1: 2011/04/01(金) 16:34:18.74
○ 軽音部部室 ○
純「そろそろ帰ろっか」
憂「うん、そうだね」
純「それにしても、憂って上達早いなぁ」
憂「オルガンは小さい頃にやってたからだよ」
純「はぁ……あたしも上手くなりたい」
憂「純ちゃん上手だよ?」
純「澪先輩くらいになりたいのぉ~」
憂「じゃぁ、次の練習はもっともっと頑張ろ♪」
純「新歓ライブまであまり時間ないしね」
憂「量よりも密度で勝負だよ」
純「乗りかかった船だし、憂や梓と一緒に練習するのも楽しいし……頑張るかぁ」
憂「ジャズ研の方は大丈夫?」
純「うん、問題なし」
純「そろそろ帰ろっか」
憂「うん、そうだね」
純「それにしても、憂って上達早いなぁ」
憂「オルガンは小さい頃にやってたからだよ」
純「はぁ……あたしも上手くなりたい」
憂「純ちゃん上手だよ?」
純「澪先輩くらいになりたいのぉ~」
憂「じゃぁ、次の練習はもっともっと頑張ろ♪」
純「新歓ライブまであまり時間ないしね」
憂「量よりも密度で勝負だよ」
純「乗りかかった船だし、憂や梓と一緒に練習するのも楽しいし……頑張るかぁ」
憂「ジャズ研の方は大丈夫?」
純「うん、問題なし」
2: 2011/04/01(金) 16:35:23.97
憂「そっか♪ ……そういえば梓ちゃん、やっぱり今日は来れなかったね」
純「まぁ、卒業前の先輩達との貴重な時間だし……仕方ないんじゃない?」
憂「うん。そうだね」
純「それに……憂と二人っきりで練習っていうのも、普段と雰囲気違って良いものだし」
憂「……そ、そうだね。二人っきりっていうのも……良いよね」
純「ん? どしたの? 憂」
憂「な、なんでもないよ」
純「そ?」
憂「うんっ」
純「ま、いいか……んじゃ、帰ろー」
憂「はぁい」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
純「まぁ、卒業前の先輩達との貴重な時間だし……仕方ないんじゃない?」
憂「うん。そうだね」
純「それに……憂と二人っきりで練習っていうのも、普段と雰囲気違って良いものだし」
憂「……そ、そうだね。二人っきりっていうのも……良いよね」
純「ん? どしたの? 憂」
憂「な、なんでもないよ」
純「そ?」
憂「うんっ」
純「ま、いいか……んじゃ、帰ろー」
憂「はぁい」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
3: 2011/04/01(金) 16:36:02.77
○ 下駄箱 ○
≪ザーッ≫
純「…………」
憂「…………」
≪ザーッ≫
純「うそぉ~ん……」
憂「急に降ってきたね」
純「天気予報じゃ何も言ってなかったのにーっ」
憂「確かに曇り空だったけど、まさかこんなに急に来るとは思ってなかったよ」
純「一応聞くけど……憂、傘持ってきた?」
憂「うぅん、持ってきてないよ」
純「はぁ……どうせなら家に着いてから降ってくれればいいのに」
憂「どうしようか? 止むまで待つ?」
≪ザーッ≫
純「…………」
憂「…………」
≪ザーッ≫
純「うそぉ~ん……」
憂「急に降ってきたね」
純「天気予報じゃ何も言ってなかったのにーっ」
憂「確かに曇り空だったけど、まさかこんなに急に来るとは思ってなかったよ」
純「一応聞くけど……憂、傘持ってきた?」
憂「うぅん、持ってきてないよ」
純「はぁ……どうせなら家に着いてから降ってくれればいいのに」
憂「どうしようか? 止むまで待つ?」
4: 2011/04/01(金) 16:37:11.80
純「でも止みそうもないよ?」
≪ザーッ≫
憂「……みたいだね」
純「しょうがない……職員室行って、忘れ物の傘とかないか聞いてくるよ」
憂「わたしも行くよ」
純「んじゃ、一緒に行こっか」
憂「うん♪」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
≪ザーッ≫
憂「……みたいだね」
純「しょうがない……職員室行って、忘れ物の傘とかないか聞いてくるよ」
憂「わたしも行くよ」
純「んじゃ、一緒に行こっか」
憂「うん♪」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
5: 2011/04/01(金) 16:38:08.37
○ 職員室 ○
≪ガラガラ~≫
純「失礼しまぁす」
憂「失礼します」
さわ子「あら? 二人とも……部室に忘れ物でもしたの?」
憂「いえ、そうじゃないんです」
純「山中先生、忘れ物の傘とか余ってませんか?」
さわ子「なるほど、この雨ね。確かあったと思うから取ってくるわ」
純憂「ありがとうございます」
さわ子「じゃ、ちょっと待っててね」
≪てくてくてく≫
純「あるみたいだね」
憂「よかったね~」
≪ガラガラ~≫
純「失礼しまぁす」
憂「失礼します」
さわ子「あら? 二人とも……部室に忘れ物でもしたの?」
憂「いえ、そうじゃないんです」
純「山中先生、忘れ物の傘とか余ってませんか?」
さわ子「なるほど、この雨ね。確かあったと思うから取ってくるわ」
純憂「ありがとうございます」
さわ子「じゃ、ちょっと待っててね」
≪てくてくてく≫
純「あるみたいだね」
憂「よかったね~」
6: 2011/04/01(金) 16:39:06.43
純「うんうん……あ、それにしてもさ」
憂「ん?」
純「山中先生って、カッコいいよねぇ」
憂「…………」
純「綺麗で優しいっていうのもあるんだけど、なぁんとなく『カッコいい!』って思っちゃうんだよね」
憂「そう……だね」
純「あ、憂もそう思ってた?」
憂「えっとぉ……うん」
純「何でだろうね? やっぱり大人の女ってあーいう人のこと言うのかなぁ」
憂「…………」
純「きっとモテるんだろうなぁ……いや、やっぱり仕事第一って感じなのかな」
憂「…………」
純「澪先輩も良いけど、山中先生みたいにもなりたいよね~♪」
憂「それはどうかと……」
憂「ん?」
純「山中先生って、カッコいいよねぇ」
憂「…………」
純「綺麗で優しいっていうのもあるんだけど、なぁんとなく『カッコいい!』って思っちゃうんだよね」
憂「そう……だね」
純「あ、憂もそう思ってた?」
憂「えっとぉ……うん」
純「何でだろうね? やっぱり大人の女ってあーいう人のこと言うのかなぁ」
憂「…………」
純「きっとモテるんだろうなぁ……いや、やっぱり仕事第一って感じなのかな」
憂「…………」
純「澪先輩も良いけど、山中先生みたいにもなりたいよね~♪」
憂「それはどうかと……」
7: 2011/04/01(金) 16:39:46.82
純「ん? 何か言った?」
憂「な、なんでもないよっ」
純「んぅ?」
≪てくてくてく≫
さわ子「お待たせ。あったわよ」
純憂「ありがとうございます」
さわ子「でもね……一本しか無かったのよ」
純「ぉおぅ」
憂「何とかなる……かな?」
純「ま、平気でしょ」
さわ子「大丈夫そう?」
純「はい、何とかします」
憂「それじゃぁ、お借りしていきます」
憂「な、なんでもないよっ」
純「んぅ?」
≪てくてくてく≫
さわ子「お待たせ。あったわよ」
純憂「ありがとうございます」
さわ子「でもね……一本しか無かったのよ」
純「ぉおぅ」
憂「何とかなる……かな?」
純「ま、平気でしょ」
さわ子「大丈夫そう?」
純「はい、何とかします」
憂「それじゃぁ、お借りしていきます」
8: 2011/04/01(金) 16:40:29.66
さわ子「あまり長くならないのなら、いつ返しにきてもいいわよ」
憂「はい」
純「それじゃ、失礼しまぁす」
憂「失礼します」
≪ガラガラ~ ピシャンッ≫
さわ子「……良い子達ね~」
さわ子「唯ちゃん達なら『さわちゃん車出してよっ』とか言ってきそうだもの」
さわ子「…………」
さわ子「違うわ。あの二人が普通で、唯ちゃん達がズレてるのよ」
さわ子「ふっ……私も毒されたわね……」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
憂「はい」
純「それじゃ、失礼しまぁす」
憂「失礼します」
≪ガラガラ~ ピシャンッ≫
さわ子「……良い子達ね~」
さわ子「唯ちゃん達なら『さわちゃん車出してよっ』とか言ってきそうだもの」
さわ子「…………」
さわ子「違うわ。あの二人が普通で、唯ちゃん達がズレてるのよ」
さわ子「ふっ……私も毒されたわね……」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
9: 2011/04/01(金) 16:41:24.01
○ 下駄箱 ○
純「んじゃ、オープンッ」
≪バサッ≫
純「ではでは……そこの可愛らしいお嬢さん、どうぞこちらへ」
憂「ふぇっ!?」
純「傘が一本しかないんだから、一緒に入るしかないでしょ?」
憂「え? あ、うん……そ、そだね……」
純「女の子二人ならこの傘でも十分いけるでしょ」
憂「でも……さすがに濡れちゃわないかな?」
純「こんだけ降ってるんだもん、どうやったって濡れちゃうって」
≪ザーッ≫
憂「……そうだね」
純「というわけで、ささっ 早く入った入った」
憂「はぁい」
純「んじゃ、オープンッ」
≪バサッ≫
純「ではでは……そこの可愛らしいお嬢さん、どうぞこちらへ」
憂「ふぇっ!?」
純「傘が一本しかないんだから、一緒に入るしかないでしょ?」
憂「え? あ、うん……そ、そだね……」
純「女の子二人ならこの傘でも十分いけるでしょ」
憂「でも……さすがに濡れちゃわないかな?」
純「こんだけ降ってるんだもん、どうやったって濡れちゃうって」
≪ザーッ≫
憂「……そうだね」
純「というわけで、ささっ 早く入った入った」
憂「はぁい」
10: 2011/04/01(金) 16:42:25.45
≪ぱしゃぱしゃ ザーッ≫
純「それにしても凄い雨だ」
憂「季節外れだよね……あ、ベース大丈夫?」
純「うん、なんとか」
憂「気をつけてね? わたしは少しくらい濡れても大丈夫だから」
純「何言ってんの。いくらなんでも憂の方が大事に決まってるでしょ?」
憂「…………」
純「さすがに、楽器と大事な親友を天秤にかけたりしないってば」
憂「え、えっとぉ……その……あ、ありがと……」
純「いえいえ、どーいたしましてー」
憂「えへへ♪」
純「まぁ、梓だったら濡れちゃってもいいけどね」
憂「え?」
純「…………」
憂「…………」
純「それにしても凄い雨だ」
憂「季節外れだよね……あ、ベース大丈夫?」
純「うん、なんとか」
憂「気をつけてね? わたしは少しくらい濡れても大丈夫だから」
純「何言ってんの。いくらなんでも憂の方が大事に決まってるでしょ?」
憂「…………」
純「さすがに、楽器と大事な親友を天秤にかけたりしないってば」
憂「え、えっとぉ……その……あ、ありがと……」
純「いえいえ、どーいたしましてー」
憂「えへへ♪」
純「まぁ、梓だったら濡れちゃってもいいけどね」
憂「え?」
純「…………」
憂「…………」
11: 2011/04/01(金) 16:43:42.00
純「冗談だよ?」
憂「う、うんっ わわ分かってるよっ!?」
純「ホントに? 一瞬信じなかった?」
憂「信じてない信じてないっ」
純「ホントかなぁ~」
憂「本当だよっ」
純「ぅわっと! こらこら、暴れないの。分かってるってば」
憂「ご、ごめん」
純「あ、そだ。憂……もっとこっち寄って」
≪ぐいっ≫
憂「わっ」
純「っていうか、腕組んで行こう。じゃないと、傘に入りきらない」
憂「あ、ああ歩きづらくないかな?」
純「ちょっと窮屈かもしれないけど、雨に濡れるよりは良いでしょ?」
憂「う、うん」
憂「う、うんっ わわ分かってるよっ!?」
純「ホントに? 一瞬信じなかった?」
憂「信じてない信じてないっ」
純「ホントかなぁ~」
憂「本当だよっ」
純「ぅわっと! こらこら、暴れないの。分かってるってば」
憂「ご、ごめん」
純「あ、そだ。憂……もっとこっち寄って」
≪ぐいっ≫
憂「わっ」
純「っていうか、腕組んで行こう。じゃないと、傘に入りきらない」
憂「あ、ああ歩きづらくないかな?」
純「ちょっと窮屈かもしれないけど、雨に濡れるよりは良いでしょ?」
憂「う、うん」
12: 2011/04/01(金) 16:44:30.95
純「放課後デートみたいで楽しいしね。相合傘だし♪」
憂「でっ!?」
純「……で?」
憂「なな何でもっ……ない……です……」
純「んん? 変な憂だなぁ」
憂「うぅ……」
純「とにかく、ささーっと帰ろう~」
憂「お……おぉ~」
純「♪~」
憂「……ふぅ」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
憂「でっ!?」
純「……で?」
憂「なな何でもっ……ない……です……」
純「んん? 変な憂だなぁ」
憂「うぅ……」
純「とにかく、ささーっと帰ろう~」
憂「お……おぉ~」
純「♪~」
憂「……ふぅ」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
13: 2011/04/01(金) 16:45:50.16
○ 帰り道 ○
≪ぱしゃぱしゃ ザーッ≫
純「……でね? 梓とメールし合ってたら、気がついたら3時頃になっててさ~」
憂「あははっ でも夜更かしは身体に悪いよ?」
純「あと美容にもねっ」
憂「うんうん……って、バス停通り過ぎちゃったけど……純ちゃん?」
純「あぁ、このまま憂を家まで送るよ」
憂「えぇ!? さすがにそれは悪いよっ」
純「いいのいいの♪ 憂を送った後、ちょっと寄りたいお店あるしね」
憂「じゃぁ……先にそっち行っちゃおうよ」
純「何か買いたい物あった?」
憂「わたしは無いけど……付き合うよ」
純「はいはい、スルースル~♪」
≪ぱしゃぱしゃ ザーッ≫
純「……でね? 梓とメールし合ってたら、気がついたら3時頃になっててさ~」
憂「あははっ でも夜更かしは身体に悪いよ?」
純「あと美容にもねっ」
憂「うんうん……って、バス停通り過ぎちゃったけど……純ちゃん?」
純「あぁ、このまま憂を家まで送るよ」
憂「えぇ!? さすがにそれは悪いよっ」
純「いいのいいの♪ 憂を送った後、ちょっと寄りたいお店あるしね」
憂「じゃぁ……先にそっち行っちゃおうよ」
純「何か買いたい物あった?」
憂「わたしは無いけど……付き合うよ」
純「はいはい、スルースル~♪」
14: 2011/04/01(金) 16:46:40.36
憂「わたしなら平気だよ?」
純「ふんふふ~ん♪」
憂「ねぇ、純ちゃん……」
純「それにね……先に憂の家に行かないといけない理由があるんだよ」
憂「そうなの?」
純「うんうん」
憂「それってどんな理由?」
純「それは秘密です」
憂「嘘だよね? 付き合わせちゃ悪いって思って、気を使ってるんでしょ?」
純「ブブーッ 外れでーす」
憂「じゃぁ、理由を教えて?」
純「どうしても知りたい?」
憂「うん」
純「ふぅ……しょうがないなぁ。そこまで聞くなら教えてあげよう」
純「ふんふふ~ん♪」
憂「ねぇ、純ちゃん……」
純「それにね……先に憂の家に行かないといけない理由があるんだよ」
憂「そうなの?」
純「うんうん」
憂「それってどんな理由?」
純「それは秘密です」
憂「嘘だよね? 付き合わせちゃ悪いって思って、気を使ってるんでしょ?」
純「ブブーッ 外れでーす」
憂「じゃぁ、理由を教えて?」
純「どうしても知りたい?」
憂「うん」
純「ふぅ……しょうがないなぁ。そこまで聞くなら教えてあげよう」
15: 2011/04/01(金) 16:47:50.05
憂「…………」
純「それはねぇ……」
憂「う、うん」
純「なんとっ」
憂「…………」
純「…………」
≪ぱしゃぱしゃ ザーッ≫
憂「……なんと?」
純「お喋りしてる間に商店街を通り過ぎてしまったから……でした~♪」
憂「あ」
純「今から戻るのも手間だし、このまま平沢家にGO~ってことで」
憂「もう~」
純「えへへっ ゴメンね?」
憂「謝るくらいならこんなやり方して欲しくないよ」
純「それはねぇ……」
憂「う、うん」
純「なんとっ」
憂「…………」
純「…………」
≪ぱしゃぱしゃ ザーッ≫
憂「……なんと?」
純「お喋りしてる間に商店街を通り過ぎてしまったから……でした~♪」
憂「あ」
純「今から戻るのも手間だし、このまま平沢家にGO~ってことで」
憂「もう~」
純「えへへっ ゴメンね?」
憂「謝るくらいならこんなやり方して欲しくないよ」
16: 2011/04/01(金) 16:48:40.56
純「怒った?」
憂「……ちょっとだけ」
純「今度、美味しいドーナッツ奢るから許してよ~」
憂「送ってもらって、その上お菓子まで奢ってもらったんじゃ……わたしの方が困るよ」
純「んじゃ、今度奢って?」
憂「それくらいなら全然構わないけど……」
純「あ、でも……奢ってもらうより作ってもらった方が嬉しいかも」
憂「作ったのでいいの? だったら喜んで作るよ♪」
純「へ? 冗談だったんだけど……作れるの? ドーナッツ」
憂「うん、出来るよ?」
純「おぉ~……すご~いっ」
憂「結構簡単だよ?」
純「……じぃ~」
憂「?」
憂「……ちょっとだけ」
純「今度、美味しいドーナッツ奢るから許してよ~」
憂「送ってもらって、その上お菓子まで奢ってもらったんじゃ……わたしの方が困るよ」
純「んじゃ、今度奢って?」
憂「それくらいなら全然構わないけど……」
純「あ、でも……奢ってもらうより作ってもらった方が嬉しいかも」
憂「作ったのでいいの? だったら喜んで作るよ♪」
純「へ? 冗談だったんだけど……作れるの? ドーナッツ」
憂「うん、出来るよ?」
純「おぉ~……すご~いっ」
憂「結構簡単だよ?」
純「……じぃ~」
憂「?」
17: 2011/04/01(金) 16:49:30.22
純「憂……いや、平沢憂さん」
憂「な、なに?」
純「結婚してください」
憂「……えぇーっ!?」
純「…………」
憂「なっ!? え? あの、そのっ……冗談だよね?」
純「うん」
憂「……ぁぅ」
純「いや~、可愛い反応だ♪」
憂「も、もぅ~っ」
純「あはははっ」
憂「純ちゃんなんて知らないっ」
≪ぷいっ≫
純「そーやってほっぺた膨らませてる憂も可愛いなぁ~」
憂「な、なに?」
純「結婚してください」
憂「……えぇーっ!?」
純「…………」
憂「なっ!? え? あの、そのっ……冗談だよね?」
純「うん」
憂「……ぁぅ」
純「いや~、可愛い反応だ♪」
憂「も、もぅ~っ」
純「あはははっ」
憂「純ちゃんなんて知らないっ」
≪ぷいっ≫
純「そーやってほっぺた膨らませてる憂も可愛いなぁ~」
18: 2011/04/01(金) 16:50:21.80
憂「…………」
純「眉寄せて『わたしは怒ってるんだよ?』って顔してる憂も可愛いなぁ~♪」
憂「…………」
純「あ~……えっと……ぴょこぴょこ揺れてるポニーテイルも可愛いなぁ~」
憂「…………」
≪もそもそ ほどきっ≫
純「そーやって反応するところは普通に可愛いよね」
憂「う」
純「どっちにしろ商店街は過ぎちゃったんだし……機嫌直して?」
憂「…………」
純「お願いっ」
憂「はぁ……純ちゃんには敵わないよ」
純「よしっ 勝った♪」
憂「でも、帰りは気をつけてね?」
純「それはもちろん」
純「眉寄せて『わたしは怒ってるんだよ?』って顔してる憂も可愛いなぁ~♪」
憂「…………」
純「あ~……えっと……ぴょこぴょこ揺れてるポニーテイルも可愛いなぁ~」
憂「…………」
≪もそもそ ほどきっ≫
純「そーやって反応するところは普通に可愛いよね」
憂「う」
純「どっちにしろ商店街は過ぎちゃったんだし……機嫌直して?」
憂「…………」
純「お願いっ」
憂「はぁ……純ちゃんには敵わないよ」
純「よしっ 勝った♪」
憂「でも、帰りは気をつけてね?」
純「それはもちろん」
19: 2011/04/01(金) 16:51:26.58
憂「こんなに暗くなっちゃったし……雨も降ってるし……犯罪者とか変質者とか怖いし」
純「暗いのは怖いけど……雨が降ってれば、悪い人達もちょっとは大人しくなるんじゃない?」
憂「それは関係ないと思うけど」
純「でも、放火魔とかは大人しくなるよね」
憂「…………」
純「でしょ?」
憂「それは……そう……かも……」
純「そー考えると雨も良いモノだよねぇ♪」
憂「そういう事を言ってるんじゃなくてっ」
純「ゴメンゴメン、分かってるって。心配してくれてありがと」
憂「もう~」
純「憂って時々からかいたくなるんだよね。梓と違って」
憂「梓ちゃんの事はいつもからかってるもんね」
純「だって梓ってリアクション良いんだもん。あれはからかいたくなるよ」
純「暗いのは怖いけど……雨が降ってれば、悪い人達もちょっとは大人しくなるんじゃない?」
憂「それは関係ないと思うけど」
純「でも、放火魔とかは大人しくなるよね」
憂「…………」
純「でしょ?」
憂「それは……そう……かも……」
純「そー考えると雨も良いモノだよねぇ♪」
憂「そういう事を言ってるんじゃなくてっ」
純「ゴメンゴメン、分かってるって。心配してくれてありがと」
憂「もう~」
純「憂って時々からかいたくなるんだよね。梓と違って」
憂「梓ちゃんの事はいつもからかってるもんね」
純「だって梓ってリアクション良いんだもん。あれはからかいたくなるよ」
20: 2011/04/01(金) 16:52:29.97
憂「ふふっ でもやり過ぎちゃ駄目だよ?」
純「その辺は大丈夫だと思う」
憂「うん、横で見てると二人とも楽しそうだし」
純「梓って可愛いよねぇ。真面目だし、ちっこいし」
憂「うんうん♪」
純「あ、もちろん憂も可愛いよ?」
憂「純ちゃんもね♪」
純「あたしは可愛いよりカッコいいがいいなぁ」
憂「じゃぁ……純ちゃんはカッコいいよ♪」
純「『じゃぁ』って何よ『じゃぁ』って」
憂「さぁ?」
純「むぅ」
憂「えへへっ さっきからかったお返しだよ♪」
純「その辺は大丈夫だと思う」
憂「うん、横で見てると二人とも楽しそうだし」
純「梓って可愛いよねぇ。真面目だし、ちっこいし」
憂「うんうん♪」
純「あ、もちろん憂も可愛いよ?」
憂「純ちゃんもね♪」
純「あたしは可愛いよりカッコいいがいいなぁ」
憂「じゃぁ……純ちゃんはカッコいいよ♪」
純「『じゃぁ』って何よ『じゃぁ』って」
憂「さぁ?」
純「むぅ」
憂「えへへっ さっきからかったお返しだよ♪」
21: 2011/04/01(金) 16:53:23.33
純「憂もやるようになったじゃない」
憂「わたしだって成長してるんだよ♪」
純「ふむ……確かに成長している」
憂「うんうん♪」
純「じぃ~」
憂「?」
純「じぃ~~っ」
憂「……っ! じゅ、純ちゃんどこ見てるのっ!?」
純「主に胸周り? いやぁ、成長著しいなぁ……と」
憂「も、もう~っ!」
純「あとお腹周りも」
憂「えっ! 嘘っ!? 何で分かったのっ!?」
純「…………」
憂「…………」
純「憂? 普通に考えて、コートの上からそこまで分からないと思うよ?」
憂「わたしだって成長してるんだよ♪」
純「ふむ……確かに成長している」
憂「うんうん♪」
純「じぃ~」
憂「?」
純「じぃ~~っ」
憂「……っ! じゅ、純ちゃんどこ見てるのっ!?」
純「主に胸周り? いやぁ、成長著しいなぁ……と」
憂「も、もう~っ!」
純「あとお腹周りも」
憂「えっ! 嘘っ!? 何で分かったのっ!?」
純「…………」
憂「…………」
純「憂? 普通に考えて、コートの上からそこまで分からないと思うよ?」
22: 2011/04/01(金) 16:54:31.45
憂「……だよね」
純「聞かなかったことにしてあげる」
憂「あ、ありがと……」
純「ちょっとは運動とかしないと駄目だよ?」
憂「結構動いてるつもりなんだけどなぁ」
純「食べ過ぎとか?」
憂「そんなことない……はず……だと思う……かも」
純「ふむ……心当たりがある、と」
憂「う……ん」
純「どんな理由?」
憂「えっとね……わたしがよくお姉ちゃんにご飯作ってあげてるの、知ってるよね?」
純「うん」
憂「でね? お姉ちゃんって凄く美味しそうにご飯食べるんだよ」
純「うんうん」
純「聞かなかったことにしてあげる」
憂「あ、ありがと……」
純「ちょっとは運動とかしないと駄目だよ?」
憂「結構動いてるつもりなんだけどなぁ」
純「食べ過ぎとか?」
憂「そんなことない……はず……だと思う……かも」
純「ふむ……心当たりがある、と」
憂「う……ん」
純「どんな理由?」
憂「えっとね……わたしがよくお姉ちゃんにご飯作ってあげてるの、知ってるよね?」
純「うん」
憂「でね? お姉ちゃんって凄く美味しそうにご飯食べるんだよ」
純「うんうん」
23: 2011/04/01(金) 16:56:01.57
憂「それを見てると何だか楽しくなってきて……一緒になってつい……」
純「あ~……分かる分かる。美味しそうに食べる人と一緒だと、食が進むってあるよねぇ」
憂「だよねっ」
純「ということは、唯先輩も……」
憂「あ、お姉ちゃんいくら食べても太らないから」
純「なにそれズルイッ!」
憂「凄いよね~♪」
純「いや、凄いっていうか……反則でしょ、それ」
憂「えへへ~♪」
純「あたしにもその体質があれば甘いものをもっと……いや、お小遣い的に厳しいか……」
憂「でもさ?」
純「うん?」
憂「実は純ちゃんも成長著しいよね」
純「へ?」
純「あ~……分かる分かる。美味しそうに食べる人と一緒だと、食が進むってあるよねぇ」
憂「だよねっ」
純「ということは、唯先輩も……」
憂「あ、お姉ちゃんいくら食べても太らないから」
純「なにそれズルイッ!」
憂「凄いよね~♪」
純「いや、凄いっていうか……反則でしょ、それ」
憂「えへへ~♪」
純「あたしにもその体質があれば甘いものをもっと……いや、お小遣い的に厳しいか……」
憂「でもさ?」
純「うん?」
憂「実は純ちゃんも成長著しいよね」
純「へ?」
24: 2011/04/01(金) 16:56:53.47
憂「じぃ~」
純「ちょっ! どこ見てるのよ!」
憂「主に胸周り?」
純「や、やだ……見るなー!」
憂「自分が見られるのは恥ずかしいんだ……」
純「当たり前だよっ」
憂「……ふふっ♪」
純「な、何よ……」
憂「じぃ~♪」
純「あ、こらっ やだってばぁっ」
憂「じぃ~~♪」
純「この~っ」
憂「えへへ~♪」
純「じゃぁ、あたしも見てやるっ」
憂「わたしだってっ」
純「ちょっ! どこ見てるのよ!」
憂「主に胸周り?」
純「や、やだ……見るなー!」
憂「自分が見られるのは恥ずかしいんだ……」
純「当たり前だよっ」
憂「……ふふっ♪」
純「な、何よ……」
憂「じぃ~♪」
純「あ、こらっ やだってばぁっ」
憂「じぃ~~♪」
純「この~っ」
憂「えへへ~♪」
純「じゃぁ、あたしも見てやるっ」
憂「わたしだってっ」
25: 2011/04/01(金) 16:58:17.61
純「じぃ~っ」
憂「じぃ~っ♪」
純「まじまじ」
憂「まじまじ~♪」
純「…………」
憂「…………」
純「……ぷっ あははは♪」
憂「ふふっ あはは♪」
純「何やってるんだろうね、あたし達」
憂「だね♪」
純「あはははっ」
憂「えへへ♪」
純「……っと、もうすぐ憂の家だね」
憂「あ、本当だ……」
憂「じぃ~っ♪」
純「まじまじ」
憂「まじまじ~♪」
純「…………」
憂「…………」
純「……ぷっ あははは♪」
憂「ふふっ あはは♪」
純「何やってるんだろうね、あたし達」
憂「だね♪」
純「あはははっ」
憂「えへへ♪」
純「……っと、もうすぐ憂の家だね」
憂「あ、本当だ……」
26: 2011/04/01(金) 16:59:09.51
純「お喋りしてたらあっという間だったね」
憂「うん……もう着いちゃったんだね」
純「何でしょんぼりしてるのさ。こんな雨だもん……早く着いた方がいいでしょ?」
憂「う、うん」
純「とか言っても、体感で短く感じるだけだけどね」
憂「本当にあっという間」
純「んじゃ、さっさと平沢家に行きますか」
憂「うん……って、純ちゃん車っ」
純「え?」
≪ゴォ~ッ バシャーッ≫
純「とぅわぁっ!?」
憂「きゃぁっ!?」
憂「うん……もう着いちゃったんだね」
純「何でしょんぼりしてるのさ。こんな雨だもん……早く着いた方がいいでしょ?」
憂「う、うん」
純「とか言っても、体感で短く感じるだけだけどね」
憂「本当にあっという間」
純「んじゃ、さっさと平沢家に行きますか」
憂「うん……って、純ちゃん車っ」
純「え?」
≪ゴォ~ッ バシャーッ≫
純「とぅわぁっ!?」
憂「きゃぁっ!?」
27: 2011/04/01(金) 16:59:56.91
≪ゴォ~……≫
純「デンジャーッ!」
憂「純ちゃん大丈夫っ!?」
純「わっ! わぁっ!? これマズイッ! 染み込んで来たっ! 冷たい冷たいっ!」
憂「大変っ 早く家まで行こうっ!」
≪バシャバシャッ≫
純「ちょっ 走ったら憂まで濡れちゃうってっ!」
憂「そんなこと言ってる場合じゃないよっ!」
純「ぅわぁっ!? そんな引っ張らないでぇっ!」
憂「早く早くっ!」
純「うわーんっ コートが重いーっ! 中まで染み込んで来たーっ!?」
憂「頑張って純ちゃん!」
≪バシャバシャバシャバシャッ≫
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
純「デンジャーッ!」
憂「純ちゃん大丈夫っ!?」
純「わっ! わぁっ!? これマズイッ! 染み込んで来たっ! 冷たい冷たいっ!」
憂「大変っ 早く家まで行こうっ!」
≪バシャバシャッ≫
純「ちょっ 走ったら憂まで濡れちゃうってっ!」
憂「そんなこと言ってる場合じゃないよっ!」
純「ぅわぁっ!? そんな引っ張らないでぇっ!」
憂「早く早くっ!」
純「うわーんっ コートが重いーっ! 中まで染み込んで来たーっ!?」
憂「頑張って純ちゃん!」
≪バシャバシャバシャバシャッ≫
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
28: 2011/04/01(金) 17:00:49.37
○ 平沢家 ○
憂「ただいまーっ! 純ちゃん早く早くっ」
純「待って待ってっ! 靴まで濡れてるからこのまま上がれないってばぁ」
憂「後で拭くからそんなのいいよっ!」
唯「憂、おかえり~……お? 純ちゃんも一緒?」
憂「姉ちゃんただいまっ」
純「お邪魔してますっ」
唯「ほいほい~……って、どうしたのそれ? この季節に水浴び?」
純「いやいや」
憂「すぐそこで純ちゃんが車に水かけられちゃったんだよっ お姉ちゃんタオル……じゃなくて、バスタオル持ってきてっ!」
唯「らじゃ~」
≪とてとてとて≫
憂「ただいまーっ! 純ちゃん早く早くっ」
純「待って待ってっ! 靴まで濡れてるからこのまま上がれないってばぁ」
憂「後で拭くからそんなのいいよっ!」
唯「憂、おかえり~……お? 純ちゃんも一緒?」
憂「姉ちゃんただいまっ」
純「お邪魔してますっ」
唯「ほいほい~……って、どうしたのそれ? この季節に水浴び?」
純「いやいや」
憂「すぐそこで純ちゃんが車に水かけられちゃったんだよっ お姉ちゃんタオル……じゃなくて、バスタオル持ってきてっ!」
唯「らじゃ~」
≪とてとてとて≫
29: 2011/04/01(金) 17:01:29.39
純「うぅ……さ、寒いぃ~」
憂「コートとマフラーは脱いじゃおう」
純「う、うん」
≪ぬぎぬぎ≫
憂「ベースは大丈夫?」
純「とっさに庇ったから多分……うん、平気そう」
憂「ふぅ」
純「まぁ、そのせいでびしょ濡れになったんだけど」
憂「もぅ、純ちゃんってば」
純「いや、だってさ? 高かったんだよ? ついつい庇っちゃうって」
憂「それはそうかもだけど……」
憂「コートとマフラーは脱いじゃおう」
純「う、うん」
≪ぬぎぬぎ≫
憂「ベースは大丈夫?」
純「とっさに庇ったから多分……うん、平気そう」
憂「ふぅ」
純「まぁ、そのせいでびしょ濡れになったんだけど」
憂「もぅ、純ちゃんってば」
純「いや、だってさ? 高かったんだよ? ついつい庇っちゃうって」
憂「それはそうかもだけど……」
30: 2011/04/01(金) 17:02:08.85
唯「おまちどーさま~」
≪とてとてとて≫
憂「お姉ちゃんありがと……はい、純ちゃん」
純「さんきゅ……唯先輩、ありがとうございます」
唯「いえいえ~♪」
純「……ぅわ~、駄目だ。完全に中までしみ込んでる……くしゅんっ」
憂「このままじゃ風邪引いちゃうよ。とにかく上がって上がってっ」
純「待って待って、まず足拭いちゃうからっ」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
≪とてとてとて≫
憂「お姉ちゃんありがと……はい、純ちゃん」
純「さんきゅ……唯先輩、ありがとうございます」
唯「いえいえ~♪」
純「……ぅわ~、駄目だ。完全に中までしみ込んでる……くしゅんっ」
憂「このままじゃ風邪引いちゃうよ。とにかく上がって上がってっ」
純「待って待って、まず足拭いちゃうからっ」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
31: 2011/04/01(金) 17:02:49.15
○ リビング ○
憂「濡れたものは全部脱いでね。乾燥機に入れてくるから」
純「下着まで濡れちゃってるんだけど……」
憂「…………」
純「…………」
憂「じゃ、じゃぁ、下着も……」
純「……うん」
≪ぬぎぬぎ≫
憂「…………」
純「…………」
≪ぬぎぬぎ≫
憂「…………」
純「……あのさ」
憂「え?」
純「その……じっくり見られてると、さすがに恥ずかしいんだけど……」
憂「濡れたものは全部脱いでね。乾燥機に入れてくるから」
純「下着まで濡れちゃってるんだけど……」
憂「…………」
純「…………」
憂「じゃ、じゃぁ、下着も……」
純「……うん」
≪ぬぎぬぎ≫
憂「…………」
純「…………」
≪ぬぎぬぎ≫
憂「…………」
純「……あのさ」
憂「え?」
純「その……じっくり見られてると、さすがに恥ずかしいんだけど……」
32: 2011/04/01(金) 17:03:58.87
憂「ご、ごめんなさいっ」
≪くるっ≫
純「えと……こっちこそ迷惑かけてゴメン」
憂「い、いえ……お気になさらず……」
≪ぬぎぬぎ≫
純「…………」
憂「……終わったら言ってね?」
純「うん」
≪ぬぎぬぎ ガチャガチャッ≫
和「憂? 帰ったの?」
唯「着替えもって来たよ~」
憂「あ……」
純「え」
≪くるっ≫
純「えと……こっちこそ迷惑かけてゴメン」
憂「い、いえ……お気になさらず……」
≪ぬぎぬぎ≫
純「…………」
憂「……終わったら言ってね?」
純「うん」
≪ぬぎぬぎ ガチャガチャッ≫
和「憂? 帰ったの?」
唯「着替えもって来たよ~」
憂「あ……」
純「え」
33: 2011/04/01(金) 17:05:00.18
和「…………」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「……お尻」
唯「おっOい」
憂「…………」
純「……き」
和「き?」
唯「き……喜多方ラーメンっ」
純「っきゃあぁぁぁぁぁぁっ!!?」
憂「の、和ちゃんただいまっ お姉ちゃん着替えありがとっ! でも今は入ってきちゃ駄目っ!」
和「そ、そうみたいね。ごめんなさい」
唯「ほ~い……あ、ここに着替え置いていくね~」
≪ガチャガチャッ ばたばたっ≫
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「……お尻」
唯「おっOい」
憂「…………」
純「……き」
和「き?」
唯「き……喜多方ラーメンっ」
純「っきゃあぁぁぁぁぁぁっ!!?」
憂「の、和ちゃんただいまっ お姉ちゃん着替えありがとっ! でも今は入ってきちゃ駄目っ!」
和「そ、そうみたいね。ごめんなさい」
唯「ほ~い……あ、ここに着替え置いていくね~」
≪ガチャガチャッ ばたばたっ≫
34: 2011/04/01(金) 17:05:55.47
純「ぅうーっ」
憂「だだだ大丈夫だよっ 女の子同士だしっ」
純「……見られた……ぐすっ……全部見られた……くしゅんっ」
憂「えっと……えっとぉ……わ、わたし、服を乾かしてくるね?」
純「ひっく……うん、ありがと」
憂「……あの……元気出してね?」
純「うん……くしゅんっ」
≪ガチャッ たたたたっ≫
憂「…………」
憂「…………」
憂「見ちゃった……全部見ちゃったよぉ……」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
憂「だだだ大丈夫だよっ 女の子同士だしっ」
純「……見られた……ぐすっ……全部見られた……くしゅんっ」
憂「えっと……えっとぉ……わ、わたし、服を乾かしてくるね?」
純「ひっく……うん、ありがと」
憂「……あの……元気出してね?」
純「うん……くしゅんっ」
≪ガチャッ たたたたっ≫
憂「…………」
憂「…………」
憂「見ちゃった……全部見ちゃったよぉ……」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
35: 2011/04/01(金) 17:07:06.96
○ リビング(10分後) ○
憂「……はい、お茶だよ」
和「ありがと」
唯「ありがと~♪」
純「……ありがと」
憂「純ちゃん大丈夫?」
純「う、うん」
和「えっと……鈴木さん? こう言っては何だけど、運が悪かったと思って諦めなさい?」
純「……はい」
和「幸い、女の子だけだったんだし」
唯「それにさ? そんなに悲しむことは無いよ……むしろ胸を張るべきだとわたしは思うよっ! その立派な胸を♪」
純「…………」
憂「お、お姉ちゃんっ」
和「唯……トドメ刺してどうするのよ」
憂「……はい、お茶だよ」
和「ありがと」
唯「ありがと~♪」
純「……ありがと」
憂「純ちゃん大丈夫?」
純「う、うん」
和「えっと……鈴木さん? こう言っては何だけど、運が悪かったと思って諦めなさい?」
純「……はい」
和「幸い、女の子だけだったんだし」
唯「それにさ? そんなに悲しむことは無いよ……むしろ胸を張るべきだとわたしは思うよっ! その立派な胸を♪」
純「…………」
憂「お、お姉ちゃんっ」
和「唯……トドメ刺してどうするのよ」
36: 2011/04/01(金) 17:07:51.50
唯「え~? だってさ? 大きさも形も良い感じだったと思うんだけどなぁ」
和「まぁ、お尻も小振りで可愛かったけど」
純「…………」
憂「二人ともっ」
和「ご、ごめんなさい。つい……」
唯「でもでも~」
憂「お姉ちゃん…………めっ!」
唯「ぅひぃっ!? ご、ごめんなさいっ」
純「憂、もういいよ。あたしも悪かったんだし」
和「まぁ、あんな状況なんて誰も予想出来ないだろうし、みんなが忘れるってことでこの話は終わりにしましょう」
憂「うん」
純「はい」
唯「わたしは覚えてるけどねっ ふんすっ!」
純「……ぐすん」
和「まぁ、お尻も小振りで可愛かったけど」
純「…………」
憂「二人ともっ」
和「ご、ごめんなさい。つい……」
唯「でもでも~」
憂「お姉ちゃん…………めっ!」
唯「ぅひぃっ!? ご、ごめんなさいっ」
純「憂、もういいよ。あたしも悪かったんだし」
和「まぁ、あんな状況なんて誰も予想出来ないだろうし、みんなが忘れるってことでこの話は終わりにしましょう」
憂「うん」
純「はい」
唯「わたしは覚えてるけどねっ ふんすっ!」
純「……ぐすん」
37: 2011/04/01(金) 17:08:39.54
和「唯~?」
憂「お姉ちゃん?」
唯「あぅっ……ご、ごめんなしゃい……」
憂「もう……あ、そういえば和ちゃんはうちで何してたの? こんな時間に珍しいよね?」
和「唯に料理を教えてたのよ。少しずつでいいから覚えたいって」
憂「そうだったんだ」
純「真鍋先輩も料理出来るんですか?」
和「まぁ、それなりに……だけどね。あぁ、私の事は名前でいいわよ」
純「じゃぁ、私のことも名前で……純で結構ですよ、和先輩」
和「えぇ、分かったわ。純」
純「はい」
唯「そーいえば……お鍋の火、そろそろ止めた方がいいかなぁ?」
和「もう少しね」
唯「そかー……じゃぁ、お茶でも飲んでまったりしようか」
憂「純ちゃんも身体、暖めた方がいいしね」
憂「お姉ちゃん?」
唯「あぅっ……ご、ごめんなしゃい……」
憂「もう……あ、そういえば和ちゃんはうちで何してたの? こんな時間に珍しいよね?」
和「唯に料理を教えてたのよ。少しずつでいいから覚えたいって」
憂「そうだったんだ」
純「真鍋先輩も料理出来るんですか?」
和「まぁ、それなりに……だけどね。あぁ、私の事は名前でいいわよ」
純「じゃぁ、私のことも名前で……純で結構ですよ、和先輩」
和「えぇ、分かったわ。純」
純「はい」
唯「そーいえば……お鍋の火、そろそろ止めた方がいいかなぁ?」
和「もう少しね」
唯「そかー……じゃぁ、お茶でも飲んでまったりしようか」
憂「純ちゃんも身体、暖めた方がいいしね」
38: 2011/04/01(金) 17:09:25.03
純「うん……こくり……お茶が暖かぁい」
唯「んくんく……炬燵もあったか~」
憂「こくこく……お茶のおかわりいる?」
和「ずず~っ あ~……お茶が美味しい」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「? どうしたの? みんな」
純「な、なんでもありません」
憂「うん、なんでもないよ」
和「そう?」
唯「……和ちゃん」
和「何?」
唯「今の……仕草がおばさんっぽかったよ?」
和「え?」
唯「んくんく……炬燵もあったか~」
憂「こくこく……お茶のおかわりいる?」
和「ずず~っ あ~……お茶が美味しい」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「? どうしたの? みんな」
純「な、なんでもありません」
憂「うん、なんでもないよ」
和「そう?」
唯「……和ちゃん」
和「何?」
唯「今の……仕草がおばさんっぽかったよ?」
和「え?」
39: 2011/04/01(金) 17:10:06.22
憂「…………」
純「…………」
和「そ、そんなこと無いわよ。普通よ」
唯「え~? そんなことないことないよ~。ねぇ、憂も純ちゃんもそう思うよね?」
憂「え、えっと……わたしは普通だと思うよ? ね? 純ちゃん」
純「え? あ、うん。私も特に問題はないと思います……よ?」
和「…………」
唯「嘘だ~? 二人とも『今の仕草はおばさんっぽい』って顔してたもん~」
憂「そ、そこまで思ってないよっ」
純「ですですっ」
和「そ。二人とも私の事をおばさんっぽいって思ったのね」
憂「ぅ……え、えっと……」
純「いえ……その……」
純「…………」
和「そ、そんなこと無いわよ。普通よ」
唯「え~? そんなことないことないよ~。ねぇ、憂も純ちゃんもそう思うよね?」
憂「え、えっと……わたしは普通だと思うよ? ね? 純ちゃん」
純「え? あ、うん。私も特に問題はないと思います……よ?」
和「…………」
唯「嘘だ~? 二人とも『今の仕草はおばさんっぽい』って顔してたもん~」
憂「そ、そこまで思ってないよっ」
純「ですですっ」
和「そ。二人とも私の事をおばさんっぽいって思ったのね」
憂「ぅ……え、えっと……」
純「いえ……その……」
40: 2011/04/01(金) 17:11:14.25
和「いいのよ。たまに言われるしね」
唯「だよね~♪」
憂「お姉ちゃんっ」
純「ゆ、唯先輩っ」
和「構わないわよ? えぇ、そうね。真鍋和はおばさんっぽい……これでいい?」
唯「和ちゃん……ちょっと怖い……」
和「何よ……唯と同い年なのに……何で私だけ……ぶつぶつ……」
純「ぇ……えっと……あ、そうだっ 唯先輩、和先輩っ お鍋の火、見なくていいんですか?」
憂「そ、そうだよっ 吹き零れてたら大変だよっ 見てこないとっ!」
唯「そだね~♪ じゃぁ、ちょっと見てくるよ」
和「そうやって追い出そうとして……分かったわよ、行けばいいんでしょ? まったく……どっこい、しょっと」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「…………」
唯「だよね~♪」
憂「お姉ちゃんっ」
純「ゆ、唯先輩っ」
和「構わないわよ? えぇ、そうね。真鍋和はおばさんっぽい……これでいい?」
唯「和ちゃん……ちょっと怖い……」
和「何よ……唯と同い年なのに……何で私だけ……ぶつぶつ……」
純「ぇ……えっと……あ、そうだっ 唯先輩、和先輩っ お鍋の火、見なくていいんですか?」
憂「そ、そうだよっ 吹き零れてたら大変だよっ 見てこないとっ!」
唯「そだね~♪ じゃぁ、ちょっと見てくるよ」
和「そうやって追い出そうとして……分かったわよ、行けばいいんでしょ? まったく……どっこい、しょっと」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「…………」
41: 2011/04/01(金) 17:12:30.19
≪のそのそ≫
唯「和ちゃん? やり直そうとしても駄目だよ?」
和「違うのよっ! 今のは……そうっ たまたまっ! 偶然声が出ちゃったのよっ!」
唯「あ、わたしキッチンに行ってるね?」
≪とてとて≫
和「ちょっと待ちなさい、唯っ! あ、二人とも……今のはたまたまよ? いつもあんな声出してるわけじゃないからね?」
純「は、はい」
憂「だ、大丈夫だよ。分かってるからっ」
和「本当よ? 本当だからねっ? あぁ、もうっ! 唯っ 待ちなさいっ!」
唯「そんなこといいからお鍋見ようよ~」
和「そんなことって何よっ!? あ、こらっ まだ話は終わってないわよっ」
≪ばたばたっ ガチャッ バタンッ≫
純憂「…………」
純「……ぷっ ふふっ あはははっ♪」
憂「ふふっ あははっ♪」
唯「和ちゃん? やり直そうとしても駄目だよ?」
和「違うのよっ! 今のは……そうっ たまたまっ! 偶然声が出ちゃったのよっ!」
唯「あ、わたしキッチンに行ってるね?」
≪とてとて≫
和「ちょっと待ちなさい、唯っ! あ、二人とも……今のはたまたまよ? いつもあんな声出してるわけじゃないからね?」
純「は、はい」
憂「だ、大丈夫だよ。分かってるからっ」
和「本当よ? 本当だからねっ? あぁ、もうっ! 唯っ 待ちなさいっ!」
唯「そんなこといいからお鍋見ようよ~」
和「そんなことって何よっ!? あ、こらっ まだ話は終わってないわよっ」
≪ばたばたっ ガチャッ バタンッ≫
純憂「…………」
純「……ぷっ ふふっ あはははっ♪」
憂「ふふっ あははっ♪」
42: 2011/04/01(金) 17:13:17.50
純「あの二人、仲良いんだね」
憂「うん。幼馴染だしね♪」
純「ということは、憂とも幼馴染ってことか」
憂「うん」
純「なんかそれって羨ましいかも」
憂「羨ましい? 純ちゃんも幼馴染が欲しかったの?」
純「そうじゃなくて……幼馴染ってことは、憂と昔から一緒だったわけでしょ?」
憂「うん」
純「憂のこと色々知ってて羨ましいなぁ……ってね」
憂「え、えっと……それってどういう……」
純「ほら、憂とは中学から数えて……結構長い間、友達やってるでしょ?」
憂「だね」
純「でもさー? そんな自分よりも沢山? 深く? 憂の事を知ってる人がいるっていうのが、羨ましくてね」
憂「…………」
純「ま、ただの我侭だけどさ♪」
憂「うん。幼馴染だしね♪」
純「ということは、憂とも幼馴染ってことか」
憂「うん」
純「なんかそれって羨ましいかも」
憂「羨ましい? 純ちゃんも幼馴染が欲しかったの?」
純「そうじゃなくて……幼馴染ってことは、憂と昔から一緒だったわけでしょ?」
憂「うん」
純「憂のこと色々知ってて羨ましいなぁ……ってね」
憂「え、えっと……それってどういう……」
純「ほら、憂とは中学から数えて……結構長い間、友達やってるでしょ?」
憂「だね」
純「でもさー? そんな自分よりも沢山? 深く? 憂の事を知ってる人がいるっていうのが、羨ましくてね」
憂「…………」
純「ま、ただの我侭だけどさ♪」
43: 2011/04/01(金) 17:14:22.62
憂「…………」
純「……どしたの? 憂」
憂「えと……その……」
純「ん?」
憂「あ、あの……ね?」
純「うん」
憂「……じゅ、純ちゃんが知りたいならっ! なな何でも答えるよっ! わたしっ!」
純「ぅわっ!? びっくりしたぁ……どうしたの? 急に」
憂「だってだってっ わたしのこと知ってもらえば、純ちゃんともっと仲良くなれるかなって思うしっ!」
純「ちょっ! 憂? お、落ち着け~?」
憂「それに、そのっ! わ、わわわたしの事をもっと知って欲しいって……思うし……純ちゃん……に……」
純「テンション上がったり下がったり、忙しいね。憂」
憂「うぅ……」
純「何か今日は様子が変じゃない?」
憂「そんなことは……ないよ」
純「……どしたの? 憂」
憂「えと……その……」
純「ん?」
憂「あ、あの……ね?」
純「うん」
憂「……じゅ、純ちゃんが知りたいならっ! なな何でも答えるよっ! わたしっ!」
純「ぅわっ!? びっくりしたぁ……どうしたの? 急に」
憂「だってだってっ わたしのこと知ってもらえば、純ちゃんともっと仲良くなれるかなって思うしっ!」
純「ちょっ! 憂? お、落ち着け~?」
憂「それに、そのっ! わ、わわわたしの事をもっと知って欲しいって……思うし……純ちゃん……に……」
純「テンション上がったり下がったり、忙しいね。憂」
憂「うぅ……」
純「何か今日は様子が変じゃない?」
憂「そんなことは……ないよ」
44: 2011/04/01(金) 17:15:04.87
純「ならいいけど……」
憂「うん」
純「ん~……それにしても、憂のことで知りたいことかぁ」
憂「うんうんっ」
純「そーやって改めて言われると、何を聞くか困るなぁ」
憂「な、何でもいいよ?」
純「む~……う~ん……ぬぬぅ~~……」
憂「…………」
純「あ、そうだっ あるある、聞きたいこと」
憂「どんなことっ!?」
純「スリーサイズ教えて?」
憂「それは駄目っ!」
純「じゃぁ、体重」
憂「もっと駄目っ!!」
純「えぇ~」
憂「うん」
純「ん~……それにしても、憂のことで知りたいことかぁ」
憂「うんうんっ」
純「そーやって改めて言われると、何を聞くか困るなぁ」
憂「な、何でもいいよ?」
純「む~……う~ん……ぬぬぅ~~……」
憂「…………」
純「あ、そうだっ あるある、聞きたいこと」
憂「どんなことっ!?」
純「スリーサイズ教えて?」
憂「それは駄目っ!」
純「じゃぁ、体重」
憂「もっと駄目っ!!」
純「えぇ~」
45: 2011/04/01(金) 17:15:53.65
憂「だってそれはっ……その……いくらなんでも言いづらいよぉ」
純「何でも教えてくれるって言ったのに~」
憂「ご、ごめん……」
純「まぁ、冗談だったからいいけどね」
憂「うぅ……純ちゃんのイジワル~」
純「えっへへ~♪」
憂「あ、そうだっ……純ちゃんも教えてくれたら、わたしも言うよ?」
純「いやぁ~、それは……」
憂「?」
純「恥ずかしいって……特に体重とかウェストとか……」
憂「わたしだって恥ずかしいよっ」
純「ですよねー♪」
憂「もう~」
純「何でも教えてくれるって言ったのに~」
憂「ご、ごめん……」
純「まぁ、冗談だったからいいけどね」
憂「うぅ……純ちゃんのイジワル~」
純「えっへへ~♪」
憂「あ、そうだっ……純ちゃんも教えてくれたら、わたしも言うよ?」
純「いやぁ~、それは……」
憂「?」
純「恥ずかしいって……特に体重とかウェストとか……」
憂「わたしだって恥ずかしいよっ」
純「ですよねー♪」
憂「もう~」
46: 2011/04/01(金) 17:16:50.58
純「ん~……他に聞きたいこと~……聞きたいこと~……くしゅんっ!」
憂「寒い? 暖房ちょっと強くする?」
純「大丈夫大丈夫。炬燵にもっとこう、深く入れば……」
≪もぞもぞ ごそごそ≫
憂「背中が寒くない?」
純「これくらいなら平気平気♪」
憂「それならいいけど……」
≪ピーッ ピーッ≫
純「ん? 何の音?」
憂「お風呂が沸いたみたい……お姉ちゃ~ん?」
唯「ん~? なーに~?」
憂「お風呂沸いたよ~」
唯「そいや、沸かしてたっけ……じゃぁ、ちょっと入ってきちゃおうかな」
和「こらこら、料理の途中でしょ」
唯「むむぅ~……あ、そうだっ」
憂「寒い? 暖房ちょっと強くする?」
純「大丈夫大丈夫。炬燵にもっとこう、深く入れば……」
≪もぞもぞ ごそごそ≫
憂「背中が寒くない?」
純「これくらいなら平気平気♪」
憂「それならいいけど……」
≪ピーッ ピーッ≫
純「ん? 何の音?」
憂「お風呂が沸いたみたい……お姉ちゃ~ん?」
唯「ん~? なーに~?」
憂「お風呂沸いたよ~」
唯「そいや、沸かしてたっけ……じゃぁ、ちょっと入ってきちゃおうかな」
和「こらこら、料理の途中でしょ」
唯「むむぅ~……あ、そうだっ」
47: 2011/04/01(金) 17:17:57.22
≪てってってっ≫
唯「純ちゃ~ん」
純「はい?」
唯「雨に濡れて身体冷えたでしょ? お風呂入ってっていいよ~」
純「えぇっ!? いや、さすがにそれは……」
唯「お風呂入って暖かくした方がいいよ? でないと風邪引いちゃうかも」
純「でも突然お邪魔して、お風呂までもらうっていうのは……」
和「遅くなったらお家の人に怒られたりする?」
純「いえ、今日は家に誰も居ないんでそれは大丈夫です」
憂「そうなの?」
純「お母さんとお父さん、二人で旅行に行ってるんだよ」
唯「だったらいいじゃない? 入っていっちゃいなよ~」
和「どうせ、服が乾くまでにまだ時間がかかるだろうしね」
唯「純ちゃ~ん」
純「はい?」
唯「雨に濡れて身体冷えたでしょ? お風呂入ってっていいよ~」
純「えぇっ!? いや、さすがにそれは……」
唯「お風呂入って暖かくした方がいいよ? でないと風邪引いちゃうかも」
純「でも突然お邪魔して、お風呂までもらうっていうのは……」
和「遅くなったらお家の人に怒られたりする?」
純「いえ、今日は家に誰も居ないんでそれは大丈夫です」
憂「そうなの?」
純「お母さんとお父さん、二人で旅行に行ってるんだよ」
唯「だったらいいじゃない? 入っていっちゃいなよ~」
和「どうせ、服が乾くまでにまだ時間がかかるだろうしね」
48: 2011/04/01(金) 17:18:57.50
唯「なんだったら、泊まっていってもいいしね~」
憂「それ、いいかも♪」
純「え……いいの?」
憂「うんっ いいよね? お姉ちゃん」
唯「もちろんだよ~」
純「えと……じゃぁ……泊まってっちゃおう……かな?」
憂唯「はぁい♪」
和「そうと決まったら、さっさと入ってきちゃいなさい」
純「あ、だったら憂が先に入ってよ。憂もかなり濡れちゃったでしょ?」
憂「純ちゃんほどじゃないよ。だから、純ちゃんが先に入っていいよ」
純「でも、家の人を差し置いて先に入るっていうのはなぁ」
憂「それ、いいかも♪」
純「え……いいの?」
憂「うんっ いいよね? お姉ちゃん」
唯「もちろんだよ~」
純「えと……じゃぁ……泊まってっちゃおう……かな?」
憂唯「はぁい♪」
和「そうと決まったら、さっさと入ってきちゃいなさい」
純「あ、だったら憂が先に入ってよ。憂もかなり濡れちゃったでしょ?」
憂「純ちゃんほどじゃないよ。だから、純ちゃんが先に入っていいよ」
純「でも、家の人を差し置いて先に入るっていうのはなぁ」
49: 2011/04/01(金) 17:19:49.18
唯「だったら、わたしに名案がありますっ」
和「それはどうかと思うけどね」
純憂「?」
唯「まだ何も言ってないのに~」
和「大体予想出来るけど……試しに言ってみていいわよ」
唯「こほんっ……二人で一緒に入ればいいと思うよっ!」
和「……だと思ったわ」
純「…………」
憂「…………」
純憂「え?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
和「それはどうかと思うけどね」
純憂「?」
唯「まだ何も言ってないのに~」
和「大体予想出来るけど……試しに言ってみていいわよ」
唯「こほんっ……二人で一緒に入ればいいと思うよっ!」
和「……だと思ったわ」
純「…………」
憂「…………」
純憂「え?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
50: 2011/04/01(金) 17:21:11.53
○ お風呂 ○
≪ちゃぽんっ シャァーッ≫
純「…………」
憂「…………」
純「……えっと」
憂「う、うん……」
純「な、何かちょっと恥ずかしいねっ」
憂「……うん」
純「温泉とかならまだしも、家のお風呂に二人で入るっていうのは……アレだねっ」
憂「うん……」
純「あ、あはは」
憂「…………」
純「…………」
≪ちゃぽんっ シャァーッ≫
純「…………」
憂「…………」
純「……えっと」
憂「う、うん……」
純「な、何かちょっと恥ずかしいねっ」
憂「……うん」
純「温泉とかならまだしも、家のお風呂に二人で入るっていうのは……アレだねっ」
憂「うん……」
純「あ、あはは」
憂「…………」
純「…………」
51: 2011/04/01(金) 17:22:03.60
≪ちゃぽんっ シャァーッ≫
純「えと……」
憂「…………」
純「そ、それにしても……今日はジェットコースターにでも乗ってる気分だよ」
憂「……ジェットコースター?」
純「うん」
憂「どういうこと?」
純「ほら、急に雨が降ってきたり……その帰りに車に水かけられたり……でもって憂の家に転がり込んだら、和先輩とエンカウントしたり」
憂「うん」
純「それだけでも珍しいことなのに、今はこうやって憂と一緒にお風呂入ってたりとか」
憂「確かに今日は色々あったね」
純「でしょ? だからジェットコースターみたいに慌しいなぁ……って」
憂「そう言われると、確かにそんな気もする……かな」
純「うんうん……まぁ、楽しいからいいんだけどね♪」
純「えと……」
憂「…………」
純「そ、それにしても……今日はジェットコースターにでも乗ってる気分だよ」
憂「……ジェットコースター?」
純「うん」
憂「どういうこと?」
純「ほら、急に雨が降ってきたり……その帰りに車に水かけられたり……でもって憂の家に転がり込んだら、和先輩とエンカウントしたり」
憂「うん」
純「それだけでも珍しいことなのに、今はこうやって憂と一緒にお風呂入ってたりとか」
憂「確かに今日は色々あったね」
純「でしょ? だからジェットコースターみたいに慌しいなぁ……って」
憂「そう言われると、確かにそんな気もする……かな」
純「うんうん……まぁ、楽しいからいいんだけどね♪」
52: 2011/04/01(金) 17:22:50.22
憂「水かけられたのも?」
純「アレは冷たかった……」
憂「……ごめんね?」
純「何で憂が謝るのよ」
憂「だって、アレって……わたしのこと庇ったせいでしょ?」
純「…………」
憂「だよね?」
純「そこは気付かないでほしかったデスヨー」
憂「ご、ごめん」
純「あー……えっと、うん……気にしないでよ。あたしが勝手にやったことだしさ」
憂「…………」
純「ほら、位置的にさ? どうやったってあたしは濡れちゃっただろうし、気がついたら反射的に動いてたんだって」
憂「…………」
純「だから、庇ったとかそんな大袈裟なものじゃないんだって」
憂「……うん」
純「アレは冷たかった……」
憂「……ごめんね?」
純「何で憂が謝るのよ」
憂「だって、アレって……わたしのこと庇ったせいでしょ?」
純「…………」
憂「だよね?」
純「そこは気付かないでほしかったデスヨー」
憂「ご、ごめん」
純「あー……えっと、うん……気にしないでよ。あたしが勝手にやったことだしさ」
憂「…………」
純「ほら、位置的にさ? どうやったってあたしは濡れちゃっただろうし、気がついたら反射的に動いてたんだって」
憂「…………」
純「だから、庇ったとかそんな大袈裟なものじゃないんだって」
憂「……うん」
53: 2011/04/01(金) 17:23:44.85
純「…………」
憂「…………」
純「あ~……だったらさ」
憂「?」
純「『ごめん』じゃなくて……『ありがとう』にしてくれない?」
憂「え?」
純「あたしは友達に謝らせるのは嫌だし……でも、憂も何か言わないと気に病んじゃうでしょ?」
憂「うん……」
純「だから『ごめんなさい』じゃなくて『ありがとう』」
憂「…………」
純「これもあたしの我侭だけどね」
憂「…………」
純「駄目?」
憂「……うぅん……わたしもそっちの方が良い……」
純「そっか。よかった♪」
憂「…………」
純「あ~……だったらさ」
憂「?」
純「『ごめん』じゃなくて……『ありがとう』にしてくれない?」
憂「え?」
純「あたしは友達に謝らせるのは嫌だし……でも、憂も何か言わないと気に病んじゃうでしょ?」
憂「うん……」
純「だから『ごめんなさい』じゃなくて『ありがとう』」
憂「…………」
純「これもあたしの我侭だけどね」
憂「…………」
純「駄目?」
憂「……うぅん……わたしもそっちの方が良い……」
純「そっか。よかった♪」
54: 2011/04/01(金) 17:24:23.33
憂「じゃぁ、純ちゃん……助けてくれてありがと♪」
純「いえいえ、どーいたしまして~♪」
憂「うん……ありがと」
純「二回も言わなくていいってば♪」
憂「えへへ♪」
純「あははっ」
憂「純ちゃんって……何か凄いね♪」
純「そう?」
憂「うんっ」
純「よく分かんないけど、素直に褒められておくよ♪」
憂「ふふっ♪」
純「えへへ~……あ、そうだ。話は変わるんだけどさ」
憂「うん」
純「憂、気がついてる?」
純「いえいえ、どーいたしまして~♪」
憂「うん……ありがと」
純「二回も言わなくていいってば♪」
憂「えへへ♪」
純「あははっ」
憂「純ちゃんって……何か凄いね♪」
純「そう?」
憂「うんっ」
純「よく分かんないけど、素直に褒められておくよ♪」
憂「ふふっ♪」
純「えへへ~……あ、そうだ。話は変わるんだけどさ」
憂「うん」
純「憂、気がついてる?」
55: 2011/04/01(金) 17:25:05.21
憂「え? 何が?」
純「やっぱ気がついてなかったか」
憂「?」
純「なら、言わない方がいいかなぁ」
憂「そんな言い方されたら気になるよ~」
純「……言ってもいい?」
憂「う、うん」
純「なら言うよ? よぉ~っく聞いてね?」
憂「……うん」
純「実はね……」
憂「うん」
純「さっきから丸見えだよ」
憂「……へ?」
純「胸……というか、身体全部」
純「やっぱ気がついてなかったか」
憂「?」
純「なら、言わない方がいいかなぁ」
憂「そんな言い方されたら気になるよ~」
純「……言ってもいい?」
憂「う、うん」
純「なら言うよ? よぉ~っく聞いてね?」
憂「……うん」
純「実はね……」
憂「うん」
純「さっきから丸見えだよ」
憂「……へ?」
純「胸……というか、身体全部」
56: 2011/04/01(金) 17:25:57.74
憂「…………」
≪ちゃぽんっ シャァーッ≫
純「ホントに成長著しいねぇ」
憂「…………」
純「あれ? 実は別に恥ずかしくなかったとか?」
憂「……き」
純「き……きなこボール?」
憂「きゃぁーっ! きゃぁっきゃぁっ!? きゃぁ~~っ!!」
≪シャーッ! シャァーッ!≫
純「ぅわっ!? こ、こらっ シャワーこっちに向けるなーっ!」
憂「だってだってだってぇ~っ!」
≪シャーッ! シャァーッ!≫
純「わっ……ぷっ! ごめっ 黙ってたの謝るから止めてぇっ!」
≪ちゃぽんっ シャァーッ≫
純「ホントに成長著しいねぇ」
憂「…………」
純「あれ? 実は別に恥ずかしくなかったとか?」
憂「……き」
純「き……きなこボール?」
憂「きゃぁーっ! きゃぁっきゃぁっ!? きゃぁ~~っ!!」
≪シャーッ! シャァーッ!≫
純「ぅわっ!? こ、こらっ シャワーこっちに向けるなーっ!」
憂「だってだってだってぇ~っ!」
≪シャーッ! シャァーッ!≫
純「わっ……ぷっ! ごめっ 黙ってたの謝るから止めてぇっ!」
57: 2011/04/01(金) 17:26:42.46
憂「う~っ」
純「ふぅ……びっくりした」
憂「恥ずかしいよぉ~」
純「恥ずかしがることないって。十分立派なんだから」
憂「あぅ……」
純「いやぁ~、間近で見ると迫力あるねぇ」
憂「言わないでよぉ~」
純「だがしかぁしっ……憂よ、これだけは言いたい」
憂「?」
純「やっぱりちょっとは運動した方がいいかもよ?」
憂「…………」
純「いや、触り心地良さそうでいいんだけどさ?」
純「ふぅ……びっくりした」
憂「恥ずかしいよぉ~」
純「恥ずかしがることないって。十分立派なんだから」
憂「あぅ……」
純「いやぁ~、間近で見ると迫力あるねぇ」
憂「言わないでよぉ~」
純「だがしかぁしっ……憂よ、これだけは言いたい」
憂「?」
純「やっぱりちょっとは運動した方がいいかもよ?」
憂「…………」
純「いや、触り心地良さそうでいいんだけどさ?」
58: 2011/04/01(金) 17:27:31.26
≪キュッキュッ ジャァーッ!≫
純「ぉわぁっ!? ちょ、冗談だって……わっぷ……がぼっ!?」
≪キュッキュッキュッ ジャァーッ! ジャジャァーッ!!≫
純「シャワー強すぎ……ストーップッ! やめぶふぉっ! げほげほっ! は、はだにはいっだ……おでがいやべでぇっ!」
憂「もぉっ もぉ~っ!」
≪ジャーッ! ジャジャァーッ!!≫
純「げっほげほっ! がふっ ごべ……ごべんだざいっ! ずびばぜんっ! ごほっ! もういわだいがらーっ!」
憂「純ちゃんの馬鹿ーっ!」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
純「ぉわぁっ!? ちょ、冗談だって……わっぷ……がぼっ!?」
≪キュッキュッキュッ ジャァーッ! ジャジャァーッ!!≫
純「シャワー強すぎ……ストーップッ! やめぶふぉっ! げほげほっ! は、はだにはいっだ……おでがいやべでぇっ!」
憂「もぉっ もぉ~っ!」
≪ジャーッ! ジャジャァーッ!!≫
純「げっほげほっ! がふっ ごべ……ごべんだざいっ! ずびばぜんっ! ごほっ! もういわだいがらーっ!」
憂「純ちゃんの馬鹿ーっ!」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
59: 2011/04/01(金) 17:28:25.47
≪ちゃぽんっ シャァーッ≫
憂「ぶくぶくぶくぶく……」
純「もう機嫌直してよぉ」
憂「ぶくぶくぶくぶく……」
純「ゴメンってば」
憂「ぶくぶくぶくぶく……」
純「そんなに気にしてるとは思わなかったんだよぉ」
憂「ぶくぶく……気にしてるとかはないんだけど……」
純「そーなの?」
憂「その……純ちゃんに見られて、ちょっと恥ずかしかったっていうか……」
純「ちょっと恥ずかしかっただけで、あの騒ぎ様か」
憂「だって恥ずかしかったんだもん……ぶくぶく……」
純「ホントにゴメンってば。もうしないからさ」
憂「うん……ならいいけど……ねぇ、純ちゃん?」
憂「ぶくぶくぶくぶく……」
純「もう機嫌直してよぉ」
憂「ぶくぶくぶくぶく……」
純「ゴメンってば」
憂「ぶくぶくぶくぶく……」
純「そんなに気にしてるとは思わなかったんだよぉ」
憂「ぶくぶく……気にしてるとかはないんだけど……」
純「そーなの?」
憂「その……純ちゃんに見られて、ちょっと恥ずかしかったっていうか……」
純「ちょっと恥ずかしかっただけで、あの騒ぎ様か」
憂「だって恥ずかしかったんだもん……ぶくぶく……」
純「ホントにゴメンってば。もうしないからさ」
憂「うん……ならいいけど……ねぇ、純ちゃん?」
60: 2011/04/01(金) 17:29:41.02
純「あ、こっち見ちゃ駄目だよ?」
≪シャァーッ!≫
憂「わっ!? ……ズルイよぉ……ぶくぶく……」
純「だ、だって恥ずかしいもんっ」
憂「わたしだって恥ずかしかったんだよ?」
純「それは隙を見せた憂が悪い」
憂「そんなぁ~」
純「とにかくこっち見ちゃ駄目っ OK?」
憂「……うん……ぶくぶく……」
純「大体、憂はスタイル良い方なんだから、恥ずかしがること思うんだけどなぁ……っと。シャンプーシャンプー」
≪わっしゃわっしゃっ≫
憂「そんなことないよぉ……それ言ったら、純ちゃんの方がスタイル良いと思うよ?」
純「スタイルが良いっていうのは、澪先輩みたいな人のこと言うんだよ」
憂「それは確かに……ぶくぶく……」
純「いいよねぇ、澪先輩。カッコよくてさー……何食べたらあんなにカッコよくなれるんだろ?」
≪シャァーッ!≫
憂「わっ!? ……ズルイよぉ……ぶくぶく……」
純「だ、だって恥ずかしいもんっ」
憂「わたしだって恥ずかしかったんだよ?」
純「それは隙を見せた憂が悪い」
憂「そんなぁ~」
純「とにかくこっち見ちゃ駄目っ OK?」
憂「……うん……ぶくぶく……」
純「大体、憂はスタイル良い方なんだから、恥ずかしがること思うんだけどなぁ……っと。シャンプーシャンプー」
≪わっしゃわっしゃっ≫
憂「そんなことないよぉ……それ言ったら、純ちゃんの方がスタイル良いと思うよ?」
純「スタイルが良いっていうのは、澪先輩みたいな人のこと言うんだよ」
憂「それは確かに……ぶくぶく……」
純「いいよねぇ、澪先輩。カッコよくてさー……何食べたらあんなにカッコよくなれるんだろ?」
61: 2011/04/01(金) 17:30:33.07
憂「食べ物より遺伝とかじゃないかな?」
純「うわぁ……そうなったらもう希望が持てない」
憂「純ちゃんもカッコいいと思うんだけどなぁ」
純「はいはい、ありがと」
憂「本当にそう思ってるのに……ぶくぶく……」
純「……あ、また話は変わるんだけどさ」
憂「うん」
純「憂って髪を洗う時、目を開けて洗うんだね」
憂「特に意識したことないけど……うん、そうだね」
純「どうやって開けるの?」
憂「どうって……普通に?」
純「あたし、出来ないんだよねぇ。目にシャンプーが入っちゃうから」
憂「そういえば、お姉ちゃんもそんなこと言ってたかも」
純「怖い話とか聞いた後だと、髪洗うの嫌なんだよね……何かコツとかない?」
憂「それもお姉ちゃんと同じだ♪ ……でも、コツとかは分からないかなぁ」
純「うわぁ……そうなったらもう希望が持てない」
憂「純ちゃんもカッコいいと思うんだけどなぁ」
純「はいはい、ありがと」
憂「本当にそう思ってるのに……ぶくぶく……」
純「……あ、また話は変わるんだけどさ」
憂「うん」
純「憂って髪を洗う時、目を開けて洗うんだね」
憂「特に意識したことないけど……うん、そうだね」
純「どうやって開けるの?」
憂「どうって……普通に?」
純「あたし、出来ないんだよねぇ。目にシャンプーが入っちゃうから」
憂「そういえば、お姉ちゃんもそんなこと言ってたかも」
純「怖い話とか聞いた後だと、髪洗うの嫌なんだよね……何かコツとかない?」
憂「それもお姉ちゃんと同じだ♪ ……でも、コツとかは分からないかなぁ」
62: 2011/04/01(金) 17:31:15.40
純「そっかぁ……残念」
憂「コツが分かったら教えるね……ぶくぶぶふっ!? ごほっ!」
純「な、なにっ!?」
憂「ごほっ! な、何でも……けほっ 何でもないよっ……こほんっ」
純「どうしたの?」
憂「うん……ちょっと咽ちゃっただけだよ……けほっ」
純「ぶくぶく沈んでるからじゃない? 憂って時々ドジだよね」
憂「あはは……そ、そだね」
純「もうちょっとで終わるから、待っててね~」
憂「ごゆっくりどうぞ」
純「何故に敬語?」
憂「何となく……だよ」
純「今日の憂は何だかちょっぴり変だ」
憂「……そうかも」
憂「コツが分かったら教えるね……ぶくぶぶふっ!? ごほっ!」
純「な、なにっ!?」
憂「ごほっ! な、何でも……けほっ 何でもないよっ……こほんっ」
純「どうしたの?」
憂「うん……ちょっと咽ちゃっただけだよ……けほっ」
純「ぶくぶく沈んでるからじゃない? 憂って時々ドジだよね」
憂「あはは……そ、そだね」
純「もうちょっとで終わるから、待っててね~」
憂「ごゆっくりどうぞ」
純「何故に敬語?」
憂「何となく……だよ」
純「今日の憂は何だかちょっぴり変だ」
憂「……そうかも」
63: 2011/04/01(金) 17:31:53.75
純「♪~」
憂「…………」
純「ん~……パーマかけようかなぁ」
憂「…………」
純「憂も梓も髪が綺麗で羨ましいよ」
憂「揺れた」
純「……憂?」
憂「…………」
純「ん? 憂~?」
憂「……ふぇ? あ、何っ!?」
純「どうしたの? 急に静かになって」
憂「え? あ、うん……えっと、考え事? じゃなくて、ちょっとのぼせちゃったかも」
純「何で焦ってるの?」
憂「焦ってないよっ」
純「そ、そう?」
憂「うんうんっ」
憂「…………」
純「ん~……パーマかけようかなぁ」
憂「…………」
純「憂も梓も髪が綺麗で羨ましいよ」
憂「揺れた」
純「……憂?」
憂「…………」
純「ん? 憂~?」
憂「……ふぇ? あ、何っ!?」
純「どうしたの? 急に静かになって」
憂「え? あ、うん……えっと、考え事? じゃなくて、ちょっとのぼせちゃったかも」
純「何で焦ってるの?」
憂「焦ってないよっ」
純「そ、そう?」
憂「うんうんっ」
64: 2011/04/01(金) 17:32:30.51
純「だったらいいけど……とりあえず、ぱぱっと終わらせちゃうね」
憂「…………」
純「?」
憂「…………」
純「ま、いっか……♪~」
憂「……ピンク」
純「よし、お~わり……っと」
≪シャァーッ≫
純「ふぅ~……お待たせ~」
憂「…………」
純「のぼせちゃう前に、さっと暖まって出よう……か……」
憂「また揺れた」
純「…………」
憂「…………」
純「……憂」
憂「…………」
純「?」
憂「…………」
純「ま、いっか……♪~」
憂「……ピンク」
純「よし、お~わり……っと」
≪シャァーッ≫
純「ふぅ~……お待たせ~」
憂「…………」
純「のぼせちゃう前に、さっと暖まって出よう……か……」
憂「また揺れた」
純「…………」
憂「…………」
純「……憂」
65: 2011/04/01(金) 17:33:09.67
憂「ふんすっ」
純「…………」
≪キュッキュッキュッ ジャァーッ!≫
憂「きゃぁっ!? え? わっ わぁっ!?」
純「見ちゃ駄目って言ったでしょーっ!」
≪ジャジャァーッ!≫
憂「わっぷっ!? み、見てないよっ!?」
純「今、思いっきり目が合ったでしょーがっ!」
憂「い、いつの間に洗い終わったの……」
純「憂」
憂「……な、何?」
純「いつから見てた?」
憂「見てない……よ?」
純「い・つ・か・らっ……見てた?」
純「…………」
≪キュッキュッキュッ ジャァーッ!≫
憂「きゃぁっ!? え? わっ わぁっ!?」
純「見ちゃ駄目って言ったでしょーっ!」
≪ジャジャァーッ!≫
憂「わっぷっ!? み、見てないよっ!?」
純「今、思いっきり目が合ったでしょーがっ!」
憂「い、いつの間に洗い終わったの……」
純「憂」
憂「……な、何?」
純「いつから見てた?」
憂「見てない……よ?」
純「い・つ・か・らっ……見てた?」
66: 2011/04/01(金) 17:33:58.06
憂「…………」
純「…………」
憂「髪を洗い始めてちょっとしてから……」
純「…………」
≪キュッキュッキュッ≫
憂「純ちゃん待ってっ! だって純ちゃんも見たよね? だから、あのっ」
純「問答無用っ!」
≪ザーッ!!≫
憂「きゃぁっ! 待って待ってっ……わっぷっ!?」
純「憂のエOチッ!」
憂「わたしエOチじゃないもんっ」
純「一心不乱に見てたくせに何言ってんのさっ こうなったら憂のスケベ心を洗い流してやるーっ」
≪ザーッ! ザーッ!!≫
純「…………」
憂「髪を洗い始めてちょっとしてから……」
純「…………」
≪キュッキュッキュッ≫
憂「純ちゃん待ってっ! だって純ちゃんも見たよね? だから、あのっ」
純「問答無用っ!」
≪ザーッ!!≫
憂「きゃぁっ! 待って待ってっ……わっぷっ!?」
純「憂のエOチッ!」
憂「わたしエOチじゃないもんっ」
純「一心不乱に見てたくせに何言ってんのさっ こうなったら憂のスケベ心を洗い流してやるーっ」
≪ザーッ! ザーッ!!≫
67: 2011/04/01(金) 17:34:54.72
憂「わわっ!? だったらこっちだって~っ」
≪バシャーンッ≫
純「ぅわぁっ!? このぉ……負けるかぁーっ」
≪ザザーッ!≫
憂「きゃぁっ!? もう~……えーいっ」
≪バシャバシャーンッ!≫
純「洗面器ズルイー♪」
憂「シャワーの方がズルイよぉ~♪」
≪ザーザーッ! バシャーンッ!≫
純「あははっ うりゃー♪」
憂「あははっ え~い♪」
≪ザーッ パシャーンッ≫
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
≪バシャーンッ≫
純「ぅわぁっ!? このぉ……負けるかぁーっ」
≪ザザーッ!≫
憂「きゃぁっ!? もう~……えーいっ」
≪バシャバシャーンッ!≫
純「洗面器ズルイー♪」
憂「シャワーの方がズルイよぉ~♪」
≪ザーザーッ! バシャーンッ!≫
純「あははっ うりゃー♪」
憂「あははっ え~い♪」
≪ザーッ パシャーンッ≫
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
68: 2011/04/01(金) 17:36:56.24
○ リビング ○
純「ぼへぇ~……」
憂「あぅ~……」
和「暖まれ……とは言ったけど、のぼせるまで入ってるのはどうかと思うわよ?」
唯「おまけにお風呂のお湯を無くしちゃうなんて」
純「しゅみましぇん~」
憂「ごめんにゃはぃ~」
唯「二人とも? 小さい子供じゃないんだから、お風呂遊びなんてしてちゃ駄目だよ?」
憂「う、うん……」
純「わかり……ましたぁ……」
唯「よしよし」
純「はふぅ……」
憂「ふにゃぁ……」
唯「今のわたし……凄くお姉さんって感じだったよねっ」
和「その台詞が無ければ完璧だったわね」
純「ぼへぇ~……」
憂「あぅ~……」
和「暖まれ……とは言ったけど、のぼせるまで入ってるのはどうかと思うわよ?」
唯「おまけにお風呂のお湯を無くしちゃうなんて」
純「しゅみましぇん~」
憂「ごめんにゃはぃ~」
唯「二人とも? 小さい子供じゃないんだから、お風呂遊びなんてしてちゃ駄目だよ?」
憂「う、うん……」
純「わかり……ましたぁ……」
唯「よしよし」
純「はふぅ……」
憂「ふにゃぁ……」
唯「今のわたし……凄くお姉さんって感じだったよねっ」
和「その台詞が無ければ完璧だったわね」
69: 2011/04/01(金) 17:37:38.80
唯「あぁん……和ちゃん、きびしぃよぉ~」
和「じゃぁ、ご飯食べちゃいましょうか」
唯「華麗にスルーッ!?」
和「はいはい、唯はお姉さんお姉さん」
唯「うぅ……和ちゃんはいつでもクールだ」
和「憂、純。二人とも食べられそう?」
憂「うん。もう平気」
純「な、なんとか……」
唯「ではでは~……わたし特製のお鍋で~す。召し上がれ~♪」
憂「頂きま~す♪」
純「いただきまぁす」
和「頂きます」
唯「いただきまーす♪ あ、食べ終わったら感想聞かせてね~」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
和「じゃぁ、ご飯食べちゃいましょうか」
唯「華麗にスルーッ!?」
和「はいはい、唯はお姉さんお姉さん」
唯「うぅ……和ちゃんはいつでもクールだ」
和「憂、純。二人とも食べられそう?」
憂「うん。もう平気」
純「な、なんとか……」
唯「ではでは~……わたし特製のお鍋で~す。召し上がれ~♪」
憂「頂きま~す♪」
純「いただきまぁす」
和「頂きます」
唯「いただきまーす♪ あ、食べ終わったら感想聞かせてね~」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
70: 2011/04/01(金) 17:38:27.50
憂「ご馳走様でした~♪」
純「ごちそうさまでしたぁ♪」
和「ご馳走様」
唯「ごちそうさまぁ~♪ ふぅ……お腹いっぱい~♪」
和「じゃぁ、私は片付けしたら帰るわね」
憂「片付けはわたしがやるよ、和ちゃん」
和「そう? なら、お願いしようかしら」
唯「あ、感想は? 感想。美味しかった?」
憂「凄く美味しかったよ♪」
純「はいっ 美味しかったです」
唯「やった♪ ねぇねぇ、和ちゃんはどうだった?」
和「普通」
純「ごちそうさまでしたぁ♪」
和「ご馳走様」
唯「ごちそうさまぁ~♪ ふぅ……お腹いっぱい~♪」
和「じゃぁ、私は片付けしたら帰るわね」
憂「片付けはわたしがやるよ、和ちゃん」
和「そう? なら、お願いしようかしら」
唯「あ、感想は? 感想。美味しかった?」
憂「凄く美味しかったよ♪」
純「はいっ 美味しかったです」
唯「やった♪ ねぇねぇ、和ちゃんはどうだった?」
和「普通」
71: 2011/04/01(金) 17:39:31.85
憂「あ、あはは……」
純「バッサリだぁ」
唯「えぇ~……も、もっとこう……ちょっと美味しかった~とか、かなり美味しかった~とか……ないのぉ?」
和「普通」
唯「むぅ」
和「……だけど、料理初心者にしては良い方かしらね」
唯「ほんとっ!?」
和「えぇ」
唯「わぁい♪ 褒められたーっ♪」
憂「よかったね。お姉ちゃん♪」
和「これからも、時間がある時は練習することね」
唯「了解しましたーっ」
憂「ふぁいとだよっ お姉ちゃん♪」
唯「うんっ」
純「……唯先輩の扱いがスマートかつクールだ」
純「バッサリだぁ」
唯「えぇ~……も、もっとこう……ちょっと美味しかった~とか、かなり美味しかった~とか……ないのぉ?」
和「普通」
唯「むぅ」
和「……だけど、料理初心者にしては良い方かしらね」
唯「ほんとっ!?」
和「えぇ」
唯「わぁい♪ 褒められたーっ♪」
憂「よかったね。お姉ちゃん♪」
和「これからも、時間がある時は練習することね」
唯「了解しましたーっ」
憂「ふぁいとだよっ お姉ちゃん♪」
唯「うんっ」
純「……唯先輩の扱いがスマートかつクールだ」
72: 2011/04/01(金) 17:40:08.09
和「それじゃ、私は帰るわね」
唯「ほーい。気をつけてね~」
和「憂、片付けよろしく」
憂「うん」
和「純? 油断しないで身体を暖めておきなさい?」
純「はい。ありがとうございます」
和「じゃぁ、そろそろ……どっこいしょっと」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「……え、えっと……」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「待って……待ってね。三人とも落ち着いて……慌てずに聞いてね?」
唯「ほーい。気をつけてね~」
和「憂、片付けよろしく」
憂「うん」
和「純? 油断しないで身体を暖めておきなさい?」
純「はい。ありがとうございます」
和「じゃぁ、そろそろ……どっこいしょっと」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「……え、えっと……」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
和「待って……待ってね。三人とも落ち着いて……慌てずに聞いてね?」
73: 2011/04/01(金) 17:41:30.77
唯「わたし、玄関まで送るね~」
憂「わ、わたしは後片付けしちゃうね」
純「かか片付けなら、あたしも手伝うよ」
和「違うのよ? 違うから……ねぇ、聞いて?」
唯「和ちゃん、早く~」
憂「さ、さ~てとっ 片付け頑張ろうっ」
純「しょ、食器持っていくね」
和「ホントにたまたまなの……偶然なのよっ ねぇ、三人とも聞いてってばっ!」
唯「とてとてとて~♪」
憂「お鍋は空だから、食器は入れちゃっていいよ」
純「お皿とか傷つかない?」
≪てくてくてく ガチャガチャッ キィ~ パタンッ≫
和「……違うのに……私、おばさんっぽくないのに……くすんっ」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
憂「わ、わたしは後片付けしちゃうね」
純「かか片付けなら、あたしも手伝うよ」
和「違うのよ? 違うから……ねぇ、聞いて?」
唯「和ちゃん、早く~」
憂「さ、さ~てとっ 片付け頑張ろうっ」
純「しょ、食器持っていくね」
和「ホントにたまたまなの……偶然なのよっ ねぇ、三人とも聞いてってばっ!」
唯「とてとてとて~♪」
憂「お鍋は空だから、食器は入れちゃっていいよ」
純「お皿とか傷つかない?」
≪てくてくてく ガチャガチャッ キィ~ パタンッ≫
和「……違うのに……私、おばさんっぽくないのに……くすんっ」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
74: 2011/04/01(金) 17:42:09.20
○ キッチン ○
≪ジャーッ キュッキュッ≫
憂「はい、純ちゃん♪」
純「ほいほい♪」
≪ふきふき カチャカチャ≫
唯「和ちゃん帰ったよ~」
憂「はぁい」
唯「ねぇ、憂? アイス食べていい?」
憂「一個だけだよ?」
唯「分かってるよ~」
純「まだ食べるんですか?」
唯「アイスは別腹だからねっ」
≪とてとて がちゃっ≫
唯「アイスっ♪ アイス~っ♪」
≪ジャーッ キュッキュッ≫
憂「はい、純ちゃん♪」
純「ほいほい♪」
≪ふきふき カチャカチャ≫
唯「和ちゃん帰ったよ~」
憂「はぁい」
唯「ねぇ、憂? アイス食べていい?」
憂「一個だけだよ?」
唯「分かってるよ~」
純「まだ食べるんですか?」
唯「アイスは別腹だからねっ」
≪とてとて がちゃっ≫
唯「アイスっ♪ アイス~っ♪」
75: 2011/04/01(金) 17:42:56.36
憂「♪~」
純「幸せそうだね、憂」
憂「うん♪ アイス食べてるお姉ちゃんって可愛いんだもん♪」
唯「むぐむぐ♪ ぺろぺろ♪」
憂「ね?」
純「あははっ 確かに♪」
憂「お姉ちゃん。もうお風呂沸いてるだろうから、食べ終わったら入っちゃいなよ」
唯「ひょーふる~」
≪とてとてとて ガチャッ≫
憂「純ちゃんも休んでていいよ?」
純「お風呂もご飯も貰った上に泊めてもらうんだもん。これくらい手伝うよ」
憂「そっか……ありがと」
純「いえいえ」
純「幸せそうだね、憂」
憂「うん♪ アイス食べてるお姉ちゃんって可愛いんだもん♪」
唯「むぐむぐ♪ ぺろぺろ♪」
憂「ね?」
純「あははっ 確かに♪」
憂「お姉ちゃん。もうお風呂沸いてるだろうから、食べ終わったら入っちゃいなよ」
唯「ひょーふる~」
≪とてとてとて ガチャッ≫
憂「純ちゃんも休んでていいよ?」
純「お風呂もご飯も貰った上に泊めてもらうんだもん。これくらい手伝うよ」
憂「そっか……ありがと」
純「いえいえ」
76: 2011/04/01(金) 17:43:33.65
≪ジャーッ キュッキュッ ふきふき カチャカチャ≫
純「そういえば、服……もう乾いたかな」
憂「コートとブレザー以外は乾いたと思うけど……着替える?」
純「そーしようかな、と」
憂「泊まっちゃうんだからそのままでもいいんじゃない?」
純「いや、ほら……せめて下着だけでも着けたくて」
憂「…………」
純「実はさっきから擦れてて、ちょっと落ち着かない」
憂「そ、そだよね」
純「…………」
憂「…………」
純「憂……目線目線」
憂「はっ!?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
純「そういえば、服……もう乾いたかな」
憂「コートとブレザー以外は乾いたと思うけど……着替える?」
純「そーしようかな、と」
憂「泊まっちゃうんだからそのままでもいいんじゃない?」
純「いや、ほら……せめて下着だけでも着けたくて」
憂「…………」
純「実はさっきから擦れてて、ちょっと落ち着かない」
憂「そ、そだよね」
純「…………」
憂「…………」
純「憂……目線目線」
憂「はっ!?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
77: 2011/04/01(金) 17:44:14.48
○ リビング ○
純「……ってな感じでさ、お母さんうるさいんだよね。言ってること矛盾してるし」
憂「確かに部屋の片付けとか、面倒くさい時もあるよね」
唯「お風呂上がった~」
純憂「はぁい」
唯「何してたの?」
憂「お喋りだよ。今、お茶淹れるね」
唯「うん。ありがとー」
純「あ、手伝うよ」
憂「一人で大丈夫だよ。純ちゃんもいる?」
純「えと……うん、もらう」
憂「それじゃぁ、淹れてくるね」
≪とてとてとて ガチャッ≫
純「…………」
唯「はふぅ~……まったり~♪」
純「……ってな感じでさ、お母さんうるさいんだよね。言ってること矛盾してるし」
憂「確かに部屋の片付けとか、面倒くさい時もあるよね」
唯「お風呂上がった~」
純憂「はぁい」
唯「何してたの?」
憂「お喋りだよ。今、お茶淹れるね」
唯「うん。ありがとー」
純「あ、手伝うよ」
憂「一人で大丈夫だよ。純ちゃんもいる?」
純「えと……うん、もらう」
憂「それじゃぁ、淹れてくるね」
≪とてとてとて ガチャッ≫
純「…………」
唯「はふぅ~……まったり~♪」
78: 2011/04/01(金) 17:44:52.35
純「…………」
唯「それにしても、今日は災難だったね~。車に水を引っ掛けられるなんてさ?」
純「そ、そうですね……まぁ、運が悪かったと諦めますよ」
唯「だよね~。嫌なことなんてさっさと忘れて、楽しいこと考えるようにした方がいいしね」
純「はい」
唯「うんうん♪」
純「…………」
唯「お茶、まだかな~」
純「…………」
唯「ん? 純ちゃんどうしたの? 急に静かになっちゃって」
純「い、いえっ 別にそういうわけじゃ……」
唯「そぉ?」
純「はい……あ、そういえば……唯先輩、大学合格おめでとうございますっ」
唯「へ? あ、うん……ありがとぅ?」
純「え~と……えっとぉ……」
唯「それにしても、今日は災難だったね~。車に水を引っ掛けられるなんてさ?」
純「そ、そうですね……まぁ、運が悪かったと諦めますよ」
唯「だよね~。嫌なことなんてさっさと忘れて、楽しいこと考えるようにした方がいいしね」
純「はい」
唯「うんうん♪」
純「…………」
唯「お茶、まだかな~」
純「…………」
唯「ん? 純ちゃんどうしたの? 急に静かになっちゃって」
純「い、いえっ 別にそういうわけじゃ……」
唯「そぉ?」
純「はい……あ、そういえば……唯先輩、大学合格おめでとうございますっ」
唯「へ? あ、うん……ありがとぅ?」
純「え~と……えっとぉ……」
79: 2011/04/01(金) 17:45:54.01
唯「??」
純「あのぉ……」
唯「純ちゃん?」
純「その……って、憂……何やってんの」
憂「あ、バレた」
≪カチャッ とてとてとて≫
憂「はい、お待ちどうさま」
唯「ありがと~」
純「ありがと……んで、なんでドアの隙間からこっそり覗いてたの?」
憂「お姉ちゃんと純ちゃんのお喋りを観察したくて……えへへ♪」
純「なんでそんなことを……」
憂「緊張してる純ちゃんが可愛くて♪」
純「ぐっ」
憂「ゴメンね?」
純「いいけどさ……分かってたんなら助け舟出してよぉ」
純「あのぉ……」
唯「純ちゃん?」
純「その……って、憂……何やってんの」
憂「あ、バレた」
≪カチャッ とてとてとて≫
憂「はい、お待ちどうさま」
唯「ありがと~」
純「ありがと……んで、なんでドアの隙間からこっそり覗いてたの?」
憂「お姉ちゃんと純ちゃんのお喋りを観察したくて……えへへ♪」
純「なんでそんなことを……」
憂「緊張してる純ちゃんが可愛くて♪」
純「ぐっ」
憂「ゴメンね?」
純「いいけどさ……分かってたんなら助け舟出してよぉ」
80: 2011/04/01(金) 17:46:28.28
憂「次からそうするよ♪」
唯「…………」
憂「どうしたの? お姉ちゃん」
唯「ねぇ、純ちゃん……わたしって怖いかな」
純「え? いえ、決してそんなことはありませんけど……なんでです?」
唯「だって緊張してるって……こ、怖がらせちゃったかなって思って……」
純「怖くて緊張してたんじゃありませんよ」
唯「じゃぁ、どうして?」
憂「慣れてなかったからだよね?」
純「うん。唯先輩のことは前から知ってましたけど、二人っきりで話す機会って無かったものですから」
唯「そかー、それで緊張か~……純ちゃんって変わってるね」
純「そ、そうでしょうか……」
憂「あはは……」
唯「…………」
憂「どうしたの? お姉ちゃん」
唯「ねぇ、純ちゃん……わたしって怖いかな」
純「え? いえ、決してそんなことはありませんけど……なんでです?」
唯「だって緊張してるって……こ、怖がらせちゃったかなって思って……」
純「怖くて緊張してたんじゃありませんよ」
唯「じゃぁ、どうして?」
憂「慣れてなかったからだよね?」
純「うん。唯先輩のことは前から知ってましたけど、二人っきりで話す機会って無かったものですから」
唯「そかー、それで緊張か~……純ちゃんって変わってるね」
純「そ、そうでしょうか……」
憂「あはは……」
81: 2011/04/01(金) 17:47:13.75
唯「そうだっ! じゃぁ、お喋りしよう。お喋りして仲良くなるのだよっ ふんすっ!」
憂「うん♪」
唯「なによりさ~……この時間は暇だしね。受験も終わったし」
純「軽音部の三年生、全員同じ大学に合格したんですよね?」
唯「そだよー。また春からみんな一緒で楽しみだよ♪」
憂「よかったね、お姉ちゃん♪」
唯「ふっふっふ……二人とも、進路は今のうちに決めておいた方がいいよ? のんびりしてると後で苦労するからねっ」
憂「わたしはもう決めてるよ」
純「私も大体決まってますね」
唯「……あれ?」
純「二年生も終わりですからね。さすがにある程度は決まってますよ……ね?」
憂「うん」
唯「……しっかりしてらっしゃる」
憂「うん♪」
唯「なによりさ~……この時間は暇だしね。受験も終わったし」
純「軽音部の三年生、全員同じ大学に合格したんですよね?」
唯「そだよー。また春からみんな一緒で楽しみだよ♪」
憂「よかったね、お姉ちゃん♪」
唯「ふっふっふ……二人とも、進路は今のうちに決めておいた方がいいよ? のんびりしてると後で苦労するからねっ」
憂「わたしはもう決めてるよ」
純「私も大体決まってますね」
唯「……あれ?」
純「二年生も終わりですからね。さすがにある程度は決まってますよ……ね?」
憂「うん」
唯「……しっかりしてらっしゃる」
82: 2011/04/01(金) 17:47:59.69
純「そ、そうですか?」
憂「お姉ちゃん……進路決めるの結構ギリギリだったから」
唯「……しょぼん」
純「あ、あはは……あ、でも……ギリギリで決めてN女って、別の意味で凄いと思いますよ」
唯「そぉ?」
純「はい。あそこ結構レベル高いし」
唯「でへへ~♪ ……まぁ、澪ちゃんとムギちゃんの協力あってこそ、だったけどね~」
純「……あたしも憂に助けてもらおうっと」
憂「わたしで出来ることなら何でもするよ」
唯「あずにゃんには助けてもらわないの?」
純「梓に言ったら『自分でやんなきゃ意味無いよ』って言われそうです」
憂「確かに……」
唯「あずにゃん厳しいもんね~」
憂「梓ちゃん真面目だからね」
憂「お姉ちゃん……進路決めるの結構ギリギリだったから」
唯「……しょぼん」
純「あ、あはは……あ、でも……ギリギリで決めてN女って、別の意味で凄いと思いますよ」
唯「そぉ?」
純「はい。あそこ結構レベル高いし」
唯「でへへ~♪ ……まぁ、澪ちゃんとムギちゃんの協力あってこそ、だったけどね~」
純「……あたしも憂に助けてもらおうっと」
憂「わたしで出来ることなら何でもするよ」
唯「あずにゃんには助けてもらわないの?」
純「梓に言ったら『自分でやんなきゃ意味無いよ』って言われそうです」
憂「確かに……」
唯「あずにゃん厳しいもんね~」
憂「梓ちゃん真面目だからね」
83: 2011/04/01(金) 17:48:49.94
純「真面目なのが梓の長所で、真面目過ぎるのが梓の短所だよねぇ」
唯「うんうん……純ちゃん分かってるねっ」
純「まぁ、梓は分かりやすいですし」
唯「そこがまた可愛いんだよ~……あ、そだ。純ちゃん純ちゃん」
純「はい?」
唯「純ちゃんって好きな人いる?」
純「ぶふぁっ!?」
憂「んぐっ!?」
唯「わぁっ!?」
純「げほげほっ ご、ごめ……憂、拭くものがし……貸して……げっほげほっ」
憂「けほんっ う、うん……けほけほっ」
≪ふきふき≫
純「あー、びっくりした……けほっ」
唯「そんなにびっくりした?」
純「だ、だって話飛び過ぎですよっ! しかも好きな人が~とか。今の話の流れでどうしてそんな質問が出るんですかっ」
唯「うんうん……純ちゃん分かってるねっ」
純「まぁ、梓は分かりやすいですし」
唯「そこがまた可愛いんだよ~……あ、そだ。純ちゃん純ちゃん」
純「はい?」
唯「純ちゃんって好きな人いる?」
純「ぶふぁっ!?」
憂「んぐっ!?」
唯「わぁっ!?」
純「げほげほっ ご、ごめ……憂、拭くものがし……貸して……げっほげほっ」
憂「けほんっ う、うん……けほけほっ」
≪ふきふき≫
純「あー、びっくりした……けほっ」
唯「そんなにびっくりした?」
純「だ、だって話飛び過ぎですよっ! しかも好きな人が~とか。今の話の流れでどうしてそんな質問が出るんですかっ」
84: 2011/04/01(金) 17:49:58.97
唯「えっとね……あずにゃん可愛いなぁ→純ちゃんも可愛いなぁ→恋人いるのかなぁ→その前に好きな人いるのかなぁ……って考えて」
純「一瞬でそこまで考えたんですか?」
唯「うん」
純「……やっぱ色んな意味で凄いですね」
唯「で? 好きな人いる? それとも恋人がもういるとか?」
憂「…………」
純「えぇ~……あ、そだ。唯先輩も教えてくれるならいいですよ?」
唯「むむっ!?」
純「こーいう話はお互い言い合うのが鉄則ですからねぇ」
唯「じゃぁ、わたしが好きなのは……憂に和ちゃんでしょ~? あずにゃんでしょ~? それにりっちゃんと澪ちゃんとムギちゃんでしょ~……」
純「ブッブ~ッ 駄目でーす……っていうか、その好きでいいなら、私は憂と梓とジャズ研の先輩と後輩と~……って言いますよ?」
唯「むぅっ ガードが固い」
純「当然ですっ」
唯「軽音部ではこーいう話ってほとんどしないから、純ちゃんとなら出来ると思ったのに~」
純「えっへっへ~♪ だからと言って、ただで教えるつもりはありませんよ。たとえ先輩と言えどもっ」
純「一瞬でそこまで考えたんですか?」
唯「うん」
純「……やっぱ色んな意味で凄いですね」
唯「で? 好きな人いる? それとも恋人がもういるとか?」
憂「…………」
純「えぇ~……あ、そだ。唯先輩も教えてくれるならいいですよ?」
唯「むむっ!?」
純「こーいう話はお互い言い合うのが鉄則ですからねぇ」
唯「じゃぁ、わたしが好きなのは……憂に和ちゃんでしょ~? あずにゃんでしょ~? それにりっちゃんと澪ちゃんとムギちゃんでしょ~……」
純「ブッブ~ッ 駄目でーす……っていうか、その好きでいいなら、私は憂と梓とジャズ研の先輩と後輩と~……って言いますよ?」
唯「むぅっ ガードが固い」
純「当然ですっ」
唯「軽音部ではこーいう話ってほとんどしないから、純ちゃんとなら出来ると思ったのに~」
純「えっへっへ~♪ だからと言って、ただで教えるつもりはありませんよ。たとえ先輩と言えどもっ」
85: 2011/04/01(金) 17:50:42.37
唯「ぶーぶーっ」
純「そんな顔しても駄目で~す♪」
唯「むぅ……あ、そーだ。憂?」
憂「なぁに? お姉ちゃん」
唯「憂は? 憂は好きな人いる?」
憂「わ、わたしっ!?」
唯「や~……姉としては、妹の『れんあいじじょー』とかに興味があるし」
純「それって単なる好奇心じゃ……でも、あたしも興味あるかなぁ。憂に好きな人がいるかどうか」
唯「だよねっ だよねっ! で、いるの? そーいう人」
憂「え? えぇ~……その……」
純唯「うんうんっ」
憂「……い……いない……よ?」
純唯「……え」
憂「え?」
純「そんな顔しても駄目で~す♪」
唯「むぅ……あ、そーだ。憂?」
憂「なぁに? お姉ちゃん」
唯「憂は? 憂は好きな人いる?」
憂「わ、わたしっ!?」
唯「や~……姉としては、妹の『れんあいじじょー』とかに興味があるし」
純「それって単なる好奇心じゃ……でも、あたしも興味あるかなぁ。憂に好きな人がいるかどうか」
唯「だよねっ だよねっ! で、いるの? そーいう人」
憂「え? えぇ~……その……」
純唯「うんうんっ」
憂「……い……いない……よ?」
純唯「……え」
憂「え?」
86: 2011/04/01(金) 17:51:48.81
唯「いるのっ!?」
純「ホントにっ!?」
憂「い、いない……いないよ? いないって言ったよね?」
唯「それ嘘だよね? 絶対に『いる』って顔してたもんっ」
純「ですよねっ 私もそー思いました」
憂「いないもんっ ホントにホントにいないもんっ!」
純唯「怪しい~♪」
憂「そうだっ 純ちゃんさっき言ったよね? こういうのはお互い言い合うのが鉄則だって。だったら二人とも言わないと駄目なんだよ?」
純「じゃぁ、あたしが言ったら教えてくれるの? だったら言っちゃうよ?」
唯「あ、だったらわたしも言おうかなぁ」
憂「え? あ、あの……その……あ、あれ?」
純「ふっふっふっ♪ そこで困るってことは、やっぱり好きな人がいるってことだよね?」
唯「うんうん♪」
憂「ぁ……うぅ……」
純「ホントにっ!?」
憂「い、いない……いないよ? いないって言ったよね?」
唯「それ嘘だよね? 絶対に『いる』って顔してたもんっ」
純「ですよねっ 私もそー思いました」
憂「いないもんっ ホントにホントにいないもんっ!」
純唯「怪しい~♪」
憂「そうだっ 純ちゃんさっき言ったよね? こういうのはお互い言い合うのが鉄則だって。だったら二人とも言わないと駄目なんだよ?」
純「じゃぁ、あたしが言ったら教えてくれるの? だったら言っちゃうよ?」
唯「あ、だったらわたしも言おうかなぁ」
憂「え? あ、あの……その……あ、あれ?」
純「ふっふっふっ♪ そこで困るってことは、やっぱり好きな人がいるってことだよね?」
唯「うんうん♪」
憂「ぁ……うぅ……」
87: 2011/04/01(金) 17:52:28.75
純「もう観念しちゃいなよ~♪」
唯「そうだよっ お姉ちゃんに全てを話すんだよっ!」
憂「だ、だって……いない……もん……」
純「あたしも知ってる人? 中学の同級生とか?」
唯「それとも学校以外で知り合ったとか? 年上? 年下?」
憂「うぅ……」
純唯「お~し~え~て~よ~♪」
憂「うーっ」
純唯「じぃ~~~♪」
憂「いないったらいないのっ! もうっ 二人の意地悪っ!」
≪ガバッ たったったったっ ガチャバタンッ!≫
純「…………」
唯「…………」
純「いじめ過ぎちゃいましたかね」
唯「うん」
唯「そうだよっ お姉ちゃんに全てを話すんだよっ!」
憂「だ、だって……いない……もん……」
純「あたしも知ってる人? 中学の同級生とか?」
唯「それとも学校以外で知り合ったとか? 年上? 年下?」
憂「うぅ……」
純唯「お~し~え~て~よ~♪」
憂「うーっ」
純唯「じぃ~~~♪」
憂「いないったらいないのっ! もうっ 二人の意地悪っ!」
≪ガバッ たったったったっ ガチャバタンッ!≫
純「…………」
唯「…………」
純「いじめ過ぎちゃいましたかね」
唯「うん」
88: 2011/04/01(金) 17:53:07.77
純「でもあの反応は絶対いますよっ」
唯「だよねぇ~♪ う~ん……誰だろ?」
純「唯先輩は心当たりとかないですか?」
唯「ないかなぁ……そーいう純ちゃんは?」
純「私もないです」
唯「じゃぁさ、もし分かったらわたしに教えてよっ」
純「OKですっ 唯先輩も分かったら私に教えてくださいね?」
唯「おっけ~♪」
≪かちゃり こそこそ≫
憂「…………」
唯「あ、戻ってきた」
純「憂~? もういじめないから戻っておいでー」
憂「…………」
唯「そんなとこにいると寒いし、炬燵入んなよ~」
純「ホントにごめんってば。もう言わないからさ」
唯「だよねぇ~♪ う~ん……誰だろ?」
純「唯先輩は心当たりとかないですか?」
唯「ないかなぁ……そーいう純ちゃんは?」
純「私もないです」
唯「じゃぁさ、もし分かったらわたしに教えてよっ」
純「OKですっ 唯先輩も分かったら私に教えてくださいね?」
唯「おっけ~♪」
≪かちゃり こそこそ≫
憂「…………」
唯「あ、戻ってきた」
純「憂~? もういじめないから戻っておいでー」
憂「…………」
唯「そんなとこにいると寒いし、炬燵入んなよ~」
純「ホントにごめんってば。もう言わないからさ」
89: 2011/04/01(金) 17:53:50.47
憂「……うん」
≪ぱたんっ とてとてとて もそもそ≫
純唯「おかえり~」
憂「……ただいま」
純「ほらほら。そんなに俯いてたら可愛い顔が台無しだよ?」
唯「お茶でも飲んで元気をお出しよ」
憂「二人のせいなのに……」
純「…………」
唯「…………」
純唯「ごめんなさいっ」
憂「……うん」
純「憂はこーいう話は苦手だったか。からかってゴメンね?」
≪なでなで≫
唯「憂は恥ずかしがり屋さんだからね~。よしよし」
≪なでなで≫
≪ぱたんっ とてとてとて もそもそ≫
純唯「おかえり~」
憂「……ただいま」
純「ほらほら。そんなに俯いてたら可愛い顔が台無しだよ?」
唯「お茶でも飲んで元気をお出しよ」
憂「二人のせいなのに……」
純「…………」
唯「…………」
純唯「ごめんなさいっ」
憂「……うん」
純「憂はこーいう話は苦手だったか。からかってゴメンね?」
≪なでなで≫
唯「憂は恥ずかしがり屋さんだからね~。よしよし」
≪なでなで≫
90: 2011/04/01(金) 17:54:30.25
憂「もう、やだよ?」
純唯「は~い♪」
憂「うん……だったら、もういいよ」
純「んじゃ、憂の機嫌も直ったことだし……ちょっと一息入れますか」
唯「そだね~♪ んくんく……憂~、お代わり頂戴?」
憂「うん。純ちゃんもお代わりいる?」
純「こくこく……うん、お願い」
≪こぽこぽこぽっ≫
憂「二人とも、はいどうぞ♪」
唯「ありがと~♪ ……あちちっ」
純「さんきゅ♪」
唯「でもさ~……純ちゃんって面白いよね~」
純「そうですか?」
唯「うん♪ りっちゃんっぽい感じがしてノリも良いしっ」
純唯「は~い♪」
憂「うん……だったら、もういいよ」
純「んじゃ、憂の機嫌も直ったことだし……ちょっと一息入れますか」
唯「そだね~♪ んくんく……憂~、お代わり頂戴?」
憂「うん。純ちゃんもお代わりいる?」
純「こくこく……うん、お願い」
≪こぽこぽこぽっ≫
憂「二人とも、はいどうぞ♪」
唯「ありがと~♪ ……あちちっ」
純「さんきゅ♪」
唯「でもさ~……純ちゃんって面白いよね~」
純「そうですか?」
唯「うん♪ りっちゃんっぽい感じがしてノリも良いしっ」
91: 2011/04/01(金) 17:55:23.40
純「むむぅ……律先輩ですか」
唯「ぅん?」
憂「ふふっ 澪さんっぽいって言われたかったんだよね?」
純「言われたら嬉しいな……かな?」
唯「澪ちゃんキレイでカッコいいもんね~」
純「はぁ……ホント、何食べたらあんなにカッコよくなれるんだろ」
唯「甘いものとか?」
純「太っちゃいますよぉ」
唯「ん~……わたしはいくら食べても太らないからなぁ」
純「くぅ~……羨ましすぎる」
憂「ふふっ♪」
唯「……ふむぅ」
純憂「?」
唯「ぅむむむむぅっ」
憂「お姉ちゃん?」
唯「ぅん?」
憂「ふふっ 澪さんっぽいって言われたかったんだよね?」
純「言われたら嬉しいな……かな?」
唯「澪ちゃんキレイでカッコいいもんね~」
純「はぁ……ホント、何食べたらあんなにカッコよくなれるんだろ」
唯「甘いものとか?」
純「太っちゃいますよぉ」
唯「ん~……わたしはいくら食べても太らないからなぁ」
純「くぅ~……羨ましすぎる」
憂「ふふっ♪」
唯「……ふむぅ」
純憂「?」
唯「ぅむむむむぅっ」
憂「お姉ちゃん?」
92: 2011/04/01(金) 17:56:14.47
純「どうしたんです? 突然」
唯「あのね? 本物の純ちゃんは、あずにゃん情報と違うなぁ~って思ってね~」
純「ほ、本物って……というかあずにゃん情報ってなんです? っていうかまた話が飛びましたね」
唯「えっとね……あずにゃん、時々純ちゃんのこと話してくれるんだけど……」
純「あぁ、それと今の私が違う……と」
唯「そそ」
純「……ちなみに梓……私のこと何て言ってました?」
唯「えっとね~……マイペースで~……我侭で~……」
純「…………」
唯「ちょっとだらしなくて~……変なことばっかし考えてて~……」
純「…………」
憂「あ、あはは……」
唯「そうだ……髪留め取ると頭がボンバーするって言ってた……ボンバーって何?」
純「よし、許さんっ」
唯「あのね? 本物の純ちゃんは、あずにゃん情報と違うなぁ~って思ってね~」
純「ほ、本物って……というかあずにゃん情報ってなんです? っていうかまた話が飛びましたね」
唯「えっとね……あずにゃん、時々純ちゃんのこと話してくれるんだけど……」
純「あぁ、それと今の私が違う……と」
唯「そそ」
純「……ちなみに梓……私のこと何て言ってました?」
唯「えっとね~……マイペースで~……我侭で~……」
純「…………」
唯「ちょっとだらしなくて~……変なことばっかし考えてて~……」
純「…………」
憂「あ、あはは……」
唯「そうだ……髪留め取ると頭がボンバーするって言ってた……ボンバーって何?」
純「よし、許さんっ」
93: 2011/04/01(金) 17:57:05.89
≪がさごそ ピッピッピピピピッ≫
唯「携帯?」
憂「何するの?」
純「ちょっと待ってて……梓にメールで文句言ってやる」
≪ピピピッ ピッピッピッ≫
純「よしっ」
唯「終わった? ……で、ボンバーって何?」
純「ぅぐっ」
唯「時々思い出して気になってるんだよ」
純「なら、すぐに忘れるでしょうから気にしないで下さい」
唯「今、気になってるんだよっ だから教えてっ!」
憂「お姉ちゃん? あんまりしつこく言っちゃ駄目だよ?」
唯「だってぇ~……このままじゃ気になって寝られないよぅ~。じゅ~ん~ちゃ~ん~」
純「……はぁ~……分かりました。教えますよ。だからそんな、捨てられた子犬みたいな目をしないで下さい」
唯「やった♪」
唯「携帯?」
憂「何するの?」
純「ちょっと待ってて……梓にメールで文句言ってやる」
≪ピピピッ ピッピッピッ≫
純「よしっ」
唯「終わった? ……で、ボンバーって何?」
純「ぅぐっ」
唯「時々思い出して気になってるんだよ」
純「なら、すぐに忘れるでしょうから気にしないで下さい」
唯「今、気になってるんだよっ だから教えてっ!」
憂「お姉ちゃん? あんまりしつこく言っちゃ駄目だよ?」
唯「だってぇ~……このままじゃ気になって寝られないよぅ~。じゅ~ん~ちゃ~ん~」
純「……はぁ~……分かりました。教えますよ。だからそんな、捨てられた子犬みたいな目をしないで下さい」
唯「やった♪」
94: 2011/04/01(金) 17:58:01.34
純「えっとですね……私すごい癖っ毛なんです。だから髪留め取ると……」
≪もそもそ ほどきっ ぶわっ≫
唯「ぅわっ!?」
純「こうなるんです」
唯「すごい……頭が爆発してる……」
純「うぅ」
憂「髪、纏めるの手伝おうか?」
純「もういいよ。このままでいる」
唯「ふぇ~……ねぇ、触ってもいい?」
純「どぞ」
≪わさわさ≫
唯「おぉ~……朝とか大変そうだね~」
純「大変ですよぉ。髪をセットするのに早起きしなきゃいけないんですから」
唯「あ~、分かる分かる。わたしも癖っ毛だからね~」
≪もそもそ ほどきっ ぶわっ≫
唯「ぅわっ!?」
純「こうなるんです」
唯「すごい……頭が爆発してる……」
純「うぅ」
憂「髪、纏めるの手伝おうか?」
純「もういいよ。このままでいる」
唯「ふぇ~……ねぇ、触ってもいい?」
純「どぞ」
≪わさわさ≫
唯「おぉ~……朝とか大変そうだね~」
純「大変ですよぉ。髪をセットするのに早起きしなきゃいけないんですから」
唯「あ~、分かる分かる。わたしも癖っ毛だからね~」
95: 2011/04/01(金) 17:58:38.83
純「癖っ毛……じぃ~」
唯「触る?」
純「はい」
≪さらさら ふわ~≫
純「うわ……さらさらで柔らかい」
唯「そぉ?」
純「何という手触りの良さっ」
唯「あ、憂の髪は?」
憂「触る?」
純「うん」
≪ふんわり さらさら~≫
純「うわぁ……お風呂入った後だとやっぱ違うねぇ」
憂「えへへ~。ちょっとくすぐったい♪」
純「うぅ……ズルイ……」
唯「触る?」
純「はい」
≪さらさら ふわ~≫
純「うわ……さらさらで柔らかい」
唯「そぉ?」
純「何という手触りの良さっ」
唯「あ、憂の髪は?」
憂「触る?」
純「うん」
≪ふんわり さらさら~≫
純「うわぁ……お風呂入った後だとやっぱ違うねぇ」
憂「えへへ~。ちょっとくすぐったい♪」
純「うぅ……ズルイ……」
96: 2011/04/01(金) 17:59:43.75
唯「でも純ちゃんの髪も個性的で良いと思うけどな~」
憂「うんうんっ」
純「個性なんて無くていいから、さらさらした髪が良かったよぅ……」
≪メ、メールダニャーン メールダニャーン≫
純「お、梓からメールだ」
唯「なに今のっ!? あずにゃんの声っ!?」
純「えへへ~♪ ちょっと前に、梓に録音させてもらったんですよ~」
≪ピッピッピッ≫
憂「ちょっと強引だったけどね」
純「賭けに負けた梓が悪いんだよ」
唯「いいな~、いいなぁ~」
純「後でデータあげましょうか?」
唯「いいのっ!?」
憂「でも梓ちゃん、人にあげちゃ駄目って言ってなかったっけ?」
純「唯先輩なら大丈夫でしょ」
憂「うんうんっ」
純「個性なんて無くていいから、さらさらした髪が良かったよぅ……」
≪メ、メールダニャーン メールダニャーン≫
純「お、梓からメールだ」
唯「なに今のっ!? あずにゃんの声っ!?」
純「えへへ~♪ ちょっと前に、梓に録音させてもらったんですよ~」
≪ピッピッピッ≫
憂「ちょっと強引だったけどね」
純「賭けに負けた梓が悪いんだよ」
唯「いいな~、いいなぁ~」
純「後でデータあげましょうか?」
唯「いいのっ!?」
憂「でも梓ちゃん、人にあげちゃ駄目って言ってなかったっけ?」
純「唯先輩なら大丈夫でしょ」
97: 2011/04/01(金) 18:00:39.23
憂「そ、そうかな。むしろ余計嫌がるんじゃ……」
唯「大丈夫だよっ こんなに可愛いんだもんっ!」
純「軽音部の先輩方にも、聞かせてあげるといいですよ」
唯「うんうん。そーするっ」
憂「もう、純ちゃんってば」
純「へーきへーき♪」
≪コトッ≫
憂「返事、返さないでいいの?」
純「いいのいいの」
唯「可哀相じゃない?」
純「一、二回返信しなかったらかけてきますよ。それにちょっと考えがあるんです」
≪メ、メールダニャーン メールダニャーン≫
純「またきた……ふむふむ……っと。次あたりかけてくるかなぁ」
唯「ふぉ~……何回聞いても可愛い~♪」
唯「大丈夫だよっ こんなに可愛いんだもんっ!」
純「軽音部の先輩方にも、聞かせてあげるといいですよ」
唯「うんうん。そーするっ」
憂「もう、純ちゃんってば」
純「へーきへーき♪」
≪コトッ≫
憂「返事、返さないでいいの?」
純「いいのいいの」
唯「可哀相じゃない?」
純「一、二回返信しなかったらかけてきますよ。それにちょっと考えがあるんです」
≪メ、メールダニャーン メールダニャーン≫
純「またきた……ふむふむ……っと。次あたりかけてくるかなぁ」
唯「ふぉ~……何回聞いても可愛い~♪」
98: 2011/04/01(金) 18:01:19.81
純「憂ヴァージョンもあるんだよね」
憂「アレは恥ずかしかったよ……」
唯「どんなのどんなの?」
純「えっとですね……あ、これだ」
≪メールダワン メールダワーン≫
唯「わん?」
純「憂って何か犬っぽいイメージあったもんで」
憂「純ちゃんヴァージョンは猫だよね……えっと……あ、これこれ」
≪メールダニャーッ ニャーニャーッ≫
唯「ぅおっ!? こっちも可愛いっ」
純「えっへへ~♪」
憂「三人で録音し合ったんだよね♪」
≪デンワダニャーン デンワダニャーン≫
純「お、きた」
憂「アレは恥ずかしかったよ……」
唯「どんなのどんなの?」
純「えっとですね……あ、これだ」
≪メールダワン メールダワーン≫
唯「わん?」
純「憂って何か犬っぽいイメージあったもんで」
憂「純ちゃんヴァージョンは猫だよね……えっと……あ、これこれ」
≪メールダニャーッ ニャーニャーッ≫
唯「ぅおっ!? こっちも可愛いっ」
純「えっへへ~♪」
憂「三人で録音し合ったんだよね♪」
≪デンワダニャーン デンワダニャーン≫
純「お、きた」
99: 2011/04/01(金) 18:01:58.76
唯「で、電話ヴァージョンっ!?」
純「こっちも後であげますよ」
唯「やったっ♪」
純「その代わりと言っては何ですが……私の代わりに電話に出てくれませんか?」
唯「へ? 純ちゃんの代わりに? わたしが?」
純「ですです♪」
唯「なんで? …………はっ!」
純「にひっ♪」
唯「にゅふっ♪ にゅふふふふっ♪ ……お主も悪よの~♪」
純「いえいえ、お代官様こそぉ♪」
憂「ん?」
≪デンワダニャーン デンワダニャーン≫
純「はい、お願いします……あ、周りに聞こえるようにして下さいね」
唯「ほいほい……このボタンだね? ……にゅふっ♪」
純「最初は返事しないで、しぃ~……ですよ」
純「こっちも後であげますよ」
唯「やったっ♪」
純「その代わりと言っては何ですが……私の代わりに電話に出てくれませんか?」
唯「へ? 純ちゃんの代わりに? わたしが?」
純「ですです♪」
唯「なんで? …………はっ!」
純「にひっ♪」
唯「にゅふっ♪ にゅふふふふっ♪ ……お主も悪よの~♪」
純「いえいえ、お代官様こそぉ♪」
憂「ん?」
≪デンワダニャーン デンワダニャーン≫
純「はい、お願いします……あ、周りに聞こえるようにして下さいね」
唯「ほいほい……このボタンだね? ……にゅふっ♪」
純「最初は返事しないで、しぃ~……ですよ」
100: 2011/04/01(金) 18:02:38.22
唯「了解♪」
≪ぴっ≫
梓『ちょっと純っ! 出るの遅いよっ!』
純憂唯「っ!?」
純「……声でか」
梓『いつもだったらすぐ出るくせに……そもそも最初のメール何っ!?』
純唯「…………」
憂「純ちゃん……」
純「しぃーっ 静かに」
梓『ちょっとっ!? 何で黙ってるのっ! 聞いてるっ!?』
唯「……ぷっ」
純「くくくっ」
憂「もう、二人とも~?」
梓『大体さっ! この超高校級幼児体型ってどーいう意味よっ!』
憂唯「ぶっ」
≪ぴっ≫
梓『ちょっと純っ! 出るの遅いよっ!』
純憂唯「っ!?」
純「……声でか」
梓『いつもだったらすぐ出るくせに……そもそも最初のメール何っ!?』
純唯「…………」
憂「純ちゃん……」
純「しぃーっ 静かに」
梓『ちょっとっ!? 何で黙ってるのっ! 聞いてるっ!?』
唯「……ぷっ」
純「くくくっ」
憂「もう、二人とも~?」
梓『大体さっ! この超高校級幼児体型ってどーいう意味よっ!』
憂唯「ぶっ」
101: 2011/04/01(金) 18:03:35.05
純「ぷふっ く……くくくっ」
梓『ちょっと純っ! 返事しなよっ!?』
唯「ぷふっ……お、OK?」
純「どぞ♪」
梓『おーいっ じゅーんっ! 返事しろーっ!』
唯「ご、ごめんなさいっ」
梓『……え?』
唯「なな何で怒ってるか知らないけど、わたしが悪いんだよね? ま、また何かやっちゃったんだよね?」
梓『え……え? あれ? 唯先輩?』
唯「ぐすん……先輩失格だよね……ごめんね、あずにゃん……しくしく~」
梓『あ、やっ ちょっ……ちが……す、すみません、違うんですっ』
唯「いいんだよ、あずにゃん……きっとわたしが悪いんだよ……めそめそ~」
梓『ホント違うんですっ! あのっ……じゅ、純に電話しようと……でも間違えて……あれ……あれぇ?』
純「ぷっ くくっ……あ、あははっ もう駄目っ♪ あはははははっ♪」
梓『え? 純の声?』
梓『ちょっと純っ! 返事しなよっ!?』
唯「ぷふっ……お、OK?」
純「どぞ♪」
梓『おーいっ じゅーんっ! 返事しろーっ!』
唯「ご、ごめんなさいっ」
梓『……え?』
唯「なな何で怒ってるか知らないけど、わたしが悪いんだよね? ま、また何かやっちゃったんだよね?」
梓『え……え? あれ? 唯先輩?』
唯「ぐすん……先輩失格だよね……ごめんね、あずにゃん……しくしく~」
梓『あ、やっ ちょっ……ちが……す、すみません、違うんですっ』
唯「いいんだよ、あずにゃん……きっとわたしが悪いんだよ……めそめそ~」
梓『ホント違うんですっ! あのっ……じゅ、純に電話しようと……でも間違えて……あれ……あれぇ?』
純「ぷっ くくっ……あ、あははっ もう駄目っ♪ あはははははっ♪」
梓『え? 純の声?』
102: 2011/04/01(金) 18:04:22.59
唯「駄目だよ……ぷぷっ 純ちゃん……あはっ……あはははっ♪」
憂「二人とも? それ以上は梓ちゃんが可哀相だよ?」
梓『憂の声も……なんで?』
唯「ぷふっ はい、純ちゃん」
純「ど、どもです……くくくっ」
梓『一体どうなって……』
純「やほー♪ あーずさっ」
梓『純……え、何がどーなってるの?』
純「や~……梓ってひどいねぇ。いきなり唯先輩に怒り出すなんて」
梓『それは間違え電話っ……じゃない? けど……ねぇ、唯先輩と一緒にいるってこと? さっき憂の声も聞こえたけど……』
純「憂も居るよ。だって今、憂の家に居るんだもん」
唯「やっほ~♪ あ~ずにゃん♪」
憂「やっほー、梓ちゃーん♪」
梓『あ、唯先輩と憂の声』
憂「二人とも? それ以上は梓ちゃんが可哀相だよ?」
梓『憂の声も……なんで?』
唯「ぷふっ はい、純ちゃん」
純「ど、どもです……くくくっ」
梓『一体どうなって……』
純「やほー♪ あーずさっ」
梓『純……え、何がどーなってるの?』
純「や~……梓ってひどいねぇ。いきなり唯先輩に怒り出すなんて」
梓『それは間違え電話っ……じゃない? けど……ねぇ、唯先輩と一緒にいるってこと? さっき憂の声も聞こえたけど……』
純「憂も居るよ。だって今、憂の家に居るんだもん」
唯「やっほ~♪ あ~ずにゃん♪」
憂「やっほー、梓ちゃーん♪」
梓『あ、唯先輩と憂の声』
103: 2011/04/01(金) 18:05:07.72
純「そーいうこと」
梓『でもこんな時間に? 何で?』
純「色々あったんだよ」
梓『何それ?』
純「今度教えるよ」
梓『ならいいけど……ん? んん?』
純「どしたの?」
梓『……ねぇ純。ちょっと聞き取りづらいかもしれないから、音大きくして?』
純「うん? いいけど……」
≪ぴっぴっぴっ≫
梓『えっとね……ぼそぼそ……ごにょごにょ……』
純「え? 何? 聞こえないよ?」
梓『……バーカッ!! バカ純っ! 子供っぽい悪戯するなぁっ!』
≪ブツッ ぴーっ ぴーっ ぴーっ≫
純「ぐ……あぁ……み、耳が……」
梓『でもこんな時間に? 何で?』
純「色々あったんだよ」
梓『何それ?』
純「今度教えるよ」
梓『ならいいけど……ん? んん?』
純「どしたの?」
梓『……ねぇ純。ちょっと聞き取りづらいかもしれないから、音大きくして?』
純「うん? いいけど……」
≪ぴっぴっぴっ≫
梓『えっとね……ぼそぼそ……ごにょごにょ……』
純「え? 何? 聞こえないよ?」
梓『……バーカッ!! バカ純っ! 子供っぽい悪戯するなぁっ!』
≪ブツッ ぴーっ ぴーっ ぴーっ≫
純「ぐ……あぁ……み、耳が……」
104: 2011/04/01(金) 18:05:56.35
唯「あずにゃん声大きい……」
憂「あ、あはは……でも、今のは梓ちゃんが怒ってもしょうがないかも……」
純「うぐぐ……き、気の短い奴め」
≪デンワダニャーン デンワダニャーン≫
唯「あ、またかかってきた」
純「だったら切らなきゃいいのに……」
≪ぴっ≫
純「もしもーし」
梓『……お母さんに怒られた』
純「夜に大声出してるんだもん、当たり前だよ」
梓『純のせいでしょぉっ』
純「あたしのせいじゃないじゃん……っていうか、元はと言えば梓が悪いんだよ」
梓『何でよっ』
純「唯先輩に聞いたよ? あたしのこと、だらしないとか我侭とか言ってたみたいじゃない?」
梓『だって事実だもん』
憂「あ、あはは……でも、今のは梓ちゃんが怒ってもしょうがないかも……」
純「うぐぐ……き、気の短い奴め」
≪デンワダニャーン デンワダニャーン≫
唯「あ、またかかってきた」
純「だったら切らなきゃいいのに……」
≪ぴっ≫
純「もしもーし」
梓『……お母さんに怒られた』
純「夜に大声出してるんだもん、当たり前だよ」
梓『純のせいでしょぉっ』
純「あたしのせいじゃないじゃん……っていうか、元はと言えば梓が悪いんだよ」
梓『何でよっ』
純「唯先輩に聞いたよ? あたしのこと、だらしないとか我侭とか言ってたみたいじゃない?」
梓『だって事実だもん』
105: 2011/04/01(金) 18:07:01.51
純「事実じゃないよっ 大嘘じゃんっ」
梓『嘘じゃないもん。全部本当のことだもんっ』
唯「……あずにゃんと純ちゃんって仲良いね♪」
憂「うん♪」
純「ふっ……梓とは一度決着をつけた方がいいみたいだね」
梓『ヤッテヤルデスッ!』
純「梓のヘタレっ 意地っ張りっ」
梓『行き当たりばったりでカッコつけの純に言われたくないよっ』
純「何をーっ」
梓『何よーっ』
憂唯「あはは♪」
純「ふしゃーっ!」
梓『に゛ゃーっ!』
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
梓『嘘じゃないもん。全部本当のことだもんっ』
唯「……あずにゃんと純ちゃんって仲良いね♪」
憂「うん♪」
純「ふっ……梓とは一度決着をつけた方がいいみたいだね」
梓『ヤッテヤルデスッ!』
純「梓のヘタレっ 意地っ張りっ」
梓『行き当たりばったりでカッコつけの純に言われたくないよっ』
純「何をーっ」
梓『何よーっ』
憂唯「あはは♪」
純「ふしゃーっ!」
梓『に゛ゃーっ!』
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
108: 2011/04/01(金) 18:29:34.06
○ キッチン(一時間後) ○
純「へぇ~……紅茶ってそんな風に淹れると良いんだ。でも難しそうだなぁ」
憂「練習は必要かも」
純「よし、覚えておこう」
唯『でね~? りっちゃんがさ~……そそ♪ やっぱ、りっちゃんと澪ちゃんは夫婦だよね~♪』
純「唯先輩、楽しそうだね」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃんのこと大好きだからね♪ でもそろそろ終わるかも」
純「そうなの?」
憂「だって……ほら」
≪かちゃっ こそこそ≫
唯「あははっ あずにゃんは相変わらず真面目さんだなぁ……あふぅぁ~……ん? あくび~。眠くなってきちゃったかも」
憂「ね?」
純「ホントだ♪」
唯「うん、そーする~……じゃぁ、純ちゃんに代わるね? ほいほい~。おやすみ~」
純「へぇ~……紅茶ってそんな風に淹れると良いんだ。でも難しそうだなぁ」
憂「練習は必要かも」
純「よし、覚えておこう」
唯『でね~? りっちゃんがさ~……そそ♪ やっぱ、りっちゃんと澪ちゃんは夫婦だよね~♪』
純「唯先輩、楽しそうだね」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃんのこと大好きだからね♪ でもそろそろ終わるかも」
純「そうなの?」
憂「だって……ほら」
≪かちゃっ こそこそ≫
唯「あははっ あずにゃんは相変わらず真面目さんだなぁ……あふぅぁ~……ん? あくび~。眠くなってきちゃったかも」
憂「ね?」
純「ホントだ♪」
唯「うん、そーする~……じゃぁ、純ちゃんに代わるね? ほいほい~。おやすみ~」
109: 2011/04/01(金) 18:30:33.64
≪もそり とてとてとて≫
唯「純ちゃんありがと~。はい、電話~」
純「どもです」
唯「わたしそろそろ寝るね……ふぁ~」
憂「お休み、お姉ちゃん」
純「唯先輩、お休みなさい」
唯「おやふみ~……ぁふぅ~……」
≪もたもた ふらふら~ かちゃぱたんっ≫
純「……大丈夫? 階段で転びそうな雰囲気だけど」
憂「時々危ないけど大丈夫だよ」
純「時々危ないんだ……」
梓『純~? おーい』
純「っと……ごめんごめん。唯先輩にお休みの挨拶してた」
梓『そっか……じゃぁ、そろそろ切るね。私も眠くなってきた』
唯「純ちゃんありがと~。はい、電話~」
純「どもです」
唯「わたしそろそろ寝るね……ふぁ~」
憂「お休み、お姉ちゃん」
純「唯先輩、お休みなさい」
唯「おやふみ~……ぁふぅ~……」
≪もたもた ふらふら~ かちゃぱたんっ≫
純「……大丈夫? 階段で転びそうな雰囲気だけど」
憂「時々危ないけど大丈夫だよ」
純「時々危ないんだ……」
梓『純~? おーい』
純「っと……ごめんごめん。唯先輩にお休みの挨拶してた」
梓『そっか……じゃぁ、そろそろ切るね。私も眠くなってきた』
110: 2011/04/01(金) 18:31:45.57
純「うん。お休み~」
憂「梓ちゃん、お休み~」
梓『二人とも、お休み~……って……あ、そうだ。純?』
純「何?」
梓『明日の休みって予定ある?』
純「あたしは特に無いけど……あぁ、遊ぶ?」
梓『急かな?』
純「あたしは平気だけど……ちょっと待ってね」
梓『うん』
純「憂、明日予定あった?」
憂「特にないかな」
純「梓が遊ばないかって」
憂「わたしはOKだよ♪」
純「了解♪ 梓ー? 憂もOKだって」
梓『そっか』
憂「梓ちゃん、お休み~」
梓『二人とも、お休み~……って……あ、そうだ。純?』
純「何?」
梓『明日の休みって予定ある?』
純「あたしは特に無いけど……あぁ、遊ぶ?」
梓『急かな?』
純「あたしは平気だけど……ちょっと待ってね」
梓『うん』
純「憂、明日予定あった?」
憂「特にないかな」
純「梓が遊ばないかって」
憂「わたしはOKだよ♪」
純「了解♪ 梓ー? 憂もOKだって」
梓『そっか』
111: 2011/04/01(金) 18:32:39.99
純「なぁにぃ~? あたしが憂の家に泊まるからって寂しくなった?」
梓『……またそうやってからかうし』
純「うそうそ、ごめんってば。これ以上からかうと本気で怒られそうだから、止めておくよ」
梓『もぅ……で、どうしようか』
純「今から決めるのもアレだし、細かいことは明日でいいんじゃない? お昼頃電話してよ」
梓『ん……わかった』
純「それじゃ、また明日ね」
梓『うん。また明日』
≪ぴっ≫
純「っていうわけで、明日は三人で遊ぼうっ」
憂「うんっ」
純「ん~……これからどうしようか? もうちょっとお喋りする?」
憂「だったらわたしの部屋でしない? この紅茶持って」
純「深夜のティータイムね……いいかも♪」
梓『……またそうやってからかうし』
純「うそうそ、ごめんってば。これ以上からかうと本気で怒られそうだから、止めておくよ」
梓『もぅ……で、どうしようか』
純「今から決めるのもアレだし、細かいことは明日でいいんじゃない? お昼頃電話してよ」
梓『ん……わかった』
純「それじゃ、また明日ね」
梓『うん。また明日』
≪ぴっ≫
純「っていうわけで、明日は三人で遊ぼうっ」
憂「うんっ」
純「ん~……これからどうしようか? もうちょっとお喋りする?」
憂「だったらわたしの部屋でしない? この紅茶持って」
純「深夜のティータイムね……いいかも♪」
112: 2011/04/01(金) 18:33:33.51
憂「うん……あ、ミルクティーにしようか」
純「賛成っ」
憂「じゃぁ、淹れちゃうね」
純「……深夜のティータイム……か」
憂「どうしたの?」
純「Midnight ティータイム☆☆☆……なんちゃって」
憂「ん?」
純「……ごめん。言ってみただけ」
憂「う、うん……?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
純「賛成っ」
憂「じゃぁ、淹れちゃうね」
純「……深夜のティータイム……か」
憂「どうしたの?」
純「Midnight ティータイム☆☆☆……なんちゃって」
憂「ん?」
純「……ごめん。言ってみただけ」
憂「う、うん……?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
113: 2011/04/01(金) 18:34:22.43
○ 憂の部屋 ○
純「こくこく……ふぅ、美味しい~♪」
憂「明日はお昼までうちにいる?」
純「休みの日に制服でいるのは嫌だよ……朝になったら一回帰るよ」
憂「そっか……朝ご飯はうちで食べてく?」
純「いいの?」
憂「うん♪」
純「やった♪ ご馳走になりますっ」
憂「はぁい」
純「ん~っ……それにしても、今日はホントに忙しい一日だったぁ~」
憂「そうだね。学校を出た時は、純ちゃんが泊まりに来るなんて思いもしなかったよ」
純「ホント、感謝してます」
憂「いえいえ」
純「でも、憂と一緒にお風呂入ったりご飯食べたり、唯先輩とたくさんお喋りしたり……良い一日だったかな」
憂「わたしもそうかな……お姉ちゃんを前に緊張してる純ちゃんも見れたし♪」
純「こくこく……ふぅ、美味しい~♪」
憂「明日はお昼までうちにいる?」
純「休みの日に制服でいるのは嫌だよ……朝になったら一回帰るよ」
憂「そっか……朝ご飯はうちで食べてく?」
純「いいの?」
憂「うん♪」
純「やった♪ ご馳走になりますっ」
憂「はぁい」
純「ん~っ……それにしても、今日はホントに忙しい一日だったぁ~」
憂「そうだね。学校を出た時は、純ちゃんが泊まりに来るなんて思いもしなかったよ」
純「ホント、感謝してます」
憂「いえいえ」
純「でも、憂と一緒にお風呂入ったりご飯食べたり、唯先輩とたくさんお喋りしたり……良い一日だったかな」
憂「わたしもそうかな……お姉ちゃんを前に緊張してる純ちゃんも見れたし♪」
114: 2011/04/01(金) 18:36:18.65
純「それは言わないでよぉ。大体、上級生相手だったら緊張もするってば……知ってただけで慣れてなかったんだし」
憂「……確かにそうかも」
純「ま、結局仲良くなれた……と思うから良しとするけどね」
憂「お姉ちゃんも楽しそうだったよ♪」
純「そう?」
憂「うん♪」
純「憂が言うなら間違いないか。よかった♪」
憂「あ、今日はどうする? そろそろ寝ちゃう?」
純「寝るには早すぎない?」
憂「そうかな?」
純「……憂、ひょっとして眠い?」
憂「う~ん……ちょっとだけ?」
純「じゃぁ、布団に入ってお喋りでもしようか」
憂「そうだね……あぁっ!?」
純「な、なに?」
憂「……確かにそうかも」
純「ま、結局仲良くなれた……と思うから良しとするけどね」
憂「お姉ちゃんも楽しそうだったよ♪」
純「そう?」
憂「うん♪」
純「憂が言うなら間違いないか。よかった♪」
憂「あ、今日はどうする? そろそろ寝ちゃう?」
純「寝るには早すぎない?」
憂「そうかな?」
純「……憂、ひょっとして眠い?」
憂「う~ん……ちょっとだけ?」
純「じゃぁ、布団に入ってお喋りでもしようか」
憂「そうだね……あぁっ!?」
純「な、なに?」
115: 2011/04/01(金) 18:37:09.62
憂「お客様用のお布団、干してないや」
純「泊まり自体が急な話だしねぇ」
憂「うぅ~ん……お母さんのお布団を持ってきて……でも……うぅ~ん……」
純「てきとーでいいよ?」
憂「う~ん……」
純「あ、だったら憂のベッドで一緒に寝る?」
憂「へ?」
純「結構スペースあるし、二人で寝るくらい平気でしょ」
憂「…………」
純「寝相は……あたしはちょっと自信ないけど、憂は平気だよね?」
憂「…………」
純「どっちにしろ、布団を持ってくるよりはマシでしょ」
憂「…………」
純「……憂? 聞いてる?」
憂「……ぁ……ぅぇ……え……えぇぇぇぇぇっ!?」
純「泊まり自体が急な話だしねぇ」
憂「うぅ~ん……お母さんのお布団を持ってきて……でも……うぅ~ん……」
純「てきとーでいいよ?」
憂「う~ん……」
純「あ、だったら憂のベッドで一緒に寝る?」
憂「へ?」
純「結構スペースあるし、二人で寝るくらい平気でしょ」
憂「…………」
純「寝相は……あたしはちょっと自信ないけど、憂は平気だよね?」
憂「…………」
純「どっちにしろ、布団を持ってくるよりはマシでしょ」
憂「…………」
純「……憂? 聞いてる?」
憂「……ぁ……ぅぇ……え……えぇぇぇぇぇっ!?」
116: 2011/04/01(金) 18:37:49.95
純「ぅわっ!? ちょ、憂? 声大きいってっ」
憂「だだだだってだってふ、二人でって……二人っきりでってことだよねっ!?」
純「そ……そう、だね」
憂「そんな急にっ だってわたし達友達同士だしっ!」
純「う、うん」
憂「それにそれに女の子同士だしっ!」
純「知ってる」
憂「えっとえっとぉ……ほら……あの……」
純「友達で女の子同士なら問題ないでしょ?」
憂「…………」
純「…………」
憂「……そだね」
純「うん……?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
憂「だだだだってだってふ、二人でって……二人っきりでってことだよねっ!?」
純「そ……そう、だね」
憂「そんな急にっ だってわたし達友達同士だしっ!」
純「う、うん」
憂「それにそれに女の子同士だしっ!」
純「知ってる」
憂「えっとえっとぉ……ほら……あの……」
純「友達で女の子同士なら問題ないでしょ?」
憂「…………」
純「…………」
憂「……そだね」
純「うん……?」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
117: 2011/04/01(金) 18:39:03.70
憂「じゃぁ、電気消すね」
純「はいよー」
≪カチッ スタスタ≫
憂「…………」
純「……何でベッドの脇に突っ立ってるの?」
憂「き、緊張してしまいまして」
純「また敬語か」
憂「うぅ……」
純「早く布団に入らないと風邪引いちゃう……ぞっ」
≪ぐいっ ぼふっ≫
憂「きゃっ」
純「そして……とぅっ!」
≪バッ ふわっ≫
憂「わわっ」
純「いらっしゃぁ~い♪」
純「はいよー」
≪カチッ スタスタ≫
憂「…………」
純「……何でベッドの脇に突っ立ってるの?」
憂「き、緊張してしまいまして」
純「また敬語か」
憂「うぅ……」
純「早く布団に入らないと風邪引いちゃう……ぞっ」
≪ぐいっ ぼふっ≫
憂「きゃっ」
純「そして……とぅっ!」
≪バッ ふわっ≫
憂「わわっ」
純「いらっしゃぁ~い♪」
118: 2011/04/01(金) 18:40:07.21
憂「お、お邪魔します」
純「まぁ、憂の布団なんだけどね」
憂「う……ん」
≪もぞもぞ≫
純「……何故離れる」
憂「えと……その……」
純「だーいじょぶだって。寝相はちょっと悪いかもだけど、蹴っ飛ばしたりとかはしないから。絶対に」
憂「そうじゃないんだけど……」
純「そんな端っこで寝てると落っこちちゃうよ? ほら、もっとこっち来なってば」
≪ぐいぐいっ ぎゅぅ≫
憂「ぁ……ぅ……」
純「つっかまえた~」
憂「じゅ、純ちゃんっ その……色々と……くっついて……」
純「憂だって普段からくっついてくる時あるでしょー? たまにはこっちからくっつかせてよぉ」
憂「うぅぅっ」
純「まぁ、憂の布団なんだけどね」
憂「う……ん」
≪もぞもぞ≫
純「……何故離れる」
憂「えと……その……」
純「だーいじょぶだって。寝相はちょっと悪いかもだけど、蹴っ飛ばしたりとかはしないから。絶対に」
憂「そうじゃないんだけど……」
純「そんな端っこで寝てると落っこちちゃうよ? ほら、もっとこっち来なってば」
≪ぐいぐいっ ぎゅぅ≫
憂「ぁ……ぅ……」
純「つっかまえた~」
憂「じゅ、純ちゃんっ その……色々と……くっついて……」
純「憂だって普段からくっついてくる時あるでしょー? たまにはこっちからくっつかせてよぉ」
憂「うぅぅっ」
119: 2011/04/01(金) 18:41:04.83
純「でもまぁ、このままじゃ寝にくいか」
憂「……ふぅ」
純「あ」
憂「どうしたの?」
純「布団に入ったら急に眠気が……ふぁ~ぅ……」
憂「わたしは目が冴えちゃったかも」
純「でもここで寝たら負けだ。頑張って起きてよう」
憂「素直に寝ちゃった方が良いんじゃない?」
純「今日は何か『いつもとちょっとだけ違う日』って感じがするから、最後まで普通じゃない方が面白いじゃん」
憂「ふふっ そうなんだ♪」
純「というわけでお喋りターイム。さっき憂、なんでも聞いて良いよって言ったよね?」
憂「うん……あ、でもっ」
純「分かってるって。体重とかウェストの話じゃないから」
憂「……よかった」
純「ホントに気にしてるんだね」
憂「……ふぅ」
純「あ」
憂「どうしたの?」
純「布団に入ったら急に眠気が……ふぁ~ぅ……」
憂「わたしは目が冴えちゃったかも」
純「でもここで寝たら負けだ。頑張って起きてよう」
憂「素直に寝ちゃった方が良いんじゃない?」
純「今日は何か『いつもとちょっとだけ違う日』って感じがするから、最後まで普通じゃない方が面白いじゃん」
憂「ふふっ そうなんだ♪」
純「というわけでお喋りターイム。さっき憂、なんでも聞いて良いよって言ったよね?」
憂「うん……あ、でもっ」
純「分かってるって。体重とかウェストの話じゃないから」
憂「……よかった」
純「ホントに気にしてるんだね」
120: 2011/04/01(金) 18:41:53.93
憂「う、うん」
純「自信持って良いのに」
≪じぃ~≫
憂「純ちゃんはスタイル良いから分からないんだよ……」
≪もじもじ≫
純「まだ言うか……でもまぁ、気をつけてはいるかなぁ」
憂「ちなみにどんな風に気をつけてる?」
純「……なんとなく? これ以上食べたらヤバイかなぁ……って感じで」
憂「ホントに? それだけ?」
純「うん」
憂「それだけでそんな立派に……」
≪じぃ~≫
純「じ、じっくり見ちゃ駄目だってばっ」
≪まるまりっ≫
純「むぅーっ」
純「自信持って良いのに」
≪じぃ~≫
憂「純ちゃんはスタイル良いから分からないんだよ……」
≪もじもじ≫
純「まだ言うか……でもまぁ、気をつけてはいるかなぁ」
憂「ちなみにどんな風に気をつけてる?」
純「……なんとなく? これ以上食べたらヤバイかなぁ……って感じで」
憂「ホントに? それだけ?」
純「うん」
憂「それだけでそんな立派に……」
≪じぃ~≫
純「じ、じっくり見ちゃ駄目だってばっ」
≪まるまりっ≫
純「むぅーっ」
121: 2011/04/01(金) 18:42:51.24
憂「えへへ♪ あ、それで……聞きたいことって何?」
純「あ……うん……」
憂「?」
純「えっと、その……さ」
憂「聞きづらいこと?」
純「そうじゃないんだけど……」
憂「…………」
純「憂」
憂「う、うん」
純「音楽……始めてみて、どう? 楽しい?」
憂「…………」
純「…………」
憂「えっと……」
純「…………」
憂「…………」
純「あ……うん……」
憂「?」
純「えっと、その……さ」
憂「聞きづらいこと?」
純「そうじゃないんだけど……」
憂「…………」
純「憂」
憂「う、うん」
純「音楽……始めてみて、どう? 楽しい?」
憂「…………」
純「…………」
憂「えっと……」
純「…………」
憂「…………」
122: 2011/04/01(金) 18:43:28.33
純「…………」
憂「……うん、楽しいよ」
純「…………」
憂「うん、楽しい♪」
純「ホントに?」
憂「楽しそうに見えなかった?」
純「見えた」
憂「? じゃぁ、どうして?」
純「だって、憂っていつもにこにこしてるんだもん。時々分かんなくなる時があるんだよ」
憂「そう……なんだ」
純「あ、それが悪いって言うんじゃないよ?」
憂「うん」
純「でもさ……え~っと、ほら……梓って来年大変でしょ?」
憂「軽音部?」
憂「……うん、楽しいよ」
純「…………」
憂「うん、楽しい♪」
純「ホントに?」
憂「楽しそうに見えなかった?」
純「見えた」
憂「? じゃぁ、どうして?」
純「だって、憂っていつもにこにこしてるんだもん。時々分かんなくなる時があるんだよ」
憂「そう……なんだ」
純「あ、それが悪いって言うんじゃないよ?」
憂「うん」
純「でもさ……え~っと、ほら……梓って来年大変でしょ?」
憂「軽音部?」
123: 2011/04/01(金) 18:45:02.82
純「うん……でさ? あたしは音楽好きだし部活やってるから、梓の気持ちをちょっとは分かってるつもりなんだよ」
憂「うん」
純「深く考えないで梓のこと手伝ってるけど、憂はどうなのかなぁ……って」
憂「…………」
純「憂は優しいし、梓は友達だし、その……何ていうか……」
憂「……ひょっとして、義務感とか同情だけで手伝ってると思ってた?」
純「ちがっ……う、けど……ちょっと……ちょっとだけ疑ったかも……しれない……」
憂「…………」
純「でもでもっ! 『もしかしたら?』とか『可能性もあるかも?』とか、そーいう……えっと……あー、うぅ……」
憂「…………」
純「待って……待ってね……ちゃんと考えるから……」
憂「うん」
純「…………」
憂「…………」
純「……あたしはさ……音楽が好きなんだよ。で、憂も梓も好き」
憂「うん」
純「深く考えないで梓のこと手伝ってるけど、憂はどうなのかなぁ……って」
憂「…………」
純「憂は優しいし、梓は友達だし、その……何ていうか……」
憂「……ひょっとして、義務感とか同情だけで手伝ってると思ってた?」
純「ちがっ……う、けど……ちょっと……ちょっとだけ疑ったかも……しれない……」
憂「…………」
純「でもでもっ! 『もしかしたら?』とか『可能性もあるかも?』とか、そーいう……えっと……あー、うぅ……」
憂「…………」
純「待って……待ってね……ちゃんと考えるから……」
憂「うん」
純「…………」
憂「…………」
純「……あたしはさ……音楽が好きなんだよ。で、憂も梓も好き」
124: 2011/04/01(金) 18:45:48.20
憂「う、うん」
純「だから、憂にも音楽を好きになって欲しいって思ってる……楽しいって感じて欲しいって思ってる」
憂「うん」
純「でも時々、憂のこと分かんなくなる時がある。結構知ってるつもりなんだけどね」
憂「…………」
純「楽しそうに演奏してるなぁ……でもホントにそうなのかなぁ……いやいや、きっと好きになってくれるよ……とか、たまに考えちゃう」
憂「うん」
純「あたしのキャラじゃないのは分かってるんだよ? でも梓と軽音部が大変な時だし、憂は優しいし」
憂「…………」
純「もしかしたら無理やりつき合わせちゃってるのかなぁ……とか、仕方なく手伝ってるのかなぁ……とか」
憂「…………」
純「時々……ホント~に時々だけど、考えちゃう時があるんだよ」
憂「うん」
純「そんなことをさっき、ふっと思い出しまして……確認した次第であったりなかったりなんてねてへへ」
憂「うん」
純「だから、憂にも音楽を好きになって欲しいって思ってる……楽しいって感じて欲しいって思ってる」
憂「うん」
純「でも時々、憂のこと分かんなくなる時がある。結構知ってるつもりなんだけどね」
憂「…………」
純「楽しそうに演奏してるなぁ……でもホントにそうなのかなぁ……いやいや、きっと好きになってくれるよ……とか、たまに考えちゃう」
憂「うん」
純「あたしのキャラじゃないのは分かってるんだよ? でも梓と軽音部が大変な時だし、憂は優しいし」
憂「…………」
純「もしかしたら無理やりつき合わせちゃってるのかなぁ……とか、仕方なく手伝ってるのかなぁ……とか」
憂「…………」
純「時々……ホント~に時々だけど、考えちゃう時があるんだよ」
憂「うん」
純「そんなことをさっき、ふっと思い出しまして……確認した次第であったりなかったりなんてねてへへ」
憂「うん」
125: 2011/04/01(金) 18:46:22.29
純「…………」
憂「…………」
純「えと……い、以上です」
憂「うん」
純「…………」
憂「…………」
純「……ぅ」
憂「?」
純「うっわぁ~……駄目じゃんこれ。言葉にしてみてハッキリ分かったよ……これ、全部あたしの我侭だぁ」
憂「…………」
純「はぁ……何言ってんだろ、あたし……ダメダメ過ぎる」
憂「…………」
純「憂が音楽とかをどう思うか、憂が決めることだもんね……」
憂「……ぁ」
純「?」
憂「…………」
純「えと……い、以上です」
憂「うん」
純「…………」
憂「…………」
純「……ぅ」
憂「?」
純「うっわぁ~……駄目じゃんこれ。言葉にしてみてハッキリ分かったよ……これ、全部あたしの我侭だぁ」
憂「…………」
純「はぁ……何言ってんだろ、あたし……ダメダメ過ぎる」
憂「…………」
純「憂が音楽とかをどう思うか、憂が決めることだもんね……」
憂「……ぁ」
純「?」
126: 2011/04/01(金) 18:47:04.74
憂「ふふっ……あはっ あはははっ♪」
純「へ?」
憂「あはははっ♪ もうっ 純ちゃんってば♪」
純「な、何? あたしそんなに面白いこと言った?」
憂「違うよ♪ そうじゃなくて……あははっ♪ ご、ゴメンね? 笑ったりして……ふふっ♪」
純「別にいいけど……何かツボに入った?」
憂「ふふっ……うぅん、そうじゃないよ」
純「じゃぁ、何でそんなにウケてるの?」
憂「うん……純ちゃんらしいなぁって思って」
純「えぇ~? あたしが言うのもアレだけどさ……全然あたしらしくないなぁって思ったんだけど?」
憂「そんなことないよ。純ちゃんらしいと思う」
純「そうかなぁ」
憂「だって、心配してくれたんでしょ? わたしのこと」
純「…………」
純「へ?」
憂「あはははっ♪ もうっ 純ちゃんってば♪」
純「な、何? あたしそんなに面白いこと言った?」
憂「違うよ♪ そうじゃなくて……あははっ♪ ご、ゴメンね? 笑ったりして……ふふっ♪」
純「別にいいけど……何かツボに入った?」
憂「ふふっ……うぅん、そうじゃないよ」
純「じゃぁ、何でそんなにウケてるの?」
憂「うん……純ちゃんらしいなぁって思って」
純「えぇ~? あたしが言うのもアレだけどさ……全然あたしらしくないなぁって思ったんだけど?」
憂「そんなことないよ。純ちゃんらしいと思う」
純「そうかなぁ」
憂「だって、心配してくれたんでしょ? わたしのこと」
純「…………」
127: 2011/04/01(金) 18:47:56.62
憂「音楽が好きで、友達のことが大事で、キャラじゃないなぁって思いながらも悩んで」
純「…………」
憂「わたしや梓ちゃんの事もちゃんと分かってて、気を使ってくれる」
純「…………」
憂「だから、純ちゃんらしいなぁ……って思ったんだよ」
純「そう……かな」
憂「まぁ、真剣に考えて……ってところはちょっとだけ意外だったけど、時々考えるってところが純ちゃんらしいよね♪」
純「むぅ……真面目な考え事なんてのは、たまにするくらいで丁度良いんだよぉ」
憂「そうなの?」
純「だって、いっつも難しい顔して考えたりしたら、楽しい事とか見逃しちゃうかもしれないじゃん」
憂「あははっ そうかも♪」
純「また笑った」
憂「だって、さっきの純ちゃんもそうだけど……真面目だったり照れてたり、忙しそうで可愛いんだもん♪」
純「ぅ……ぐ……」
憂「ほら、また照れた♪」
純「…………」
憂「わたしや梓ちゃんの事もちゃんと分かってて、気を使ってくれる」
純「…………」
憂「だから、純ちゃんらしいなぁ……って思ったんだよ」
純「そう……かな」
憂「まぁ、真剣に考えて……ってところはちょっとだけ意外だったけど、時々考えるってところが純ちゃんらしいよね♪」
純「むぅ……真面目な考え事なんてのは、たまにするくらいで丁度良いんだよぉ」
憂「そうなの?」
純「だって、いっつも難しい顔して考えたりしたら、楽しい事とか見逃しちゃうかもしれないじゃん」
憂「あははっ そうかも♪」
純「また笑った」
憂「だって、さっきの純ちゃんもそうだけど……真面目だったり照れてたり、忙しそうで可愛いんだもん♪」
純「ぅ……ぐ……」
憂「ほら、また照れた♪」
128: 2011/04/01(金) 18:48:58.39
純「照れてないっ」
憂「あははっ♪」
純「笑うなーっ」
憂「ごめ~ん♪」
純「もうっ」
憂「ふふっ……じゃぁ、質問にちゃんと答えるね」
純「質問?」
憂「音楽を始めて楽しい? って質問の答え」
純「それさっき答えなかった?」
憂「きちんと答えたいんだよ」
純「…………」
憂「えっとね……本当に、凄く楽しいって思ってるよ」
純「……うん」
憂「あははっ♪」
純「笑うなーっ」
憂「ごめ~ん♪」
純「もうっ」
憂「ふふっ……じゃぁ、質問にちゃんと答えるね」
純「質問?」
憂「音楽を始めて楽しい? って質問の答え」
純「それさっき答えなかった?」
憂「きちんと答えたいんだよ」
純「…………」
憂「えっとね……本当に、凄く楽しいって思ってるよ」
純「……うん」
129: 2011/04/01(金) 18:49:41.70
憂「実はね? 結構前から憧れてたんだよ」
純「音楽に?」
憂「うぅん……純ちゃんと梓ちゃんと一緒に演奏すること……純ちゃんと梓ちゃんと一緒に何かをやるってこと」
純「…………」
憂「覚えてる? 去年、家に泊まりにきた時のこと」
純「う、うん」
憂「色々あって、最後に軽音部で演奏したよね」
純「うん」
憂「あの時からかなぁ……三人で何かをやるってことにハッキリと憧れ始めたの」
純「…………」
憂「それまでは『純ちゃんと梓ちゃんって良いなぁ』って思ってる程度だったんだけどね」
純「良いなぁ?」
憂「うん。だって二人には音楽っていう共通点があるんだもん」
純「まぁ……ね」
純「音楽に?」
憂「うぅん……純ちゃんと梓ちゃんと一緒に演奏すること……純ちゃんと梓ちゃんと一緒に何かをやるってこと」
純「…………」
憂「覚えてる? 去年、家に泊まりにきた時のこと」
純「う、うん」
憂「色々あって、最後に軽音部で演奏したよね」
純「うん」
憂「あの時からかなぁ……三人で何かをやるってことにハッキリと憧れ始めたの」
純「…………」
憂「それまでは『純ちゃんと梓ちゃんって良いなぁ』って思ってる程度だったんだけどね」
純「良いなぁ?」
憂「うん。だって二人には音楽っていう共通点があるんだもん」
純「まぁ……ね」
130: 2011/04/01(金) 18:50:28.02
憂「わたしにはそういうのなかったから……でもあの時、純ちゃんが『セッションしようよ』って言ってくれて」
純「…………」
憂「それまでも友達だったけど、なんていうか……もっと仲良くなれたって言うか……」
純「うん」
憂「一体感っていうと……生意気かな? えへへ」
純「うぅん、そんなこと……ない」
憂「ふふっ よかった♪」
純「うん」
憂「あの日、あの部室で……それまで以上に、純ちゃんと梓ちゃんに近づけた気がしたんだ」
純「そっか」
憂「うん♪ だから今はすっごい楽しいよ。一緒に演奏できて」
純「うん」
憂「以上が、純ちゃんの質問に対するわたしの答えです♪」
純「うん、ありがと」
憂「いえいえ♪」
純「…………」
憂「それまでも友達だったけど、なんていうか……もっと仲良くなれたって言うか……」
純「うん」
憂「一体感っていうと……生意気かな? えへへ」
純「うぅん、そんなこと……ない」
憂「ふふっ よかった♪」
純「うん」
憂「あの日、あの部室で……それまで以上に、純ちゃんと梓ちゃんに近づけた気がしたんだ」
純「そっか」
憂「うん♪ だから今はすっごい楽しいよ。一緒に演奏できて」
純「うん」
憂「以上が、純ちゃんの質問に対するわたしの答えです♪」
純「うん、ありがと」
憂「いえいえ♪」
131: 2011/04/01(金) 18:51:06.79
純「…………」
憂「純ちゃん?」
純「ん?」
憂「どうしたの? 元気ないみたいだけど」
純「ん」
憂「?」
純「…………」
憂「えっと」
純「憂のせいじゃないよ」
憂「…………」
純「えと……あたしが勝手に…………へこんでるだけ」
憂「え?」
純「ちょっと、ね……思い出しちゃっただけだよ……色々……」
憂「純……ちゃん?」
憂「純ちゃん?」
純「ん?」
憂「どうしたの? 元気ないみたいだけど」
純「ん」
憂「?」
純「…………」
憂「えっと」
純「憂のせいじゃないよ」
憂「…………」
純「えと……あたしが勝手に…………へこんでるだけ」
憂「え?」
純「ちょっと、ね……思い出しちゃっただけだよ……色々……」
憂「純……ちゃん?」
133: 2011/04/01(金) 18:51:44.48
純「…………」
憂「あの……大丈夫?」
純「ん」
憂「…………」
純「あのさ……」
憂「う、うん」
純「ちょっと聞いてくれる?」
憂「うん」
純「今のお泊り会の時の話なんだけどさ」
憂「うん」
純「その……何ていうか」
憂「…………」
純「いじけてたんだよね、あたし」
憂「え?」
憂「あの……大丈夫?」
純「ん」
憂「…………」
純「あのさ……」
憂「う、うん」
純「ちょっと聞いてくれる?」
憂「うん」
純「今のお泊り会の時の話なんだけどさ」
憂「うん」
純「その……何ていうか」
憂「…………」
純「いじけてたんだよね、あたし」
憂「え?」
134: 2011/04/01(金) 18:52:30.85
純「あの日さ? 学校にいる時から唯先輩からメール着てたでしょ?」
憂「うん。修学旅行先からのやつだよね?」
純「うん……メールがくる度に憂と梓、楽しそうにしてたじゃない?」
憂「う、うん」
純「さっきの憂の話じゃないけど……二人とも良いなぁって……」
憂「…………」
純「あ、別に僻んでたりしたわけじゃないよ? ただ、楽しそうだなぁ……良いなぁ……って思ってね」
憂「そうだったんだ……ゴメンね?」
純「待った待った、謝んないでよ。あたしが勝手にそー思ってただけなんだしさ」
憂「でも……」
純「それに、最初っからいじけてたわけじゃないんだよ」
憂「…………」
純「でも気にはなってた……かな。憂の家に来て、また唯先輩からメール着て……それで一気に爆発しちゃったんだと思う」
憂「そっか……」
純「自分でも嫌だな~って思ってたんだよ? うじうじしてる自分って、あたしは嫌だし」
憂「うん。修学旅行先からのやつだよね?」
純「うん……メールがくる度に憂と梓、楽しそうにしてたじゃない?」
憂「う、うん」
純「さっきの憂の話じゃないけど……二人とも良いなぁって……」
憂「…………」
純「あ、別に僻んでたりしたわけじゃないよ? ただ、楽しそうだなぁ……良いなぁ……って思ってね」
憂「そうだったんだ……ゴメンね?」
純「待った待った、謝んないでよ。あたしが勝手にそー思ってただけなんだしさ」
憂「でも……」
純「それに、最初っからいじけてたわけじゃないんだよ」
憂「…………」
純「でも気にはなってた……かな。憂の家に来て、また唯先輩からメール着て……それで一気に爆発しちゃったんだと思う」
憂「そっか……」
純「自分でも嫌だな~って思ってたんだよ? うじうじしてる自分って、あたしは嫌だし」
135: 2011/04/01(金) 18:53:25.56
憂「…………」
純「でもどうしていいか分かんなかった。憂も梓も唯先輩も、誰も悪くないのにね」
憂「…………」
純「だからさっさと布団に入って考えるの止めちゃった」
憂「もしかして、純ちゃんあの時……」
純「えへへっ 寝たふりでした♪」
憂「そう……だったんだ……」
純「まぁ、すぐに本当に寝ちゃったけどね」
憂「…………」
純「あたしは寝れば大抵気持ちが切り替わるんだけど……あの日は無理だったなぁ」
憂「…………」
純「でもどうしていいか分かんなかった。憂も梓も唯先輩も、誰も悪くないのにね」
憂「…………」
純「だからさっさと布団に入って考えるの止めちゃった」
憂「もしかして、純ちゃんあの時……」
純「えへへっ 寝たふりでした♪」
憂「そう……だったんだ……」
純「まぁ、すぐに本当に寝ちゃったけどね」
憂「…………」
純「あたしは寝れば大抵気持ちが切り替わるんだけど……あの日は無理だったなぁ」
憂「…………」
136: 2011/04/01(金) 18:53:55.02
純「朝になっても全然気持ち変わらなくてさ」
憂「うん」
純「歯を磨いてる時も意地になっちゃって……憂が新しいのくれるって言うのに、絶対二人と同じの使ってやるんだー、とか」
憂「…………」
純「ホント、馬鹿みたいだった」
憂「純ちゃん……」
純「今の憂の話を聞いてて……その時の気持ち思い出しちゃってさ。ゴメンね? 変な話しちゃって」
憂「うぅん……でも、その……」
≪スッ ふにっ≫
憂「んゅ?」
憂「うん」
純「歯を磨いてる時も意地になっちゃって……憂が新しいのくれるって言うのに、絶対二人と同じの使ってやるんだー、とか」
憂「…………」
純「ホント、馬鹿みたいだった」
憂「純ちゃん……」
純「今の憂の話を聞いてて……その時の気持ち思い出しちゃってさ。ゴメンね? 変な話しちゃって」
憂「うぅん……でも、その……」
≪スッ ふにっ≫
憂「んゅ?」
137: 2011/04/01(金) 18:54:37.45
純「しぃ~」
憂「ひゅんひゃん?」
純「こればっかりはホントに謝らないでね? 本気の本気であたしが悪かったんだから」
憂「ひぇも……」
純「今でさえカッコ悪いところ見せちゃったのに、これで憂に謝らせたらもっとカッコ悪くなっちゃうよ」
憂「…………」
純「だから……お願いっ 謝んないで?」
憂「…………」
純「ね?」
憂「ぅん」
純「ありがと♪」
≪スッ≫
憂「ふぅ」
純「とっさに指当てちゃったけど……憂の唇って柔らかいね」
憂「ぁぅ」
憂「ひゅんひゃん?」
純「こればっかりはホントに謝らないでね? 本気の本気であたしが悪かったんだから」
憂「ひぇも……」
純「今でさえカッコ悪いところ見せちゃったのに、これで憂に謝らせたらもっとカッコ悪くなっちゃうよ」
憂「…………」
純「だから……お願いっ 謝んないで?」
憂「…………」
純「ね?」
憂「ぅん」
純「ありがと♪」
≪スッ≫
憂「ふぅ」
純「とっさに指当てちゃったけど……憂の唇って柔らかいね」
憂「ぁぅ」
138: 2011/04/01(金) 18:55:32.62
純「赤くなっちゃって、愛い奴よのぉ……憂だけに」
憂「も、もぅっ」
純「あはははっ♪」
憂「……ふふ♪」
純「それにさー? その後、うじうじしてたのが馬鹿馬鹿しくなるくらい、気持ちが晴れちゃったし……今となっては良い思い出だよ」
憂「そうなの?」
純「ほら、三人でやったセッション」
憂「う、うん」
純「演奏し終わったらさ……『な~に下らない事で悩んでたんだろー』ってなっちゃってね」
憂「なんで?」
純「さっき憂が言った一体感? 多分そういうの感じたからかも。自分でもよく分からないけどね」
憂「そっか」
純「変に気後れしないで、自分から近寄っていけば良いんだー……って気持ちになってたんだよ」
憂「自分から……か」
純「そそ♪ だから一緒に演奏してくれた憂と梓にも感謝してる。ありがと♪」
憂「も、もぅっ」
純「あはははっ♪」
憂「……ふふ♪」
純「それにさー? その後、うじうじしてたのが馬鹿馬鹿しくなるくらい、気持ちが晴れちゃったし……今となっては良い思い出だよ」
憂「そうなの?」
純「ほら、三人でやったセッション」
憂「う、うん」
純「演奏し終わったらさ……『な~に下らない事で悩んでたんだろー』ってなっちゃってね」
憂「なんで?」
純「さっき憂が言った一体感? 多分そういうの感じたからかも。自分でもよく分からないけどね」
憂「そっか」
純「変に気後れしないで、自分から近寄っていけば良いんだー……って気持ちになってたんだよ」
憂「自分から……か」
純「そそ♪ だから一緒に演奏してくれた憂と梓にも感謝してる。ありがと♪」
139: 2011/04/01(金) 18:56:47.49
憂「そんな……わたしの方こそありがとうって言いたいよ」
純「いえいえ~♪ どういたしまして~♪」
憂「いえいえ、こちらこそ~♪」
純「…………」
憂「…………」
純「ぷっ」
憂「ふふっ」
純「あははは♪」
憂「えへへへ♪」
純「アレかな? こーいうのを青春してるっていうのかな?」
憂「う~ん……そうかも?」
純「何にしてもさ、あたし達ってまだまだお互い知らないこといっぱいあるね」
憂「そうだね」
純「今度、梓も一緒に一晩かけてお喋りでもしようか?」
憂「うんっ それいいかも♪」
純「いえいえ~♪ どういたしまして~♪」
憂「いえいえ、こちらこそ~♪」
純「…………」
憂「…………」
純「ぷっ」
憂「ふふっ」
純「あははは♪」
憂「えへへへ♪」
純「アレかな? こーいうのを青春してるっていうのかな?」
憂「う~ん……そうかも?」
純「何にしてもさ、あたし達ってまだまだお互い知らないこといっぱいあるね」
憂「そうだね」
純「今度、梓も一緒に一晩かけてお喋りでもしようか?」
憂「うんっ それいいかも♪」
140: 2011/04/01(金) 18:57:56.57
純「ふっふっふっ……その時は憂の全てを教えてもらおうかな」
憂「う」
純「あははは……って、そうだ」
憂「ん?」
純「今のあたしの話……梓には内緒ね?」
憂「別にいいけど……なんで?」
純「だって梓に教えたら『え~? 純らしくないね』って言われそうだもんっ」
憂「あ、似てる」
純「だから内緒ね?」
憂「う……ん」
純「二人だけの秘密ってことで……お願いしますっ」
憂「二人だけの秘密……」
純「うんうん」
憂「……うん、分かったよ。内緒にする」
純「ありがとっ」
憂「う」
純「あははは……って、そうだ」
憂「ん?」
純「今のあたしの話……梓には内緒ね?」
憂「別にいいけど……なんで?」
純「だって梓に教えたら『え~? 純らしくないね』って言われそうだもんっ」
憂「あ、似てる」
純「だから内緒ね?」
憂「う……ん」
純「二人だけの秘密ってことで……お願いしますっ」
憂「二人だけの秘密……」
純「うんうん」
憂「……うん、分かったよ。内緒にする」
純「ありがとっ」
141: 2011/04/01(金) 18:58:48.55
憂「うぅん、いいよ」
純「梓に弱み見せるとさー、すっごいからかわれそうな予感がするんだよねぇ」
憂「二人の秘密……かぁ~…………ふふっ♪」
純「まぁ、梓は隙が多いからいくらでもやり返せるんだけど……? 憂?」
憂「えへへ♪」
純「おーい、憂? どしたー?」
憂「……はっ!?」
純「ん?」
憂「な、なんでもないよ。大丈夫大丈夫っ」
純「そ? ならいいけど」
憂「うんうん」
純「今日の憂はやっぱりちょっと変だ」
憂「あ……そ、それより純ちゃん。時間時間」
純「え? ……ぉわぁっ!? もうこんな時間っ!?」
憂「明日起きられなくなっちゃうし、そろそろ寝よ?」
純「梓に弱み見せるとさー、すっごいからかわれそうな予感がするんだよねぇ」
憂「二人の秘密……かぁ~…………ふふっ♪」
純「まぁ、梓は隙が多いからいくらでもやり返せるんだけど……? 憂?」
憂「えへへ♪」
純「おーい、憂? どしたー?」
憂「……はっ!?」
純「ん?」
憂「な、なんでもないよ。大丈夫大丈夫っ」
純「そ? ならいいけど」
憂「うんうん」
純「今日の憂はやっぱりちょっと変だ」
憂「あ……そ、それより純ちゃん。時間時間」
純「え? ……ぉわぁっ!? もうこんな時間っ!?」
憂「明日起きられなくなっちゃうし、そろそろ寝よ?」
142: 2011/04/01(金) 18:59:40.16
純「だねぇ……う~ん……お喋りの魔翌力は恐ろしい……」
憂「ホントにね♪」
純「じゃ、寝ますかー」
憂「はぁい」
純「あ、何か急に眠くなってきた……ぁふぅ……ぁ」
憂「うん、わたしも……ふぁ~」
純「それじゃぁ、おやすみぃ~」
憂「おやすみなさぁ~い」
純「…………」
憂「…………」
純「……くー……すー……」
憂「……純ちゃん?」
純「むにゃ……くかー……」
憂「もう寝ちゃった……」
純「んゅ……くー……かー……」
憂「ホントにね♪」
純「じゃ、寝ますかー」
憂「はぁい」
純「あ、何か急に眠くなってきた……ぁふぅ……ぁ」
憂「うん、わたしも……ふぁ~」
純「それじゃぁ、おやすみぃ~」
憂「おやすみなさぁ~い」
純「…………」
憂「…………」
純「……くー……すー……」
憂「……純ちゃん?」
純「むにゃ……くかー……」
憂「もう寝ちゃった……」
純「んゅ……くー……かー……」
143: 2011/04/01(金) 19:00:17.72
憂「…………」
純「……くー……かー……」
憂「……よいしょっと」
≪もぞもぞ ぴとっ≫
憂「えへへ……暖かぁい♪」
純「憂?」
憂「きゃぁぁぁっ!?」
純「ぅわぁっ!?」
憂「じゅ、純ちゃんっ!? 寝たんじゃ……」
純「いや、起きてる」
憂「ぅ……うぅ……」
純「なぁにぃ? そんなに引っ付いてぇ~?」
憂「えと……その……」
純「まったく憂はしょうがない……なっ!」
≪ガバッ ぎゅぅ~≫
純「……くー……かー……」
憂「……よいしょっと」
≪もぞもぞ ぴとっ≫
憂「えへへ……暖かぁい♪」
純「憂?」
憂「きゃぁぁぁっ!?」
純「ぅわぁっ!?」
憂「じゅ、純ちゃんっ!? 寝たんじゃ……」
純「いや、起きてる」
憂「ぅ……うぅ……」
純「なぁにぃ? そんなに引っ付いてぇ~?」
憂「えと……その……」
純「まったく憂はしょうがない……なっ!」
≪ガバッ ぎゅぅ~≫
144: 2011/04/01(金) 19:01:44.85
憂「わっ わぁっ!? 純ちゃんっ!?」
純「ぎゅぅーっ♪」
憂「わっ わ、わ、わぁ!?っ あ、あのっ そのっ!」
純「はぁ~♪ 憂って抱き心地いいねぇ……暖かいし♪」
憂「ぁぅ……あ……う……」
純「あ、ノーブラだとやっぱ感触がダイレクトに伝わるね……っていうか、でかっ」
憂「っ!? もうっ! こうなったら~……えいっ!」
≪ガバッ ぎゅぅ~≫
純「きゃぁっ!? え、ちょっ 憂!?」
憂「純ちゃんも暖か~い♪」
純「や、やだっ ねぇ、憂? 憂ってばぁっ!」
憂「……そして細い」
≪なでなで さすり≫
純「ぎゅぅーっ♪」
憂「わっ わ、わ、わぁ!?っ あ、あのっ そのっ!」
純「はぁ~♪ 憂って抱き心地いいねぇ……暖かいし♪」
憂「ぁぅ……あ……う……」
純「あ、ノーブラだとやっぱ感触がダイレクトに伝わるね……っていうか、でかっ」
憂「っ!? もうっ! こうなったら~……えいっ!」
≪ガバッ ぎゅぅ~≫
純「きゃぁっ!? え、ちょっ 憂!?」
憂「純ちゃんも暖か~い♪」
純「や、やだっ ねぇ、憂? 憂ってばぁっ!」
憂「……そして細い」
≪なでなで さすり≫
145: 2011/04/01(金) 19:02:53.33
純「ひゃぁっ!?」
憂「わ、わっ ホントに細~い」
≪さすりさすり さわさわ≫
純「ぁんっ もうーっ! どこ触ってんのよぉっ!」
憂「腰が細い……すべすべ……」
≪なでなで さわさわ つつ~ぅ≫
純「ひゃぅっ!? 憂っ ちょ……んんっ ぁ……んっ こ、こらぁっ!」
憂「ふんすっ」
≪さすりさすり なでなで むにゅっ≫
憂「あ、柔らかい」
純「……憂」
憂「え?」
純「そこお尻」
憂「…………」
憂「わ、わっ ホントに細~い」
≪さすりさすり さわさわ≫
純「ぁんっ もうーっ! どこ触ってんのよぉっ!」
憂「腰が細い……すべすべ……」
≪なでなで さわさわ つつ~ぅ≫
純「ひゃぅっ!? 憂っ ちょ……んんっ ぁ……んっ こ、こらぁっ!」
憂「ふんすっ」
≪さすりさすり なでなで むにゅっ≫
憂「あ、柔らかい」
純「……憂」
憂「え?」
純「そこお尻」
憂「…………」
146: 2011/04/01(金) 19:03:30.82
純「…………」
≪ふにふに ふにゅっ≫
憂「ご、ごめん……ね?」
純「触りながら言うなーっ!」
憂「てて手が勝手に」
純「嘘吐くなーっ」
≪ガバッ ばたばたっ≫
純「こーなったらあたしも触るっ 憂のお尻揉んでやるっ」
憂「駄目駄目駄目っ! お尻とかお腹とか足とかは絶対に駄目っ!」
≪ばたばたっ ドタドタッ≫
純「じゃぁ、胸っ!」
憂「そっちも駄目ーっ!」
純「我侭すぎるっ!」
憂「そんなこと無いもんっ!」
≪ドシンッ ばたばたばたっ≫
≪ふにふに ふにゅっ≫
憂「ご、ごめん……ね?」
純「触りながら言うなーっ!」
憂「てて手が勝手に」
純「嘘吐くなーっ」
≪ガバッ ばたばたっ≫
純「こーなったらあたしも触るっ 憂のお尻揉んでやるっ」
憂「駄目駄目駄目っ! お尻とかお腹とか足とかは絶対に駄目っ!」
≪ばたばたっ ドタドタッ≫
純「じゃぁ、胸っ!」
憂「そっちも駄目ーっ!」
純「我侭すぎるっ!」
憂「そんなこと無いもんっ!」
≪ドシンッ ばたばたばたっ≫
147: 2011/04/01(金) 19:04:27.52
純「このぉーっ!」
憂「きゃぁぁぁっ!?」
≪ギシギシッ どたどたっ バタンッ!≫
純「わっ!?」
憂「えっ!?」
唯「…………」
≪キィ~≫
憂「お、お姉ちゃん……」
純「唯先輩……」
唯「二人とも? 今、何時だと思ってるのぉ?」
憂「夜の0時過ぎ……」
純「です……」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
憂「きゃぁぁぁっ!?」
≪ギシギシッ どたどたっ バタンッ!≫
純「わっ!?」
憂「えっ!?」
唯「…………」
≪キィ~≫
憂「お、お姉ちゃん……」
純「唯先輩……」
唯「二人とも? 今、何時だと思ってるのぉ?」
憂「夜の0時過ぎ……」
純「です……」
唯「…………」
憂「…………」
純「…………」
148: 2011/04/01(金) 19:05:13.62
唯「何か言うことはぁ?」
純憂「……ごめんなさい」
唯「憂も純ちゃんも子供なんだからぁ……もう寝なさいっ」
純憂「は、はいっ」
唯「まったくもぅ……折角ケーキ食べてたのに……ぶつぶつ……」
≪キィ~ ぱたんっ≫
純「……ケーキ?」
憂「夢……じゃないかな」
純「あ、あはは……」
憂「えへへ……」
純「…………」
憂「…………」
純「改めてみると、二人ともスゴイ格好だね」
憂「そ、そだね……」
≪もぞもぞ いそいそ なおしなおし≫
純憂「……ごめんなさい」
唯「憂も純ちゃんも子供なんだからぁ……もう寝なさいっ」
純憂「は、はいっ」
唯「まったくもぅ……折角ケーキ食べてたのに……ぶつぶつ……」
≪キィ~ ぱたんっ≫
純「……ケーキ?」
憂「夢……じゃないかな」
純「あ、あはは……」
憂「えへへ……」
純「…………」
憂「…………」
純「改めてみると、二人ともスゴイ格好だね」
憂「そ、そだね……」
≪もぞもぞ いそいそ なおしなおし≫
149: 2011/04/01(金) 19:05:44.31
純「あ、あはは」
憂「えへへ」
純「…………」
憂「…………」
純「寝よっか」
憂「う、うん」
純「あ、憂。もっとこっちに」
憂「……うん」
≪もぞもぞ≫
純「うん、暖かい♪」
憂「……うん♪」
憂「えへへ」
純「…………」
憂「…………」
純「寝よっか」
憂「う、うん」
純「あ、憂。もっとこっちに」
憂「……うん」
≪もぞもぞ≫
純「うん、暖かい♪」
憂「……うん♪」
150: 2011/04/01(金) 19:07:17.46
純「明日はいっぱい遊ぼうね」
憂「うん、そうだね」
純「それじゃ……」
憂「おやすみなさい♪」
純「おやすみ♪」
憂「…………」
純「…………」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
憂「うん、そうだね」
純「それじゃ……」
憂「おやすみなさい♪」
純「おやすみ♪」
憂「…………」
純「…………」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
151: 2011/04/01(金) 19:08:15.18
○ リビング(翌朝) ○
純「ごちそーさまでしたぁ」
憂「お粗末さまでした♪」
純「唯先輩まだ起きてこないね」
憂「お昼まで起きてこないかも」
純「そっかぁ……家に戻る前に、ちょっとくらいお喋りしたかったんだけどなぁ」
憂「でもホントに一回家に帰るの? もう10時だよ?」
純「制服で休みを過ごすなんて嫌だよ」
憂「そっか」
純「ダッシュで家に戻ってちょっと休んだら電話するよ」
憂「うん、分かった」
純「んじゃ、ささーっと帰ろっかな」
憂「玄関まで送るよ」
純「うん」
純「ごちそーさまでしたぁ」
憂「お粗末さまでした♪」
純「唯先輩まだ起きてこないね」
憂「お昼まで起きてこないかも」
純「そっかぁ……家に戻る前に、ちょっとくらいお喋りしたかったんだけどなぁ」
憂「でもホントに一回家に帰るの? もう10時だよ?」
純「制服で休みを過ごすなんて嫌だよ」
憂「そっか」
純「ダッシュで家に戻ってちょっと休んだら電話するよ」
憂「うん、分かった」
純「んじゃ、ささーっと帰ろっかな」
憂「玄関まで送るよ」
純「うん」
152: 2011/04/01(金) 19:08:58.06
○ 玄関 ○
純「それじゃぁ、また後で」
憂「うん、気をつけて帰ってね」
純「はーい」
≪てってってってっ≫
憂「……さて、片付けしちゃおっと」
唯「う~い~……ねぇ、純ちゃんは~?」
憂「お姉ちゃん、おはよー。純ちゃんなら今帰ったよ?」
唯「ちぇ~……もっとお喋りしたかったのになぁ~」
憂「あはは♪ 純ちゃんも同じこと言ってた♪」
唯「そかー……あ、ご飯ある?」
憂「うん。リビングで待ってて」
唯「ほぉ~い」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
純「それじゃぁ、また後で」
憂「うん、気をつけて帰ってね」
純「はーい」
≪てってってってっ≫
憂「……さて、片付けしちゃおっと」
唯「う~い~……ねぇ、純ちゃんは~?」
憂「お姉ちゃん、おはよー。純ちゃんなら今帰ったよ?」
唯「ちぇ~……もっとお喋りしたかったのになぁ~」
憂「あはは♪ 純ちゃんも同じこと言ってた♪」
唯「そかー……あ、ご飯ある?」
憂「うん。リビングで待ってて」
唯「ほぉ~い」
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
153: 2011/04/01(金) 19:09:46.57
○ 帰り道 ○
純「夢見るのはぁ~乙~女の~大~事な~仕事でしょ~♪」
純「…………」
純「駄目だ、歩きながら歌うのは疲れる……そだ」
≪ごそごそ ピピピッピッピッピッ≫
純「…………」
梓『もしも~し。どうしたの? まだ早くない?』
純「やほー♪ いや、帰り道が暇でさ」
梓『帰り道? 何それ。一回家に帰るの?』
純「制服のままだしね」
梓『どーいう状況よ』
純「後で説明してあげる」
梓『……じゃぁ、切るね』
純「え~? 電話付き合ってよー……それとも忙しかった?」
梓『……暇だけどさ』
純「夢見るのはぁ~乙~女の~大~事な~仕事でしょ~♪」
純「…………」
純「駄目だ、歩きながら歌うのは疲れる……そだ」
≪ごそごそ ピピピッピッピッピッ≫
純「…………」
梓『もしも~し。どうしたの? まだ早くない?』
純「やほー♪ いや、帰り道が暇でさ」
梓『帰り道? 何それ。一回家に帰るの?』
純「制服のままだしね」
梓『どーいう状況よ』
純「後で説明してあげる」
梓『……じゃぁ、切るね』
純「え~? 電話付き合ってよー……それとも忙しかった?」
梓『……暇だけどさ』
154: 2011/04/01(金) 19:10:29.44
純「じゃぁ、いいじゃん」
梓『何となくイヤ』
純「それより今日、どうする?」
梓『聞いてないし』
純「聞いてるってば……で、何か希望ある?」
梓『特にないかなぁ』
純「あ、だったら一回憂の家に集まらない? 憂がOKしてくれたらだけど」
梓『じゃぁ、純が家に帰る必要ないんじゃない?』
純「制服で休みの日を過ごすなんて嫌ですぅー」
梓『そーいうもん?』
純「そーいうもん」
梓『分かった。じゃぁ、憂の方には私が連絡するよ』
純「OK~。その後こっちに電話頂戴」
梓『ん、分かった』
純「うん、お願い……っと、バス停だ」
梓『何となくイヤ』
純「それより今日、どうする?」
梓『聞いてないし』
純「聞いてるってば……で、何か希望ある?」
梓『特にないかなぁ』
純「あ、だったら一回憂の家に集まらない? 憂がOKしてくれたらだけど」
梓『じゃぁ、純が家に帰る必要ないんじゃない?』
純「制服で休みの日を過ごすなんて嫌ですぅー」
梓『そーいうもん?』
純「そーいうもん」
梓『分かった。じゃぁ、憂の方には私が連絡するよ』
純「OK~。その後こっちに電話頂戴」
梓『ん、分かった』
純「うん、お願い……っと、バス停だ」
155: 2011/04/01(金) 19:11:30.57
梓『あ、だったら連絡はメールにしとく?』
純「そだね。メールでお願い」
梓『はぁい。それじゃ、また後でね』
純「ほいほい」
≪ピッ≫
純「さて、バスは何時に来る……って、来たーっ グッドタイミングっ!」
≪ダッダッダッダッ≫
純「ふぅ……セーフ」
純「……うんうん、やっぱ休みの日は空いてるね」
≪ぽふっ≫
純「ん~……今日は何着ていこうかなぁ」
≪メ、メールダニャーン メールダニャーン≫
純「っと……この着信、外で鳴ると結構恥ずかしいな……後で変えとこ」
≪ごそごそ ピッ≫
純「ふむふむ……『憂の家に集合』ね。OKOK」
純「そだね。メールでお願い」
梓『はぁい。それじゃ、また後でね』
純「ほいほい」
≪ピッ≫
純「さて、バスは何時に来る……って、来たーっ グッドタイミングっ!」
≪ダッダッダッダッ≫
純「ふぅ……セーフ」
純「……うんうん、やっぱ休みの日は空いてるね」
≪ぽふっ≫
純「ん~……今日は何着ていこうかなぁ」
≪メ、メールダニャーン メールダニャーン≫
純「っと……この着信、外で鳴ると結構恥ずかしいな……後で変えとこ」
≪ごそごそ ピッ≫
純「ふむふむ……『憂の家に集合』ね。OKOK」
156: 2011/04/01(金) 19:12:21.18
純「ふぅ……なんかまったりだぁ~♪」
純「…………」
純「あ、そだ」
≪ガコッ サーッ≫
純「う~ん、良い風ー♪」
純「さぁ~て……今日は何して遊ぼうかなぁ」
純「昨日より面白い日になれば最高だね」
純「ま、兎にも角にも……」
純「頑張って遊ぶぞ~♪」
おしまい
純「…………」
純「あ、そだ」
≪ガコッ サーッ≫
純「う~ん、良い風ー♪」
純「さぁ~て……今日は何して遊ぼうかなぁ」
純「昨日より面白い日になれば最高だね」
純「ま、兎にも角にも……」
純「頑張って遊ぶぞ~♪」
おしまい
158: 2011/04/01(金) 19:15:07.27
超乙
すごいほのぼのした
すごいほのぼのした
引用元: 純「いつもとちょっとだけ違う日」
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