1: 2017/02/25(土) 19:17:57.687
ある日の教室
ヴィーネ「ガヴ、おはよう…って、あれ、なによその手にもってるやつは?」
ガヴリール「いや、なんか今日、下駄箱みたら変な封筒がはいってたんだけど…」
ラフィ「あらあら、ガヴちゃんはその封筒の中身みたんですか?」
ガヴ「ん?いや気持ち悪いからみてないけど…」
ラフィ「あら~、そうなんですね。けど、ガヴちゃんもなかなかやりますねえ」
ガヴ「は?やるって何が?何いってんのラフィエル」
ラフィ「え~、だってがヴちゃん…それってラヴレターなんじゃないんですか?」
ヴィーネ「」
ヴィーネ「ガヴ、おはよう…って、あれ、なによその手にもってるやつは?」
ガヴリール「いや、なんか今日、下駄箱みたら変な封筒がはいってたんだけど…」
ラフィ「あらあら、ガヴちゃんはその封筒の中身みたんですか?」
ガヴ「ん?いや気持ち悪いからみてないけど…」
ラフィ「あら~、そうなんですね。けど、ガヴちゃんもなかなかやりますねえ」
ガヴ「は?やるって何が?何いってんのラフィエル」
ラフィ「え~、だってがヴちゃん…それってラヴレターなんじゃないんですか?」
ヴィーネ「」
5: 2017/02/25(土) 19:22:14.271
ガヴ「は?ラブレター?なにそれ??」
ラフィ「好きな人に自分の想いを伝えた文章を書いた手紙のことですよ。人間界ではそれを相手の下駄箱にいれるのが主流みたいですね」
ガヴ「は、なにそれ?想いって何?私に何の想いを伝える奴がいるの?」
ラフィ「そりゃあもちろんラブレターなので、ガヴちゃんへの愛を…ってあれ?」
ヴィーネ「………」
ラフィ「どうしたんですかヴィーネさん…なんか顔色悪いみたいですけど…」
ラフィ「好きな人に自分の想いを伝えた文章を書いた手紙のことですよ。人間界ではそれを相手の下駄箱にいれるのが主流みたいですね」
ガヴ「は、なにそれ?想いって何?私に何の想いを伝える奴がいるの?」
ラフィ「そりゃあもちろんラブレターなので、ガヴちゃんへの愛を…ってあれ?」
ヴィーネ「………」
ラフィ「どうしたんですかヴィーネさん…なんか顔色悪いみたいですけど…」
13: 2017/02/25(土) 19:26:19.481
ヴィーネ「え…、いや…そそ、そんな…こと…ないけど…」
ラフィ「大丈夫ですか…保健室いったほうが…」
ヴィーネ「いや!だ、大丈夫よラフィ!……け、けど…が、ガヴにラブレターなんて…も、モノ好きな人もいるもの…よね…は、はは」
ガヴ「だよねー」
ラフィ「否定しないんですね、ガヴちゃん…」
ラフィ「大丈夫ですか…保健室いったほうが…」
ヴィーネ「いや!だ、大丈夫よラフィ!……け、けど…が、ガヴにラブレターなんて…も、モノ好きな人もいるもの…よね…は、はは」
ガヴ「だよねー」
ラフィ「否定しないんですね、ガヴちゃん…」
16: 2017/02/25(土) 19:33:40.124
ガヴ「いや、愛とかなんとか…天界の時の偽りの私ならいざ知らず…今の私にそんな感情抱いてるやついたら、ま、そりゃ確かにモノ好きだね」
ヴィーネ「い、いやいや!そ、そそそんなことはないわよ!今のガヴだって、優しいところあるし、こないだも私が病気の時差し入れしてくれたし…!?」
ガヴ「は…?」
ヴィーネ「今も見た目は可愛いし!?べつにあんたのこと好きになる人くらい他にもいたって、おかしくはないと思うわ!ほんとそこは誤算だっ…」
ガヴ「え?いや…何急にわけのわかんないこと言ってんのヴィーネ…?」
ヴィーネ「え!?ああ、い、いいいいいや…な、なななんでも…ない…けど…」
ヴィーネ「い、いやいや!そ、そそそんなことはないわよ!今のガヴだって、優しいところあるし、こないだも私が病気の時差し入れしてくれたし…!?」
ガヴ「は…?」
ヴィーネ「今も見た目は可愛いし!?べつにあんたのこと好きになる人くらい他にもいたって、おかしくはないと思うわ!ほんとそこは誤算だっ…」
ガヴ「え?いや…何急にわけのわかんないこと言ってんのヴィーネ…?」
ヴィーネ「え!?ああ、い、いいいいいや…な、なななんでも…ない…けど…」
18: 2017/02/25(土) 19:39:53.811
ラフィ「それでガヴちゃん、そのラヴレターどうするんですか」
ガヴ「決まってんじゃん、見ないで捨てるよこんなもの」
ヴィーネ「え…?」
ラフィ「あら、もったいない…けど、ホントにいいんですか」
ガヴ「いいってば…だってめんどくさいし」
ラフィ「そうですかぁ…あれ、ヴィーネさん、急に顔色、よくなってますけど…何か今の流れでいいことでもあったんですか」
ヴィーネ「え!?い、いや…べ、べつに、そ、そんなこと、な、ななないわよ!」
ガヴ「決まってんじゃん、見ないで捨てるよこんなもの」
ヴィーネ「え…?」
ラフィ「あら、もったいない…けど、ホントにいいんですか」
ガヴ「いいってば…だってめんどくさいし」
ラフィ「そうですかぁ…あれ、ヴィーネさん、急に顔色、よくなってますけど…何か今の流れでいいことでもあったんですか」
ヴィーネ「え!?い、いや…べ、べつに、そ、そんなこと、な、ななないわよ!」
20: 2017/02/25(土) 19:46:05.635
ラフィ「けど、ガヴちゃん…一生懸命、ガヴちゃんへの想いを書いた相手の方の名前とキモチくらいはみておいたほうが…」
ガヴ「いいっていいって…そもそも私、そういうのよくわかんないし…なんか私に対する愛とか想いとか、気持ち悪いしうぜえ」
ヴィーネ「」
ラフィ「天使の言葉とは思えないですねぇ…あれ、ヴィーネさん…急にどうしたんですか、すごい勢いでまた顔色が優れなくなってるような…」
ヴィーネ「え…いや……いいのラフィ…ちょっとめまいがしただけだから…」
ガヴ「いいっていいって…そもそも私、そういうのよくわかんないし…なんか私に対する愛とか想いとか、気持ち悪いしうぜえ」
ヴィーネ「」
ラフィ「天使の言葉とは思えないですねぇ…あれ、ヴィーネさん…急にどうしたんですか、すごい勢いでまた顔色が優れなくなってるような…」
ヴィーネ「え…いや……いいのラフィ…ちょっとめまいがしただけだから…」
21: 2017/02/25(土) 19:49:21.980
ガヴ「じゃ、こんな封筒、とっととゴミ箱に…」
ラフィ「あ、けどほんとにいいんですかガヴちゃん…もし手紙の相手がお金もちだったとしたら…」
ガヴ「は?何いってんのラフィ?」
ラフィ「それでもし、相手の方の想いにガヴちゃんが答えたら、相手の方のお金でネトゲ課金放題って可能性も…」
ラフィ「あ、けどほんとにいいんですかガヴちゃん…もし手紙の相手がお金もちだったとしたら…」
ガヴ「は?何いってんのラフィ?」
ラフィ「それでもし、相手の方の想いにガヴちゃんが答えたら、相手の方のお金でネトゲ課金放題って可能性も…」
22: 2017/02/25(土) 19:52:47.633
ヴィーネ「いやいや、ラフィ、急に何言ってんのよ…そんなバカな話があるわけ…」
ガヴ「おいおい…なんだよそれ…課金放題とかなんとか…その話、もう少し詳しく聞かせてよラフィエル」
ヴィーネ「急にものすごい勢いで食いついてきた!?お、落ち着きなさいよガヴ!ラフィの例えばの話よ!?実際にはそんなうまい話あるわけないでしょ!?」
ガヴ「おいおい…なんだよそれ…課金放題とかなんとか…その話、もう少し詳しく聞かせてよラフィエル」
ヴィーネ「急にものすごい勢いで食いついてきた!?お、落ち着きなさいよガヴ!ラフィの例えばの話よ!?実際にはそんなうまい話あるわけないでしょ!?」
23: 2017/02/25(土) 19:58:46.342
ラフィ「確かに例えばの話ですけど…私は、相手にしないにしても…せめて差出人の相手と手紙の内容をみるべきだとおもうんです…
それが相手に対する最低限の礼儀にもなりますし…」
ヴィーネ「え…け、けど…」
ラフィ「CSV(クレイジーサイコヴィーネ)さんはそう思いませんか?」
ヴィーネ「いや誰のこと言ってんだお前!?」
ガヴ「ふーん、ま、確かに相手が金持ちの可能性もあるのか…もしそうなら、金づるになるかもしれないし」
ヴィーネ「は、はああ!?」
それが相手に対する最低限の礼儀にもなりますし…」
ヴィーネ「え…け、けど…」
ラフィ「CSV(クレイジーサイコヴィーネ)さんはそう思いませんか?」
ヴィーネ「いや誰のこと言ってんだお前!?」
ガヴ「ふーん、ま、確かに相手が金持ちの可能性もあるのか…もしそうなら、金づるになるかもしれないし」
ヴィーネ「は、はああ!?」
24: 2017/02/25(土) 20:01:16.088
ヴィーネ「お、ちょっとガヴ!あ、あ、あんた…!相手が、かか金持ちだったら、つつ、付き合うとかそんなこと…しちゃうわけ!?」
ガヴ「いやそういうのよくわかんないけど…確かにラフィエルのいう通り封筒の中身くらいは見とこうかなって…」
ヴィーネ「え…そ、そんな…」
ガヴ「ええっとはさみはさみ…あーあった…」
封筒をはさみで開けようとするガヴ…
ヴィーネ「え…ちょ、ちょっと、や、やだ…」
ガヴ「いやそういうのよくわかんないけど…確かにラフィエルのいう通り封筒の中身くらいは見とこうかなって…」
ヴィーネ「え…そ、そんな…」
ガヴ「ええっとはさみはさみ…あーあった…」
封筒をはさみで開けようとするガヴ…
ヴィーネ「え…ちょ、ちょっと、や、やだ…」
28: 2017/02/25(土) 20:07:27.426
ビリビリビリイイイ!!
ガヴ「あ、ああー!何すんだよヴィーネ!」
ヴィーネ「だ、だって、ガヴ!不純な動機で相手のラヴレターみようとしてるんだもん!
そ、そんなの相手に失礼だし!?それなら、いっそ見ないまま破り捨てたほうがマシかなって!」
ガヴ「え、ええ~なんだよそれ…まあ…いいけどさあ…別に期待してなかったし…」
ヴィーネ「(ほっ…よかったわ…)」
ラフィ「(うわあ…レズの嫉妬…ぱないですぅ…)」
ガヴ「あ、ああー!何すんだよヴィーネ!」
ヴィーネ「だ、だって、ガヴ!不純な動機で相手のラヴレターみようとしてるんだもん!
そ、そんなの相手に失礼だし!?それなら、いっそ見ないまま破り捨てたほうがマシかなって!」
ガヴ「え、ええ~なんだよそれ…まあ…いいけどさあ…別に期待してなかったし…」
ヴィーネ「(ほっ…よかったわ…)」
ラフィ「(うわあ…レズの嫉妬…ぱないですぅ…)」
29: 2017/02/25(土) 20:10:02.697
ラフィ「けど、手紙の差出人…結局だれだったんでしょう…ガヴちゃんのクラスのだれかなんでしょうか…」
ガヴ「あーもう別にどーでもいいよそんなの…それより1時間目って…」
サターニャ「ガブリィィィーーールウウウウウーー!!」
ヴィーネ「あら、サターニャ?」
ガヴ「あーもう別にどーでもいいよそんなの…それより1時間目って…」
サターニャ「ガブリィィィーーールウウウウウーー!!」
ヴィーネ「あら、サターニャ?」
31: 2017/02/25(土) 20:14:20.037
ラフィ「どうしたんですかサターニャさん…そんな血相変えて」
サターニャ「ガヴリールアンタ、なんで校舎裏に来ないのよ!今日こそ決着つけようと思ってたのにっ!」
ガヴ「は?何言ってんのサターニャ…?校舎裏って何?そんな話あったっけ?」
サターニャ「だー!今朝、アンタの下駄箱に手紙を入れといたでしょうが!?校舎裏で待ってるって!もしかしてよんでないの!?手紙の内容!?」
ガヴ「え…?」
ラフィ「もしかして、ガヴちゃんへの手紙の差出人って…」
ヴィーネ「サターニャだったの!??」
サターニャ「ガヴリールアンタ、なんで校舎裏に来ないのよ!今日こそ決着つけようと思ってたのにっ!」
ガヴ「は?何言ってんのサターニャ…?校舎裏って何?そんな話あったっけ?」
サターニャ「だー!今朝、アンタの下駄箱に手紙を入れといたでしょうが!?校舎裏で待ってるって!もしかしてよんでないの!?手紙の内容!?」
ガヴ「え…?」
ラフィ「もしかして、ガヴちゃんへの手紙の差出人って…」
ヴィーネ「サターニャだったの!??」
32: 2017/02/25(土) 20:18:30.136
サターニャ「くくく…そうよ!その通り!この地獄の支配者、サターニャ様が今日こそ天使ガヴリールとの決着をつけるために果たし状を下駄箱に…!」
ラフィ「そうですか、サターニャさんだったんですねっ!ガヴちゃんへのラヴレターの差出人はっ!」
サターニャ「あ…?、ら、ラヴレター…ラフィエル…今なんて…」
ラフィ「いつもいつも、ガヴちゃんにつっかかってきていたのは、そういうわけだったんですね!
大好きなガヴちゃんにかまってほしかった…そういうこと…だったんですね」
サターニャ「は、はああああああ!??」
ラフィ「そうですか、サターニャさんだったんですねっ!ガヴちゃんへのラヴレターの差出人はっ!」
サターニャ「あ…?、ら、ラヴレター…ラフィエル…今なんて…」
ラフィ「いつもいつも、ガヴちゃんにつっかかってきていたのは、そういうわけだったんですね!
大好きなガヴちゃんにかまってほしかった…そういうこと…だったんですね」
サターニャ「は、はああああああ!??」
33: 2017/02/25(土) 20:23:39.739
サターニャ「なにわけわかんないこと言ってんのよラフィエル!?コイツは私のライバルなのよ!
ラヴレターとか大好きとか…どーやったらそーいうことになんの!?」
ラフィ「ええ、ええ、分かってます、分かってますともサターニャさん…照れて…いるんですよね?」
サターニャ「んなわけあるかああ!!アンタ前々から思ってたけど、病気ね!病気なのね!!」
ガヴ「え…お前マジかよ……マジ引くんだけど…」
サターニャ「あほかああ!!何、容易にに信じてんのよガヴリール!!そんなわけないでしょうがああ!!
あーーーもう!!ヴィネット!!こいつらに、何とかいってやってよ!!」
ラヴレターとか大好きとか…どーやったらそーいうことになんの!?」
ラフィ「ええ、ええ、分かってます、分かってますともサターニャさん…照れて…いるんですよね?」
サターニャ「んなわけあるかああ!!アンタ前々から思ってたけど、病気ね!病気なのね!!」
ガヴ「え…お前マジかよ……マジ引くんだけど…」
サターニャ「あほかああ!!何、容易にに信じてんのよガヴリール!!そんなわけないでしょうがああ!!
あーーーもう!!ヴィネット!!こいつらに、何とかいってやってよ!!」
35: 2017/02/25(土) 20:31:08.725
ヴィーネ「………ふうん」
サターニャ「え…ヴぃ、ヴィネット…ど、どうしたのよ…」
ヴィーネ「サターニャ…アンタ…ガヴのこと…ふーん……そうだったんだあ…へー…全然気づかなかったわ…」
サターニャ「え…ちょ、ヴぃ、ヴィネット!?な、なんで今まで見たことないような冷たい目で私をにらむの!?
え?なんで!?私何かした!?同郷のアンタにそんな態度取られるとすごく傷つくんだけど!?」
ガヴ「なんかアイツホントバカだな…ヴィーネが怒ってるのはよくわかんないけど」
ラフィ「あら~、やっぱり「嫉妬」っていうのは、ほんと怖い感情なんですねえ…」
ガヴ「……え?何それ、なんのことラフィエル?」
ヴィーネ「………サターニャなんて、きらい」
サターニャ「ええええ!な、何何!?ヴィネット、き、機嫌治してよ!なんで、なんでこうなるのぉねええええ!?」
平和的オチでおしまい
サターニャ「え…ヴぃ、ヴィネット…ど、どうしたのよ…」
ヴィーネ「サターニャ…アンタ…ガヴのこと…ふーん……そうだったんだあ…へー…全然気づかなかったわ…」
サターニャ「え…ちょ、ヴぃ、ヴィネット!?な、なんで今まで見たことないような冷たい目で私をにらむの!?
え?なんで!?私何かした!?同郷のアンタにそんな態度取られるとすごく傷つくんだけど!?」
ガヴ「なんかアイツホントバカだな…ヴィーネが怒ってるのはよくわかんないけど」
ラフィ「あら~、やっぱり「嫉妬」っていうのは、ほんと怖い感情なんですねえ…」
ガヴ「……え?何それ、なんのことラフィエル?」
ヴィーネ「………サターニャなんて、きらい」
サターニャ「ええええ!な、何何!?ヴィネット、き、機嫌治してよ!なんで、なんでこうなるのぉねええええ!?」
平和的オチでおしまい
42: 2017/02/25(土) 20:39:27.106
乙乙
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