1: 2015/11/07(土) 12:01:42.17
110: 2015/11/08(日) 10:00:38.74
番外編とかって需要ありますかね
オマケとか補足説明話とか
いくつかの話書こうかなと…

134: 2015/11/08(日) 13:33:36.98
番外編 1話  S君と結衣のお話


結衣「S君さ、ほら今度ハロウィンがあるでしょ」

S君「うん、そういえばあるね」

結衣「なんだか楽しそうだよねっ、みんなで普段着ない衣装とか着てさ」

S君「そうだね…」

結衣「…なに?どうしたの?」


S君「いや、なんでも」

結衣「そう?」

S君「結衣ってさ、可愛いよね」

結衣「えっ?な、なに急に…そ、そんなことないよ…」

S君「謙遜なんてしなくていいって、今まで出会った子の中でも一番かわいいかも」


結衣「ほ、ほんと…ありがと…」

S君(胸もかなり大きいし、感度だっていいし…)

S君(処O奪った時は興奮したな~)

135: 2015/11/08(日) 13:42:01.26
S君「今度さ、衣装買いにいくんだろ?」

結衣「うん…そのつもりだけど」

S君「比企谷も誘ったら?」

結衣「えっ?ヒッキーを…?」


S君「うん、あと雪ノ下さんと奉仕部のメンバーで行くとかさ」

結衣「あ、それいいかも。最近揃わなくなってきてるし」

S君「どういう衣装選んでくれるか楽しみにしてるよ」

結衣「え?う、うん…楽しみにしててね」

S君「じゃあ、ギリギリまで見せないでね」

結衣「うん、わかった」

S君「エOチなやつがいいかな、なんて」

結衣「え、ええ~~~っ」


S君(まだ結衣は、比企谷に未練あるっぽいかな…?)

S君(でも、ハロウィンの衣装を比企谷と買いに行くか…)

S君(これは…なんかいいね)

140: 2015/11/08(日) 18:19:25.67
バー

S君「へえ…ミニスカポリスか…」

結衣「ど、どうかな…?」


S君「いいね、凄く可愛い。さすが結衣だね」

結衣「浦東に?あ、ありがと…」


S君「比企谷と一緒に行って買った…」

結衣「どしたの?」

S君「なんでもないよ、それじゃ結衣さ…」

結衣「何?」

S君「今日は、それ着替えなくていいよ。ずっとその格好でお願いね」

結衣「そ、それって…」

141: 2015/11/08(日) 18:23:47.94
ハロウィン

S君「…」ジー

戸部「うわ、すげぇ衣装じゃん…!」

海老名「結衣…がんばってるねっ」

結衣「あははは…ま、まあね~」


三浦「工Oい」

結衣「優美子だって…赤ずきんちゃんだっけ…?」

三浦「いや、あーしのは可愛い系だし、結衣のは…」

結衣「な、なに…?」

三浦「目的がよくわかる衣装っていうか…」

結衣「も、目的って…」

142: 2015/11/08(日) 18:29:15.56

S君「やっぱり目をひくみたいだね、さすが僕の結衣」

S君「でも男たちの視線ひきつけ過ぎかな?」


S君(この優越感と嫉妬感がなんとも言えないな)


葉山「S君」

S君「やあ、なんだい?」

葉山「結衣にずいぶんと大胆な衣装を着せてるんだな」

S君「まあ、後でバーで盛り上がる為にね」

葉山「やれやれ、この場所でするのか…?」

S君「君だって雪ノ下さんにメイドの衣装なんて」

葉山「いや、肌の露出してないだろ?俺にそんな趣味はないさ」

S君「そうか、まあどうでもいいことだけど」

143: 2015/11/08(日) 18:34:21.08
S君「今日は比企谷だっけ、彼が来るんだろ」

葉山「親睦会の時も呼んだはずだけど…あんまり面識はないか」


S君(彼に見せつけてやりたいね、僕と彼の差を)

S君「彼ならできないけど、僕なら結衣をここまでできるってことを」

葉山「…?」


S君「まあ、買い物の時に既に実感はしてるとおもうけどね」


葉山「どういうことだい?なにを考えてる?」

S君「なんでも…比企谷が怖いんだよ、やっぱり不安じゃないか」

葉山「結衣が未練が残ってるから?」

S君「そう」

葉山「本当にそんなことなのか?」

S君「まあね」

144: 2015/11/08(日) 18:38:48.73
カラン

いろは「トリックオアトリート」

八幡「……!」



S君(比企谷か…来たな)

結衣「S君?どうしたの?」

S君「いや、なんでも…ところで、卒業旅行とか楽しそうじゃないかい?」

結衣「卒業旅行か~。まだ早いけど、受験終わったら行ってみたいかな~」


葉山「みんなで行くのもいいかな」

雪乃「大学に行ってからでも問題ないものね」

結衣「大学に行ったら、暇な時間増えるもんねっ!」

147: 2015/11/08(日) 18:46:31.02
八幡「由比ヶ浜…」

結衣「え?あ、ヒッキーっ!やっと来たんだ…」


S君「…」

S君(全く…空気くらい呼んでほしいもんだよ、彼のことはよく知らないが)


結衣「ごめんね、S君!すぐ済むからっ!」

S君「あ、うん」

S君(結衣と雪ノ下さんつれて向こうに行ったか…人の彼女を…)

S君(結衣もだよ…比企谷を優先するなんて…)


葉山「ちょっと心配かい?」

S君「さあ、どうだろうか」

葉山「比企谷は結衣の衣装に見惚れてるね」


S君「…確かに、視線が釘付けになってるな」

S君(はは、比企谷は何を思ってるのかな?)

S君(そんな風に見惚れてても、君の願望は敵わないんだけどね、結衣は僕にやられるんだから)

S君(せいぜい、今の内に眼に焼き付けておくといい)

202: 2015/11/09(月) 16:47:34.86
S君「縁切り…か、それは大変だったね」

結衣「…うん」

S君(僕としては安心なんだけど…なんていうか)

S君(もっと結衣と絆を持っててくれてた方が色々楽しかったかな?)

S君(いや、それは逆にあぶないかな)

結衣「ヒッキー…辛そうにしてたし…しょうがないのかな」

S君「そうだね」

結衣「あ、なんか雰囲気悪くしたかな?」

S君「いや、大丈夫だよ、それより…」

結衣「え、なに?」

S君「それ、着替えなくていいからね」

結衣「え……は、はい」

203: 2015/11/09(月) 16:57:37.71


葉山「結衣が…」

雪乃「どうかしたの、葉山くん?」

葉山「彼女だけ衣装のままだね」

雪乃「あら、ほんとね」


葉山「S君…やれやれ、本気かな。結衣も大変だ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


結衣「あ、あの…S君…みんな帰ったけど…」

S君「そうかい?じゃあ、僕らのハロウィンパーティを始めようか」

結衣「え~なにそれ…」

S君「そこの机に寝転がるんだ」

結衣「え、えと…うんと…その」

S君「親睦会のよるも盛り上がっただろ?」

結衣「そうだけど…こんな格好で…は、恥ずかしいよ…」

S君「ほら、早くしてよ。色々我慢できないんだ」

S君(前の彼女にもこういうことさせてたけど、結衣の方がさらに可愛いしね、スタイルもいい)

S君(ミニスカポリスか…今すぐ襲いたくなるけど…焦っちゃ駄目だな、じっくり行かないとね)


結衣「はい…」


204: 2015/11/09(月) 17:02:01.05
S君「結衣は婦警の格好だけど、逮捕するのは僕だね」

結衣「うう…S君…」

S君(こういうはにかむ表情がたまらないな…さすが結衣)


S君「ところで…」

結衣「え?」

S君「やっぱり、比企谷に未練があるのか?」

結衣「なに、急に…どうしたの?ヒッキーの名前出して…」

S君「ほら嬉しそうな顔をした、縁切りされたって言うのに」

結衣「嬉しそうだなんて、そんなこと…」

S君「そういえば、君は時々、比企谷の話題をだしてたよね?嬉しそうに」

結衣「え…そ、それは…そうかもしれないけれど…」

205: 2015/11/09(月) 17:10:29.64
S君「彼のこと考えてただろ?」

結衣「それは…同じ部活だった人に縁切りされたから…」


S君「縁切りされたのにずっと彼のことを考えてるのかい?今も…」

結衣「そんなことないよ…あたしはS君のことを…」

S君「もういいや、比企谷のこと考えててもいいよ」

結衣「S君…?」

S君「後は君の身体に聞くし」

結衣「ええっ?」

S君「じゃあ結衣。脚を広げてこっちに見せるんだ」

結衣「え…脚って…そんなことしたら…見えちゃうよ…」

S君「下着くらいでなに言ってるのかな?どうせ全部見せるんだし」

結衣「うう~~っ!」

S君(あ、大胆に開いた…白か、いいね)

S君「いい子だ、結衣」

215: 2015/11/09(月) 17:40:44.75
翌日

S君「う…あさ…かな…」

S君「ホントに朝までしちゃったか…コスチュームプレイ…」


S君「しかも、結衣みたいな美人に、あはは」

結衣「…すや」

S君「さすがに悪かったかな…さて、今何時…ん?」

S君「やばい…遅刻するっ!結衣っ!」


結衣「んん…S君?おはよ…」

S君「いや、そんなことはいいけど、早く支度しないと遅刻するぞっ!」

結衣「え…ええ~~!まずいよっ!早く用意しなきゃ…!」


結衣「もう…まだ、この格好なんだった…!」


221: 2015/11/09(月) 17:54:30.04
S君「あれから、結衣たちは奉仕部か…」


葉山「そうだな、彼女らも少し反省してるのかな?」

葉山「比企谷の存在を今更ながら気づいてるのかもしれない」


S君「でも、意味ないよ」

葉山「どういうことだい?」


S君「結局、人間は目の前のことしか考えない」

S君「今僕らがすべきこと、人間関係を保ちつつ勉学に励むことだ」

葉山「それが目の前のことかい?」

S君「君だって以前はサッカーが目の前のことだっただろ」

葉山「そうだね」

223: 2015/11/09(月) 18:06:16.83
S君「人間は目の前のやることさえやれば、多少のハメは外せる」

葉山「…」

S君(そう…だから、僕は勉学を怠ることはしない、雪ノ下さん、葉山にはまだ及んでないみたいだけど)

S君(結衣の成績も随分と向上したしね)

S君(アホな連中はそういう日々の努力をせずに、教師や親に反感を買うやり方でハメを外すから、バカを見る)

S君(勉学なんて一番確実な見せ方なのに…さらに将来にも役に立つし一石二鳥だ)

S君(時は金なり…なかなか良い言葉だ)

S君(人生、やることが多いように見えるけどスケジュールにすると意外と単純だ)

S君(朝ご飯を食べつつ、経済新聞を読んで髪型を整える)

S君(スマホのニュースで最近の話題をチェックして、話題性を増やす)

S君(学校への行きかえりで、単語や時事の本を読んだりする)

S君(授業はある程度、予習しているから余裕があるなら違う科目をやる)


227: 2015/11/09(月) 18:21:16.05
S君(こういう風に考えれば、案外単純化できて効率よくハメ外す時間を作れる)

S君(やることやっておいた方が、自信持ってハメ外せるしね)


葉山「君は…臆病なところもあるけど…」

S君「えっ?」

葉山「こういう方面は強気なんだな」

S君「そうかな?」

S君(前の彼女の騒動で…婦女暴行未遂のレッテル貼られたしね)

S君(ちょっとハメ外しすぎて…彼女に嫌がられて…)

S君(危うく、警察沙汰になるところだった)

S君(なんとか話し合いで解決?はしたが…親父の仕事で噂になって)

S君(事実上、地方の千葉に左遷されたってわけで…)

S君(こっちに転校できたのはよかった、警察の厄介になってなかったからだろうけど…)

S君(噂レベルで向こうでは出てて、居心地悪かったしね)

236: 2015/11/09(月) 18:44:36.44
そして トイレ

結衣「た、たすけてっ!」

S君「えっ?」

S君(結衣はなに言ってるんだ…!?え、助けて…?…これじゃまるで…)

S君「え…あ…」

ドカッ

S君「…ぐはっ…」ドサ

S君(この先生…強すぎ…しまった、身体もう少し鍛えとくべきだった…)

静「このが女の敵がっ」

S君「…?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

他先生「つまり、君は合意の下だったと?」

S君「…はい…」ブルブル

他先生「しかし、君のその脅え方は…」

S君(強姦…違うんだ…結衣のあれは…それに昔のも違う…)

S君(考えろ…どうすればいいんだ…?親に迷惑はかけられない…でも…わからない…)

S君(僕は…こういう状況下では…もしかして無力か…?)ブルブル


S君「…違う…」

他先生「…?やはり、前の学校などからも詳しく調査が必要ですかね」

S君「!!」

239: 2015/11/09(月) 18:54:47.60
S君(時が流れた……)

S君「まさか、結衣から被害届出されるなんてね…」

S君「なんだろうな…この虚しさは…」


S君「堅実に生きてきたつもりなのに…僕は…ハメ外し過ぎたのかな…」

S君「頭もよかった、顔だって悪くない…」

S君「でも…結衣のことは本当に好きだったわけじゃなさそうだな…」

S君「彼女もあの後は大変だろう、色々と…いい気味だけど…」

S君「実質は無罪…対して僕は…少年院送致が決定した…」

S君「前科にはならないのかな…?でも、なんかもういいや…疲れた」


242: 2015/11/09(月) 19:01:47.35
S君「前の事件は立証されないとか、合意に近いこととかあったけど…最終は少年院…」

S君「刑事事件にならなかっただけ、マシといえるかもね…本当に疲れた…」

S君「親には実質勘当されて…、出てきてもしばらく戻ってくるなとか…え?それ無理でしょ?」

S君「とにかく、大学へ行って順風満帆の人生を歩むというのは難しくなった…」


S君「10年後くらいにはコンビニエンスストアでバイトとして働いてるかもな…」

S君「いや、僕のスペックなら、まだまだ一流企業への道もあるかな?パソコンの技術を高めれば…」

S君「そう考えると、まだ行けそうな気もする…でもしばらくは少年院生活…」

S君「細かいことは出所してから考えることにします…」

S君「もう卒業の季節…結衣、君の現状はどうなってるのかな?」


おしまい

256: 2015/11/09(月) 19:30:13.88
次回は 結衣やゆきのんの近況になります

284: 2015/11/10(火) 11:00:18.26
2話 結衣と雪乃の近況とかのお話

陽乃「雪乃ちゃ~ん、わたし先に出かけるからね~」


雪乃「…好きにして」

陽乃「内緒で彼氏とか連れ込んじゃダメだぞ~」

雪乃「…そんなことできるわけないでしょ…」


陽乃「それじゃ、行ってきます」

ガチャ

雪乃「慣れて来てる、私が怖いわ…ふう」


雪乃(大学に入ってすぐの同居は辛いだったけれど…)

雪乃「人間慣れてくるものなのね…それが嫌だわ…」

285: 2015/11/10(火) 11:14:12.46
雪乃「最初は本当に辛かった、姉さんのプレッシャーが」

雪乃「姉さんと同じ部屋で過ごし、同じ大学に通う…」

雪乃「慣れてはきても、表情がなくなってきたわね…色々すり減らしてる証拠」

雪乃「本当にひどい顔…」


雪乃「比企谷くん…いま、どうしてるのかしら?」


雪乃「そういえば葉山くんは…確か、東京へ行ったらしいわね…」

雪乃「高校中退だから、大検をとって大学へ行くつもりなんでしょうけど…」

雪乃「家族とは絶縁状態…雪ノ下家はもうないもの扱いをしてるわね…」

雪乃「まあ、彼のことだから、一人でもやっていけそうだけれど…」

雪乃(大学の資金はどうするのかしら?バイト?奨学金…?)


304: 2015/11/10(火) 22:43:47.82
雪乃「監視中と言ったところね…」

雪乃「くすぶっていても仕方ないわ、出掛けましょう」

~~~~~~~~

結衣「M先輩、どこかな?」

M「結衣ちゃん、こっちやこっち」

結衣「あ、ここにいたんですか、探しましたよ」

M「いや、悪い悪い。阿呆どもに引っ掛かってもうてな」

結衣「え~またですか?」

M「あいつら騒ぐことで必氏やからなー、まあわかるんやけど」

結衣「この前、大変でしたよー」

M「路上で意識失ったな、二人して」

結衣「風邪引きかけました」

305: 2015/11/10(火) 22:53:04.58
M「なんにしても、節度持たんとあかんな」

結衣「そうですね」

結衣(この生活にもすっかりなれちゃったかな)

結衣(M先輩と付き合って、結構たつかな?半年くらいかな)

結衣(A子の知り合いで、関西の出身らしく言葉が完全にそうだし)


結衣(なんに対しても明るいから、直ぐに意気投合した)

結衣(S君と比較すると…どうなんだろう?常識的?)

307: 2015/11/10(火) 23:02:00.83
M「んじゃ、行こか」

結衣「はい」

結衣(常識的だけど、バカ騒ぎはするタイプなのかな…)

結衣(高校卒業前に補導されかけたり…あはは)

結衣(なんだか色々放り回されてるよ)

結衣「えっと、今日って泊まって行ってもいいんですか?」

M「ん~まあ、ええけど…」

結衣「…」

結衣(エOチを数ある遊びの1つと捉えてるみたいで…)

結衣(そっち方面は普通…うーん。S君とはここが対極)

結衣(この前は「ラーメン食ってからエOチしよか」って言われたし)

結衣(ラーメン食べることと同等?食後の運動?)

315: 2015/11/10(火) 23:59:32.50
M「でも、今日あの阿呆どもも来るから…」

結衣「え~~~?」

M「いやいや、別に結衣ちゃんに手は出さんけど」

M「そんなんしたら犯罪やん、人生終わってまう」

結衣「じゃあ…あ、そういうことですか…」

M「うん、まあはできへんなってこと」

結衣「先輩って、あんまり好きじゃないんですか?そういうの」

M「いや、嫌いじゃないけど…えらい盛っとるな」

結衣「え…そんなことは…」

M「前の彼氏は変態やったなー?」

結衣「……」

318: 2015/11/11(水) 00:09:33.29
結衣(よくも悪くもフラットな人…かな…)

結衣(嫉妬深くもないし…)

結衣(なんだろ…A子やその彼氏、M先輩の友人と楽しくやってる)


結衣(大学生らしい生活って言えるのかな…?)

結衣(多少飲み過ぎたりはあるけど…)

結衣(あんなことがあって、いじめにもあったけど…)

結衣(今、あたしは地面に立って大学生活を送ってる…)

結衣(泊まり込みが多いから、お母さんとの仲は悪くなったけど…)

結衣(ヒッキーは今どうしてるのかな?)

322: 2015/11/11(水) 00:18:59.81
結衣(あたしはヒッキーのことが好きなのかな…やっぱり)

結衣(M先輩とは…仲はいいけど…ちょっと違うような…)

結衣(向こうも大学生活の彼女の一人として見てるだろうし)


結衣(また、3人で会える日が来ると願ってたけど…)

結衣(最近は会いたい気持ちが強くなってきた…)

結衣(まだ、あれから1年たってないけど…)

結衣(ヒッキーは認めてくれないかな?これでも半年色々学んだし)


結衣(ヒッキーは優美子とまだ付き合ってるのかな…)

329: 2015/11/11(水) 00:31:31.49
結衣(今度、優美子に聞いてみよっかな)

M「結衣ちゃん、行くでー」

結衣「はい、今行きますっ」

~~~~~~~~~~~~~~~

アパート

「結衣ちゃん、久し振りー」

「おおーー超可愛いなっ」

結衣「こんにちはっ」

結衣(さすがに、やっはろーはできないよ…)

M「おい…結衣ちゃん見にきたんじゃないんやろ?」

結衣(今日も仲のいい友人で集まってる)

結衣(あとはA子とその彼氏くらいかな)

364: 2015/11/12(木) 08:10:06.54
結衣(今の状態と昔の状態どっちが大切なんだろう?)

結衣(S君と出会って、随分とあたしの人生曲がった気がするけど…)

結衣(でもこの状態を間違いとするのは、M先輩にも失礼かな)

結衣(大人になるってそういうことかな)


結衣(でも、ヒッキーにはまた会いたいな…恋人とかじゃなくても、友達同士で付き合っていければ…)

結衣(自分勝手過ぎるかなあたし…ヒッキー傷つけておいて…)

結衣(とにかく、一度会ってからだよねっ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

雪乃「…」パクパク

陽乃「ねえ、雪乃ちゃん」

雪乃「なに?」

陽乃「なにか話したら?」

雪乃「夕食中よ、姉さん」

陽乃「たいくつ~~っ」

陽乃「ていうか、監視役にされた、わたしの身にもなってほしいな」

365: 2015/11/12(木) 08:16:22.65
雪乃「姉さんは楽しんでるだけでしょう?」

陽乃「最初氏にそうな顔になってたから、楽しめてたけど…」

陽乃「最近ではそうでもなくなったよね」


雪乃「…そうでもないわ」

陽乃「さすが、雪乃ちゃんといったところかな?」

雪乃「そうでもないと言っているでしょう…」

陽乃「比企谷くんにもそうやって報告しちゃってるしね~」


雪乃「…会っているの?」

陽乃「うん、まあね~知りたい?」

雪乃「…」

陽乃「ダメだぞ、雪乃ちゃん、今の彼氏に怒られちゃうぞ~」

369: 2015/11/12(木) 10:25:09.99
雪乃「姉さんのおかげで、全然彼氏らしいことしてないけれど」

陽乃「隼人としてたみたいなこと?」

雪乃「え、ええ…」

陽乃「雪乃ちゃん、したいのあの彼と」

雪乃「特別したいとは思わないわね…」

陽乃「あれ、付き合ってるんじゃないの?」

雪乃「付き合ってるわけでは…」

雪乃(正直、葉山くんのことで懲りた部分もあるし…)

雪乃「告白されたから…断っていないだけよ」

370: 2015/11/12(木) 10:31:47.78
陽乃「雪乃ちゃんたら、魔性の女ね」

雪乃「絶対に姉さんだけには言われたくないわ」

雪乃「姉さんのせいで、彼には会えないし」

陽乃「隼人とあのマンションでにゃんにゃんしてたのに何をいってるんだか」

雪乃「にゃんにゃん…」

陽乃「猫のことじゃないよ」

雪乃「わかってるわよ」

雪乃(あれが見つかって…私達の両親の逆鱗に触れた…)

雪乃(私は事の重大さをその時知った…)

雪乃「葉山くんのご両親が謝りに来てたような…」

371: 2015/11/12(木) 10:39:14.11
陽乃「それはねー、妊娠とかしてたら大変だったよー」

雪乃「ちゃ、ちゃんと対策はしてたわ…」

陽乃「本当に?二人共初心者みたいなものだし」

雪乃「………」

陽乃「やっぱり、最初の方は生だったんだー」

雪乃「気味が悪いわ、姉さん…」

雪乃(後釜としては、姉さんになるんでしょうね…おそらく)

雪乃(確か就職先は決まってるはず)

雪乃(私もおそらく、コネでの就職になるはず…)

雪乃(もしかしたら、鍛えるという意味で一般企業を数年行かされるかもしれないけど)

372: 2015/11/12(木) 10:47:00.56
陽乃「そうそう比企谷くんだけど…」

雪乃「……ええ」

陽乃「まだ彼女さんと仲良くやってるってさ、ああジェラシー」

雪乃「三浦さんね…そう」

陽乃「う~ん、比企谷くんもいい男になったね」

陽乃「今時の好青年って感じかな?」

雪乃「そう…三浦さんの影響が強いみたいね」

陽乃「あ~彼女も美人だしね~」

373: 2015/11/12(木) 10:54:32.26
雪乃「楽しくやってるみたいね」

陽乃「ま、そうかな」

雪乃「私達はが、してしまったことを引きづらないでいてくれて良かったわ」


陽乃「うんうん、いいぞー雪乃ちゃん」

陽乃「反省するのは大事、わたしは鼻が高いね、いい妹を持って」

雪乃「私の精神を追い込んでおいてよく言うわ…」

雪乃「飴と鞭の使い方がうまいわね…」


陽乃「あららわかってたか、成長してるね、雪乃ちゃん」

410: 2015/11/12(木) 20:06:11.63
雪乃(まだまだ、この試練は続きそうだわ…)


陽乃「雪乃ちゃんって、比企谷くんと付き合いたいと思ってるのかな?」

雪乃「思ってるかも…しれないわね」

陽乃「彼氏が知ったらどう思うかな?」

雪乃「別に構わないわ…」


陽乃「飾りものの彼氏だしね」

雪乃(理屈じゃないわね、こういうのは)

411: 2015/11/12(木) 20:13:13.08
陽乃「なら、会えば?」

雪乃「えっ?」

陽乃「比企谷くんに、3人で会えばいいじゃない」

雪乃「それとなく伝えてあげようか?」

雪乃「……本当に?」

陽乃「うんっ❗雪乃ちゃんのためだし?」

雪乃「凄く怖いのだけど…」

陽乃「うふふ、それじゃあ伝えておくねー」

雪乃「会える、会っていいのかしら…?」


雪乃「でも、それを目標にしていたし…」

439: 2015/11/14(土) 11:17:00.51
電話中

雪乃「由比ヶ浜さん?久しぶりね」

結衣『ゆきのん?ひさしぶり~、どうしたの?』


雪乃「ええ、実は…近々、奉仕部のメンバーで集まろうと思うのだけれど…」

結衣『ええっ?』

雪乃「ダメかしら?」

結衣『ううん、そんなのことないよっ!ヒッキーも来てくれるのかな?』

雪乃「まだ、わからないけれど」

結衣『そうなんだ…』

440: 2015/11/14(土) 11:20:28.17
雪乃「最近どう?大学のほうは」

結衣「えへへ、結構楽しいんだ」

雪乃「そう、楽しそうで何よりね」


結衣「ゆきのんは…楽しくないの?」

雪乃「そういうわけではないけれど…親に迷惑をかけてしまったから…」

結衣「あたしも、お母さんに迷惑かけてるよ…」

雪乃「あら、ダメじゃない。夜はちゃんと帰らないと駄目よ」

結衣「あはは…今も先輩の家なんだ~」

雪乃「彼氏は先輩だったのね、そういえば」

結衣「うんっ」

441: 2015/11/14(土) 11:27:53.52
結衣『えっと、ゆきのん…ヒッキーと会えるの楽しみにしておくねっ』

雪乃「ええ、そうね。楽しみにしておいてねっ」


結衣『先輩も帰ってきたみたいだから、これで切るね、バイバイ』

雪乃「ええ、さようなら」


ピッ



雪乃「相変わらず、盛っているわね…S君の罪は本当に重いわ」


雪乃「彼にさえ会わなければ、由比ヶ浜山は…」

雪乃「かなり流されてしまうところがあるのもね…私が言えたことではないけれど」


雪乃「どうなるのかしら…」


雪乃「また、以前のような関係に戻れるの…?」


雪乃「比企谷くん…由比ヶ浜さん…」

442: 2015/11/14(土) 11:33:33.46
次から第3話です

512: 2015/11/16(月) 10:06:57.63
3話 絶縁のお話し

八幡「んじゃ、行って来るな優美子」スタスタ

三浦「…いきなり名前呼びとか反則だし…」


三浦「大丈夫かな…」


少し前

結衣「優美子、久し振りだね…」

三浦「久し振り…」

結衣「あはは…」

三浦(別に結衣とは普通に話しても問題ないか)

三浦(ヒキオの件があるから、色々あれだけど)

三浦(でもヒキオもあーしが結衣と仲悪くなるのは嫌だろうし)


三浦「どう最近は?大学の方は」

結衣「うん、それがさ…たのしいんだ」

三浦「それがさって…いいじゃん楽しんだら」

513: 2015/11/16(月) 10:16:22.00
結衣「うん…ありがとう…」

三浦(もうあれから半年にはなるし)

三浦(そもそも、部室あんなことに使うの全力で止めなかったあーしは批判なんかできないし)

三浦「新しい彼氏できてるんでしょ?どうなん?」

結衣「うん、関西弁がキツイけど…いい人だよ~」

三浦「へえ~いい男?A子の紹介でしょ?」

結衣「うん…まあ…2枚目かな?S君の方がイケメンだったような」

三浦「Sの奴、顔つき良かったしね。劣化隼人だし」

結衣「わかる、それ、あははは」

三浦(なんだか…)

514: 2015/11/16(月) 10:22:35.91
結衣「でもさー、M先輩あんまり家に入れてくれなくてさ」

三浦「……」

結衣「しょうがないから、他の先輩達呼んでカラオケとか」

三浦「へえ~いいじゃんっ」

結衣「A子と一緒に讃岐うどん巡りしないかって話もあるんだー」

結衣「M先輩はあんまり束縛がきつくないって言うか…」

結衣「男子と盛り上がる方が好きなんじゃないかなー」

三浦「あんた、飲み過ぎたんでしょ」

結衣「うん、危うく路上で夜明かすところだったよー」

515: 2015/11/16(月) 10:27:54.16
三浦(あんまり、その先輩と付き合ってる感じがしない…)

三浦「結衣さ」

結衣「えっ、なに?」

三浦「やっぱり変わったよね」

結衣「そ、そうかな?」

三浦「前から可愛いかったけど、なんかさらに可愛いくなってるし」

結衣「ええ…そうかな…優美子に言われたら自信になるかも」

三浦「M先輩に見せつけてんの?」

結衣「えっと…そうじゃないんだけど…」

三浦「?」

516: 2015/11/16(月) 10:34:25.61
結衣「実はさ…」

三浦「うん…?」

結衣「奉仕部の3人で会おうって話になって…」

三浦「あ……そ、そうなの…へえ」

三浦(じゃあ…こいつがオシャレしてるのって…)

結衣「…優美子さ」

三浦「なに?」

結衣「ヒッキーとはまだ付き合ってるの?」

三浦「…!!!」

三浦「当たり前だしっ」

三浦(えっ?なに今の?そんな露骨に聞く?)

結衣「そっか…そうだよね」

三浦「結衣さ…M先輩と付き合ってんのよね?」

結衣「うん、付き合ってるけど…」

518: 2015/11/16(月) 10:44:23.49
三浦(なんか男を物色してるような…)

結衣「ごめん、変なこと聞いて」

三浦「結衣、あんたやっぱり変わったね」

結衣「……かもね、あんなことあったもん」

三浦「あんなことって…何言ってんだか」

結衣「ヒッキーを傷つけたのは本当にごめんなさい…」

結衣「でもS君のことは…最後は無理矢理だったし」

三浦「いや、それまで思いっきり合意だったじゃん」

結衣「それは…その…」

527: 2015/11/16(月) 11:58:15.87
三浦「最後の方はあーし、関わってないけど…」

三浦「あーしがそのこと言ってたりしたら、一緒に退学だったかもよ」

結衣「優美子…」


三浦「結衣は今、どんな気持ちなん?」

結衣「そだね…」

結衣「また3人で会えるように、頑張ってみてるんだけど…」

三浦「頑張ってるか…ホントに?」

結衣「………」

三浦「結衣、善悪の区別つかなくなってない?」

三浦「八幡に対しても、何が悪いのかわかってる?」

結衣「八幡……優美子…」

529: 2015/11/16(月) 12:10:17.78
三浦「今の結衣、凄く危ういし」

結衣「危ういかな…あたし…」

三浦「うん、危うい」

三浦「結衣みたいな大学生、あーしも知ってるし」

三浦「それが普通ってこともあるかもだけど…」

三浦「もっとひどい、犯罪に手を染める人もいるしさ」

結衣「う、うん…」

三浦「でもさ、あーしは結衣には、もう少し自分を大切にしてほしいかな」

結衣「………」

三浦「お母さんとかさ、家族に迷惑かけるのは程々にしないと」

結衣「………っ」

三浦「結衣はもう、その貯金使いきってると思うよ?」

534: 2015/11/16(月) 13:19:37.84
結衣「…」

三浦「結衣、ヒキオに会うの?」

結衣「うん…会うよ…その為に…今まで」

三浦「ま、いいけど…」

三浦「なんかこの会話、昔ヒキオとした気がする」


結衣「ヒッキーと…?」

三浦「確か、親睦会出ても後悔するかもだったかな、今度は結衣に言うことになるなんてね」

結衣「……?」

三浦「あーしは止めないけどさ、覚悟していきなよ、結衣」


結衣「優美子……わかった」

535: 2015/11/16(月) 13:23:08.50
そして…再開の時…


八幡「…ひさしぶりだな」

結衣「うんっ!」

雪乃「久しぶりね…」


八幡(最後の再会…どうするか)

結衣「えっと…どうしようか?」

雪乃「そうね…駅前のこんな所で立っていてもあれだし…」


八幡「喫茶店でも行くか」

結衣「うん、そうしよっ」


八幡「じゃあ、あの角のところにある店でも」

雪乃「あら、洒落てるわね」

八幡「あ、まあな」

結衣「……」

561: 2015/11/17(火) 11:14:31.56
ナウい喫茶店

雪乃「あら、いいところね」

結衣「ほ、ホント…初めて入るけど」

八幡「優美子が好きって言ってた」

雪乃「三浦さんの趣味ね、成る程」


結衣「優美子…か」

八幡「……?」

八幡「どうした、由比ヶ浜?」

結衣「ううん、なんでもないよ」

562: 2015/11/17(火) 11:20:49.83
雪乃「それにしても…本当に久し振りね…こうして揃うのは」

八幡「ああ…もうすげぇ前な気がする」

八幡「…環境が変わったからか」

結衣「そうだね…環境…変わったもんね…」

八幡「変わったよ、本当に…お前らも」


雪乃「…そうね」

結衣「…うん」

八幡「最近はどうだ?新しい彼氏ともうまくいってるか?」

563: 2015/11/17(火) 11:27:47.87
結衣「それは…」

雪乃「そもそも彼氏ではないわ」

雪乃「関係は続いてるけど、何もしていないし…」

雪乃「姉さんを恐れて、最近は会っていないし」

八幡「その彼氏、かわいそうだな…」

雪乃「悪いことをしたと思うわ、彼には…」

雪乃「でも、私にも優先順位ができたのよ…」

八幡「優先順位?」

雪乃「この奉仕部メンバーの仲を戻したいと考えてるわ」

結衣「ゆきのん…!!」

八幡「……………」

564: 2015/11/17(火) 11:37:31.75
結衣「それがいいよっ❗随分回り道しちゃったけどさっ」

雪乃「こう言えば、あなたは頷いてくれるかしら?」

八幡(さっき挨拶した時は、あまりにも普通で驚いたけど)

八幡(こうして見ると…二人共どこか余裕がない…)

八幡(でも…)

八幡「今度はお前らが奉仕部にこだわりだしたか」

結衣「ヒッキー?いいじゃん、こだわってもさ…」

八幡「由比ヶ浜は自分のしたこわかってて言ってるか?」

結衣「あ…そうだよね…」

八幡「自分で壊しただろ」

565: 2015/11/17(火) 11:44:04.99
八幡「いまさら、遅いだろ…」

結衣「ご、ごめんなさい……」

八幡「雪ノ下は?本気なのか?」

雪乃「私も葉山くんと一緒にあなたに酷いことをしてしまったわね…」

雪乃「姉さんとのこの生活で…少しはわかってきたこともあるわ」


雪乃「あなたにこんなこと言うのは間違ってるけど…」

雪乃「それでも…私は以前の関係に戻りたいわ」

八幡「……」

566: 2015/11/17(火) 12:05:13.71
結衣「そうだよ、3人で旅行行ったりとかさっ」

八幡「何言ってるんだ?」

結衣「お酒飲んだりとかっ、あはは」

八幡「由比ヶ浜…」

結衣「ちょっと、いけない方向に行きかけるとか、大学生っぽいじゃん?」

八幡「……」

結衣「それに……ヒッキーにしてしまったこと償いたいし…」

八幡「お前は…」

八幡(由比ヶ浜が…変だ…なんだ?)

八幡(それに…これじゃ依存の関係になる…)

八幡(罪の呵責からこの二人は俺を叱責することはもうない…)

八幡(下手したら、専業主夫として生きて行けるかも?)

八幡(おいおい、俺が憧れてたことが現実に叶いそうだよ…)

八幡(でも…違う…全然違う…)


八幡「俺ができることは一つだ」

結衣「なに?ヒッキー?」

雪乃「………」


八幡「お前らとはもう会わない」

569: 2015/11/17(火) 12:21:10.65
結衣「………!!」

雪乃「比企谷くん…そんな…」

八幡「もう終わりにしようぜ、その方がお互いの為だ」


結衣「…ヒッキー…ウソだよねっ?もう会わないとか…」

八幡「………」

結衣「あたし、頑張ってきたんだよ?次ヒッキーに会っても、恥ずかしくないように…」

結衣「ヒッキーもオシャレになってきてるし、負けないように…」

結衣「そう思ってたんだよ…?」

八幡「確かに、前より綺麗になったよな」

結衣「うん…ありがとう」

八幡「お前の頑張った方向はそっちかよ…」

結衣「えっ?」

八幡「お前、彼氏いるし他にもグループあるんだろ?」

結衣「そ、そうだけど…」

八幡「彼氏に失礼だろ、前みたいに俺を蔑ろにしろよ」

結衣「そんな…!」

八幡「今はそっちが正しいんだよ」

577: 2015/11/17(火) 15:49:52.88
八幡「もう、他人になってそれぞれの道を歩んで行こうぜ」


雪乃「本気…なのね…」

八幡「ああ、俺にも大切なものがあるから…」

雪乃「そう…残念だわ…凄く…」

結衣「やだ……やだよ…そんなの…ヒッキー…!」

八幡「……俺が言えるのはそれだけだな」

雪乃「これがあなたの叱責の方法かしら?」

八幡「別にそんなつもりもないっての」

八幡「由比ヶ浜も、今を大切にな」

結衣「待って…待ってよ、ヒッキー…」

八幡「俺もう行くな、払って行くから」

スタスタ

結衣「うあぁぁぁ………!!」


578: 2015/11/17(火) 16:46:35.58
雪乃「…くっ…比企谷くん……っ!」ポロポロ

結衣「うぐっ……!うぐ……っ!」ポロポロ


八幡(振り返るな…振り返るなよ…比企谷八幡…!)

スタスタ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

別の場所

三浦「…ここで待ち合わせだけど…あいつ大丈夫かな…」


スタスタ

三浦「あ、来たし…あれ、意外と普通だ」

八幡「……」スタスタ

三浦「やっほ」

八幡「おう…」

三浦「決着はついたん?」

八幡「……」コク

三浦「なら、よかった。平気?色々と…」

八幡「全然…平気じゃねぇ…帰って寝たい…疲れた…」

三浦「泣くのはさ、あーしの前だけにねっ」

八幡「う、おう…わかってる…」


三浦「…お疲れ様、八幡っ」

579: 2015/11/17(火) 16:54:17.35
ナウい喫茶店


雪乃「…とても虚しいわね…」

結衣「こんなの……酷すぎるよ…ヒッキーがあんなこと言うなんて…」

雪乃「私たちも同じことを、彼にしていたのよ」

結衣「……」


雪乃「私は、受け入れるつもりよ…あなたは…?」

結衣「…優美子が…絶縁持ち出したのかな…別の人かな…?」

雪乃「病んでるわね…少し怖いわ…」

結衣「ごめん…嘘、冗談だよ…」

雪乃「あなたは、今のコミュニティをしばらく絶って、ご家族との仲を戻した方がいいわね」

結衣「優美子も同じこと言ってた…」

雪乃「そう…それが本当の意味で反省できる最初の一歩よ、きっと」


結衣「……」

657: 2015/11/20(金) 15:05:30.50
雪乃「ふう…」


陽乃「あれれ、雪乃ちゃん?どうしたの、ため息なんかついて」

雪乃「姉さん…やめて…今は」

陽乃「大分へこんだようね、比企谷くんも罪な子だな~」


雪乃「絶縁されたわ……完全に」

陽乃「そう」

雪乃「姉さんの目論見通りかしら?」


陽乃「そんなことないよ」

雪乃「……」

陽乃「それで、どうするのかな?雪乃ちゃんは」

658: 2015/11/20(金) 15:15:30.87
陽乃「我を忘れて、比企谷くんを奪い返すとか?」

雪乃「そんなことするわけないでしょう…全く」


雪乃「今まで通りよ…今まで通り…」

陽乃「なるほどね~」

雪乃(いままで通り進む…それだけ…)


陽乃「そういえば、隼人だけどさ」

雪乃「えっ?」

陽乃「今、大学の費用集める為に、ホストしてるって」


雪乃「ホスト…まあ、わからなくはないけれど」

659: 2015/11/20(金) 15:19:49.32
陽乃「でも、やっぱりキツイみたいだよ~やっていけないんじゃないかな」

雪乃「どうでもいいわ…もう、彼とはなんでもないんだし」


陽乃「あら、冷たい。比企谷くん捨てるくらい好きになった相手なのに」

雪乃「……ち、違うわ…」

陽乃「またまた、あと隼人だけど…」

雪乃「どうでもいいと言ってるでしょう…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


M先輩「…」

結衣「…」

M「なあ、結衣ちゃん」

結衣「はい?」

M「…別れよか」

結衣「!……そうですね…そうしましょうか」

660: 2015/11/20(金) 15:24:50.46
M「他に好きな奴でもおるんちゃう?」

結衣「……」

M「やっぱりか…まあ、前からそんな気はしてたけどな」

結衣「伝わりませんでした…」

M「そうか…残念やったな」

結衣「先輩はいいんですか?」


M「ん~?結衣ちゃんみたいな子と別れるんは辛いな」

M「ただ、あんまり付き合ってるって感じでもなかったしな」

結衣「先輩…」

M「ま、ここまでにしとこか。元気でな、結衣ちゃん」

結衣「……はい、ありがとうございました…」

661: 2015/11/20(金) 15:31:57.34
友人「マジで?別れたの?」

M「まあな」

友人「もったいね~、あんなかわいい子あんまりいないだろ?」

友人B「おっOいデケェしな」


M「いや、付き合うとそういうもんだけではなくなるやろ…」

M「心が通じ合ってるとかのが重要やん、そうじゃないと興奮せぇへんしな、しても」


友人「今なら、フリーなんだよな?アタックしてみるかっ!」

友人B「うわ~やりて~~!」


M「阿呆やろ、お前ら…まあ好きにしてくれ…」


663: 2015/11/20(金) 16:15:57.82
結衣「あ~あ、A子とも微妙になるかな…これは…」

結衣「別れるつもりではあったけど…まさか先輩の方から言うなんて」


結衣「やっぱり、雰囲気に出てたかな…」

結衣「…」

結衣「つ、次は…お母さんと仲直りか…」

結衣「ううう~ハードルが高いよ…でも…が、がんばれっ結衣っ!」

タタタタ


結衣「もう会わないなんて認めないよ…絶対…いつか、必ず…」

タタタタ


3話 おしまい

729: 2015/11/22(日) 11:55:01.43
4話 葉山君の日常


先輩「おい、新人。トイレ掃除やっとけよ」

葉山「はい」

先輩「あと皿洗いもなっ」

葉山「はい」


葉山「……ホストというより、雑用係だねこれじゃ」


スタスタ

葉山「なんとか今年中に大学資格をとって、来年には大学進学しないとな…」

葉山「高校のみんなからどんどん乗り遅れるよ…」

730: 2015/11/22(日) 12:02:05.89
コンビニエンスストア

葉山「ありがとうございましたっ」

葉山「…」


葉山「コンビニとの両立か…これは大変だ…本当に…」

葉山「親の援助がないというのが、こんなにも厳しいなんてね…」

葉山「まあ、援助がないわけではないか…」

葉山「家だけは用意してくれたしね…家賃は俺持ちだけど…」

葉山「築30年のワンルーム…まあ、しょうがないか」



731: 2015/11/22(日) 12:06:23.85
アパート

葉山「ただいま…って、誰もいないけどね…」


葉山「今日も疲れたな…カップラーメンを食べて寝るとしようか…」

葉山「ホストは思ったよりも稼げないな…コンビニも同じくだし…」

葉山「なにより精神的な疲労が大きいよ…まったく…」


葉山「雪乃ちゃんがいてくれたら、まだ頑張れただろうに…」


葉山「もう夏だね、そういえば…みんなはどうしてるかな?」

葉山「優美子…」


ピッ プープー

葉山「着信拒否…かな?」

736: 2015/11/22(日) 12:48:29.94
葉山「雪乃ちゃんとは離されて、優美子たちとも会えず、親とも絶縁状態」

葉山「なんだろうな、この状態は…」


葉山「今まで、サッカーや勉学、人間関係と頑張ってきたつもりだったが」

葉山「雪乃ちゃんとの恋にテンションが上がり過ぎた結果、これか…」

葉山「人生一寸先は闇だね本当に」

葉山「まあ、俺自身の行動の結果…自業自得とはいえ…」


葉山「あまりにも…ね」


葉山「比企谷とは随分立場が変わってしまったかな…」

737: 2015/11/22(日) 12:52:12.76
葉山「今頃比企谷は…優美子との交際を続けているかな?」

葉山「彼なら、普通に大学に通って…いろは達とも仲良くやっているのかな」


葉山「結衣や雪乃ちゃんとはどうしてるのか…」

葉山「そもそもあの二人もずいぶん変わった生活になってるだろうけどね…」

葉山「Sについては…もういいかあいつは」


葉山「…」

葉山「こんなにもやり直したいと思ったのは初めてだよ……」

葉山「1年前からやり直したいね……ははは」

738: 2015/11/22(日) 12:56:59.54
葉山「……なんで…」


葉山「なんでなんだ…」

葉山「なんでなんだっ!!」

葉山「こんな生活にっ!…こんな仕打ちなんてあるのかっ!?」

葉山「ちょっとした悪ふざけでっ!こんな……こんな…」

葉山「先が見えない…本当に見えない…こんな…生活に…!」

葉山「高校すら自主退学に追い込まれて……雪乃ちゃんもいない…!」


葉山「優美子だっていない……!本当に…孤独だ…!」


葉山「近づいてくるのは……身体目当ての女ばかり…!」

葉山「違う…俺がいま望んでるのは…そんなことじゃない…」


葉山「平穏だ……!」

743: 2015/11/22(日) 13:16:15.94
ピンポーン

葉山「ん?」

ガチャ

C子「やっほ~、来ちゃった」

葉山「ああ、こんばんは…構いませんよ別に」

C子「ホント~?彼女に妬かれるんじゃない?」


葉山「いませんよ、そんなのは」

C子「じゃあ、泊まって行っちゃおうかな」

葉山「お好きにどうぞ」


葉山(ルックスが仇になってるかな…向こうから近づいてくる…)

葉山(よって、女には困らない…)

葉山(これが…俺の現状だ…)

745: 2015/11/22(日) 13:26:38.83
葉山(ヒキタニ…お前は、今の俺を見てなんて思うかな?)


葉山(雪乃ちゃんにも愛想尽かされてざまあみろとでも思うかい?)


葉山(しかし、彼女のマンションで夜を過ごしたのは俺だけだ)


葉山(彼女の普段の凛とした姿から想像できない声を聴いたのも俺だけだ…)

葉山(君は彼女がどういう風に求めてくるのか想像もつかないだろう…はは)

葉山(今の生活を耐え抜ければ…俺は必ず一皮剥けるはずだ…)

葉山(その時にはもう一度戻って、彼女に告白する)


葉山(ヒキタニ…俺はこんなところで終わらない…絶対に平穏を取り戻して、雪乃ちゃんともやり直すさ)

葉山(家族にも認められないと駄目だが…俺ならできるはずだ……必ず)


葉山「そう…必ず…」

C子「隼人?どうしたの?」

葉山「いえ、なんでも…始めましょうか」

C子「で、電気を…あんっ!」

葉山(でも今は…目の前の女に集中しよう…)


4話 おしまい

798: 2015/11/23(月) 11:15:18.53
5話 八幡とあーしさんのお話


三浦「八幡、こんなもんでいいんじゃない?」


八幡「そうかな、あんまり荷物多くてもな」

三浦「ま、全部あんたが持つんだからあーしはいいんだけど」


八幡「え~」

三浦「嘘だっての、トイレットペーパーくらい持つって」

八幡「あとは、害虫スプレーでも買うか」

三浦「あんた、アパート汚くしてんの?」

八幡「蚊とかがいるくらいだぞ…G様は見かけてない」

三浦「蜘蛛は?いんの?」

八幡「偶に見かけるな」




799: 2015/11/23(月) 11:27:01.74
三浦「じゃあ、いるかもじゃん。バルサンも買うし」

八幡「バルサン高いし…出費が…」

三浦「害虫出るよりマシでしょ」


八幡「それはそうだが…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

三浦「でも、八幡が一人暮らしとかちょっと驚いたし」

八幡「そうか?社会人になったら、どのみち追い出されるだろ」


三浦「そうだけど、シスコンのあんたが言え出るとか…」

八幡「シスコン言うな」

三浦「しかも、あーしらまだ1年だし…まだまだ先だし」

800: 2015/11/23(月) 11:30:58.41
八幡「でも、優美子って仕事決めてるんだろ?」

三浦「決めてるっていうか…化粧品のメーカーに就職できたらって思ってるだけ」

八幡「企画とか?」

三浦「そういうこと、自分のアイデアが商品化されたら嬉しいし」


八幡「なんか似合ってる気がする」

三浦「あんたは?もう決めてんの?」

八幡「俺は…非常に悩んだが…」

三浦「うん」

八幡「公務員がいいという結論になりました」

三浦「うわ…お役所仕事だし…」

八幡「なんだよ、立派な仕事だぞ」

802: 2015/11/23(月) 11:49:42.88
三浦「あーしがこの前、役所に行ったときはすんごい適当な態度だった」

八幡「場所に寄るんだろ」

三浦「でもあれで、給料けっこうもらえるとか…いいよね~ホント」


八幡「ですよね~いいっすよね~」

三浦「はあ…バカじゃん」

八幡「まあ、そこまで適当に働く気はないけどな」

三浦「ふ~ん」

八幡「んじゃ、帰るか」

三浦「あーしもあんたの家行くの確定なわけ?」

八幡「さっきまで、ノリノリだったじゃないですか…」

三浦「の、ノリノリじゃないし…!」

804: 2015/11/23(月) 12:03:28.17
八幡の賃貸マンション

八幡「ただいま~」

三浦「お邪魔しますって…よく考えたら物あんまないんだったね」


八幡「まだ引っ越して間もないし、基本いらんからな」

三浦「実家近いもんね」

八幡「まあな、一人暮らし慣れる為にやってるみたいなもんだし」

三浦「ま、いいや。飲み物あーしが出すね」

八幡「いや、俺がやるってか…ま、いいか」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

三浦「でさ、海行く約束だけど」

八幡「海ね…おう、どうしようか?」

三浦「やっぱ泊まりの方がいいっしょ」

805: 2015/11/23(月) 13:38:37.14
八幡「泊まりか…」

三浦「ホテルか旅館にでも泊まってさ…浴衣着て懐石料理とかいいじゃん」

八幡「おばさんかよ…」


三浦「は?なんか言った?」

八幡「いえなんでも…」

三浦「今はそんくらいが限度だけど…社会人になったらさ、海外旅行とか」

八幡「まあ、そのくらいは行きたいな。最低北海道か沖縄かな」

三浦「そうそう」


八幡「社会人か…」

三浦「どしたん?」

八幡「あいつらってどうすんのかなって思ってな…」

三浦「あ~…雪ノ下さんらね…なんかまともに働けるのかな…?」

806: 2015/11/23(月) 13:48:15.35
八幡「雪ノ下はまあ、陽乃さんがいるし、なんとかなるだろうけど…」

三浦「でも、最悪束縛生活でしょ?政略結婚に利用されるとか?」

八幡「まあ、元々あの家は特殊だからな…」


三浦「結衣は…大丈夫でしょ」

八幡「そうか?」

三浦「あの子次第だけど…最悪なにしたって生活はできるって。可愛いし」

八幡「なんかいやらしい想像してしまうじゃねぇか…」

三浦「そっち方面ならすごい稼ぎそう」

八幡「30歳までに3000万円とかか?」

三浦「身も心もボロボロになるだろうけど、結衣クラスならできそう」

811: 2015/11/23(月) 15:10:21.97
八幡「問題は…葉山たちか」

三浦「どうなんだろ?隼人たち…どうしてるかわかんないけど」

八幡「Sの奴は少年院だろ…まあ未成年だし記録には残らないだろうけど」


三浦「あれ、結衣の策略っていうか…とっさの機転っていうか」

八幡「Sもまさかあんなことになるなんて思わなかっただろうな」

三浦「でも、どのみち大変だしこれから…」

八幡「葉山は…陽乃さんが言ってたけど」


三浦「八幡、あんた最近よく会ってるよね?」

八幡「陽乃さんと?そんなことは」

三浦「絶対多いし…」

八幡「と、とにかく、葉山はホストの仕事してるって」

三浦「へえ…隼人がね。でも合ってるかもね」

814: 2015/11/23(月) 15:16:11.59
三浦「稼ぎまくって、事業でも起こす気かな」

八幡「大学資金貯めてるらしいぞ、親の援助切られてるから」

三浦「うわ…それはキツイ…」


八幡「今考えるとわかるよな…親のありがたさが」

三浦「ここまで育ててくれたことには感謝しないとね」

八幡「めっちゃ金掛かっただろうしな…」


三浦「まあ、社会人になって少しでも稼ぐことが恩返し…なんて」

八幡「俺の親は小町至上主義なんですけどね…あはははは」

三浦「似てないしねっ、妹めっちゃ可愛いし。あれは区別されるでしょ」

八幡「もう差別級ですよ、ホント」

860: 2015/11/25(水) 17:11:14.87
三浦「で、彼女どうしてんの?」

八幡「どうって…高校生活を満喫してますよ」

三浦「彼氏とかは?」


八幡「さあ、どうだろうな?告白はされてるらしいが」

三浦「ふ~ん、なんかみんな前に進んでる感じだし」

八幡「戸塚と一色の奴もうまくいってるみたいだしな」

三浦「それは何より」

八幡「海老名さんらは?」

三浦「一応まだ付き合ってるってさ、なんとかうまくいってんじゃない?」

八幡「そっか…」


三浦「ねえ…」

八幡「なに?」

861: 2015/11/25(水) 17:17:31.87
三浦「今度みんなで会って、親睦会としゃれ込もうよ」

八幡「おい、優美子……それって…」

三浦「なに?不満でもあんの?」


八幡「そうじゃなくて…絶対狙ってるだろ…」

三浦「そう?あーしは別に結衣とか雪ノ下さんと絶縁したわけじゃないし~」

三浦「呼んだって普通じゃん?」

三浦「呼ばないと、不義理な奴って思われるかもでしょ?」


八幡「…優美子」

三浦「冗談だって…言ってみただけ」

八幡「それ、本音か?」

三浦「別にそんなことないよ」

八幡「俺たちだけでいいだろ?あいつらと同じことしたら、同類だしな」

三浦「言えてる、じゃあ誰呼ぶ?」

862: 2015/11/25(水) 17:23:06.01
八幡「戸塚といろはすと…」

三浦「ふんふん」

八幡「よくわからんけど、陽乃さんとか…?」


三浦「……呼ぶの?」

八幡「嫌か?」

三浦「そんなことないけど…」

八幡「お世話になったしな…」

三浦「そういうことなら、まあいいけど」


八幡「あとは…戸部と海老名さんとか?」

三浦「あーしから誘っとく」

八幡「頼むなっ」

三浦「でも、けっこう楽しくなりそうじゃんっ」

863: 2015/11/25(水) 17:32:06.63
三浦「どこで、飲み会する?」

八幡「そうだな…ここは、居酒屋…かな」


三浦「あ、やっぱり?」

八幡「なにがやっぱりなのかは、全くわからないけどなっ」

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居酒屋

戸塚「本当に集まったんだよね…」

いろは「そ、そうですね…」


陽乃「わたしも呼ぶとは、さすが比企谷くん。偉いぞっ」ピトッ

八幡「くっつきすぎですって…」

三浦「ヒキオ…あんたさ、何赤くなってんの?」

八幡「いや…なんでもない…」

三浦「ふん…」

陽乃「あらあら、妬けちゃうな~~」

八幡「陽乃さん…いい加減からかわないでくださいよ…」

868: 2015/11/25(水) 17:44:29.42
海老名「言っても…わたし達未成年…大丈夫かな?」

戸部「う~ん、平気じゃね?バレてる様子ないしさっ」


いろは「一応、タイトスカートで大学生っぽく見えるようにはしてきたんですけど」


戸塚「全然意味ないよ…それ…多分」

いろは「そうですかね~?」


八幡「一色は童顔だしな」


いろは「あ~!ひどいですっ先輩っ!」

戸塚「まあまあ、いろはも落ち着いて。ね?」

いろは「う~~~、戸塚先輩がそういうなら…」

870: 2015/11/25(水) 17:51:00.49
陽乃「比企谷くん」


八幡「はい?」


陽乃「雪乃ちゃん達は呼ばなかったんだ?」

八幡「そりゃ、まあ…もちろん」

陽乃「んふふふふふ~~」

八幡「なんですか?その含みのある笑いは…」

陽乃「え~?べっつに~~?」

八幡「?」

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同じ居酒屋

雪乃「由比ヶ浜さん」

結衣「えっ、なに?」

雪乃「ご家族とは…あれからどうなの?」

結衣「まだわかんないけど…M先輩達とは別れたし」

雪乃「そう、ならいいけれど」

873: 2015/11/25(水) 17:56:53.35
結衣「少しずつ…話し合って行こうかなって…」


雪乃「別れないと駄目よ」

結衣「えっ?そ、それは…」

雪乃「あなたね…変えたいんなら、完全に絶たないと駄目よ」

結衣「あはは…だよね…わかってる…」


雪乃「由比ヶ浜さん…身体が既に…」

雪乃「S君の影響ね…どういうプレイをしてたのかしら…私の知らない事実もありそうね」

結衣「や、やだな…ゆきのん……」

結衣「と、ところでさ…なんでこの居酒屋で飲もうってなったの?」

雪乃「姉さんが連れてきたのよ、あなたも呼びなさいって」

結衣「へえ~」

雪乃「まあいいわ、飲みましょうか」

結衣「うんっ」

874: 2015/11/25(水) 18:01:37.26
陽乃「出会ったらどんな顔するかな?あははは」

八幡「陽乃さん…?なんか考えてませんか?」


陽乃「えっ?そんなことないよ~」

八幡「棒読み…」


三浦「とりあえず、乾杯しとく?」

海老名「いいじゃん」

戸部「よしよしっ」

戸塚「乾杯だねっ」

いろは「よ~し、行きましょうっ!」

「せ~~~のっ」


「かんぱ~~~~~いっ!^^」


おしまい?

875: 2015/11/25(水) 18:02:52.76
5話も終了で~す、かなり長かったですけど、この辺りで締めたいと思います
ありがとうございましたっ

引用元: 八幡「俺が変われば、世界も変わる その3」