3: 2010/03/22(月) 13:03:22.60

律「はぁ?」

梓「あーー…」

律「どういうことだよ?」

唯「いやぁ。なんとなく…履いてないの?」

律「履いてねーよっ!」

梓「履いてないんだ…」

澪「唯はなんでそんなこと思ったんだ?」

唯「うーん…だってそんな気しない?イケメンだし」

律「イケメンってなんだっ」

5: 2010/03/22(月) 13:04:21.77
紬「ボクサーパンツって?」

梓「男の人が履く下着のことですよ」

紬「へぇ…」

律「ムギ?」

紬「りっちゃんすごいわ!」

律「何がだ!?」

唯「でも本当に履いてないの?」

律「履いてねーよっ!」

6: 2010/03/22(月) 13:05:33.99
唯「本当の本当に?」

律「…履いてねーったら!」

唯「ほ・ん・と・う・の・ほ・ん・と・う・に?」

律「もー!しっ、しつこいぞっ唯っ!」

唯「でも履いたことは?履いたことはあるでしょ?」

律「だからそんなことは…」

唯「りっちゃん弟いるんだよね?うっかり間違えて履いちゃったりしたことあるんじゃないの?」

律「う…いや…そんなことは…」

梓(これは…)

7: 2010/03/22(月) 13:06:49.92
唯「あるよね?一度くらいはあるよねっ?」

律「ま…まぁ…一回だけ…」

梓(おおっ…)

澪「ええっ!本当かよっ!」

唯「やったぁ!やっぱりりっちゃんはそうでなくっちゃ!」キラキラ

澪(なんでこんな喜んでるんだろう…)

律「一回だけだぞ!一回だけ!」(言えない…実は今も履いてるなんて…絶対に言えない…!)

唯「実は今も履いてるんだよねっっ!?」

律(なっ何ィィィィイイイイイ!!!???)

9: 2010/03/22(月) 13:08:14.66
紬「あらあらうふふ♪」

澪「流石にそれはないだろ…」

律「そうだぞっ!澪の言うとおりだぞ!唯!」

梓「と、言いつつ…?」

律「梓!?」

唯「と!言・い・つ・つ~?」

律「なっ!無いったら!」

唯「じゃあ見せてよ!」

律「なっ!?」

紬(唯ちゃんナイスよ!)パァァァ

10: 2010/03/22(月) 13:09:57.97


唯「履いてないなら見せられるよね!女の子同士だもんね!」

梓(唯先輩…恐ろしいです…)

律「見せられるわけないだろ!私にだって羞恥心ってものがだなあ!」

澪「うん、それはさすがにどうかと思うぞ唯…」

唯「澪ちゃんは気にならないの?幼馴染なのに…」

澪「べっ、別に…」

唯「澪ちゃん!パンツの中身も知らないで幼馴染だなんて言えないんだよ!」

澪「そうなのか!?」

律「そうじゃないだろ!」

唯「そうだよっ!」

12: 2010/03/22(月) 13:11:15.45
梓(パンツの中身じゃなくてスカートの中身ですね…)

澪「律!」

律「な、なんだよ急に?」

澪「私はお前の幼馴染なんだ!だから!」

紬(いいわ!いい調子だわ!すごくいい調子だわ!)

澪「パンツの中身!見せてくれ!」

律「澪!?どうしたんだ!お前はそんな奴じゃなかったはずだぞ!?」

梓「ていうか、パンツの中身じゃなくってスカートの中身ですよね。パンツの中身っていうと…」

澪「えっ…あっ…////」ボヒューン

ドサッ

13: 2010/03/22(月) 13:12:46.69
梓「澪先輩!?澪先輩!?……………………氏んでる…」

律「そんなっ!…ってんなわけないだろ!!」

梓「気絶でした」

律「澪!?大丈夫か!?」

唯「澪ちゃーん!あららー…」(澪ちゃんはもう駄目だね…)

紬(澪ちゃんすごくかわいいわ!)

梓「とりあえずそっとしておきましょう」

律「そうだな」

紬「それがいいわね」

14: 2010/03/22(月) 13:14:12.72
唯「あ、ところでりっちゃん、さっきの話の続きなんだけど」

律「ぐっ…」

梓「まだ話は終わってないです」

紬「うふふ♪」

唯「見せて!」

律「見せられるわけないだろ!」

唯「ええー…」

律「なんだその反応!っていうか大体!唯はどうなんだよ!スカートの中身!」

唯「へ?私?」

15: 2010/03/22(月) 13:15:09.96
律「ふ、ふんっ!どうせ毛糸のくまパンかなんかかだろ!」

梓(毛糸はいいとしてなんでくまパン…)

唯「ちがうよ?ほい」ペロン

律「なっ…!///」

梓「せっ先輩…////」カァァッ

紬「まあっ…!///」キラキラッ

律(なんか普通にかわいい下着じゃん…)「どっどういう神経してんだよお前っ!」

紬「まあまあ」ウフフ

梓(見ちゃった…見ちゃった…ゆ、唯先輩の…パ…パ…!////)

17: 2010/03/22(月) 13:19:01.11
ある程度は溜めてるけど最後までは書いてないので
途中から著しくペースが落ちます

唯「はい!次!りっちゃんの番!」

律「ぐぅ…!///」(どうしよう…)

紬「うふふ。うふふふうふふ♪」

唯「あずにゃんも見たいよね!」

梓「え…あ…あの…は、はい……」(もうお腹いっぱいです…)

唯「ほらあずにゃんも見たいって!」

律「…わ…私は…私は…!」

唯(おおっ…?)

18: 2010/03/22(月) 13:20:09.46
律「断固拒否だーーっ!絶対見せなーいっ!」ダダッ

ガチャ! バタン!

唯「ああっ!」

紬「りっちゃん!」

唯「行っちゃった…」

紬「行っちゃったね…」

・・・

20: 2010/03/22(月) 13:21:31.96
唯「うーん…ねえムギちゃん」

紬「なぁに?」

唯「あれは履いてるよね、ぼくさーぱんつ!」

紬「うふふ…唯ちゃんはなんでそんなに気になるのかしら?」

唯「えへへ、だってりっちゃんおもしろいもん!」

紬「うふふふ♪」

澪「でも何であんなに嫌がるんだろうな。まあ私も嫌だけど…あいつなら簡単に見せそうなのに」

梓「あ、復活した」

唯「それはやっぱり履いてるからだよ!ぼくさーぱんつ!」

澪「はは」

澪「・・・」(まさか本当に…?確かめなければ…幼馴染として…!)

22: 2010/03/22(月) 13:26:51.34
~職員室~

さわ子「え?りっちゃんがボクサーパンツ?」

唯「うん!さわちゃん先生もそう思うよね!」

さわ子「わざわざこんな大所帯で職員室まで来て何かと思ったら…なんでそんなこと私に聞くの?」

唯「実はね」

梓「かくかく」

澪「しかじか」

紬「ダイハツ春フェア」

唯「エコカー増えてます!ダイハツへ!ってことなんです!」

さわ子「はぁ…なるほどねぇ…」

23: 2010/03/22(月) 13:28:10.21
やばい、そろそろ溜めてるのが尽きる
俺が思ってたより少ないみたいだ

梓「先生はどう思うんですか?」

さわ子「それは間違いなく履いてるわね!ボクサーパンツ!あのりっちゃんが逃げるなんてそれ以外無いわ!」

唯「やっぱり!?」

澪「そうなんだ…」

さわ子「ただ、まあ実際に見ないとはっきりしないわよね。本人が否定している限り」

唯「そうなの?」

梓「それはそうですよ」

24: 2010/03/22(月) 13:28:54.25
澪「私は確かめたい。あいつの、唯一の幼馴染として!」

唯「おお!その意気だよ澪ちゃん!」

紬(なんだか素敵な方向に話が進んできたわ…)ウフフ

梓「なんか楽しくなってきたです!さっそく作戦会議ですね!」

さわ子「私もちょうど暇になった所だし!協力するわよ!」

唯梓澪紬さわ子「おー!」

さわ子「あ、お菓子とお紅茶よろしくね」

紬「あ、はい…」

25: 2010/03/22(月) 13:29:36.68
~音楽室~


唯「ということで!さわちゃんもメンバーに加わっての作戦会議です!」

紬「わぁ~!」パチパチパチ

さわ子「ズズズ…うまい!」

唯「題して!『りっちゃんはイケメンだからボクサーパンツに間違いない!絶対確認してやり隊!緊急作戦会議』!」

紬「素敵~!」パチパチパチ

澪「長いな」

26: 2010/03/22(月) 13:31:12.24
梓「とりあえずあれですよね、先輩が学校から帰る前に確認しないとですよね」

さわ子「そうね、家で履きかえられたらお終いだわ」

澪「そうじゃなくても帰りにお店で履きかえられるかもしれないし…極力学校から出さないほうがいいな。もし本当にボクサーパンツなのだとしたら」

紬「あ、でも荷物はここにあるし大丈夫なんじゃない?」

澪「いや、あいつなら荷物置いて帰りかねないからな…」

梓「!! じゃあ大変じゃないですか!急いで探さなきゃ!」

唯「それなら大丈夫だよ。あずにゃん」

梓「へ?なんでですか?」

唯「えへへ…これな~んだ♪」スッ

27: 2010/03/22(月) 13:32:13.00
梓「靴…?もしかして…」

澪「律のじゃないか!」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~靴箱~

律「まったく…学校にいちゃ危ないな…練習しないのは悪いけどさっさと帰るか。
  あ、荷物…いや、私のパンツの危機だ…背に腹はかえられまい。
  律さんは今日は退散ですよ~っと。……あれ?靴がない…!そんな!帰れないじゃん!!
  ってあれ?なんだこの紙…」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



唯「ぴぽぴぽぴぽーん!澪ちゃん大正解~!」

28: 2010/03/22(月) 13:34:09.01
紬「でもどうして…?」

唯「えへへ…念のためさっき職員室に行くときにとっておいたんだ♪」

澪「流石だな!唯…!靴がなければ流石の律も帰れまい!」

さわ子(唯ちゃん…恐ろしい子…!)



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

りっちゃんの靴は預かった!返してほしくば
音楽室に来るがよい!そしてパンツを見せるがよい!ボクサーパンツを見せるがよい!


                   淑女・唯


律「あ…!あの小娘ぇぇえ~~~!!!」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

30: 2010/03/22(月) 13:42:35.08
ここで溜めが尽きた。やばい
思ってたよりめちゃくちゃ少なかった


~音楽室~

唯「そろそろりっちゃんも靴と一緒に入れておいた手紙に気づいて帰ってくるころだね」

梓「帰ってくるまでに作戦決めなきゃですね」

紬「作戦・・・」

さわ子「選択肢は二つよ。パンツを見せなきゃいけない状況まで追い込むか・・・」

澪「実力行使か」

梓「でもそれは最後の手段だと思うです。倫理的に」

唯「えー、そうかなぁー」

梓「そうです」

32: 2010/03/22(月) 13:50:43.94
梓「でも、追い込むって具体的にどうするんですか?」

さわ子「それを今から決めるんじゃない」

梓「あ、そ、そうでした。すみません」

さわ子「いいえ。ナイスボケよ」

梓「ボケって・・・」

唯「そんなあずにゃんがかわいい」

梓「な、何言ってるですか・・・」

紬「うふふ♪」

澪「作戦会議しようよ・・・」

35: 2010/03/22(月) 14:02:57.37

さわ子「ナイスツッコミよ澪ちゃん」

澪「は、はぁ・・・」

紬「あの、私思うんだけど」

唯「おおっ。なになにムギちゃん!」

紬「りっちゃんがここに来るまでの短い時間で作戦を決めて、さらにこの急増チーム
  でりっちゃんのスカートの中身を覗けるまでのチームワークを発揮するのは難しいと思うの」

唯「ほ、ほほぉ~・・・」

澪「うん、一理あるな。確かにこの急増チーム・・・ええっと・・・」

唯「りっちゃんはイケメンだからボクサーパンツに間違いない!絶対確認してやり隊!」

澪「そうそれ。それであの律を追い込めるまでの力を発揮するには時間が浅すぎると思う」

梓「ふむ、じゃあどうするですか?」

37: 2010/03/22(月) 14:13:28.26
さわ子「簡単よ。もう自由に攻めるのよ」

唯「ふりーだむってやつだね!」

梓「え、どういうことですか?唯先輩」

唯「自由って意味だよ!ちょっと前にカップヌードルのCMでやってた!」

梓「いやそういうことじゃなくて・・・」

さわ子「個々が各々の判断で、その時に一番適切だと思う方法でりっちゃんを攻めるのよ」

梓「な、なるほど」

唯「あどりぶだね」

紬「あどりぶって何かしら?」

唯「え・・・えっとね・・・えー・・・さあ・・・」

39: 2010/03/22(月) 14:21:04.74
さわ子「それはラテン語で ad libitum という語が縮まったものです。
    訳すと「自由に」というような意味になります。」

唯「ほぇー・・・そうだったんだー・・・」

さわ子「一般的には想定外のことに遭遇して、即興的なやり方で対応することを
    アドリブという言葉で示すことがよくあります。」

紬「先生すごい!博識ですね!」

さわ子「フフッ!ヤフー知恵袋よ!」

澪「作戦会議はもう終わったんだろうか」

さわ子「ナイスツッコミよ澪ちゃん」

澪「・・・」

41: 2010/03/22(月) 14:34:52.63
梓「でもやっぱりちょっと不安です。だれがどの順番で攻めるか、簡単な役割分担でもしませんか?」

さわ子「それもそうね。だれが一番いく?」

唯「うーん・・・」

澪「じゃあ私が行きます!あいつの親友として!幼馴染として!」

さわ子「却下。」

澪「なっ・・・!?」

さわ子「正直に言って幼馴染であるあなたが攻めるのが一番確率が高いわ・・・でもね・・・」

澪「でも・・・なんですか!?」

さわ子「そんな簡単に勝負がついたら・・・面白くないじゃない!」

澪「えええっ・・・!!」ガガーン

唯「一理あるね。」

梓「あるんですか」

44: 2010/03/22(月) 14:43:15.35
紬「じゃあ私が行きます!」

唯「おおっ!やる気だねムギちゃん!」

紬「ええ!お金にものを言わせるわ!」

唯「さすがっ!偉いっ!」

梓(偉い・・・?)

さわ子「そこ!人としてどうかと思うとか言っちゃダメ!」

澪「誰に言ってるんですか」

さわ子「ということで私は二番手で行かせてもらうわ!澪ちゃんは最後の砦よ!」

澪「決められた!?」

45: 2010/03/22(月) 14:50:23.62
唯「うーんと・・・じゃあ私は・・・」

ドア「ガチャ!」

律「唯ぃぃぃーーーーっ!!!」ダダッ

唯「りっちゃん!?」

澪「律!?」

さわ子「しまった・・・遊びすぎたわね・・・」

梓「遊び過ぎたって・・・」

律「唯!私の靴を返せ!」

唯「あうあう」

さわ子「ムギちゃん!ゴー!」

紬「はいっ!」

47: 2010/03/22(月) 15:01:58.32


紬「りっちゃん!」

律「な、なんだよムギ。いっとくけどパンツは見せないぞ」

紬「ここに王美屋のフルーツケーキがあるわ」

律「そ、それがどうした・・・」ゴクリ

紬「これをあなたにあげましょう」

律「な、なんだと・・・」ジュルル

紬「ただし・・・」

律「ただし・・・?」

梓「古い手ですね・・・」

さわ子「それ言っちゃだめよ梓ちゃん」

唯「でもそれがいいのだ!」

50: 2010/03/22(月) 15:17:23.94
紬「あなたのおパンツ!見せて頂戴!」

律「やはりそれか!いやわかってたけどね!わかってたけどね!」

澪「ムギが「おパンツ」だなんて・・・」

さわ子「適度に壊れてて先生嬉しいわァ」

紬「スカートを少し捲るだけでいいの!それだけであなたはこのケーキを食べられるのよ!」

律「うぐ・・・いやしかし・・・」

紬「どうしたの?食べたくないの?某探偵漫画の第一話にちょろっとでてきたこの王美屋のフルーツケーキ」

律「わ・・・私は・・・私は・・・」

唯「おお?」

律「私は今!ダイエット中だァーーーーーッ!!!」オオッ

紬「くっ・・・!」ビリビリビリ

梓「うーんダメみたいですね・・・」

紬「じゃあこの500万円で!!」

梓「それは人としてどうかと思う・・・」

澪「なんでムギは500万円も持ち歩いてるんだ」

51: 2010/03/22(月) 15:31:24.43

律「今の私は無敵だァーーーッ!!」ドカーン

紬「む・・・無念だわ・・・」 ガク

唯「ムギちゃーん!」

梓「正直当然の結末だと思うです・・・」

さわ子「次は私の番ねっ!」

唯「おおっ!頑張れさわちゃん先生!」

さわ子「りっちゃん?こっちを向いて?」

律「ん?なんだいさわちゃ・・・ぬおっ!?」

澪「い、いつの間にバニーに・・・!?」

さわ子「これぞ!山中流早着替えの術!」

唯「すごいすごい!かっこいいよさわちゃん先生!惚れ惚れするよ!」

梓「ああ・・・唯先輩、先生に惚れ惚れするなんてそんな・・・」

澪「冷静になれ梓」

52: 2010/03/22(月) 15:46:25.94
律「いやしかし・・・それがどうしたっていうんださわちゃん!」

さわ子「私はあなたのために着替えたの!」

律「はぁ!?」

澪「正直意味がわからない」

さわ子「だからりっちゃん?あなたも私のために何かしてくれないかしら・・・?」

律「え・・・は・・・え・・・何かって・・・なんだ・・・」

さわ子「例えばそうね・・・コ・ス・プ・レ!・・・とか?」

律「なんだと・・・」ゴクリ

唯「すごいねごしえいとだ・・・!」

梓「唯先輩、ねごしえいとって何ですか?」

唯「え・・・交渉術とかそんなのでしょ?」

梓「知ってたんだ・・・!」

澪「梓、それは失礼だぞ・・・」

74: 2010/03/22(月) 21:08:14.47

律「い…いや!駄目だ!さわちゃんはそんなの着慣れてるだろうけど私は違うんだっ!」

さわ子「今から慣れればいいのよ!大丈夫!私がついてるから!二人なら怖くないわっ!」

律「怖いとかそういうんじゃないんだよ!恥ずかしいんだよっ!」

さわ子「なぁに澪ちゃんみたいなこと言ってんの!」

澪「…」

律「私にだって羞恥心ってものがあるんだ!」

唯「しゅうちしん(笑)」

77: 2010/03/22(月) 21:16:33.77
さわ子「分かったわ!じゃあこれでどう!?」ズババッ

澪「なっ・・・あれは・・・!」

律「水着に制服に眼鏡にネコミミに…え~っとわけわからん!」

さわ子「猫耳スク水セーラー眼鏡ガントレットニーソよ!!」

唯「正直混ぜすぎて気持ち悪いね、あずにゃん」

梓「です」

紬「私は全然許容範囲だわっ」ハァハァパシャパシャ

梓「復活してるし・・・」

78: 2010/03/22(月) 21:23:32.91
さわ子「私がここまでやってるというのにあなたは何もしてくれないの!?それは人としてどうなの!?」ビシィッ

澪「あの格好も人として…」

唯「マホトーン!」

澪「ふがふが」

律「…人として…か…。…でもねさわちゃん…私は人である前にドラマーなんだ…。そして…ドラマーである前に田井中律なんだ…!
  田井中律は!コスプレは嫌だと言っているんだー!」ばーん!

澪「律かっこいい…////」ほわほわ

唯「おおー」パチパチ

梓「いや「おおー」って…」

紬「」パシャパシャ

80: 2010/03/22(月) 21:31:03.55
さわ子「わかったわ…じゃあコスプレは諦めてあげる…。」ニヤリ

律「…?」

さわ子「じゃあこれが最大の譲歩!おパンツ見せなさいっ!」デデーン

律「何っ…!?」

唯「うまいっ!さわちゃん先生ここまで読んであんな格好になってたんだ!」

澪「なるほど…」ゴクリ

梓「ていうか「おパンツ」って流行ってるんですか…」

紬「」パシャパシャ

81: 2010/03/22(月) 21:38:13.47
さわ子「そーれおっパンツ!おっパンツ!Hey!おっパンツ!おっパンツ!Hey!」

律「う・・・」

さわ子「おっパンツ!おっパンツ!Hey!おっパンツ!おっパンツ!Hey come on!」

梓「ヘイカモンって…」

紬「・・・!」ガタッ

唯「え」

紬&さわ子「おっパンツ!おっパンツ!Hey!おっパンツ!おっパンツ!Hey!」

梓「ムギ先輩!?」

澪「最悪だ…」

82: 2010/03/22(月) 21:48:44.33
紬&さわ子「おっパンツ!おっパンツ!Hey!おっパンツ!おっパンツ!Hey!」

律「う・・・う・・・」

紬&さわ子「おっパンツ!おっパンツ!Hey!おっパンツ!おっパンツ!Hey!」

律「うううぅぅ~~~・・・」

紬&さわ子「おっパンツ!おっパ・・・え・・・?」

律「う・・・ううぅ~~~っ・・・」

梓「まさか・・・」

唯「りっちゃん・・・泣い・・・」

律「うっ・・・うっ・・・うううううぅぅ~~~~・・・」

紬「あ・・・あの・・・りっちゃんごめんね・・・あの・・・」

さわ子「私もごめんね・・・その・・・少し調子に乗りすぎてたわ・・・ごめんね・・・」

澪「いや・・・」

律「うおおおおおおーーーーーーーーーっ!!!!!」ドカーン

さわ子「なっ・・・ゆ、油断・・・」ガクッ

紬「再び・・・無念だわ・・・」ガクッ

88: 2010/03/22(月) 22:01:41.69
唯「りっちゃんつおい・・・」

律「全く・・・煩わしいっての・・・!」

澪「やっぱりな・・・」

梓「さすが幼馴染、わかってたんですね」

澪「えっ・・・いや・・・まあ、つ、付き合い長いしな////」

梓「後は私たち三人だけですね・・・」

澪「そうだな・・・」

律「おーいそこの二人、何話してんのー?」

梓「正直私、作戦とか全然無いんですけど・・・」

澪「えっと・・・うん・・・そこはアドリ・・・あれ?唯は?」

律「聞いちゃいねえ」

唯「うおりゃ!」ガシッ

律「なっ!?は、離せぇ!」

梓「唯先輩!?」

澪「いつの間に!?」

89: 2010/03/22(月) 22:16:57.46
唯「ほらあずにゃん!私が抑えているうちに!
  スカートを!スカートを捲るんだぁー!そして確認するんだぁー!」ハァハァ

梓「えっ わ、私ですか!?」

唯「あずにゃん以外に誰がいるの!ぐ・・・ぐっ!!は はやく!!はやくしてくれーーーーっ!!」

律「く・・・くそ~っ!!さ・・・さっきのガキの一撃でパ・・・パワーがおちている・・・!!
  はなせ唯!バカめ!!くっついていてはきさまも ただではすまんぞ・・・!!」

唯「へへ・・・オラもいっしょに氏んでやらあ・・・!!」

律「なっ なんだとっ!?き きさま正気かっ・・・!!」

唯「お・・・おめえをたおすにはこれしか方法はねえんだ・・・!」

梓「・・・」

唯「ま・・・まだかよ・・・!!あ・・・あばらが折れてんだぜ・・・ぐぐ・・・!!
  は・・・はやく~・・・・・・!!」

律「はなせっ!!オ・・・オレがわるかった!!にどと もうこの星には来んっ!!」

唯「に・・・にどとだまされるもんか・・・!!」

澪「いつまでわかりにくいミニコントしてるんだ」

92: 2010/03/22(月) 22:26:17.22
唯「でへへ」

律「いや~なんかノってきちゃってさ」

梓「ミニコントって・・・え?何してたんですか?」

律「え?ドラゴンボールの17巻、其之二百三、
  『孫悟空 最後の手段!!』の内のワンシーンだけど?」

梓「そんな、「え、知らないの?マジで?」みたいな感じで言われても・・・
  ていうかお二人とも息ピッタリですね・・・」

唯「じゃあ真面目に続きしよっか」ギュ

律「え?」

唯「あずにゃーーん!!今のうちにスカート捲ってーー!」

律「うわっマジかこいつ!は、離せよぉ!くっそぉ!」

93: 2010/03/22(月) 22:38:51.48
梓「え・・・えと・・・」

澪「は、はは・・・」

律「何笑ってんだよーみおー!くっそー唯!お前なんでそんなに見たがるんだよ!
  わざわざ靴は隠すし!変な手紙は入れるし!さてはお前・・・変態だな!?」

唯「ち、違うよ!変態じゃないよ! 仮に変態だったとしても、変態という名の淑女だよ!!」

律「『淑女・唯』ってそういうことだったのかっ!!くっそー!
  うおおーーーーっ!!!」

唯「す、すごい力!さすがりっちゃん・・・!あずにゃん急いで!!」

梓「ええ・・・いやでも先輩に対して・・・そんな・・・
  (ていうか実力行使は最後の手段じゃなかったっけ・・・)」

95: 2010/03/22(月) 22:50:26.12
唯「かくなる上は・・・!唯、いきますっ!」カプッ

律「へやっ!?///」

澪「なっ!!」

唯「はむはむ・・・」

律「み、耳っ・・・!うひぃーー!!////」

梓「あ・・・ああ・・・唯先輩・・・そんな・・・
  私でさえそんな・・耳なんて一度も・・・」

唯「むにゅむにゅ・・・はむっ・・・にゅむ・・・」

律「は・・・はふ・・・ふ・・・ふにゅん・・・////」ガクッ

唯「フッ・・・咀嚼・・・完了・・・!」

紬「」パシャパシャ

梓「復活してるし」

98: 2010/03/22(月) 23:18:07.89
唯「さあ!あずにゃん!今なら捲り放題だよ!ほらほら!」

梓「・・・」

唯「・・・?どうしたの?あずにゃん・・・」

梓「・・・たし・・・」

唯「あずにゃん?」

梓「私・・・唯先輩にそんなことして欲しくなかったです・・・」

澪「・・・」

99: 2010/03/22(月) 23:18:48.95
梓「唯先輩、いつも、私に抱きついてきますよね・・・でも耳をかむなんて・・・
  そんなこと一度もしなかったですよね・・・でも律先輩には、今・・・しましたよね・・・」

唯「・・・」

梓「私・・・あの・・・ヒッグ・・・勘違い・・・してました・・・
  ごめ・・・なさ・・・うっ・・・すみませんっ!!」ダダッ

唯「あずにゃん!?」

澪「唯!追いかけろ!」

梓「あうっ」ドテッ

唯「・・・」

澪「・・・」

紬「」パシャパシャ

100: 2010/03/22(月) 23:28:26.01
唯「あずにゃんごめんね・・・?でも私そういうつもりでりっちゃんの耳噛んだんじゃないよ?
  それに私・・・あずにゃんがただ見ためがかわいいってだけで抱きついてたんじゃないよ・・・?」

梓「・・・うう・・すみませ・・・」エグッ

唯「あずにゃん・・・聞いて?あのね・・・?」



澪「うん、あっちは大丈夫そうだな」

紬「」パシャパシャ

澪「やめなさい」

さわ子「りっちゃんを起こさないとね。気絶してるうちに覗いてもいいけど
    それじゃフェアじゃないし、私が面白くないわ」

澪「復活してるっ!」

さわ子「さあ、りっちゃんを起こすのはあなたの役目よ。澪ちゃん。
    おパンツを拝見するのもね・・・」

澪(「おパンツ」って流行ってるのかな・・・)

102: 2010/03/22(月) 23:44:52.08
一応トリップつけておきます

澪「律ー。起きろー?」ペチペチ

律「うぅーん・・・ハッ!!!」

澪「起きたか。おはよう」

律「・・・見た?・・・見たのか?・・・見たんだな!?そうだよな!?
  気絶してたんだから絶好のチャンスだよな!?・・・ああ~~!!もうお嫁にいけねえぇーっ!!」

澪「・・・見てないよ」

律「え?」

澪「見てないったら。律が嫌がることなんてするわけないだろ」

律「澪・・・」


さわ子「しょっちゅうゲンコツしてる気がするけどね」

紬「」パシャパシャ

さわ子「・・・」

さわ子(ツッコミ役が・・・いない・・・)

103: 2010/03/23(火) 00:02:49.05
澪「律、率直に言う。私は確認したいんだ。見せてくれないか?お前の意思で」

律「何言ってんだよ・・・澪・・・そんなこと・・・お前らしくないじゃないか・・・」

澪「私はな、律。お前の幼馴染なんだ。だからお前を誰よりも理解していたい
  私もお前に理解してもらいたい。誰よりもな」

律「・・・」

澪「お前が私に何か見せろって言うなら何でも見せてやる。教えろって言うなら私の全て教えてやる。
  律・・・私たちは幼馴染で・・・唯一無二の・・・親友だろう・・・?」

律「・・・ああ・・・///」


さわ子「あら、これは・・・」

唯「いよいよいけそうなふいんきですね!」

梓「です」

さわ子「あなたたち早いわね・・・いつの間に?」

唯「さわちゃん先生がツッコミいなくて困ってるところから横にいたよ!」

梓「です///」

さわ子「あ、そう・・・」

紬「」パシャパシャ

105: 2010/03/23(火) 00:13:51.25
澪「だから・・・私に見せて欲しいんだ・・・パンツの中身!!」

律「あ」

澪「え?」

唯&梓&さわ子「あーあ(です)」

律「澪・・・パンツの中身っていうと・・・」

澪「えっ・・・あっ・・・」ボヒューン

ドサッ

さわ子「はい、澪ちゃんノックアウトー」

紬「うん、でも正直・・・」パシャパシャ

唯「正直オチ読めたよね」パシャパシャ

梓「唯先輩!シーッです!シーッ!」

唯「え?あずにゃんおしっこ?」パシャパシャ

梓「意味分かんないです!あとなんで唯先輩も写真とってるですか!」

107: 2010/03/23(火) 00:35:33.79

・・・

~道路~

唯「結局りっちゃんのおパンツは見れず終いかー・・・あーあー」

梓「だから流行ってるんですかそれ」

律「お前らがこの軽音部部長、田井中律様のスカートの中身を見ようだなんてのは百年はやかったんだよーっ」

澪「まあ私も今回は諦めるよ」

律「そうしてくれ。・・・まあ、私は澪のスカートの中身は見たけどなっ!」

澪「なっ・・・!?///いっ、いつだ!!」

律「澪が気絶してたときーっ!みっずいろのしっましまーっ!♪」

澪「ふっ、ふざけるなーっ!馬鹿律ーっ!!////このっ、このぉー!///」グワシグワシ

律「うわーっ!澪っ!ギブギブギブーーッ!それは氏ぬ!本当に氏ぬーーっ!!」

澪「許さんっ!////絶っ対に許さーん!////」

律「いででででいでーーーっ!・・・っていうか、さっきから気になってたんだけど
  なんでお前らさっきからずっと手繋いでるんだ?」

108: 2010/03/23(火) 00:40:47.78
梓「え、あ・・・///」

唯「私たち付き合うことになったんだーっ♪ねーあずにゃーん!」

梓「は、はいです・・・/////」

律「な、何だとーーーっ!?聞いてないぞーーっ!くっそーイチャイチャしやがってーっ!」

梓「律先輩には言われたくないですっ!」

唯「うんうん!」

律「はぁ・・・?」

澪「・・・////」

律「あ・・・////。・・・い、意味分かんないこと言うなーーっ!」


ギャー ギャー アハハ


紬「うふふ♪」


       パシャッ


                     おわり

109: 2010/03/23(火) 00:44:22.39
おつー

110: 2010/03/23(火) 00:44:46.23

112: 2010/03/23(火) 00:47:12.61
ということでおわりました。
最後の方どんどん失速していったのでこれ以上は続けられないと思い終わりました。
当初は割とけいおん!らしいほわほわムードでいくつもりでしたが、続けていくうちにどんどんおかしな方向に・・・
やっぱり、しっかり書き溜めてからでないとダメですね。一応これが初SSになります。
保守してくださった皆様、支援して下さった皆様、こんなスレに付き合っていただいてありがとうございました。
途中本当にご迷惑をおかけしました。
それでは


PS
一番好きなキャラは憂ちゃんです

引用元: 唯「りっちゃんってぼくさーぱんつ履いてそうだよね」