1:◆ganja..OLI 2016/07/31(日) 22:54:56.86
モバマスなんですよ

裕子「みえぬとてうかぶひと」の続きといえば続き
ユッコに霊感がありますよというのだけ頭に置いておいていただければ多分大丈夫です

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2: 2016/07/31(日) 22:55:38.18



裕子「心理テストです!」



早苗「なに?」

友紀「うん?」

3: 2016/07/31(日) 23:05:39.53

裕子「心理テストですよ!」

早苗「えー?」

裕子「サイキック心理テスト! です!」

早苗「ユッコちゃんが勝手にサイキックで読み取りなさいよ」

裕子「じゃあサイキックじゃない心理テストにしますね」

友紀「ユッコちゃん暇なの?」

裕子「暇です!」

友紀「正直だなぁ」

早苗「んもーしょうがないわねー」

裕子「はいじゃあ心理テスト始めますよ! サイキック心理テストですよ!」バンバン

早苗「どっちなのよ」

友紀「ユッコちゃん酔ってる?」

菜々「あらー、なんか楽しそうですね」

裕子「菜々さんも是非一緒に! サイキックテストですよ!」

菜々「それカードの絵柄とか当てるやつですよね?」

早苗「えっ結局あたしたちは何を試されるの? もう試されてるの?」

友紀「早苗さんの堪忍袋が試されてるのかな」

早苗「なんであたしが短気みたいになってるのよー」

友紀「あっはは、それよりビビリなとこのほうが問題だよねー」

早苗「ちょ……なんでそういうこと言うのよー! もー!」グイグイ

友紀「いてててて」ガクガク

菜々「乱暴はダメですよー」

裕子「ちょっとちょっとー! 話聞いてくださいったら!」

4: 2016/07/31(日) 23:12:08.33

早苗「で、なんだったっけ、アルコールパッチテスト?」

裕子「心理テストですよ」

菜々「なんで今になってそれを調べるんですか」

友紀「早苗さんがそんなに強くないのはあたしもう嫌ってほど知ってるよー」

早苗「ほんと迷惑かけるわね……」

友紀「そう思うなら飲み過ぎないでよー全部出てくるんだから」

早苗「そんなふうに言わなくてもいいじゃない……最近は私だって気をつけてるんだから」ムー

裕子「痴話喧嘩してないで聞いてくださいよー!」バンバン

菜々「痴話喧嘩なんですね」

早苗「それでどうすればいいの?」

裕子「じゃあまず目を閉じてください!」

菜々「はーい」スッ

早苗「……」スッ

友紀「…………んふっふふふ」

菜々「ゆ、友紀ちゃん?」

友紀「あはは黙って目つぶってるとなんか面白くなってきてははは」

早苗「友紀ちゃん修学旅行の夜そろそろ寝るかーって静かになった時いきなり笑い出すタイプでしょ」

菜々「あーいましたいましたそういう子」

裕子「だからー聞いてくださいよー!」

友紀「はははちょっと落ち着くまで待ってあっはははは」

菜々「なんだか何か憑いてるみたいな大笑いですね」

早苗「ひっ」ビクッ

裕子「何か居るようには見えませんけどね……?」

早苗 ホッ

5: 2016/07/31(日) 23:24:31.11

友紀「落ち着いた」

菜々「な、なんかちょっとくたびれた顔になりましたね」

友紀「笑い疲れっちゃった……」

菜々「難儀ですねぇ……」

早苗「で、目をつぶってどうすればいいの?」

裕子「はい、それじゃお家を想像してください」

友紀「理想の住みたい家でいい?」

裕子「いや自分の家じゃないと意味が無いんで……」

早苗「菜々ちゃんはチバミン星よね」

菜々「チーバくんになっちゃうじゃないですかぁ!」

友紀「それで次は?」

裕子「じゃあ、あなたは今自分の家の玄関にいます」

菜々「はい」

裕子「これから家の中を歩いて窓を一つ一つ開けてください。サイキックでズルしちゃダメですよ!」

友紀「サイキックはズルなの?」

裕子「違いますよ!?」

早苗「不正は逮捕よ? 肩こってるんだから仕事増やさないでよねー」

菜々「グッ」

友紀「もう仕事じゃないでしょ」

裕子「真面目にトレーニングしてますから!」

早苗「それなら良いけど……菜々ちゃん? 何打ちひしがれてるの?」

菜々「なんでもないです……ないですよ……」

6: 2016/07/31(日) 23:32:18.62

裕子「というか、目開けないでくださいよ!」

早苗「開けるとどうなるの?」

友紀「氏んじゃう」

裕子「えっ」

菜々「えっ」

早苗「ちょっとそんなのやらせないでよ!」

裕子「ええっ!? なんで私が怒られるんですか! 氏なないですよ!」

友紀「あっはははなんかまた面白くなってきちゃったははは」

菜々「また変なツボ入りましたね」

早苗「じゃあ何があるの!?」

裕子「テストにならないだけですよ!」

友紀「はー……はぁ……」

菜々「難儀ですねぇ……」

裕子「はい皆さんが静かになるまで10サイキック秒かかりました」

早苗「どういう単位なのーそれ」

裕子「私が丹精込めてきっちり10秒ぐらい適当に数えましたよ!」

友紀「どっちなの?」

早苗「いっしょけんめ適当に数えたのね?」

裕子「バッチリですよ」フンス

早苗「何に対しての自信なのよ」

菜々「えっーと、それでどうするんでしたっけ」

裕子「あーそうでした! また最初からじゃないですかー」

友紀「ほら早苗さん言われてるよ」

早苗「なんであたしなのよ」

7: 2016/07/31(日) 23:39:25.83

裕子「はい、目閉じて玄関に立ってください!」

菜々「はーい」

裕子「じゃあ家の中を歩いて窓を一つ一つ開けて、終わったら玄関に戻ってください」

友紀「……」

早苗「……」

菜々「……」

裕子「できましたー?」

友紀「今部屋片付け始めちゃったからちょっと待って」

菜々「普段からこまめに片付けましょうよー」

裕子「いやそれは後でやってくださいよ」

友紀「あいよー」

裕子「次はさっき開けた窓を一つ一つ閉めてまた玄関に戻ってきてくださーい」

友紀「えー?せっかく開けたのにー」

早苗「何よーその掘った穴を次の日埋めさせられる拷問みたいなのー」

裕子「そこまで苦痛でした?!」

菜々「それで、次は?」

裕子「あ、閉めて戻ってきました?」

菜々「はーい」

友紀「あーい」

早苗「戻ったわよー」

裕子「はい、じゃあそれで終了です! お疲れ様でした!」

友紀「わー」パチパチ

菜々 パチパチ

早苗「何の拍手なの?」

8: 2016/07/31(日) 23:46:01.08

裕子「それで、テストの結果なんですけど」

早苗「そういえばコレ心理テストだったのよね」

裕子「何だと思ってたんですか……」

ヴーッヴーッ

菜々「ちょっとごめんなさい……はい、今からですか? はーい」ピッ

早苗「どうしたの?」

菜々「プロデューサーさんが新しい衣装の意見を聞きたいって。ちょっと行ってきますね!」

友紀「いってらっしゃいー」フリフリ

菜々「後でテストの結果教えて下さいねー」フリフリ

裕子「もちろんです!」フリフリ

バタン

早苗「で、結局何のテストだったの?」フリフリ

裕子「それなんですけど、窓を開けて閉める間、誰かに会いました?」

友紀「いやー? 会わなかったなー」

早苗「あたしは友紀ちゃんが野球見てたわね」

裕子「ああ……」

小梅「わぁ……」ヒョコ

早苗「わぁぁあああ!!」ギュウッ

友紀「ぐああぁぁぁぁ」ギリギリ

裕子「あ、小梅ちゃん、お疲れ様です!」

小梅「お、お疲れ様……早苗さんも、おつかれさま……」

早苗「な、なんだ小梅ちゃんじゃない……」ギュウウ

小梅「こっそり……は、はいってきちゃった……びっくりしました……?」

早苗「びっくりしたわよーもー……心臓が止まるかと思ったわ」ギュウウウ

友紀「あ゙だじも゙息゙の゙根゙止゙ま゙り゙ぞゔ」ギリギリ

裕子「あー! 早苗さんストップストップ!」

9: 2016/07/31(日) 23:51:32.92

小梅「友紀さん……氏体みたいで……かわいい……」キラキラ

友紀「へへっコレぐらい屁でもねぇぜ。ロケンロー」

裕子「人となり変わってますけど」

早苗「あの……ごめんね?」

友紀「なれてますって……で、結局何がわかる心理テストだったの?」

小梅「? 心理テストじゃ、ない……よね……?」

友紀「え?」

早苗「え、じゃあ何を試されてたの……?」

裕子「実はあれ、心霊テストで……」

早苗「え」

裕子「窓をあける順番とかはどうでもよくって、部屋で誰かに会うと多分お家に……」

早苗「え」

裕子「ですよね、小梅ちゃん」

小梅「う、うん……あんまり、いい子じゃない子……いると思う……」

早苗「~~~~~~~~~ッ!!」ギュッ

友紀「抱きつかないでいでででででで」ギリギリギリ

裕子「早苗さん最近なんだか調子悪そうだったんで、もしかしてと思ったんですが……」

早苗「な゙ん゙で゙出゙でぎぢゃ゙ゔの゙よ゙友゙紀゙ぢゃ゙ん゙の゙ば゙がー゙」ギュウウウ

友紀「早苗さんが勝手にイメージしただけじゃん」ギリギリギリ

裕子「うーん、やはり私のサイキックが的中してしまいましたか……」

早苗「だ゙っ゙で最゙近゙ゔぢに゙泊゙ま゙る゙がら゙」ギュウウウウウ

友紀「早苗さん潰れちゃうから連れて帰ってるんでしょーあコレ氏ぬ」ギギギギギバキ

裕子「あー! 友紀さん氏んじゃう氏んじゃう!」

10: 2016/08/01(月) 00:03:46.18

小梅「ま、また……可愛くなっちゃった……」キラキラ

友紀「あたしなんか何センチか細くなってない?」

裕子「さすがにそこまで圧縮されてないと思いますけど」

早苗「ううう……ごめんね……」

友紀「まぁ部屋に居たらそりゃ怖いよねー」

早苗「なんでなのよぉ……気合入れて盛り塩もしたのに……」

裕子「あ」

小梅「多分……そのせい、かも……」

早苗「え」

小梅「変に盛り塩しちゃうと……出られなくなっちゃう……」

早苗「ああああ……」

友紀「なんだー自爆じゃん」

早苗 キッ

友紀「悪霊みたいな目で睨まないでこわい」

小梅「だから……お塩を片付けてあげれば……大丈夫、だよ……?」

友紀「じゃあ、お家帰ってすぐなんとかなるねー」

早苗「むりむりむり友紀ちゃんち泊めてむり」ガッシ

友紀「いまウチ散らかってるからなー」

早苗「さっき片付けてたでしょ」

友紀「それ想像の中ででしょ? それに閉じ込めっぱなしじゃあ可哀想だよー」

早苗「じゃあ友紀ちゃんうちに来て」

友紀「えー?」

早苗「お゙ね゙が゙い゙」ギュッ

友紀「しょうがないなーもー……」

11: 2016/08/01(月) 00:19:17.28

菜々「戻りましたよー」ガチャ

裕子「菜々さんおかえりなさいー」

小梅「お、おはようございます……おかえりなさい……」

菜々「小梅ちゃんおはようございますー」

友紀「あ、菜々ちゃんおつかれー」

早苗「おつかれー」

菜々「あら、なんだか仲良しですね」

友紀「早苗さんがビビっちゃってさー」

早苗「余計なこと言わなくていいのよもう」ペチペチ

友紀「はいはい」

菜々「あ、そういえば結局何がわかる心理テストだったんですか?」

友紀「あー……」

裕子「ちなみに、なんですけど、菜々さんは窓を開けて閉める途中で誰かに会いました?」

菜々「んー、早苗さんと、友紀ちゃんと……あとは、川島さんに楓さんですかね! って言っても、ウサミン星でお鍋した時のこと思い出しただけなんですけど」

裕子「あ゙ー……」

早苗「ヒッ」

友紀「うわ……」

小梅「わぁ……!」キラキラ

菜々「えっなんなんですかこのお葬式みたいな空気」

友紀「ねえこれさぁ」

裕子「いっぱい居ますね……」

早苗「ううううう」ブルブル

小梅「楽しそう……」キラキラ

菜々「えっえっ」

12: 2016/08/01(月) 00:35:16.81

裕子「その、菜々さん、実はですね、心理テストじゃ無くって心霊テストで」

菜々「え?」

裕子「そんなに人と会ったってことは、多分菜々さんの部屋には相当……」

菜々「え?」

裕子「まぁ菜々さんは元気そうですし、ただ居るだけのいい人達だと思いますよ!」

菜々「え?」

小梅「うらやましい……」キラキラ

早苗「ゔゔゔゔゔゔゔ」ブルブルブル

友紀「あー……このままだと早苗さんが氏んじゃうからあたしそろそろ退散するねー。ほら早苗さん立って」

早苗「腰゙ぬ゙げぢゃ゙っ゙だ」ブルブルブルブル

友紀「もーじゃあもうおんぶでいいよー……じゃあねー」フリフリ

早苗 ギュウウ

友紀「あっこのままだとあたしが氏んじゃうかも」ギリギリ

バタン

裕子「お疲れ様ですー」フリフリ

菜々「え?」

小梅「ゆっこちゃん……そろそろ、寮に帰らないと……」

裕子「むむっ、だいぶ暗くなってきちゃいましたね! それでは菜々さん、また明日!」フリフリ

小梅「今度……遊びに……行かせてね……」フリフリ

バタン

菜々「え?」

13: 2016/08/01(月) 00:43:10.34



菜々「……え?」



14: 2016/08/01(月) 00:55:17.80

ガチャッ

菜々「ヒッ」

杏「ふいー……お疲れ様ー」

菜々「あんずちゃんー……」

杏「どうしたの菜々ちゃん氏にそうな顔してるけど」

菜々「あんずちゃんー泊めてくださいー……」

杏「えっ、急にどうしたの」

菜々「お゙ゔぢが゙ー……お゙ば゙げが゙ー……」ウルッ

杏「あああよく分かんないけどわかったよおいでよ」

菜々「あ゙り゙が゙どゔご゙ざ゙い゙ま゙ず……」ウルウル

杏「部屋散らかってるけど我慢してね」

菜々「あ゙り゙が゙どゔご゙ざ゙い゙ま゙ずぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙……」ウルウル

バタン

15: 2016/08/01(月) 01:03:20.80
というわけでおしまいおしまい

なんだかわちゃわちゃしてるだけのお話になってしまいました

18: 2016/08/01(月) 02:57:14.09
おつ
かわいいなぁ

引用元: 裕子「Shinr(e)iテスト」