけ聞いておきたい」
青龍「はっ」
6: 2013/01/24(木) 17:43:15.72
白虎「ああ?なんだぁ?」
魔王「貴殿らの得意とする事についてだ」
白虎「はっ!今さらだなあ」
青龍「は!自分は全竜族の長ゆえ、圧倒的なな火炎を自慢とします。
我が火炎は山を焦土と化します」
白虎「俺の力において破壊できないものは何もねぇ。爪は鋼鉄をも引き裂き、牙はミスリルを噛み千切る」
朱雀「僕の翼はこの世界を一周できるほどの飛行力を誇ります。距離はもちろん、何十年と飛行し続けても疲れることはないでしょう」
玄武「この世界くらいなら2~3回滅ぼせます
魔王「おい」
玄武「なんですか」
魔王「なんですかじゃない」
魔王「おかしいだろ」
魔王「貴殿らの得意とする事についてだ」
白虎「はっ!今さらだなあ」
青龍「は!自分は全竜族の長ゆえ、圧倒的なな火炎を自慢とします。
我が火炎は山を焦土と化します」
白虎「俺の力において破壊できないものは何もねぇ。爪は鋼鉄をも引き裂き、牙はミスリルを噛み千切る」
朱雀「僕の翼はこの世界を一周できるほどの飛行力を誇ります。距離はもちろん、何十年と飛行し続けても疲れることはないでしょう」
玄武「この世界くらいなら2~3回滅ぼせます
魔王「おい」
玄武「なんですか」
魔王「なんですかじゃない」
魔王「おかしいだろ」
7: 2013/01/24(木) 17:43:50.94
玄武「何がですか」
魔王「全部だよ」
玄武「全部じゃなくて玄武です」
魔王「知ってる」
魔王「というか」
魔王「パワーバランス考えろよ」
玄武「えー」
魔王「えーじゃなくて」
魔王「なんでお前だけ世界滅ぼせるんだよ」
魔王「ほかの能力がしょぼいみたいじゃないか」
青龍「……」
白虎「……」
朱雀「……」
魔王「違う、違う、お前たちは優秀だ」
魔王「こいつがおかしいんだ」
魔王「全部だよ」
玄武「全部じゃなくて玄武です」
魔王「知ってる」
魔王「というか」
魔王「パワーバランス考えろよ」
玄武「えー」
魔王「えーじゃなくて」
魔王「なんでお前だけ世界滅ぼせるんだよ」
魔王「ほかの能力がしょぼいみたいじゃないか」
青龍「……」
白虎「……」
朱雀「……」
魔王「違う、違う、お前たちは優秀だ」
魔王「こいつがおかしいんだ」
8: 2013/01/24(木) 17:46:51.75
玄武「こいつじゃなくて玄武です」
魔王「お前もしかして馬鹿なのか」
玄武「馬鹿ってどういうことですか」
魔王「そのままの意味だよ」
玄武「意味を教えてください」
魔王「ああ、やっぱお前馬鹿だわ」
玄武「ええー」スッス
魔王「だからその平たいアイテムおいとけって」
玄武「すみませんLINEきてたんで」
青龍「……らいん?」
白虎「……新たな魔法か」
朱雀「しかしあのアイテムはいったい……?」
魔王「お前もしかして馬鹿なのか」
玄武「馬鹿ってどういうことですか」
魔王「そのままの意味だよ」
玄武「意味を教えてください」
魔王「ああ、やっぱお前馬鹿だわ」
玄武「ええー」スッス
魔王「だからその平たいアイテムおいとけって」
玄武「すみませんLINEきてたんで」
青龍「……らいん?」
白虎「……新たな魔法か」
朱雀「しかしあのアイテムはいったい……?」
11: 2013/01/24(木) 17:49:06.85
魔王「てか」
魔王「2~3回ってなんだよ。どっちだよ。なんでそこだけ半端なんだよ」
玄武「滅ぼしたことないんで概算です」
魔王「あったら困るわ」
玄武「なんなら今から滅ぼしましょうか」
魔王「すごく困るからやめろ」
玄武「はいはい」スッス
魔王「なんかすごくむかつくなそのアイテム」
朱雀「後で貸してください」ボソボソ
玄武「いいよ」
魔王「お前ら」
青龍「おい、お前たち、会議中だぞ」
朱雀「ごめんなさい」
玄武「ちょりーっす」
魔王「お前舐めすぎだろ」
魔王「2~3回ってなんだよ。どっちだよ。なんでそこだけ半端なんだよ」
玄武「滅ぼしたことないんで概算です」
魔王「あったら困るわ」
玄武「なんなら今から滅ぼしましょうか」
魔王「すごく困るからやめろ」
玄武「はいはい」スッス
魔王「なんかすごくむかつくなそのアイテム」
朱雀「後で貸してください」ボソボソ
玄武「いいよ」
魔王「お前ら」
青龍「おい、お前たち、会議中だぞ」
朱雀「ごめんなさい」
玄武「ちょりーっす」
魔王「お前舐めすぎだろ」
12: 2013/01/24(木) 17:53:11.99
玄武「誰も魔王様の臀部舐めたいなんて言ってません」
魔王「どうやって聞き違えた」
朱雀「魔王様の臀部舐めたい」
青龍「えっ」
魔王「とにかく」
青龍「はい」
魔王「玄武は解雇だ」
玄武「えっ」
朱雀「えっ」
青龍「えっ」
白虎「えっ」
魔王「え」
玄武「何故ですか」
魔王「明らかにおかしいからだ」
魔王「どうやって聞き違えた」
朱雀「魔王様の臀部舐めたい」
青龍「えっ」
魔王「とにかく」
青龍「はい」
魔王「玄武は解雇だ」
玄武「えっ」
朱雀「えっ」
青龍「えっ」
白虎「えっ」
魔王「え」
玄武「何故ですか」
魔王「明らかにおかしいからだ」
14: 2013/01/24(木) 17:56:27.97
魔王「あとお前なんだ、なんでそんなに鎖のついた白黒の服を着てるんだ」
玄武「ゴス口リですよ」
魔王「玄武なら玄武らしく甲羅くらいつけろよ」
玄武「嫌ですよ、オシャレじゃない」
魔王「オシャレよりもっと気にすることあるだろ」
魔王「体裁とか」
玄武「体裁なんてねぇ、そんなものがあるから日本は駄目になるんですよ!!」
青龍「日本って何だ」
白虎「奴の生まれ故郷か」
朱雀「きっと体裁があったから駄目になったんですね」
玄武「ゴス口リですよ」
魔王「玄武なら玄武らしく甲羅くらいつけろよ」
玄武「嫌ですよ、オシャレじゃない」
魔王「オシャレよりもっと気にすることあるだろ」
魔王「体裁とか」
玄武「体裁なんてねぇ、そんなものがあるから日本は駄目になるんですよ!!」
青龍「日本って何だ」
白虎「奴の生まれ故郷か」
朱雀「きっと体裁があったから駄目になったんですね」
15: 2013/01/24(木) 17:59:02.42
魔王「いや、お前仮にも四天王だろ」
魔王「他の三人見習えよ」
玄武「嫌です、甲羅背負うのはむてんろーしのじっちゃんだけで十分です」
魔王「だから誰だよそれは」
魔王「他の三人を見てみろ」
魔王「青龍は竜をあしらった立派な甲冑、白虎はちゃんと狐じゃなくて虎っぽいモフモフした毛皮の鎧、朱雀に至ってはきっちり翼まで生えてる」
朱雀「むしろ僕から翼を取ったらどうなるんでしょうね」
玄武「翼なんかなくても可愛いよ」
朱雀「わぁありがとう」
青龍「ほほえましい」
白虎「だな」
魔王「おい」
青龍「はっ」
魔王「はっじゃねぇよお前なんでちょっとずつ毒されてきてんだよ」
魔王「他の三人見習えよ」
玄武「嫌です、甲羅背負うのはむてんろーしのじっちゃんだけで十分です」
魔王「だから誰だよそれは」
魔王「他の三人を見てみろ」
魔王「青龍は竜をあしらった立派な甲冑、白虎はちゃんと狐じゃなくて虎っぽいモフモフした毛皮の鎧、朱雀に至ってはきっちり翼まで生えてる」
朱雀「むしろ僕から翼を取ったらどうなるんでしょうね」
玄武「翼なんかなくても可愛いよ」
朱雀「わぁありがとう」
青龍「ほほえましい」
白虎「だな」
魔王「おい」
青龍「はっ」
魔王「はっじゃねぇよお前なんでちょっとずつ毒されてきてんだよ」
16: 2013/01/24(木) 18:00:35.56
青龍「そんな!自分は毒されてなどいません!」
魔王「おい玄武そんなところで服を脱ぐなよ」
青龍「ええっ!?」バッ!!!!
魔王「嘘だ」
玄武「どうしましたかせいりゅーさん」
魔王「青龍」
青龍「はい」
魔王「お前ぶっちゃけ毒されてるだろ」
青龍「彼女の体は目に毒だなとは思っております」キリ
魔王「キリじゃねぇよ」
青龍「彼女の体は目に毒だなとは思っております」ニタァ
魔王「なお悪いわ」
魔王「おい玄武そんなところで服を脱ぐなよ」
青龍「ええっ!?」バッ!!!!
魔王「嘘だ」
玄武「どうしましたかせいりゅーさん」
魔王「青龍」
青龍「はい」
魔王「お前ぶっちゃけ毒されてるだろ」
青龍「彼女の体は目に毒だなとは思っております」キリ
魔王「キリじゃねぇよ」
青龍「彼女の体は目に毒だなとは思っております」ニタァ
魔王「なお悪いわ」
19: 2013/01/24(木) 18:03:41.96
魔王「まずい、このままでは白虎しかまともなのがいない」
白虎「安心してくれ、俺は力ならだれにも負けない」
魔王「今必要としてるのは腕力じゃないんだけどな」
朱雀「白虎さんの二の腕ってすごいですよね」
白虎「当然だろう。俺に腕力で敵うものなどいるものか」
朱雀「触ってもいいですか?」
白虎「かまわん」
ペタペタ
朱雀「わー堅いー」
白虎「……」ニコニコ
魔王「おい白虎」
白虎「なんだ魔王様」
魔王「お前ちょっと毒されてきてるだろ」
白虎「俺の体に毒なんて効くわけないだろう」
魔王「そうかこいつも馬鹿だったのか」
白虎「安心してくれ、俺は力ならだれにも負けない」
魔王「今必要としてるのは腕力じゃないんだけどな」
朱雀「白虎さんの二の腕ってすごいですよね」
白虎「当然だろう。俺に腕力で敵うものなどいるものか」
朱雀「触ってもいいですか?」
白虎「かまわん」
ペタペタ
朱雀「わー堅いー」
白虎「……」ニコニコ
魔王「おい白虎」
白虎「なんだ魔王様」
魔王「お前ちょっと毒されてきてるだろ」
白虎「俺の体に毒なんて効くわけないだろう」
魔王「そうかこいつも馬鹿だったのか」
22: 2013/01/24(木) 18:06:32.02
玄武「あっはっはー!白虎さんは馬鹿ですねー!」
白虎「おいおいそう褒めるな」
魔王「絶対に褒めてないぞこの馬鹿ども」
青龍「白虎、馬鹿とは愚鈍という意味に近いんだぞ」
白虎「ああ!?この俺が愚鈍だと!?」
魔王「何で馬鹿わからないのに愚鈍がわかるんだよ」
玄武「私亀ですから!遅くても問題ありませんし!」
魔王「愚かな部分に関してはそのまま受け入れるんだな」
朱雀「僕は愚鈍じゃないですよ!」エヘン
魔王「いちいち張り合わなくていいから」
白虎「おいおいそう褒めるな」
魔王「絶対に褒めてないぞこの馬鹿ども」
青龍「白虎、馬鹿とは愚鈍という意味に近いんだぞ」
白虎「ああ!?この俺が愚鈍だと!?」
魔王「何で馬鹿わからないのに愚鈍がわかるんだよ」
玄武「私亀ですから!遅くても問題ありませんし!」
魔王「愚かな部分に関してはそのまま受け入れるんだな」
朱雀「僕は愚鈍じゃないですよ!」エヘン
魔王「いちいち張り合わなくていいから」
25: 2013/01/24(木) 18:09:02.43
魔王「何かもうアレだよ、おい、青龍」
青龍「はっ!」
魔王「お前本当返事だけはいいよな。お前一応四天王のリーダーだろ、なんとかしろよ」
青龍「はっ!」
青龍「玄武」
玄武「なんですか性龍さん」
青龍「なんか違くないか」
玄武「嘘ですごめんなさい青龍さん」
青龍「わかればいい、そして玄武」
玄武「はい」
青龍「自重できるか?」
玄武「はいできます」
青龍「やりました魔王様!これで万事解決です!」
魔王「何がだ」
青龍「はっ!」
魔王「お前本当返事だけはいいよな。お前一応四天王のリーダーだろ、なんとかしろよ」
青龍「はっ!」
青龍「玄武」
玄武「なんですか性龍さん」
青龍「なんか違くないか」
玄武「嘘ですごめんなさい青龍さん」
青龍「わかればいい、そして玄武」
玄武「はい」
青龍「自重できるか?」
玄武「はいできます」
青龍「やりました魔王様!これで万事解決です!」
魔王「何がだ」
26: 2013/01/24(木) 18:11:53.50
青龍「玄武は自重するそうです」
魔王「いや、微塵も解決になってないだろ」
青龍「えっ」
魔王「えっじゃねぇよ」
玄武「もう帰っていいですか?」
魔王「いや少なくともお前だけは言っちゃ駄目だろそのセリフ」
朱雀「そうですよ。ずっと正座している僕の身にもなってください」
魔王「それは流石に崩していいぞ」
朱雀「ありがとうございます」
玄武「……」
ツンツン
朱雀「んあぁッ!!」ビクンビクン
魔王「やめろ」
玄武「何をですか」
魔王「朱雀の足をツンツンすることだ」
魔王「いや、微塵も解決になってないだろ」
青龍「えっ」
魔王「えっじゃねぇよ」
玄武「もう帰っていいですか?」
魔王「いや少なくともお前だけは言っちゃ駄目だろそのセリフ」
朱雀「そうですよ。ずっと正座している僕の身にもなってください」
魔王「それは流石に崩していいぞ」
朱雀「ありがとうございます」
玄武「……」
ツンツン
朱雀「んあぁッ!!」ビクンビクン
魔王「やめろ」
玄武「何をですか」
魔王「朱雀の足をツンツンすることだ」
27: 2013/01/24(木) 18:13:30.66
玄武「私足なんてつんつんしてません!」
魔王「じゃあどこツンツンしたんだ」
玄武「羽です」
魔王「何で今羽さわった」
玄武「いや……正座してたししびれるかなって思って」
魔王「羽でかよ」
朱雀「はい、正座をすると羽がしびれるんですよ」
魔王「何でだよ」
朱雀「朱雀ですし」
魔王「知るかよ」
魔王「じゃあどこツンツンしたんだ」
玄武「羽です」
魔王「何で今羽さわった」
玄武「いや……正座してたししびれるかなって思って」
魔王「羽でかよ」
朱雀「はい、正座をすると羽がしびれるんですよ」
魔王「何でだよ」
朱雀「朱雀ですし」
魔王「知るかよ」
29: 2013/01/24(木) 18:17:43.92
魔王「お前ら、やる気あるのか」
青龍「無論です」
白虎「力仕事ならな」
朱雀「気は進みませんが、ご命令とあらば」
玄武「あーもしもし?ごめん今会議中」
魔王「おい」
玄武「アチシですか?」
魔王「いつからそんな一人称になった」
玄武「最近流行ってるらしいんで」
魔王「せめて四天王らしい一人称にしろ。変える事はもうこの際許可するから」
玄武「わかりました。じゃあ我の一人称は我にするでゴザンス」
魔王「待て」
青龍「無論です」
白虎「力仕事ならな」
朱雀「気は進みませんが、ご命令とあらば」
玄武「あーもしもし?ごめん今会議中」
魔王「おい」
玄武「アチシですか?」
魔王「いつからそんな一人称になった」
玄武「最近流行ってるらしいんで」
魔王「せめて四天王らしい一人称にしろ。変える事はもうこの際許可するから」
玄武「わかりました。じゃあ我の一人称は我にするでゴザンス」
魔王「待て」
30: 2013/01/24(木) 18:19:41.71
玄武「なんザンショ」
魔王「何でそんな語尾にした」
玄武「わかります?オシャレですよねザンス」
魔王「お前の感覚がトチくるってることはわかったよ」
玄武「うぇーいwwwwうぇーいwwww」
魔王「お願いだから普通にしてくれ」
玄武「普通ってなんですか?正しいってなんですか?」
魔王「なんでそんな反抗期か思春期みたいなセリフなんだよ」
玄武「魔王様反抗期も思春期も知ってたんですね」
魔王「書物を読んだことがあってな」
玄武「その本が反抗してきたんですか」
魔王「怖いわ」
青龍「最近の本は襲い掛かってくるのですか」
魔王「もうお前黙ってようか」
魔王「何でそんな語尾にした」
玄武「わかります?オシャレですよねザンス」
魔王「お前の感覚がトチくるってることはわかったよ」
玄武「うぇーいwwwwうぇーいwwww」
魔王「お願いだから普通にしてくれ」
玄武「普通ってなんですか?正しいってなんですか?」
魔王「なんでそんな反抗期か思春期みたいなセリフなんだよ」
玄武「魔王様反抗期も思春期も知ってたんですね」
魔王「書物を読んだことがあってな」
玄武「その本が反抗してきたんですか」
魔王「怖いわ」
青龍「最近の本は襲い掛かってくるのですか」
魔王「もうお前黙ってようか」
32: 2013/01/24(木) 18:21:01.28
魔王「とりあえずさぁ」
青龍「はっ」
魔王「この玄武を見てお前ら何かないわけ?」
朱雀「胸が大きい」
白虎「毛並みが良い」
青龍「可愛い」
魔王「おい」
魔王「おい」
青龍「はっ」
魔王「この玄武を見てお前ら何かないわけ?」
朱雀「胸が大きい」
白虎「毛並みが良い」
青龍「可愛い」
魔王「おい」
魔王「おい」
34: 2013/01/24(木) 18:23:26.31
魔王「今の流れほめそやすとこじゃねーだろ」
玄武「……///」テレテレ
魔王「何でお前ちょっと照れてんだよむかつくんだけど」
青龍「……///」テレテレ
魔王「なんでお前まで照れてんだよ爆発しろ」
青龍「はっ!」
魔王「待て、今のは言葉のあやだから」
朱雀「あやって誰ですか?」
魔王「ああもう」
白虎「殺めるということだろう」
青龍「なんと恐ろしいい」
玄武「……///」テレテレ
魔王「何でお前ちょっと照れてんだよむかつくんだけど」
青龍「……///」テレテレ
魔王「なんでお前まで照れてんだよ爆発しろ」
青龍「はっ!」
魔王「待て、今のは言葉のあやだから」
朱雀「あやって誰ですか?」
魔王「ああもう」
白虎「殺めるということだろう」
青龍「なんと恐ろしいい」
35: 2013/01/24(木) 18:25:18.15
魔王「ちげーよ。あと話すすまねーよ」
玄武「何の話だっけ?てかお菓子食べていい?」モグモグ
魔王「食べる前に聞け、食べる前に」
魔王「あとお前の話だ」
玄武「これ以上褒められてもリアクションに困るっていうか」
魔王「別に褒めようとしてねぇよ」
玄武「え?触る気ですか?この変態!!」
魔王「どうしてそうなった」
玄武「何の話だっけ?てかお菓子食べていい?」モグモグ
魔王「食べる前に聞け、食べる前に」
魔王「あとお前の話だ」
玄武「これ以上褒められてもリアクションに困るっていうか」
魔王「別に褒めようとしてねぇよ」
玄武「え?触る気ですか?この変態!!」
魔王「どうしてそうなった」
39: 2013/01/24(木) 18:33:12.56
魔王「とりあえず一回、一回だけ話きこうか」
玄武「聞きました」
魔王「子供かてめーは」
玄武「見た目は玄武!!頭脳は子供!!」
魔王「お前の見た目は少なくとも玄武とは呼べない」
玄武「じゃあなんですか」
魔王「白黒」
青龍「何か、時代を感じますね」
玄武「それけはパスで」
玄武「聞きました」
魔王「子供かてめーは」
玄武「見た目は玄武!!頭脳は子供!!」
魔王「お前の見た目は少なくとも玄武とは呼べない」
玄武「じゃあなんですか」
魔王「白黒」
青龍「何か、時代を感じますね」
玄武「それけはパスで」
40: 2013/01/24(木) 18:36:56.26
魔王「そもそも何でお前が玄武やってんだよ。他にもっと優秀な亀いなかったのかよ」
玄武「亀族は今釣り人の人間を竜宮城へと送るビジネスで忙しく」
魔王「やめろ、そのビジネス夢を金にしてるだろ」
玄武「私たち大儲けです」
魔王「いい笑顔だけど言ってることがひどい」
青龍「何故です、生活の糧はいくらあっても足りないものです」
玄武「趣味は貯蓄です」
魔王「違うくなかったか」
玄武「いま決まりました」
魔王「案外適当に決めてんだなお前」
玄武「失敬な。これでもしっかり会議にかけてるんですよ」
魔王「なんのだ」
玄武「第112回全玄武ちゃん会議」
魔王「それは会議って呼ばない」
玄武「亀族は今釣り人の人間を竜宮城へと送るビジネスで忙しく」
魔王「やめろ、そのビジネス夢を金にしてるだろ」
玄武「私たち大儲けです」
魔王「いい笑顔だけど言ってることがひどい」
青龍「何故です、生活の糧はいくらあっても足りないものです」
玄武「趣味は貯蓄です」
魔王「違うくなかったか」
玄武「いま決まりました」
魔王「案外適当に決めてんだなお前」
玄武「失敬な。これでもしっかり会議にかけてるんですよ」
魔王「なんのだ」
玄武「第112回全玄武ちゃん会議」
魔王「それは会議って呼ばない」
42: 2013/01/24(木) 18:39:32.10
魔王「わかった。もうわかった。もうお前の事に関してはある程度許容するから」
玄武「やった」
魔王「せめて東の塔を守りにいって」
玄武「それはムリ」
魔王「なんでだよ」
玄武「北の塔がいい」
魔王「なんでそこまた微妙なワガママ言うんだよ」
玄武「やった」
魔王「せめて東の塔を守りにいって」
玄武「それはムリ」
魔王「なんでだよ」
玄武「北の塔がいい」
魔王「なんでそこまた微妙なワガママ言うんだよ」
43: 2013/01/24(木) 18:42:01.48
玄武「東の塔って町まで遠いんだもの」
魔王「当たり前だろ。四天王が鎮座する塔が町から近くてたまるか」
玄武「北の塔は近い」
魔王「あれは偶然だ。立地てきにああせざるを得なかったんだ」
玄武「ずるい」
魔王「ずるくない。てかずるいってなんだずるいって」
玄武「私もちょこちょこ町に出たい」
魔王「わかってると思うが、別に北の番人だからって町に行っていいわけじゃないからな」
玄武「わ、わかってままますし」
魔王「動揺しすぎ」
魔王「当たり前だろ。四天王が鎮座する塔が町から近くてたまるか」
玄武「北の塔は近い」
魔王「あれは偶然だ。立地てきにああせざるを得なかったんだ」
玄武「ずるい」
魔王「ずるくない。てかずるいってなんだずるいって」
玄武「私もちょこちょこ町に出たい」
魔王「わかってると思うが、別に北の番人だからって町に行っていいわけじゃないからな」
玄武「わ、わかってままますし」
魔王「動揺しすぎ」
47: 2013/01/24(木) 18:50:56.34
魔王「何でお前は四天王なのに塔そっちのけで遊んでるんだよ」
玄武「遊んでません、自分らしさの追及です!」
魔王「ドヤ顔で言ってもかわらんからな」
玄武「そういう魔王様はどうなんですか!来る日も来る日も魔王城に引きこもって」
魔王「人を引きこもりみたいに言うのはやめろ」
青龍「そうだぞ玄武、魔王様にもお考えがあるんだ」
白虎「床を叩くことだって辛いんだぞ」
朱雀「いじめ、かっこわるい」
魔王「おい」
魔王「おい」
玄武「遊んでません、自分らしさの追及です!」
魔王「ドヤ顔で言ってもかわらんからな」
玄武「そういう魔王様はどうなんですか!来る日も来る日も魔王城に引きこもって」
魔王「人を引きこもりみたいに言うのはやめろ」
青龍「そうだぞ玄武、魔王様にもお考えがあるんだ」
白虎「床を叩くことだって辛いんだぞ」
朱雀「いじめ、かっこわるい」
魔王「おい」
魔王「おい」
48: 2013/01/24(木) 18:53:13.60
魔王「お前ら俺に変なキャラ付するのやめろ」
玄武「『おいババァ!!メシはやくしろよ!!』」
魔王「もう母上はいないぞ」
青龍「お辛いことでしょうに」
魔王「俺何歳だと思われてるんだ」
白虎「まぁ俺の事を父と思って良いぞ」
魔王「だからもうそんな年齢じゃねぇよ」
朱雀「お……お兄ちゃん?」
魔王「……」
魔王「……なびかんぞ」
玄武「あー!!今ちょっと笑った!!ニヤってした!!」
魔王「してねーよ頃すぞ」
玄武「うひょー!!魔王さまうひょー!!」
魔王「革命的にうぜぇ」
玄武「『おいババァ!!メシはやくしろよ!!』」
魔王「もう母上はいないぞ」
青龍「お辛いことでしょうに」
魔王「俺何歳だと思われてるんだ」
白虎「まぁ俺の事を父と思って良いぞ」
魔王「だからもうそんな年齢じゃねぇよ」
朱雀「お……お兄ちゃん?」
魔王「……」
魔王「……なびかんぞ」
玄武「あー!!今ちょっと笑った!!ニヤってした!!」
魔王「してねーよ頃すぞ」
玄武「うひょー!!魔王さまうひょー!!」
魔王「革命的にうぜぇ」
51: 2013/01/24(木) 18:55:46.34
魔王「とにかくだ」
魔王「俺的にはもうお前らがちゃんと四つの塔を守ってくれればそれでいいんだ」
魔王「それ以上求めないから」
玄武「守ってますよ、何かこう念力で」
魔王「この前言ったら普通の亀がいたぞ」
玄武「違いますよ!!あれは私の仮の姿で」
魔王「魔王「お前の仮の姿餌なくて餓氏しかけてたぞ」
玄武「はっ!ごめんねキャシー!」
魔王「何で名前そんななんだよ。もっと亀らしいのにしろよ」
玄武「亀差別ですよそれ」
魔王「何でもかんでも新語っぽくすればいいと思うなよ」
魔王「俺的にはもうお前らがちゃんと四つの塔を守ってくれればそれでいいんだ」
魔王「それ以上求めないから」
玄武「守ってますよ、何かこう念力で」
魔王「この前言ったら普通の亀がいたぞ」
玄武「違いますよ!!あれは私の仮の姿で」
魔王「魔王「お前の仮の姿餌なくて餓氏しかけてたぞ」
玄武「はっ!ごめんねキャシー!」
魔王「何で名前そんななんだよ。もっと亀らしいのにしろよ」
玄武「亀差別ですよそれ」
魔王「何でもかんでも新語っぽくすればいいと思うなよ」
52: 2013/01/24(木) 18:58:33.65
魔王「なんだもう、逆になんだよお前、
むしろどうやったらちゃんと仕事してくれるんだよ」
玄武「世界の半分ください」
魔王「要求がでけーよ。勇者かお前は」
玄武「じゃあ七割でいいんで」
魔王「多くなってるよ気付け」
玄武「知ってますよ」
魔王「なお悪いわ」
朱雀「じゃあボクにはお野菜ください」
魔王「お前が何で配下に慕われてるのかわかった気がしたわ」
玄武「私も慕われてますよ!」
魔王「お前は絶対別の意味だと思う」
玄武「そんな……暴力で支配なんてしてませんよ!?」
魔王「まだ俺なにも言ってないぞ」
むしろどうやったらちゃんと仕事してくれるんだよ」
玄武「世界の半分ください」
魔王「要求がでけーよ。勇者かお前は」
玄武「じゃあ七割でいいんで」
魔王「多くなってるよ気付け」
玄武「知ってますよ」
魔王「なお悪いわ」
朱雀「じゃあボクにはお野菜ください」
魔王「お前が何で配下に慕われてるのかわかった気がしたわ」
玄武「私も慕われてますよ!」
魔王「お前は絶対別の意味だと思う」
玄武「そんな……暴力で支配なんてしてませんよ!?」
魔王「まだ俺なにも言ってないぞ」
54: 2013/01/24(木) 19:02:08.29
魔王「どうしても東の塔は嫌か」
玄武「ついうたたねして服に涎がべったりついてるときくらい嫌です」
魔王「かなり嫌だな」
玄武「わかってもらえてうれしいです」
魔王「おい青龍」
青龍「はっ!」
魔王「お前北の塔と代わってやれたりするか」
青龍「自分は構いませんが、周辺の竜族がなんと言うかですね」
魔王「そうかあそこ竜族の住家か」
玄武「玄武ちゃん閃きました!」
魔王「……ツッコミはおいておいて、聞いてやるよ」
玄武「周囲の竜族を全滅させれば」
魔王「それだけはねーよ」
玄武「えー、なんでですか、名案ですよ」
魔王「名案の意味をもっかい調べてこい」
玄武「ついうたたねして服に涎がべったりついてるときくらい嫌です」
魔王「かなり嫌だな」
玄武「わかってもらえてうれしいです」
魔王「おい青龍」
青龍「はっ!」
魔王「お前北の塔と代わってやれたりするか」
青龍「自分は構いませんが、周辺の竜族がなんと言うかですね」
魔王「そうかあそこ竜族の住家か」
玄武「玄武ちゃん閃きました!」
魔王「……ツッコミはおいておいて、聞いてやるよ」
玄武「周囲の竜族を全滅させれば」
魔王「それだけはねーよ」
玄武「えー、なんでですか、名案ですよ」
魔王「名案の意味をもっかい調べてこい」
55: 2013/01/24(木) 19:05:15.65
魔王「やっぱ面倒だから東の塔まもってくんない」
玄武「徒歩三分圏内にコンビニありますー?」
魔王「まずそのコンビニを説明しろ」
玄武「コンビニエンスストア、要はなんでも売ってるお店です」
魔王「首都に行け」
玄武「わかりました」
魔王「だから言葉のあやだよ早まるな」
朱雀「玄武ちゃん玄武ちゃん」
玄武「なあに」
朱雀「なんで東じゃだめなの?」
玄武「お買いものに行けないから」
朱雀「じゃあ、塔の近くに町を作ろうよ!」
玄武「名案」
魔王「おい」
玄武「徒歩三分圏内にコンビニありますー?」
魔王「まずそのコンビニを説明しろ」
玄武「コンビニエンスストア、要はなんでも売ってるお店です」
魔王「首都に行け」
玄武「わかりました」
魔王「だから言葉のあやだよ早まるな」
朱雀「玄武ちゃん玄武ちゃん」
玄武「なあに」
朱雀「なんで東じゃだめなの?」
玄武「お買いものに行けないから」
朱雀「じゃあ、塔の近くに町を作ろうよ!」
玄武「名案」
魔王「おい」
56: 2013/01/24(木) 19:07:17.26
玄武「何ですか魔王様、朱雀ちゃんがせっかく考えてくれたんですよ、
むげにするとか大人のやることですか」
魔王「そんな軽々しく町を作ろうとしないでくれないか」
魔王「困るんだが」
玄武「誰がですか」
魔王「様々な部分でだよ」
玄武「大丈夫です、逆らう奴は私が灰にします」
魔王「できそうだから困る」
青龍「しかし、そうすれば東の塔で働く気になるのだろう?玄武」
玄武「はい!」
白虎「なら考えてやってもいいんじゃねぇか。俺たちも手伝うぜ」
魔王「……うーむ」
むげにするとか大人のやることですか」
魔王「そんな軽々しく町を作ろうとしないでくれないか」
魔王「困るんだが」
玄武「誰がですか」
魔王「様々な部分でだよ」
玄武「大丈夫です、逆らう奴は私が灰にします」
魔王「できそうだから困る」
青龍「しかし、そうすれば東の塔で働く気になるのだろう?玄武」
玄武「はい!」
白虎「なら考えてやってもいいんじゃねぇか。俺たちも手伝うぜ」
魔王「……うーむ」
58: 2013/01/24(木) 19:09:56.81
――――――――数日後
朱雀「道具屋、武器屋、防具屋、宿屋……大分揃いましたね!」
白虎「ああ、住人も増えたしな!これで立派な町だな!」
青龍「正直、農作物もここまでなんとかなるとは思わなかった。
玄武の不思議な知恵のおかげだな」
玄武「ふふん、褒めても構いませんよ」
魔王「……まあいいか」
―――――――その頃。
勇者「……どの塔にも四天王がいない」
勇者「……どうしよう」
完。
朱雀「道具屋、武器屋、防具屋、宿屋……大分揃いましたね!」
白虎「ああ、住人も増えたしな!これで立派な町だな!」
青龍「正直、農作物もここまでなんとかなるとは思わなかった。
玄武の不思議な知恵のおかげだな」
玄武「ふふん、褒めても構いませんよ」
魔王「……まあいいか」
―――――――その頃。
勇者「……どの塔にも四天王がいない」
勇者「……どうしよう」
完。
59: 2013/01/24(木) 19:10:33.69
終わりが見えなかったので
このへんで。ではまた
このへんで。ではまた
60: 2013/01/24(木) 19:11:13.84
乙
この四天王に勇者が振り回される展開でも面白そう
この四天王に勇者が振り回される展開でも面白そう
61: 2013/01/24(木) 19:11:58.16
魔王の実力がまだ謎だが、
明らかにスペック別次元なのにみんなと対等に接してる玄武ちゃん可愛い
明らかにスペック別次元なのにみんなと対等に接してる玄武ちゃん可愛い
67: 2013/01/24(木) 19:31:24.02
>>64
言い訳:魔王が配置を間違えて、そのままなじんだ。
最終的には様々な理由で正しい配置になる
本音:そういうの知らなかった
言い訳:魔王が配置を間違えて、そのままなじんだ。
最終的には様々な理由で正しい配置になる
本音:そういうの知らなかった
引用元: 魔王「パワーバランス考えろよ」
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