芽衣子「雪美ちゃんはまずね、ペロと引き離すの」

モバＰ「残酷！」

芽衣子「だってそうしないと迷子にならないもん」

モバＰ「？」

芽衣子「この前メキシコで追い剥ぎにあった話したでしょ？」

モバＰ「初耳なんだけど」

芽衣子「まっ、その話は置いといて」

モバＰ「すごい気になるんだけど」

芽衣子「この前雪美ちゃんを愛宕山においてきたんだけど」

モバＰ「えっ？」

芽衣子「美味しいお菓子あるよ〜って言って車に乗せてね♪」

モバＰ「お菓子」

芽衣子「山奥まできて、ここから京都の街が一望できるよって言って外に連れ出してさ」

モバＰ「山奥」

芽衣子「それから一人で車に乗って下山したんだけどいつの間にか雪美ちゃんが膝の上に座ってたの！　すごいよねー！」

モバＰ「膝の上の恋人」

芽衣子「そのとき雪美ちゃんの膝の座ってたペロちゃん曰く、私の膝の上に座っていない状態の雪美ちゃんと座っている状態の雪美ちゃんが居て迷子になった瞬間に膝の上に座っている方の雪美ちゃんを選んだんだって」

モバＰ「ユキミンガーのペロ」

芽衣子「ってのは全部冗談♪」

モバＰ「冗談」

芽衣子「今度ドラマで誘拐犯の役演るからちょっと練習♪どうだった？」

モバＰ「良かった」

芽衣子「私のアブない魅力にトリップしちゃったかな？　ふふっ」

モバＰ「実質世界一周した」

芽衣子「いいね♪二人で愛の逃避行しちゃう？」

モバＰ「逃避行……ってダメですよ」

芽衣子「ちぇっ、せっかく空港まで来たのに荷物検査で引っかかっちゃった」

モバＰ「ごめんちょっとよくわからない」

芽衣子「こずえちゃんも迷子にさせてもいつの間にか戻ってきそうだよね」

モバＰ「会話のミステリーツアーやな」

芽衣子「こずえちゃんを置き去りにして家に帰ってきたらいつの間にかソファで寝てて『ふわぁ…遅いー…おみやげはー？』って聞いてきそう」

モバＰ「それもうホラーだよ」

芽衣子「そうかなぁ。私だったらぎゅーってするかも！」

モバP「強い」

芽衣子「こずえちゃんってさ、なんだか髪の毛がふわふわっとしてて可愛くない」

モバＰ「芽衣子さんも結構ふわふわしてるような気がする」

芽衣子「じゃぁ姉妹だね♪ついでに雪美ちゃんの髪もふわふわにしよっ♪」

モバＰ「雪美ちゃん好きなの！？」

芽衣子「うん、なんだか独特の雰囲気があるでしょ？」

モバＰ「確かに、雪美の居るところだけ世界が違うような独特なオーラがあるよね」

芽衣子「だからなんだか雪美ちゃんのそばにいくと旅行したような気持ちになれるでしょ？」

モバＰ「えっ？」

芽衣子「それってとっても素敵でしょ？　膝に乗せるタイプの小旅行だよ♪」

モバＰ「膝に載せるタイプの小旅行」

芽衣子「ありすちゃんはタブレットで地図見るけど余計迷っちゃいそうだよね」

モバＰ「会話の強行軍だ」

芽衣子「やっぱり名所は全部回らないとね！」

モバＰ「名所ってなんだよ」

芽衣子「小学生アイドルかな」

モバＰ「芽衣子さん本当にどうしちゃったの！？」

芽衣子「仁奈ちゃんは迷子の気持ちになるですよ～って言ってから大泣きしそう」

モバＰ「やめてあげてほしい」

芽衣子「薫ちゃんも泣いちゃいそうだし千佳ちゃんも泣いちゃいそう」

モバＰ「いきなり雑になってきたな。舞ちゃんはちゃんと子ども110番とかに駆けつけて保護してもらってそうっていうんでしょ」

芽衣子「モバＰさんも乗ってきたね！やっぱり旅行は一緒に楽しまなきゃ、ね♪」

モバＰ「千枝ちゃんもしっかりしてるからちゃんと保護してもらえるところに自力で行けそうだ」

芽衣子「メアリーちゃんはアメリカ仕込のヒッチハイクで戻ってきそうだよね♪」

モバＰ「確かに」

芽衣子「みりあちゃんは誘拐されそうだから迷子にしないほうが良いよね」

モバＰ「全員そうだよ！！」

芽衣子「桃華ちゃんはヘリ呼んでそう♪」

モバＰ「なんかわかる」

芽衣子「晴くんはドリブルで戻ってきそう」

モバＰ「雑！！」

芽衣子「小春ちゃんはヒョウくんに乗って帰ってきそう」

モバＰ「だから雑！！！」

芽衣子「梨沙ちゃんはパパーって大泣きしそう」

モバＰ「最後雑すぎ！無理し過ぎ！」

芽衣子「名所には必ず全部立ち寄らないとね」

芽衣子「だって名所ってその土地の人が大切にしてるところでしょ？だから全部みたいなって♪」

芽衣子「だから、モバＰさんの大切な名所も見せて♪」ｽﾞｲｯ

モバＰ「えっ、えっ……？」

芽衣子「冗談だよ♪…でもモバＰさん、私が迷子にならないようにこれからもちゃんと見ていてね」

終わり

以上です。
芽衣子さん、芽衣子Ｐの皆さん、本当に申し訳ございませんでした！！

前作です。
ありす「お姉さんになりたい」桃華「ですわ」