1: 2013/04/16(火) 10:26:34.73
ちひろ「事務所の中に、コンビニを設置しました」
P「……なんでわざわざ」
ちひろ「アイドルたちに社会経験をさせるためですよ」
P「良い考えですけど、誰が使うんですか?」
ちひろ「またまた、分かってるくせに!」
P「まあ確かに、便利っちゃ便利ですね」
ちひろ「開店セールでモバチキが100円ですからー!」
P「叫ばんでも」
2: 2013/04/16(火) 10:31:04.66
凛「いらっしゃいませ」
P「お、今日は凛がアルバイトか」
凛「おはよ。何買ってく?」
P「急かすなよ。ゆっくり見ていくから」
凛「それもそうだね。何かあったら声、かけて」
P「おう」
3: 2013/04/16(火) 10:33:53.37
P「意外と、品揃え良いなここ」
P「……とはいえ」
P「アダルト本が置いてあるのはどうなんだ……」
P「うちのアイドルだって使うだろうに、小学生だって居るんだぞ」
P「……」
P「まあ買っていくか」
4: 2013/04/16(火) 10:46:09.67
P「どれにするかな……」
『調教プロデュース ~らめぇ! そんなにされたらはぴはぴしちゃうぅ!~』
『コミックSM 特集・縛るより縛られたい、身と心』
『日刊シンデレラ アンタが私の御主人様(プロデューサー)?』
P「……」
P「よし、調教プロデュースにするか」
5: 2013/04/16(火) 10:50:34.95
凛「決まった?」
P「ああ。これを頼む」
凛「うん。えっと……」
P「……」
凛「……」
P「どうした?」
凛「べ、べつに……」
P「そうか」
6: 2013/04/16(火) 11:03:45.19
凛「あー……ご、500円になります……」
P「商品名を読み上げてくれ」
凛「はぁ!?」
P「いや、欲しいやつと違ってたらいけないからさ」
凛「そ、そんなの自分で確認してよ!」
P「おいおい、店員がそんな態度で良いのか?」
凛「くっ……!」
P「ほら、読み上げて」
7: 2013/04/16(火) 11:10:28.50
凛「ちょ、調教プロデュース……」
P「サブタイトルも」
凛「……ら、らめー……そんなにされたらー……」
P「気持ちがこもってないぞ!」
凛「ら、らめぇー……!」
P「もっと情熱的に!」
凛「ら……らめぇー! そんなにされたらは……はぴはぴしちゃうぅ!」
P(録音してて良かった)
8: 2013/04/16(火) 11:13:59.66
凛「いつか覚えててよ……!」
P「良くできました。じゃ、中身も確認してくれ」
凛「ど、どうして?」
P「落丁とかあったら困るし」
凛「……う」
P「はやく確認して」
凛「分かった……」
12: 2013/04/16(火) 11:19:30.06
凛(な、生々し……)
凛(っていうか、ヒロインが私にやたら似てるような。名前もりんだし……)
凛(そもそも主人公がどうみてもプロデューサーだし……)
凛(うわ、うわ……そこまでするんだ……ううん、されちゃうんだ……)
凛(私がプロデューサーに……)
凛(……)ポワポワ
14: 2013/04/16(火) 11:28:27.41
『さあ、りん。きっちり舐めてお掃除するんだぞ』
『これがさっきまで、お前を気持ち良くしてくれてたんだから』
『ちゃんと綺麗になるまで、続きはお預け』
『あー、物欲しそうな顔しても駄目だ。しっかり調教してやらないと』
凛「……」ポワワ
17: 2013/04/16(火) 11:35:47.21
P「おーい、凛?」
凛「……」ポワワワワ
P「お金。置いとくぞ」
凛「……」ポワワワワワワ
P「……」
凛「えへへへへへへ」ジュルリ
P「大丈夫か」
18: 2013/04/16(火) 11:42:18.50
区切り
24: 2013/04/18(木) 14:53:58.86
───次の日
P「さて。今日もモバショップ行くか」
加蓮「いらっしゃい」
P「今日は加蓮だな」
加蓮「時給良いんだよ、ここ」
P「事務員の陰謀を感じる……」
加蓮「?」
P「いやなんでもない」
26: 2013/04/18(木) 14:59:40.16
加蓮「今ならモバチキ100円だけど、どう?」
P「一つもらうよ」
加蓮「うん、すぐ調理するね」
P「愛情たっぷりで頼む」
加蓮「も、もう。冗談ばっかり言わないでよっ」
P「はは。それじゃさっそく……」
27: 2013/04/18(木) 15:06:14.86
P「どれにするかな……」
『調教プロデュース ~らめぇ! そんなお注射されたらこわれちゃうのぉ!~』
『コミックSM 特集・過敏、尿瓶、ここは病院』
『日刊シンデレラ アンタがアタシを専用メイド(アイドル)にしてくれるの?』
P「調教プロデュースでいいか」
28: 2013/04/18(木) 15:09:38.28
加蓮「あ、買うもの決まった?」
P「ああ。モバチキとこれな」
加蓮「ん……ん!?」
P「どうかした?」
加蓮「い、いや。なんでもないよ、あはは……」
P「そうかそうか」
加蓮「ええと……600円ね」
30: 2013/04/18(木) 15:17:50.06
P「……」
加蓮「……払わないの?」
P「商品名、読み上げてくれる?」
加蓮「えっ!?」
P「間違ってたらいけないから」
加蓮「な、なるほどそういう魂胆……」
P「さあさあ!」
加蓮「わかった、わかったから……」
31: 2013/04/18(木) 15:25:55.79
加蓮「……」
P「……」
加蓮「……ち、ちょうきょう」
P「声が小さい!」
加蓮「聞こえるなら良いじゃん!」
P「聞き間違えるかもしれないだろ!?」
加蓮「それは、そうかもしれないけど……」
P「よし、早く大きな声で読み上げてくれ」
加蓮「はぁ……」
32: 2013/04/18(木) 15:33:16.63
加蓮「んと……らめぇ、そんな……」
P「感情込めて!」
加蓮「ら……らめぇ! そんなお注射されたら……」
P「もう一歩!」
加蓮「らめぇ! そんなお注射されたらこわれちゃうのぉ!」
P(耳が幸せ)
33: 2013/04/18(木) 15:41:45.54
P「では中身も確認してくれ」
加蓮「これ以上何をさせるの……」
P「印刷に不備がないかどうかだ」
加蓮「はいはい……」
P「このページとかよくない?」
加蓮「わ、私に言われても」
P「すごく良いシーンだと思う」
加蓮「……」ポワポワ
36: 2013/04/18(木) 15:51:53.64
『ふう……今日の注射はこれで終わりだ。ご苦労様』
『たくさん、おくすり注いじゃったな。かれんがおねだりばっかするから……』
『……あらら。お薬がまだ足りなかったのか?』
『しょうがない。一晩中みっちり看病してやるからな』
加蓮「……」ポワワ
37: 2013/04/18(木) 16:05:47.18
P「じゃあこれ、600円ね」
加蓮「……」ポワワワワ
P「加蓮?」
加蓮「……」ポワワワワワワ
P「何か知らんけど、俺もう行くぞ?」
加蓮「うん……わたしもいきたいー……」ジュルリ
P「……モバチキうまいな」
39: 2013/04/18(木) 16:16:23.18
区切り
画像ありがとう
画像ありがとう
48: 2013/04/18(木) 22:20:54.32
奈緒「暇……」
P「こんちゃー」
奈緒「あ、Pさん」
P「奈緒か。どうだ、調子は」
奈緒「まあまあかな。好きなもの買っていきなよ」
P「おう」
奈緒「へへ……ふんふふーん」
P(なんかご機嫌だな)
49: 2013/04/18(木) 22:28:35.28
P「どれにするかな……」
『調教プロデュース ~らめぇ! それ以上されたら素直になっちゃうぅ!~』
『コミックSM 特集・誰でも正直にできる、楽しいお仕置きの仕方』
『日刊シンデレラ は、はァ!? な、なんであたしが専用メイド(アイドル)なんて…っ!』
P「調教プロデュースにしよう」
53: 2013/04/18(木) 22:35:02.36
奈緒「……」ソワソワ
P「何そわそわしてんの?」
奈緒「そっ!? そわそわなんてしてねーよっ!」
P「してたと思うんだけど」
奈緒「そ、そわなことないし!」
P「そわなことってなんだよ」
奈緒「い、いいから商品よこせ!」
P「はいどうぞ」
54: 2013/04/18(木) 22:39:28.48
奈緒「……って」
P「……」
奈緒「な、ななな、おま、これっ……!」
P「何?」
奈緒「何? じゃねーよ! ふざけないでくれよPさん!」
P「ふざけてないぞ」
奈緒「これ、これ大人の、あれじゃねーか!」
P「うん」
奈緒「うんじゃない!」
56: 2013/04/18(木) 22:45:51.90
P「ほら、お会計」
奈緒「うぐぐっ……聞く耳持たない……!」
P「あ。間違えてたら嫌だし、ちゃんと商品名、読み上げるんだぞ」
奈緒「んな!?」
P「大きな声で、はっきりと、感情込めてな」
奈緒「っ!?」
P「はい、キュー」
57: 2013/04/18(木) 22:51:03.76
奈緒「う、ぐっ……」
P「……」
奈緒「……っ」
P「……」
奈緒「……う~!」
P「頼む」
奈緒「…………ん」
58: 2013/04/18(木) 23:00:23.36
奈緒「ら……」
P「ら?」
奈緒「らめぇ……!」
P「……」
奈緒「それ、それ以上されたら……」
P「されたら?」
奈緒「す、すすす、素直になっちゃうぅ……!」
P(生きてて良かった)
59: 2013/04/18(木) 23:04:26.97
奈緒「はぁ、はぁ……!」
P「良かったぞ奈緒」
奈緒「も、もうからかうのは、やめだやめ!」
P「わかった。じゃ、中身確認して終わりにしよう」
奈緒「……読めって言ってるのか?」
P「うん」
奈緒「……」
60: 2013/04/18(木) 23:12:24.35
奈緒「じ、自分で読めっ」
P「へいへい」
奈緒「……」
P「今チラ見したよな」
奈緒「し、してねーよ!」
P「興味あんの? 確認する?」
奈緒「ない! しない!」
62: 2013/04/18(木) 23:19:35.46
P「……」
奈緒「……」
P「あー手が滑って奈緒の目の前にー」
奈緒「うひゃあ!?」
P「よし。ついでだし、奈緒が確認してくれ」
奈緒「んなっ……!」
奈緒(うわあ……なおがPさんに、あんなコトやこんなコトされて……)
奈緒「……」ポワポワ
64: 2013/04/18(木) 23:24:38.17
『いつもいつもツンケンしやがって。いい加減に俺の事、大好きだって認めたらどうだ』
『ほらほらこれでも素直になれないか? 大好き、っていうだけでいいんだぞ?』
『……だいしゅき、と言えとは言ってないな、やり直しだ』
『言えるまでお仕置きしないと。なおが素直になるまで……な?』
奈緒「……」ポワポワ
65: 2013/04/18(木) 23:29:13.83
P「あのー」
奈緒「……」ポワワワワ
P「奈緒さーん?」
奈緒「……」ポワワワワワワ
P「俺の事わかるか?」
奈緒「だいしゅきー……」ジュルリ
P「……よし、帰るか」
67: 2013/04/18(木) 23:35:56.41
───次の日
ちひろ「今日はアイドルたちの働きぶりを拝見しましょうか」
ちひろ「みなさーん、ちゃんと働いてますかー?」
凛「はぴはぴ……」ポワワワワワワ
加蓮「お注射……」ポワワワワワワ
奈緒「お仕置き……」ポワワワワワワ
ちひろ「…………」
68: 2013/04/18(木) 23:43:32.31
P「今日は3人で働いてるのか」
凛「あ……プロデューサー」
加蓮「もしかして今日も……」
奈緒「……買うのか?」
P「まあ、お気に入りがあったら」
凛「ふーん……」
加蓮「へえ……」
奈緒「ほー……」
69: 2013/04/18(木) 23:50:49.05
P「どれにするかな……」
凛「じゃ、じゃあさ。この本とかどう? 生意気アイドルを生イキで懲らしめるんだって」
P「ほう」
加蓮「ストップ。こっちの、病弱系アイドルを押し倒して看病するやつも良いと思うよ?」
P「なるほど」
奈緒「いやいや、この強情アイドルを素直になるまで抱き続ける話がオススメだ!」
P「迷うな……それら全部と『取り合いプリプリ娘ズ』も買うか」
凛・加蓮・奈緒「よしっ!」
ちひろ「……まあ売れるなら良しとしましょう!」
71: 2013/04/19(金) 00:06:28.47
おしまい
美優さんとか腋林さんとか書く作業に戻ります
美優さんとか腋林さんとか書く作業に戻ります
引用元: モバP「事務所にコンビニができた」
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