梨沙「晴はどっちかというと犬っぽいわよね」

晴「梨沙も犬っぽいぞ」

梨沙「は？　あたしはどっちかというと猫でしょ！」

晴「どこがだよ、パパにあったときなんか尻尾をはちきれんばかりに振り回してたじゃん」

梨沙「パパの前だけだからいいの！　私は豹柄の服を着てるから猫なの」

晴「なんだそれ」

雪美「これ……やろ……」

小春「わぁ、綺麗なバッグです～」

雪美「ちょっと……重たい………」

梨沙「何よそれ、ってかどっからもってきたの？」

雪美「Pの…おもちゃ箱……」

晴「アイツおもちゃ箱なんかあったのか……」

梨沙「口リコンのクセにまだまだおこちゃまね」

小春「中身はなんですか？」

雪美「………？カステラ？」

梨沙「硬すぎるわよ！」

晴「あ、麻雀じゃん」

小春「まぁじゃんじゃん？なんだか中華料理みたいで美味しそうです～」

晴「麻雀だよ麻雀」

梨沙「あんた知ってるの？」

晴「おう、この前漫画で読んだぜ」

雪美「…私も……」

梨沙「晴はわかるけど雪美もマンガ読むなんて意外ね」

小春「あっ、小春わかりました～」

梨沙「遊び方知ってるって言ったあとによく言えるわね」

小春「まずカステラを並べて～この棒でサイコロを弾いてブロックを倒すんです～」

梨沙「せめてどっちかに呼び方を統一しなさいよ」

晴「なるほど」

梨沙「あんた遊び方知ってるんじゃなかったの！？」

雪美「小春………違う……よ………」

梨沙「雪美はちゃんと知ってそうね」

雪美「うん………。まず……こうやって………並べる……」

晴「そうそう！そうやって相手に見えないようにするんだよな！」

梨沙「あんたほんとにルール知ってんの？」

晴「大丈夫だって、この辺もなんか漫画で読んだから」

雪美「そして………これを……削る………。ペロ…………ごうもうぱい…………」

梨沙「ちょっと待ちなさい！まさかの使い捨て！？これ結構高そうだけど使い捨てなの！？」

小春「ヒョウくん、小春達も負けてられません！ペロペロしてカステラを削ってください～」

晴「それは流石に違うと思うぞ」

雪美「…………うん」

梨沙「あんた絶対知ってたでしょ」

晴「確か親を決めるんだったけっな」

雪美「パパ…………？」

梨沙「なんでこっち見ながら言うのよ」

小春「それじゃあモバＰさんを呼んできましょ～」

晴「違うって、一番最初に番が回ってくる人のことを親って言うんだよ」

梨沙「あんた、意外に物知りね」

晴「意外には余計だろ？」

雪美「流石に晴……パパ…………」

晴「なんでオレがパパなんだよ！せめてママだろ！」

小春「お前がママになるんだよぉです～」

梨沙「どこで覚えたのその言葉……」

――――――――――

晴「じゃあとりあえずオレが親で」

梨沙「やっと始まったわね」

小春「楽しみです～」

雪美「……わくわく………」

晴「………………」

梨沙「…………なんかしなさいよ！」

雪美「晴……南………行く………？寒い…から……？」

梨沙「それはなんかじゃなくて南下ってわかりにくいわよ！」

小春「柔らかくなっちゃいます～」

梨沙「小春も大喜利乗らなくていいの！」

晴「じゃあやるぞ……あぁ、はずれだ」

梨沙「あ～、さっき見た何も書いてないやつね」

晴「これは要らないな」

雪美「それ……欲しい………何か……描く………」

小春「小春も描きたいです～」

梨沙「絶対描いちゃだめだからね！？」

晴「次は雪美の番だぞ」

雪美「…………あっ………」

梨沙「どうしたの？」

雪美「揃った………………」

小春「？？」

雪美「ー?東西南北?（グランドクロス）ー………」

梨沙「絶対誰かやると思ったわよ！！」

晴「おぉ、すげぇ………」

小春「真ん中が寂しいですね～、小春の真ん中をあげます～」

梨沙「絶対そういうのじゃないってば！」

晴「これは流石に勝てねぇぜ」

小春「小春も完敗です～」

梨沙「絶対そんなので勝ち負け決まらないから！」

楓「あら、みんなで楽しそうに何してるの？」

小春「まぁじゃんじゃんです～」

楓「みんな麻雀ができるの？」

雪美「ううん……今日……始めて………」

晴「楓さんは知ってるのか？」

楓「少しだけよ？みんなはどうなったら勝ちか知ってる？」

梨沙「ううん、これってどうなったら勝ちなの？」

楓「勝ち負けは………まぁ、じゃんけんで決めればいいんじゃないですか？ふふっ」

梨沙「ぜっったい言うと思ったわよ！！！！」

終わり

以上です。
これからも膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをよろしくお願いします。

前作です。　
【デレマスSS】梨沙「○○チューバーになるわよ」

乙
ギャグマンガ日和を思い出した
ありすちゃんさえいれば・・・