1: 2014/03/14(金) 15:38:07.75

P「凛、こっちにおいで」

凛「はいはい。どうしたの」

P「じゃん。ホワイトデーのお返し」

凛「わ、ホントに用意してたんだ。プロデューサー、お礼なんかいいって言ったのに」

P「はは、そうか?」

凛「でも、そういう律儀なところ、悪くないね。ありがとう」


https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394779087

2: 2014/03/14(金) 15:42:45.29

P「そうだ、中身はあんまり期待するなよ」

凛「ん。中身は何かな?」

P「まあ強いて言うなら、凛がもっと可愛くなれる物を選んだよ」

凛「……もっと可愛く?」

凛「……それって」ポワポワ

6: 2014/03/14(金) 15:50:59.04


「はい、凛へのお返しは猫耳だぞ。犬も猫も好きな凛は、どっちも似合うと思ったんだが」

「ここはやっぱり、しぶにゃんが良いかと思ってな。早速着けてみてくれ」

「……ほら、しぶにゃん可愛い! しぶにゃん最高! にゃんにゃん言ってみて!」

「よし、今日から事務所にいるときは猫耳着用だぞ。そしたらもっと可愛がってやるからな……?」


凛「……ということだよね」ポワワ

8: 2014/03/14(金) 15:59:20.77

凛「……分かった。家で開けてもいい?」

P「ん? ああ、別に構わないけど」

凛「えっと。最初はちょっと勇気がいると思う。でもちゃんとプロデューサーに見てもらいたいから」

P「そうか? 凛はしっかりしてるなあ」

凛「まあね。明日、楽しみにしてて」

P「ああ、期待して待ってるよ」

凛(……しぶにゃん頑張る)


P「香水ひとつであそこまで喜んでもらえるなんてなあ。バラの香りのする凛か……楽しみだな」

9: 2014/03/14(金) 16:06:33.52

P「アーニャは居るか?」

アーニャ「はい、ここにいますよ」

P「よしよし。これ、お返しな」

アーニャ「お返し……ああ、ホワイトデーでした」

P「アーニャにチョコ貰ったしな。俺も何か贈りたかったんだ」

アーニャ「プロデューサー……気持ち、伝えあって、通じ合う、ですね?」

P「ああ。俺とアーニャのウーズィ、かな」

アーニャ「……これでイベントはシャースティエ……幸せな、ハッピーエンドに、なりますね」

P「本当のハッピーエンドは、それを開けてからじゃないか?」

アーニャ「これの中に、幸せが?」

アーニャ「……わかりました、つまり……」ポワポワ

12: 2014/03/14(金) 16:15:51.56


「俺からのお返しは、あーにゃん専用のおねだり台詞集だぞ」

「アーニャはたまにロシア語でちゃうからな、日本語をもっと勉強してもらおうと思ってさ」

「幸い猫も好きみたいだからな。あーにゃん語をマスターするべきだろ?」

「ただ心配なのが、あんまり覚えすぎて、俺を誘惑しちゃわないかなって……な?」


アーニャ「……はらしょー」ポワワ

13: 2014/03/14(金) 16:22:22.09

アーニャ「あの、すみません。少し時間、ほしいです」

P「えっ?」

アーニャ「せっかくなので。しっかり使って、それから聞いてほしい、です」

P「あ、そうだよな。ここで使ってもしょうがないな」

アーニャ「期待にこたえたいです、必ず」

P「ははは、そこまで意気込まなくてもいいぞ。気楽に使ってくれ」

アーニャ(……明日までにマスター、しないとですね……いえ、しないとですにゃ)


P「天体望遠鏡買い換えたいって言ってたし、星の話たくさんしてもらおうかな……」

14: 2014/03/14(金) 16:27:52.09

P「ルキトレさーん。ちょっといいですか」

ルキトレ「あ、はい、プロデューサーさん。どうしたんですか?」

P「はいこれ。バレンタインのお返しです」

ルキトレ「えええ、まさか!?」

P「ほんとですって。はい、受け取ってください」

ルキトレ「プロデューサーさん!? これは……もっとがんばれってことですよね?」

P「それもありますけど……えっと」

ルキトレ「そういうことにしてきます! させてください!」

P「それだけじゃないんだけどな……」

ルキトレ「それだけじゃない……? それって……」ポワポワ

16: 2014/03/14(金) 16:38:42.51


「俺が贈るのは、効果抜群の特製キャンディーです」

「ルキトレさんに頑張ってほしいのは、アイドルのレッスンだけじゃないんですよね」

「もっとプロデューサーに積極的になって、しっかりアイドルたちにお手本を見せないと」

「あ、流石に積極的になりすぎるのはダメですよ? いろんな意味でルーキーどころじゃなくなっちゃいますから……」


ルキトレ「はわわ……!」ポワポワ


17: 2014/03/14(金) 16:44:34.23

ルキトレ「って、私にはまだ早いですよぉ!」

P「ええ!?」

ルキトレ「プロデューサーさんのお気遣いは嬉しいですけど! 嬉しいですけど! お姉ちゃんたちに悪いというか!」

P「あ、ああ。それなら心配ないですよ。きちんと皆にも話したので」

ルキトレ「お姉ちゃんたちの了解とっちゃったんですか! 外堀埋まっちゃったんですか!」

P「まあ。だから遠慮なくどうぞ」

ルキトレ「あ……ありがとうございます、末永くよろしくお願いいたします!」

P「あ、どうも。こちらこそ」


P「なんか姉妹そろって同じような反応されたな……仲良しなんだな」

54: 2014/03/14(金) 23:22:34.42

P「のあさん、のあさん」

のあ「……何か用かしら」

P「はい。ホワイトデーのお返しをプレゼントです」

のあ「そう……こういう未来もあるのね」

P「そのとおり、俺がしたいと思ってしたことですから、気にしないでください」

のあ「これがあなたの選んだ未来……」

P「受け取ってもらえて安心しました。のあさんともっとフレンドリーになれればと……」

のあ「それがあなたの意思ならば、私も享受する……これからの、未来を語るために」

のあ「……そう、未来……」ポワポワ

56: 2014/03/14(金) 23:28:10.46


「のあ……やっと二人になれたね。今まで、のあは独りを好んでたからね」

「ほら、ホワイトデーのプレゼントは犬耳だぞ。すぐにでも着けてるとこ見たいな」

「どうしてって、猫、兎ときたら犬だろう? あっ……もしかして、猫か兎が良かったかな?」

「そうだな。のあわんより、のあにゃんか、のあぴょんが良いかもしれないな」

「だって、いっぱい俺とにゃんにゃんしたりぴょんぴょんできるもんな?」

「よし、そうと決まれば猫耳とうさ耳を取りにいこうか……もちろん、犬耳着けて、だぞ」


のあ「……くぅーん」ポワワ

57: 2014/03/14(金) 23:35:06.75

のあ「……その未来は間違っているわ」

P「へ? どういうことですか?」

のあ「そんなものが無くても、私はあなたと……」

P「俺と?」

のあ「……いえ。なんでもないわ」

P「そうですか……あっ、そのプレゼントなんですけど」

のあ「これは没収するわ。あなたの意図を知る上で、今後の参考にさせてもらう」

P「もちろんどうぞ……でもあんまり参考にならないかも……」

のあ「今の私には十分……次に逢う時を待つといいわ」


P「いやあ、どうなるかと思ったけど……しかまろくんグッズで喜んでもらえるといいな」

59: 2014/03/14(金) 23:37:41.05

P「茄子さーん。今大丈夫ですかー?」

茄子「はーい茄子でーす、大丈夫ですよー♪」

P「はは、ちょうど良くてラッキーです。これ、ホワイトデーのお返しですよ」

茄子「まあ♪ もしかすると、新年にお願いしたことが叶っちゃったかも?」

P「大げさですってば。あんまり大したものじゃないですし……」

茄子「あら♪ プロデューサーが私へ届けてくれた幸せは、私たちふたりの幸せなんです」

P「俺たち二人の?」

茄子「そう思うと、もっと幸せですよ♪」

P「それもそうかも。いいですね、二人の幸せ」

茄子「でしょう?」

茄子「……幸せ、二人の……」ポワポワ

60: 2014/03/14(金) 23:40:15.94


「今日はホワイトデーですよね。バレンタインが恋する二人の大事なイベントなら……」

「ホワイトデーは、愛し合う二人の大事なイベントにしちゃいましょうか♪」

「お正月だけじゃ、ぜんぜん物足りないですもんね。欲張りな茄子さんも、俺は大好きですよ」

「それじゃあ、茄子さんには、俺が新年に願ったこと、ぜーんぶ叶えてもらおうかな?」

「言っておきますけど、一つや二つじゃないので……一年中、茄子さんと一緒ですから♪」


茄子「しあわせ……♪」ポワワ

61: 2014/03/14(金) 23:42:49.93

茄子「……って、ダメです!」

P「何が!?」

茄子「プロデューサーは欲張りさんです! 私だって、いつも幸運じゃないんです!」

P「あー、確かに。たまに何もないところでつまずいて、俺にダイブしてきますね」

茄子「そうですそうです。つまり、これだけじゃ足りないので、もうちょっとご一緒してください♪」

P「しょうがないですね。もうちょっと、二人で幸せ掴んでみましょうか」

茄子「はいっ♪」


P「……やっぱり、恋愛成就より安全祈願のお守りのほうがよかったかな……?」

62: 2014/03/14(金) 23:45:24.59

P「しゅーこ、ちょっとこっち来て」

周子「こんこーん。どしたのPさん?」

P「これ、いつぞやの。ホワイトデーのお返しです」

周子「お、おおー。なるほどねー」

P「中身見るのは帰ってからにしてくれよな」

周子「Pさんはあたしみたいにクイズはしないか。でも、そーゆーとこも含めてプロデューサーだね」

P「うーん褒めてるのやら……」

周子「へへ、中身は帰ってみるよー」

P「そうしてくれ。目の前だと恥ずかしいからな」

周子「わわ、そんなもの入れちゃったんだ……」

周子「恥ずかしいもの……」ポワポワ

63: 2014/03/14(金) 23:48:40.56


「周子にホワイトデーのお返し。ふふ、なんだと思う?」

「嫁入り道具一式なんだけど……おいおい、驚かなくてもいいだろ」

「着物と、髪留めと、鏡と……え? どうしてキツネ耳があるのかって……」

「そりゃあ、お嫁さんにいくんだから、旦那さんのためにこんこんしなきゃダメだろう」

「しゅーこもいつかはお嫁さんになるんだし……それとも、今から俺とこんこんする練習しとこうか……?」


周子「こんこーん……♪」ポワワ

65: 2014/03/14(金) 23:53:58.40

周子「プロデューサー、あたし、頑張るよ」

P「どうしたいきなり、そんなやる気出して?」

周子「ううん。プロデューサーがそこまでしてくれるなら、あたしも応えないとダメだしね」

P「嬉しいよ。周子が頑張ってくれるなら、俺もますます頑張れるな」

周子「だ、ダメだって、プロデューサーがこれ以上頑張ったら……あ、あたし……!」

P「周子?」

周子「とにかく! 家に帰って準備するからー!」

P「あ、ああ。また明日な……準備?」


P「手作りの和菓子だったんだが……もしかして実家を継ぐ気になったのかな?」

82: 2014/03/15(土) 23:38:23.40

P「加蓮……そろそろこたつから出ないと風邪引くぞ?」

加蓮「やだ。外寒いし、まだ出たくないもん」

P「わがまま言いません。ほらこれあげるから」

加蓮「あ、ホワイトデーの? 覚えてくれてたんだ……?」

P「当たり前だろ? 楽しみにしてたみたいだからさ」

加蓮「ありがと。期待にちゃんと応えてくれるから、Pさんてずるいな」

P「加蓮にしたいことしてるだけだよ」

加蓮「ふふっ……女の子の気持ちを大事にしてくれるよね」

P「そりゃあ、加蓮のことは大事だしな」

加蓮「大事、か……」

加蓮「……アタシが大事って……」ポワポワ

83: 2014/03/15(土) 23:43:09.47


「加蓮はさ、もっと自分を省みるべきだと思うぞ。最近無理とかしてないか?」

「また風邪とか引いたり、くちゅんくちゅんいったりしたら大変だろう?」

「そうならないように、俺が全力で面倒を看てやらないとな」

「あっ……心配しなくても、加蓮の気持ちを尊重して、隅々まで世話してやるからな……?」


加蓮「そ……そこまで……!?」ポワワ

85: 2014/03/15(土) 23:45:27.74

加蓮「Pさんやりすぎだってばぁ!」

P「何の話!?」

加蓮「確かにいつかはチョコだけじゃなくってアタシも……って言わせないでよ!」

P「なんか知らないけどすみません……」

加蓮「わかればいいの……でも、待たせたら嫌だからね。絶対もらってよ?」

P「あ、ああ……約束する」

加蓮「ん、よろしい。じゃあレッスン行くから、また後でね!」


P「約束か……もう来年のバレンタインのチョコの話なんて、気が早いな」

86: 2014/03/15(土) 23:47:36.97

P「こそこそ……だーれだっ?」

奈緒「うひゃああっ!? ……って、もしかしてPさんか!」

P「なんだ、よく分かったな。せっかく待ち伏せしたのに」

奈緒「Pさん、ず、ずるい! こんなところで待ってるなんて!」

P「逃げなくていいじゃないか。二人で逢いたいって、メールにあっただろ?」

奈緒「だからだよ! せ、せっかく遠回りの道選んだのに!」

P「まあそれは置いといて。これ、受け取ってくれないのか?」

奈緒「もらうよ、もらうけどさ……言葉なんて出てこないよ……もう……」

P「俺が欲しいのは言葉より、奈緒の気持ちだよ」

奈緒「言葉より……」

奈緒「あたしの気持ち……?」ポワポワ

87: 2014/03/15(土) 23:50:55.16


「ほら、俺からのプレゼント……受け取ったんだから、分かるよな?」

「奈緒のバレンタインチョコには、感謝以外の気持ちもあったんだろう?」

「だったら当然、俺のお返しにも、感謝以外の気持ちがたくさん込めてあるからな」

「……どんな気持ちかって、それは……知りたいなら、教えてあげようかなあ……」

「そのかわり、二度と普通には戻れないだろうけど……いいのかな?」


奈緒「すなおに……!」ポワワ

88: 2014/03/15(土) 23:53:04.00

奈緒「わ……わかった、わかったから! Pさんの気持ち、痛いほど伝わったからあっ!」

P「そ、そこまでか!?」

奈緒「だからもう勘弁してよぉ……!」

P「な、奈緒が素直に……!?」

奈緒「あ……明日から! これですなおになるのは明日からだからなーーー!」

P「奈緒ー!?」


P「そ、そんなに嬉しかったのか……お気に入りアニメの円盤で正解だったみたいだな」

89: 2014/03/15(土) 23:54:46.81

P「なあ智絵里、ちょっとこっちに来てくれる?」

智絵里「あっ、はい……どうしたんですか?」

P「これ。智絵里に、俺からのプレゼント。ハートのチョコとクローバーの髪留めなんだけど」

智絵里「えっ……ほ、本当にもらってもいいんですか……?」

P「ああ。どっちも智絵里のために作ったからな」

智絵里「あ、ありがとうございます……このプレゼント、大切にします……気持ちごと……」

P「ははは……そこまで言ってもらえると、なんだかくすぐったいな」

智絵里「ハートのちょ、ちょ……ちょこ……」

智絵里「…………」ポワポワ

90: 2014/03/15(土) 23:55:32.25


「なあ、智絵里……その、ホワイトデーだからお返しなんだけど……」

「その……えっと、これ……智絵里にって思って」

「クローバの髪留めとさ、特別に、こっちも……」

「智絵里、あ、あの……チ……チ……チョ……チョ……チョップだぞ。えい」



智絵里「……はぅっ」ポワワ

91: 2014/03/15(土) 23:58:45.55

智絵里「た、たいへんですっ……!」

P「ど、どうした智絵里? そわそわしだして……」

智絵里「Pさんが、かわいくなっちゃいます!」

P「そうか? いやあ、可愛い智絵里のおかげかもな」

智絵里「もきゅもきゅもきゅっ!?」

P「チョコ食べるの速っ!?」

智絵里「あの……もっと私が可愛くなったら、Pさんもかわいく……?」

P「ん? ああ、なるかもな?」

智絵里「もきゅもきゅもきゅっ!」

P「チョコ食べるのやっぱり速っ!?」

智絵里「あのっ……智絵里、もっとかわいくなりますから……それじゃ…、お疲れ様ですっ!」


P「お、お疲れ……うーん。智絵里がこれ以上可愛くなったら……いや、想像もできないな……」

97: 2014/03/17(月) 00:00:23.72

P「……お、おかえり。やっと帰ってきたか」

未央「ただいまー、未央ちゃんのお帰りですよーっと!」

P「うんうん。未央はいつも元気でいいな」

未央「プロデューサー! 待ってる間、楽しいことでもあった?」

P「そんなことないぞ。どうしてだ?」

未央「だっていい顔してるもん! さては私に会いたかったかなー?」

P「おっと、バレたか。そのとおりだよ」

未央「って、えええ!? ほんとに!?」

P「ああ、これ。ホワイトデーのな」

未央「プロデューサーが……私に……」

未央「……会いたかったんだ……」ポワポワ

98: 2014/03/17(月) 00:04:03.74


「はあ……やっと二人になれたな。ずっとこの瞬間を待ってたよ」

「未央はいつも元気で明るくて、すごく可愛いからさ……いつも人が集まっちゃうんだよな」

「でも今日は、今日だけはそれも無しだ。だって、俺も未央に会いたくてしかたなかったんだ」

「俺と未央の二人きりで、大事に想い合う二人きりですることなんて……一つしかない、だよな?」


未央「はわわ……!」ポワワ

99: 2014/03/17(月) 00:09:45.96

未央「す、ストーーーップ! そこまで!」

P「おおっ!?」

未央「さすがに私たちにはまだ早いと思います! なにより、うづきんとしぶりんにも悪いし……!」

P「いや、二人も一緒でいいぞ?」

未央「な、なんだって!? ぷ……プロデューサーの節操無しーーー! 今ふたりに聞いてくるから待っててーーー!」

P「あ、そんなに急がなくても……」


P「忙しないなあ……まあそこが良いんだけども。遊園地のチケットでベストだったみたいだな」

100: 2014/03/17(月) 00:11:29.88

P「卯月は……居るな。おーい、うづきー」

卯月「はい! お呼びですか、プロデューサーさん♪」

P「えっと、これ。卯月にあげようと思ってな」

卯月「わぁ……ありがとうございます、プロデューサーさん!」

P「あんまりすごい物じゃないけど……良かったら貰っておいてくれ」

卯月「ホワイトデーのお返しですよね……私、とっても嬉しいです♪」

P「卯月が喜んでくれたら、俺も嬉しいな。なんでもしてあげたくなるよ」

卯月「えへへ……」

卯月「…………うん?」ポワポワ

102: 2014/03/17(月) 00:14:44.43


「ほら、早く言ってごらん。卯月がされて嬉しいことってどんなことなのか、さ」

「卯月の幸せは俺の幸せなんだ。卯月が喜んでくれるなら、どんなことだってしてあげるぞ?」

「たとえどんな恥ずかしいことでも、さ。だって卯月が喜んじゃうんだもんな」

「さあ……早く言わないと、俺がして嬉しいこと……普通じゃなくなっちゃうくらい、たくさんしてあげちゃうぞ?」


卯月「…………エヘヘ」ポワワ

103: 2014/03/17(月) 00:18:49.70

卯月「って、それはダメですよー!」

P「と、突然どうした?」

卯月「プロデューサーさんは、まだみんなのプロデューサーさんなんですから!」

P「おう? そりゃまあ、そうだが」

卯月「でもでも、そんな……友達以上は……うう~」

P「とりあえず、普通でも俺は良いと思うぞ? いや、むしろ普通も好きなくらいだ」

卯月「そ、そうですか……? じゃ、じゃあ……普通以上特別未満でお願いします! えへ♪」

P「わかった、任せてくれ」


P「何でも言う事きく券の内容も普通でいいのか……なんだか、たまには特別なことしてあげたくなるな、うん」

104: 2014/03/17(月) 00:22:43.84

P「今は沙紀いるかな……ああ、いたいた」

沙紀「お、Pさん。仕事中じゃ……どうしたんすか?」

P「いやな。休憩がてら、沙紀に渡しておこうと思ってさ。はい、これ」

沙紀「いいんすか? ありがとうございますPさん!」

P「ああ。沙紀にも貰ったからな、そのお礼だよ」

沙紀「いや……お返しもらえると思ってなかったすから、嬉しいっすね!」

P「沙紀が自分を表現するのに少しでも役立てたら、いいんだけどな」

沙紀「へへ。うまく使うっすよー!」

沙紀「……自分の表現に?」ポワポワ

105: 2014/03/17(月) 00:26:13.43


「さてと。新しいアートを始める準備はできたかな、沙紀?」

「どうやるのかって……沙紀を表現するんだから、沙紀の身体を使うに決まってるだろ?」

「あ、もしかして自分じゃやりにくいかな。よし、俺が直接、沙紀を染め上げてやろう」

「ただ慣れてないからな、多分すごいことになると思うけど……頑張ってぐらふぃてぃするから……な?」


沙紀「な、なんかあついっす……!」ポワワ

106: 2014/03/17(月) 00:29:28.88

沙紀「P、Pさん前衛的っすね!?」

P「だとしたら、沙紀のおかげだろうな。きっと」

沙紀「そんなことないっす! Pさんのアートでアタシのアートがあるっていうか、後が無いっていうか!」

P「ほら、俺は沙紀の感性を信じてるから。沙紀の思うままでいいと思うぞ」

沙紀「いいんすか! じゃあやるっす、やり遂げるっすよ!」

P「うむ。その意気だぞ」

沙紀「見てて、Pさん……いつかきっと、アタシの全部をPさんに見せてあげるっすね~!」

P「う、うむ……その意気? だぞ、たぶん」


P「お下がりのジーンズとパーカーでばっちりだったかな……ペンキ塗れの女の子って、なんかいいな」

107: 2014/03/17(月) 00:37:18.01
区切り
沙紀ちゃんが可愛いことに今気付いた
なんだこの可愛さは

118: 2014/03/19(水) 00:08:30.29

P「奏、話があるんだけど……」

奏「あら。Pさんからのお誘いなんて、珍しいわね。もしかして……」

P「まずはこれを受け取ってくれないか?」

奏「フフッ……やっとプロポーズの決め言葉が思い浮かんだのかしら」

P「期待させて悪いけど、ただのホワイトデーのお返しだよ」

奏「まったく、Pさんのせいで恋愛映画まで見て予習した私を褒めて欲しいわ」

P「それはすまなかった」

奏「でも、本番はやっぱりくすぐったいわね」

P「奏はくすぐったがりだな。もっと照れさせたくなる」

奏「ふふ。できるなら、ね……?」

奏「そう……できるなら……」ポワポワ

119: 2014/03/19(水) 00:30:22.81


「キス、接吻、口付け、ちゅー……どれが奏にぴったりだろう?」

「ふーん……どれでもいいって? じゃあ、全部を奏にしてあげてもいいってことか」

「キスもするし接吻もするし、口付けはもちろん、ちゅーだってしちゃうけど……いいんだよな?」

「だいじょうぶ、恋愛映画よりずっとロマンチックにしてあげよう。それが最高のお返しになるよな……?」


奏「……んっ」ポワワ

120: 2014/03/19(水) 00:35:58.60

奏「もう……意地悪なんだからっ」

P「そうかなあ」

奏「こういうときだけ攻めてきて……ずるいわ……」

P「いや、奏には負けると思うぞ?」

奏「そんなこと……それに私、Pさんみたいに遠回しじゃないもの」

P「回りくどくて悪かったな、ふーん」

奏「拗ねないの。そういうところがスキなんだから」

P「はいはい……」

奏「カワイイんだから♪」

P「わかったから、仕事しましょう、仕事」


P「……真顔でプレゼントは俺の唇ね、とか言ったらどんな顔するんだろう……いやいや、仕事仕事」

121: 2014/03/19(水) 00:39:16.38

P「みくにゃん集合!」

みく「はにゃあ!? Pチャン何事にゃ!」

P「今からみくに、ホワイトデーのお返しをします」

みく「ホント? やったのにゃ~!」

P「はいこれ。味わって食べるんだぞ」

みく「ありがと、Pチャン! ね? みくの喜ぶプレゼント用意してくれたよね?」

P「もちろんだ。みくのために頑張ったぞ」

みく「開けていい? 開けていい? 可愛いマカロンにゃ~♪」

P「にゃんこなみくのために猫の模様と、みくの模様のマカロンがあるからな」

みく「やったのにゃ~♪ さすがPチャンは気が利くのにゃ!」

みく「……にゃにゃにゃ?」ポワポワ

122: 2014/03/19(水) 00:44:03.64

「おっ、俺にもマカロンくれるのか? ありがとな、みく」

「でも遠慮しとくよ。だって、せっかくマカロンより美味しそうな女の子が、いま目の前に居るんだから」

「もちろんみくも、最後にいただくのは俺だよな。にゃんこは肉食系だもんな」

「みくにゃんのこと一杯ぺろぺろしてやるから、みくにゃんも思う存分、ぺろぺろしてくれていいからなー……?」


みく「ふみゃあああ……!」ポワワ

123: 2014/03/19(水) 00:54:57.42

みく「にゃにゃっ!? み、みくはそんなことで負けないのにゃ!?」

P「ほーれごろごろー」

みく「ふにゃあああん♪ のどごろごろはダメにゃああっ♪」

P「そーれたぽたぽー」

みく「ほみゃあああん♪ たぽたぽするのもダメにゃああっ♪」

P「みくは癒しだなー」

みく「にゃーん……Pチャンもっとにゃー♪」

P「しょうがないな、みくは。こっちおいで~」


P「……あれ、マカロンの材料にマタタビ入ってたっけ? エナドリしか入れてないのに……」

124: 2014/03/19(水) 00:57:14.10

P「フンフンフフーン……」

フレデリカ「フレデリカ~♪」

P「うーん。すっかりこの鼻歌が癖になっちゃったな」

フレデリカ「まあね~。いっつも耳元で歌い続けたもんね~☆」

P「フンフンフフーン……はい、ホワイトデーのお返し」

フレデリカ「フンフンフフーン♪ プロデューサーは何をくれるのかな~♪」

P「何にしようか迷ったけどな~。やっぱりフレデリカにはこれかな、と」

フレデリカ「おぉ……ギモーヴ! では……あむ☆ んまーい! まだ食べてないけどー♪」

P「おいおい、甘いかどうかは分からないぞ。フレデリカみたいに、納豆とか入れてるかもな」

フレデリカ「またまたー☆ プロデューサーはそーゆーことしないってわかってるし♪」

フレデリカ「きっとあまーい……」ポワポワ

125: 2014/03/19(水) 01:03:29.62


「フレデリカはいっつもお調子しすぎだぞ。プロデューサーには敬意を払わないと」

「アイドルとしての自覚のためにも、ここらへんでちょっと教育が必要かな」

「もう生意気言えないように、フレデリカをデレデレカにしてやらないと」

「あ、もしかして既になっちゃってたかな? だとしたら、あとは甘々するだけだけど……しるぶぷれしてごらん?」


フレデリカ「とれびあーん……☆」ポワワ

126: 2014/03/19(水) 01:07:19.73

フレデリカ「ほえー……それ逆に甘すぎだってばプロデューサー♪」

P「え、あれ、そんなに甘くしたっけ」

フレデリカ「もー、どんだけアタシをデレデレさせたいのー☆」

P「んー。フレデリカがでれでれしてるとこは見てみたいかもな」

フレデリカ「わ、プロデューサーがダイタン発言かも☆ これは皆に知らせなきゃ!」

P「え、ちょっ……」

フレデリカ「ねーねーみんなー☆ プロデューサーがアタシのこと、デレデレのフニャフニャにしたいってー♪」

P「フニャフニャにしたいとは言ってない!?」


P「……いや、でもデレデレしているところは見てみたいような、見たくないような」

127: 2014/03/19(水) 01:10:31.79
区切り

132: 2014/03/26(水) 20:02:25.42

P「美穂、起きてるかー?」

美穂「もー。いつも居眠りしてばっかじゃありませんから!」

P「そうかそうか。それならこれも渡せるな」

美穂「もしかして……ほ、ホワイトデーのお返しですか!?」

P「ああ。はい、どうぞ」

美穂「う、うれしいですっ! あ、あのっ、お返しをもらえるなんて……考えてなくてっ!」

P「美穂にプレゼントなんてしてもらったら、返すしかないだろ?」

美穂「あっ、Pさんにまたお返ししなきゃ!?」

P「じゃあ、またそのお返ししなきゃな」

美穂「あわっ、またまたお返しされちゃうんですか!?」

美穂「お返しのお返し……」ポワポワ

134: 2014/03/26(水) 20:08:20.67


「また美穂にプレゼント貰っちゃったよ、もう数えられないくらい貰っちゃったな」

「さて、貰ったらきちんとお返しするのが礼儀だよな。美穂にはいっぱい貰ったし」

「今度は何にしよっか? なでなでもぎゅっぎゅも、たくさんしてあげたしなあ……」

「そうだ……今度はプロデューサーくんより、もっといいものを贈ってあげよう」

「いつも美穂と一緒に居てくれて、いつでもだっこしたりだっこしてもらえたりするんだけど……」

「どうかな? 美穂は俺のこと大好きだし、俺も美穂のこと大好きだから、最高のプレゼントにならないかな……?」


美穂「あわわ……!」ポワワ

135: 2014/03/26(水) 20:16:34.68

美穂「うぅ、Pさんぎゅっぎゅです!」

P「うわっ、美穂?」

美穂「これ以上お返ししてもらったら、大変なことになっちゃいます!」

P「そうかな。遠慮しなくていいんだぞ?」

美穂「うー……Pさん! それ以上はメッ、ってしちゃいますから!」

P「へえ、じゃあしようかな」

美穂「もー! なんでPさんは意地悪なんですかあ!」

P「ごめんごめん、お詫びにお返し弾むよ」

美穂「だからダメなんですってばー!?」


P「やっぱり美穂は可愛いなあ……お返しのお返しのお返し、用意しないと」

136: 2014/03/26(水) 20:21:03.35

P「洋子、お疲れさん」

洋子「あ、プロデューサー! お疲れ様です!」

P「いつも頑張ってる洋子に、俺からチョコのプレゼントだ。食べ過ぎるなよ?」

洋子「ホワイトデーの美味しいお返しも食べ過ぎるとお肌の大敵♪ 」

P「そういうことだ」

洋子「でもプロデューサーの気持ちの分、美肌になるから、チャラよね」

P「そうとも限らないぞー?」

洋子「えへへ、気を付けまーす!」

洋子「……気を付けないと……」ポワポワ

137: 2014/03/26(水) 20:30:21.28


「洋子の肌はいつでも綺麗にしておかないとな。これもプロデューサーの務めだし」

「なにより、大切なアイドルの面倒をみておかないと、いつ怪我しちゃうかわからないしな」

「それとも……ちょっと冒険してみるか? いつもより激しい運動とかどうだ?」

「健康のためなら半身浴だけじゃなくて、全身どっぷり浸かっちゃっても、いいかもな……?」


洋子「あう……!」ポワワ

138: 2014/03/26(水) 20:32:40.75

洋子「ダメですよプロデューサー! それセクハラだからぁー!」

P「なんのこと!?」

洋子「プロデューサーに汚してもらっちゃったら、いつまで経っても綺麗になれないです!」

P「俺はいつも洋子が綺麗になれるよう、気を遣ってるぞ?」

洋子「つまり……いつでも汚せちゃうように、準備万端ってことですか!?」

P「汚しませんよ!?」

洋子「プロデューサーのバカー! もっと綺麗になって見せますからー!」

P「洋子ー! なんか勘違いしてないかー!?」


P「……行ってしまった。洋子は今のままでも十分綺麗だと思うんだが……」

140: 2014/03/26(水) 20:36:41.08

P「みちる、ちょっといいか?」

みちる「もっきゅもっきゅ……はい、なんですかプロデューサー?」

P「食べてるとこ悪いが……これが何かわかるか?」

みちる「……このほのかなレーズンの香り! クランペットですね!」

P「やっぱりわかるんだ……ああ、ホワイトデーのお返しだ」

みちる「プロデューサー! いただきます! あ、あふがふぉおごふぁいふぁふ!」

P「こらこら落ち着いて食べなさい。じっくり、ゆったりな」

みちる「もきゅもきゅ……ごくっ。もちろんでふ! もぐもぐ!」

みちる「……もきゅ?」ポワポワ


141: 2014/03/26(水) 20:45:36.84


「まったく、みちるはせっかちだな。もう少し落ち着いて食べないと、もったいないぞ?」

「せっかく美味しく甘くできてるのに、すぐにぺろりといくのは惜しいじゃないか」

「どうせだし、時間を掛けてゆっくりいただくのも、楽しく食べるコツだと思うんだ」

「……ここにチョコ味の可愛いみちるがいることだし、試しに美味しいところ、つまみ食いしちゃおっか……?」


みちる「んぐぐ……っ!?」ポワワ

142: 2014/03/26(水) 20:50:28.03

みちる「もがもがふぐぐー!」

P「すまん、何言ってるのかわからん」

みちる「もきゅもきゅ……ごっくん。プロデューサーはどれだけ食いしん坊なんですかー!」

P「確かに美味しいものを食べるのは好きだが、なぜか腑に落ちないよ?」

みちる「だいたい、あたしのパンいつもあげてるのに! もぐもぐ!」

P「それ殆どが食べかけだから、むしろお腹が空くというか……」

みちる「だから今度はみちるを食べちゃうぞー……ってことですか……? もきゅもきゅっ!」

P「言われてみれば、みちるはいつも甘いにおいがするよな……美味しそうかも」

みちる「んぐっ!? あ、あたしは美味しくないですよー! でもパンならいくらでも……ちょっと焼いてきますーーー!」

P「あっ、ちょっと……おやつにはまだ早いのに……」


P「まあ美味しいのは事実だしな……よし、今日のおやつはみちるのかな」

143: 2014/03/26(水) 20:59:11.81

P「仁奈ー? どこにいるんだー?」

仁奈「がおー! 呼んだでごぜーますか?」

P「おっとっと。こんなところに。気付かなかったな」

仁奈「ニナは今アルパカの気持ちになってるですから、用は手短にしやがれです」

P「そっか。じゃあ、このホワイトデーのお返しはいらないってことかな?」

仁奈「おおっ……それは……」

P「見てみるか? ほら」

仁奈「イチゴチョコだー♪ 仁奈の一番好きな味でごぜーます!」

P「だろうだろう。バレンタインのときにお願いされたからな」

仁奈「もう待ちきれねーです。食べるですよ! Pも食べやがりますか?」

P「いや、俺は別にあるからな。遠慮しとくよ」

仁奈「そーですか。ならいいです」

仁奈「……別にありやがる、ですか……?」ポワポワ

144: 2014/03/26(水) 21:02:53.03


「よしよし。仁奈の着ぐるみコレクションもだいぶ溜まってきたなあ」

「そろそろお気に入りの一着も出てきたんじゃないか? うん、何か着てみてくれよ」

「俺のお気に入り? はは、だいじょうぶ。俺は仁奈が着てる着ぐるみなら、どれも好きだからな」

「ひとつ着てみればわかる。着ぐるみニナがどれだけお気に入りなのかが、さ……」


仁奈「はずかしーでやがります……!」ポワワ

145: 2014/03/26(水) 21:12:07.46

仁奈「Pはニナたらしでごぜーます!」

P「それはまたひどい言われようだな……」

仁奈「仁奈なんか食べても、ちっとも美味しくねーでやがります!」

P「ははは。むしろ食べてくるのは仁奈のほうじゃないのか?」

仁奈「はっ! そうでやがりました! Pのくせに中々するどいですね……褒めてやるのでごぜーます!」

P「ありがとう仁奈。そのアルパカ可愛いな」

仁奈「お気に入りでやがります! 存分にモフモフしやがれでごぜーます!」

P「じゃあお言葉に甘えて……もふもふ」

仁奈「モフモフ……がおー♪」

P「かわいい」


P「ふう……思いっきりもふもふしてしまった。ていうかアルパカはがおーって鳴くんだっけ」

147: 2014/03/26(水) 21:25:58.45

P「茜、居るか?」

茜「はいっ!! なんでしょう!!?」

P「……これを受け取って欲しい」

茜「プロデューサー……!!」

P「……茜!! 受け取れーーー!!」

茜「ガッチリキャーッチ!!!! プロデューサーのパス、しっかり受けとりました!! 絶対に離しませんよっ!!」

P「ナイスキャッチだ!!」

茜「あ、箱がグシャグシャに!!!」

P「ん? いや平気だぞ。ちょっとやそっとじゃ、壊れないからな」

茜「うう……そうですか!? すみません!!」

茜「こ、壊れないのかな……!?」ポワポワ

149: 2014/03/26(水) 21:43:41.68


「茜……いいか、俺の想いは……俺のこの、溢れんばかりの想いは……この程度で壊れたりなんかしない」

「お前を大事に想う気持ちは……たとえ火山に飛び込もうと、太陽が降ってこようと、負けやしない」

「そうさ、茜……俺の、いや、俺たちの……二人のこれからの未来のために……」

「俺からのプレゼント……受け取ってくれーーー!!!!」


茜「プロデューサー……!!!!」ポワワ

151: 2014/03/26(水) 21:54:10.31

茜「プロデューサー!!!! その気持ち、しかと受け取りました!!!!」

P「お、おう」

茜「ぜったい応えます!!! 応えてみせます!!!」

P「な、ならプレゼントした甲斐があったよ。うん」

茜「はいっ!! なので、プロデューサーは期待して待っててください!!」

P「あ……ああ」

茜「ううう~~~!!! な、なんか恥ずかしくなってきちゃいました……ちょっと走ってきまーーーす!!!」

P「いってらっしゃーい……」


P「億歩計であそこまで喜んでもらえるとは……来週あたりカウンターストップしてそうだな」

152: 2014/03/26(水) 21:59:34.61
区切り
誰か智絵里と乃々とはるちんでパタポン攻略するSS書いてくださいおねがいします

157: 2014/03/31(月) 21:22:16.57

P「時子、ちょっとお話しよう」

時子「ハァ……貴方、もう少し分をわきまえた態度をとることが出来ないのかしら?」

P「いや一応アイドルとプロデューサー……まあ、それよりこれ、プレゼント」

時子「貢物を差し出すときは跪いて?」

P「……こちらがホワイトデーのお返しになります」

時子「フン。やれば出来るじゃない。貴方も犬よりはマシな頭をしているようね。アハハ!」

P「いや、犬も実は賢い奴だっていうぞ?」

時子「あら貴方、口答えする気?」

P「滅相も御座いません!」

時子「分かればいいの。分かれば……」

時子「そうよ……貴方が賢かったら……」ポワポワ

158: 2014/03/31(月) 21:32:00.94


「いい加減にしろよ時子……毎々、生意気な命令ばっかりしやがって」

「こうなったら、そろそろ俺の本気を見せてやろうかな? 傍若無人なご主人様を調教してあげる」

「ほら。いつもえらそうなこと言ってごめんなさい、ってしてごらん? 言えたらいいこいいこしてあげる」

「早く言わないとお仕置きだけど……あれ、もしかしてお仕置きが目当てだったのかな?」

「じゃあ、お仕置きもお預け。きちんと言うこと聞けるまで、ご褒美もお仕置きも全部無し!」

「さて。時子が悔しそうな顔するのと嬉しそうな顔するのと、どっちが早いかな……?」


時子「……あっ」ポワワ

159: 2014/03/31(月) 21:38:47.56

時子「こっ、この! Pのくせにッ!」

P「いてっ」

時子「身の程を知りなさいこのっ……!」

P「こら!! 時子!!」

時子「はひっ!?」

P「事務所で鞭なんか振り回したら危ないだろ。時子の肌に傷でも付いたらどうする」

時子「……」

P「時子?」

時子「……お、覚えてなさいよー!」

P「あ、待て時子、話はまだ……」


P「ぐう、逃げられた……新しい鞭なんか与えたら悪化してしまうかな……うーん」

160: 2014/03/31(月) 21:45:46.87

P「千秋千秋っと……居た居た」

千秋「……? 誰か居るの?」

P「千秋、ハッピーホワイトデー!」

千秋「きゃっ、Pさん……?」

P「これ、いつかのお返しだ。受け取ってくれ」

千秋「物陰から突然プレゼントなんて感心しないわ、Pさん」

P「はは、悪いな」

千秋「でも不思議ね。こうして驚かされるの、期待してたから……」

P「そうか? だったらよかった、千秋を喜ばせたかったからな」

千秋「もう。怒れないわね……」

千秋「……そうよ、いつだって……」ポワポワ

161: 2014/03/31(月) 21:54:46.87


「ふふ……千秋はお世話すればするほど可愛いから好きだよ。もっと世話を焼きたくなる」

「ちょっと冷たいのも、実は期待してる照れ隠しだって、ばれてるんだからな?」

「ばれてるんだから遠慮しなくていいんだ。もっと甘えてもいいし、なんなら……いちゃいちゃしてもいいぞ?」

「おっと、千秋にはまだ早かったかな。それとも、千秋も甘えんぼさんにしちゃおっかな……?」


千秋「……ずるい」ポワワ

163: 2014/03/31(月) 21:58:57.03

千秋「ずるい、だからPさんはずるいの!」

P「え?」

千秋「いつも私に、こんな気持ち……」

P「気持ち……?」

千秋「なのに肝心な時だけ、応えてくれなくて……」

P「千秋、それってどういう……」

千秋「焦らしてばかりで……あ、待って。だとすると、私は焦らされて喜ぶ女ってことに……」

P「千秋? 千秋ー?」

千秋「あ、ああ……私、いつの間にかPさんに染められて……いやーーー!」

P「待ってくれ千秋ー!?」


P「千秋……年頃の悩みかなぁ。せめてCDでも聴いて、あんまり思いつめてないといいんだが」

164: 2014/03/31(月) 22:02:48.37

P「ナターリア? ナターリアー」

ナターリア「ハーイ! ナターリアここにいるヨー!」

P「今日はホワイトデーだからな。お返しをしようと思う」

ナターリア「お返しに、ナニかくれるのがホワイトデーなんだナ」

P「そうそう。だから俺もナターリアにプレゼントだ」

ナターリア「ナターリア、わかったゾ♪ Pが教えてくれるコト、これからもいっぱいほしいナ!」

P「もちろん。俺でよかったら、いっぱい教えてあげるさ」

ナターリア「ウン! ヤクソクだヨー!」

ナターリア「エヘヘヘ……Pにいっぱい……」ポワポワ

165: 2014/03/31(月) 22:08:57.49


「ナターリアはまだまだ日本について勉強がいっぱい必要だな。これから俺が言うことを、よーく聞くんだぞ」

「まず、日本ではスキ合ってる男女はハグハグしまくるんだ。つまり俺とナターリアは、ハグハグしてもいいってことだ」

「それに、ナターリアはアイドルだから、世界で一番可愛くなる権利が与えられるんだ。つまり俺もすぐにノーサツできるってことだ」

「そして、世界で一番可愛いアイドルにハグハグされた俺は、ナターリアと末永く暮らすというわけだ。分かったか?」

「……分からない? なら実際にやってみるか。よし、まずはナターリアとハグするとこからやってみよう。ほら、ぎゅっぎゅ♪」


ナターリア「スゴイヨー……!」ポワワ

166: 2014/03/31(月) 22:10:55.81

ナターリア「決めたヨ! ナターリア、イチバンにナル!」

P「おお、でっかい目標だな」

ナターリア「それでそれで、Pとイッショにナル!」

P「ああ、一緒にトップ目指そうな」

ナターリア「アト、イッパイ子供達に囲まれタイ!」

P「子供受けいいもんな。俺も子供のお世話は好きだぞ」

ナターリア「じゃあ、イッパイー!」

P「うん、わかった。ナターリアの希望通りにしよう」

ナターリア「ヤッタァ! ナターリア、Pト子供ト、たくさん遊ぶのがユメだったんダー♪」

P「うーむ、ナターリアの夢はすごいのばっかりだ」


P「お返しはチョコバナナ詰めといたけど……今のナターリアだったら、ペ口リだったかな」

167: 2014/03/31(月) 22:16:18.02

P「ちひろさん。渡したいものがあるんですけど……」

ちひろ「えっ? 私にですか?」

P「はい。これ……ホワイトデーですので」

ちひろ「……あら、プロデューサーさん! わざわざお返しのプレゼントをありがとうございます!」

P「いえいえ。いつも支えてくれる、ほんのお礼です」

ちひろ「これからも二人三脚で、一緒に頑張りましょうね!」

P「ええ。こちらこそ」

ちひろ「せっかくだし……お返しのお返しあげちゃいます!」

P「わっ、いいんですか?」

ちひろ「喜んでもらえたら嬉しいです! ……あ、このお返しはいりませんよ! うふ♪」

ちひろ「……だってこれ以上されちゃったら、私……」ポワポワ


168: 2014/03/31(月) 22:20:27.51


「ちひろさんには、毎日お世話になってますから。これぐらいのことは当然ですよ?」

「むしろ、俺の方からたくさんしてあげたいんです。なんたって、大切なちひろさんですから」

「ほら、ぜんぶ任せてくれていいですよ。ちひろさんがしたいこと、されたいこと、俺がまとめて叶えちゃいますね」

「大事なちひろさんのために、一生かけて尽くしちゃいますね♪」


ちひろ「プロデューサーさん……!」ポワワ

170: 2014/03/31(月) 22:38:34.50

ちひろ「あ、あの!」

P「はい、なんでしょう?」

ちひろ「わ、私……!」

P「?」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさんのこと……!」

P「ちひろさん……?」

ちひろ「プロデューサーさんのことを……その……!」

P「…………」

ちひろ「……起こしたいって思ってました!」

P「えっ」

171: 2014/03/31(月) 22:42:02.35


───。


P「うおおおおおっ!?」

凛「わっ!」

アーニャ「ニャッ?」

ルキトレ「ひええっ!?」

P「はあ、はあ……あれ、俺は……?」

凛「い、いきなり飛び起きるからびっくりしたよ……なんか夢でも見たの?」

P「ああ……いや。なんでもないよ」

アーニャ「そうですか……なら、いいのですが」

P「驚かせて悪いな……ふう」

ルキトレ「大丈夫ですか? 汗かいてますけど……」

P「ありがとうございます、平気ですよ。それより、3人が一緒に居るなんて珍しい」

凛「ん。そりゃまあ……」





凛「プロデューサーに見せたい物があるから……にゃん」

アーニャ「ム……凛、抜け駆けはずるい、です。あーにゃんも……ですにゃ」

ルキトレ「ままま待ってください! まずは年長の私が見本を……にゃ、にゃー!」

P「…………まあいいか!」

172: 2014/03/31(月) 22:48:37.32
おしまい
ほかの子は別の機会に

173: 2014/03/31(月) 22:52:34.07
おつ

引用元: モバP「ホワイトデーだから、皆にお返ししちゃうぞ」